会員」カテゴリーアーカイブ

第16回石川研究室同門懇親会開催報告

第16回石川研究室同門懇親会が6月10日(土)JR田町駅から程近いニュートーキョーで開催されました。 

石井幹事/司会役(42年卒)の開会宣言に続き、室賀代表幹事(42年卒)より石川先生の生い立ち・お人柄を偲ぶ話を込めた挨拶、その後出席者最年長の高橋会員(33年卒)より乾杯の発声が行われました。

暫し歓談後、応用化学科応用物理化学分野の門間聰之教授より、研究キーワードの1つである電気化学エネルギーデバイス(特に蓄電)につき分かり易く解説頂きました。

1.5V乾電池 → 携帯電話・無線通信用蓄電 → ハイブリッド車・電気自動車蓄電という技術イノベーションの説明の後、蓄電装置のプラスマイナス端子間に微小信号(10mV)を送りその周波数を変えた際の応答チェックにより、ハードを解体することなくどのパーツに不具合があるのかといった健康診断・寿命診断研究の一端を覗かせて頂きました。

ガソリン自動車が仮に火を噴いても余りニュースにはならず、一方携帯電話やノートパソコンでちょっと煙が出たくらいでニュースになるのは如何なものか? 狭いスペースに230 ~400V(直列)の電池を搭載し、しかもガソリン車以上の出力が出る蓄電タイプの車は、ガソリン車より安全では? との本音も聞こえてきました。

最後に、相次いだ震災から学んだこととして、トイレの水くらいは自給自足しようと、趣味として週末自宅の庭に穴を掘り始め 4mほどで水位に到達、その後緑粘度層(鉄分)、砂層(1万年前のくるみが発見される層)を経て現在10m余りの深さまで掘り下げ、ポンプアップ間近との話も披露されました。

毎回恒例のアトラクションは、早稲田フラメンコサークルVamos(1年~3年生の6名)
による見事なタップ(全員総出の際は準備したベニヤ板が割れんばかりの迫力でした)、時に激しく時に華麗なダンスが披露され、ギター生演奏・哀愁に満ちた歌声、色とりどりの衣装と相俟って、参加者は彼女達のパッフォーマンスに釘付けとなりました。

その後宴は終盤を迎え、恒例の高橋会員によるハーモニカ名演奏、“ここはお江戸か新宿の町か”(戯れ歌)の合唱(Vamosの皆さんが微笑む場面も)、集合写真撮影、全員で高らかに校歌斉唱、新井幹事(43年卒)の閉会の挨拶と続き1本締めで中締めとなりました。今年の参加者は25名で、その半数以上の方が2次会へと流れました。

(記:堀江 芳文 46年卒)
 

第10回中部支部総会と交流会の報告

2017年4月15日(土)「北京料理百楽名古屋店」にて、第10回中部支部総会と交流会を開催しました。東京大学総合研究博物館特招研究員吉田邦夫氏をお招きし、関西支部よりは市橋宏副支部長と田中航次事務局長に参加して頂いた。

第10回支部総会

三島支部長の開会挨拶に引き続き、 堤幹事より、2016年度の活動および経費実績並びに2017年度活動計画案が上程され出席者全員の賛同が得られました。→第10回中部支部総会上程資料(HP掲載用)


吉田邦夫氏による講演「縄文人の食卓~同位体食生分析~」

吉田氏は放射性炭素(C-14)が規則正しく壊れる現象を時計として使うことによって、人間と自然の営みに関する時間情報について研究してこられ、考古学、環境学、美術史など幅広い分野で研究活動を行っておられます。今回の講演では、人骨と土器に残された炭素・窒素同位体情報をもとにして、縄文人の食卓を再現されました。

①あなたは、あなたが食べたもの(同位体食性分析)

地球にある炭素、窒素には、わずかに重さが違う 兄弟原子「同位体」が存在し、その比率(安定同位 体比)は炭素については12C(98.90%)、13C (1.10%)、素については14N(99.63%)、15N (0.37%)である。これら炭素や窒素の同位体は 質量が異なるため、植物に取り込まれてセルロースや デンプンに変化したり、タンパク質に合成される際に、 反応速度の違いから安定同位体比からずれることが わかっている。これを同位体分別効果といい、食材の グループによって同位体の割合がわずかに違う。 この違いを利用して、人が食べていた食材を推定するのが、同位体食性分析である。例えば人の髪の毛の炭素・窒素同位体比を分析すると、ベジタリアンの人かどうかを調べることができる。(ベジタリアンの場合、重い13C、重い15Nの同位体比は共に低く、一般的な人と比較して特異なデータが得られる。)安定同位体比の測定は、分析試料を燃やして出来る気体、二酸化炭素と窒素ガスを質量分析計で測定する元素分析計-質量分析計システムによって行う。

②縄文人の食卓への二つのアプローチと日本列島の食料資源

縄文人の食卓を推定するため、「人骨のコラーゲンの分析」(長期間の情報、年齢、男女差などの個体の情報)と「土器付着物の分析」(短期間の情報、一回または複数回の調理の情報)」の二つのアプローチを行い、過去の日本列島の食料資源の炭素・窒素同位体比の情報(C3植物、C4植物、草食動物、海産貝類、海産魚類、海産哺乳類)から、縄文人の食卓を推定した。

③縄文人骨に残された痕跡

縄文人骨から硬タンパク質(コラーゲン)を取り出し、同位体比を分析すると、居住地域による特徴が見られる。北海道では、およそ6000年の間、海獣に依存した食生活が続いていた。内陸部では、草食動物に依存していた。貝塚人は、海産物の依存が多いものの、貝類のみを食していたわけではなく、草食動物を多く食していたことがわった。また、人骨分析を行った集団の中で、集団から離れた個体の存在が見つかった。異なる食文化をもつ個体(シャーマンなど)? あるいは、食文化が異なる集団から移り住んだ個体?があったと推定される。

④土器に残された痕跡

火炎土器は祭祀のため、神に献げるものの煮炊きに使用されていたと推定される。火炎土器に付着した炭化物(調理した食材のおこげ)の炭素同位体比とC/N比の分布を測定することで、食材の種類を特定することができる。火炎土器付着物から次のことがわかった。堅果類(どんぐり、トチの実など)を単独で煮炊きした例はない。遺跡ごとにややまとまりが見られる(祭祀のために決められた特別なメニューはなかった)。(信濃川)上流部では、主としてC3植物と陸上動物が調理されていた。(信濃川)下流部と(佐渡)島では、海洋魚、サケ・マスを含む食材が調理されていた。

最後に新たな展開として、脂質分析(分子レベル炭素同位体比分析)の紹介があった。


懇談会

後藤顧問の挨拶と乾杯の音頭で懇談会に入った。両関西支部来賓および大高理事、新村理事および初めて参加頂いた浜名氏にスピーチを頂いた。テーブル毎や吉田氏を囲んだ懇談が盛んで、2時間があっという間に過ぎてしまいました。全員写真を撮った後、フィナーレは堤幹事の「1本締め」で、母校及び早化会の発展と各位のご活躍を期し散会しました。

参加者(敬称略)

(講 師)吉田邦夫(新21回) (関西支部会員)市橋宏(新17回)、田中航次(新17回)、
(中部支部会員)澤田祥充(旧31回)、近藤昌浩(新9回)、三島邦彦(新17回)、堤正之(新17回)、白川浩(新18回)、後藤栄三(新19回)、小林俊夫(新19回)、柿野滋(新 19回)、秋山健(新19回)、谷口至(新22回)、須藤雅夫(新22回)、木内一壽(新24 回)、山崎隆史(新25回)、浜名良三(新29回)、服部雅幸(新32回)、新村多加也(新 39回)、大高康裕(新41回)。

(文責:大高、堤)


第3回早稲田応用化学会シニア会開催報告

早稲田応用化学会シニア会は、最長老の中岡敏雄先輩(旧制17回)を筆頭に太田 昭先輩、中曽根荘三先輩(中曽根荘三奨学金設立者)、加藤忠蔵先生、山本明夫先生など錚々たる顔ぶれがメンバーに名を連ねております。

15年続いた前身のWGS会(早稲田応化会グランドシニア会)の世話役をされた百目鬼清先輩は、応化会行事に積極的にご支援、ご協力を頂き、活動を進め、前会長の河村 宏氏に バトンタッチされました。

さて、第3回会合は、2017年4月19日(水)新宿中村屋ビル8階のGranna(グランナ)にて12時から開催されました。予定では26名の参加でしたが、諸般の事情で3名が急遽欠席で参加者は23名となりました。

下井將惟氏が司会役を務め、本年6月で92歳となられる最長老の百目鬼清先輩にご挨拶をいただき、併せて乾杯のご発声を頂戴し、会がスタートしました。今回は学校側から竜田邦明栄誉フェロー、豊倉 賢名誉教授、逢坂哲彌特任研究教授が参加されました。

引き続き司会者から2017年10月7日(土)にリーガロイヤルホテル東京にて開催予定の応用化学科創立100周年記念事業の進捗状況を実行委員の和田宏明教授から聴取した内容の説明があり、追加として寄付口座*も用意してありますので本会ご参加の皆様方のご理解、寄付、支援を賜りたい旨のお願いと教室側の現況説明がありました。トッピクスとして昨年は山口潤一郎准教授(有機合成、前名古屋大学准教授)及び須賀健雄専任講師(高分子化学、 前早稲田大学高等研究所助教授)が新加入、今年は下嶋敦准教授(無機化学)が教授に昇格、また花田信子講師(化学工学、前筑波大学大学院システム情報工学研究科構造エネルギー工学専攻助教)が新加入し、応用化学科初の女性講師が誕生したとの報告がありました。

 暫しの会食とご歓談を経て司会者の指名により窪田信行氏から応化会の新しい基本方針となる役員改選の方針、会費納入促進、新規評議員選任等について説明があり、続いてHP管理者育成に今も務めている平中勇三郎氏から広報委員会も新体制に移行し、トップページ他をワードプレスの利用によりスマートフォン対応に改訂するとともに学生委員の活動を推進していくようにしたいとの報告がありました(http://www.waseda-oukakai.gr.jp/)。引き続き応化会監事の河野恭一氏から交流委員会業務のうち企業とのコンタクトを綿密にした結果、企業ガイダンス掲載企業が76社に増加、先輩からのメッセージの開催に際し、教室の準備や各企業の発表時間の調整にもうれしい苦労している等の説明がありました。

 世話役から欠席者からのメッセージ数件が披露された後、引き続き会食を進めながら大林秀仁氏からは応化会にはできるだけ奨学金の寄付等で協力したい旨のご奇特なお話があり、逢坂特任研究教授は、総長室参与から身を引き、イノベーションセンターの研究推進に注力しているとのこと。長田義仁氏は、北海道大学副学長を経て、現在理化学研究所で顧問及び文部科学省関係業務に勤しんでいる状況の説明があり、アジアで初めての新元素ニホニウム合成を記念して理化学研究所から和光市駅までニホニウム通りが整備される旨の話がありました。最後に元事務局長の森川忠正氏からは当時の応用化学会の状況を含め近況の報告がありました。

出席者間での懇親が深まるなか、アイスクリームほかの氷菓のデザートをいただいた後、司会者から次回本年10月18日(水)に同じ場所を予約した旨の知らせがあり、お開きとなりました。

今回は、都合により集合写真が撮影できず、下記URLの映像により会の雰囲気をご覧ください。→こちら

 

*寄付口座:ゆうちょ銀行、店番018、普通預金、口座番号78759931、口座名義:「早稲田応化百周年記念事業」

世話役:河村 宏(新9)、下井將惟(新13)、相馬威宣(新13)

(写真:広報委員会 相馬威宣、文責:相馬威宣)

*(発言された方々)⇒ こちら

昭和33年卒業・新制8回同期生クラス会報告(平成29年4月19日開催)

卒業後、毎年1回開催している題記のクラス会を、今年もまた早稲田大学学生会館内の楠亭で開催した。集まった18名の仲間は、皆、相変わらず元気で、和やかな雰囲気であった。

 

交通事故の重症で1ヶ月間、意識不明の後、見事に復活した中野宗太君。数年前、脚立の転倒による頚椎損傷で生死の境にいた小松原道彦君も元気に出席した。運の強い人が多い。我々は81歳を越えた現在も、まだまだ「若」年寄りだと自分では思っているのだが、各人の近況報告の時には、「耳が遠いから大きな声で言ってくれ」との注文もあった。

 それぞれ個性的なスピーチであったが、特に印象に残ったものは、昭和24年(1949年)夏の甲子園で真紅の旗が初めて箱根の山を越えたときの湘南高校野球部のメンバーだった設楽卓也君の話で、同じく当時の野球少年だったクラスメイトたちの興奮を呼び覚ました。

 最後に余語盛男から「般若心経」の新しい解釈についてのエッセイ小冊子が配られた後、柳澤亘君の音頭で「早稲田大学校歌」が歌われ、応化へのエールが挙げられた。
 なお、当日の幹事は平晋作、永井晃一および平子堅一の3君でした。

                      (記;余語盛男、 写真;高橋信男)

第72回早稲田応用化学会ゴルフ会

 

 4月13日に開催されました72回早稲田応化会のゴルフ会の報告です。東京よりかなり遅く満開を迎えた桜が迎えてくれた千葉県立野クラシックゴルフ倶楽部で、華麗な(加齢な?)プレーが展開されました。

桜をバックにスタート前の参加者

 直前の事情により何人かの不参加がでて総勢9人というやや寂しい陣容でしたが、天候に恵まれたこともあり皆さん好スコアーを残しました。グロスでは9人中6人が92から95打の間にひしめき合うという大混戦になりました。その中で、やや不本意なスコアー(本人の感想)ながら、新々ペリアという今回のハンデ付けの妙もあり、中井基盤委員長が優勝し百目鬼杯を獲得しました。

百目鬼杯は中井さんの手に

 懇親会では、大病を克服しゴルフに復帰できるようになった方々の成功譚や毎年参加者が減少傾向にある本会を今後どうするか等話し合いました。 来年春のゴルフ会は豊田さん中井さんの幹事のもと、4月12日(水)同じ立野クラシックゴルフ倶楽部で開催することとしました。なお、今年秋のゴルフ会は若手も参加しやすくするよう9月9日の土曜日に行うことに決まっております。

(野際 記)

 

2016年度 学位記・褒賞授与式

応用化学科学位記授与式

応用化学科および応用科学専攻研究科の2016年度学位記・褒賞授与式は、2017年3 月24 日(金) 13時半より、西早稲田キャンパス 63号館2F大教室にて式次第に従い野田優教授の司会で執り行なわれました。

写真: 式次第(左:応用化学科褒賞授与式  右:学位記・褒賞授与式)

今年も学部卒業生、修士修了生の研究室代表者に学位記が授与されました。

 

応用化学科褒賞授与式

引き続き、応用化学科褒賞の授与式が行われました。松方正彦主任教授から以下のような本賞設立の経緯、主旨等の説明があり、本賞および副賞が江戸倫子さんよりに授与されました。
「優れた業績をあげた学生を表彰して更に人間的な成長を促すことを主旨として設定した褒賞で、学業成績と人物の総合的評価で一人ということになりました。この褒賞は、OBの皆さんと我々教員および教員OBの寄付によって成り立っているもので、私達教員の気持ちを込めて対象の方に授与するものです。おめでとうございます。副賞を用意させていただきました。江戸さんの名前と先進理工学部応用化学科の名前を刻んだバカラのグラスです。」

褒賞の授与の後、受賞者の江戸倫子さんより受賞の挨拶がありました。

褒賞受賞挨拶 江戸倫子

 

祝辞:松方正彦主任教授

祝辞 応用化学科主任

松方正彦主任教授から祝辞がありました。

 

祝辞:三浦 千太郎早稲田応用化学会長

祝辞 応用化学会会長

ついで、早稲田応用化学会 三浦千太郎会長から祝辞がありました。

 

在校生代表からの送辞

送辞 政本浩幸

今年の送辞は 在校生を代表して、学部3年生 政本浩幸君が、卒業生に向かって感謝の気持ちを伝える送辞を述べました。

 

学部卒業生の答辞

卒業生答辞 春原晴香

これに答えて、学部卒業生を代表して春原晴香さんが答辞を述べました。

 

修了生からの答辞

修了生答辞 大谷貴洋

引き続き、修了生を代表して大谷貴洋君から在校生に向けて答辞がありました。

 

乾杯

乾杯の言葉 西出宏之教授

応用化学科褒賞授与式及び受賞挨拶を終え、恒例の乾杯へと式が進みました。

校歌斉唱

校歌斉唱 指揮:飯島啓太

卒業生を代表して飯島啓太君の指揮による校歌斉唱、と応援部員を彷彿とさせる大声によるエール「フレー、フレー応化」、「フレー、フレー早稲田」でお開きとなりました。

 

 

(文責:広報委員会)

第10回「στの会」開催報告3月18日(土)

 第10回の開催を記念する「στの会」を3月18日(土)に大隈会館教職員食堂「楠亭」で開催しました。早稲田ゆかりの地で気軽に参加できるようにと、立食パーティ形式をとっていますが、今回は初めて楠亭を使用する運びとなり、参加者は30名超となりました。

 多田先生、佐藤先生のご家族をはじめ、幅広い年代層の集いとなりました。佐藤研と多田研は純正有機化学をメインにしていたことから、実験器具や薬品の相互融通、ゼミや卒業旅行の共同開催など、親密な交流と相互啓発が続いた研究室同士であり、出席者はその繋がりを再確認しました。

 会は10回目を数える事となりましたので、従来の話題提供を止め、参加者の近況報告の時間を多くとることで相互の親睦を図ると同時に10回と会を重ねて来られたことを記念しようということにしました。冒頭には多田先生からご挨拶を頂きましたが、先生のご配慮から乾杯を先にし、飲みながらご挨拶を聞くという進行となりました。全員によるスピーチでは、近況報告を含め、趣味や社会貢献、本の出版や、健康維持方法など話題も多彩で、相互刺激にも一役買った時間となりました。この会は新入会員が入らない平行移動で年を重ねる会ですが、社会参加への意欲が強く、そして相変わらず笑顔の多い会で3時間の会食時間もあっという間に過ぎ、集合写真を撮った後、名残惜しげに散会となりました。

 今後も、毎年3月の第3土曜日を開催候補日としますので、是非、会員の皆様におかれましてはスケジュール調整にお含みください。

 末尾になりますが、今回のこの同門会便りで開催を知った方も居られると思いますが、メールアドレスの判明している方々への呼びかけで開催に漕ぎ着けていますので、ご理解を頂きたいと同時に、不備のあったことはお詫びしたいと思います。次回以降に向けてメール連絡網を整備するためにも、会員の方々のアドレス登録を幹事役の井上まで(下記アドレス)お願いいたします。

(文責:幹事役、新制19回井上健:takeshi.inoue@akane.waseda.jp
集合写真

集合写真

笑顔の多い会

多田先生と佐藤先生のご家族


2017年度の関西支部(早桜会)総会のご案内


 2017年度の関西支部(早桜会)総会を下記要領で開催します。 ぜひご出席のほど、よろしくお願いいたします。

日時 2017年4月1日(土)
17:00 総会
18:00 懇親会
場所 中央電気倶楽部(大阪・堂島浜) http://www.chuodenki-club.or.jp/
大阪市北区堂島浜 2-1-25  06‐6345‐6351
総会  : 213号室
懇親会 : 特別食堂

 

2016年度 総長招待 学生の集い 報告

 左より 安藤英悟、福井宏佳、鎌田薫総長、石原真由

  3月16日、早稲田大学大隈ガーデンハウスにて、2016年度総長招待学生の集いが行われました。200名以上を超える招待者が一堂に会し、早稲田大学の鎌田薫総長を囲んで食事を楽しみました。応用化学会学生委員会からも、3名の学生(M1 安藤英悟、B4 石原真由、B4 福井宏佳) が学術院推薦者として招かれました。

 初めに鎌田総長からのご挨拶があり、乾杯をした後には鎌田総長と写真を撮ろうと長蛇の列ができ、われわれ学生委員もその列に並んで総長と写真を撮らせていただきました。

その後は、普段あまり交流のない様々な学部・学科から招待された学生たちと交流し、有意義な時間を過ごすことができました。

 会も終盤になり、招待された学生たちには記念品として招待者限定のUSBを授与されました。また、早稲田大学応援部の先導で、全員で校歌を1-3番まで斉唱しました。司会者の方の「早稲田大学校歌は第二の国歌である」という言葉が印象的でした。最後に学生部長からのご挨拶で会は締めくくられました。

 応用化学科は今年で100周年ということもあり、今回のイベントにわれわれ学生委員が招待されたことはとても名誉なことで、記念すべき経験だと感じました。

文責 石原 真由

2016年度 応用化学専攻 褒賞、奨学金 授与式

2017年3月9日(木)午後3時30分から理工学術院西早稲田キャンパス62号館W棟1階大会議室にて下嶋敦准教授の司会により式次第に則り2016年度 応用化学専攻 褒賞、奨学金 授与式が執り行われました。

司会 下嶋敦准教授

式次第

先ず、開会にあたり松方正彦主任教授からそれぞれの褒賞・奨学金の成り立ちを説明され、「応用化学科、応用化学専攻の数多くの諸先輩方のお気持ちによる褒賞、奨学金の重みを、受賞者の皆さんには噛みしめ欲しいと思います。」 との挨拶を頂きました。

松方正彦主任教授

引き続き大学院先進理工学研究科長 若尾 真治教授から祝辞として、「応用化学科は、1917年に本科として設立してから、100年を迎える非常に歴史のある学科で、卒業生には世界規模での活躍があるとともに母校への多大な寄与もある伝統の重みがあります。若い方々はこの重みを励みと思って次の100年に是非繋げてもらいたいと思います。」とのお言葉を頂きました。

先進理工学研究科長 若尾真治教授

水野賞、水野敏行奨学金、里見奨学金、中曽根荘三奨学金、応用化学会給付奨学金 授与式

大学院研究科長の若尾 真治教授から、水野賞が、松方主任教授から水野敏行奨学金、里見奨学金、中曽根荘三奨学金、応用化学会給付奨学金が、各表彰、奨学金受給者一人ひとりに賞状、証書を授与されました。

  • 水野賞受賞者

相田 冬樹 君、松田 翔風 君、AHN Seongki 君、伊知地 真澄 君、ヴォダルツ ジギー 君、加藤 遼 君、佐川 直也 君、佐々田 哲人 君、孫 瑩瑩 君、徳江 洋 君、矢部 智宏 君 

  • 水野敏行奨学金

牛木 涼友 君、王 宇 君、佐藤 尚人 君、堀 圭佑 君、

  • 里見奨学金

池 勇樹 君、小栗 輔矩 君

  • 中曽根荘三奨学金

川井 拓真 君、丸尾 浩史 君

  • 応用化学会給付奨学金

池 勇樹 君

 

来賓ご祝辞  早稲田応用化学会会長 三浦 千太郎 様

三浦千太郎 応化会会長

 三浦会長からは「本日は本当におめでとうございます。ご案内のように早稲田大学応用化学科には大変多くの褒賞制度が作られてきており、諸先輩達の学生を支援する非常に強い、そして稀有な思いがこれらの充実した制度を作り上げてきたものであります。本日受賞された皆さんは早稲田大学の誇るべき人材でありますが、この制度の恩恵に預かったお返しに、後輩達への責務を今日から担っていくと言うことをお考え下さい。そして、いずれ皆さんも社会に出て行くわけで、それなりに経済的な自立が出来た折には、是非今日の日を思い起こしてください。」とのご挨拶を頂きました。

受賞者代表挨拶 AHN Seongki君 

AHN Seongki君

受賞者を代表して、AHN Seongki君から「このたび水野賞を応用化学専攻より授かる幸運に恵まれ、受賞者一同身に余る光栄でございます。そして今回の受賞および博士の学位の取得は、9年間に亘り化学の面白さをご教授いただいた諸先生方、応用化学科を支えてくださいます諸先輩方のお蔭であり、厚く御礼申し上げます。このような素晴らしい賞をいただいたことに対して、水野敏行様ならびにご遺族の方々に深く感謝し、より一層の精進していくことを誓います。」 との代表挨拶がありました。

記念講演会  奈良県立医科大学 医学部 教授 酒井 宏水 先生 

奈良県立医科大学 酒井 宏水教授

「備蓄・緊急投与が可能な人工赤血球製剤の実用化を目指す研究」とのタイトルで、ご自身の歩んだ道筋の解説を交え、研究に取り組む姿勢や新しい分野への挑戦について、今後社会に踏み出す学生・研究員に向けて分かりやすく解説をしていただきました。

特に印象に残ったスライドの中の言葉を下記に示します。

  • 「研究に没頭する時間を頂けたことに感謝。
  • 研究室の先生方、先輩、後輩に感謝。
  •  共同研究者に感謝。
  • 両親、家族に感謝。
  • 継続は力なり。
  •  同じ対象でも、視点を変えると色々なことがわかってくる。
  •  同じ対象でも、継続してやると、体系づけることができる。」 

本題の趣意は下記ボタンから

  

引き続き、各受賞者の対象論文のポスター発表が行われました。

    • 水野賞受賞者
    • 水野敏行奨学金受給者
    • 里見奨学金受給者
    • 中曽根荘三奨学金受給者
    • 応用化学会給付奨学金受給者

 懇親会 

懇親会は、ポスター発表に引き続き中会議室にて開催されました。記念講演をされた酒井教授を交えて和やかに談笑の輪が広がり、予定通り19時過ぎにお開きとなりました。

 

文責・広報委員会 井上健(新19回)