会員」カテゴリーアーカイブ

新13回同期会開催報告(平成29年10月25日開催)

  卒業後、時折思い出したように開かれていたクラス会も皆さん歳を重ね、喜寿、傘寿のお祝いを受けるようになり、ここ数年は毎年開催されるようになり、今年も有楽町の日本放送ビルB1の「綴」で開催しました。
永瀬孝男さんの開会宣言、戸上貴司さんの司会でスタート。始めにこの一年のうちに亡くなった斎藤栄輔さんと飯塚晃市さんに黙祷をささげ、学生時代に釣り仲間であった武笠英彦さんから丁寧な弔辞をいただいた。

  次いで戸上さんの発声で乾杯後、各自会食、卒業時に80名を超える同期生のうち既に22名が物故会員となり、お互いいつまで会えるかわからないと想いつつ、今回は四国の高知市から参加された米津潔さんは旧友との写真撮影に励んでおりました。集まった26名の仲間は皆元気で和やかな雰囲気でいたるところで昔話に花が咲いている様子が懐かしかった。

  予め近況報告を附した参加申し込みを送ってもらっていたので個人の近況報告はやめました。それでもまだ続けている仕事のはなし、趣味(詩吟、川柳、古文書、古代史、短歌、連歌)や農作業に励んでいる話、病気との格闘記など話しは尽きませんでした。

  下井將惟さんから10月に行われた応用化学科創立百周年記念行事の詳しい説明を頂戴した後、藤崎章男さんのリードで久し振りに校歌を斉唱、全員集合写真を撮影してお開きとなりました。

   

 次回予約(2018年10月24日12:00~)をとり、後日、次回幹事は、下井、相馬、高瀬、吉野(栄)を決定した。

 参加者は、市川、木村、岡本、国分、小林、佐野、重村、下井、相馬、高瀬、戸上、豊田、永瀬,籏野、林、福田、藤崎、堀井、丸山、峯岸、武笠、山口、吉池、吉野(栄)、米津、渡辺の諸氏です。

幹事:戸上貴司、永瀬孝雄、藤崎章男、渡辺治道 (文責:渡辺治道、写真:相馬威宣)

「応用化学会による学生企画フォーラム2017」のご案内

早稲田大学応用化学会 学生委員会代表 田中徳裕(修士1年)
学生委員会学部生部会部会長 上宇宿雄哉(学部3年)

 昨年、資生堂様をお招きし催した第2回学生企画フォーラムに引き続き、今年も学生委員会が企画し、運営するフォーラムを開催することとなりました。その第3回目として、ブリヂストン様の絶大なるご協力のもと、下記の通り開催いたしますので、多数ご参加をお願いいたします。

<正会員の皆様へ>
学生企画というイベントではありますが、是非昨年度同様多くのOB、OGの方々に参加していただきたいと思っております。

<学生会員の皆様へ>
 本講演会は、応用化学科が標榜する「役立つ化学、役立てる化学」を、身近な企業から学んでいただけると思います。また、現役で働いている社会人の方の生の声を聞くことができますので、今後の学習のモチベーションの向上や将来の進路の助けになることを期待しております。是非、ご参加ください!

1.講師と演題

講師1:佐治 俊介 氏
演題:「早稲田から世界へ ~外国の人と働くって?~」
              2010年早稲田大学大学院 応用化学専攻修了(西出研究室)
              2010年 ブリヂストン入社
              2010年 タイヤ材料開発部 エラストマー開発ユニット 配属
              2013年 海外トレーニー派遣(アメリカ)
              2015年 タイヤ材料先行開発部 ゴム材料開発ユニット 帰任
                現在に至る

講師2:大友 麻由美 氏
演題:「働きやすい会社って、どんな会社? ~ブリヂストンで働く”ワセジョ”として~」
              2010年早稲田大学大学院 化学・生命化学専攻修了
              2010年 ブリヂストン入社
              2010年 MS・MCタイヤ材料設計部 材料評価技術開発ユニット 配属
              2015年 特殊タイヤ材料設計部 航空機タイヤ材料設計ユニット 異動
       現在に至る

2.日時と開催場所
2017年12月9日(土) 早稲田大学西早稲田キャンパス 52号館 52-302

3.時間
・15:00:会場
・15:30-17:00:講演会
・17:45-19:30:懇親会

4.懇親会
・会場:63号館ロームスクウェア
・会費:3000円、学生会員は無料

中部支部第14回交流会報告

早稲田大学応用化学会中部支部第14回交流会報告

逢坂名誉教授によるご講演

平成29年10月14日(土)に、現在、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構特任研究教授・名誉機構長、早稲田大学理工学術院名誉教授を務めておられる逢坂哲彌名誉教授をお迎えして、ご講演して頂きました。 演題は“エネルギー・蓄電池の将来展望-特に自動車 EV化に伴って-”であり、誰にとっても大変興味ある 内容を説明して頂きました。 東京から参加頂いた方も含め、多数の逢坂研OBの 方に参集いただき、総勢26名の盛会となりました。

講演の要旨

①蓄電池1

蓄電池はエネルギーを発生するもではなく、ためるものであり、容量の増加に伴って、その開発も盛んになっている。携帯電話(Wh)→車(kWh)→系統電源(MWh)と容量増加に伴い、生活に必須のものとなっており、CO2削減等の環境問題も背景となって、その重要性が更に増している。
電池の発展にはその開発だけではなく、コントロール技術(評価・診断)も重要になる。HV車に使われて戻ってきたニッケル水素電池が診断方法によっては、3割ぐらい再生可能であることが分かる。直近はリチウムイオン二次電池(LIB)の比重が高まっているが、安定性があり、実績のあるニッケル水素電池はHV車用で一定の地位を占めている。
LIBは他の先進部材と同じ問題を抱えている。日本企業の携帯用LIBはある一定の事業規模になったところで、DRAM,LCD等と同様に世界でのシェアが急低下している。車載用LIBはまだ高シェアであるが、中国のEV大増産が始まれば、シェアは低下していく。技術で先行して、ビジネスで負けるのは構造的な問題が潜んでいる。

②EV化

トヨタは2020年に本格的にEVを投入する。その背景は、カリフォルニア州のZEV法、中国のNEV法がある。英仏の2040年、エンジン車禁止もある。フォルクワーゲン(VW)は本格的なEV開発に舵を切り、中国メーカーはまだ技術レベルは低いが、国策に従って、EV化を進めている。2015年のEV, PHEV販売量は①テスラ、②日産リーフ、③三菱となっているが、今後順位が大きく変動する。CO2排出量比率の高い自動車は環境対策の面でもEV化を強く求められる。

③蓄電池2

電池は他の部材と異なり、材料費比率が高い。事業として利益を出すには工夫が必要で、川下のアプリケーションとの連携が欠かせない。エネルギー密度をいかに上げていくかがkeyになるが、正極はCo-Ni-Mnの3元系、負極はカーボンからSi系への移行が図られている。次世代は硫黄系の正極に特徴が見出されている。
トヨタは2020年に全固体電池EV車の実用化を発表している。固体電解質では安全性が焦点になる。硫化物の電解質が検討されている。
早稲田は材料開発だけでなく、電池を試作して評価までできる施設を構築している。インピーダンス法の適用により、電池の非破壊検査ができるようになっており、電池内部評価への需要は非常に強い。電池はどうすれば壊れるかは分かってきているが、どうすれば壊れないかは不明な部分も多い。評価技術の進展は重要である。


懇談会

榊原彰良氏以下若手7名と東京より臼田雅彦氏と渡辺佳織氏の逢坂研OBの参加および関西より御手洗健太氏と、多くの若手会員の参加を頂いた盛大な懇談会となりました。逢坂先生との旧交を温めると同時に、新婚の渡辺ご夫妻のスピーチを頂くなど和やかなや雰囲気で、活発な会員間の交流が図られ瞬く間に懇談時間が過ぎてしまいました。小林幹事の若手へのエールを以って閉会とし、全員写真と逢坂研OB写真を撮り散会致しました。
中部支部交流会として、久しぶりに多くの若い会員に集まって頂いた有意義な時間でした。


参加者

逢坂哲彌名誉教授、(愛知県)近藤昌浩(9回)、三島邦男(17回)、後藤栄三(19回)、小林俊夫(19回)、山崎隆史(25回)、服部雅幸(32回)、加藤啓(38回)、榊原彰良(46回)、角友秀(53回)木藤広樹(54回)、小幡裕之(55回)、秋山直久(56回)、工藤聡(56回)、渡辺優太(65回)、(三重県)堤正之(17回)、秋山健(19回)、友野博美(22回)、櫛谷文彦(39回)、新村多加也(39回)、大高康裕(41回)、(岐阜県)白川浩(18回)、木内一壽(24回)、(滋賀県)御手洗健太(65回)、(東京)臼田雅彦(36回)、渡辺佳織(65回)

(文責:新村、堤)
スナップ写真集

2017年度学生工場見学報告 

                                  第四高炉前で集合写真

千葉木更津・君津地区工場見学(2017年9月21日)

応用化学科   教授 門間 聰之
応用化学会 交流委員 関谷 紘一
保谷 敬夫  

1.見学趣旨

・大学側の教育行事として、応化学生に対し学部2年生を対象に、工場見学を催行し、企業の製造、生産管理、研究開発等の実態を学ばせ、今後の勉学への動機付を行うことを目的とする。開催時期は夏休み中の後半の平日とし、西早稲田キャンパスから日帰りで往復可能な地区の企業事業所・工場を対象とする。昨年は湘南、小田原地区であったが、今年は千葉木更津・君津地区を選定した。
・主管は教室、交流委員は支援。先生が引率、交流委員は同伴。

2.開催日時

・9月21日(木) 07:45    西早稲田、理工キャンパス63号館ロームスクエア前集合
                        08:00   バスに乗車・出発
                        18:30   理工キャンパス帰着・解散(バス内でアンケート記入、下車時回収)     

3.参加者

・応用化学科2年生36名(男子20、女子16)、引率・同伴者 3名、合計39名
・引率教員 B2担任 門間 聰之教授 
・同伴交流委員 関谷 紘一(新18、元昭和電工)、保谷 敬夫(新19、元三菱化学)
   

4.工場見学先 (木更津・君津地区)

 新日鐵住金株式会社 君津製鉄所(木更津)・REセンター (富津)
 住所 君津製鉄所(本館)〒292-0835 千葉県木更津市築地1番1 TEL0439-50-2570
    富津 REセンター  〒293-8511 千葉県富津市新富20-1 TEL 0439-80-2793
・製鉄所製品:自動車・家電向けから建築向けまで多様な産業向け鋼板、厚板、ラインパイプ等
・REセンター:基礎基盤研究から、応用開発、エンジニアリング迄の一連研究開発を行う施設 

5.見学スケジュール

10:00 新日鐵住金君津製鉄所にバス到着、本館事務所入場
10:00〜10:30 君津製鉄所概要紹介(技術開発本部人事室 柴田 哲徳様)
・1965年操業開始、敷地面積1,228万㎡(東京ドーム220個分)、直営社員3,511名
見学ルート説明(該社広報ご担当) 
10:30~12:00 君津製鉄所工場見学(移動バスで製作所内移動)
・広報ご担当の解説により、第四高炉(外部より)、厚板工場・圧延工場を中心に見学。
広大な敷地で、東側本館入り口を新宿駅とすると、西側外れの第四高炉は東京駅の距離に相当し、敷地内の中間製品等移動用のレール総長は山手線の2倍に達するとのこと。
途中、第四高炉前で高炉を背景に集合写真撮影
12:00〜13:00 事務所に戻って昼食(新日鐵住金殿ご提供)
・同席応化OBの方は以下の通り、所属は何れも技術開発本部 先端技術研究所
新材料・界面研究部 萩原 快朗様(黒田研、2009年、博士)
無機材料技術部 稲森 裕也様(黒田・下嶋研、2016年、修士)
表面処理研究部 松本 美映様(松方研、2016年、修士)
13:00〜13:30 バスに乗車、富津・REセンターへ移動
13:30〜14:30 技術開発本部(富津REセンター)プレゼン室にて概要紹介(柴田様)
・1991年9月設立、現在研究者 800名在籍
応化OB自己紹介、業務歴・研究内容等説明(萩原様、稲森様、松本様)
学生との質疑応答
14:30〜16:00 技術開発本部(富津REセンター)見学
・3班に分かれ、徒歩で所内見学。製鉄新材料製造小型試験機、評価試験機等見学、本製造前の準備のための広大なセミパイロット設備建屋・パイロット設備建屋等を外部から見学の後、事務所ショウルームにで、これまで開発・商品化した幾多の材料、製品類の陳列サンプル等見学。
終了後、プレゼン室に戻り、演壇前部で集合写真撮影
16;00  バスに乗車、早稲田理工キャンパスに向け出発 
18:30  西早稲田キャンパスに帰還、解散 

 6.見学後記

・新日鐵住金君津製鉄所、富津REセンターとも事前に当方の学生工場見学の趣旨をよく理解されており、人事のご担当、広報の工場見学ご担当の方の工場・研究所の概要説明、見学解説も学部2年生に対し分かりやすい説明をされていました。富津REセンターでの応化OB若手技術者の方のプレゼンも担当業務・職務の説明に加え、入社後の履歴、公私に渡る体験談、製鉄工場における化学の重要性、入社の動機、学生時代と入社後の意識の持ち方の違い等が具体的に話され、質疑応答も活発に交わされました。学生にとっては膨大な規模の企業の製造現場・研究開発部門とそこで働く技術者のあるべき姿の一端が認識出来、理解が深まったものと思われます。

・今回は見学先が千葉君津・富津と首都高・アクアライン経由で木更津から近いこともあり、高速道路のバスの移動はスムーズで、海ほたるで30分時間調整し、予定通り10:00に新日鐵住金君津製鉄所本館事務所に到着出来ました。その後のスケジュールもスムーズに予定通り進められたことに対しましては、新日鐵住金殿の事前のご準備とご配慮によるところが大きく、あらためて同社に感謝いたします。又昼食会の食事はご厚意で、同社負担で賄われたことに関しても感謝いたします。

・帰りのバスで学生から回収した今回の見学会のアンケート結果も、今回の見学会については実施方法、開催時期、内容とも概ね好評であり、今後も継続を希望しております。学生の見学希望先は企業の研究所が多かったのですが、今回は工場と研究所が隣接して配置されており、プレゼンされた応化OBは何れも研究職の方だったので、学生に取って企業の研究の一端が伺える良い機会になったと思います。今後の見学先の希望は食品関係、総合化学、化粧品の順となっています。

・今回の参加学生は36名と予定の40名には届きませんでしたが、昨年より3名増となりました。今年は昨年より2か月早く見学先企業工場・研究所の選定・受入可否の確認を行い、見学先、見学日の特定を5月中旬迄にできたため、夏休み前に担任の先生方からB2学生に周知頂き、昨年の参加者より3名増となりました。来年も同様の準備をして、計画を進める所存です。 

以上

プレゼン室演壇前で

「先輩からのメッセージ2018」の開催日程

早稲田応用化学会 交流委員会

 

 「先輩からのメッセージ」は、学生諸君の企業への理解を深める時期が余裕をもって確保できるよう、開催日を2018年1月20日(土)とし、会場もこれまでと同じく西早稲田キャンパス内で諸準備を進めております。

 学生諸君には参加へ向けてのスケジュール調整をお願いいたします。当日は「企業ガイダンス」ホームページ掲載中の日本を代表する化学系を中心とした約60社に在籍されている応化OB・OGの皆様に日常の仕事や自身の転勤・異動経験等を学部学生でも理解できるように紹介していただきます。また、終了後には講演頂いた先輩およびご同行の皆様を囲んでの懇談会を開催し、その場で学生諸君の疑問や不安について適切なアドバイスがいただけますので、将来の進路決定にも必ず役立つものと確信しております。

 詳細な内容ならびに参加の申し込みは、改めて12月上旬にホームページおよびメールマガジンにてご案内いたします。

 

1.日 時 2018年1月20日(土)

2.会 場 西早稲田キャンパス54号館 

3.内 容 学生受付:12:00~   (予定)【54号館101教室】

      講演会 :12:30~18:15(予定)【54号館2~3F教室】

      懇談会 :18:30~20:00(予定)【56号館B1理工カフェテリア】

4.対象学生 学部生、大学院生(修士、博士、一貫性博士)およびポスドク

      (進路決定を間近に控えた学部3年、修士1年、博士、一貫性博士課程修了予定者およびポスドクを主体としていますが、将来へ備えての学部1・2・4年生、修士2年生の参加も大歓迎です。)

5.対象学科 応用化学科および応用化学専攻、化学・生命化学科および専攻、生命医化学科および専攻、ナノ理工学専攻、生命理工学専攻等

      (その他学部・研究科・学科・専攻を問いません。)

6.お問合せ 本件に関する問い合わせ・要望等は下記の専用アドレスまでお願いいたします。

       guidance@waseda-oukakai.gr.jp

第4回早稲田応化会シニア会開催報告

 毎年2回開催しているシニア会ですが、今回は応用化学科創立百周年記念祝賀会(2017年10月7日)に続いて間を置かず次週の10月18日に開催されたことから、出席者は、従来の半減となり、13名のメンバーが新宿中村屋ビル8階のグランナに参集しました。

 応化会副会長を歴任した下井世話人の司会により、最高齢の百目鬼 清先輩のご挨拶と92歳を超えても今なお頭髪ふさふさで電車でも席を譲ってもらえない程のお元気さで乾杯のご発声をいただき、会がスタートしました。

今回は出席者が少ないことから、各人が対面あるいは隣との対話に重きを置く機会となり、なごやかに懇親がはかられ、適宜ビールやワインをはさみながら食事が進められました。

  

 下井將惟氏から応用化学科百周年記念行事の展示について詳しい説明がありました。

また、歓談中、竜田邦明栄誉フェロー(化工誌編集委員長)からは陛下が出席された早稲田応用化学科担当の日本化学会春季年会における事前準備が大変であった状況が詳しく説明され興味を引きました。

デザートをいただきながら今後も年2回の会合 (次回は2018年4月18日予約済み)を行うこととし、女性会場係に集合写真を撮影していただき、お開きとなりました。

 

世話役:河村 宏(新9)、下井將惟(新13)、相馬威宣(新13)

(文責・写真撮影:相馬威宣)

2017年新21回同期会

 

理工展
応化の模擬店もありました。

毎年早稲田祭・理工展のタイミングにあわせて同期会を開催して来ました。1967年入学の我々にとって、今回の同期会は顔を合わせてから50年目の記念の年にも当たります。
今回11月4日(土)に開催した同期会への参会者は18名、当日理工展を見てからの来場者も何人か居りました。

会場は応化会の三浦会長がアレンジしてくれた東京ガスの青山クラブでした。司会は堀江君、開会の挨拶は三浦会長、「今年は応用化学科創立100周年で先日10月7日にリーがロイヤルホテルで祝賀会が開催された。参会者は300人ほどでとても盛会だった。」と報告があり、「応用化学科が100周年ということは、我々の入学は50周年だったということになるんですね。みんなで会ってからも今年は50周年、また我々も今年、来年には古希を迎える年齢になる。」と話があって、なるほど今回は節目の同期会だという感慨を持ちました。倉持君の乾杯の音頭で会は始まり、歓談とおいしい食事を楽しんだ後、一人ひとりから近況の報告がありました。
今回は南陽市から西村君(学生時代のあだ名は「社長」)が卒業以来始めて参加、「なんだ、社長はちっとも変わってないな。ほとんど昔の顔と同じじゃないか。」とみんながびっくり、また茅ヶ崎の河原君も久しぶりの参加でした。
まだ働いている人、大学で教えている人など現役もおりますが、かなり規模の大きい家庭菜園をやっている人、バンドで演奏をやっている人、運動をやっている人、旅行や孫の世話を楽しんでいる悠々自適の人もあり、それぞれが有意義な生活を送っているようでした。
最後に同期会幹事を続けてきた長瀬君から挨拶があり、満足のうちに散会となりました。
来年はバーベキューパーティにしようという提案まで出て、とても盛り上がった50周年記念の同期会でした。

新21回同期会Galleryへ

(文責:橋本正明)

2017年 短信



会員の皆様から個人情報の確認・総会出席シートの通信欄に頂きました近況、ご意見を掲載しました。会報誌No.96にも掲載されています。

旧制・工経・燃料卒業生

●上田 忠雄(昭和26年卒・旧3回)
応用化学科創立百周年をむかえられおめでとうございます。これから先益々のご発展とご活動を心から祈念申し上げます。私も今年6月に満89才をむかえます。まだまだ元気に頑張るつもりでおります。


新制卒業生(1回~10回)

●佐野 和夫(昭和27年卒・新2回)
米寿間近となりましたが、元気に過ごしております。

●樋渡 章訓(昭和28年卒・新3回)
87才になりました。相模原は森の町ですので春は殆んど毎日カメラを持って風景を写し歩いております。
●嶋根 政彦(昭和30年卒・新5回)
アパート駐車場等の不動産管理をして元気に過しております。
●高野 不二雄(昭和30年・新5回)
昨年9月に設立しました㈱先進工学研究所ですがfirst projectである脂肪酸アミドの新製法は日本の石化産業の停退で、国内は実現困難でしたがお隣の中国では花咲いており、こちらに1号成約見込です。
●清水 固(昭和31年卒・新6回)
85歳になり、歩行の疲れがひどく困っていますが何とか暮らしいます。皆様の後活躍を今後も期待しています。
●杉田 米藏(昭和32年卒・新7回)
事務局の皆様、いつもご苦労様です。私共新制7回卒のメンバーも大分少なくなって参りましたが、毎年5月にはそれでも20名程が集まり、旧交をあたためています。皆夫々に元気ですが、小生も相変わらずです。末筆乍ら応化会の益々の発展を祈念して居ります。
●鈴木 博(昭和33年卒・新8回)
貴会の益々の発展を祈念致します。
●髙柳 晴夫(昭和33年卒・新8回)
一身上の都合で、一昨年末に千葉県柏市から宮城県仙台市に引越して来ましたが、やっと慣れて来て元気で過しております。応用化学会の益々の発展を祈念しております。
●阿武 靖彦(昭和34年卒・新9回)
イャー 歳を取りました。私も、家族も、友達も、、、毎日やってる身のまわりの作業の手順を間違えたり、忘れたり、、、でも全く稼いでいないのに、当たり前に生活出来ます。社会制度と若い人のお陰です。でも長寿化が進むとどうなるのでしょうか?
●小林 裕(昭和34年卒・新9回)
卒業以来の岡山住まいです。
●速水 清之進(昭和34年卒・新9回) 
80才の大台を越えながら、まだゴルフと囲碁と飲み会を続けています。これも交友の皆様のお陰です。


新制卒業生(11回~20回)

●岩井 義昌(昭和36年卒・新11回)
2年前より体調不良!遠方への外出は不可!

●西 敏史(昭和37年卒・新12回)
超高齢化時代を何とか生きていますが、これからの不確実性の多い時代はやはり、頭の柔らかい若い人に期待しています。
●王 義雄(昭和38年卒・新13回)
化学工学会-エネルギー検討グループ、過去の仕事上の問題点の記録作成、語学(中国語)の研修、機具を利用したステップ体操(毎日)
●小川 弘(昭和39年卒・新14回)
私は三菱重工の研究所に45年間勤務しましたが、その内35年間は排ガス処理装置(環境装置)の開発に従事しました。 そのため、中国の「大気汚染」が気になります。 日欧米の先進工業国は日本企業が開発した環境技術(排煙脱硫・脱硝装置等)によって「大気汚染」問題を解決しました。中国はこの問題を解決できると思いますか? 私は現状の中国の社会体制ではだめだと思います。
●福島 騏一(昭和40年卒・新15回)
男女1人ずつの孫と年相応に元気で過しております。
●鶴岡 洋幸(昭和43年卒・新18回)
薫陶を受けて参りました豊倉賢先生が、今年の春に叙勲を綬賞されました。7月29日(土)にリーガロイヤルホテルにての祝賀会の準備で忙しくしております。
●柿野 滋(昭和44年卒・新19回)
退職後、岐阜に移り住み丸6年を迎えます。可児市というすばらしい自然の中で日々人との触れ合いを大切に、楽しくやっています。
●重谷 恒久(昭和44年卒・新19回)
退職後5年たち、日々散歩、読書して過しています。


新制卒業生(21回~30回)

●山本 浩一(昭和45年卒・新20回)
中国からファインケミカル、ウレタン原料の輸入の仕事をしています。中国でも人件費や公害対策費が高騰していて、競争力が無くなりつつあるようです。

●勝 孝(昭和46年卒・新21回)
この3月で大学を退職しました。退職すると日々の風景が変わって見えてきますね。自然を楽しんでいます。
●宮崎 慎司(昭和47年卒・新22回)
2015年3月に科学技術振興機構を退職しました。今は町会の役員になり、けっこう忙しくしております。
●有山 達郎(昭和48年卒・新23回)
最近、中国の鉄鋼企業に数日滞在しました。彼らの熱意には心を打たれます。
●大澤 悟(昭和48年卒・新23回)
2015年3月に42年間の宮仕え(㈱竹中工務店 技術研究所)を卒業し、自宅にて建築仕上コンサルタントを起業しています。現在、大学の非常勤講師(建築材料)、民間企業の技術顧問等今だにけっこう多忙な日々を送っています。
●西川 和子(昭和48年卒・新23回)
40代からスペイン史に興味を持ち出版を重ねてきましたが、化学の仕事を退職した今、「スペイン史著述家」として執筆・講演を続けています。最新作『スペイン レコンキスタ時代の王たち』(彩流社刊)は、スペイン中世800年の歴史を描いたものです。お読みいただければ幸いです。
●長谷川 悦雄(昭和48年卒・新23回)
昨秋に四半世紀ぶりに鳴門を訪れました。OBとして大塚グループ迎ひん館「潮騒荘」に夫婦で泊まり、道路向かいにある「大塚国際美術館」で大型陶板に焼き付けられた世界の名画を堪能しました。永遠の色彩を保つ名画を一見してみては。
●佐田 洋(昭和49年卒・新24回)
入学時のクラス分けのクラスNo.18クラス(応化+機械)の同窓会を年1~2回開いています。まだまだ皆んな若く、飲み会、カラオケ張切って楽しんでます。
●角 仁(昭和49年卒・新24回)
最近は囲碁にハマっており、応化会の「棋友会」へも可能であれば参加したいと思っています。
●福田 隆(昭和49年卒・新24回)
応化も百周年のごとく、勤務していたデンカ社も一昨年同じく百周年を迎え、たまたま百年史の編纂に携わりました。奇遇を感じます。
●大澤 伸行(昭和50年卒・新25回)
3月でJXグループから卒業しました。4月からは畑違いの横浜家庭裁判所の調停委員として頑張っています。
●加藤 宏(昭和50年卒・新25回)
本年3月末に退職しました。これからは、いくつかのボランティアに参加させてい頂きながら、家族と供に過ごしていくつもりです。
●前田 哲郎(昭和50年卒・新25回)
会社人生40年目で会長職というセミリタイアの地位に辿り着きました。このクールダウン期間を上手に使って異分野への挑戦の準備を進めたいと思っています。
●荻野 和男(昭和52年卒・新27回)
再雇用3年目に入りました。まだ元気で働いています。
●藤井 進一(昭和52年卒・新27回)
インド国ハイデラバード市に2013年11月より駐在しています。二回目のインド赴任ですが、今回は合弁会社への出向で製造に直接たずさわっており、毎日が新鮮です。会員各位のご健勝をお祈りしております。
●井上 和雄(昭和53年卒・新28回)
10年振りに開発に戻りました。あと残り少ないですが頑張るつもりです。
●木村 賢一(昭和54年卒・新29回)
ひとまわり(60)が過ぎた。おもて向きは何ら変わらぬが、「その日」は確実にやって来る。今は、今やれるだけの事を日々精進あるのみ!!です。
●森本 聡(昭和55年卒・新30回)
2016年3月に現在の会社に移り再生医療に取り組んでいます。


新制卒業生(31回~40回)

●濱田 和人(昭和59年卒・新34回)
5月より㈱協和に転職しました。化粧品とサプリメントの会社になります。これからも変らぬご指導・ご鞭撻を賜わります様、宜しくお願い致します。

●前田 和哉(昭和59年卒・新34回)
タンタル業界は、厳しい状況ではありますが、漸く、上向きに成り始めました。Taコンデンサーの用途も、大きく変わりつつある様です。
●相田 冬樹(昭和61年卒・新36回)
勤務先で4月に統合があり、さらに大所帯となりました。業務はあいかわらず「研究一直線」です。
●中野 哲也(昭和62年卒・新37回)
昨年12月よりラインに復帰しました。管理業務は忙しいですが、充実した日々を過しています。


新制卒業生(41回~)

●酒井 優(平成3年卒・新41回)
2014年度まではプロセス系の部署にいたのですが、2015年3月末から、社内のITツールのとりまとめをする部署に異動しました。

●影山 謙介(平成5年卒・新43回)
秋田勤務6年目になりました。
●穐山 徹(平成6年卒・新44回)
日立製作所からリストラされ、三菱グループに入りました。給料上がりました。
●増田 直人(平成7年卒・新45回)
創立100周年誠におめでとうございます。地方自治体で環境行政に従事しています。化学の専門から離れましたが、気象予報士と技術士(環境部門)の資格を取得し、業務に活かしています。
●関根 優子(平成9年卒・新47回)
100周年おめでとうございます。(本年、弊社も創立100周年を迎えます)


大修修了博取得生

●横田 昌明(昭和54年修・大27回)
満期定年で外科部長職を引退し、半官半民の診療
所で第2(3?)の人生です。吉田研で勉強して
いた頃が遠い日の夢のようです。

新制17回(昭和42年(1967))卒業同期会報告(10月7日)

新制17回(昭和42年(1967))応用化学科卒業同期会報告

2017年10月7日(土)に同期会を、応用化学100周年の記念式典の前に開催しました。式典参加ができるようにと、高田馬場駅近くのBIG BOX 9F 「わん」 で、13時30分から15時30分まで昼食を摂りながらの集まりでした。参加者は15名と、昨年と同様に寂しい人数でしたが、中部支部から1名参加してくれました。
同期会を始める前に、今年2月に、72歳で逝去された濱田義治氏のご冥福をお祈りし、1分間の黙祷を捧げました。

司会は、金子四郎が担当し、石井利典の開会挨拶と乾杯でスタートしました。 順番に話を始めると50年以前の在校時の記憶が次々と戻ってくるようで、色々と声がかかっておりました。各人が近況を報告すると、それに合わせて色々な話題が出てきて、花を咲かせていました。余り触れないように最初に釘を刺したのですが、ご多分に漏れず病気の話題が飛び交いました。
予定の時刻はあっという間に過ぎ、来年も10月の土曜日に同じ場所で開催するようにとの強い要望が出ました。閉会の挨拶は、見並勝佳が行い、早稲田大学の校歌を全員で合唱しました。そして、集合写真を撮り、来年もまた会おうと同期会の会場を後に、帰路につきました。

参加者 : 石井利典、大林秀仁、押田信昭、金子四郎、木寺洋一、小山範征、高橋志郎、高畑忠男、坪田正行、西海英雄、藤本隆之、三島邦男、見並勝佳、室賀五郎、鶴岡洋行 (15名) (文責:石井利典)

見並追記
鶴岡君は同時に入学したのですが、3年次に病気のため学部卒業は1年遅れましたが、今回参加して貰いました。その鶴岡君が持参してくれた入学して間もない頃の写真を下に掲載します。(54年前の写真です。クリックで拡大できます。)

第9回早桜会講演会の報告

戻る

 

岡野支部長の講演者紹介

  第9回早桜会講演会は9月9日(土)、講師に岐阜大学名誉教授 木内一壽先生をお迎えし、開催いたしました。木内先生は平田研究室にて「活性汚泥法による廃水処理」についてご研究される中で、酵素を中心とする生化学の研究に進まれたのち、神経化学分野で長年に渡りご研究をされています。今回は、“ヒト脳の特性”と題し、神経細胞や脳に関する基本的な知識から、脳機能の解明に至るまで幅広くご講演いただきました。

 

   皆さまは脳の存在を意識して過ごされていますか?日本人にとって脳を身近に感じる機会は滅多にありませんが、アメリカではなんと小学校教育の中で、神経信号の伝搬の仕方や、前頭葉の機能など“brain power 脳力”に関する授業が行われているそうです。

  人間は他の動物よりも脳が非常に発達していますが、チンパンジーと我々ホモ・サピエンスの遺伝子はわずか1.23%しか変わらないと言われています。霊長類の進化とともに、脳は非常に大きく進化し、20万年前からホモ・サピエンスは約1350mLサイズの脳を持っていると解説いただきました。

  ではヒトの脳はなぜここまで成長しているか、それは他の動物よりも未熟な状態で生まれてくるからこそ、学習することで脳を鍛え、成長できるのだそうです。人間の脳は遺伝子の影響50%、外部環境の影響50%で決まり、脳のネットワーク形成が人類の進化の始まりにつながっていると解説いただきました。さらに大脳皮質前頭葉の働きが人間の脳の発達につながっていると述べられました。

  最後に、脳神経細胞に関する最新の研究動向もご紹介いただきました。f MRIによる脳の位置ごとの機能の解明、脳内の信号のやりとりの可視化など大変刺激的な内容でした。

  “研究は気力、体力、知力だ”という木内先生の研究スタイルを象徴するような大変広く深い内容で、質疑の時間が予定をオーバーするなど参加者一同、探究心を刺激されるご講演でした。

 

  講演終了後は、集合写真を撮り、特別食堂での懇親会に移りました。初めてご参加の方、お久しぶりの方のスピーチを挟み、大変賑やかな会となりました。筋肉と同じように脳も鍛え続けるべし、との木内先生のお言葉を持ち、大盛況の中閉会いたしました。

(文責 桜井)

 

 

出席者:

木内一壽(新24回)、津田實(新7回)、井上征四郎(新12回)、市橋宏(新17回)、田中航次(新17回)、岡野泰則(新33回)、和田昭英(新34回)、原敬(新36回)、中野哲也(新37回)、柘植知彦(新41回)、髙島圭介(新48回)、數田昭典(新51回)、陳鴻(新59回)、桜井沙織(新64回)、御手洗健太(新65回)