2017年度 応用化学専攻 褒賞、奨学金 授与式

司会 細川誠二郎准教授

2018年3月8日(木)午後3時30分から理工学術院西早稲田キャンパス62号館W棟1階大会議室にて細川誠二郎准教授の司会により式次第に則り2017年度 応用化学専攻 褒賞、奨学金 授与式が執り行われました。

先ず、開会にあたり松方正彦主任教授から水野賞、水野敏行奨学金、里見奨学金、応用化学会給付奨学金を受賞される皆様に、誠におめでとうございますとお祝いの言葉と、それぞれの褒賞・奨学金の成り立ちの説明があり、最後に「水野敏行さま、河村宏さま、及び応用化学科、応用化学会の数多くの諸先輩方のお気持ちによる褒賞、奨学金の重みを、受賞者の皆さんには噛みしめて欲しいと思います。」 と結ぶご挨拶を頂きました。

松方正彦主任教授

引き続き大学院先進理工学研究科長 若尾真治教授から祝辞として、「応用化学科は、1917年に本科として設立してから名前が変わることなく、100周年を迎えた非常に歴史のある学科で、9000人を超えるOGOBがおり、世界規模での活躍があるとともに母校への多大な寄与もある伝統の重みがあります。若い方々はこの重みを励みとして更に研鑽を積んでいただき、ご発展されることを心から祈念いたします。」とのお言葉を頂きました。

先進理工学研究科長 若尾真治教授

水野賞、水野敏行奨学金、里見奨学金、応用化学会給付奨学金 授与式

大学院研究科長の若尾真治教授から、水野賞、水野敏行奨学金、里見奨学金、応用化学会給付奨学金が、各表彰、奨学金受給者一人ひとりに賞状、証書を授与されました。

なお、松方正彦主任教授から里見奨学金、応用化学会給付奨学金についての説明が追加されました。

  • 水野賞受賞者

山本瑛祐君、吉川昌君、川井拓真君、佐藤歓君、白江宏之君、露木康博君、真鍋亮君(川井拓真君は体調を崩し、小柳津先生が代理受賞)

  • 水野敏行奨学金

須澤徹生君、林宏樹君、吉岡育哲君、諏訪康貴君、斎藤晃君、牛木涼友君、藤平誉樹君 (斎藤 晃 君は所用のため欠席)

  • 里見奨学金

海野城衣君、小松田雅晃君

  • 応用化学会給付奨学金

吉岡育哲君、小池正和君、池勇樹君、海野城衣君

 

来賓ご祝辞  早稲田応用化学会会長 三浦千太郎 様

三浦千太郎 応化会会長

 三浦会長からは「本日は本当におめでとうございます。ご案内のように早稲田大学応用化学科には大変多くの褒賞制度が作られてきており、諸先輩達の学生を支援する非常に強い、そして稀有な思いがこれらの充実した制度を作り上げてきたものであります。本日受賞された皆さんは早稲田大学の誇るべき人材でありますが、この制度の恩恵に預かったお返しに、後輩達への責務を今日から担っていくと言うことをお考え下さい。そして、いずれ皆さんも社会に出て行くわけで、それなりに経済的な自立が出来た折には、是非今日の日を思い起こしてください。」とのご挨拶を頂きました。

 

受賞者代表挨拶 吉川昌 君 

吉川昌君

受賞者代表として吉川昌君より次のような挨拶がありました。

このたび水野賞を応用化学専攻より授かる幸運に恵まれ、受賞者一同身に余る光栄と深く感謝しております。今回の受賞および博士の学位の取得は、学部入学から今日に至るまで化学の面白さ・奥深さをご教授いただいた諸先生方、応化会をはじめとした応用化学科を支えてくださいます諸先輩方のお蔭であり、厚く御礼申し上げます。この度、名誉と伝統のある水野賞をいただいたことに対して、水野敏行様ならびにご遺族の方々に深く感謝いたします。今後、私たちは各々の進路は異なりますが、応用化学科で学んだ「役立つ化学、役立てる化学」の精神を胸に、科学技術の発展と普及に貢献すべく、より一層、精進していく所存でございます。今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

2018年3月8日 受賞者代表 吉川昌

 

記念講演会  首都大学東京 都市環境学部 川上浩良教授

第1回水野賞受賞者の菅原義之教授から川上浩良教授のご略歴のご紹介があり、また多々ある受賞歴(1991年第4回水野賞、1996年日本MRS若手奨励賞、1999年日本膜学研究奨励賞、2005年ポルフィリン研究会奨励賞、2005年日本人工臓器学会論文賞)についてもご紹介がありました。
引き続き、「Big Ideas In Chemistry」と題する講演が行われました。

首都大学東京 都市環境学部 川上浩良教授

 

引き続き、各受賞者の対象論文のポスター発表が同じフロアで行われました。

  • 水野賞受賞者
  • 水野敏行奨学金受給者
  • 里見奨学金受給者
  • 応用化学会給付奨学金受給者

 

懇親会 

懇親会は、ポスター発表に引き続き同じフロアで開催されました。まず、水野家代表の河村宏名誉会員のご挨拶と乾杯のご発声でスタート。記念講演をされた川上浩良教授を交えて和やかに談笑の輪が広がり、予定通り19時過ぎにお開きとなりました。

河村宏名誉会員による乾杯のご発声

 

写真、文責・広報委員会 相馬威宣(新13回)