同門会便り」カテゴリーアーカイブ

2020年高研会総会のご報告

高研会会員の皆さまにはご健勝でお過ごしのこととお慶び申し上げます。

2020年の高研会総会のご報告を申し上げます。

通例に従って1月の第2土曜日(2020年1月11日)、早稲田大学大隈会館1階レストラン「楠亭」にて開催致しました。

今年は老若あわせて70名余の参加で盛会となりました。赤真正人会長の開会ご挨拶と乾杯のご発声に続き、新井敏先生の金沢大学テニュアトラック准教授ご就任、田中学先生の首都大学東京准教授ご就任のお祝いを執り行い、賑やかにして和やかな参加者の歓談へ進みました。

更には小栁津研一教授から研究室活動状況のご紹介があり、活発な研究活動に参加者一同感銘を受けました。須賀健雄専任講師から新卒者の就職状況のご報告があり、続いて西出宏之特任研究教授から「土田英俊先生記念奨学賞」開設のお披露目と、早速に今年度学位取得予定者に対する記念奨学賞の授与を執り行いました。

会の最後に若松久人様、黄映霖様、髙田亮介様、庄司雅己様、岩崎知一様から近況のご挨拶を頂き、応援部指揮の下に全員での校歌斉唱とエール、続いて常見宏一副会長の閉会の辞により盛会のまま散会と致しました。

なお、来年(2021年)の総会は1月9日(土)開催です。本年にも増して多くの会員様のご参加をお待ちしております。

高研会会長 赤真 正人

  

第8回早稲田応用化学会シニア会開催報告

 

 現在早稲田応用化学会シニア会は、第6回シニア会での動議により、早稲田応用化学会活動に参加してきたシニアの対象を若手に広げること(70歳以上から65歳以上へ)、および会の開催場所を新宿から本学の周辺にて開催することにしました。

 第8回シニア会は前回と同様に大隈庭園をガラス越しに鑑賞しえる楠亭(大隈会館内・教職員専用レストラン)にて10月9日(水)、15名が参加して、開催されました。

教職員食事時間終了後ということで午後3時から、世話役の下井將惟氏(新13)の司会のもと、乾杯の音頭は出席者最長老の田中照浩先輩(新5)の元気溌剌な発声により、開始されました。

 

大学関係者として、竜田邦明栄誉フェロー及び応用化学会会長の西出宏之特任研究教授(新20)がお忙しい中、駆けつけて下さいました。西出先生には会長の立場から、新企画「応化給付奨学金受給者の集い」および応化会今秋のイベント/講演会等の紹介がありました。

 

続いて新参加者の方々から各人のエピソードをご披露いただいただきました。里見多一氏(新22)からは財団法人里見奨学金の応用化学専攻への寄付が大学公認になった報告、魚森昌彦氏(新23)からは理化学研究所監事就任のいきさつと就任後後のエピソード、木村茂行氏(新13)からは学費節減の趣意を含めて修士課程東工大を経て博士課程ペンシルバニア大学修了の経緯、桜井博氏(新15)からは早稲田応用化学会募金委員会時代の苦労話および癌手術3回の壮絶たる闘病歴の話をご披露いただいた。

引き続き、河村宏先輩(新9)をかわきりに全員から一言二言を語っていただきました。ちなみに、河村先輩からは大学の給付奨学金枠の基準とその改革につながった里見奨学金への敬意と水野奨学金の枠の見直し検討中のお話しがありました。平中勇三郎氏(新14)からは、広報委員会の最近の活動状況が紹介され、その一つが早稲田応用化学会報のアーカイブの整備公開とのこと。早稲田應用化學會報、応化会だよりを経て1924年より継続されている本会報は、早稲田応用化学会の宝であり、その歴史そのものであること、会員が学生時代の様子も懐かしく思い出すことの出来るツールになると紹介されました。但し現時点でサイトの訪問者数は若干少なく、会員の皆様の積極的な訪問を期待したいと強調されました。田中照浩先輩には締めのご挨拶もお願いして、あっという間にお開きの時間を迎えてしまいました。記念の総合写真を撮影して、散会となりました。

早稲田応用化学会は歴代の会長をはじめとする多くの会員のご尽力により、組織がしっかり創られ、財政基盤が充実しつつあり、そして種々の活動が企画遂行されて今日に至っております。シニア会はシニア同士の懇親をあたためる場となっておりますが、応用化学会の発展をあたたかく見守り、影ながら支援するコミュニティとして存続できればと考えております。シニア会の世話役は今回から若干若返りました。引き続き、よろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

 

世話役:下井將惟(新13)、河野恭一(新14) 、河野善行(新25)
文責:世話役一同、写真:広報委員会 平中勇三郎)

 

石川研究室同門会懇親会2019開催報告

  石川研究室同門懇親会は、毎年回を重ねて今年で18回になりました。毎年続いているのは、同門の皆さんが積極的に参加していただいていること、また同門に限らず、城塚研、森田研等の多くの研究室の卒業生の方々が参加していただいている賜物です。

  今年は数寄屋橋のニュートキョービアホールの1階(貸切)に総勢26名が参加しました。東京のど真ん中にありながらも、その会場は参加者の距離感や催し物や料理を楽しむのに程よい空間でした。

  今年の幹事代表 新井信次(s43年卒)さんの開会の挨拶で始まりました。そして今年は関谷さん(s43年卒)司会進行により、恒例により最も年度が早い卒業生の中西昭満さん(s34年卒)の乾杯の音頭となりました。中西さんは本会の発足当初に代表補佐を務められています。今年は参加者の名簿(卒業年次順)の筆頭になっていたので時代の流れを感じている旨の挨拶に続き、乾杯となりました。

  しばらく歓談した後にアトラクションになりました。今年は三上薫さんによるアコーディオン 演奏でした。曲目はほぼシャンソンで、会員のほとんどが口ずさんだり、聞き覚えがあるような懐かしい曲でした。生演奏ですので臨場感を楽しみ、オコーディオンの振動を体で感じつつ、生の音質に聞き惚れながら、お酒も進みました。その後校歌斉唱等で締めくくり、来年の再開を誓いました。

  来年2020年は6月6日(土)を予定していますので、ご都合の許す方はぜひ参加してください。

(大根田 記)

第7回早稲田応用化学会シニア会開催報告

第7回早稲田応用化学会シニア会は、従来のシニア会から趣を変え、前回参加者の賛同が得られたとおり永年応用化学会活動に貢献された65歳以上の方に参加を呼びかけ、また、会場も早稲田大学周辺とすることで準備を進めきました。幸いにも大隈会館内の楠亭(教職員専用レストラン)に予約がとれたで2019年4月17日(水)、会員同士の歓談を重視した立食形式で開催したしました。しかしながら、開始時間は、教職員の昼食終了後の 午後3時、世話役の下井將惟氏の司会によりスタートしました。

初めに昨年逝去された故東野博樹氏のご冥福を祈り1分間の黙祷を捧げたのち、最長老の百目鬼清氏の挨拶と乾杯のご発声をいただきました。

学校関係者は、2名で竜田邦明栄誉フェロー及び応用化学会会長の西出宏之特任研究教授でした。

暫しの会食とご歓談を経て、司会者の指名により今回新たに参加された会員で、最も若い宮坂勇一郎氏(新26)が口火をきり、会長を務める神州一味噌(株)の近況及び味噌の効用をあらためて強調された。次いで河野善行氏(新25)、長谷川悦雄氏(新23)、坪井彦忠氏(新15)、綱島真氏(新12)、帝京平成大学の細村省三氏(新10)に近況報告を頂戴いたしました。話の中でもNPO法人草炭緑化協会(1990年に村井資長先生が設立した草炭研究会)や国民が健康で長生きできるようにと全国の市区町村に少なくとも各一か所設立するようにと国が提唱した「総合型地域スポーツクラブ」という任意団体でご活躍の先輩の話が興味深かった。続いて新応化会会長の西出宏之先生の挨拶では2023年に百周年を迎える応用化学会は、現在卒業生8千人を超える会員がおり、住所が判明できる会員は4千名弱で、今年度は幸いにも黒字決算を纏めることができ、事業としては応化会活性化のために5月の定期総会の時に応化教員が最近の研究を紹介し、7月にはOBの中から今年はペロブスカイト太陽電池の発明者で、その論文が昨年及び一昨年に世界で最も多く引用され、またノーベル賞候補にもなり、有名な桐蔭横浜大学宮坂力先生にご講演いただく話が進んでいる由。また、財政的に1月に先輩からのメッセージで参加費を値上げしたにも拘らず82社のご参加が得られ、また、活性化の新企画として学生時代に奨学金を受けた若手OBが中堅どころとなっており、これらのOB同士の交流を図るためのホームカミングディを昨年秋に実施、二回目の企画が進んでいる由(応化給付奨学金受給者の集い:http://waseda-oukakai.gr.jp/newhome/2018/12/30/2018syogakusei/)。

最後に世話人代表の河村宏元応化会会長から上記したように新しいシニア会ができた経緯、応用化学会でも種々新しい企画が動き出しており、そのうち本シニア会も応用化学会に合流するような考えも出ているような発言があり、長い間世話人代表をしてきたが、このあたりで後進に道を譲るとの意向が述べられた。

以上の発言の後、司会者から次回第8回会合は、今年10月9日(水)15時にこの場所で行う旨報告があり、集合写真を撮影し散会した。

世話役:河村 宏(新9)、下井將惟(新13)、相馬威宣(新13)

(文責:相馬威宣、写真:広報委員会 相馬威宣)

 

第12回「στの会」開催報告

第12回「στの会」

12回「στの会」を3月23日(土)に大隈会館教職員食堂「楠亭」で開催しました。今回は産学で知財関係に携われている飯野由里江さんに話題提供を頂き、科学技術論文の国際分析や国内大学の評価情報など、お話し頂きました。刺激になる内容で参加者30名弱も、その後の会話に弾みがつきました。
多田先生、佐藤先生のご家族をはじめ、幅広い年代層の集いとして続いていますが、佐藤研と多田研は親密な交流と相互啓発が続いた研究室同士であり、改めて出席者はその繋がりを再確認しました。
恒例の全員によるスピーチでは、近況報告や趣味、社会貢献、などに加え話題提供の話に纏わる話題も多彩で、相互刺激にも十分に一役買った時間となりました。この会は新入会員が入らない平行移動で年を重ねる会ですが、社会参加への意欲が強く、そして相変わらず笑顔の多い会で3時間の会食時間もあっという間に過ぎ、集合写真を撮った後、名残惜しげに散会となりました。
次回も同じ場所(大隈会館・楠亭)で、3月の第4土曜日(3月28日)を開催候補日としますので、是非、会員の皆様におかれましてはスケジュール調整にお含みください。
末尾になりますが、今回のこの同門会便りで開催を知った方も居られると思いますが、メールアドレスの判明している方々への呼びかけで開催に漕ぎ着けていますので、ご理解を頂きたいと同時に、不備のあったことはお詫びしたいと思います。次回以降に向けてメール連絡網を整備するためにも、会員の方々のアドレス登録を幹事役の井上まで(下記アドレス)お願いいたします。

(文責:幹事役、新制19回井上健:takeshi.inoue@akane.waseda.jp

第6回早稲田応用化学会シニア会開催報告

第6回早稲田応用化学会シニア会は、2018年10月17日(水)新宿中村屋ビル8階のGranna(グランナ)にて12時に開催されました。出席者は20名で、トップは、最長老の百目鬼清先輩で開始前30分に到着されました。

学校関係者は、2名で竜田邦明栄誉フェロー及び逢坂哲彌名誉教授で応化会会長の西出宏之特任研究教授は、海外出張と重なり欠席でした。最長老の百目鬼清先輩からご挨拶と乾杯ご発声をいただき、いつものように下井將惟氏が司会役を務め、スタートしました。

初めに今年4月に逝去された故加藤忠蔵先生及び7月に逝去された故柳澤亘氏の冥福をお祈りして1分間の黙祷を捧げました。

暫しの会食とご歓談を経て、司会から大学及び応用化学科のトピックス:早稲田大学の次の総長は6月28日の総長選挙で第17回総長に田中愛治政治経済学術院教授が選出、文部科学省事業「平成30年度卓越大学院プログラム」に私学では本学のみが選出されたこと、新学科主任に門間教授が就任したことが報告された。応化会全般については応化会幹事の河野恭一氏から新役員及び役職異動そして主イベント事業「企業ガイダンス・先輩からのメッセージ」等の現況が報告された。広報委員の平中勇三郎氏から応化会会員名簿のデジタル化が完了したこと、応用化学会報のアーカイブ化もほぼ完了している旨の状況が報告された。

逢坂哲彌先生から文部科学省の産学官連携地域科学技術振興のオープンイノベーション機構の整備に関して平成30年度の整備事業支援対象大学8校が決定し、早稲田大学も組織名称:研究社会実装拠点、研究分野:情報通信が採択されたので、支援期間5年間、今年度は各大学1.7億円が支給されること、また、アメリカ電気学会からこれまでのご尽力に対して賞金が授与されたのでお弟子さんとともにベンチャー企業を立ち上げる予定がある旨報告された。

引き続き竜田邦明先生のお話し:自分と同じ武田薬品の奨学財団の理事で今年のノーベル医学・生理学賞を受賞された本庶佑先生の学問における頑固さを述べられました。本庶先生は、学問は基礎研究も応用研究も大事であるのではなく、基礎研究が極めて大事であるのだと頑固一点張りであるとのこと。竜田先生から、近年は子供の教育に母親が出しゃばりすぎるので、昔のようにもっと自由に子供を育てていただきたいとの要望がありました。続いて、上田忠雄氏、手塚七五郎氏、田中照浩氏、田嶋喜助氏、中嶋宏元氏、細田拓氏の方々から主に学生時代の報告やご出席の皆さんがお元気なように皆で会って話していることで長生きできるかもしれないなどのお話がありました。

デザートを楽しみながら司会者から次回は来年4月17日(水)を告知、シニア会参加呼びかけを若手に広げ、応化会行事と連動して大学周辺で開催すること、また、幹事団の若返りを提案し、賛同を得ました。占めは世話人代表の河村宏氏から閉会のお言葉があり、お開きとなりました。

世話役:河村 宏(新9)、下井將惟(新13)、相馬威宣(新13)

(文責:相馬威宣、写真:広報委員会 相馬威宣)

 

第5回早稲田応用化学会シニア会開催報告

早稲田応用化学会シニア会は、15年続いた前身のWGS会(早稲田応化会グランドシニア会)の世話役をされた百目鬼清氏は、応化会行事に積極的にご支援、ご協力を頂き、活動を進め、前会長の河村 宏氏に バトンタッチ、はや3年目(18年目)となりました。

さて、第5回会合は、2018年4月18日(水)新宿中村屋ビル8階のGranna(グランナ)にて12時から開催されました。予定では19名の参加でしたが、諸般の事情で2名が急遽欠席で参加者は17名となりました。

今回、学校関係者は、竜田邦明栄誉フェローに加えて新たに最終講義と古希のお祝い会をされた西出宏之特任研究教授がメンバーに加わりました。いつものように下井將惟氏が司会役を務め、最長老の百目鬼清先輩の到着が遅れるため河村会長に乾杯ご発声とご挨拶をいただき、スタートしました。

乾杯後、河村会長から「本日、西出先生がお見えになっていらっしゃいますが、今度の定期総会で応用化学会会長を引き受けていただこうと考えております。このところ外部のOBが会長をしてまいりましたが、タイミングよく先生が70歳になり、愛でたく退任され特任研究教授になられた機会をとらえて会長をしていただこうと考えてお願いに上がりご了承いただきました。改めてご紹介するまでもありませんが、皆様にご挨拶をお願いいたします」と促されて西出宏之先生は、昨日応用化学会会員に発送されたという最新の早稲田応用化学会報を参加者に配布された。本会報は、応用化学科創立百周年記念号で、全頁カラーの立派な装丁、昨年10月7日にリーガーロイヤルホテル東京で開催された応用化学科創立百周年記念事業の企画、準備の報告および祝賀会、キャンパスツアー、記念展示等では皆様からたくさんの寄付を頂戴し、学生へのエンカレッジや応用化学会報のアーカイブ化を含めて素晴らしい内容の記念事業が実施できたことに関して謝辞が述べられた。また、やむを得ず会長を引き受けることにした経緯について詳しい説明がありました。

暫しの会食とご歓談を経て、大学側のトピックスとして和田教授からの情報を司会者が紹介:早稲田大学1号館1階にこの4月からノスタルジックでこぎれいな早稲田大学歴史館がオープンし、早稲田大学の歴史が解りますので是非お立ち寄りくださいとのことです(入場無料)。司会者の指名により応化会幹事の窪田信行氏から応化会の現況を話されました。

ここで到着されました今年93歳になられる百目鬼清氏のご発声で乾杯。ご挨拶では早稲田大学は、終戦後の仕事の基礎になることを叩き込んでくれた学校なので大学のほうに足を向けては寝ておりませんし、この意義あるシニア会ですので次回からは遅れないように頑張りますとのこと。引き続き竜田先生は、IUPACの会長を歴任した長倉三郎先生によれば「化学者は長生きする」と言ってますが、ご出席の皆さんがお元気なように皆で会って話していることで長生きする?かもしれない由。中谷一泰氏からは免疫を抑えるのを抑える抗体薬注:参照 の進歩によりがんでは死ななくても済む時代が近々やってくるとの話、平中勇三郎氏からは応化会報のアーカイブ化作業並びに会員名簿のデジタル化について説明があり、作業完了も間近い旨説明があった。

その他、別に示す方々から近況報告があり、占めに田嶋喜助氏は、応化会活動を軌道に乗せた時の心境を語り、またこういうところにきて皆さんと話し合うことで長生きできるのではないかとの言葉がありました。

参加者間での懇親が深まるなか、アイスクリームほかの氷菓のデザートをいただいた後、司会者から次回本年10月18日(水)に同じ場所を予約した旨の知らせがあり、集合写真を撮影してお開きとなりました。

  注:がん細胞の表面に現れて、免疫を抑えるタンパク質を妨害して免疫細胞の働きを回復させる抗体薬(ex. メラノーマや肺がんなど多種類のがんの治療薬オプジーボ(一般名 ニボルマブ))

世話役:河村 宏(新9)、下井將惟(新13)、相馬威宣(新13)
(文責:相馬威宣、写真:広報委員会 相馬威宣)

 

 

石川研究室同門懇親会2018開催報告

第17回石川研究室同門懇親会が6月2日(土) ニュートーキョー第一田町ビル店で開催されました。

集合写真

見並幹事(42年卒)の開会宣言に続き、相川会員(34年卒)より乾杯の発声が行われ暫し歓談となりました。

その後 応用化学科野田/花田研究室の花田信子講師より、水素エネルギーの利用に係る研究についての講演がありました。

福岡県出身の花田講師は、広島大学・大学院(博士課程)、ドイツ・カールスルーエ研究所、上智大学、筑波大・大学院を経て昨年応用化学科に移籍、今年4月に結婚されたばかりで、研究の主テーマである液体系水素貯蔵媒体(特に液体アンモニア)につき熱く語られました。講演後 水素の安全性に纏わる質疑応答・会員間の議論等が相次ぎ、予定時刻をオーバー、質問打ち止めの展開となりました。

毎回恒例のアトラクションは、2016年に続き宝塚歌劇団78期生/劇団四季ご出身の渓なつきさんの再登場。すみれの花咲く頃、Sound of Music 、Westside Story 、また君に恋してる、愛の賛歌、Catsメロディー等々を披露願った後、ピアノ伴奏の大川さん作詞作曲の“ひかり~だいすきだよ” で歌い納めとなり、会場に響き渡る美声に皆が酔いしれました。

その後宴は終盤を迎え、卒寿を迎えられた上田会員(26年卒)を祝福して乾杯、上田会員より石川先生から化学工学の真髄を学んだ想い出話・お酒を飲んでいると長生きするよ、との話がありました。

最後に、大川さんの伴奏で校歌斉唱、室賀代表幹事(42年卒)より次期新井代表幹事(43年卒)、大根田副代表幹事(44年卒)の紹介、次いで 中西幹事(34年卒)より毎年の懇親会開催に特に貢献された小野幹事(44年卒)・佐藤幹事(47年卒)への謝辞がありました。
最後の最後タイムアウト寸前で、皆で琵琶湖周航の歌を合唱してお開きとなりました。

今年の参加者は31名で、余韻を楽しみたい方々は2次会へと流れました。

当懇親会(毎年6月開催)には石川研究室以外の卒業生も多数参加されておられますので、より多くの皆様に参加頂き、引き続き会が大いに盛り上がることを祈念しております
(記:堀江46年卒)。


第11回「στの会」開催報告

第11回στの会集合写真

第11回「στの会」を3月17日(土)に大隈会館教職員食堂「楠亭」で開催しました。今回は佐藤先生の23回忌という節目の年であり、先生への感謝の意を新たにすると共に、佐藤先生のご薫陶を長い間受けられました村山栄五郎氏に話題提供を頂き、在りし日の先生を偲ばせて頂きました。今回も参加者は30名超となりました。
多田先生、佐藤先生のご家族をはじめ、幅広い年代層の集いとして続いていますが、佐藤研と多田研は親密な交流と相互啓発が続いた研究室同士であり、改めて出席者はその繋がりを再確認しました。

多田先生と佐藤先生のご家族ほか

話題提供は、「医療用医薬品と一般用医薬品と機能性食品」―年寄りの冷や水―佐藤匡先生を偲びつつーとの題で、先生のお人柄を思い起こさせるエピソードや典型的な業績集である本の紹介等を含め熱く語って頂きました。
その後、会は多田先生のご挨拶と乾杯の音頭により会食が始まり、懇談が進みました。恒例の全員によるスピーチでは、近況報告や趣味、社会貢献、などに加え佐藤先生にまつわる話題も多彩で、相互刺激にも一役買った時間となりました。この会は新入会員が入らない平行移動で年を重ねる会ですが、社会参加への意欲が強く、そして相変わらず笑顔の多い会で3時間の会食時間もあっという間に過ぎ、集合写真を撮った後、名残惜しげに散会となりました。
次回、来年は会場(大隈会館・楠亭)の都合で、3月の第4土曜日(3月23日)を開催候補日としますので、是非、会員の皆様におかれましてはスケジュール調整にお含みください。
末尾になりますが、今回のこの同門会便りで開催を知った方も居られると思いますが、メールアドレスの判明している方々への呼びかけで開催に漕ぎ着けていますので、ご理解を頂きたいと同時に、不備のあったことはお詫びしたいと思います。次回以降に向けてメール連絡網を整備するためにも、会員の方々のアドレス登録を幹事役の井上まで(下記アドレス)お願いいたします。

(文責:幹事役、新制19回井上健:takeshi.inoue@akane.waseda.jp)

第16回石川研究室同門懇親会開催報告

第16回石川研究室同門懇親会が6月10日(土)JR田町駅から程近いニュートーキョーで開催されました。 

石井幹事/司会役(42年卒)の開会宣言に続き、室賀代表幹事(42年卒)より石川先生の生い立ち・お人柄を偲ぶ話を込めた挨拶、その後出席者最年長の高橋会員(33年卒)より乾杯の発声が行われました。

暫し歓談後、応用化学科応用物理化学分野の門間聰之教授より、研究キーワードの1つである電気化学エネルギーデバイス(特に蓄電)につき分かり易く解説頂きました。

1.5V乾電池 → 携帯電話・無線通信用蓄電 → ハイブリッド車・電気自動車蓄電という技術イノベーションの説明の後、蓄電装置のプラスマイナス端子間に微小信号(10mV)を送りその周波数を変えた際の応答チェックにより、ハードを解体することなくどのパーツに不具合があるのかといった健康診断・寿命診断研究の一端を覗かせて頂きました。

ガソリン自動車が仮に火を噴いても余りニュースにはならず、一方携帯電話やノートパソコンでちょっと煙が出たくらいでニュースになるのは如何なものか? 狭いスペースに230 ~400V(直列)の電池を搭載し、しかもガソリン車以上の出力が出る蓄電タイプの車は、ガソリン車より安全では? との本音も聞こえてきました。

最後に、相次いだ震災から学んだこととして、トイレの水くらいは自給自足しようと、趣味として週末自宅の庭に穴を掘り始め 4mほどで水位に到達、その後緑粘度層(鉄分)、砂層(1万年前のくるみが発見される層)を経て現在10m余りの深さまで掘り下げ、ポンプアップ間近との話も披露されました。

毎回恒例のアトラクションは、早稲田フラメンコサークルVamos(1年~3年生の6名)
による見事なタップ(全員総出の際は準備したベニヤ板が割れんばかりの迫力でした)、時に激しく時に華麗なダンスが披露され、ギター生演奏・哀愁に満ちた歌声、色とりどりの衣装と相俟って、参加者は彼女達のパッフォーマンスに釘付けとなりました。

その後宴は終盤を迎え、恒例の高橋会員によるハーモニカ名演奏、“ここはお江戸か新宿の町か”(戯れ歌)の合唱(Vamosの皆さんが微笑む場面も)、集合写真撮影、全員で高らかに校歌斉唱、新井幹事(43年卒)の閉会の挨拶と続き1本締めで中締めとなりました。今年の参加者は25名で、その半数以上の方が2次会へと流れました。

(記:堀江 芳文 46年卒)