report」タグアーカイブ

「先輩からのメッセージ2017」開催報告

フォーラム 第9回「先輩からのメッセージ2017」 を2017年1月21日(土)に開催致しました。
その概要をここに報告いたします。
 

 早稲田応用化学会のホームページには学生向けのコンテンツの一つとして「企業ガイダンス」掲載欄を設けており、新規企業7社が加わって76社に参加いただいている。本年の経団連の「採用選考に関する指針(2016.9.20改訂)」は昨年と変わらず、会社説明会等の広報活動開始時期は3月とされましたが、本セミナーは、採用に向けた会社説明会とは異なり、先輩の眼を通じた各企業のアクティヴィティ、社会人としての過ごし方や後輩への期待等を話していただく、学生の進路選定の一助、キャリア教育の一環であることから、大学側と慎重に協議いたしました結果、開催日を1月21日(土)といたしました。これに基づき、掲載企業に「先輩からのメッセージ2017」への参加をお願いしたところ、64社からご賛同をいただき第9回の開催の運びとなりました。

挨拶 魚森交流委員長

ビジネス現場の第一線で活躍中の身近な世代の先輩がそれぞれの企業の特徴、ビジネスモデル、講演者自身のビジネスライフの様態、キャリア開発の実績、求められる人材像など、限られた時間内でコンパクトにまとめて講演いただきました。企業からの参加者は講演者、同行者を合わせて約130名に参加いただきました。学生の参加数は年度ごとの修士人数変動もあり総数は209名と昨年比92%となりましたが、昨年に比し早目の1月の開催ということもあり、10社以上の講演を聴講した学生比率が増え、1社あたりの講演聴講者数は昨年の120%と大盛会となりました。この中には学部1、2、3年生および他学部・他学科の参加も多く見られました。  

オリエンテーション 和田宏明教授

 

フォーラム開始前のオリエンテーションで主催者を代表して魚森交流委員長の開会挨拶、教室を代表して和田宏明教授から参加企業への感謝とご挨拶、保谷交流副委員長から講演についての注意・お願い事項の説明後、12:30より一斉に講演のスタートが切られました。会場は6教室で、これまでと同様に前半と後半の2部制として各社2回の講演を行っていただき、参加学生が希望する企業の講演をできる限り聴講できるようにしております。また、企業控室として使用の教室では、特別講演として桐村光太郎教授による「応用化学科・応用化学専攻の現状とこれから(創立100周年を迎えて)」と和田宏明教授による「応用化学科の就職関連活動および早稲田応用化学会の活動」をそれぞれ30分で2回講演いただきました。

特別講演 桐村光太郎教授

特別講演 和田宏明教授

(各企業のショートトークのGalleryは下のボタンから)

201、202教室 203、301教室  302、303教室

 講演会終了後は参加いただきました企業在籍のOB・OGおよび同行者を囲んで懇談会を催しました。企業側、学生出席者多数で大盛況の懇談会となりました。主催者を代表して三浦会長から参加企業への御礼挨拶、西出教授の乾杯発声をかわきりに懇親を深め、フォーラムの延長となる学生と企業との質疑応答を含めて話が弾み、会場は熱気にあふれました。学生にとっては昼間のフォーラム、夕刻からの懇談会を通して、日常の学習、研究に加えて、将来の進路選定への貴重なアドバイスを先輩諸兄から頂戴し、学んだことも多かったものと確信しています。橋本副会長の中締めの挨拶、田中学生交流委員長の一本締めをもって全プログラムを盛況のうちに終了いたしました。

懇談会の模様(懇談会のスナップ写真は下のボタンから)

  懇談会場 

今回のフォーラムにご賛同、ご支援いただきました企業、および熱気溢れる講演、懇談会における後輩を思いやる親身なアドバイスをいただきました先輩と、同行された関係者の皆様にはこの場をお借りしてあらためて厚く御礼申し上げます。

(文責 交流委員会 写真 広報委員会)

 

 

Ⅰ プログラム概要

  1. 日時  2017年1月21日(土) 
  2. 会場  西早稲田キャンパス54号館2F、3F、4F教室
  3. 受付  企業関係者は講演会場にて11:00から、学生は54号館101教室で12:00から
  4. 内容  オリエンテーション    12:00~12:20(企業関係者)
          講演会(第1部)     12:30~15:13
          講演会(第2部)     15:30~18:13
          懇談会          18:30~20;00(63号館)
  5. 対象学生 学部生、大学院生(修士、博士)およびポスドク
    (進路選定を間近に控えた学部3年、修士1年、博士課程修了予定者およびポスドクを参加の主体とし、将来へ備えての学部1,2,4年、修士2年の参加も歓迎)
  6. 対象学科 応用化学科、応用化学専攻、化学・生命科学科および専攻、生命医科学科および専攻、ナノ理工学専攻、生命理工学専攻等(学部、研究科、学科、専攻を問いません)

Ⅱ 「先輩からのメッセージ2017」教室番号、タイムスケジュール(54号館)

Ⅲ 「先輩からのメッセージ2017」特別講演スケジュール

Ⅳ 参加した学生(フォーラム参加学生の詳細)

それ以外の学生は化学・生命化学専攻、生命医科学専攻、ナノ理工学専攻、先進理工学部研究科、地球・環境資源理工学専攻、電気・情報生命工学科、人間科学研究科、理学科

Ⅴ アンケート」を踏まえての総括

1.今回のフォーラムの全体的な評価

学生は満足とほぼ満足を合計すると98%、企業参加者の回答では満足とほぼ満足の合計で97%と 参加者はほぼ満足との評価であった。
質問に対し多岐にわたる回答があったが多かったものをまとめると次の通りである。

1) 学生からの回答

  1. いろいろな企業が一堂に会していて業界を知ることができてよかった。  また知らなかった企業、化学系以外の企業も知ることができた。
  2. OB・OGから仕事や生活の具体的な話が聞けて参考になった。

2) 企業参加者からの回答

  1. 1月開催で、学生が就職先を絞り込む前に聞いてもらえて良かった。学生にとっても業界研究の時間が確保されると思う。
  2. 学生が積極的に話しかけてきたこと、志望度の高い学生と話せたことなどが好印象であった。

2.運営について

  1. 講演時間の13分/社については企業の76%、学生の72%が適当と答えたものの、短いとの回答が1/4程度ある。また、学生の入れ替え時間が短いとの意見も多い。参加企業数も増えてきており、施設規模、運営陣容を含め今後の課題となる。
  2. 会場については学生の26%が講演企業によるが狭いと回答しており、オリエンテーション会場も含めて改善が必要と思われる。
  3. 開催時期は、学生の70%が1月開催で良かったと回答。企業からも、絞り込む前に幅広く知ってもらうということを評価する声も多い。 本フォーラムは、経団連指針による会社説明会と趣旨を分けていることもあり、来年の開催時期については教室側と充分協議のうえ早めに情報発信したい。
  4. 懇談会は年々参加者が増え、会場が狭いという意見が多いが、学校側の方針でロームスクエア全部を懇談会に使えないことで今後の課題となる。

3.まとめと次回開催に向けた課題

  本年は教室からの積極的な紹介もあり新規参加7社を加え64社と最大の参加となった。学生も200名を超え、1月開催ということもあり、83%が10社以上を聴講するという熱気にあふれたフォーラムとなった。学生は優良企業からの具体的な情報が得られ、企業側も自社に対する理解を深めてもらうという状況が、両者にとって本フォーラムの高い評価につながったものと思われる。

  学生側からは講演時間が短い、会場移動があわただしい、企業によっては会場が狭い、企業側からは講演時間が短い、待機時間が長いといった相反する改善希望点も指摘されている。

  今後の参加企業として、食品・飲料、医薬・化粧品、自動車などが希望されており、また電機やITなど現在参加が少ない業種へのアプローチも課題となる。一方、今回のオブザーバ参加会社を含め、次年度の参加を検討いただいている企業もあり、講演時間の要望も考慮すると、施設面、運営人員面での課題も大きく、複数日開催も視野に、教室側と連携をとって次年度の運営を早めに議論していくことが求められている。

なお、「先輩からのメッセージ」及び「企業ガイダンス」に関するお問い合わせならびにご要望等は下記メールアドレスに交流委員会または事務局宛お願いいたします。

  E-Mail :guidance@waseda-oukakai.gr.jp
    〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1
  早稲田大学 先進理工学部応用化学科内 早稲田応用化学会 事務局長 寺嶋正夫
  TEL 03-3209-3211 内線 5253
  FAX 03-5286-3892
  E-Mail: oukakai@kurenai.waseda.jp
     URL  http://www.waseda-oukakai.gr.jp

(文責 交流委員会)

「朋有会:清水先生の思い出を語る会」開催報告

朋有会幹事 末木 俊輔 (新56回卒)

 「朋有会」は2010年に開催された清水研究室25周年記念パーティーの場にて、清水功雄先生により考案・命名されました、清水研究室卒業生並びに関係者から構成される同窓会の名称です。朋有会の由来につきましては、2014年開催の朋有会開催報告をご参照いただけると幸いでございます。以前より本会は定期開催しておりましたが、2014年に清水先生がご逝去され、開催を延期されましたが、昨年12月17日に2年振りに「朋有会:清水先生の思い出を語る会」をリーガロイヤルホテル東京にて開催致し、慌しい年末にも関わらず卒業生・関係者、また清水先生の奥様の清水信子様と清水先生のご子息ご家族の方々にもご参加いただき、総勢約90名の出席者となりました。

 開会に際して、佐竹彰治様(新40回卒)より開会のご挨拶を頂戴し、相田冬樹様(新37回卒)より、湿っぽいことがお嫌いだった清水先生のご意向に従って「献杯ではなく乾杯」のご発声により、会がスタート致しました。しばらくの歓談の後、各代の卒業生の方から研究室や清水先生との思い出について、スピーチをいただきました。石井宏寿様(新38回卒)からは、若くして早稲田大学に赴任された清水先生は、研究室では厳しくも熱のこもった研究指導をされていた一方で、学生とともにスキー旅行に行かれたというエピソードを拝聴し、この頃から積極的に学生との交流を持たれる先生のご様子を伺うことができました。鳴海哲夫様(新52回卒)からは、清水先生に教えていただいたことが大学教員としての現在の自分を形作っているとのスピーチをいただき、また大学院を修了された比較的若い世代の方である水戸部博和様(新59回卒)からも、研究室時代に清水先生より「どういうミッションで研究をしているのか、良い研究をするとはどういうことなのか」という研究者としての哲学・姿勢を叩き込まれ、教育者としての清水先生を思い出すことが出来ました。最後に現役の学生である芝山啓允様(新65回卒)からは、清水先生の難解な講義に苦戦したという学生らしいエピソードを伺うことができ、一方で研究室では自由に研究をさせていただいたことから、清水先生が大学教員として一貫として大事にされていた、学生の自主性を重んじられるご様子が思い起こされました。

 最後に清水信子様よりご挨拶を頂戴し、このような会を開いていただき、感謝しているとのお礼の言葉を述べられました。清水先生が研究室の学生や卒業生たちのことを片時も忘れず、親身に考えておられたことをお話し下さり、病床で口にされた「ありがとう」というお言葉でご挨拶を締めくくられました。清水先生より教えをいただいた者として、胸が熱くなりました。また本会の開催に際し、幹事団が中心となって清水先生のご略歴、図・アブストラクト付にてまとめた研究業績集を作成し、長澤和夫様(新39回卒)より清水信子様に贈呈されました。この業績集は参加者全員にも配布され、それを眺めて研究室時代を懐かしく思い返す一幕もありました。さらに清水信子様からも心のこもった記念品を参加者全員にご用意いただき、参加者一同、とても感動致しました。最後に全員で校歌斉唱を行い、記念写真撮影後に閉会となり、その後は第2、第3の同窓会に三々五々繰り出しました。

 本会の開催にあたっては、学内には既に研究室はないために当日準備などに苦労することも多々ありました。しかしながら卒業生の皆様にも旧交を温めていただき、また清水先生の奥様・ご家族の方々にも喜んでいただけましたことは、幹事団としては望外の喜びでありました。おそらく清水先生も会場のどこかにいらして、懐かしい顔ぶれと卒業生が楽しく過ごしている様子をご覧になり、喜んでおられたのではと想像しております。最後になりましたが、本会を盛会のうちに終えることができましたのも、ご参加いただきました卒業生の皆様と、当日受付などをお手伝いいただいた現役の学生たちのおかげだと思っております。幹事を代表致しまして、厚く御礼申し上げます。今後もぜひ清水先生が遺してくださったこの会を、大切にしていきたいと考えております。

2017 新21回、22回城塚研同門会開催報告

城塚先生がお亡くなりになって以来、城塚研の集まりはほとんど定期的に行われなくなりました。昨年、一昨年は新20回、21回の有志であつまり、世代を跨いでの集まりもなかなか良いなということがわかりました。なにしろ大学院時代も含めれば同じ研究室で一年以上は共に研究生活を送ったのですから。
そこで今度は21回の長瀬君が声をかけてくれて新21回、22回の同門の集まりを日比谷の「うすけぼー」で行いました(平成29年1月19日)。集まったのは5名と少なかったですが、これがきっかけでまた盛大になりそうな気がしました。
21回:長瀬穂積、上野裕人、橋本正明、22回:辻傑、倉地京平、40年ぶりに会った仲間も居りました。まだ元の会社に縛られているもの、乞われて安全操業の指導をしているもの、ビルマやベトナムで操業のアドバイスをしているもの、悠々自適で高尾山や小仏などの山歩きを楽しんでいるもの、それぞれが充実した生活をEnjoy しているようでした。
今年秋は応用化学科創設100周年でもありますし、来年はもっと大規模に集まりたいと話しました。

 

 

 

 

 

 

(文責:橋本正明)

第8回フォーラム「企業が求める人材像」 2016年11月26日(土)

head

今回は、応化会学生会員と若手OB・OGを主体とする「縦割り交流会」に参加されるメンバーにも呼びかけ、学生会員と若手からシニアまでのOB・OGらが一堂に会し、第8回フォーラム「企業が求める人材像」を開催した。
三浦会長の挨拶、魚森交流委員会委員長の主旨説明の後、応用化学科の和田教授を司会としてフォーラムが開始された。
wadaフォーラムの方式は、「今語るべきテーマとは」と題し、例年とは異なりパネリストを置かず、今後取り上げてみたいテーマ候補群の中から興味あるテーマを学生がピックアップし、社会人側が意見を述べる形を採った。そのやりとりを通じ、今後本フォーラムにて深く討議すべきテーマを浮き彫りにするという試みである。
特に「学生が自ら発信をする」場とするため、学生自ら開発した「ランダム指名ソフトウェア」も活用し、学生らに疑問に思うことや討議したいテーマの提案を促したが、当初は戸惑っていた学生たちもすぐに慣れ、挙手する姿が多く見られたのは頼もしい限りである。学生にも社会人にとっても「発信をする」形のイベントは初めてであり、当意即妙にとはいかず、まだまだ互いにぎこちないところも多々あったが、参加者が自ら意見を述べ合うイベントは珍しいものであり、時間が短く感じられる楽しいイベントであった。
討議では、英語を巡る実情、リーダーシップとフォロワーシップ、個の力と組織の力、企画力と実行力(イノベーションについて)、人脈作り、失敗から学ぶ事、学士・修士・博士のこと、大学の研究と企業の研究、人間力を磨く、ワークライフバランス、早稲田らしさとは、など幅広く多岐に渡ったテーマに関して学生たちから具体的かつ的確な質問が提示された。本フォーラムの内容を吟味検討し、今後のテーマを策定していく糧としたい。
今回は時間も限られており、浅く広くという当初の目的があるため、深い討論を繰り広げる訳にはいかなかったし、すべての質問と回答が噛み合っていたとは言えないが、今回のようなチャレンジを通じ、将来はさらに活発な双方向型の討論会が実現できればと願う次第である。尚、引き続き学生部会主催の「縦割り交流会」(⇒ こちら)が行われ、「企業が求める人材像」で論議されたテーマについて意見交換がなされた。
その後合同の懇親会が開かれ、学生とOB・OGとの和やかな交流会となった。年末の多忙な時期に参集下さった多くの学生諸君並びに諸先輩方に厚く御礼を申し上げる次第です。

 

(文責:交流委員 神崎恭一)

新19回・同期会報告(平成28年11月25日)

(写真は、クリックすると拡大表示されます)

  1. 集合写真

 11月25日(金)に卒業後第2回目の同期会を早稲田リサーチパークでの見学会と大隈タワーでの懇親会として開催し、参加者は約20名となりました。
 同期で大学に残られた逢坂特任研究教授のスマートエナジーシステム・イノベーションセンターの研究室などを見学し、最先端の研究内容の一端に触れると同時に、年月を経た大学の姿に、それぞれが隔世の感を禁じ得ませんでした。
 会食は昔の学生会館跡の大隈タワー内にあるレストラン「森の風」で和気藹々と楽しく賑やかに行われました。前回と同様に、各人の1分間スピーチで近況などを報告しあいました。遠方から駆け付けた旧友もいて、久方ぶりの再会に、熱の入った議論や旧交を温めるシーンがあちこちで飛び交っていました。
 名残惜しい気持ちが多くの人にあり、2次会には殆どの出席者が残り、高田牧舎で更に盛り上がりました。参会者の多くから、是非とも継続したいとの声が上がっていましたので今後も企画をしたいと考えています。この報告で開催を知った方もいると思いますが、是非とも連絡先の整備をしたいのでメールアドレスを下記の井上までご連絡いただくか、応化会事務局にご一報ください。同期会、及び応用化学会を今後とも宜しく応援ください。

(文責・井上 健) 
takeshi.inoue@akane.waseda.jp

未来社会創成フォーラム (平成28年11月29日)  

-ライフサイエンス・バイオが拓く未来社会ー

head

 

未来社会創成フォーラムが下記の通り開催された。

日時: 2016年11月29日(火)14:00~19:45
場所: 早稲田大学 西早稲田キャンパス63号館2F-03, -04, -05教室、及び1F-Rohm Square
共催: 早稲田大学 先進理工学部 応用化学科
      早稲田応用化学会

参加数:  参加企業/団体/組織等総数=60、
              フォーラム参加者(講演者は除く)=88名(内応用化学科OB/OGは15名・17%)、
              加えて応用化学科研究室の学生参加も有り。

1. 本フォーラムの趣旨

昨年までに3回実施した「未来社会創成の会」フォーラムの成果を継承しつつ、早稲田大学応用化学科からその研究活動と実績を社会に向けて発信する新規フォーラムとして、早稲田応用化学科と応用化学会共催の新たな活動として企画した。 

2. 本フォーラムの目的

早稲田応用化学会のStakeholders(企業、OB/OG、学生、教員等)が、応用化学科の個々の研究活動のStatusや成果、未来社会に対するそのPotentialを理解し、またその結果として生じる相互の興味や情報、意見の交換を建設的に加速させる場を用意することによって、研究活動の価値ある展開と研究成果の社会への還元が推進されることを目的とする。

更には若手教員の社会に対するExposureや、大学と企業との相互刺激的かつ持続可能な関係の創出を期待し、2017に迎える「応用化学科100周年」、2022年に迎える「応用化学会100周年」を大きなステップとして、応用化学科が新らたな世紀に船出するための一つの基盤を整える。

 3.  今回のテーマ「ライフサイエンス・バイオが拓く未来社会」について

今回のフォーラムは応用化学科木野邦器教授の企画によって応用生物化学を中心とするテーマを取り上げた。

今世紀人類に課せられた課題は多く、持続的な社会の構築に向けバイオテクノロジーに大きな期待が寄せられている。とくに昨今のバイオ関連技術の進展には目を見張るものが多く、我々の夢を実現するための革新的ツールが数多く開発され、新たな研究領域も立ち上がっている。

こうした背景において世界各国は、OECDが予測するBioeconomyの実現に向けて、バイオ関連の研究展開や産業支援に関わる国家戦略を策定するなど、新たな目標に向けて動き出している。

我が国でも、関係省庁はそれぞれにグリーンバイオイノベーションの実現に向けた検討を開始しており、広範囲に及ぶバイオ産業の活性化に向けた戦略を打ち出している。

早稲田大学応用化学科の応用生物化学部門では、多様な微生物機能を活用した有用物質生産プロセスの開発を軸に研究を推進しているが、幅広い分野を扱うバイオ研究の現状と効果を俯瞰的な立場から総括し、その可能性を議論したいと考え、今回のフォーラムのテーマとして設定した。

4. 今回のフォーラムのプログラム

1) 14:00-14:30 「未来社会を拓くバイオテクノロジー」
    01
    木野邦器(早稲田大学 教授)

2) 14:30 -15:10 「低炭素から新炭素社会へ:バイオテクノロジーの展開」

水無渉(三菱化学 科学技術研究センター バイオ技術研究所長)

3) 15:10-15:50 「生物機能を活用したものづくり」
           ~社会価値と経済価値を共創する味の素グループの取り組み~

松井和彦(味の素株式会社 上席理事)

**15:50-16:00 休憩

会場風景

会場風景

4) 16:00-16:40 「未知未培養微生物の培養限界を超える挑戦」

鎌形洋一(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 生命工学領域研究戦略部長、北海道大学 教授)

5) 16:40-17:20 「バイオ産業の近未来」

宮田満(日経BP社 特命編集委員)

6) 17:20-18:00 「セルフメディケーションのための機能性食品開発」

山本(前田)万里(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 食品健康機能研究領域長、筑波大学 教授)

7) 18:00-18:05 おわりに

桐村光太郎(早稲田大学 教授)

8) 18:10-19:45 交流会(名刺交換および質問・懇談):63号館1F-Rohm Square

(割り当て時刻は当初の予定で、実際には各講演の盛り上がり等で後半の交流会が終了したのは20:00となった。)

5. 講演後の交流会について

各テーマの講演の後、63号館1F-Rohm Squareに場所を移して名刺交換・質問・懇談等による活発な交流会が行われた。講演会では得られなかった細かい情報交換や、新しい人と人との繋がりが得られたと考えられる。

6.  総括

各講演者の講演はともに本フォーラムの趣旨に沿った広範囲のもので、且つ最新の情報をも含んでおり、参加者に対して強く訴える講演会であったと考える。
従って前述の「2.本フォーラムの目的」で述べた「研究活動の価値ある展開と研究成果の社会への還元」に、今後大いに貢献することを期待したい。

<アンケート結果の概要>

本フォーラムの参加者にはアンケートの記入をお願いした。主なコメントの幾つかを下記する。

  • 最前線の情報が入手でき、大変勉強になった。
  • 一つの分野を長く研究されている研究者の言葉の重み、内容の深さが印象に残った。
  • 日本のモノづくりバイオの将来に向けた産官学の方向性の一端を知る事ができた。
  • サイエンスだけでなく、事業価値・経済価値が合わせて論じられた点が良かった。
  • 業界は異なっても、課題点に関する考え方、アプローチについて参考になった。
      ~~等々

その他の多くの参加者から、本フォーラムに対して好意的なコメントや、こうした企画を支持する言葉をいただいた。

 

(未来社会創成フォーラム実行委員会)

2016 新20回、21回城塚研同門会開催報告

昨年同じ城塚研究室で学んだ二世代(新20、21期)の仲間たちが、ほぼ40数年ぶりに集まりました(2015年の会⇒こちら)。

今年もまたやろうと長瀬君が中心に声をかけ、12月6日に新大久保の韓国料理店さんぱ家で会食しました。城塚先生が亡くなられてから研究室でまとまれる機会が少なくなったので、大学院時代にほぼ一年間先輩後輩としてともに過ごした懐かしい面面が会えるというのは貴重なチャンスです。
今年は12月の忘年会シーズンと重なったため参加は各学年3人ずつの計6人でしたが、共に近況を共有し、また今年の2月に亡くなった村田治雄さん(新20)のことも皆で偲びました。
そして、酒量が増え酔うほどに昔日の武勇伝や失敗談も出て楽しい集まりとなりました。

左より 長瀬、米岡、大槻

左より 長瀬、米岡、大槻

左より 丹羽、橋本、上野

左より 丹羽、橋本、上野

先生が亡くなられると年次を越えた集まりは、なかなか難しくなりますが、来年はより多くの人たちでこうした会を開きたいと思います。

参会者
新20 大槻俊一、丹羽淳、米岡実
新21 上野裕人、長瀬穂積、橋本正明

文責 橋本正明

 

 

「謳歌燦久会(昭和39年卒)ゴルフ会(2016年12月2日)」報告

今年も恒例の謳歌燦久会(昭和39年卒)ゴルフ会を12月2日に伊豆の伊東(ゴールド川奈CC)で開催しました。 参加メンバーは、河野、菊地、渋谷、野際、平中、萬、和田の常連7名で、前夜から一碧湖畔の池田庵に泊まり込み前夜祭で鋭気を養いました。

前日までは不安定な天気でしたが、当日は朝方から快晴で、ほとんど風もなく温暖で絶好のゴルフ日和に恵まれました。午後からも心配した風もなく終日温暖無風でこの時期にしては珍しい一日となりました。
ほとんどが後期高齢者になり、腰痛に苦しむもの、ドライバーの飛距離が落ちたと嘆くものと様々でしたが、お天気に恵まれ和気藹々のゴルフプレーを楽しむことができました。(会の申し合わせにより成績は非公開です)

2016-12-0239kai-golf

ゴルフの後は、これも恒例の「池田20世紀美術館」で美術鑑賞後、宿舎の池田庵にて持ち込みのワイン、酒、焼酎での懇親会となりました。懇親会から熊倉君も参加し総勢8人の宴会となり、これも恒例の舟盛りの刺身、金目鯛の煮つけで夜の更けるまで旧交を温めました。

dsc05068xxyy

dsc05069xxyy

dsc05074xx

 来年も12月1日(土)に再会を約して、翌朝解散しました。

(文責 平中)

新制17回(昭和42年(1967))卒業同期会報告(10月23日)

 

%e5%86%99%e7%9c%9f400kb-%e5%9c%a7%e7%b8%ae%e5%90%8c%e7%aa%93%e4%bc%9a

新17回卒同期会集合写真

2016年10月23日(日)に同期会を、今年が卒業50年目で、案内状が送られてくる最後のホームカミングデーに合わせて開催しました。
  大隈講堂での式典参加ができるようにと、高田馬場駅近くのBIG BOX 9F「わん」で13時から15時の昼食を摂りながらの集まりでした。参加者は17名とやや寂しい人数でしたが、中部支部からは3人が参加しました。司会は金子四郎が担当し、見並勝佳の開会挨拶と乾杯でスタートしました。
顔を合わせていると50年以上前の記憶がどんどん戻ってくる体験を全員がしたようで、各人の近況を報告するともに、色々な話題に花が咲きました。まあ、ご多分に漏れずに病気と健康の話題も飛び交いました。予定の時刻はあっという間に過ぎ、来年も開催するようにとの強い要望が出ました。
閉会の挨拶は石井利典が行いました。全員で集合写真を撮り、来年にもまた会おうと帰路につきました。

参加者:石井利典、大林秀仁、押田信昭、金子四郎、坂野泰明、曽根眞人、高橋志郎、高畑忠男、堤正之、経沢実、坪田正行、西海英雄、久枝信一、藤本隆之、三島邦男、安村弘之、見並勝佳

 (文責:見並勝佳)

新18(昭和43年卒)応化同期会開催報告

  1. 2016-11-2618%e5%9b%9e%e5%90%8c%e6%9c%9f%e4%bc%9a

2016年11月28日

 2016年11月26日(土)、昨年に引き続き早稲田大学西早稲田キャンパス内の竹内ラウンジで同期会を開催しました。業務多忙、旅行、体調不良等で欠席された方もあり、出席者は24名でしたが、例年通り研究室毎に幹事が取り纏めた資料でそれぞれの近況を把握することができました。会の始めに、今年体調を崩されて幽冥界に旅立たれた渡会不三男君(2016.05.02ご逝去)、磯川眞治君(2016.07.02ご逝去)、お二人のご冥福を心よりお祈りし、全員で黙祷を捧げました。

 その後、保坂君の司会、竹下の挨拶、中井君の乾杯で会が始まり、会食・歓談の後、参加者全員の近況報告、中井君の応化会活動や基盤委員会活動報告(来年10月7日応用化学科創立100周年記念式典、会費納付率アップの取組み等)、保坂君の分科会・会計報告と続き、和気藹々の楽しい時間が流れ、16時過ぎに渡部君の締めでお開きになりました。

 今回の同期会は、昨年に続き参加者全員による近況報告をメインテーマとしました。参加者のお話しは全て、同期の我々にとって大変参考になるものばかりでした。 その中からいくつかを紹介します。

1)包装資材商店経営、神主・指圧師・森林インストラクター・書道師範・中国での講演 活動、通訳ガイド国家試験挑戦、日本棋院4段免状取得、太極拳師範審査合格、ボランティア活動 

2)腰痛、膝痛、前立腺不調 等に伴う体調管理やゴルフ・テニス・ソフトジョギング・ウオーキング、吹矢等の体力維持・増強

3)年2回のゴルフ分科会に加えて、今年から始めた年2回の放談会の紹介

 参加者全員、自分の身に置き換えてメモを取ったり、質問したりして熱心に聞き入っていました。“青春とは心の若さである、今が青春真只中では?”との思いを共有し、それぞれが明日への新たな一歩と来年の再会を誓った一時でした。

 末尾になりましたが、今回の開催にあたって応用化学会事務局長寺嶋正夫様に大変お世話になりました。ここに篤く御礼申しあげます。

(注)次回は2017年11月24日(金)を予定しています。詳細は各研究室の幹事から後日、ご連絡致します。同期の皆さん全員の参加をお持ちしています。
(幹事:杉本、村岡、二見、品田、小久保、渡辺(壮太郎)、永田、関谷、鶴岡、曽根、金山、渡部、中井、山形、長島、保坂、竹下)。

(文責 竹下哲生)
以上