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7月13日(木)第31回交流会講演会のご案内

早稲田応用化学会 交流委員会主催 第31回交流会講演会のご案内(7月13日(木))

講演者 :長谷川閑史(はせがわやすちか)氏 武田薬品工業株式会社 取締役会長
演題 :『タケダのグローバル化への挑戦』
 副題 ;「世界をとりまくパラダイムシフトのなかで」

今回は、売上高において国内トップであり、世界的にも著名な医薬品企業である武田薬品工業株式会社の取締役会長であり、経済同友会代表幹事等の要職も歴任された長谷川閑史氏をお迎えし、『タケダのグローバル化への挑戦』という魅力あるテーマにてご講演をして頂きます。

講演者ご略歴
1970年 早稲田大学 政治経済学部卒業
同年 武田薬品工業株式会社入社
1998年 医薬国際本部長
1999年 取締役
2003年 代表取締役社長
2011年 公益社団法人 経済同友会 代表幹事(2015年まで)
2014年 代表取締役 取締役会長
2015年 東京電力株式会社(現 東京電力ホールディングス株式会社) 社外取締役
2015年 取締役会長
2016年 旭硝子株式会社 社外取締役
その他、日本経済団体連合会、日本製薬工業協会等で要職を歴任され、日本を代表する経営者の一人として幅広く活躍しておられます。

武田薬品工業株式会社の概要
売上高において国内一位の医薬品企業
設立;1925年(創業;1781年)
資本金;652億円(2017年3月末時点)
2017年3月期の連結決算内容;
 売上高;1,732,051百万円、営業利益;155,867百万円
医療用医薬品が売上高の大半を占めています。
そのうち、潰瘍性大腸炎、癌、高血圧症、消化性潰瘍等の治療薬が主な製品です。
国内に下記の技術・生産事業所を保有しています。
 湘南研究所(神奈川県藤沢市)
 大阪工場(大阪市淀川区)、光工場(山口県光市)

ご講演の趣旨
「近年、人口動態の変化、経済のドライバーの新興国への移行、AI(人工知能)を含めたIT化といった劇的なパラダイムシフトが起こりつつある。このように加速度的に変化していく世界のなかで、「何もしないこと」は、結果として、国家、企業、個人にとって、「最大のリスクテーキング」となる。
医薬品業界においても近年、劇的な環境変化が起こっている。そのような変化に対応するためにタケダがとってきたグローバル化戦略、リーダーの役割、経営の基本精神などについて紹介する。」

日本の経済界の重鎮であり、政治経済学部卒業の大先輩と身近に接することの出来る貴重な機会です。長谷川会長は医薬品企業の役員ですので化学関連のお話も期待出来ますし、学生にとって興味のある大学時代のお話も期待出来ます。従いまして学生諸君は勿論ですが、社会で活躍中のOB/OG諸君、更にはシニアOB/OGの方々にとっても大変貴重なお話しを聞くことが出来る絶好の機会であると確信致します。
なお、講演開始時に講演者の簡単な紹介を下記の方にお願いしております。
竜田邦明様(早稲田大学名誉教授・栄誉フェロー、第99回日本学士院賞受賞、第13回交流会
講演会講師)
皆様お誘いの上、是非奮ってご参加ください。

講演期日;2017年 7月13日(木)
講演会場;早稲田大学 西早稲田キャンパス 63号館2階03室、04室、05室
講演時間;17:00~18:15(受付開始 16:30、参加自由、無料)
学生代表とのパネルディスカッション
;18:15~19:00
懇親会 ;19:15~20:30 (63号館1階 Rohm Square)
講演者を囲んで懇親会を開催します。(懇親会費:3千円、学生無料)

申込みはこちらから

 

事前登録を7月9日(日)までに頂いた方には、当日受付で名札をお渡しいたします。
それ以降の登録の場合は、名札の準備が出来ませんので自筆でお書き頂く事になりますことをご了解ください。
講演会場、懇親会場では応化会ホームページ掲載用の写真を撮影いたしますのでご了承願います。
また講演会場ではビデオ撮影も予定しております。

第10回中部支部総会と交流会の報告

2017年4月15日(土)「北京料理百楽名古屋店」にて、第10回中部支部総会と交流会を開催しました。東京大学総合研究博物館特招研究員吉田邦夫氏をお招きし、関西支部よりは市橋宏副支部長と田中航次事務局長に参加して頂いた。

第10回支部総会

三島支部長の開会挨拶に引き続き、 堤幹事より、2016年度の活動および経費実績並びに2017年度活動計画案が上程され出席者全員の賛同が得られました。→第10回中部支部総会上程資料(HP掲載用)


吉田邦夫氏による講演「縄文人の食卓~同位体食生分析~」

吉田氏は放射性炭素(C-14)が規則正しく壊れる現象を時計として使うことによって、人間と自然の営みに関する時間情報について研究してこられ、考古学、環境学、美術史など幅広い分野で研究活動を行っておられます。今回の講演では、人骨と土器に残された炭素・窒素同位体情報をもとにして、縄文人の食卓を再現されました。

①あなたは、あなたが食べたもの(同位体食性分析)

地球にある炭素、窒素には、わずかに重さが違う 兄弟原子「同位体」が存在し、その比率(安定同位 体比)は炭素については12C(98.90%)、13C (1.10%)、素については14N(99.63%)、15N (0.37%)である。これら炭素や窒素の同位体は 質量が異なるため、植物に取り込まれてセルロースや デンプンに変化したり、タンパク質に合成される際に、 反応速度の違いから安定同位体比からずれることが わかっている。これを同位体分別効果といい、食材の グループによって同位体の割合がわずかに違う。 この違いを利用して、人が食べていた食材を推定するのが、同位体食性分析である。例えば人の髪の毛の炭素・窒素同位体比を分析すると、ベジタリアンの人かどうかを調べることができる。(ベジタリアンの場合、重い13C、重い15Nの同位体比は共に低く、一般的な人と比較して特異なデータが得られる。)安定同位体比の測定は、分析試料を燃やして出来る気体、二酸化炭素と窒素ガスを質量分析計で測定する元素分析計-質量分析計システムによって行う。

②縄文人の食卓への二つのアプローチと日本列島の食料資源

縄文人の食卓を推定するため、「人骨のコラーゲンの分析」(長期間の情報、年齢、男女差などの個体の情報)と「土器付着物の分析」(短期間の情報、一回または複数回の調理の情報)」の二つのアプローチを行い、過去の日本列島の食料資源の炭素・窒素同位体比の情報(C3植物、C4植物、草食動物、海産貝類、海産魚類、海産哺乳類)から、縄文人の食卓を推定した。

③縄文人骨に残された痕跡

縄文人骨から硬タンパク質(コラーゲン)を取り出し、同位体比を分析すると、居住地域による特徴が見られる。北海道では、およそ6000年の間、海獣に依存した食生活が続いていた。内陸部では、草食動物に依存していた。貝塚人は、海産物の依存が多いものの、貝類のみを食していたわけではなく、草食動物を多く食していたことがわった。また、人骨分析を行った集団の中で、集団から離れた個体の存在が見つかった。異なる食文化をもつ個体(シャーマンなど)? あるいは、食文化が異なる集団から移り住んだ個体?があったと推定される。

④土器に残された痕跡

火炎土器は祭祀のため、神に献げるものの煮炊きに使用されていたと推定される。火炎土器に付着した炭化物(調理した食材のおこげ)の炭素同位体比とC/N比の分布を測定することで、食材の種類を特定することができる。火炎土器付着物から次のことがわかった。堅果類(どんぐり、トチの実など)を単独で煮炊きした例はない。遺跡ごとにややまとまりが見られる(祭祀のために決められた特別なメニューはなかった)。(信濃川)上流部では、主としてC3植物と陸上動物が調理されていた。(信濃川)下流部と(佐渡)島では、海洋魚、サケ・マスを含む食材が調理されていた。

最後に新たな展開として、脂質分析(分子レベル炭素同位体比分析)の紹介があった。


懇談会

後藤顧問の挨拶と乾杯の音頭で懇談会に入った。両関西支部来賓および大高理事、新村理事および初めて参加頂いた浜名氏にスピーチを頂いた。テーブル毎や吉田氏を囲んだ懇談が盛んで、2時間があっという間に過ぎてしまいました。全員写真を撮った後、フィナーレは堤幹事の「1本締め」で、母校及び早化会の発展と各位のご活躍を期し散会しました。

参加者(敬称略)

(講 師)吉田邦夫(新21回) (関西支部会員)市橋宏(新17回)、田中航次(新17回)、
(中部支部会員)澤田祥充(旧31回)、近藤昌浩(新9回)、三島邦彦(新17回)、堤正之(新17回)、白川浩(新18回)、後藤栄三(新19回)、小林俊夫(新19回)、柿野滋(新 19回)、秋山健(新19回)、谷口至(新22回)、須藤雅夫(新22回)、木内一壽(新24 回)、山崎隆史(新25回)、浜名良三(新29回)、服部雅幸(新32回)、新村多加也(新 39回)、大高康裕(新41回)。

(文責:大高、堤)


第3回早稲田応用化学会シニア会開催報告

早稲田応用化学会シニア会は、最長老の中岡敏雄先輩(旧制17回)を筆頭に太田 昭先輩、中曽根荘三先輩(中曽根荘三奨学金設立者)、加藤忠蔵先生、山本明夫先生など錚々たる顔ぶれがメンバーに名を連ねております。

15年続いた前身のWGS会(早稲田応化会グランドシニア会)の世話役をされた百目鬼清先輩は、応化会行事に積極的にご支援、ご協力を頂き、活動を進め、前会長の河村 宏氏に バトンタッチされました。

さて、第3回会合は、2017年4月19日(水)新宿中村屋ビル8階のGranna(グランナ)にて12時から開催されました。予定では26名の参加でしたが、諸般の事情で3名が急遽欠席で参加者は23名となりました。

下井將惟氏が司会役を務め、本年6月で92歳となられる最長老の百目鬼清先輩にご挨拶をいただき、併せて乾杯のご発声を頂戴し、会がスタートしました。今回は学校側から竜田邦明栄誉フェロー、豊倉 賢名誉教授、逢坂哲彌特任研究教授が参加されました。

引き続き司会者から2017年10月7日(土)にリーガロイヤルホテル東京にて開催予定の応用化学科創立100周年記念事業の進捗状況を実行委員の和田宏明教授から聴取した内容の説明があり、追加として寄付口座*も用意してありますので本会ご参加の皆様方のご理解、寄付、支援を賜りたい旨のお願いと教室側の現況説明がありました。トッピクスとして昨年は山口潤一郎准教授(有機合成、前名古屋大学准教授)及び須賀健雄専任講師(高分子化学、 前早稲田大学高等研究所助教授)が新加入、今年は下嶋敦准教授(無機化学)が教授に昇格、また花田信子講師(化学工学、前筑波大学大学院システム情報工学研究科構造エネルギー工学専攻助教)が新加入し、応用化学科初の女性講師が誕生したとの報告がありました。

 暫しの会食とご歓談を経て司会者の指名により窪田信行氏から応化会の新しい基本方針となる役員改選の方針、会費納入促進、新規評議員選任等について説明があり、続いてHP管理者育成に今も務めている平中勇三郎氏から広報委員会も新体制に移行し、トップページ他をワードプレスの利用によりスマートフォン対応に改訂するとともに学生委員の活動を推進していくようにしたいとの報告がありました(http://www.waseda-oukakai.gr.jp/)。引き続き応化会監事の河野恭一氏から交流委員会業務のうち企業とのコンタクトを綿密にした結果、企業ガイダンス掲載企業が76社に増加、先輩からのメッセージの開催に際し、教室の準備や各企業の発表時間の調整にもうれしい苦労している等の説明がありました。

 世話役から欠席者からのメッセージ数件が披露された後、引き続き会食を進めながら大林秀仁氏からは応化会にはできるだけ奨学金の寄付等で協力したい旨のご奇特なお話があり、逢坂特任研究教授は、総長室参与から身を引き、イノベーションセンターの研究推進に注力しているとのこと。長田義仁氏は、北海道大学副学長を経て、現在理化学研究所で顧問及び文部科学省関係業務に勤しんでいる状況の説明があり、アジアで初めての新元素ニホニウム合成を記念して理化学研究所から和光市駅までニホニウム通りが整備される旨の話がありました。最後に元事務局長の森川忠正氏からは当時の応用化学会の状況を含め近況の報告がありました。

出席者間での懇親が深まるなか、アイスクリームほかの氷菓のデザートをいただいた後、司会者から次回本年10月18日(水)に同じ場所を予約した旨の知らせがあり、お開きとなりました。

今回は、都合により集合写真が撮影できず、下記URLの映像により会の雰囲気をご覧ください。→こちら

 

*寄付口座:ゆうちょ銀行、店番018、普通預金、口座番号78759931、口座名義:「早稲田応化百周年記念事業」

世話役:河村 宏(新9)、下井將惟(新13)、相馬威宣(新13)

(写真:広報委員会 相馬威宣、文責:相馬威宣)

*(発言された方々)⇒ こちら

第5回 未来社会創成フォーラムのご案内

未来社会創成フォーラムについてご案内いたします。

平成25年度より未来社会創成フォーラムを開催してまいりましたが、今回はその第5回目といたしまして早稲田大学応用化学科と早稲田応用化学会の共催で下記内容のフォーラムを開催いたします。
外部の方、企業の方にも広く参加をお願いするフォーラムです。
 本フォーラムの趣意書につきましては下記ページをご覧ください。
(こちら ⇒ : http://waseda-oukakai.gr.jp/newhome/2017/04/21/5miraisyusi/

 第5回 来社会創成フォーラム : 低炭素社会に貢献する材料技術の最前線と展望

  • 日時:  平成29年6月2日(金)13:30~19:30 (受付開始 12:30)
  • 場所:  早稲田大学西早稲田キャンパス63号館2F-03, -04, -05 
  • 主催:  早稲田大学先進理工学部応用化学科           
         早稲田大学応用化学会 参加費: 8,000円   
               交流懇親会費を含む (当日会場にてお支払ください)

講演のあとに、講師の先生方と参加された皆様との意見交換の場として、交流会を企画しております。
なお、フォーラムへの参加は定員になり次第締め切りとさせていただきます。

申込みはこちらから

 今回のテーマにつきましては下記ページをご覧ください。
(テーマ ⇒ : http://waseda-oukakai.gr.jp/newhome/2017/04/21/5miraitheme/ )

プログラム

13:30-14:15   講演1
    東レ株式会社 ACM技術部 航空・宇宙技術室主席部員  大皷 寛 
          航空機用炭素繊維複合材料の開発と多用途展開   

14:15-15:00    講演2 
           日立化成株式会社 機能材料事業部
           開発統括部蓄電摺動材料開発部長 西田 達也 
     リチウムイオン電池黒鉛負極材の開発動向と将来展開 

15:00-15:45   講演3 
           早稲田大学先進理工学部応用化学科教授 野田 優    
           材料とデバイスの革新を目指した萌芽技術:
           カーボンナノチューブ・シリコンと蓄電池・太陽電池 

15:45-16:00   休憩

16:00-16:45    講演4 
           早稲田大学先進理工学部長、同研究科長 若尾 真治
           太陽光発電におけるシステム技術の現状と展望      
           ~さらなる大量導入に向けて~       

16:45-17:30     講演5   
           経済産業省 製造産業局 素材産業課 革新素材室長  井上 悟志 
           低炭素社会創成に向けた新しい素材産業の戦略

17:30 –17:45  おわりに      松方 正彦(早稲田大学教授)

18:00 –19:30  交流会(名刺交換および質問・懇談)   :63号館1Fロームスクウェア

会場へのアクセス

 

多くの方々にご参加いただけることを期待しています。

(未来社会創成フォーラム実行委員会)

 

申込みはこちらから

 

 


 

 

 

第72回早稲田応用化学会ゴルフ会

 

 4月13日に開催されました72回早稲田応化会のゴルフ会の報告です。東京よりかなり遅く満開を迎えた桜が迎えてくれた千葉県立野クラシックゴルフ倶楽部で、華麗な(加齢な?)プレーが展開されました。

桜をバックにスタート前の参加者

 直前の事情により何人かの不参加がでて総勢9人というやや寂しい陣容でしたが、天候に恵まれたこともあり皆さん好スコアーを残しました。グロスでは9人中6人が92から95打の間にひしめき合うという大混戦になりました。その中で、やや不本意なスコアー(本人の感想)ながら、新々ペリアという今回のハンデ付けの妙もあり、中井基盤委員長が優勝し百目鬼杯を獲得しました。

百目鬼杯は中井さんの手に

 懇親会では、大病を克服しゴルフに復帰できるようになった方々の成功譚や毎年参加者が減少傾向にある本会を今後どうするか等話し合いました。 来年春のゴルフ会は豊田さん中井さんの幹事のもと、4月12日(水)同じ立野クラシックゴルフ倶楽部で開催することとしました。なお、今年秋のゴルフ会は若手も参加しやすくするよう9月9日の土曜日に行うことに決まっております。

(野際 記)

 

2016年度 学位記・褒賞授与式

応用化学科学位記授与式

応用化学科および応用科学専攻研究科の2016年度学位記・褒賞授与式は、2017年3 月24 日(金) 13時半より、西早稲田キャンパス 63号館2F大教室にて式次第に従い野田優教授の司会で執り行なわれました。

写真: 式次第(左:応用化学科褒賞授与式  右:学位記・褒賞授与式)

今年も学部卒業生、修士修了生の研究室代表者に学位記が授与されました。

 

応用化学科褒賞授与式

引き続き、応用化学科褒賞の授与式が行われました。松方正彦主任教授から以下のような本賞設立の経緯、主旨等の説明があり、本賞および副賞が江戸倫子さんよりに授与されました。
「優れた業績をあげた学生を表彰して更に人間的な成長を促すことを主旨として設定した褒賞で、学業成績と人物の総合的評価で一人ということになりました。この褒賞は、OBの皆さんと我々教員および教員OBの寄付によって成り立っているもので、私達教員の気持ちを込めて対象の方に授与するものです。おめでとうございます。副賞を用意させていただきました。江戸さんの名前と先進理工学部応用化学科の名前を刻んだバカラのグラスです。」

褒賞の授与の後、受賞者の江戸倫子さんより受賞の挨拶がありました。

褒賞受賞挨拶 江戸倫子

 

祝辞:松方正彦主任教授

祝辞 応用化学科主任

松方正彦主任教授から祝辞がありました。

 

祝辞:三浦 千太郎早稲田応用化学会長

祝辞 応用化学会会長

ついで、早稲田応用化学会 三浦千太郎会長から祝辞がありました。

 

在校生代表からの送辞

送辞 政本浩幸

今年の送辞は 在校生を代表して、学部3年生 政本浩幸君が、卒業生に向かって感謝の気持ちを伝える送辞を述べました。

 

学部卒業生の答辞

卒業生答辞 春原晴香

これに答えて、学部卒業生を代表して春原晴香さんが答辞を述べました。

 

修了生からの答辞

修了生答辞 大谷貴洋

引き続き、修了生を代表して大谷貴洋君から在校生に向けて答辞がありました。

 

乾杯

乾杯の言葉 西出宏之教授

応用化学科褒賞授与式及び受賞挨拶を終え、恒例の乾杯へと式が進みました。

校歌斉唱

校歌斉唱 指揮:飯島啓太

卒業生を代表して飯島啓太君の指揮による校歌斉唱、と応援部員を彷彿とさせる大声によるエール「フレー、フレー応化」、「フレー、フレー早稲田」でお開きとなりました。

 

 

(文責:広報委員会)

2017年度の関西支部(早桜会)総会のご案内


 2017年度の関西支部(早桜会)総会を下記要領で開催します。 ぜひご出席のほど、よろしくお願いいたします。

日時 2017年4月1日(土)
17:00 総会
18:00 懇親会
場所 中央電気倶楽部(大阪・堂島浜) http://www.chuodenki-club.or.jp/
大阪市北区堂島浜 2-1-25  06‐6345‐6351
総会  : 213号室
懇親会 : 特別食堂

 

2016年度 総長招待 学生の集い 報告

 左より 安藤英悟、福井宏佳、鎌田薫総長、石原真由

  3月16日、早稲田大学大隈ガーデンハウスにて、2016年度総長招待学生の集いが行われました。200名以上を超える招待者が一堂に会し、早稲田大学の鎌田薫総長を囲んで食事を楽しみました。応用化学会学生委員会からも、3名の学生(M1 安藤英悟、B4 石原真由、B4 福井宏佳) が学術院推薦者として招かれました。

 初めに鎌田総長からのご挨拶があり、乾杯をした後には鎌田総長と写真を撮ろうと長蛇の列ができ、われわれ学生委員もその列に並んで総長と写真を撮らせていただきました。

その後は、普段あまり交流のない様々な学部・学科から招待された学生たちと交流し、有意義な時間を過ごすことができました。

 会も終盤になり、招待された学生たちには記念品として招待者限定のUSBを授与されました。また、早稲田大学応援部の先導で、全員で校歌を1-3番まで斉唱しました。司会者の方の「早稲田大学校歌は第二の国歌である」という言葉が印象的でした。最後に学生部長からのご挨拶で会は締めくくられました。

 応用化学科は今年で100周年ということもあり、今回のイベントにわれわれ学生委員が招待されたことはとても名誉なことで、記念すべき経験だと感じました。

文責 石原 真由

2016年度 応用化学専攻 褒賞、奨学金 授与式

2017年3月9日(木)午後3時30分から理工学術院西早稲田キャンパス62号館W棟1階大会議室にて下嶋敦准教授の司会により式次第に則り2016年度 応用化学専攻 褒賞、奨学金 授与式が執り行われました。

司会 下嶋敦准教授

式次第

先ず、開会にあたり松方正彦主任教授からそれぞれの褒賞・奨学金の成り立ちを説明され、「応用化学科、応用化学専攻の数多くの諸先輩方のお気持ちによる褒賞、奨学金の重みを、受賞者の皆さんには噛みしめ欲しいと思います。」 との挨拶を頂きました。

松方正彦主任教授

引き続き大学院先進理工学研究科長 若尾 真治教授から祝辞として、「応用化学科は、1917年に本科として設立してから、100年を迎える非常に歴史のある学科で、卒業生には世界規模での活躍があるとともに母校への多大な寄与もある伝統の重みがあります。若い方々はこの重みを励みと思って次の100年に是非繋げてもらいたいと思います。」とのお言葉を頂きました。

先進理工学研究科長 若尾真治教授

水野賞、水野敏行奨学金、里見奨学金、中曽根荘三奨学金、応用化学会給付奨学金 授与式

大学院研究科長の若尾 真治教授から、水野賞が、松方主任教授から水野敏行奨学金、里見奨学金、中曽根荘三奨学金、応用化学会給付奨学金が、各表彰、奨学金受給者一人ひとりに賞状、証書を授与されました。

  • 水野賞受賞者

相田 冬樹 君、松田 翔風 君、AHN Seongki 君、伊知地 真澄 君、ヴォダルツ ジギー 君、加藤 遼 君、佐川 直也 君、佐々田 哲人 君、孫 瑩瑩 君、徳江 洋 君、矢部 智宏 君 

  • 水野敏行奨学金

牛木 涼友 君、王 宇 君、佐藤 尚人 君、堀 圭佑 君、

  • 里見奨学金

池 勇樹 君、小栗 輔矩 君

  • 中曽根荘三奨学金

川井 拓真 君、丸尾 浩史 君

  • 応用化学会給付奨学金

池 勇樹 君

 

来賓ご祝辞  早稲田応用化学会会長 三浦 千太郎 様

三浦千太郎 応化会会長

 三浦会長からは「本日は本当におめでとうございます。ご案内のように早稲田大学応用化学科には大変多くの褒賞制度が作られてきており、諸先輩達の学生を支援する非常に強い、そして稀有な思いがこれらの充実した制度を作り上げてきたものであります。本日受賞された皆さんは早稲田大学の誇るべき人材でありますが、この制度の恩恵に預かったお返しに、後輩達への責務を今日から担っていくと言うことをお考え下さい。そして、いずれ皆さんも社会に出て行くわけで、それなりに経済的な自立が出来た折には、是非今日の日を思い起こしてください。」とのご挨拶を頂きました。

受賞者代表挨拶 AHN Seongki君 

AHN Seongki君

受賞者を代表して、AHN Seongki君から「このたび水野賞を応用化学専攻より授かる幸運に恵まれ、受賞者一同身に余る光栄でございます。そして今回の受賞および博士の学位の取得は、9年間に亘り化学の面白さをご教授いただいた諸先生方、応用化学科を支えてくださいます諸先輩方のお蔭であり、厚く御礼申し上げます。このような素晴らしい賞をいただいたことに対して、水野敏行様ならびにご遺族の方々に深く感謝し、より一層の精進していくことを誓います。」 との代表挨拶がありました。

記念講演会  奈良県立医科大学 医学部 教授 酒井 宏水 先生 

奈良県立医科大学 酒井 宏水教授

「備蓄・緊急投与が可能な人工赤血球製剤の実用化を目指す研究」とのタイトルで、ご自身の歩んだ道筋の解説を交え、研究に取り組む姿勢や新しい分野への挑戦について、今後社会に踏み出す学生・研究員に向けて分かりやすく解説をしていただきました。

特に印象に残ったスライドの中の言葉を下記に示します。

  • 「研究に没頭する時間を頂けたことに感謝。
  • 研究室の先生方、先輩、後輩に感謝。
  •  共同研究者に感謝。
  • 両親、家族に感謝。
  • 継続は力なり。
  •  同じ対象でも、視点を変えると色々なことがわかってくる。
  •  同じ対象でも、継続してやると、体系づけることができる。」 

本題の趣意は下記ボタンから

  

引き続き、各受賞者の対象論文のポスター発表が行われました。

    • 水野賞受賞者
    • 水野敏行奨学金受給者
    • 里見奨学金受給者
    • 中曽根荘三奨学金受給者
    • 応用化学会給付奨学金受給者

 懇親会 

懇親会は、ポスター発表に引き続き中会議室にて開催されました。記念講演をされた酒井教授を交えて和やかに談笑の輪が広がり、予定通り19時過ぎにお開きとなりました。

 

文責・広報委員会 井上健(新19回)

 

 

「先輩からのメッセージ2017」開催報告

フォーラム 第9回「先輩からのメッセージ2017」 を2017年1月21日(土)に開催致しました。
その概要をここに報告いたします。
 

 早稲田応用化学会のホームページには学生向けのコンテンツの一つとして「企業ガイダンス」掲載欄を設けており、新規企業7社が加わって76社に参加いただいている。本年の経団連の「採用選考に関する指針(2016.9.20改訂)」は昨年と変わらず、会社説明会等の広報活動開始時期は3月とされましたが、本セミナーは、採用に向けた会社説明会とは異なり、先輩の眼を通じた各企業のアクティヴィティ、社会人としての過ごし方や後輩への期待等を話していただく、学生の進路選定の一助、キャリア教育の一環であることから、大学側と慎重に協議いたしました結果、開催日を1月21日(土)といたしました。これに基づき、掲載企業に「先輩からのメッセージ2017」への参加をお願いしたところ、64社からご賛同をいただき第9回の開催の運びとなりました。

挨拶 魚森交流委員長

ビジネス現場の第一線で活躍中の身近な世代の先輩がそれぞれの企業の特徴、ビジネスモデル、講演者自身のビジネスライフの様態、キャリア開発の実績、求められる人材像など、限られた時間内でコンパクトにまとめて講演いただきました。企業からの参加者は講演者、同行者を合わせて約130名に参加いただきました。学生の参加数は年度ごとの修士人数変動もあり総数は209名と昨年比92%となりましたが、昨年に比し早目の1月の開催ということもあり、10社以上の講演を聴講した学生比率が増え、1社あたりの講演聴講者数は昨年の120%と大盛会となりました。この中には学部1、2、3年生および他学部・他学科の参加も多く見られました。  

オリエンテーション 和田宏明教授

 

フォーラム開始前のオリエンテーションで主催者を代表して魚森交流委員長の開会挨拶、教室を代表して和田宏明教授から参加企業への感謝とご挨拶、保谷交流副委員長から講演についての注意・お願い事項の説明後、12:30より一斉に講演のスタートが切られました。会場は6教室で、これまでと同様に前半と後半の2部制として各社2回の講演を行っていただき、参加学生が希望する企業の講演をできる限り聴講できるようにしております。また、企業控室として使用の教室では、特別講演として桐村光太郎教授による「応用化学科・応用化学専攻の現状とこれから(創立100周年を迎えて)」と和田宏明教授による「応用化学科の就職関連活動および早稲田応用化学会の活動」をそれぞれ30分で2回講演いただきました。

特別講演 桐村光太郎教授

特別講演 和田宏明教授

(各企業のショートトークのGalleryは下のボタンから)

201、202教室 203、301教室  302、303教室

 講演会終了後は参加いただきました企業在籍のOB・OGおよび同行者を囲んで懇談会を催しました。企業側、学生出席者多数で大盛況の懇談会となりました。主催者を代表して三浦会長から参加企業への御礼挨拶、西出教授の乾杯発声をかわきりに懇親を深め、フォーラムの延長となる学生と企業との質疑応答を含めて話が弾み、会場は熱気にあふれました。学生にとっては昼間のフォーラム、夕刻からの懇談会を通して、日常の学習、研究に加えて、将来の進路選定への貴重なアドバイスを先輩諸兄から頂戴し、学んだことも多かったものと確信しています。橋本副会長の中締めの挨拶、田中学生交流委員長の一本締めをもって全プログラムを盛況のうちに終了いたしました。

懇談会の模様(懇談会のスナップ写真は下のボタンから)

  懇談会場 

今回のフォーラムにご賛同、ご支援いただきました企業、および熱気溢れる講演、懇談会における後輩を思いやる親身なアドバイスをいただきました先輩と、同行された関係者の皆様にはこの場をお借りしてあらためて厚く御礼申し上げます。

(文責 交流委員会 写真 広報委員会)

 

 

Ⅰ プログラム概要

  1. 日時  2017年1月21日(土) 
  2. 会場  西早稲田キャンパス54号館2F、3F、4F教室
  3. 受付  企業関係者は講演会場にて11:00から、学生は54号館101教室で12:00から
  4. 内容  オリエンテーション    12:00~12:20(企業関係者)
          講演会(第1部)     12:30~15:13
          講演会(第2部)     15:30~18:13
          懇談会          18:30~20;00(63号館)
  5. 対象学生 学部生、大学院生(修士、博士)およびポスドク
    (進路選定を間近に控えた学部3年、修士1年、博士課程修了予定者およびポスドクを参加の主体とし、将来へ備えての学部1,2,4年、修士2年の参加も歓迎)
  6. 対象学科 応用化学科、応用化学専攻、化学・生命科学科および専攻、生命医科学科および専攻、ナノ理工学専攻、生命理工学専攻等(学部、研究科、学科、専攻を問いません)

Ⅱ 「先輩からのメッセージ2017」教室番号、タイムスケジュール(54号館)

Ⅲ 「先輩からのメッセージ2017」特別講演スケジュール

Ⅳ 参加した学生(フォーラム参加学生の詳細)

それ以外の学生は化学・生命化学専攻、生命医科学専攻、ナノ理工学専攻、先進理工学部研究科、地球・環境資源理工学専攻、電気・情報生命工学科、人間科学研究科、理学科

Ⅴ アンケート」を踏まえての総括

1.今回のフォーラムの全体的な評価

学生は満足とほぼ満足を合計すると98%、企業参加者の回答では満足とほぼ満足の合計で97%と 参加者はほぼ満足との評価であった。
質問に対し多岐にわたる回答があったが多かったものをまとめると次の通りである。

1) 学生からの回答

  1. いろいろな企業が一堂に会していて業界を知ることができてよかった。  また知らなかった企業、化学系以外の企業も知ることができた。
  2. OB・OGから仕事や生活の具体的な話が聞けて参考になった。

2) 企業参加者からの回答

  1. 1月開催で、学生が就職先を絞り込む前に聞いてもらえて良かった。学生にとっても業界研究の時間が確保されると思う。
  2. 学生が積極的に話しかけてきたこと、志望度の高い学生と話せたことなどが好印象であった。

2.運営について

  1. 講演時間の13分/社については企業の76%、学生の72%が適当と答えたものの、短いとの回答が1/4程度ある。また、学生の入れ替え時間が短いとの意見も多い。参加企業数も増えてきており、施設規模、運営陣容を含め今後の課題となる。
  2. 会場については学生の26%が講演企業によるが狭いと回答しており、オリエンテーション会場も含めて改善が必要と思われる。
  3. 開催時期は、学生の70%が1月開催で良かったと回答。企業からも、絞り込む前に幅広く知ってもらうということを評価する声も多い。 本フォーラムは、経団連指針による会社説明会と趣旨を分けていることもあり、来年の開催時期については教室側と充分協議のうえ早めに情報発信したい。
  4. 懇談会は年々参加者が増え、会場が狭いという意見が多いが、学校側の方針でロームスクエア全部を懇談会に使えないことで今後の課題となる。

3.まとめと次回開催に向けた課題

  本年は教室からの積極的な紹介もあり新規参加7社を加え64社と最大の参加となった。学生も200名を超え、1月開催ということもあり、83%が10社以上を聴講するという熱気にあふれたフォーラムとなった。学生は優良企業からの具体的な情報が得られ、企業側も自社に対する理解を深めてもらうという状況が、両者にとって本フォーラムの高い評価につながったものと思われる。

  学生側からは講演時間が短い、会場移動があわただしい、企業によっては会場が狭い、企業側からは講演時間が短い、待機時間が長いといった相反する改善希望点も指摘されている。

  今後の参加企業として、食品・飲料、医薬・化粧品、自動車などが希望されており、また電機やITなど現在参加が少ない業種へのアプローチも課題となる。一方、今回のオブザーバ参加会社を含め、次年度の参加を検討いただいている企業もあり、講演時間の要望も考慮すると、施設面、運営人員面での課題も大きく、複数日開催も視野に、教室側と連携をとって次年度の運営を早めに議論していくことが求められている。

なお、「先輩からのメッセージ」及び「企業ガイダンス」に関するお問い合わせならびにご要望等は下記メールアドレスに交流委員会または事務局宛お願いいたします。

  E-Mail :guidance@waseda-oukakai.gr.jp
    〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1
  早稲田大学 先進理工学部応用化学科内 早稲田応用化学会 事務局長 寺嶋正夫
  TEL 03-3209-3211 内線 5253
  FAX 03-5286-3892
  E-Mail: oukakai@kurenai.waseda.jp
     URL  http://www.waseda-oukakai.gr.jp

(文責 交流委員会)