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第13回評議員会報告(2017年11月11日開催)

第13回評議員会が2017年11月11日(土)14時より理工学部55号館1階第2会議室で開催されました。評議員34名、関係者含め総勢47名の出席をいただきました。本年は昨年よりは若干多い出席者でした。


  三浦会長挨拶

初めに、三浦会長から「本年度は応用化学科創設100周年になり、10月7日記念式典に300名以上の参加を頂き盛大に開催され、成功して終了することができた。
『運用の円滑化と体制改革について』の方針を示し、今年で3年になる、現役OB・OGの委員会への参加、学生委員会の自主企画運営による活性化、ホームページの大幅刷新、産学連携推進のための4回に亘る『未来社会創成フォーラム』の実施など、現役若手、学生にも魅力ある企画とその遂行を推進してきた。活動を通じての課題はリソースの欠如、すなわち『人、金』の不足であり、これは未改善。


   審査風景

  和田先生より報告

『人』のリソース欠如については、シニアOB・OGの参加は高齢者就労環境の大幅な変化で厳しい環境にあり、主要メンバーの現役シフトをおこなった。現役・シニアOB及び学生委 員とのコラボによる運営への転換は喫緊の課題である。現役およびシニアの両輪によるワークシェアリングへの思い切った挑戦をするのは、まさに今、是非本方針を理解の上、皆様のご支援を引き続きお願いしたい。『金』のリソース欠如については、会費納付は長期的に漸減傾向になっており、イベント収入に依存する状況は、財務的には不都合な状況になっている。この漸減傾向は、特に現役若手の無関心化に起因している。まずは現役若手の所在確定し、接触することから始めたい。同門会や同期或いは企業の中からの信頼関係の下の情報が頼りになります。引き続き皆様からの情報提供をお願いする。現役若手、学生にも魅力ある企画とその遂行を推進してきた結果、学生委員会卒業の若手現役は応用化学会への帰属意識が高くなっている。本年度は、学生委員会および教室側の協力を得てこの世代のオルグ化を進めて行く。今後の応化会の改革のため、評議員の皆様の活発な議論をお願いしたい」と挨拶がありました。 続いて応用化学科100周年記念事業について和田先生より報告がありました。早稲田応用化学科の100年の歴史を見事にまとめた資料で説明頂き、多くの方より是非これを活用したいとの要望がだされました。
次に、各委員会の活動状況について下村基盤委員長、町野交流委員長、新谷広報副委員長より報告がありました。その後、5つのグループ(年代別)に分かれて「同期会を通じて応化会を活性化するために」と題して意見交換を行い、最後に各グループから発表をしていただきました。


   意見交換会風景

   意見交換会風景

   意見交換会風景
 

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懇親会は16時30分から56号館カフェテリアで松方先生(副会長)、濱副会長のご挨拶、乾杯で始まり、ここでも活発な意見交換が行われました。

最後に橋本副会長の中締めでお開きとなりました。(文責基盤委員会)

第12回評議員会報告 ⇒ こちら
第11回以前の評議員会報告は、こちら。

「謳歌燦久会(昭和39年卒)ゴルフ会(2017年12月1日)」報告

今年も恒例の謳歌燦久会(昭和39年卒)ゴルフ会を12月1日に伊豆の伊東(ゴールド川奈CC)で開催しました。 参加メンバーは、菊地、河野、渋谷、野際、平中、萬の常連6名で、渋谷さんを除く5名は前夜から一碧湖畔の池田庵に泊まり込み前夜祭で鋭気を養いました。

今年は秋が早くから寒くなり、天候も不順でしたが、当日は寒いものの風は弱く、ゴルフに支障なく、プレーが続けられました。
皆後期高齢者になり、腰痛に苦しむもの、ドライバーの飛距離が落ちたと嘆くものと様々でしたが、和気藹々のゴルフプレーを楽しむことができました。(会の申し合わせにより成績は非公開です)

ゴルフの後は、これも恒例の「池田20世紀美術館」で美術鑑賞後、宿舎の池田庵にて持ち込みのシャンペン、ワイン、酒、焼酎での懇親会となりました。懇親会から追川さん、和田さんも参加し総勢8人の宴会となり、これも恒例の舟盛りの刺身、金目鯛の煮つけで夜の更けるまで旧交を温めました。

 

 

来年は12月7日(12月第一金曜日)に再会を約して、翌朝解散しました。
HPをご覧の三九会の皆さん、懇親会だけでも参加するよう是非ご計画ください。

(文責・写真 平中勇三郎)

新13回同期会開催報告(平成29年10月25日開催)

  卒業後、時折思い出したように開かれていたクラス会も皆さん歳を重ね、喜寿、傘寿のお祝いを受けるようになり、ここ数年は毎年開催されるようになり、今年も有楽町の日本放送ビルB1の「綴」で開催しました。
永瀬孝男さんの開会宣言、戸上貴司さんの司会でスタート。始めにこの一年のうちに亡くなった斎藤栄輔さんと飯塚晃市さんに黙祷をささげ、学生時代に釣り仲間であった武笠英彦さんから丁寧な弔辞をいただいた。

  次いで戸上さんの発声で乾杯後、各自会食、卒業時に80名を超える同期生のうち既に22名が物故会員となり、お互いいつまで会えるかわからないと想いつつ、今回は四国の高知市から参加された米津潔さんは旧友との写真撮影に励んでおりました。集まった26名の仲間は皆元気で和やかな雰囲気でいたるところで昔話に花が咲いている様子が懐かしかった。

  予め近況報告を附した参加申し込みを送ってもらっていたので個人の近況報告はやめました。それでもまだ続けている仕事のはなし、趣味(詩吟、川柳、古文書、古代史、短歌、連歌)や農作業に励んでいる話、病気との格闘記など話しは尽きませんでした。

  下井將惟さんから10月に行われた応用化学科創立百周年記念行事の詳しい説明を頂戴した後、藤崎章男さんのリードで久し振りに校歌を斉唱、全員集合写真を撮影してお開きとなりました。

   

 次回予約(2018年10月24日12:00~)をとり、後日、次回幹事は、下井、相馬、高瀬、吉野(栄)を決定した。

 参加者は、市川、木村、岡本、国分、小林、佐野、重村、下井、相馬、高瀬、戸上、豊田、永瀬,籏野、林、福田、藤崎、堀井、丸山、峯岸、武笠、山口、吉池、吉野(栄)、米津、渡辺の諸氏です。

幹事:戸上貴司、永瀬孝雄、藤崎章男、渡辺治道 (文責:渡辺治道、写真:相馬威宣)

フォーラム「企業が求める人材像」2017

「これからの企業が求める人材像」
Nov. 18, 2017  @52号館302室

2009年10月3日に新制「企業が求める人材像」を開催して以来、今回が9回めを数えるこのイベントは、就職活動に直結するものではなく、学生のキャリア教育の一環として我々を取り巻く様々なテーマを多角的・多面的に語ることを目的としている。一昨年よりは特に「誰もが発信者となる」ため、参加者が自ら積極的に意見を述べ合う形の実現をめざして取り組んできた。

 本年はテーマを「これからの企業が求める人材像」とし、昨年までとは異なって後半に学生部会主催の「縦割り交流会」を開催せず、前半部分をForum 1として、後半部をForum 2として区切り、テーマの継続性を図った。

和田教授(Facilitator)

 まずForum 1では、ファシリテータ(和田教授)の提案で、以下のテーマについて議論をした。第一テーマは、AIの進化がもたらす企業活動への影響である。ハードウェア/ソフトウェアの劇的な進化やIoT、RPA、フィンテックの発達、ビッグデータの活用等により企業における個人の役割に変化が生じ、人員削減、職業消失という話題も登場しつつあり、もはや学生にも無関係なテーマとは言えず、活発な議論がなされ、有意義であった。

 

学生からの意見

第二テーマは、暗黙知と形式知、企業の強みの消失問題について討議した。第三テーマは、なぜ新しいビジネスは外国から来るのか、というものであった。企業が期待する“イノベーション力”や“提案力”の醸成について議論を深めることはできなかったが、電気自動車の急激な勃興と社会情勢の変化がもたらすであろう化学産業への影響についての論議は重要な指摘を含む有益なものであった。

 休憩をはさみForum 2では、学生と社会人を5つの混成グループとして分け、これからの企業が明日を担う社員に求める力についてグループ討議を行って個別に絞り込んだ。各チームは求める能力の重要なもの6要素を設定し、それぞれ重要度を評価したレーダーチャートを作成した。学生にとっては、普段の授業とは異なる問題提起を受けて、それを先輩の社会人と議論検討するという時間を持つことができた。またその成果をグループごとに総括して発表し、グループ間での質疑応答を行うという貴重な体験を積む良い機会ともなった。

社会人からの意見

全体としては、少人数ならではの手作り感あふれるフォーラム、また参加者が個々に考えを深めていくというプロセスで進められた充実したフォーラムとなった。

本年は応用化学科創立百周年のイベントも相次ぎ、日程上開催も厳しい状況であったが、わざわざ本フォーラムに出席をいただけた方々に厚く御礼を申し上げたい。

 

 

(文責:「企業が求める人材像」企画グループ)

中部支部第14回交流会報告

早稲田大学応用化学会中部支部第14回交流会報告

逢坂名誉教授によるご講演

平成29年10月14日(土)に、現在、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構特任研究教授・名誉機構長、早稲田大学理工学術院名誉教授を務めておられる逢坂哲彌名誉教授をお迎えして、ご講演して頂きました。 演題は“エネルギー・蓄電池の将来展望-特に自動車 EV化に伴って-”であり、誰にとっても大変興味ある 内容を説明して頂きました。 東京から参加頂いた方も含め、多数の逢坂研OBの 方に参集いただき、総勢26名の盛会となりました。

講演の要旨

①蓄電池1

蓄電池はエネルギーを発生するもではなく、ためるものであり、容量の増加に伴って、その開発も盛んになっている。携帯電話(Wh)→車(kWh)→系統電源(MWh)と容量増加に伴い、生活に必須のものとなっており、CO2削減等の環境問題も背景となって、その重要性が更に増している。
電池の発展にはその開発だけではなく、コントロール技術(評価・診断)も重要になる。HV車に使われて戻ってきたニッケル水素電池が診断方法によっては、3割ぐらい再生可能であることが分かる。直近はリチウムイオン二次電池(LIB)の比重が高まっているが、安定性があり、実績のあるニッケル水素電池はHV車用で一定の地位を占めている。
LIBは他の先進部材と同じ問題を抱えている。日本企業の携帯用LIBはある一定の事業規模になったところで、DRAM,LCD等と同様に世界でのシェアが急低下している。車載用LIBはまだ高シェアであるが、中国のEV大増産が始まれば、シェアは低下していく。技術で先行して、ビジネスで負けるのは構造的な問題が潜んでいる。

②EV化

トヨタは2020年に本格的にEVを投入する。その背景は、カリフォルニア州のZEV法、中国のNEV法がある。英仏の2040年、エンジン車禁止もある。フォルクワーゲン(VW)は本格的なEV開発に舵を切り、中国メーカーはまだ技術レベルは低いが、国策に従って、EV化を進めている。2015年のEV, PHEV販売量は①テスラ、②日産リーフ、③三菱となっているが、今後順位が大きく変動する。CO2排出量比率の高い自動車は環境対策の面でもEV化を強く求められる。

③蓄電池2

電池は他の部材と異なり、材料費比率が高い。事業として利益を出すには工夫が必要で、川下のアプリケーションとの連携が欠かせない。エネルギー密度をいかに上げていくかがkeyになるが、正極はCo-Ni-Mnの3元系、負極はカーボンからSi系への移行が図られている。次世代は硫黄系の正極に特徴が見出されている。
トヨタは2020年に全固体電池EV車の実用化を発表している。固体電解質では安全性が焦点になる。硫化物の電解質が検討されている。
早稲田は材料開発だけでなく、電池を試作して評価までできる施設を構築している。インピーダンス法の適用により、電池の非破壊検査ができるようになっており、電池内部評価への需要は非常に強い。電池はどうすれば壊れるかは分かってきているが、どうすれば壊れないかは不明な部分も多い。評価技術の進展は重要である。


懇談会

榊原彰良氏以下若手7名と東京より臼田雅彦氏と渡辺佳織氏の逢坂研OBの参加および関西より御手洗健太氏と、多くの若手会員の参加を頂いた盛大な懇談会となりました。逢坂先生との旧交を温めると同時に、新婚の渡辺ご夫妻のスピーチを頂くなど和やかなや雰囲気で、活発な会員間の交流が図られ瞬く間に懇談時間が過ぎてしまいました。小林幹事の若手へのエールを以って閉会とし、全員写真と逢坂研OB写真を撮り散会致しました。
中部支部交流会として、久しぶりに多くの若い会員に集まって頂いた有意義な時間でした。


参加者

逢坂哲彌名誉教授、(愛知県)近藤昌浩(9回)、三島邦男(17回)、後藤栄三(19回)、小林俊夫(19回)、山崎隆史(25回)、服部雅幸(32回)、加藤啓(38回)、榊原彰良(46回)、角友秀(53回)木藤広樹(54回)、小幡裕之(55回)、秋山直久(56回)、工藤聡(56回)、渡辺優太(65回)、(三重県)堤正之(17回)、秋山健(19回)、友野博美(22回)、櫛谷文彦(39回)、新村多加也(39回)、大高康裕(41回)、(岐阜県)白川浩(18回)、木内一壽(24回)、(滋賀県)御手洗健太(65回)、(東京)臼田雅彦(36回)、渡辺佳織(65回)

(文責:新村、堤)
スナップ写真集

2017年度学生工場見学報告 

                                  第四高炉前で集合写真

千葉木更津・君津地区工場見学(2017年9月21日)

応用化学科   教授 門間 聰之
応用化学会 交流委員 関谷 紘一
保谷 敬夫  

1.見学趣旨

・大学側の教育行事として、応化学生に対し学部2年生を対象に、工場見学を催行し、企業の製造、生産管理、研究開発等の実態を学ばせ、今後の勉学への動機付を行うことを目的とする。開催時期は夏休み中の後半の平日とし、西早稲田キャンパスから日帰りで往復可能な地区の企業事業所・工場を対象とする。昨年は湘南、小田原地区であったが、今年は千葉木更津・君津地区を選定した。
・主管は教室、交流委員は支援。先生が引率、交流委員は同伴。

2.開催日時

・9月21日(木) 07:45    西早稲田、理工キャンパス63号館ロームスクエア前集合
                        08:00   バスに乗車・出発
                        18:30   理工キャンパス帰着・解散(バス内でアンケート記入、下車時回収)     

3.参加者

・応用化学科2年生36名(男子20、女子16)、引率・同伴者 3名、合計39名
・引率教員 B2担任 門間 聰之教授 
・同伴交流委員 関谷 紘一(新18、元昭和電工)、保谷 敬夫(新19、元三菱化学)
   

4.工場見学先 (木更津・君津地区)

 新日鐵住金株式会社 君津製鉄所(木更津)・REセンター (富津)
 住所 君津製鉄所(本館)〒292-0835 千葉県木更津市築地1番1 TEL0439-50-2570
    富津 REセンター  〒293-8511 千葉県富津市新富20-1 TEL 0439-80-2793
・製鉄所製品:自動車・家電向けから建築向けまで多様な産業向け鋼板、厚板、ラインパイプ等
・REセンター:基礎基盤研究から、応用開発、エンジニアリング迄の一連研究開発を行う施設 

5.見学スケジュール

10:00 新日鐵住金君津製鉄所にバス到着、本館事務所入場
10:00〜10:30 君津製鉄所概要紹介(技術開発本部人事室 柴田 哲徳様)
・1965年操業開始、敷地面積1,228万㎡(東京ドーム220個分)、直営社員3,511名
見学ルート説明(該社広報ご担当) 
10:30~12:00 君津製鉄所工場見学(移動バスで製作所内移動)
・広報ご担当の解説により、第四高炉(外部より)、厚板工場・圧延工場を中心に見学。
広大な敷地で、東側本館入り口を新宿駅とすると、西側外れの第四高炉は東京駅の距離に相当し、敷地内の中間製品等移動用のレール総長は山手線の2倍に達するとのこと。
途中、第四高炉前で高炉を背景に集合写真撮影
12:00〜13:00 事務所に戻って昼食(新日鐵住金殿ご提供)
・同席応化OBの方は以下の通り、所属は何れも技術開発本部 先端技術研究所
新材料・界面研究部 萩原 快朗様(黒田研、2009年、博士)
無機材料技術部 稲森 裕也様(黒田・下嶋研、2016年、修士)
表面処理研究部 松本 美映様(松方研、2016年、修士)
13:00〜13:30 バスに乗車、富津・REセンターへ移動
13:30〜14:30 技術開発本部(富津REセンター)プレゼン室にて概要紹介(柴田様)
・1991年9月設立、現在研究者 800名在籍
応化OB自己紹介、業務歴・研究内容等説明(萩原様、稲森様、松本様)
学生との質疑応答
14:30〜16:00 技術開発本部(富津REセンター)見学
・3班に分かれ、徒歩で所内見学。製鉄新材料製造小型試験機、評価試験機等見学、本製造前の準備のための広大なセミパイロット設備建屋・パイロット設備建屋等を外部から見学の後、事務所ショウルームにで、これまで開発・商品化した幾多の材料、製品類の陳列サンプル等見学。
終了後、プレゼン室に戻り、演壇前部で集合写真撮影
16;00  バスに乗車、早稲田理工キャンパスに向け出発 
18:30  西早稲田キャンパスに帰還、解散 

 6.見学後記

・新日鐵住金君津製鉄所、富津REセンターとも事前に当方の学生工場見学の趣旨をよく理解されており、人事のご担当、広報の工場見学ご担当の方の工場・研究所の概要説明、見学解説も学部2年生に対し分かりやすい説明をされていました。富津REセンターでの応化OB若手技術者の方のプレゼンも担当業務・職務の説明に加え、入社後の履歴、公私に渡る体験談、製鉄工場における化学の重要性、入社の動機、学生時代と入社後の意識の持ち方の違い等が具体的に話され、質疑応答も活発に交わされました。学生にとっては膨大な規模の企業の製造現場・研究開発部門とそこで働く技術者のあるべき姿の一端が認識出来、理解が深まったものと思われます。

・今回は見学先が千葉君津・富津と首都高・アクアライン経由で木更津から近いこともあり、高速道路のバスの移動はスムーズで、海ほたるで30分時間調整し、予定通り10:00に新日鐵住金君津製鉄所本館事務所に到着出来ました。その後のスケジュールもスムーズに予定通り進められたことに対しましては、新日鐵住金殿の事前のご準備とご配慮によるところが大きく、あらためて同社に感謝いたします。又昼食会の食事はご厚意で、同社負担で賄われたことに関しても感謝いたします。

・帰りのバスで学生から回収した今回の見学会のアンケート結果も、今回の見学会については実施方法、開催時期、内容とも概ね好評であり、今後も継続を希望しております。学生の見学希望先は企業の研究所が多かったのですが、今回は工場と研究所が隣接して配置されており、プレゼンされた応化OBは何れも研究職の方だったので、学生に取って企業の研究の一端が伺える良い機会になったと思います。今後の見学先の希望は食品関係、総合化学、化粧品の順となっています。

・今回の参加学生は36名と予定の40名には届きませんでしたが、昨年より3名増となりました。今年は昨年より2か月早く見学先企業工場・研究所の選定・受入可否の確認を行い、見学先、見学日の特定を5月中旬迄にできたため、夏休み前に担任の先生方からB2学生に周知頂き、昨年の参加者より3名増となりました。来年も同様の準備をして、計画を進める所存です。 

以上

プレゼン室演壇前で

第4回早稲田応化会シニア会開催報告

 毎年2回開催しているシニア会ですが、今回は応用化学科創立百周年記念祝賀会(2017年10月7日)に続いて間を置かず次週の10月18日に開催されたことから、出席者は、従来の半減となり、13名のメンバーが新宿中村屋ビル8階のグランナに参集しました。

 応化会副会長を歴任した下井世話人の司会により、最高齢の百目鬼 清先輩のご挨拶と92歳を超えても今なお頭髪ふさふさで電車でも席を譲ってもらえない程のお元気さで乾杯のご発声をいただき、会がスタートしました。

今回は出席者が少ないことから、各人が対面あるいは隣との対話に重きを置く機会となり、なごやかに懇親がはかられ、適宜ビールやワインをはさみながら食事が進められました。

  

 下井將惟氏から応用化学科百周年記念行事の展示について詳しい説明がありました。

また、歓談中、竜田邦明栄誉フェロー(化工誌編集委員長)からは陛下が出席された早稲田応用化学科担当の日本化学会春季年会における事前準備が大変であった状況が詳しく説明され興味を引きました。

デザートをいただきながら今後も年2回の会合 (次回は2018年4月18日予約済み)を行うこととし、女性会場係に集合写真を撮影していただき、お開きとなりました。

 

世話役:河村 宏(新9)、下井將惟(新13)、相馬威宣(新13)

(文責・写真撮影:相馬威宣)

2017広報委員会BBQ Party

昨年の大満足のBBQ Partyに引き続き、今年も待ちに待ったBBQ Partyが11月12日(日)に逗子の野際広報委員邸で開催されました。
今年はOB委員8名+子供さん1名、学生委員8名の合計17名の参加でした。
冷たい風を心配しましたが、天候は穏やかで日差しは暖かく、絶好のバーベキュー日和となりました。
食材は、逗子小坪の新鮮な魚介類を中心に、牛肉、ソーセージ、野菜と盛りだくさん、井上シェフと真野シェフが中心となって大活躍で調理と盛り付けを担当、学生委員は会場設定と、みな力を合わせて手際よく用意が整いました。
万端の準備を整えて下さっていた野際委員に感謝、サーバーから順次注がれた生ビールで乾杯(1年生はジュースの人も)で、パーティは始まりました。
今回は、真野さんの次男も参加、元気よく庭内を駆け回って、子供好きの学生委員と思い切り遊びました。
刺身、野菜の串焼き、サザエのつぼ焼き、秋刀魚の焼き物、グリル奉行の井上シェフによる数々の料理に、ワイン、日本酒も加わって話も弾み、バーベキューパーティを皆で堪能しました。

昨年以来、学生委員のHPも充実しており、応化会HPとの連携・コラボも円滑になってきました。実にチームワークの良い委員会になっています。今回のBBQ Party にも一年生の学生委員が4名参加しました。これからも一体となった活動を推進して行けると確信できるパーティでした。

参加者
OB:新谷、相馬、平中、野際、河野、井上、橋本、真野ファミリー(2名)
学生:3年=神守、平田、五十嵐、杉本、1年=足立、加藤、西尾、太田

集合写真2種

(文責:広報委員会)

応用化学科創立100周年記念事業 祝賀会 (2017 年 10 月 7日)

2017年9月に創立100周年を迎えた応用化学科によって、その記念事業一つである記念祝賀会が、10月7日(土)に約300名の参加者を迎えて開催されました。

学科主任松方正彦教授 開会の辞

前日からの雨もすっかりあがり、美しい秋の夕暮れが窓に広がるリーガロイヤルホテル東京の3階ロイヤルホールを会場とし、18時「早稲田の栄光」の生演奏と共に祝賀会は始まりました。

司会の和田宏明教授(新制29回)の紹介で、まず学科主任松方正彦教授(新制34回)から参加の方々への謝辞と開会の辞があり、応用化学科100周年の経緯について説明がありました。続いて応用化学科100周年記念事業実行委員長の西出宏之教授(新制20回)より100周年記念事業の全体概要について説明が行われました。

日本化学会会長山本尚先生、化学工学会副会長阿尻雅文先生、慶応義塾大学理工学部応用化学科主任教授藤本啓二先生、早稲田大学先進理工学部化学・生命化学科主任教授石原浩二先生、早稲田大学名誉教授宇佐美昭次先生(新制5回)、同理工学術院長竹内淳先生、早稲田応用化学会三浦千太郎会長(新制21回)の順で、感動的なご祝辞の数々があり、そして早稲田大学副総長橋本周司先生の乾杯のご発声により、祝宴がスタート致しました。

歓談の中で、今回の事業に際し多くの方々より多額の寄付があったことについて学課より報告と謝意の表明があり、100周年を記念して計画された事業に有効に使いたいという説明がありました。主な記念事業としては、記念展示会の開催、目録の刊行、祝賀会開催補助、キャンパスツアーおよび学生向け講演会開催支援、手紙や葉書等の通信費、ホームページ特設や掲示用写真類の印刷などの事業運営費、100周年記念誌の発行(来春予定)、今に残る貴重な卒業アルバムや写真類のデジタルアーカイブ化処理など進められています。

名誉教授の先生方

会場に用意された画面では、今回の祝賀会を機に発掘された応用化学科の創立期の写真や建物の変遷、卒業生情報などの紹介され、またロイヤルホール両端には貴重な卒業アルバムや過去の資料や写真の展示がありました。さらには中央図書館で開催中の記念展示会「江戸後期、知の探究者たちが切り拓いた世界」についての解説もありました。

ここで参列いただいた名誉教授の先生方(写真右から豊倉賢先生(新制7回)、宇佐美昭次先生(新制5回)、竜田邦明先生、酒井清孝先生(新制15回)、逢坂哲彌先生(新制19回))の紹介が松方教授よりが行われました。また残念ながら出席の出来なかった名誉教授加藤忠蔵先生からの祝電、並びに早稲田応用化学会元会長、日本パーカライジング株式会社里見多一会長よりの祝電とお花の披露がありました。そして全員揃っての写真撮影を致しました。

式典の冒頭から校歌に至るまで演奏を担当したのは、創立105年の伝統を誇る早稲田大学交響楽団の服部祐依さん、白井敏さん、竹本成輝さん、成清是露さんで、特別演奏としてモーツアルト作曲フルート4重奏曲を演奏していただきました。格調高く素晴らしい演奏で、聞く者の心を和ませてくれました。

早稲田大学交響楽団

20時を迎え、実行委員長西出宏之教授より中締めの挨拶がありました。そして早稲田大学応援部のリードにより応援歌「紺碧の空」に続き「早稲田大学校歌」を斉唱し、応用化学科への熱い思いを胸に一同散会となりました。

西出教授による中締め と 早稲田大学応援部「紺碧の空」「早稲田大学校歌」

応化100周年祝賀会 受付・控室   応化100周年祝賀会 会場

なお、本記念祝賀会の様子、また記念キャンパスツアー、記念展示会、学生向け講演会などの様子も含め開催したイベントの写真と詳細な報告が、応用化学科のホームページに掲載されました。

 

また2018年春頃には100年記念誌の発行を行う予定と聞いています。

(文責:広報委員会)

 

2017年新21回同期会

 

理工展
応化の模擬店もありました。

毎年早稲田祭・理工展のタイミングにあわせて同期会を開催して来ました。1967年入学の我々にとって、今回の同期会は顔を合わせてから50年目の記念の年にも当たります。
今回11月4日(土)に開催した同期会への参会者は18名、当日理工展を見てからの来場者も何人か居りました。

会場は応化会の三浦会長がアレンジしてくれた東京ガスの青山クラブでした。司会は堀江君、開会の挨拶は三浦会長、「今年は応用化学科創立100周年で先日10月7日にリーがロイヤルホテルで祝賀会が開催された。参会者は300人ほどでとても盛会だった。」と報告があり、「応用化学科が100周年ということは、我々の入学は50周年だったということになるんですね。みんなで会ってからも今年は50周年、また我々も今年、来年には古希を迎える年齢になる。」と話があって、なるほど今回は節目の同期会だという感慨を持ちました。倉持君の乾杯の音頭で会は始まり、歓談とおいしい食事を楽しんだ後、一人ひとりから近況の報告がありました。
今回は南陽市から西村君(学生時代のあだ名は「社長」)が卒業以来始めて参加、「なんだ、社長はちっとも変わってないな。ほとんど昔の顔と同じじゃないか。」とみんながびっくり、また茅ヶ崎の河原君も久しぶりの参加でした。
まだ働いている人、大学で教えている人など現役もおりますが、かなり規模の大きい家庭菜園をやっている人、バンドで演奏をやっている人、運動をやっている人、旅行や孫の世話を楽しんでいる悠々自適の人もあり、それぞれが有意義な生活を送っているようでした。
最後に同期会幹事を続けてきた長瀬君から挨拶があり、満足のうちに散会となりました。
来年はバーベキューパーティにしようという提案まで出て、とても盛り上がった50周年記念の同期会でした。

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(文責:橋本正明)