2017年度
2018-06-04掲載
- 引間 雅菜(応用化学科・本間研究室 B4)
- 電気化学会 第85回大会 ポスター賞
2017年度
2018-04-28掲載
- 真鍋 亮(応用化学専攻・関根研究室 D3)
- 触媒学会 学生優秀講演賞
2017年度 - 吉原 慶(応用化学専攻・松方研究室M2)
- 化学工学会 第83年会 学生奨励賞
2018年度3月
2018-03-30掲載
- 永井 款也(応用化学専攻・野田・花田研究室M2)
- 化学工学会 第83年会 優秀学生賞
2018年度3月 - 並木 克也(応用化学専攻・野田・花田研究室M1)
- 化学工学会 第83年会 優秀学生賞
2018年度3月 - 北川 沙映(応用化学専攻・野田・花田研究室M1)
- 化学工学会 第83年会 優秀学生賞
2018年度3月
2018-03-23掲載
- 桜井 沙織・小河 脩平・関根 泰(応用化学専攻・桜井:201603修士終了・小河(助教)・関根(教授)・関根研究室)
- 石油学会 平成29年度論文賞
平成29年度
2018-02-28掲載
- 山口 真悠(応用化学専攻・西出・小柳津・須賀研究室 M1)
- The 2nd Asia-Pacific Hybrid and Organic Photovolataics Conference
Best Poster Award
2017年度(2018年1月受賞) - 白銀 佑太(応用化学専攻・西出・小柳津・須賀研究室 M1)
- The 2nd Asia-Pacific Hybrid and Organic Photovolataics Conference
Poster Award
2017年度(2018年1月受賞) - 佐々木 勇輔(応用化学専攻・西出・小柳津・須賀研究室 M2)
- Asia-Pacific Solar Research Conference
The Wal Read Memorial Award (Best Poster)
2017年度(2017年12月受賞) - 芹川 拓磨(応用化学専攻・西出・小柳津・須賀研究室 M2)
- The 15th Pacific Polymer Conference (PPC-15)
Best Poster Award
平成29年度
2018-02-01掲載
- 上手 裕紀子(応用化学専攻・関根研究室 M2)
- 水素エネルギー協会
第37回大会 学生優秀発表賞 2017年度 - 山口 潤一郎(応用化学科・准教授)
- 日本化学会(The Japan Chemical Society Japan)
第42回化学教育賞(The Chemical Society of Japan Award for Merits for Chemical Education for 2017) 2018年3月
2018-01-29掲載
- 武藤 慶 (応用化学科・山口研究室・助教)
- 公益社団法人 井上科学振興財団(Inoue Foundation for Science)
第34回井上研究奨励賞 2018年2月 - 佐藤 裕亮(応用化学専攻・西出・小柳津・須賀研究室 M1)
- 第7回CSJ化学フェスタ2017
優秀ポスター発表賞 平成29年度 - 若松 久人(応用化学専攻・西出・小柳津・須賀研究室 M1)
- 第7回CSJ化学フェスタ2017
優秀ポスター発表賞 平成29年度 - 坂本 昌樹(応用化学専攻・西出・小柳津・須賀研究室 M1)
- 第7回CSJ化学フェスタ2017
優秀ポスター発表賞 平成29年度 - 滝渕 亮太(応用化学専攻・門間研究室 M2)
- 日本化学会
第7回CSJ化学フェスタ2017優秀ポスター発表賞(CSJ Poster Presentation Award2017 for Excellent Research) 2017年度 - 齋藤 祥平 (応用化学専攻・黒田・下嶋・和田研究室 D2)
- 公益社団法人 日本セラミックス協会
第30会秋期シンポジウム。特定セッション「元素ブロック:セラミックス科学と合成化学のクロスロード」 学生優秀講演賞 2017年度 - 野田 優 (応用化学科・教授)
- IEEE Electron Devices Society
2016 EDS Paul Rappaport Award 2017年12月 - 鷺池 遙 (応用化学専攻・松方研究室 M2)
- 日本ゼオライト学会(Japan Association of Zeolites)
第33回ゼオライト研究発表会・若手優秀講演賞 2017年11月
2017-11-15掲載
- 佐藤 裕亮 (応用化学専攻・西出・小柳津・須賀研究室 M1)
- The 17th IUPAC International Symposium on MacroMolecular
Outstanding Poster Presentation Award 平成29年度 - 安藤 英悟 (応用化学専攻・西出・小柳津・須賀研究室 M2)
- Japan-Taiwan Bilateral Polymer Symposium 2017
Best Poster Presentation Award 平成29年度
2017-10-06掲載
- 佐藤 綾香 (関根研究室 M1)
- 触媒学会
天然ガスセッション学生最優秀講演賞 2017年9月 - 関 裕文 (関根研究室 M1)
- 触媒学会
天然ガスセッション学生優秀講演賞 2017年9月 - 程 鹿々 (黒田・下嶋・和田研究室 M1)
- 日本ゾル-ゲル学会
日本ゾル-ゲル学会第15回討論会ベストポスター賞 2017年
2017-09-23掲載
- 小林 玄輝(M1)
- 化学工学会
学生奨励賞 2017年8月
- 町田 慎悟(先進理工学研究科 応用化学専攻 菅原研究室 助手 D2)
- 第33回日本セラミックス協会 関東支部研究発表会
優秀賞 2017年8月
- 香村 惇夫(先進理工学研究科 応用化学専攻 菅原研究室 助手 D3)
- 第33回日本セラミックス協会 関東支部研究発表会
優秀賞 2017年度
2017-09-05掲載
- 池 勇樹(平沢・小堀研究室 M2)
- 化学工学会
化学工学会 東京大会 学生賞・奨励賞 2017年度
- 下端 健吾(平沢・小堀研究室 M1)
- 化学工学会
化学工学会 東京大会 学生賞・奨励賞 2017年度
- 小池 正和(応用化学専攻・黒田・下嶋・和田研究室 M2)
- 日本粘土学会
平成29年度学術振興賞 2017年度
2017-08-21掲載
- 佐藤 俊裕(野田・花田研究室 M1)
- 化学工学会・関東支部
化学工学会 東京大会2017 優秀学生賞 2017年8月
- 葛原 颯己(野田・花田研究室 M1)
- 化学工学会・関東支部
化学工学会 東京大会2017 学生特別賞
2017年8月
- 前田 陽平(野田・花田研究室 M1)
- 化学工学会・関東支部
化学工学会東京大会2017 学生奨励賞
2017年8月
2017-08-12掲載
- 佐藤 俊裕(野田・花田研究室 M1)
- 東京大学-北京大学ナノカーボン連携研究COE
Best Proposal Award
2017-07-01掲載
- 吉原 慶(応用化学専攻 松方研 M2)
- 日本膜学会
学生賞
- 佐藤 綾香(応用化学専攻 関根研 M1)
- 石油学会
JSポスター最優秀賞
- 佐藤 綾香(応用化学専攻 関根研 M1)
- 16th Korea-Japan Symposium on Catalysis
Oral Presentation Award
2017-05-23掲載
- 山口 潤一郎(応用化学科 准教授)
- 平成29年度科学技術分野の文部科学大臣賞
若手科学者賞
2017年度
2017-05-10掲載
- 権東 阿美(応用化学専攻 関根研 M2)
- 第119回討論会
学生ポスター発表賞
2017年度
- 牛木 涼友(応用化学専攻 松方研 D2)
- 第119回討論会
学生ポスター発表賞
2017年度
12回「στの会」を3月23日(土)に大隈会館教職員食堂「楠亭」で開催しました。今回は産学で知財関係に携われている飯野由里江さんに話題提供を頂き、科学技術論文の国際分析や国内大学の評価情報など、お話し頂きました。刺激になる内容で参加者30名弱も、その後の会話に弾みがつきました。 (文責:幹事役、新制19回井上健:takeshi.inoue@akane.waseda.jp) 応用化学科学位記授与式 応用化学科および応用科学専攻研究科の2018年度学位記・褒賞授与式は、2019年3月26日(火)16時半より、西早稲田キャンパス63号館2F大教室にて式次第に従い小堀深 専任講師の司会で執り行なわれました。 今年も学部卒業生、修士修了生の研究室代表者に学位記が授与されました。 応用化学科褒賞授与式 引き続き、応用化学科褒賞の授与式が行われました。門間 聰之主任教授から以下のような本賞設立の経緯、主旨等の説明があり、本賞および副賞が濱村 咲妃さんに授与されました。 褒賞の授与の後、受賞者の濱村 咲妃さんより受賞の挨拶がありました。 祝辞:門間 聰之主任教授 祝辞 応用化学科主任門間 聰之教授から祝辞がありました。 祝辞:濱逸夫早稲田応用化学会副会長 ついで、早稲田応用化学会濱逸夫副会長から祝辞がありました。 在校生代表からの送辞 今年の送辞は 在校生を代表して、学部3年生 田中亮祐君が、卒業生に向かって感謝の気持ちを伝える送辞を述べました。 学部卒業生の答辞 これに答えて、学部卒業生を代表してハルジョウィノト ダニー君が答辞を述べました。 修了生からの答辞 引き続き、修了生を代表して北川 紗映さんから在校生に向けて答辞がありました。 乾杯 応用化学科褒賞授与式及び受賞挨拶を終え、黒田教授の発声による恒例の乾杯へと式が進みました。 校歌斉唱 卒業生を代表して松島 貫太君の指揮によって校歌を斉唱しお開きとなりました。 (文責:広報委員会) 冬の寒さもようやく遠のき、温かな日差しに春の訪れを感じる季節となりました。本日は、ご来賓並びに教職員の皆様をはじめ、多くの皆様のご臨席の下、このように盛大な学位授与式を催していただき、心より御礼申し上げます。 平成31年3月26日 早稲田大学先進理工学研究科応用化学専攻 修了生代表 北川紗映 雨が多かった今回の冬でしたが、次第に寒さが緩み、柔らかな春の訪れが感じられる季節となりました。本日は私たち卒業生のために先生方やご来賓の皆様のご臨席を賜り、このような盛大な式典を開催していただきましたことに卒業生一同心より御礼申し上げます。 早稲田大学先進理工学部応用化学科 麗らかな春の気配に花時を迎え、その様は新たな世界へと旅立つ皆様を象徴しているように感じられます。本日この佳き日に、晴れて早稲田大学を卒業された皆様、並びに大学院を修了された皆様に、在校生を代表し、心よりお祝い申し上げます。 平成31年3月26日 在校生代表 田中亮祐 この度はこのような映えある賞をいただき、誠にありがとうございます。先生方や先輩、そして同期の助けなくしてこのような機会はなかったと思いますので、大変感謝しております。 平成31年3月26日
第12回「στの会」開催報告
多田先生、佐藤先生のご家族をはじめ、幅広い年代層の集いとして続いていますが、佐藤研と多田研は親密な交流と相互啓発が続いた研究室同士であり、改めて出席者はその繋がりを再確認しました。
恒例の全員によるスピーチでは、近況報告や趣味、社会貢献、などに加え話題提供の話に纏わる話題も多彩で、相互刺激にも十分に一役買った時間となりました。この会は新入会員が入らない平行移動で年を重ねる会ですが、社会参加への意欲が強く、そして相変わらず笑顔の多い会で3時間の会食時間もあっという間に過ぎ、集合写真を撮った後、名残惜しげに散会となりました。
次回も同じ場所(大隈会館・楠亭)で、3月の第4土曜日(3月28日)を開催候補日としますので、是非、会員の皆様におかれましてはスケジュール調整にお含みください。
末尾になりますが、今回のこの同門会便りで開催を知った方も居られると思いますが、メールアドレスの判明している方々への呼びかけで開催に漕ぎ着けていますので、ご理解を頂きたいと同時に、不備のあったことはお詫びしたいと思います。次回以降に向けてメール連絡網を整備するためにも、会員の方々のアドレス登録を幹事役の井上まで(下記アドレス)お願いいたします。
会場での交歓風景
2018年度 学位記・褒賞授与式
「優れた業績をあげた学生を表彰して更に人間的な成長を促すことを主旨として設定した褒賞で、学業成績と人物の総合的評価で一人ということになりました。この褒賞は、OBの皆さんと我々教員および教員OBの寄付によって成り立っているもので、私達教員の気持ちを込めて対象の方に授与するものです。おめでとうございます。副賞を用意させていただきました。濱村さんの名前と先進理工学部応用化学科の名前を刻んだバカラの花瓶です。落として壊したりしないよう大切に持ち帰ってください。」
2018年度 修士学位記授与
2018年度 学士学位記授与
答辞 大学院修士課程二年 北川紗映
今日この日に、応用化学専攻の学生として、修了式を迎えることができ、大変嬉しく思います。
振り返ると、6年前の4月、新しい日々への期待に胸を膨らませ、入学式を迎えたことを思い出します。レベルの高い専門科目の授業や実験、レポートに加え、個人的には海外でのボランティア活動や東北の復興支援活動にも取り組みました。また、アルバイトやサークル活動などに精を出した仲間もおり、それぞれが実りの多い日々を過ごしました。こうした、専門知識や技術の習得に加え、さまざまな活動に挑戦でき、多くの人との出会いに恵まれたことは、今後の人生をどのように過ごしていくか考えるうえで、非常に貴重な経験となりました。
4年次の研究室配属では、将来的に、途上国など海外でのインフラ構築に取り組んでみたいと考え、化学工学分野を希望しました。
研究室に配属されてからは、3年生までとは一変した日々に、戸惑うことも多かったことを思い出します。それまでも学生実験は数多く取り組んできましたが、研究室では新しい装置の使い方や実験操作を0から身に着け、研究テーマについて勉強を始め、自ら研究を進められるようになるまで随分と時間がかかったように思います。それでも、先輩方にアドバイスを頂き、先生方が熱心に指導してくださったおかげで、研究をいかにして進めるのか、方向性を見失わずに学ぶことができました。
また、対外的な学会発表の機会を何度も頂いたことは大きなモチベーションとなりました。自分の研究テーマについてわかりやすく説明するのは簡単なことではなく、苦戦しながら取り組みましたが、国内外の研究者との交流は刺激となりました。
苦労したことも多かったですが、これからの人生においても必要なことをたくさん学ばせて頂いた3年間でした。修士論文を書き上げ、今日の日を迎えられたことは、多くの方の支えがあってこそです。感謝申し上げます。
さて、30年続いた平成も残り1か月余りとなりました。
この30年は科学技術の発展が目覚ましく、人々の生活は大きく変わりました。一方で、阪神淡路大震災、東日本大震災、集中豪雨など多くの災害に見舞われ、今も多くの地域が復興に向けて歩み続けています。
4月から、私たちの進む道はそれぞれ異なりますが、新しい時代にもさまざまな困難が待ち受けているでしょう。どんなときにも、この6年で学んできたこと・経験したことを糧とし、互いに支え合いながら、よりよい未来を自分たちの手で切り開けるよう日々邁進してく所存です。
最後に、6年間熱心にご指導いただきました、先生方、職員の皆様、先輩方、互いに支え合ってきた友人や後輩たち、そして温かく見守ってくれた家族に心より御礼申し上げます。
本日ご臨席賜りました皆様方のご健勝、ご活躍と、応用化学科の益々の発展をお祈りし、答辞とさせて頂きます。
答辞 応用化学科四年関根研 ハルジョウィノト ダニー
私たちは4年前に早稲田大学先進理工学部応用化学科に入学し大学生活をスタートしました。その時はまだ周りの誰一人として知らず、早稲田大学の校歌も恥ずかしげに歌った記憶があります。入学したばかりの私たちは後悔のない一生に一度の大学生活を送りたいと期待と共に不安を抱いていました。
1年次は個性豊かな先生方からの数多くの講義を受け、クオリティの高い授業で忙しい毎日を過ごしました。最初はこのような忙しい一年次の生活を乗り切っていけるかどうか不安を抱きました。
1年次を乗り越えたことで、2年次になった私は大学生活のコツを掴んだと思いましたが、応用化学科のカリキュラムは甘くありませんでした。講義の数が減る一方専門分野の実験が増え、特に実験やレポートに慣れていない私は、時にくじけそうになることもありました。折り返し地点の3年次では将来を大きく左右する人生の岐路に立ちました。化学のどの専門分野について掘り下げて学んでいくかを問われる研究室選びがありました。そして進路の決定もありました。正解が定かではない選択肢であり悩みに悩んで 覚悟を決めて選ぶことは、想像以上に難しかったと言えます。いよいよ研究室での生活が始まる4年次、研究者に一歩近づいた気がしました。それまでの修学のための実験とは異なり、一つのテーマについての解を求めて長い期間を費やす初めての経験であったと思います。一つの事実を導き出すために多くの失敗の繰り返しが必要であることを改めて思い知らされました。この四年間を振り返ってみると実験を踏まえたしっかりとしたカリキュラムで育てられ、今となって考えれば研究者になるためには、その全てが必要でした。息苦しさを感じる日々もあり、一人では決して成し遂げられなかったと思います。時には助言を、時には温かい励ましをくださった先生、先輩、仲間がいたからこそこうして乗り越えることができました。
4年間が経ったこの卒業式で周りを眺めますと、知らない人ばかりであった大入学式とは異なり、ここにいる卒業生全員は仲間です。この4年間を一緒に過ごした大切な仲間です。これからはそれぞれが異なる道を歩むことになりますが、これからもお互いに支え合い、苦しい時に際しても励ましてくれることでしょう。私たちは歴史ある応用化学科の卒業生としての自覚と誇りを持ち、「役に立つ化学、役立てる化学」という応用化学科の精神を胸に刻み、様々な角度から社会に 冒険していきたいと思います。
そしてインドネシア出身の外国人としてこの4年間分け隔てなく温かく接してくださった優しい最高の同期に恵まれて、同期の皆様に感謝の意を申し添えます。今後はさらに精進を重ね、母国と日本の架け橋となることをお約束します。最後になりますが今日までご指導ご支援をいただきました先生方、職員の皆様、互いに励まし合ってきた友人達、そして何よりどのような時にも一番 近くで支えてくれた家族に心より御礼申し上げます。
茲に改めて、早稲田大学および応用化学科の益々の発展と、皆様のご健勝、ご活躍を願い、答辞とさせていただきます。
平成31年3月26日
卒業生代表 ハルジョウィノト・ダニー
送辞 応用化学科三年 田中亮祐
今、先輩方の胸の内では、この早稲田の杜で積み重ねた幾多の思い出が去来していることと思います。友人と協力し合い試験に臨んだこと、時を忘れて高田馬場でひたすら飲んだこと、そしてレポートに追われ徹夜で仕上げたこと。何気ない日常生活、当たり前のように過ごしていた日々の思い出・経験は、先輩方にとって歳月の流れとともに、かけがえのないものとして胸に刻み込まれていることでしょう。
思い返せば、私の大学生活にはいつも先輩方の姿がありました。実験の際にはTAとして、右も左もわからぬ我々に親身になってご指導くださりました。サークル・委員会活動では苦楽を共にし、時には大学での人間関係に関して一夜語り明かすこともありました。まるで陽だまりのような存在である先輩方が本日ご卒業を迎えられることに祝福の気持ちを表すると共に、ふと一抹の寂しさを感じます。
“集まり散じて人は変われど、仰ぐは同じき理想の光”。これまで同じ一時を過ごしましたが、今日という日を境に異なる旅路に歩みを進めることとなります。私の大学生活の根幹には先輩方の支えがあり、今日まで歩んで来ることができました。今度は我々在校生が後輩たちを支えられるよう、良き道しるべとなるよう、しっかりと先輩方から早稲田の精神を引き継いで参ります。
大隈候は、早稲田大学創立三十周年祝典において教旨を宣言し、その中の一つに”学問の活用”を以下のように述べられています。“学問の活用を主とし、独創の研鑽に力めその結果を実際に応用する”。めまぐるしく変化するこの世界情勢、平坦な道のりではなく多くの壁に立ち向かうことになると思います。しかし、知識としての化学だけにとどまらず、ここ応用化学の学び舎で培った「役立つ化学、役立てる化学」の理念のもと、熱い情熱を創造の糧にし、荒波にも負けず、幅広い分野でご活躍されることと信じております。
最後に、皆様方のご健康とご多幸を在校生一同心からお祈り申し上げて、送辞とさせていただきます。
応用化学科褒章 受賞者挨拶
私は、学部1年生から3年生の間は、授業後によく先生やTAの先輩方に質問に行っていました。どの方も親切に応じてくださったおかげで、授業内容への理解を深めることができました。
4年生になり、卒業研究が始まると、ほぼ休みなく研究室に通い、実験、そして考察をしては先輩と毎日のようにディスカッションをし、論文を読んでまた新しいアイデアを出すということを繰り返すようになりました。
私は大学院で学部と異なる研究室に行くので、学部での研究は1年間しかできなくて、だから必死でした。
卒論を提出した後もどうにか今の研究が形に残らないかと試行錯誤を続けていました。
しかし、現実は厳しいです。
研究は形にすることがいかに難しいか、また、形にならずに消えてしまうものがいかに多いか、を実感しました。
そんな中でもめげずに実験を積み重ねて何かを世に発信しようとする先輩方や同期の努力は本当にすばらしいと思いました。
最後に、様々な方面で活躍している個性豊かな同期へ、とても刺激になり、モチベーションとなりました。ありがとうございます。
また、たくさん相談に乗ってくださった先輩方、授業での質問に親切にお答えくださった先生方へ、ここで学んだことを糧に、精進して参ります。
皆様に、厚く御礼申し上げます。
早稲田大学先進理工学部応用化学科
濱村咲妃