report」タグアーカイブ

2021年度早桜会総会議事録

2021年度早桜会総会議事録

日時:2021年4月10日(土)14:30~15:00

会場:オンライン(ZOOM)にて実施

出席者:20名
関西支部:
津田實(新7回), 島雄(新7回),井上征四郎(新12回),前田泰昭(新14回),市橋宏(新17回),田中航次(新17回),井上昭夫(新17回),岡野泰則(新33回),斎藤幸一(新33回),和田昭英(新34回),脇田克也(新36回),高田隆裕(新37回),中野哲也(新37回),髙島圭介(新48回),數田昭典(新51回),澤村健一(新53回),陳鴻(新59回),三品建吾(新59回),古田武史(新61回),桜井沙織(新64回)  議長:
議案の前半(3)まで田中2020年度支部長、後半(4)以降斎藤2021年度支部長

議案
(1)2019,2020年度事業活動実績報告
[2019年総会及び特別講演会]:
       2019年3月16日実施(神戸大学六甲)
       講師:早稲田大学応用化学科 松方正彦教授、和田宏明教授
       演題:早稲田応用化学科100年史
[2020年度総会]:
       2020年9月26日実施(第1回役員会にて代替しZOOMにて実施)  [2019年度講演会]:
       2019年9月28日実施(中央電気倶楽部)
       講師:JXTGエネルギー 原敬氏(新36回)
       演題:石油精製技術の歴史と今後の展望 
[2020年度講演会]:未実施
[2019年度懇話会3回] (中央電気倶楽部)
       2019年6月1日
     講師:高田隆裕氏(新37回 村田製作所)
       演題:(株)村田製作所の電子部品とそれを支える材料技術
       2019年12月7日
    講師:前田泰昭氏(新14回 大阪府立大学)
       演題:原料をカスケード利用して軽油より安価なBDF (バイオディーゼル燃料)とバイオマス化成品を製造するプロセスの開発
      2020年2月15日 
      講師:市橋宏氏(新17回 元住友化学)
      演題:小学校理科教育の現状と課題
[2020年度懇話会2回] (ZOOM)
      2020年10月31日
      講師:岡野泰則氏(新33回 大阪大学)
      演題:当世学生気質
     2021年2月6日
   講師:野田優氏(早稲田大学)
     演題:持続可能なモノづくりとヒトづくり -化学工学者の試み-

 →2019年第1回以外は役員会も同時実施
 [中部支部との交流] :
     2019年3月26日 支部幹部意見交換会実施
     2019年4月6日 中部支部総会出席

(2)2019, 2020年度予算実行報告
    2019年・・・予算:198,000円,決算:88,025円
 2020年・・・通信費で460円

(3)関西支部(早桜会)役員改選
2020年度役員は本日をもって任期満了になることから、田中支部長より新役員候補として下記各位の推薦があった。

支部長:斎藤幸一(新33回)
副支部長:和田昭英(新34回)
監事:中野哲也(新37回)
事務局長:澤村健一(新53回)
理事:脇田克也(新36回),高田隆裕(新37回),數田昭典(新51回),陳鴻(新59回), 三品建吾(新59回),古田武文(新61回),桜井沙織(新64回)田中現支部長、市橋現副支部長は2021年度より顧問に就任

(4)2021年度事業計画
     2021.4.10 総会, 特別講演会(本日開催)
     2021.9~10 講演会(講師:新46回 大宮氏)
     2021.6, 2021.12, 2022.2の計3回懇話会及び役員会を実施予定
      ※2021年6月の中野氏の懇話会では哲学をテーマにした懇話を予定(6/26を候補日)
     ※中部支部会、懇親会に支部を代表して2名派遣予定

(5)2021年度予算(案)
2020年度予算案と同様に198,000円にて申請

議案はすべて承認された。

以上

 

卒業生へのインタビュー(第2回)

北九州アッシュリサイクルシステムズ(株) 山形武さん

卒業生へのインタビュー企画:
多くの応用化学科卒業生が社会に出られて活躍されています。実社会での経験は業種や職種によっても様々であり、卒業生の体験談は実社会で日々活躍されている卒業生の新たな視点への着眼点になったり、在校生にもこれから進むべき未来において貴重な体験が含まれていると思います。 そこで、各方面で活躍している卒業生に現在の自分の立ち位置について語っていただくとともに、インタビュー形式をとることで現役学生を含めた各世代の応化会会員間のコミュニケーションラインの構築と、社会における経験値をほかの卒業生にも共有していただくことを目的とした企画になります。

山形武さんには、近年注目されている環境に配慮したSDGs(持続可能な開発目標)に関連したこれまでの取り組みや、企業内起業に際して自らの考えを実現していくための仕事に対する信念やそれを実行するためのキーワード、社内起業後の苦労した点やこれから社会で活躍が期待される若手に向けてのメッセージなど伺いました。

 

山形武さん 《ご略歴》
1994年3月 応用化学科 豊倉・平沢研究室(修了) 1994年4月 三菱マテリアル(株)入社 入社後、北九州の黒崎地区事業所に配属、セメント開発センターで下水汚泥処理事業に始まりセメント事業カンパニーでリサイクル全般の営業・新規事業を模索され、全国のセメント工場のリサイクル営業統括、主に汚染土壌対応に従事されたのちに生産技術部・地球環境エネルギー室にて会社全体の地球温暖化対策の立案実行、太陽光発電事業にも携われました。その間、セメント協会において生産環境幹事会幹事としても活躍されました。 2015年4月 環境エネルギー事業本部のリサイクル事業部・リサイクル統括部の配属となり、現業であるごみ焼却飛灰のセメント資源化事業のプロジェクトマネージャーを拝命 2017年12月 北九州アッシュリサイクルズシステム(株)取締役工場長、2018年4月に代表取締役社長、現在に至る。 行動の規範として「セレンディピリティ」「マドルスルー」「アサーティブ」「セキュアベース」の4つの柱を大切にしておられます。

Q. 会社の志望動機などについてお聞かせください。

A: 学生時代は電導性塗料に興味があり、化学系の学生として化成品製造を担っていきたいという希望もありました。就職時は自分の思いだけではなく事業開発も含めて幅広く自分が活躍できる場を求めるのもいいかも知れないと思いながら社会に出て行きました。

Q. SDGsが定着して循環型社会の実現が企業にも課せられる課題となってきました。これまでの取り組みについてご説明頂けますでしょうか

A: セメント事業に配属となり、SDGsが提唱されるずっと前からセメント工場を活用した埋立処分場の要らないリサイクルに非常に魅力を感じそれを推進したいと思いました。難しい技術ではありましたが、だからこそ挑戦する意欲もわいたと思います。
ロンドン条約で海洋投棄が禁止になった下水汚泥、土壌汚染対策法から産まれた汚染土壌など時代のニーズとセメント工場のシーズがマッチしたリサイクルに取り組んできました。社会的には廃棄物として扱われる物質が素材として社会のために役立つのは素晴らしいことで、常に社会の変化がつきまとう中で自分が持っている知識や技術で何が出来るかを一生懸命考えました。今ではSDGsとして注目されるようにはなりましたがこれは結果としてこれまで自分が手掛けてきたものについてきてくれたものだと思っています。

Q. 仕事に対する信念はどのように構築されたのでしょうか

A: 行きついた仕事に対する信念は、「賢慮」です。
それを実行するためには、「セレンディピティ1)、「マドルスルー2)、「アサーティブ3)、「セキュアベース4)という4つの行動を大切にしてきました。
様々な本を読み、様々な人と出会い、いろいろな経験をして構築されてきたと思います。
もちろん、妻や子供たちの支えに依るものも大きいです。
必要な情報はインターネットで容易に取得出来るようになりましたが、逆に得られる情報の見極めという意味でもセレンティピティは重要なポイントになってくるように思います。また、仕事をしていると開き直りが必要な場面にも遭遇します。従来のやり方に拘らずプロセスをどう構築していくか考える力が求められる場面もありマドルスルーを意識しています。コミュニケーションにおいては、異分野で従事されている方々とも積極的に会話するように心掛けています。自分に足りない武器をどん欲に収集するように努めることでステップアップしていく道が開けると思うからです。
(学生委員からの「研究を進めていくうえでどう実用化を意識していますか」、の質問に対して)消費者を意識しながら最終製品を作るようにイメージしています。さらにその製品がどの様に役立つのかも意識するとそこに到るプロセスも見えてくる様に思います。製品の性能のみに目を奪われないようにする視点が重要と考えています。

1)  セレンディピティ:常に何か目的を意識することで偶然の発見などに結びつくものでポロニウム抽出後の鉱物残渣に強い電離作用があることを見逃さなかったことからラジウムを発見したキュリー夫妻、やノーベルのダイナマイト開発、フレミングによるペニシリンの発見など事例は多い。意識しているとチャンスは必ずやってくるという事例に使われます
2)  マドルスルー:行動することで大きな山を突破することが出来る解決方法でブレークスルーの対極にある課題に対する突破方法で起業に対して深い知己を与える言葉です
3)  アサーティブ:相手の気持ちを尊重しつつ自分の意見を率直に主張できる状態で、誠実、率直、対等、自己責任を明確にしたチームビルディングに欠かせないコミュニケーションスタイル
4)  セキュアベース:挑戦や変化に二の足を踏んだり不安に駆られる状況で安心感を与える場になることで、積極的な行動を通した組織の成長につなげるために有用な概念

Q. 起業後現在に至るまで苦労した点など教えてください

A: 最初は前任者の異動に伴い、それまでの自分自身の経歴から白羽が立った事業ではありましたが、実際にプロジェクトを立ち上げてみると技術の構築だけではなく、組織構築(採用、育成、定着)や集荷のための営業など、何でもやる必要がありました。
特に、歴史のある会社になるほど新規事業に対しては保守的に振り子が振れることもあるように思われ、その中で運よく巡ってきたチャンスに周囲をうまく巻き込んで、社外関係者とのコミュニケーションも構築することで難関を突破することが出来たのだと思います。実際にプロジェクトが頓挫するのではと思うこともありました。スピード的にパイロットプラントを作ることが出来ない事業であったため手探りでプロセス構築する必要もあり、完璧さを求めるのではなく妥協も加えながらとにかく前進することを考えたこともあります。

Q: 今振り返ってみて達成感や楽しかったことも教えてください

A: 現在の組織は専門的な知識を持ったスタッフが配属されてもいますが、現地採用しているスタッフもいます。組織構築の中で、地元採用した人が育ってきたのを実感したり、安全目標である「休業災害ゼロ一年」(現在、2年以上継続中)を達成した時は達成感があります。

Q. 学生時代にもっとやっておけばよかったと思うことは

A: 起業についてもっと勉強すればよかったし、機会を見つけて、在学時に起業すればよかったのかもしれません。研究室時代には恩師が「社長になれ」と説いてくださっていましたが、その当時は自分自身がそのポジションにつくことは想像だにしていませんでした。知識を知恵に変えていくのが大学での研究における違う考え方を持つ人との協業であったりしますのでより広いコミュニケーションラインを作ってもよかったと思います。

Q. 後輩に対して伝えたいことを教えて下さい。

A: 今は、新型コロナ禍により誰も知らない難しい時代になっています。
それでも、Webミーティングなど生の情報を交換する機会はいくらでも存在しますので、まずは行動を起こしてほしいと思います。行動を起こした分だけ何か得られると思います。
実体験の事例ですが、国内では希少な自動車に興味を持ち、いろいろ調べたり買ったら何しようと思いを馳せたりしていると、いつもの通勤路で今まで見たことがない(目に入らなかった)その車種をしばしば見かけるようになったということがありました。アイディアについても同様だと思います。
リサイクル事業に関しては、一時期日本が最先端を走っていた時期がありましたが、現在は北欧にその中心が移っています。リサイクルに対する意識づけなど世界を見てコミュニケーションを取り、知恵を取り入れていくことの重要性を感じています。

インタビュー後記:

山形武さんが分かりやすく、前向きに多くの経験談を語ってくださったことで学生委員の方からもそれぞれ活発な質問があり刺激の多い経験が出来たのではないかと思います。インタビュー後にも、参考になる書籍など学生委員へ紹介頂き、その言葉の一つ一つの重みを体感できたと思います。

(聞き手) B4.西尾博道、B4.伊藤陸哉、B1.庄司萌華、B1.高藤茜、新39.加来恭彦(広報委員)

教室会員受賞

2020年度

2021-04-10掲載

神場 未菜(応用化学専攻 黒田・下嶋・和田研究室 M1)
2020年度 第7回ZAIKENフェスタ
奨励賞
2020年度

村瀬 菜々子(応用化学専攻 黒田・下嶋・和田研究室 M1)
2020年度 第7回ZAIKENフェスタ
奨励賞
2020年度

2021-04-08掲載

野田大貴(応用化学専攻 黒田・下嶋・和田研究室 M1)

第36回ゼオライト研究発表会
2若手優秀講演賞
2020年度

 

 

 

 

 

土井 咲英(応用化学科  学部4年 関根研究室)
触媒学会
20第127回触媒討論会
学生ポスター発表賞

関根 泰 (応用化学科 教授)
イギリス王立化学会フェロー
2020年度

 

 

 

 

 

2021-02-03掲載

上宇宿雄哉(応用化学専攻 黒田・下嶋・和田研究室 M2)
第49回結晶成長国内会議
学生ポスター賞
2020年度

2021-01-20掲載

野田 優(応用化学科 教授)
2020年度大隈記念学術褒賞(奨励賞)
表彰データベース – 早稲田大学 (waseda.jp) 

2020-12-22掲載

加藤弘基  (応用化学専攻  山口研究室 M2)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

会田和広  (応用化学専攻  山口研究室 M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

加藤弘基  (応用化学専攻  山口研究室 M2)
第11回サブウェイセミナー
優秀ポスター賞
2020年度

2020-12-18掲載

梅木桃花  (応用化学専攻  小柳津・須賀研究室  M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
最優秀ポスター発表賞
2020年度

中村大智  (応用化学専攻  小柳津・須賀研究室  M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

2020-12-15掲載

神場未菜  (応用化学専攻  黒田・下嶋・和田研究室  M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

2020-12-12掲載

桐田奏  (応用化学専攻 細川研究室  M2)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

宇田川裕多郎  (応用化学専攻 細川研究室  D1)
日本農芸化学会関東支部2020年度大会
優秀発表賞
2020年度

2020-11-13掲載

工藤亮介 (応用化学専攻 黒田・本間研究室  M2)
表面技術協会 第142回講演大会
第9回学生優秀講演賞
2020年度

2020-11-05掲載

神場未菜 (応用化学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 M1)
日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウム
Presentation Incentive Award
2020年度

村瀬菜々子 (応用化学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 M1)
日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウム
学生優秀講演賞
2020年度

2020-10-10掲載

関根泰 (応用化学科 教授)
Innovation for Cool Earth Forum
ICEF Top 10 Innovations
2020年度

2020-09-05掲載

木野 邦器 (応用化学科 教授)
公益社団法人 日本生物工学会
第39回 生物工学賞
2020年度

2020-07-24掲載

松方正彦 (応用化学科 教授)
日本工学会
フェロー
2020年度

2020-06-29掲載

菅原 義之 (応用化学科 教授)
公益社団法人日本セラミックス協会
第5回日本セラミックス協会フェロー
2019年度

村松 佳祐 (先進理工学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 一貫制博士課程5年)
The 4 th Asian Clay Conference (ACC 2020)
Student Award
2020年度

小池 正和 (応用科学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 D3)
The 4 th Asian Clay Conference (ACC 2020)
Student Award
2020年度

2020-04-08掲載

関根 泰 (応用化学科 教授)
文部科学大臣表彰 科学技術賞 研究部門
2020年度


 

 

 

 

 

教室会員受賞 2020年度

2020年度

2021-04-10掲載

神場 未菜(応用化学専攻 黒田・下嶋・和田研究室 M1)
2020年度 第7回ZAIKENフェスタ
奨励賞
2020年度

村瀬 菜々子(応用化学専攻 黒田・下嶋・和田研究室 M1)
2020年度 第7回ZAIKENフェスタ
奨励賞
2020年度

2021-04-08掲載

野田大貴(応用化学専攻 黒田・下嶋・和田研究室 M1)
第36回ゼオライト研究発表会
2若手優秀講演賞
2020年度

 

 

 

 

 

土井 咲英(応用化学科  学部4年 関根研究室)
触媒学会
20第127回触媒討論会
学生ポスター発表賞

関根 泰 (応用化学科 教授)
イギリス王立化学会フェロー
2020年度

 

 

 

 

 

2021-02-03掲載

上宇宿雄哉(応用化学専攻 黒田・下嶋・和田研究室 M2)
第49回結晶成長国内会議
学生ポスター賞
2020年度

2021-01-20掲載

野田 優(応用化学科 教授)
2020年度大隈記念学術褒賞(奨励賞)
表彰データベース – 早稲田大学 (waseda.jp) 

2020-12-22掲載

加藤弘基  (応用化学専攻  山口研究室 M2)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

会田和広  (応用化学専攻  山口研究室 M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

加藤弘基  (応用化学専攻  山口研究室 M2)
第11回サブウェイセミナー
優秀ポスター賞
2020年度

2020-12-18掲載

梅木桃花  (応用化学専攻  小柳津・須賀研究室  M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
最優秀ポスター発表賞
2020年度

中村大智  (応用化学専攻  小柳津・須賀研究室  M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

2020-12-15掲載

神場未菜  (応用化学専攻  黒田・下嶋・和田研究室  M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

2020-12-12掲載

桐田奏  (応用化学専攻 細川研究室  M2)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

宇田川裕多郎  (応用化学専攻 細川研究室  D1)
日本農芸化学会関東支部2020年度大会
優秀発表賞
2020年度

2020-11-13掲載

工藤亮介 (応用化学専攻 黒田・本間研究室  M2)
表面技術協会 第142回講演大会
第9回学生優秀講演賞
2020年度

2020-11-05掲載

神場未菜 (応用化学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 M1)
日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウム
Presentation Incentive Award
2020年度

村瀬菜々子 (応用化学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 M1)
日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウム
学生優秀講演賞
2020年度

2020-10-10掲載

関根泰 (応用化学科 教授)
Innovation for Cool Earth Forum
ICEF Top 10 Innovations
2020年度

2020-09-05掲載

木野 邦器 (応用化学科 教授)
公益社団法人 日本生物工学会
第39回 生物工学賞
2020年度

2020-07-24掲載

松方正彦 (応用化学科 教授)
日本工学会
フェロー
2020年度

2020-06-29掲載

菅原 義之 (応用化学科 教授)
公益社団法人日本セラミックス協会
第5回日本セラミックス協会フェロー
2019年度

村松 佳祐 (先進理工学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 一貫制博士課程5年)
The 4 th Asian Clay Conference (ACC 2020)
Student Award
2020年度

小池 正和 (応用科学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 D3)
The 4 th Asian Clay Conference (ACC 2020)
Student Award
2020年度

2020-04-08掲載

関根 泰 (応用化学科 教授)
文部科学大臣表彰 科学技術賞 研究部門
2020年度


 

 

 

 

 

「先輩からのメッセージ2021」開催報告

 

2021116日(土)第13回フォーラム「先輩からのメッセージ2021」を開催しました。その概要をここに報告いたします。

  文部科学省の「採用選考に関する指針」において会社説明会等の広報活動開始時期は本年も3月とされていますが、本フォーラムは、採用に向けた会社説明会とは異なり、先輩の眼を通じた各企業のアクティヴィティ、社会人としての過ごし方や後輩への期待等を話していただく、学生の進路選定の一助、キャリア教育の一環であることから、大学側と慎重に協議いたしました結果、開催日を1月16日(土)とすることで予定しました。しかしながら、コロナ禍のなか、例年通りの対面での開催は難しく、ZOOMによりますリモート開催といたしました。これに基づき、「企業ガイダンス」掲載企業に「先輩からのメッセージ2021」への参加をお願いしたところ、51社からご賛同をいただき第13回の開催の運びとなりました。早稲田応用化学会のホームページには学生向けのコンテンツの一つとして「企業ガイダンス」掲載欄を設けており69社に参加いただいています。

 本イベントの特色は就職活動に向けた企業説明会とは異なり、企業様概要、仕事のご紹介にとどまらず、OB/OGの皆様から直接に、会社生活、日常や、普段感じていること、職場の雰囲気から余暇の過ごし方、配属や休暇・福利厚生に至るまで身近な事柄を含めて親しくお話が聞けることと理解しております。

 そのため、例年は、各社には13分/回の講演を2回実施して頂き、全社の講演終了後、ロームスクエアで一堂に会し、企業名の表示柱の下、学生たちが思い思いの先輩や企業参加者からお話を聞かせて頂く懇談会を実施しています。本年はこの懇談会が実施できませんので、講演の時に質疑応答などの懇談時間が十分とれるように、講演時間を40分/回としました。更に、学生との直接のやりとりの時間を増やすため、必要に応じ事前に動画を配信し講演時間を懇談に回すことができるよう、次の3形式から選んでいただき実施しました。

形式① 事前動画を配信 当日は懇談に直接入る。
形式② 事前動画を配信し、当日は追加講演、続いて懇談にはいる。
形式③ 事前動画は配信せず、当日講演と引き続き懇談を実施する。

形式① 1社、形式② 16社、形式③ 34社となりました。

 各社の講演時間を40分、2回としたことで、全体のタイムスケジュールは、後述の通り6時間枠を2回、各時間枠における同時開催数は9Roomとなりました。

 講演では、ビジネス現場の第一線で活躍中の身近な世代の先輩が、それぞれの企業の特徴、ビジネスモデル、講演者自身のビジネスライフの様態、キャリア開発実績、求められる人材像などを講演いただきました。講演に引き続き、学生からの多岐にわたる質問に丁寧にご対応いただきました。企業からは講演者、同時参加者を合わせて約110名に参加いただきました。内OB/OGの参加は講演者を含めて67名でした。学生の参加数は総数140名で、平均一人当たり5社の講演を聴講しました。積極的な質疑応答がなされ、企業や、将来のイメージなど理解を深めることができたと思います。

オンラインでの開催となり、講演から懇談会まで学校に詰めている例年と異なり、自宅からの参加で、一人当たりの聴講社数が少なくなったこと、また、講演時間を長くしたことにより同一時間枠でのRoom数が9となったことで同一講演の聴講者数が減ったのは課題となりました。

 初めてのオンラインでの大規模な講演会の開催となり、また例年と異なり講演と懇談を続けて行うことになったこともあり、ZOOMの運営、懇談のファシリテーション等について種々準備をしてきました。応化会シニア委員、学生委員、応援学生が一体となりテスト会議も4回実施し、改善をしてきました。当日は、ZOOM運営とトラブルに備えたバックアップ部隊を52号館302教室に十分な距離をとって設営し、自宅での運営参加者と連携して対応に当たりました。お陰様で大きなトラブルもなく、時間通りに実施完了することができました。詳細準備にあたった委員、参加申込システムなどで広報委員、当日の運営に奮闘した学生委員、応援学生に感謝します。

今回のフォーラムにご賛同、ご支援いただきました企業様、および熱気溢れる講演、懇談において後輩を思いやる親身なアドバイスをいただきました先輩と、同時参加された関係者の皆様にはこの場をお借りしてあらためて厚く御礼申し上げます。

                             (文責 交流委員会)

                

Ⅰ プログラム概要

1.日時  2021年1月16日(土) 9時~19時10分
2.実施内容

本年はZOOMによるリモート会議となりました。
下記タイムスケジュール通り、9Roomで実施、各社40分の講演、懇談を2回実施して頂きました。

3.対象学生 学部生、大学院生(修士、博士、一貫制博士)およびポスドク

(進路選定を間近に控えた学部3年、修士1年、博士課程、一貫制博士課程修了予定者およびポスドクを参加の主体とし、将来へ備えての学部1,2,4年、修士2年の参加を呼びかけました)

4.対象学科 応用化学科、応用化学専攻、化学・生命化学科および専攻、生命医科学科および専攻、電気・情報生命専攻、ナノ理工学専攻、生命理工学専攻

Ⅱ 「2021」タイムスケジュール

図をクリックで拡大表示

 Ⅲ 参加した学生

他学科は生命医科学専攻

Ⅳ アンケートを踏まえての総括

1.今回のフォーラムの全体的な評価

アンケート回答者では、参加企業の88%、学生の98%が、「満足」「ほぼ満足」と回答しており、フォーラムは評価されていると考えられます。
質問に対し多岐にわたる回答がありましたが多かったものは次の通りです。

1)学生からの回答

 ①いろいろな企業が一堂に会していて、多くの企業を知ることができてよかった。
 ②OB・OGからは、仕事や生活の具体的な話が聞けて参考になった。

2)企業参加者からの回答

 ①学生の熱心な質問等積極的な姿勢を評価。
  (一方、オンラインに伴い、踏み込んだ話ができなかったとの感想もあった)
 ②会社の理解を深めてもらえた。

2.運営について

 今回はリモート会議とならざるをえませんでしたが、参加企業の85%、学生の70%が参加し易かったと回答されました。一方、例年のような全体の懇談会の要望も企業、学生共にあり、ブレークアウトルームの要望もありました。また、企業側からは例年通り講演部分の他社聴講を望まれた意見もありました。
 今回は講演と懇談を一体化したため、応化会としてファシリテーターを設けましたが、質問がスムースだった等、概ね好評でした。

3.まとめと次回開催に向けた課題

  本年はリモート開催のなか、51社にご参加いただき、学生も140名が参加しました。学生にとっては優良企業からの具体的な情報が得られ、企業側も自社に対する理解を深めてもらうという状況が、両者にとって本フォーラムの高い評価につながっていると思われます。
  同一時間帯での企業割り振りなど改善希望点も指摘されています。今後とも参加企業を増やしていくことと、日程を含めた運営方法との調整が課題となります。
  今後の参加企業として、医薬、化粧品などが希望されており、また電機やIT、自動車、精密機器など現在参加が少ない業種へのアプローチも課題です。一方、施設面、運営人員面での課題も大きく、教室側と連携をとって次年度の運営を早めに議論していくことが求められています。

なお、「先輩からのメッセージ」及び「企業ガイダンス」に関するお問い合わせならびにご要望等は下記メールアドレスの交流委員会または事務局宛お願いいたします。

  E-Mail :guidance_2020@waseda-oukakai.gr.jp
      〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1
  早稲田大学 先進理工学部応用化学科内 早稲田応用化学会 事務局長 寺嶋正夫
  TEL 03-3209-3211 内線 5253
  FAX 03-5286-3892
  E-Mail: oukakai@list.waseda.jp
      URL  http://www.waseda-oukakai.gr.jp

教室会員受賞

 

 

2020年度

2021-02-03掲載

上宇宿雄哉(応用化学専攻 黒田・下嶋・和田研究室 M2)
第49回結晶成長国内会議
学生ポスター賞
2020年度

2021-01-20掲載

野田 優(応用化学科 教授)
2020年度大隈記念学術褒賞(奨励賞)
表彰データベース – 早稲田大学 (waseda.jp) 

2020-12-22掲載

加藤弘基  (応用化学専攻  山口研究室 M2)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

会田和広  (応用化学専攻  山口研究室 M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

加藤弘基  (応用化学専攻  山口研究室 M2)
第11回サブウェイセミナー
優秀ポスター賞
2020年度

2020-12-18掲載

梅木桃花  (応用化学専攻  小柳津・須賀研究室  M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
最優秀ポスター発表賞
2020年度

中村大智  (応用化学専攻  小柳津・須賀研究室  M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

2020-12-15掲載

神場未菜  (応用化学専攻  黒田・下嶋・和田研究室  M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

2020-12-12掲載

桐田奏  (応用化学専攻 細川研究室  M2)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

宇田川裕多郎  (応用化学専攻 細川研究室  D1)
日本農芸化学会関東支部2020年度大会
優秀発表賞
2020年度

2020-11-13掲載

工藤亮介 (応用化学専攻 黒田・本間研究室  M2)
表面技術協会 第142回講演大会
第9回学生優秀講演賞
2020年度

2020-11-05掲載

神場未菜 (応用化学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 M1)
日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウム
Presentation Incentive Award
2020年度

村瀬菜々子 (応用化学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 M1)
日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウム
学生優秀講演賞
2020年度

2020-10-10掲載

関根泰 (応用化学科 教授)
Innovation for Cool Earth Forum
ICEF Top 10 Innovations
2020年度

2020-09-05掲載

木野 邦器 (応用化学科 教授)
公益社団法人 日本生物工学会
第39回 生物工学賞
2020年度

2020-07-24掲載

松方正彦 (応用化学科 教授)
日本工学会
フェロー
2020年度

2020-06-29掲載

菅原 義之 (応用化学科 教授)
公益社団法人日本セラミックス協会
第5回日本セラミックス協会フェロー
2019年度

村松 佳祐 (先進理工学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 一貫制博士課程5年)
The 4 th Asian Clay Conference (ACC 2020)
Student Award
2020年度

小池 正和 (応用科学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 D3)
The 4 th Asian Clay Conference (ACC 2020)
Student Award
2020年度

2020-04-08掲載

関根 泰 (応用化学科 教授)
文部科学大臣表彰 科学技術賞 研究部門
2020年度


 

 

 

 

 

第16回評議員会報告(2020年12月19日開催)

第16回評議員会が2020年12月19日(土)14時よりオンラインZoomにて開催されました。評議員メンバーを見直して第1回目ということで、評議員、関係者含め74名の出席をいただきました。前会長の西出先生が議長を務められました。

濱会長挨拶

濱会長挨拶

今年から会長に就任し、西出前会長に改革いただいた応化会の活動基盤を定着させるとともに、①全世代にとって魅力ある応化会活動への進化、②次世代情報基盤の構築、③応化会100周年記念事業(2023年)の準備、を進め、国内外に存在感のある早稲田応化会への変革を加速していくと決意表明されました。また、今年からスタートした新役員体制の紹介、評議員に対する期待、コロナ禍で苦労している学生への支援を述べられました。特に評議員への期待では、各世代の連絡役に止まらず、世代縦割りの意見交換の活性化や執行部の推進施策に対する全面的なご支援を賜り、応化会の活性化に寄与していただきたい旨を述べられました。

委員会活動報告

各委員会の活動方針、活動状況、委員会メンバーについて報告がありました。

梅澤基盤委員長からは、10月に行われた「教員との懇談会」の報告、会員名簿整備の状況、各支部・学生部会の支援を報告、椎名交流委員長からは、来年1月に予定している先輩からのメッセージの準備状況、交流会講演会、工場見学などの企画状況を報告、新谷広報副委員長からは、応化会ホームページの運用、会報の発行状況、OB/OGへのインタビュー等の新企画、応化会100周年に向けてアーカイブ写真等の提供のお願いなどの報告がありました。

支部活動の報告

中部支部からは、新35回上宮氏より、支部活動状況、若手強化の取組みを報告、関西支部からは、新53回澤村氏より、支部活動状況、zoom会議の整備について報告がありました。

100周年記念事業に向けて

応化会100周年事業担当に就任した下村副会長から、記念式典の日程(2023年5月20日(土))の紹介があり、記念誌発行や奨学寄附金の募集等の企画案の説明がありました。また、応化会の縦横の連絡および活動の発信としての次世代情報基盤の構築への取組みの紹介がありました。みなさん、今から予定を入れておいてください。

コロナ禍における大学の状況

桐村先生から、大学は早期にリモート授業に切替え、秋学期もオンラインで実施していること、実験は時間を短縮し距離を保って進めていること、海外や学校に出て来られない人にはリモートで対応していることの紹介がありました。続いて、田中学生委員長から、学生部会として新入生に対して、不安を払しょくするように学科生活に関する情報の提供や交友関係構築の機会提供を行っていること、オンラインを活用して交流を深めていっていることの紹介がありました。

各世代の交流活動、近況報告

評議員の各世代代表の4名(新13回下井氏、新20回入江氏、新36回椎名氏、新65回尾崎氏)から、交流活動の紹介がありました。コロナでリアルな懇親が取りづらいですが、みなさん工夫して交流を深めていっています。

また、出席されている評議員から8名の方(新26回宮坂氏、新35回柳澤氏、新36回辻浦氏、新38回長澤氏、新50回遠藤氏、新51回米久田氏、同門会からは新17回大林氏(宮崎研)、新27回峰島氏(酒井研))に近況を報告いただきました。各方面でご活躍されている姿が印象的でした。

副会長挨拶&サプライズ企画

橋本副会長より締めの挨拶をいただきました。今後応化会100周年を目指して活動を進めていきますが、評議員の皆さんのご意見をうかがいながら充実させていきたいこと、オンラインが普及したことで、全国どこからでも参加できるようになったので、活動を活発にしていきたいことを表明されました。

最後に、議長を務めた西出先生から、サプライズとして、直々にエールのご指導があり、参加者全員での校歌斉唱で締めくくりました。

校歌斉唱

(文責:基盤委員会 梅澤宏明、写真 広報委員会)

卒業生へのインタビュー(第1回) アステラス製薬・Rx+事業創生部 向井華さん

卒業生へのインタビュー企画:
多くの応用化学科卒業生が社会に出られて活躍されています。実社会での経験は業種や職種によっても様々であり、卒業生の体験談は実社会で日々活躍されている卒業生の新たな視点への着眼点になったり、在校生にもこれから進むべき未来において貴重な体験が含まれていると思います。

そこで、各方面で活躍している卒業生に現在の自分の立ち位置について語っていただくとともに、インタビュー形式をとることで現役学生を含めた各世代の応化会会員間のコミュニケーションラインの構築と、社会における経験値をほかの卒業生にも共有していただくことを目的とした企画になります。

向井華さんには、一億総活躍の旗印のもと人材活躍推進の制度として整備されているジョブリターン制度*について話を伺いました。転居、留学や介護などの理由により離職を選択された方がそのスキルを活かすために復職できる制度としてもジョブリターン制度は注目されるべきものであり、向井華さんにはその制度活用の先駆けとなった卒業生です。

*ジョブリターン制度は一般的に使われている用語ですが、各企業においては「re-member制度」、「キャリアリターン制度」など会社固有の呼称を用いている例もあります。厚生労働省の調査によると、生産年齢人口は今後20年で約1,400万人減少することが予想されており、企業による優秀な人材の獲得競争がシビアになること見込まれることから企業側でも注目されている制度です。

向井(三沢)華さん 《ご略歴》
1996年 早稲田大学入学 (理工学部応用化学科)
1999年 竜田研究室 配属 (有機合成化学)
2000年 早稲田大学大学院理工学研究科
2002年 アステラス製薬(株)入社 (旧山之内製薬) 創薬化学研究所、知的財産部、ファーマコヴィジランス部を経て2020年より現職

*2013年-2016年:退職期間(再雇用制度・シンガポール在住)、2017年:アステラス製薬へ再雇用登録制度により復職

大切にしていることは、「人/場所/経験、あの時を・毎日を、大切に」、アジア料理や旅行が趣味だそうです。

Q. 向井さんはアステラス製薬を一度退職後にまた復職されていますが、大学に入られた頃から医薬品についての興味などあったのでしょうか

A. 私は早稲田大学入学前から数学やサイエンスに興味があり、迷いなく早くから研究職を希望していました。複雑な化学骨格を構築していくことができる精密有機合成に興味をもち、研修室は有機合成化学の竜田研究室を志望しました。不斉点の導入や天然化合物の全合成や修飾の面白さを研究室で知りました。そこで当時の山之内製薬から竜田邦明先生に開発候補品を見出すための化合物として全合成のご相談のあった化合物(Quinolactacin)を卒業研究対象にすることになったのが山之内製薬への就職のきっかけです。

Q. 産休・育児休暇制度の充実は進んできましたが、ジョブリターン制度はまだ3割程度の企業のみにおいてに導入されている(厚生労働省の「平成29年度雇用均等基本調査」による)段階でこれから整備が進む制度と感じています。アステラス製薬を退職されるにあたり、復職を考えられた経緯について教えて下さい。また、この制度の認知度はいかがでしょうか。

A. アステラス製薬では退職後5年以内に復職を希望し、会社とのニーズがマッチした場合に、退職時に所属していた部署への再雇用の可能性があるいるということを、退職手続きの際に説明を受けていました。復職を希望する社員に対して連絡先を会社に届出しておくことにより退職後の連絡が取れるように運用されています。私自身、アステラス製薬から離れて違う針路を進みたいと思ったことは一度もなく、復職は退職前から希望しておりました。

退職の理由は家族とともにシンガポールへの転居によるものでしたが、その海外赴任も5年以内には帰任となる見込みでしたし、退職中の海外経験を復職時に活かせるのではという発想が私には自然でしたので、新しいことに挑戦したいという気持ちから退職を決意しました。

再雇用登録制度に関してはまだ事例は少ないようでしたが、退職時の元先輩と連絡をとれていたことから私の復職に向けた相談を元上司としてくださいました。復職後、私以外にも再雇用制度で同じように復職された社員たちとも再会することも出来、とても嬉しい経験でした。当時弊社では、退職時に再雇用登録申請フォームが退職届に添付されていたことから、自己都合で退職される社員にはこの制度は知られていたものだと思います。

働き方の多様化で、育児休暇に関しても女性も男性も取得する例が見られるようになりました。育児休暇についても周囲の理解が大切で復帰後も仕事との両立で苦労する点はありますが自分が明るく頑張ることによって家庭内も含めていい影響があると思いますし、私の周囲では夢を諦めてしまう方は数年前と比べてだいぶ減ったように思います。

復職制度につきましても私が知る限りですが数名程度の社員がこの制度で復帰されていると思います。アステラス製薬でも制度そのものは早い時期に導入されていましたが、前例が少ないなか、復職させて頂けたことは大変有難いと思います。

Q. 退職から復職までの道のりについて教えて下さい。

A. 海外生活3年目くらいに帰任が決まり、退職時の元先輩に帰国と復職希望について伝えました。再雇用はキャリア入社と同様、履歴書提出、面接(一次~三次)の審査がございました。一次は在職時の上長、続いて二次は在籍していた部署がグローバル組織でありそのグローバルリードが米国拠点にいましたので、グローバルリードと、最後に三次は人事部門の担当者を交えた面接であり、業務内容や採用に向けた確認に到るまで、各面接での内容はそれぞれ異なりました。復職の確定後、契約社員として半年間の試用期間を経て、正社員に復職できました。

Q. 復職してよかったと思われることは何ですか

A. 数年離れていてもたくさんの同僚、仲間がそこにいてくださっていることが一番よかったです。仕事や職場に慣れるのも早かったと思います。仕事上のコミュニケーションも復職直後からスムーズに進むこともあり、業務の効率もよいと感じています。また、復職後に同期や元同僚などと交流する機会もあり、制度そのものが社内において認知されてきたように思います。

Q. 実際にジョブリターンを活用して何か感じることはありましたか

A. 退職前に在籍していた部署に戻ることになりますので、かつて自分が担当していた業務にひもづいて実戦に戻るまでの勘を取り戻すのは早かったと思います。また、キャリア採用と比べて、ジョブリターンの場合は職場の同僚と復職者が初対面ではないので、相互理解が進んでいることで安心感もあるのだと思いました。

Q. 海外では転職を繰り返してキャリアアップしていくケースが多いように思いますが、その点でも日本のジョブリターン制度は独特な印象がありますね。日本ではキャリア入社(転職者)は採用された部署での業務を継続しているケースも多いように思いますが、復職者のキャリアプランも転職者と同様なのでしょうか。

A. キャリアアップに関しては、キャリアビジョンを部下が上長と相談できる機会があります。また、社内リクルートシステムもあり、人材を必要としている組織、及び応募したい社員が随時、システムを介してお互い連携できるようになりました。日本にいても様々な可能性や選択肢が広がったのではと思います。私も実際に入社後に知的財産部に移籍、また女性が多く活躍している職場としてファーマコヴィジジランス部(注)を希望し、現職についても新たに会社が立ち上げる業務への興味で応募し現在に到っています。
(注:ファーマコヴィジランスは医薬品の副反応(副作用)の情報収集と評価、上市後の医薬品のリスク検証などを行い患者さんへ医薬品を安全かつ適正に使用していただくための知見を構築する業務になります)

Q. 後輩に対して伝えたいことを教えて下さい。

A. 不確実で多様で曖昧な時代のなか、人間は孤立しがちです。様々な制限があるなかでも、機会を逃さずチャレンジや周囲との出会いを大切にしてください。小さな出会いもその場限りのものではなく繋がっていくことで意外なことが数年後大きな意味をもつことがあります。10代、20代で見える世界にはやはり限りがあってその中で自分の将来などを決めていかなければ行けない難しさはあると思いますが、だからこそ果敢にチャレンジすることで多くのものが得られると思います。また、大学時代の過ごし方として、日々のレポート課題や試験対策を早めにやっておくことも大切だと思います。何事も時間的余裕をもって楽しみながら準備する習慣をつけておくとよいと思います。
大学時代の同級生とは日本全国各地で仕事をされている関係で定期的に連絡を取る機会は少なくなってしまいましたが、仲間とのコミュニケーションは社会人経験が長くなるとその重さが実感できる様になると思います。

学生時代にはもっと勉強しておけばよかったと思うこともあります。研究室に入ると実験などで時間がたくさん必要です。空いた時間が少しで勉強することが難しい時期もありましたが、就職後に業務が変わるなどで段々とサイエンスの世界から離れていくようになると、最近の論文を読み直して科学者としての心得を持ち続けていると、自分の専門分野だけでなく幅広い知識への興味が湧いて、自身の生活も楽しくなると思います。

インタビュー後記:
インタビュー当日は、設定させて頂いた設問以外にグローバル化する業務や、今後の目標などについて闊達な議論があり、在校生にも新たな刺激になったのではないかと思います。

(聞き手) B3.甲斐田敬済、M1.内田梨花、LD1.疋野拓也、新39.加来恭彦(広報委員)

2020年度 企業が求める人材像

11月14日(土)に「企業が求める人材像」が開催されました。本企画は、学生の役にすぐに立つような就職活動セミナーや企業説明会とは異なり、テーマに沿って会全体で活発に意見交換と議論をして、将来どこかで役に立てるように見識を広げることを目的としています。

本年度のテーマは「アントレプレナーシップに学ぶ」となりました。「アントレプレナーシップ」は初めて聞く言葉であったためすぐに調べ、起業を指す言葉だと分かった際は、「起業について学ぶことが将来の役に立つことはないだろう」と思いました。結論として、この考えは間違っていました。

実際に本企画では、アントレプレナーシップを専攻して日本人で初めて博士号を取得された、早稲田大学商学学術院の東出浩教教授をお招きし、二部構成で会を進めました。

第一部は東出教授によるアントレプレナーシップについての講義でした。起業を行う目的とは「お金を稼ぐこと」のみならず、自らのアイデアをベースとして、何かに没頭できたりその行動に意味を見出せるような環境を自ら構築し、自分の理想とする形を作り上げることであると学びました。また東出教授は起業のための必要条件が「失敗を恐れずに行動してみること」であることも強調されていました。

第二部ではアントレプレナーシップについての海外の動画(アイデオ社のショッピングカートを5日間で作る)を鑑賞した後、東出教授と学生間で円滑な討論を行いました。動画はすべて英語であったものの、参加者たちが自由な発想のもと討論したり実際にカートを試作してみて、和気あいあいと何日間も改善を何度も繰り返し、その中で利便性も追求した独自のカートを完成させる様子が映っておりました。またその後の討論では、学部1年から修士2年の学生および参加されたOBの方まで、日本や諸外国の文化の違いにも踏み込みアントレプレナーシップにも着眼点をおきながら、今後の社会についても深く議論を行いました。

私はこの企業が求める人材像に参加して、応用化学科の学生はただ研究を行うだけでなく、アントレプレナーシップを持つことで、世界全体を大きく動かす可能性があるのだと学びました。和田先生が会の途中で「iPhoneをただ買う人間であってはいけないよ」とご発言された通り、「今後の社会を良くしていくのは自分たちだ」という意識のもと、主体的に行動することが大切であることに気づきました。

そして最後に、新型コロナウイルス感染症下においても感染対策を徹底することで、対面での開催を実現でき、学生たちの視野を広げる貴重な会となりました。講義をされた東出教授、企画構成の主導をされた和田先生および運営にご協力頂きました皆様に厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

文責: M1 藤田聖也

 

 

第25回 先生への突撃インタビュー(福永 明彦 教授)

 

「先生への突撃インタビュー」の最終回に福永 明彦教授にご登場願うことにしました。
今回はコロナの影響が長らく続いていることもあり、前回に引き続き、Zoomによるリモートインタビューを学生2名、現役OB2名、シニアOB1名の組み合わせで行いました。
福永先生には、リモートインタビューに快諾を頂き、また、丁寧に原稿の作成に協力を頂きましたことをこの場をお借りしてお礼を申し上げます。

 

略歴
• 1982年早稲田大学理工学部金属工学科卒業。1984年同大学院理工学研究科博士前期課程修了。1999年 博士(工学)早稲田大学。
• 1984~2019年日本石油(株) (現ENEOS(株))。この間、1995~1997年米国カーネギーメロン大学大学院材料工学科修士課程修了。
• 2019年4月より早稲田大学先進理工学部応用化学科教授。
本年の応化会リモート総会で先生自身が自己紹介をされたU-tube動画のです。画面をクリックすると動画が始まりますのでご覧ください。

  • 先生が研究に本格的に取り組み始めたキッカケはなんですか?
    ― 電気化学から抜け出せない運命だったのかもしれませんね ―

今、思い返すと小学校時代に水の電気分解に強く惹かれた理科少年だったことが思い出されます。理数系が好きで得意でもあり、早稲田の理工に進みました。卒業後に、エネルギー会社に入社し3年目で研究所へ異動となり炭素繊維の研究を始めた際に、修士研究で行なった、金属表面の電気化学的評価手法が、炭素繊維の表面評価に適用できるのではないかと、ふと思いつき早大との共同研究を始めたことが研究に取り組み始めた端緒です。自ら思いついたことを実行に移し上手く行ったので、研究が面白くなりました。この研究を元に、特許を取得し、海外の大学を訪問し、米国の炭素学会で発表したりして、研究者の醍醐味を味わうことができました。ビギナーズラックかもしれませんがやればできるかもと思ったのがキッカケです。
しかしながら、その後、炭素繊維の製造工場に異動となり、研究ができなくなり、研究を行えた日々を懐かしく感じるようになりました。そこで、一念発起して、社内の留学制度に手を上げ、カーネギーメロン大学の大学院へ留学しました。コースに入ったので、当初は研究どころではなく、日々の授業についていくのがやっとの日々が続きましたが、当時最先端であった、カーボンナノチューブの応用研究も行うことができ充実した学生生活を送ることができ、帰国後母校で博士を取得しました。

  • 伺った経歴の中で、カーネギーメロン大学での経験に関するお話を聞かせて頂けますか?
    ― 歴然とした日米の違いを早稲田に還元したい ―

    大学院での競争やモチベーションの違いに驚きましたし、勉強量も半端ではなくサバイバル競争を勝ち抜く流れですし、定量的に数式に表せるように、とことん追求するという姿勢も重要なポイントだとも思いました。良し悪しは別にして、その経験を母校に活かせたらとは思いました。

  • 技術的内容で先生がポイントと考えておられる点はなんですか?
    ― 実験科学の基本に忠実に ―
     
     エネルギーに関連する材料研究を中心に行っています。その中でも材料の構造と発現する機能の関係を明らかにすることを行っています。材料構造の解析には、物理的な要素が大きいですが、発現する機能においては、物理化学や電気化学の反応解析が必要になります。最近特にエネルギーを電気に変換して取り出すことが求められており、色々な領域の研究者が横断的に研究を行うことも必要になると考えています。
    また、まず実験を始める前に必ず作業仮説を立てて行うことを指導しています。その結果、作業仮説通りでなくても、何故最初考えたことと異なる結果が出たのか考えることが重要と思います。ある面では、実験科学の基本ですがこれを疎かにしないことが大切ですね。また、実験の結果で想定とは違ったものが出来た場合にこそ、宝が眠っていると思うようにすることが大事だと教えていきたいと思います。

  • 先生の研究理念を教えてください。
    ― シンプルの追求 ―

     「自然界の現象は全て数式で書かれている」と言われていることでしょうか?全ての数式を明らかにすることはできませんが、一見複雑に見える現象も、解析を進めると全てシンプルに表すことができるのではと常に期待しています。天文や天体が好きである自分の趣味にも通じるかもしれませんが、究極は数式で表せ、その中に変化係数がいくつあるかで表現できることを追求したいと思っています。

  • これからの研究の展望を聞かせてください。
    ― カーボンリサイクルへの貢献 ―

     地球温暖化対策が叫ばれて久しくなります。これまで燃料電池や水素関連の研究が長かったですが、現在は、CO2を積極的に利用するカーボンリサイクルの研究に取り組んでいます。またエネルギーキャリアーとして有望な、水素やアンモニアの研究についても行おうと計画しています。個人的には炭素繊維や複合材料の研究にも興味があります。

  • 具体的なテーマはいかがでしょうか?

    CO2の電解とか、アンモニアの常温合成などを進めようと思っています。また、企業研究の長さから「来るものは拒まず」の体質があり、やれそうなことはトライしたいと思います。

  • 応用化学会の活動への期待を聞かせてください。

    応化会は卒業生であるOBOGのためだけでない、在校生との繋がりも重視して活動しているので大変すばらしいと思います。今後もこのような活動を是非続けて頂きたいと思います。会社に就社した際に、先輩がいると大変心強いと思います。応化会のメンバーが社会で大活躍している所以の一つと思います。

  • 100周年を迎えた応用化学科についてコメントを聞かせてください。

    100年時代の流れの中で、応用化学科が光輝き続けてきたのは、卒業生の頑張りと母校への貢献、そしてこれまで在職された先生方の努力の賜物と思います。今後も両者が力を合わせて繁栄を築かんことを祈念しております。

  • 21世紀を担う皆さんへのメッセージをお願いします。
    ― 自分の手で新しい未来を ―

    未来は、無限の可能性を秘めています。基礎を十分学んだ後は、自分のアイディアで自由に応用してみてください。きっと新しい未来が開けることを思います。さらに、海外へどんな機会でも良いから是非、挑戦をして欲しいとも思います。

インタビュアー:学部2年 佐藤 将希 、修士1年 疋野 拓也、佐藤 史郎(新37)、
加来 恭彦(新39)、井上 健 (新19)=文責

                                 以上

突撃インタビュー メインページへ

過去の突撃インタビュー