2015年度博士号(工学)授与(平成28年3月)

2015年度博士号(工学)が、北原 真樹、松尾 伸史、、Shofarul Wustoni、戸ヶ崎 徳大、木野 はるか、砂川 忠弘、中村 竜也、(敬称略・順不同)に授与されました。程 姗姗さんの情報を追加します。

程 姗姗
【論文題目】Detection of biomarkers using field effect transistor (FET)-based biosensors for disease diagnosis
【和文題目】疾患診断に向けた電界効果トランジスタ型バイオセンサを利用したバイオマーカーの検出
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北原 真樹
【論文題目】Preparation of Inorganic Nanostructured Materials by Stepwise Deposition Using Silica Template
【和文題目】シリカ鋳型を用いた段階的析出による無機ナノ構造体の合成
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松尾 伸史
【論文題目】Interfacial Reaction Design for High-Purity Silica Production using Wet-Chemical Processes
【和文題目】界面反応設計による溶液処理を用いた高純度シリカ生成プロセスの高度化新博士の経歴とメッセージは、こちら
Shofarul Wustoni
【論文題目】Development of field effect transistor (FET) biosensor for the detection of amyloid prion protein
【和文題目】アミロイド性タンパク質凝集体検出用電界効果トランジスタ型バイオセンサの開発
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戸ヶ崎 徳大
【論文題目】Research and Development of Lithium Metal Anode for Future LithiumAir Batteries
【和文題目】将来型リチウム空気電池のための金属リチウム負極の開発
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木野 はるか
【論文題目】Screening of salt taste enhancing dipeptides and effective production of the dipeptides by L-amino acid ligase
【和文題目】L-アミノ酸リガーゼを利用した塩味増強効果を有するジペプチドの探索と効率的な合成法の開発
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砂川 忠広
【論文題目】Anti-aging Effects of Apple Polyphenols and Their Application to Development of Functional Foods for Anti-aging
【和文題目】リンゴポリフェノールの抗老化機能およびその抗老化機能の食品開発への展開
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中村 竜也
【論文題目】Development of a Concise Synthesis of Reduced Polypropionates and Application to Total Syntheses of Natural Products【和文題目】還元型ポリプロピオネートの効率的合成法の開発と天然物合成への応用
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程 姗姗

【論文題目】
Detection of biomarkers using field effect transistor (FET)-based biosensors for disease diagnosis
【和文題目 】
疾患診断に向けた電界効果トランジスタ型バイオセンサを利用したバイオマーカーの検出
【履歴】
程 姗姗

  • 2010年6月 Bachelor degree (Double Degree)
    Dept. of Japanese, School of Foreign Languages, Shanghai Ocean University in P.R. CHINA.
    Dept. of Economics, School of Economics, Kyushu Kyoritsu University in JAPAN.
  • 2012年3月 Master Degree
    Master’s program, Major in Production Systems, Graduate School of Information, Production and Systems (IPS), Waseda University in JAPAN.
  • 2015年9月 Doctor Degree,
    Doctor’s program in Department of Nanoscience and Nanoengineering, Graduate School of Advanced Science and Engineering, Waseda University in JAPAN.

【博士取得者からのメッセージ】

この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かりましたことを大変光栄に存じます。本研究に関し懇切丁寧なご指導を賜りました逢坂哲彌教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました菅原義之教授、本間敬之教授、門間聰之教授、中西卓也教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。

本学位論文は、電界効果トランジスタ(FET)型バイオセンサの実用化研究として、まず、FETを用いた高感度な検出用センサの確立に向け、FET上の受容体として抗原および抗原結合性フラグメントを利用することとし、バイマーカーの検出を試みた。また、マルチのターゲットの検出が可能となるFETバイオセンサを提案した。本論文の成果はより精密で正確な診断やQuality of life (QOL)の向上に大きく貢献できるものと考えております。

現在、私は天津大学(中国)の理学学院の講師を勤めております。この学位取得を励みとして、一層の研鑽を積んでいく所存です。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。


北原 真樹

【論文題目】
Preparation of Inorganic Nanostructured Materials by Stepwise Deposition Using Silica Template
【和文題目 】
シリカ鋳型を用いた段階的析出による無機ナノ構造体の合成
北原真樹
【履歴】

  • 2011年3月 早稲田大学先進理工学部応用化学科卒業
  • 2013年3月 早稲田大学大学院先進理工学研究科応用化学専攻修士課程修了
  • 2016年3月 早稲田大学大学院先進理工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了
  • 2016年3月 博士(工学・早稲田大学)
  • 2016年4月 住友化学株式会社入社

【新博士からのメッセージ】
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。博士の学位の取得は、九年間に渡り化学の面白さをご教授頂いた諸先生方、また懇切丁寧に研究の指導をして頂いた、黒田先生、和田先生、下嶋先生の御陰であり、厚く御礼申し上げます。さらに、分析等でお世話になった材料技術研究所や物性計測センターラボの皆様をはじめ、研究に携わってくださったすべての方々にも深く感謝申し上げます。

本学位論文は、シリカ鋳型内部への段階的な析出による無機ナノ構造体の合成についてまとめたものです。まず鋳型内部に物質を形成させ、その後、最終的に得られる無機ナノ構造体の主骨格を形成する物質を析出させます。段階的に物質を析出させることで、従来よりも精密な無機ナノ構造体の合成を可能にしています。

現在、私は住友化学株式会社で研究業務に従事しております。応用化学科及び応用化学専攻で身に着けた研究に取り組む姿勢は、研究環境が変わりましても必ず活かせるものと信じており、更に邁進する所存でございます。今後とも諸先生・先輩方には御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。


松尾 伸史

【論文題目】
Interfacial Reaction Design for High-Purity Silica Production using Wet-Chemical Processes
【和文題目】
界面反応設計による溶液処理を用いた高純度シリカ生成プロセスの高度化matsuo

【履歴】

  • 2010年3月 早稲田大学理工学部応用化学科卒業
  • 2012年3月 早稲田大学大学院先進理工学研究科ナノ理工学専攻修士課程修了
  • 2015年3月 早稲田大学大学院先進理工学研究科ナノ理工学専攻博士後期課程満期退学
  • 2015年4月 ローム株式会社入社
  • 2016年2月 早稲田大学大学院先進理工学研究科ナノ理工学専攻博士後期課程修了
  • 2016年2月 博士(工学・早稲田大学)

【新博士からのメッセージ】

この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました本間敬之教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました逢坂哲彌教授、菅原義之教授、門間聰之教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。

本学位論文は、太陽電池級Siの新規製造方法への応用を目的に、流路型リアクターを用いた液液界面反応による溶液化学プロセスを用いたシリカの高純度化プロセスにおいて、リアクターの連続化および界面形成制御による大容量化、不純物除去のための抽出剤の選択、さらに酸洗浄プロセスと組み合わせた一連のプロセス設計をまとめたものです。本論文の成果は太陽電池用高純度シリコンはもとより、種々の高純度材料生成プロセスの分野に対して貢献できるものと考えております。

現在、私はローム株式会社にて、圧電MEMS分野の研究開発に従事しております。この学位取得を励みに、更なる飛躍を目指してより一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。


Shofarul Wustoni

【論文題目】
Development of field effect transistor (FET) biosensor for the detection of amyloid prion protein
【和文題目】
アミロイド性タンパク質凝集体検出用電界効果トランジスタ型バイオセンサの開発Wuston

【履歴】

  • 2011年7月 Bachelor degree, Dept. of Chemistry, Institut Teknologi Bandung (Indonesia)
  • 2013年9月 Master Degree, Dept. of Nanoscience and Nanoengineering, Waseda University, Japan
  • 2016年3月 Doctor Degree, Dept. of Nanoscience and Nanoengineering, Waseda University, Japan

【新博士からのメッセージ】

I am very grateful and thankful for the doctor degree from Waseda University, especially my deepest gratitude to my supervisor Prof. Tetsuya Osaka and all research advisors. They always give me a source of motivation to enjoy the life and research in laboratory as well as other students who are very supportive and kind. Living and studying at Waseda University was one of most precious moment and journey in my life.

I studied a research on field effect transistor (FET) biosensor particularly for detecting prion proteins. I examined and developed such biosensor to perform a specific and sensitive feature to prion proteins. The results were published in some papers and presented in several academic meetings.In long-term planning, I would like to work and dedicate my self as lecturer and researcher in Indonesia.

In near future for short-term planning, I will do some postdoctoral training in different countries to get more international research experiences. I would like to devote my career to study and focus in the field of bionanotechnology especially for bio and chemical sensors. And I believe that the research life at Waseda University is important memory and process to reach my future goals.


戸ヶ崎 徳大

【論文題目】
Research and Development of Lithium Metal Anode for Future Lithium Air Batteries
【和文題目】
将来型リチウム空気電池のための金属リチウム負極の開発
【履歴】

  •  2003年3月 理工学部 応用化学科 卒業
  • 2005年3月 理工学研究科 応用化学専攻 修了
  • 2005年4月 株式会社東芝セミコンダクター社 入社(2012年5月 退社)
  • 2014年4月 理工学術院 応用化学科 助手
  • 2016年2月 博士(工学・早稲田大学)

【新博士からのメッセージ】

この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かりましたことを大変光栄に存じます.博士課程での研究の機会を与えて下さり,本研究に関し懇切丁寧なご指導を賜りました逢坂哲彌教授ならびに門間聰之教授に心より感謝申し上げます.また,本論文の審査を賜りました菅原義之教授,本間敬之教授をはじめとします応用化学科の諸先生方,また研究室の皆様に深謝申し上げます。

本学位論文は,将来型蓄電デバイスであるリチウム空気電池実用化への基礎研究として,金属リチウム負極の電気化学的溶解析出反応を詳細に検討し,その可逆的な動作に重要な電極/電解液の界面設計を提案したものです.金属リチウムは負極材料の中で最もエネルギー密度が高く魅力的な材料である一方,電解液との反応性が高いため充放電効率が低い課題があります.本研究では,負極表面の固体電解質層と電解液の溶媒構造を適切に設計することで特性が飛躍的に改善することを体系的に示しました.得られた成果は,リチウム空気電池の実用化への示唆を多く含んだ内容であり,今後の研究発展に大きく寄与するものと期待されます。

現在私は,早稲田大学応用化学科の助手を務めています.後生の教育に携わる傍ら,一研究者として,より一層の研鑽を積んでいく所存です.今後とも,ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。


木野 はるか

【論文題目】
Screening of salt taste enhancing dipeptides and effective production of the dipeptides by L-amino acid ligase
【和文題目】
L-アミノ酸リガーゼを利用した塩味増強効果を有するジペプチドの探索と効率的な合成法の開発kino_haruka
【履歴】

  • 2001年3月 早稲田大学理工学部応用化学科卒業
  • 2003年3月 早稲田大学大学院理工学研究科応用化学専攻修士課程修了
  • 2003年4月 長谷川香料株式会社入社
  • 2013年4月 早稲田大学大学院先進理工学研究科応用化学専攻博士後期課程入学
  • 2016年3月 同上修了
  • 2016年3月 博士(工学・早稲田大学)
  • 現職 長谷川香料株式会社 総合研究所 主任研究員

【新博士からのメッセージ】

この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました木野邦器教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました桐村光太郎教授、西出宏之教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。

本学位論文は、減塩への意識が高まる社会的背景を踏まえて「塩味」に着目し、任意のジペプチドを合成可能なL-アミノ酸リガーゼ(Lal)を用いた塩味増強効果を有するジペプチドの探索とLalの機能改変による目的ジペプチドの効率的合成法の開発をまとめたものです。塩味増強ジペプチドの探索では、Lalを用いてジペプチドライブラリーを構築し、高活性を有する新規ジペプチドを二種類見出しました。さらに、Lalの立体構造情報を踏まえてデザインした改変型酵素を用いて、目的とするジペプチドのみを高効率で合成するプロセスの開発にも成功しました。これらの成果は機能性ジペプチドとLal研究の新たな可能性を示すものであり、学術的、産業的に有用な技術であると考えております。

私はこの4月より長谷川香料(株)技術研究所に戻り、新規香料素材の開発や安全性の評価などに取り組んでおります。3年もの長い間、研究室に常駐して研究する機会を与えて頂いた会社に少しでも貢献できるよう、この学位取得を励みとして一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後ともご指導・ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。


砂川 忠広

【論文題目】
Anti-aging Effects of Apple Polyphenols and Their Application to Development of Functional Foods for Anti-aging
【和文題目】
リンゴポリフェノールの抗老化機能およびその抗老化機能の食品開発への展開

【履歴】

  • 1997年3月 早稲田大学理工学部応用化学科卒業
  • 1999年3月 早稲田大学大学院理工学研究科応用化学専攻修士課程修了
  • 1999年4月 雪印乳業株式会社研究員
  • 2002年11月 アサヒビール株式会社(現アサヒグループホールディングス株式会社)研究員
  • 2016年3月 博士(工学・早稲田大学)
  • 現職 アサヒビール株式会社 酒類開発研究所 主任研究員

【新博士からのメッセージ】

この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切丁寧なるご指導を賜りました桐村光太郎教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました木野邦器教授、西出宏之教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。

本学位論文は、食品素材であるリンゴポリフェノール(AP)を抗老化機能食品へ展開することを目的として、老化モデル生物を用いて生体内でのAPの抗老化機能の有無と機能性食品への展開可能性を検証し、APを含有する抗老化機能食品の開発に至った成果をまとめたものです。とくにAPの抗老化機能が寿命遺伝子産物Sir2に関与すること、および抗酸化酵素欠損マウスへのAPの投与で抗老化機能を有することを明らかにしたことは、APが抗老化機能食品へ展開可能であることを示す重要な知見であります。本研究で得られた知見は、機能性食品の新商品開発に大きく寄与するものであると期待されます。

現在、私はアサヒビール株式会社の研究所で、早稲田で学んだ研究者としての広い視野と応用化学の知見を活かして、食を通じた健康で豊かな社会の実現にむけて、新しい酒類や機能性食品の開発に取り組んでいます。この学位取得を励みとして、一層の研鑽を積んでいく所存です。今後とも早稲田応用化学会の皆様の御指導、御鞭撻を賜りたく宜しくお願い申し上げます。


中村 竜也

【論文題目】
Development of a Concise Synthesis of Reduced Polypropionates and Application to Total Syntheses of Natural Products【和文題目】
還元型ポリプロピオネートの効率的合成法の開発と天然物合成への応用
nakamura
【履歴】

  • 2011年3月 早稲田大学理工学部応用化学科卒業
  • 2013年3月 早稲田大学大学院先進理工学研究科応用化学専攻修士課程修了
  • 2014年4月 早稲田大学先進理工学部応用化学科助手
  • 2016年3月 早稲田大学大学院先進理工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了
  • 2016年3月 博士(工学・早稲田大学)
  • 2016年4月 第一三共株式会社

【新博士からのメッセージ】

この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました細川誠二郎准教授に心より御礼申し上げます。また、また、本論文の審査を賜りました小柳津教授、化学・生命化学科の中田教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、細川研究室の皆様に心より感謝申し上げます。

本学位論文は、還元型ポリプロピオネート構造の効率的構築法の開発とそれを用いて数種の天然物の全合成についてまとめたものです。還元型ポリプロピオネート鎖は多様な生物活性を有する天然物中に散見される構造であり、その効率的構築法は全合成における強力なツールとなります。当研究室で開発されたビニロガス向山アルドール反応と立体選択的還元反応を組み合わせることにより、従来の手法の半分程度の工程数にて還元型ポリプロピオネート構造を構築することに成功しました。その手法を応用し、抗リーシュマニア活性物質セプトリアマイシンAと結核毒素PDIMAの全合成を効率的に達成できました。本研究成果で得られた知見は天然物の迅速な合成研究に寄与することが期待され、今後本手法を応用した天然物の合成が達成されれば幸いです。

現在、私は第一三共株式会社のプロセス技術研究所にて、医薬品の工業化製法について研究をしております。『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に、高品質な医薬品を迅速かつ確実に届けられるよう、一層精進してゆく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。


早稲田大学応用化学科 新19期同期会案内  

厳しい残暑が続いておりますが、新19期卒業の皆様にはご健勝にてご活躍のことと思います。 さて、一昨年同期会を西早稲田キャンパス(旧理工学部)にて開催し30名の皆様が参加されました。 今回も逢坂先生のご協力により、本学キャンパスに隣接した早稲田大学研究開発センター120号館を見学する事を含め、新19期同期会を開催する事になりました。 新しい建物、実験設備を体験してみるのも興味深い事かと思います。 同じ研究室で連絡方法の判明している場合は、互いに連絡を取り合って、出来るだけ多数の同期の仲間が参集できるようご協力をお願い致します。皆様のご参加をお待ちしております。

日時: 2016年11月25日(金)   16:00~19:00
場所:早稲田大学研究開発センター 120-5号館 121号室    
     東京都新宿区早稲田鶴巻町513 Tel:03-5286-8059(逢坂研究室)    
     学バス(学02) 早大正門下車、東西線 早稲田駅下車 徒歩3分    http://www.waseda.jp/top/assets/uploads/2015/08/waseda-campus-map.pdf

会費: 4,000円

プログラム案  
     16:00~16:15 受付  16:15~17:10 : 施設の概要説明、キャンパスツア-  
     17:10~19:00 : 飲みながら、食べながら懇談 

懇親会場:レストラン「森の風」早稲田大学26号館大隈記念タワー15階
      東京都新宿区早稲田鶴巻町516  Tel:03-5291-5620   http://www.cafecompany.co.jp/news/2016/04/new-open20164115.html

幹事: 井上 健、廣谷 修
返信は10月20日までにお願い致します。
連絡先  井上 健(佐藤研): tksinoue2@hotmail.com         
               廣谷 修(村井研): o.hiroya1@ksn.biglobe.ne.jp

39年卒 テニス会 2016.5

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 恒例となった「応化39テニス会(逗子大会)」は、梅雨入り直前ながら晴天に恵まれ湘南の薫風を胸いっぱいに受けテニス&バーベキューの集いとなりました。

 参加者総勢8名、前回同様75歳を境にYoung WASEDA, Senior WASEDAチームにわかれダブルス4ゲームのリーグ戦方式としました。 プレーヤーと観客一体となった手に汗握る熱戦が繰り広げられました。シニア組のリーディングプレーヤー渋谷さん、この度は術後の身体を押しての参加でしたが今まで以上の軽快なパフォーマンスを見せてくれました。

 アフター・テニスは会場を野際邸ガーデンに移してBBQ大会。 会場設営、食材の下拵え・調理、配膳さらには後片付までチームワークよろしく息の合ったものでした。テニスの健闘を讃え合い、また各位お持ちのテニスの極意のご披露など次の大会へ向けた期待の輪が広がりました。 

 

 逗葉稲門会の方から、本会の最長老:尾藤峰夫様(昭和31年工業経営卒)の訃報をいただきました。テニス会での楽しい思い出の数々を語り合いました。  

テニスプレー・懇親会のスナップ写真集

2016年9月 

文責:飯塚俊一(昭和39年卒)
写真:渋谷武文(昭和39年卒)
編集:野際基実(昭和39年卒)

過去の活動

中部支部第13回交流会開催案内

 今回のプレゼンターは、岐阜大学生命科学総合研究支援センター木内一壽特任教授(24回生、平田研卒)をお招き致します。
 今回の講演では、脳の主役である神経細胞と記憶形成に関連するシナプスについて触れられた後に、「ヒト脳の進化」、「海馬と記憶」、および「アルツハイマー病の回避」という項目について、クイズ形式も取り入れ、分かり易く、かみ砕いてお話しして頂きます。 
  2013年3月に講演して頂き、好評を博しました「若い頃の生活習慣とアルツハイマー病」と同様に、身近な興味深いテーマです。

万障お繰り合わせの上、多数ご出席下さいますようご案内致します。

早稲田応用化学会中部支部
支部長 三島 邦男

               記

1.開催日時:2016年10月15日(土) 受付16:00より
2.場 所:名古屋ダイヤビルディング1号館131号室
     URL: http://www.nagoya-dbtec.co.jp/acsess.html(リンク終了)
3.交流会:16:15~17:45
     ・話題提供者:木内一壽氏
     ・題 目:「海馬と記憶とアルツハイマー病」  
4.懇談会:18:00~20:00  喫茶「サンディア」 (会費3,000円)
5.お申し込み →  勝手ながら、来る10月13日(木)までに申し込みをお願いします。
6. 問合せ先 中部支部幹事堤正之まで

                                   以上

第13回 先生への突撃インタビュー(松方正彦教授)

「先生への突撃インタビュー」再開に向けて                            2016年8月28日

「先生への突撃インタビュー」は2005年に企画がスタートして足かけ三年で、12名の先生にご協力いただき、広報委員会が担当して、ホームページへの掲載を続けていました。

その後、暫くの間インターバルができましたが、来年には応用化学科が100周年を迎える節目にもなりますので、改めて再開することにしました。

会員の皆様の日頃の活動に少しでもお役に立つ情報を教室の先生方のご協力を得て提供し、大学と企業間の情報交流のキッカケが生まれ緊密な連携が芽生えることを期待するとともに、「最前線で今何が研究されているのか?」を知りたいと考えているOBの方々や、「専門分野の設定や将来進路に対するヒント」を望んでいる学生の期待にも沿えるように取材を進めたいと思っております。            (広報委員会)

「先生への突撃インタビュー」の再開のトップバッター(第13回)として松方正彦教授にご登場願うことにしました。
松方先生は、皆さまご存知のように応用化学科卒業、応用化学専攻で博士課程を修了後、成蹊大学、大阪大学での学究を経られ、1997年に早稲田大学理工学部助教授として戻られ、2001年から教授として、そして現在は学科主任教授をお務めになっておられます。

先生が研究に本格的に取り組み始めたキッカケはなんですか?
~~~エネルギー・環境に関わる化学と工学への強い思い~~~

松方正彦教授

松方正彦教授

学生時代が石油ショックの後だったので、エネルギーや資源・環境に注目しており、研究室配属の選択で燃料化学部門であった森田・菊地研究室へ入ったことが最初のきっかけです。4年の時はメタノールからオレフィンを選択的に作る触媒がテーマでしたが、この時にゼオライトの合成から始めたという意味で、ゼオライトとの最初の出会となりました。修士課程でテーマが粘土間化合物を酸触媒として利用するテーマに変わりましたが、なかなか結果が伴わない七転八倒の時を過ごしましたが、冬頃になってやっと成果になる結果が得られました。この結果を翌年の日本化学会で発表することになり、実験研究の面白さと、やれる確信に近い前向きな気持ちが出てきたと思っています。博士課程で森田先生の最後の博士課程の学生として重質油のガス化触媒の反応機構を研究し、博士課程修了後は研究の次のステップとして成蹊大学の化学工学を専門とされた小島先生の下で助手として約3年、大阪大学の上山先生の下ではミクロ多孔体を分離膜に応用するテーマ(ゼオライトの合成から、薄膜化そして分離膜へ)で約5年過ごし、1997年に早稲田に戻りました。このように多くのテーマや多くの先生の考え方、見方を広く学べたことは大きかったと思っています。結果としては、自分の研究の主流がミクロ多孔体、ゼオライトへ収束してきた流れがあったように感じます。

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研究内容
エネルギー・資源・環境問題を研究の動機として、触媒化学・膜分離工学・エネルギー化学に係わるサイエンスおよびエンジニアリングを研究対象としています。 特に、ゼオライトを中心としたミクロ孔をもつ物質を材料として、その合成法や触媒・分離膜としての利用法の開発に力点をおいて研究を進めています。
 

これからの研究の展望は?
~~~革新の余地が大きい分離工学で膜によるブレークスルーを~~~

現在は分離と触媒が半々の研究室となっていますが、ミクロ多孔体は非常に面白い特殊な場を提供してくれる材料で、発見が多々あります。その特性を利用して、新しい反応、触媒を見出すことが一つの方向です。それに加え、反応生成物の分離にかかるエネルギーは膨大です。このエネルギーを削減するための分離機能、分離工学でのブレークスルーに膜でチャレンジしたいと思っています。やるべきことは山のようにあると思っていますし、革新の余地が大きいというか、未開分野が多いという捉え方をしています。今まで培ってきた見方や知見を活用し、俯瞰的な見方を加えて挑戦をしていきたいと思っています。

大学と企業の連携では、どういうことをお考えですか?
~~~情報のパイプ役として貢献を~~~

産業側、企業側の立場によっても変わると思いますが、メーカー、ユーザーの間を繋ぐ役目が大学にあるという側面を感じています。情報の面、人脈の面を含めて、ヴィジョンの共有が出来る先とはシーズ・ニーズのマッチングに向けた情報のパイプ役として、また、要素技術の組み合わせのヒントの提供など、大いに活用して欲しいですし、今迄やってきた自負もありますので、今後とも上手い連携を続けて、業界の技術のベースづくりや拡大に貢献していきたいと思っています。

応用化学科が来年100周年という節目を迎えますが?
~~~伝統とプライドをもって、「役に立つ化学、役立てる化学」の継続を~~~ 

応用化学科という学科名称を変えることなく100年周年を迎えることができ、この間9000名超の卒業生を輩出していきました。化学はもの作りの基盤ですが、有能、優秀な人材が脈々と続いている伝統とプライドを胸に、応用化学科が標榜する「役に立つ化学、役立てる化学」の理念のもと、研究教育や人材の輩出を継続すると同時に、今後に向けて果たすべき役割を今一度思いを新たにするべきでしょう。

応用化学会の活動への期待
~~~大学に寄り添うアクティブなOB組織として今後にも期待~~~ 

早稲田大学の同窓会の中でも、アクティブに応用化学科に寄り添う活動や現役学生へのサポートをしている特別な存在と位置づけられると思います。応用化学科と応用化学会の良い関係をお互いに努力を重ねて、継続をさせていきたいと願っています。

21世紀を担う皆さんへ、メッセージをお願いします。
~~~過去の延長線上には未来は無く、新しく創るという気概と挑戦を~~~ 

20世紀後半の延長線上には将来の姿は描けないでしょう。地球環境などから余儀なくされる新しい産業や産業構造は、その時代をリードする若い世代が、自ら作っていかなければならないと思います。大局観や俯瞰的見方を磨きながら、大きなチャンスと捉え、新しく社会を創っていくという気概を持って挑戦をして欲しいですし、活躍して欲しいと思います。

8月5日インタビュー(聞き手&文責:広報委員会 井上 健・新19回)

(松方先生の研究や経歴について、より詳細に知りたい方は、以下のページやリンクも併せてご覧ください。)

突撃インタビュー メインページへ

過去の突撃インタビュー

先生への突撃インタビュー

「先生への突撃インタビュー」  再開に向けて 

2016年8月28日

「先生への突撃インタビュー」は2005年に企画がスタートして足かけ三年で、12名の先生にご協力いただき、広報委員会が担当して、ホームページへの掲載を続けていました。

その後、暫くの間インターバルができましたが、来年には応用化学科が100周年を迎える節目にもなりますので、改めて再開することにしました。

会員の皆様の日頃の活動に少しでもお役に立つ情報を教室の先生方のご協力を得て提供し、大学と企業間の情報交流のキッカケが生まれ緊密な連携が芽生えることを期待するとともに、「最前線で今何が研究されているのか?」を知りたいと考えているOBの方々や、「専門分野の設定や将来進路に対するヒント」を望んでいる学生の期待にも沿えるように取材を進めたいと思っております。 

第13回 松方 正彦教授
第14回 本間 敬之教授

(広報委員会)

旧「突撃インタビュー」メインページ

 Back No.
第1回 平沢 泉 教授
第2回 木野 邦器 教授
第3回 竜田 邦明 教授
第4回 武岡 真司 教授
第5回 常田 聡助教授
第6回 菅原 義之 教授
第7回 菊地 英一 教授
第8回 逢坂 哲彌 教授
第9回 西出 宏之 教授
第10回 黒田 一幸 教授
第11回 清水 功雄教授
第12回 桐村 光太郎教授
 

 

 

新制21回平成28年度同期会開催のご案内

新制21回卒業生の皆さんへ                        

    平成25年の10月に久方ぶりの同期会を開き、22名の方にご参加を頂きました。また一昨年の同期会には23名の参加、昨年の同期会には20名の参加となりました。参加人数はほぼ同じですが、個々の参加者には毎年入れ代わりがあり、卒業以来初の顔合わせの人も毎回あって、楽しく懐かしい集まりとなっております。

いままでの会の様子はこの応化会HPをご覧ください。  ⇒ こちら

 本年も下記のとおり11月5日(土)に同期会を開催いたします。我々の大学入学は、昭和42年(1967年)ですので、来年の4月には皆が初めて顔を合わせて丁度50周年になります。ということで今年は少し意義の深い同期会でもあります。皆様お忙しくお過ごしのこととは存じますが、是非万障お繰り合わせの上ご参加ください。

 当日は学内では、理工展、早稲田祭が開催されております。卒業後大学にはあまり立ち寄られたことの無い方々は、大学本部あるいは西早稲田キャンパスにお立ち寄りの後、同期会に参加されるのも一案かと思います。

会場は、昨年同様、三浦千太郎君の尽力で東京ガスの四谷クラブを確保することができました。場所は地下鉄丸の内線四谷三丁目駅のすぐそばです。

当日西早稲田キャンパスで開催される理工展に参加された場合は、地下鉄副都心線新宿三丁目乗換えで同期会の会場四谷三丁目にいらして頂くのが便利です。

同じ研究室で連絡方法の判明している場合には、お互いに連絡をお取り頂いて出来るだけ多数の方が参集できますようご協力お願い致します。皆様の参加を心からお待ちしております。

               記

開催日時       2016年11月5日(土)17:00-19:00

場所         東京ガス・四谷クラブ  2Fが入口
          新宿区愛住町6-1  TEL : 03-3353-3711

会費            5,000円

幹事           三浦千太郎、橋本正明、長瀬穂積、上野裕人、堀江芳文、島田修二

会場情報      東京ガス四谷クラブ  ⇒ 案内はこちら

参加申し込み、問合せは 長瀬穂積まで   
hozumi_nagase@jcom.zaq.ne.jp  TEL/FAX : 042-593-2927 

第30回交流会講演会のご案内

第30回 交流会講演会 (2016年 9月24日(土))

申し込みはこちら

講演者 : 戸田 拓夫氏 株式会社キャステム代表取締役社長 (1980年応用化学科中退)
演題 : 『突破力』
副題 ; 「数々の経営危機を乗り越えて、紙ヒコーキのごとく舞い上がれ」

今回は、諸般の事情から応用化学科での学業を中途で諦めねばならなかったにも拘らず、その後就職した鋳造関連企業での精密鋳造部品、射出焼結部品、FRP射出成形品等の製造事業分野において目覚しい活躍をされ、衰退産業と言われていたこの分野での発展に尽くし、現在は当該企業の代表取締役社長を勤めておられます戸田拓夫氏をお迎えし、これまでに直面した数々の危機に対しその折々の境遇にていかに考え、乗り越えてきたかをお話して頂きます。

また戸田拓夫氏は、手投げによる紙ヒコーキ室内滞空時間競技のギネス記録保持者です。(滞空時間=29.2秒)この魅力的な特技についてはこれまで多数出演されたテレビ番組や、20冊に及ぶ著作(代表作として「親子で作る紙ヒコーキBook」宝島社)で紹介されていますが、今回は直接ご本人からお話を聞くことが出来るチャンスです。

学生諸君はもとより、社会で活躍中の若いOB/OG諸君にとっても興味深く、これからの人生設計を考える上で大変貴重なお話しを聞くことが出来る絶好の機会であると確信致します。
皆様お誘いの上、是非奮ってご参加ください。

月日 : 2016年 9月24日(土)
場所 : 早稲田大学西早稲田キャンパス 57号館201教室
開場 :   14:30(受付開始)
講演 :   15:00~17:00(参加自由、無料)
      17:15~17:45(代表学生とのパネル討論)
懇親会 : 18:00 ~19:30 懇親会場:理工カフェテリア
講師を囲んで懇親会を開催します。(懇親会費:3千円、学生無料)

* 事前登録を、9月20日(火)までに頂いた方には、当日 受付で名札をお渡しいたします。
それ以降の登録の場合は、名札の準備が出来ませんので、自筆でお書き頂く事になりますことご了解ください。

申し込みはこちら

講演会場、懇親会場では応化会ホームページ掲載用の写真を撮影いたしますのでご了承願います。
また講演会場ではビデオ撮影も予定しております。

(文責 交流委員会 小林 幸治)

第8回早桜会講演会のお知らせ

saoukai

早桜会(早稲田応用化学会関西支部)では、第8回講演会を下記要領で開催します。今回の講師には、静岡大学名誉教授の須藤雅夫先生にお願いしています。
初めての方もぜひ奮ってご参加ください。

演題 : 固体高分子形燃料電池の話題
講師 : 須藤雅夫先生 (静岡大学名誉教授、公益財団法人天野工業研究所理事)
日時 : 2016年9月17日(土)
15:00 ~ 17:00 講演会
17:00 ~ 19:00 懇親会
場所 : 中央電気倶楽部(大阪・堂島浜)
大阪市北区堂島浜2-1-25
06‐6345‐6351
http://www.chuodenki-club.or.jp/
講演会  215号室
懇親会  特別食堂
会費 : 講演会 無料
懇親会 5,000円
(ただし、学部卒業後または大学院修了後2年間は、2,000円)

講師ご略歴
1972年城塚研卒(新22回)。工学博士(1978年、早稲田大学)。
静岡大学助手、助教授、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員などを歴任し、1993年静岡大学教授。2016年より静岡大学名誉教授。
化学工学協会学会賞論文賞、日本海水学会学術賞、電気化学会電解科学技術委員会工業電解業績賞など受賞。専門は化学工学、電気化学、バイオメディカル。