応化会活動」カテゴリーアーカイブ

NFM主催シンポジウム「大学発の『知』社会実装」ご案内

日時 :2019年6月21日(金)13:00~(12:30~受付)
会場 :早稲田大学 小野記念講堂
主催 :ナノテクノロジーフォーラム  
参加費:無料 
  ※懇親会:NFM会員企業、教職員、学生の参加は無料となります。
  ※参加申込先:nano-forum@list.waseda.jp <mailto:nano-forum@list.waseda.jp>

プログラム
  https://www.waseda.jp/inst/nanolife/news/2019/05/14/1794/

13:00~ ご挨拶/笠原博徳(早稲田大学副総長)
13:05~ 会長挨拶/大林秀仁(早稲田大学ナノテクノロジーフォーラム会長) 

<第1部>
13:10~ 基調講演/城戸淳二(山形大学大学院有機材料システム研究科卓越研究教授)
14:20~ 招待講演/瀧口匡(ウエルインベストメント株式会社 代表取締役社長)
15:00~ 休憩
<第2部>
15:10~ 講演/細川正人(早稲田大学理工学術院総合研究所)
15:40~ パネルディスカッション/テーマ「大学発の『知』社会実装」
     パネリスト:城戸淳二、瀧口匡、
           伊藤毅(Beyond Next Ventures株式会社代表取締役社長)、
           細川正人、朝日透
17:30~ 閉会の挨拶/逢坂哲彌(ライフサポートイノベーション研究所特任研究教授)
18:30~ 懇親会(大隈タワー15階「森の風」)

以上

早稲田地球再生塾(WERS)シンポジウム2019 ご案内

名称:早稲田地球再生塾(WERS)シンポジウム2019
   -Society5.0+が目指すサスティナブルなコト・モノ作り-
    脳科学と感性科学の融合
日時:2019年7月3日(水)13:00~18:30(開場12:30)
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス63号館2F 04・05会議室
   (入場無料)
詳細(基調講演・講演の内容・講演者等)は下記のURLをご参照ください。
(開会挨拶は理工学術院総合研究所:木野邦器所長)

        https://www.waseda.jp/fsci/wise/news/2019/06/06/2909/

        お申し込みは上記URLの「参加方法」の「こちら」より
        会場の都合上、定員に達した時点で受付終了となります。

以上

 お問い合わせ:早稲田大学理工学術院総合研究所
 早稲田地球再生塾(WERS)事務局 wers@list.waseda.jp

2019年7月6日(土)第33回交流会講演会のご案内

早稲田応用化学会 交流委員会主催 第33回交流会講演会のご案内
2019年7月6日(土)15:00~16:45

講演者 :宮坂力先生 (桐蔭横浜大学 医用工学部 特任教授)
演題  :『理工の応用化学科から発展した光発電の研究』
 副題 :「ペロブスカイト太陽電池の飛躍的研究展開」

今回は、光電気化学、及び環境エネルギー科学を専門分野とされておられます、桐蔭横浜大学の宮坂力(みやさかつとむ)先生をお迎えし、『理工の応用化学科から発展した光発電の研究』というテーマにてご講演をして頂きます。

本講演の概要
私は応用化学科において、炭酸ガス還元の高分子触媒の実験を経験したことがきっかけで、光合成のモデルとなる光エネルギー変換の研究を大学院において始めました。このテーマが30年以上にわたる私の研究を支えてきました。化学工程で作る有機無機ペロブスカイト太陽電池はその延長で生まれた技術で、当初は予想しなかった高い効率レベルまで進化しました。講演では、これまでの研究生活を振り返りながら、学際的色彩の強いペロブスカイト太陽電池の先端研究の現状も紹介し、若い研究者に向けてのメッセージを伝えます。
                                                                                                   (講演者から寄せられた紹介文より)
講演者略歴、及び趣味
1976年  理工学部 応用化学科 卒業(新26回、土田研究室)
1981年  東京大学大学院 工学系研究科 合成化学博士課程 修了
1981~2001年  富士写真フイルム(株) 勤務
2001年  桐蔭横浜大学 工学部 大学院工学研究科 教授就任
2017年1月  日本化学会賞 受賞
2017年4月  桐蔭横浜大学 医用工学部 特任教授就任
2017年9月 『効率的なエネルギー変換を達成するためのペロブスカイト材料の発見と応用』がクラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞
受賞上記の栄誉賞はノーベル賞受賞の有力候補者として、ノーベル賞受賞者が発表される前の毎年9月に発表されている賞で、論文の被引用件数や重要度の観点から受賞者が決まる。
2019年3月  応用物理学会業績賞 受賞

*宮坂力先生の趣味
宮坂先生はバイオリン演奏や弦楽器製作の研究を趣味としておられます。また日独化学会の混成オーケストラのコンサートマスターを経験されており、バイオリンの名器に関する論文を英国の権威ある弦楽器専門誌に寄稿しておられます。

皆様お誘い合わせの上、是非奮ってご参加下さい。
講演期日:2019年7月6日(土)
講演会場:早稲田大学 西早稲田キャンパス 57号館201教室
講演時間:15:00~16:45(受付開始14:30、講演聴講は無料)
懇親会 :17:00~18:15(63号館1階ロームスクエア、懇親会費:3千円、学生無料)
                  講演者を囲んで懇親会を開催します。

申込みはこちらから

事前登録を7月2日(火)までに頂いた方には、当日受付で名札をお渡し致します。
それ以降の登録の場合は、名札の準備が出来ませんので自筆でお書き頂く事になりますことをご了承下さい。
講演会場、懇親会場では応化会ホームページ掲載用の写真を撮影致しますのでご了承願います。
また講演会場ではビデオ撮影も予定しております。

――― 以上 ―――

 

中部支部第12回総会・交流会の報告

早稲田応化会中部支部第12回総会・交流会議事録

1. 日時 :平成31年4月6日(土)16:00~17:45
2. 場所 :北京料理「百楽」名古屋店 第14会議室
3. 議事 :
(1)中部支部総会  16:00~16:40
①支部長挨拶           三島支部長
 *講演会の出席者が目標の30人に届かない。更なる工夫が必要と認識。
 *2018年度より関西支部との情報交換会を実施。→支部紹介パンフ作成。
  →若手、女性会員の多い関西支部の活動を参考に勧誘活動を強化。
②支部活動報告          堤 代表幹事 
・2018年度活動実績報告
・2019年度事業計画と予算案 →全会一致にて承認
③西出応化会会長のご挨拶
・西出会長より、会長を引き受けた背景や応化会の現状と今後の抱負等について話された。

(2)交流講演会   16:40~17:45
・演題:「化学教育と大学入試の化学」
・発表者:河合塾講師 大宮 理氏               

*高校生は今どんな化学を勉強しているのか?
最新の高校教科書の紹介。日本は化学の後進国として教育も知識詰込み方式で来た。
一方、世界の化学は知識の多寡ではなく、どのようにその原理・知見を知り得たのかを重視。
 
*予備校業界の現状
少子化により平成の30年間で大学受験生が激減。衛星放送利用の授業採用などで、大手予備校が全国展開、寡占化が進んだ。競争激化に伴い、大手予備校もダウンサイジングを迫られ、リストラ実施中。
 
*大学入試の化学の今
欧米の有力大学の個別試験は殆どが論文形式。日本では、受験生の格差が拡大し、国公立大や早慶などの有力私立大とその他大学で入試問題の内容も二層化が進む。
前者では、最先端の化学領域(リチウムイオン電池や太陽電池の反応、ノーベル化学賞の対象となったメタセシス反応、ヒト免疫不全ウイルスに対する治療薬の創薬分野など)を積極的に取り上げている出題があるが、受験生は教科書レベルで学習した古い化学で思考して回答せざるを得ないので、出題者側もその点に配慮するジレンマを抱えていると推察される。
又、事故やケガを嫌って、化学実験そのものを一切やらない学校も増えている実情もあり、実験活動の中で当然身についているはずの知識が欠如している点も出題者を悩ませているであろう。

(3)懇談会 18:00~20:00
 14階洋室で円卓を囲み、後藤顧問乾杯の挨拶で懇談会を開始。田中関西支部長をはじめ、新しく役員人事を受けた友野幹事と浜野理事、さらに初めて参加頂いた、中山一郎氏、箕村雅史氏
、伊藤正泰氏など多くの方々からスピーチを頂き、楽しく懇談が進んだ。小林幹事より中国の思想家、孔子、孟子、韓非子についての紹介スピーチもあり大いに盛り上がった。最後に三島支部長より会費納入のご協力をお願いし、全員写真を撮って散会した。

4)出席者名簿(敬称略)
講演者:大宮理(新46回生)、本部:西出宏之(新20回生)
関西支部:岡野泰則(新33回生)、田中航次(新17回生)
中部支部:三島邦男(新17回生)、後藤栄三(新19回生)、小林俊夫(新19回生)、谷口至(新22回生)、山崎隆史(新25回生)、服部雅幸(新32回生)、中山一朗(新41回生)、
植村裕司(新44回生)、山本瑛祐(新63回生)、白川浩(新18回生)、柿野滋(新19回生)、木内一壽(新24回生)、上宮成之(新35回生)、堤正之(新17回生)、友野博美(新22回生)、浜名良三(新29回生)、箕村雅史(新37回生)、伊藤正泰(新59回生)、以上22名。
                                  (文責:友野)

 

 


関西支部(早桜会)第32回懇話会のお知らせ

 

第32回懇話会を下記要領で開催します。講演の途中で質問も可能な気の張らない会ですので、初めての方もご気軽にご参加ください。

終了後、簡単な懇親会を予定しています。

日時

2019年6月1日(土)15:00~17:00

場所

 

中央電気倶楽部(大阪・堂島浜)
大阪市北区堂島浜2-1-25  06‐6345‐6351

https://www.chuodenki-club.or.jp/

演者

髙田隆裕氏(新37回 加藤・黒田研 村田製作所 革新技術開発部 )

演題

「(株)村田製作所の電子部品とそれを支える材料技術 」

要旨

電子部品の小型・高機能化の開発例として、コンデンサ、多層基板・モジュールのセラミック材料技術を中心にご紹介します。

早稲田応用化学会関西支部

支部長 田中航次(新17回)

2018年度 学位記・褒賞授与式

応用化学科学位記授与式

応用化学科および応用科学専攻研究科の2018年度学位記・褒賞授与式は、2019年3月26日(火)16時半より、西早稲田キャンパス63号館2F大教室にて式次第に従い小堀深 専任講師の司会で執り行なわれました。

式次第(左:応用化学科褒賞授与式  右:学位記・褒賞授与式)

今年も学部卒業生、修士修了生の研究室代表者に学位記が授与されました。

応用化学科褒賞授与式

引き続き、応用化学科褒賞の授与式が行われました。門間 聰之主任教授から以下のような本賞設立の経緯、主旨等の説明があり、本賞および副賞が濱村 咲妃さんに授与されました。
「優れた業績をあげた学生を表彰して更に人間的な成長を促すことを主旨として設定した褒賞で、学業成績と人物の総合的評価で一人ということになりました。この褒賞は、OBの皆さんと我々教員および教員OBの寄付によって成り立っているもので、私達教員の気持ちを込めて対象の方に授与するものです。おめでとうございます。副賞を用意させていただきました。濱村さんの名前と先進理工学部応用化学科の名前を刻んだバカラの花瓶です。落として壊したりしないよう大切に持ち帰ってください。」

褒賞授与 受賞者 濱村 咲妃さん

褒賞の授与の後、受賞者の濱村 咲妃さんより受賞の挨拶がありました。

 

祝辞:門間 聰之主任教授

祝辞 応用化学科主任門間 聰之教授から祝辞がありました。

応用化学科主任門間 聰之教授の祝辞

祝辞:濱逸夫早稲田応用化学会副会長

ついで、早稲田応用化学会濱逸夫副会長から祝辞がありました。

早稲田応用化学会 濱逸夫副会長の祝辞

 

在校生代表からの送辞

今年の送辞は 在校生を代表して、学部3年生 田中亮祐君が、卒業生に向かって感謝の気持ちを伝える送辞を述べました。

送辞 在校生代表 田中亮祐君

 

学部卒業生の答辞

これに答えて、学部卒業生を代表してハルジョウィノト ダニー君が答辞を述べました。

学部卒業生 答辞 ハルジョウィノト ダニー 君

 

修了生からの答辞

引き続き、修了生を代表して北川 紗映さんから在校生に向けて答辞がありました。

大学院卒業生 答辞 北川 紗映さん

 

乾杯

乾杯の言葉 黒田一幸教授・応化会副会長

応用化学科褒賞授与式及び受賞挨拶を終え、黒田教授の発声による恒例の乾杯へと式が進みました。

乾杯

校歌斉唱

校歌斉唱 指揮:松島 貫太君

卒業生を代表して松島 貫太君の指揮によって校歌を斉唱しお開きとなりました。

 

(文責:広報委員会)

 

2019年度関西支部(早桜会)総会・講演会・懇親会の開催報告

戻る

 

 2019年度総会・講演会・懇親会を2019年3月16日(土)に開催しました。関西で開催中の日本化学会春季年会に合わせ、前倒しの開催となりました。

  甲南大学で開催されている日本化学会春季年会に参加されている松方正彦、和田宏明両教授と中部支部から堤正之代表幹事、藤井高司理事に来賓としてご出席いただきました。

  岡野支部長の開会挨拶に続いて2018年度事業実績報告、会計報告(暫定)が上程され、いずれも提案どおり承認されました。

  続いて役員改選の提案があり次のメンバーが選任されました。任期は2019年度、2020年度の2年間です。

支部長:田中航次(新17回)
副支部長:市橋宏(新17回)
監事:中野哲也(新37回)
事務局長:澤村健一(新53回)

理事:斎藤幸一(新33回) 和田昭英(新34回) 脇田克也(新36回) 高島圭介(新48回) 遠藤文子(新50回) 數田昭典(新51回) 陳鴻(新59回) 猪村直子(新61回) 桜井沙織(新64回)

  2018年度の岡野泰則(新33回)支部長と前田泰昭(新14回)理事は勇退し、名誉顧問に就任します。名誉顧問は、津田實(新7回)氏、井上征四郎(新12回)氏とともに4名となります。

  続いて2019年度事業計画、予算案が上程され、いずれも提案どおり承認されました。

  総会終了後、引き続き講演会に移り、松方先生による「早稲田応用化学科100年史」が1時間半にわたり語られましたが、残念ながら70年あたりで時間切れとなりました。後日機会を作り、より充実した内容での続編をお約束いただきました。非常に興味深い内容で、私学の化学系は財政的に成り立たないと言われる中、いかに多くの方々の物心両面の支えがあって、100年の歴史を紡いできたかがよく理解できました。

  懇親会は、JR六甲道駅付近の「バル・ザル」にて開催しました。懇親会から川口史郎(旧30回)大先輩も合流され、最若手の桜井沙織(新64回)さんとは、実に70歳近い年齢差の会になりました。和田宏明先生が、川口さんから盛んに旧制時代の応化の様子を取材されていたのが印象的でした。

  「早稲田応用化学科100年史」のご講演もあり、参加者が多く、にぎやかな会となりました。

(文責 : 田中)

参加者 28名

(早稲田大学)

和田宏明教授(新29回) 松方正彦教授(新34回)

(中部支部)

堤正之代表幹事(新17回) 藤井高司理事(新36回)

(関西支部他)

川口史郎(旧30回) 津田實(新7回) 井上征四郎(新12回) 前田泰昭(新14回) 関谷洋輔(新15回) 市橋宏(新17回) 井上昭夫(新17回) 田中航次(新17回)  浜名良三(新29回) 篠崎匡巳(新30回) 岡義久(新33回) 岡野泰則(新33回) 和田昭英(新34回) 古川直樹(新36回) 脇田克也(新36回) 高田隆裕(新37回) 中野哲也(新37回) 古谷敦志(新38回) 山本太郎(新42回) 髙島圭介(新48回) 數田昭典(新51回) 澤村健一(新53回) 陳鴻(新59回) 桜井沙織(新64回)

戻る

 

2018年度 応用化学専攻褒賞・奨学金授与式

司会:小堀 深 専任講師

 

3月7日木曜日、少し早い春の長雨が降り続く中、応用化学専攻褒賞・奨学金授与式が小堀深専任講師の司会により挙行された。若尾真治先進理工学研究科長の祝辞で始まり、水野賞・水野敏行奨学金、応用化学会給付奨学金、中曽根荘三奨学金、里見奨学金森村豊明会奨励賞の5つの褒賞・奨学金授与式が行われた。 22名の受賞者は、賞状を各代表者より直接渡され、緊張の面持ちの中に将来への自信のようなものが垣間見られた。

祝辞 若尾真治先進理工学研究科長

水野家代表、元応用化学会会長の河村宏様をはじめ、応用化学会副会長の橋本正明様、里見奨学会事務局長の田部修士様より受賞者を鼓舞する大変ありがたい祝辞を頂いた。また本年度より森村豊明会奨励賞が新設されたが、出席された森村豊明会の森村潔理事より、お祝辞と共に奨励賞新設の経緯が紹介された。応用化学科100周年を記念し、100年前の応用化学科設立の際多大な貢献をして頂いた森村豊明会と再び繋がることができ、その歴史的な意義に改めて深い感銘を受けた。  

最後に、水野賞受賞者の齋藤祥平君が、受賞者代表として御礼と今後の抱負を述べ約40分の式は閉会となった。

受賞者挨拶 齋藤 祥平君

 記念講演会では、東京大学の吉田亮教授から「インテリジェントゲル」に関する大変興味深いお話を聞くことができた。吉田先生は26年前に水野賞を受賞された我々の先輩でもある。講演では、吉田先生が大学院時代の恩師より受けた言葉を胸に、ゲルの世界を大きく展開していくお話に久しぶりに心が躍る思いがした。研究とは面白いものだということを再認識でき、特に聴講した受賞者には響いたのではないかと思う。

東京大学の吉田亮教授

 その後のポスター発表会では、参加者の活発な議論が展開されたが、受賞者同士がお互いの研究について熱く語り合っている姿が特に印象に残った。上からのアドバイスももちろん必要だろうが、横の繋がりから思わぬヒントも得られたのではないかと嬉しくなった。

Poster Session

 学科主任の門間教授の挨拶で始まった懇親会では、引き続き研究の話で盛り上がる場面もあったが、研究室での生活に関してや、今後の進路について忌憚のない意見交換がなされ、密度の濃い時間を過ごすことができた。

 受賞者の益々の発展を期待すると同時に、これだけ多くの褒賞・奨学金を独自に持つ応用化学専攻・応用化学科の力強さを改めて感じた一日であった。

(文責:広報委員会)

 

第31回早桜会懇話会の報告

戻る

 

  第31回早桜会懇話会は2月9日(土)、大阪ガス(株)の桜井沙織(新64回)氏による「低温熱利用システム」を中心としたテーマで開催しました。

 

   

  大阪ガスでは燃焼技術を始めとし、水素製造触媒の開発や気象シミュレーション技術、ナノ材料合成技術、フードサイエンスなど様々な新技術の研究開発、実用化に向けて積極的に取り組んでいます。

  今回は、給湯器などから排出される「低温熱(〜80℃)の利活用技術」のひとつとしてデシカント空調の開発について紹介がありました。

  デシカント空調は、夏場の空気を除湿、冬場は加湿することで、快適な空気環境を作り出すことができるとのことで、近年は健康・睡眠ニーズの高まりから、その開発に力を入れていると述べられました。

  吸湿材が空気中の水分を吸収したのち、低温熱をあて、吸湿材を再生することで、省エネ性が高い空調の開発に取り組んでいるとのことでした。

  講演中は、適宜参加者からの質問や意見交換が相次ぎ、活発な議論が展開されました。新たな市場の開拓等ビジネスの観点から、材料の特性を踏まえた学術的な観点から、など幅広い議論となり、約2時間の講演となりました。

  講演終了後は、行きつけ食事処で懇親を深め、非常に賑やかな会となりました。

出席者

津田實(新7回)、前田泰昭(新14回)、市橋宏(新17回)、井上昭夫(新17回)、田中航次(新17回)、篠崎匡己(新30回)、岡野泰則(新33回)、原敬(新36回)、高田隆裕(新37回)、中野哲也(新37回)、古谷敦志(新38回)、遠藤文子(新50回)、數田昭典(新51回)、澤村健一(新53回)、陳鴻(新59回)、桜井沙織(新64回)、御手洗健太(新65回)

   (文責 田中)

早稲田応用化学会関西支部(早桜会)2019年度総会・懇親会開催のお知らせ

 

下記要領で開催しますので、奮ってご出席ください。

今回は、同時期甲南大学で開催される日本化学会春季年会に参加される応化 松方、和田両先生をお招きし、応化100年史を語っていただきます。

場所: 神戸大学 六甲台第2キャンパス内  理学部Z棟Z103教室   ( 阪急六甲、JR六甲道が最寄りですが、場所が分かりにくいので、出席者には詳細地図・案内図をメールにて送付します。)

日時: 2019 年 3 月 16 日(土)
    総 会:15:00~15:30
    講演会:15:30~17:15
   講師:早稲田大学応用化学科 松方正彦先生、和田宏明先生
   演題:早稲田応用化学科100年史
    懇親会:18:00~19:30
   懇親会会場:六甲道駅付近(決まり次第お知らせします)

          懇親会参加費:5,000円を予定しています。

早稲田応用化学会関西支部

支部長 岡野泰則

参加申し込みは、こちらから

準備の都合上、来る3月10日(日)までに申し込み願います。
お問い合わせ先:応化会関西支部事務局長 田中 航次
Tel. ; 090-1792-0629

kouji_t@mwd.biglobe.ne.jp