応用化学科褒章 受賞者挨拶

この度は応用化学科褒賞という名誉ある賞を頂き、誠に有難うございます。このような賞を頂けたのは、化学の奥深さを熱心にご指導してくださった先生方のおかげです。心より御礼申し上げます。

応用化学科で過ごした四年間では沢山のことを学ばせていただきました。中でも実験とレポートの作成には多くの時間を費やし、大変な思いもいたしましたが、研究者としての基礎を身につける貴重な経験となりました。プレレポートの作成を通じて学んだ知識や理論が、実際に実験を行い本レポートを作成する中で腑に落ちていく感動を今でも覚えております。また、三年次にはコロナ禍の中で対面での実験ができない時期がありました。文献を調べたり教科書などを読んだりすることで理解を深める良いきっかけとなった一方で、実際に実験操作を行い自分の五感で観察することの大切さを強く実感いたしました。

四年次から取り組んでいる研究活動では、自らの力で研究の道筋を切り拓いていく大変さを痛感することが多くありました。一年間、先生方や先輩方からご助言を頂きながら、自分なりに実験結果と真摯に向き合い試行錯誤をしていくことで、「今まで世界になかったものを新しく生み出すこと」の喜びと達成感を得ることができました。

そして、この応用化学科に入学し、素晴らしい先生方、先輩方、尊敬できる同期の友人達に出会えたことが何よりの財産だと思っております。修士課程に進学後も、恵まれた環境で学べることへの感謝を忘れず、研究活動に邁進していく所存です。将来は社会に貢献できる人材になれるよう今後も精進して参りますので、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

最後に、本賞の設立及び選考に関わられた関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。また今までお世話になりました全ての方々に心から感謝申し上げます。

本当に有難うございました。

 

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