先進研究講演会」カテゴリーアーカイブ

2021年度定期総会と先進研究講演会について

早稲田応用化学会会員の皆様へ

2021年3月
早稲田応用化学会 会長 濱 逸夫

今年の定期総会につきましては下記予定で開催すべく準備を進めておりますが、新型コロナウィルス感染状況によりWEB開催に変更となる場合がございます。変更された場合には、開催内容につきまして改めて 「早稲田応用化学会 ホームページ」、あるいは「メール配信」等でお知らせいたします。
尚、出席申込は、”早稲田応用化学会 ホームページ”からお申込下さい。
申込みはこちらから⇒  https://secure.waseda-oukakai.gr.jp/teikisoukai-mousikomi.html

日時:2021年5月29日(土) 13時30分~17時00分

場所:理工学部西早稲田キャンパス(旧称「大久保キャンパス」※)
   ※副都心線「西早稲田」駅はキャンパスと直結しています。
受付:57号館2階 開催教室前

<詳細スケジュール>  

  • 13時30分~14時30分   定期総会(57号館2階202教室を予定) 
  • 14時45分~16時15分        先進研究講演会(同上)

■定期総会

 議題:1)2020年度事業及び会計報告     
              2)2021年度事業計画及び予算案
      3)執行部体制 
             4)応用化学会百周年行事 等
 

■先進研究講演会「応用化学最前線 - 教員からのメッセージ」プログラム 

 1)応用物理化学部門  福永 明彦 教授  
            演題「エネルギー問題と材料開発」

 

 

 

2)無機合成化学部門  ゲガン・レジス 准教授   
     演題「自己組織化物質の界面や構造の理解とその応用

 

 

 

3)化学工学部門    小堀 深 専任講師
      演題「いかに結晶をつくるか、いかに結晶をつくらせないか」

 

 

 

以上

2020年度定期総会の開催報告

2020年度定期総会
2020年8月11日(火)~ 8月23日(日)Web配信
場 所: 早稲田応用化学会ホームページ上

本年度は、コロナ感染の影響を受け、定期総会と先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」は早稲田応用化学会のホームページ上で実施した。
参加者は232名であった。

1. 西出会長挨拶

西出会長挨拶

 

2020年度の主な活動状況と応用化学会の現状を報告するとともに、在任2年間の会員各位のご支援にお礼を述べた。

( ⇒ 全文 )

2. 総会議事

1) 第1号議案:2019年度事業報告・会計報告及び監査報告( ⇒ 2019年度収支報告書 )

井村正寿庶務理事

井村庶務理事より2019年度12のイベントとホームページの刷新の活動報告がなされ、津田会計理事より決算額は 11,910,743円(予算 14,327,000円)であり、収入の不足額は収支補填準備金より423,288円補填したことを報告した。


監査報告 河野恭一監事

続いて、河野監事より6月12日に監査を行い、会計部門においては領収書、通帳等の各種帳票確認した結果、適正に処理されており決算書、貸借対照表は正当であると報告された。また、業務部門においても議事録を精査した結果、三委員会とも、計画通り概ね順調に運営されたと判断したと報告された。事業及び決算の監査報告があった。

 

2) 第2号議案:2020年度事業計画と予算( ⇒ 2020年度予算案 )

井村庶務理事より2020年度の事業計画を報告し津田会計理事より予算は 16,092,300円であり2019年度予算比 1,765,300円増となるが、応化会百周年事業準備金 1,400,000円、事務局移転費 400,000円が主な理由であることを報告した。

3) 第3号議案:会長の選任

次期会長として 濱 逸夫 新制27回 現ライオン株式会社代表取締役会長を役員会で選任しその承認を求めることを井村庶務理事から提案した。

4) 報告事項

1.  「会計管理に関する細則」の変更
2.  保護者向けパンフレットの作成


津田信悟会計理事

 本内容で第1号議案:2019年度事業報告・会計報告 第二号議案:2020年事業計画、予算案 第3号議案:会長選任は全会一致で承認された。
 なお、1名の会員から報告事項に関してご意見を賜りましたことを申し添えます。

先進研究講演会

総会後恒例の先進研究講演会を、今年はウェブ上で開催した。

    • 黒田一幸教授(新24)の講演 「大隈記念学術褒章(記念賞)を受賞して」を動画で配信
    • 福永明彦教授の講演「エネルギーマテリアル研究/自己紹介」を動画で配信

以上

 

 

2020年度応用化学会総会・先進研究講演会 延期のお知らせ

早稲田応用化学会 会長 西出 宏之

平素 早稲田応用化学会の活動にご理解を賜り、ご支援・ご尽力を頂き誠に有り難う御座います。2020年度応用化学会総会、先進研究講演会、交流会は5月23日(土)13時30分よりの開催でご案内申し上げましたが、新型コロナウイルス感染の影響拡大による社会情勢と学内規制、そしてなにより御参加くださる皆様の健康被害を防ぐ為、延期とさせて頂きます。
尚、延期後の日程、並びに開催内容につきましては、改めまして早稲田応用化学会の本ホームページ”、及びメール配信等でお知らせ申し上げます。
今後とも早稲田応用化学会にご協力を賜りますようお願い申し上げます。尚、会員の皆様におかれましては一層のご自愛の程、お願い申し上げます。

以上

2019年度定期総会

2019年5月18日(土)13:30~19:00
場 所:    早稲田大学西早稲田キャンパス
                         57号館2階201教室(定期総会・先進研究講演会)
                ロームスクウェア(交流会)

本年度も、昨年同様、定期総会と、それに引き続き先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」、そして交流会を開催した。
総会108名、講演会118名にご参加頂き、交流会(懇親会)では104名の会員の皆さんが集い、盛会な総会の一日となった。

1. 定期総会

議  長:西出会長
司  会:和田庶務理事

13時30分より和田庶務理事の司会で開催された定期総会では、最初に西出宏之応用化学会会長より挨拶が述べられた。

西出宏之応用化学会会長の挨拶

 

議 案

2018年度事業報告案及び決算案の審議

和田庶務理事及び門間会計理事より各々「2018年度事業報告案」及び「決算案」の説明がなされた。特に、収支決算書では、「先輩からのメッセージ」の参加費用が改定されたため、当初予定していた収支補填準備金を取り崩さず、逆に支出減に努めた影響もあり、1.2百万円繰り入れすることが出来たことを説明した。

和田宏明庶務理事による事業報告

引き続き、河野監事より、5月9日に監査を行い、会計部門においては領収書、通帳等の各種帳票確認した結果、適正に処理されており決算書、貸借対照表は正当であると報告された。また、業務部門においても議事録を精査した結果、三委員会とも、計画通り概ね順調に運営されたと判断したと報告された。

河野監事による監査報告

以上により、2018年度事業報告案及び決算案が承認された。

2019年度事業計画案及び予算案の審議

和田庶務理事より、事業計画(案)について説明がなされ、引き続き門間会計理事より、それに伴う予算(案)について説明がなされた。
2019年度は特に、事務局長の円滑な引継ぎと事務局体制の確立の立場から事務費を昨年より1.9百万円増額での予算立となっているが、その分は収支準備補填金の取り崩しで手当てすることを説明した。

門間聰之会計理事による予算案の説明

本内容で2016年事業計画案、予算案は承認された。

報告事項:

  • 2019年役員の体制について

資料に基づき西出会長が説明した。要点は以下の通り。

    1. 副会長:安達博治氏が2018年9月8日より就任  
    2. 会計理事:2018年9月8日より本間敬之氏が退任、門間聰之氏が就任
    3. 2018年9月8日より入江伸一氏と常見宏一氏が理事就任
    4. 2019年5月18日より関西支部長が交代:退任 岡野泰則氏、新任 田中航次氏
    5. 2019年5月18日より交流委員長が交代:退任 町野彰氏(理事としては残留)、新任 椎名聡氏

 

  • 交流会講演会の紹介

和田庶務理事より7月6日(土)開催予定の宮坂氏の交流会講演会の紹介があった。
また、今後の交流会講演会の講師の推薦と仲介をお願いした。

  • 応用化学会奨学金給付学生の紹介

門間主任より2018年度応用化学会奨学金給付学生と里見奨学金給付学生が壇上で紹介された。壇上に上がったのは下記の6人。

応用化学会奨学金給付生:

浅子貴士さん(山口研)、海野城衣さん(平沢・小堀研)、女部田勇介さん(本間研)、鳥本万貴さん(関根研)、村上洸太さん(関根研)

里見奨学金給付生:

松野敬成さん(黒田・下嶋・和田研)

奨学生紹介

 引き続き門間主任より初の森村豊明会からの奨励賞の授与式の様子と対象となった成績優秀者が紹介された。

教室近況:

門間主任より、応用化学科・応用化学科専攻の現状が報告された。

  1)今年は126名の新入生が入学した。(定員135名:秋入学含む)
  2)教室は福永明彦教授(JXTGエネルギーより)が着任し25名体制となった。
  3)山口教授が文部科学大臣表彰技術賞を、関根教授が日本化学会学術賞を受賞した。

閉会挨拶:

濱副会長より、それぞれの世代がわくわくする応化会活動を実現する為には、各世代が活動に参加してインスパイアされるような企画の充実が必要であるが、同時にそれを実行する委員会等の活動を、しっかりとサポートする体制を各年代層で作ることが重要とした。
最後に、出席メンバーに是非その強力なサポーターになってほしいこと、そして様々な魅力的なアイデアの提案を依頼して、閉会とした。

濱逸夫副会長 閉会の挨拶

 

2. 先進研究講演会 「応用化学最前線教員からのメッセージ」 (応用化学科と共催)

先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」(共催 早稲田大学 先進理工学部 応用化学科、早稲田応用化学会)は、応用化学科の各研究室応用化学科の教員が、企業の研究者・技術者や学生に、自らの研究分野を紹介し、その先進性、先導性を熱く語りかけるもので、 その後の交流会(懇親会)で、教員、社会人および学生との交流や懇談を深め、早稲田応用化学科の研究に関する理解を深めていただくために、毎年総会とあわせて企画される。本年は西早稲田キャンパス57号館201教室において下記の4先生にご講演をいただいた。

    • 14:45-15:15  有機合成化学部門 細川誠二郎准教授
        「演題 真ん中から作る:多段階合成を革新する合成戦略」
    • 15:15-15:45  触媒化学部門 関根泰教授
        「演題 表面プロトニクス・イオニクスと低温作動触媒」
    • 15:45-16:15  高分子化学部門 小柳津研一教授
        「演題 エネルギー変換と高分子」
    • 16:15-16:45  化学工学部門  平沢泉教授
        「演題 晶析工学の知恵を実践する」  

多彩なスライドを用いて興味深い研究内容をわかりやすく説明していただき、学生、卒業生ともに研究への理解を深めると共に研究室への親近感を強めることが出来た。

 

3. 交流会(懇親会)

2時間の講演会の後、場所を63号館1階ロームスクエアへ移し、橋本副会長の司会により、西出会長の開会挨拶、そして安達副会長からは応用化学会の益々の発展を願って乾杯のご発声を頂き、交流会(懇親会)がスタートしました。 

今年の交流会は卒業生・教員・学生合わせ104名の会員の皆さんで和気あいあいとした雰囲気で進み、途中で奨学金受給者の挨拶があり、最後に黒田副会長の中締めのご挨拶と神守学生委員会委員長の一本締めにて散会しました。

神守学生委員会委員長による一本締め

(文責:広報委員会・応化会事務局)

以上

 

 

2018年度 定期総会

2018年5月12日(土) 13時~19時
場 所:    早稲田大学西早稲田キャンパス
                         57号館2階201教室(定期総会・先進研究講演会)
                  56号館1階カフェテリア(交流会)

本年度も、昨年同様、定期総会と、それに引き続き先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」、そして交流会を開催した。
昨年は4月開催に変更して開催したが、本年は例年通り5月の開催となった。
出席者は、総会110名(OB・OG 74名、教員12名、学生24名)、講演会116名(OB・OG 80名、教員14名、学生22名)にご参加頂き、交流会(懇親会)では106名の会員の皆さんが集い、盛会な総会の一日となった。

スケジュール:

  13時00分~14時15分 定期総会
  14時30分~15時00分 応用化学科百年史
  15時00分~17時00分 先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」
  17時30分~19時00分 交流会(懇親会)(56号館1階)

 

1. 定期総会

13時より和田庶務理事の司会で開催された定期総会では、最初に三浦千太郎応用化学会会長より挨拶が述べられた。三浦会長は二期会長職を勤められ、本総会をもって退職されるので、併せて退職の挨拶と新会長の推薦がおこなわれた。

三浦千太郎会長挨拶

 

引き続き、和田宏明庶務理事及び廣谷会計理事よりそれぞれ2017年度事業報告案及び決算案、2018度事業計画案及び予算案の説明がなされた。

和田宏明庶務理事

廣谷修会計理事

 

 

引き続き、河野恭一監事より監査の報告があった。5月8日(火)に廣谷修会計理事、和田宏明庶務理事および寺嶋事務局長の同席のもとに監査を実施し、会計部門においては領収書、通帳等の各種帳票を確認した結果、適正に処理されており決算書、貸借対照表は正当であると報告された。また、業務部門においても、各委員会議事録の閲覧ならびに、基盤委員会、広報委員会および交流委員会に時間が許す範囲で出席した結果、各委員会ともに当初計画に基づき概ね順調に業務が遂行されていること、特に学生委員の積極的な参加が顕著であったことが報告された。なお余剰金がある程度積みあがっている状況であるので、5年後の応化会100周年記念事業を含め有意義かつ適正な活用を検討されたいというコメントがなされた。

河野恭一監事による監査報告

以上により、一号議案:2017年度事業報告案及び決算案および二号議案:2018度事業計画案及び予算案が承認された。

引き続き、三号議案である会則の変更について説明があり、また会員名簿閲覧システムの運用にともない附則、細則の修正が役員会で決定されたことについて説明があった。
会則の変更は総会で承認された。

 

続いて、新会長として推薦された西出宏之教授の就任が総会において承認され、それを受けて、西出宏之新会長より就任の挨拶が行われた。

西出宏之新会長より就任挨拶

 

次に西出新会長より、新年度の新規役員体制と、その体制が決められた背景について説明があり、加えて退任される役員に対する謝辞があった。

新年度の新規役員体制の説明

退任される各役員より挨拶が述べられた。

退任 窪田信行監事

退任 廣谷修会計理事

新任の役員の紹介があり、新任の各役員から挨拶があった。

新任 黒田一幸副会長

新任 津田信悟会計理事

新任 関谷紘一理事

新任 新谷幸司理事

新任 椎名聡理事

新任 山口潤一郎理事

続いて、役員会より三浦前会長を名誉会員に推薦する提案があり総会において承認された。

また、名誉教授加藤忠蔵先生がご逝去された報告があり、参会者一同で黙祷を行った。

加藤忠蔵先生ご逝去のお知らせ

参会者による黙祷

 

最後に松方正彦副会長から応化会給付奨学生、里見奨学生の紹介があり、加えて応用化学科の近況報告、および新任の山口潤一郎教授の紹介があった。

松方教授による奨学生の紹介

 

  1. 応用化学科百年史

松方正彦教授により貴重な歴史的写真が多数紹介され、併せて題記の講演が行われた。

応用化学科百年史  松方正彦主任教授

  1. 先進研究講演会 「応用化学最前線教員からのメッセージ」 (応用化学科と共催)

先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」(応用化学科と共催)は、応用化学科の各研究室応用化学科の教員が、企業の研究者・技術者や学生に、自らの研究分野を紹介し、その先進性、先導性を熱く語りかけるもので、 その後の交流会(懇親会)で、教員、社会人および学生との交流や懇談を深め、早稲田応用化学科の研究に関する理解を深めていただくために、毎年総会とあわせて企画される。本年は下記の4先生にご講演をいただいた。

1.15:00-15:30  化学工学分野 花田 信子 講師
 「演題 水素エネルギー活用に向けた水素貯蔵技術開発」

  2.  15:30-16:00  無機合成化学分野 下嶋 敦 教授

   「演題 精密構造制御に基づくシリカ系材料の機能開拓」

  3.  16:00-16:30  応用生物化学分野 木野 邦器 教授

    「演題 新たな酵素反応プロセスの開発」

  4.  16:30-17:00  無機合成化学分野 菅原 義之 教授

    「演題 無機ナノ材料と高分子材料のクロスロード」

 

 

  1. 交流会(懇親会)

2時間の講演会の後、場所をロームスクウェアへ移し、橋本副会長の司会で、西出宏之新会長の開会挨拶、そして黒田一幸教授(応化会新副会長)からは応用化学会の益々の発展を願って乾杯のご発声を頂き、交流会(懇親会)がスタートした。  

開会の挨拶:西出宏之新会長

乾杯:黒田一幸副会長

応化会給付奨学生・里見奨学生(小池正和、吉岡育哲、海野城衣、池勇樹、小松田雅晃の諸君)の紹介と、奨学生の挨拶があった。

応化会給付奨学生・里見奨学生の紹介

今年の交流会は卒業生・教員・学生合わせ106名の会員の皆さんで和気あいあいとした雰囲気で進み、司会橋本副会長の中締めに続いて政本浩幸学生交流委員長の一本締めにて散会となった。

司会:橋本正明副会長

一本締め:政本浩幸学生委員長

 

 

(文責:広報委員会・応化会事務局)

2017年度定期総会

2017年4月22日(土)13:00~19:00
場 所:    早稲田大学西早稲田キャンパス
                57号館2階201教室(定期総会・先進研究講演会)
                56号館1階カフェテリア(交流会)

本年度も、昨年同様、定期総会と、それに引き続き先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」、そして交流会を開催した。
日程は、例年の5月末開催を早め、2017年4月22日の開催となった。
出席者は、総会93名(OB・OG 58名、教員14名、学生21名)、講演会117名(OB・OG 78名、教員15名、学生24名)にご参加頂き、交流会(懇親会)では95名の会員の皆さんが集い、盛会な総会の一日となった。

1. 定期総会

13時より和田教授の司会で開催された定期総会では、最初に三浦応用化学会会長より挨拶が述べられた。

三浦会長の挨拶

2017年度総会 三浦会長挨拶

引き続き、和田庶務理事及び本間会計理事よりそれぞれ2016年度事業報告案及び決算案、2017度事業計画案及び予算案の説明がなされた。

和田庶務理事

本間 敬之会計理事

引き続き、河野監事より監査の報告があった。4月17日(月)に廣谷会計理事、和田庶務理事および寺嶋事務局長の同席のもとに監査を実施し、会計部門においては領収書、通帳等の各種帳票を確認した結果、適正に処理されており決算書、貸借対照表は正当であると報告された。また、業務部門においても、各委員会議事録の閲覧ならびに、基盤委員会、広報委員会および交流委員会に時間が許す範囲で出席した結果、各委員会ともに当初計画に基づき概ね順調に業務が遂行されていること、特に学生委員の積極的な参加が顕著であったことが報告された。各委員会にたいする指摘や期待としては、基盤委員会に対し、会員の会費納入率向上への一層の取り組み、交流委員会に対し、シニアOBの期待にこたえる事業の推進、広報委員会に対し、ITリテラシーに強くない会員への配慮などの要望が加えられた。

河野 恭一監事

以上により、2016年度事業報告案及び決算案が承認された。

次に橋本副会長より、新年度の新規役員体制と、その体制が決められた背景について説明があった。続いて、当日海外出張で欠席された濱逸夫新副会長からのメッセージが代読され、最後に退任される役員に対する謝辞があった。

橋本副会長

退任される倉持誠前副会長より挨拶が述べられた。

倉持前副会長

引き続き、橋本副会長より6月2日に開催を予定された「第5回未来社会創成フォーラム」について説明があった。

本年は応用化学科創立100周年にあたり、種々の企画が立てられているが、その概要説明と協力のお願いが西出副会長から行なわれた。

西出副会長

最後に松方副会長からの応用化学科の近況を取り混ぜた挨拶によって総会は締めくくられた。

松方副会長

2017年度総会Gallery

 

 2. 先進研究講演会 「応用化学最前線-教員からのメッセージ」 (応用化学科と共催)

先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」(応用化学科と共催)は、応用化学科の各研究室応用化学科の教員が、企業の研究者・技術者や学生に、自らの研究分野を紹介し、その先進性、先導性を熱く語りかけるもので、 その後の交流会(懇親会)で、教員、社会人および学生との交流や懇談を深め、早稲田応用化学科の研究に関する理解を深めていただくために、毎年総会とあわせて企画される。本年は下記の4先生にご講演をいただいた。

  1. 有機合成化学分野 山口潤一郎 准教授
       「演題 芳香族分子の新奇カップリング法・合成法の開発」

    山口潤一郎 准教授

  2. 触媒化学分野 松方正彦 教授
       「演題 膜分離技術を用いた革新的化学プロセスの創生」

    松方正彦 教授

  3. 応用物理化学分野 本間敬之 教授
       「演題 テラワット級太陽光発電のためのプロセス技術革新」

    本間敬之 教授

  4. 応用生物化学分野 桐村光太郎 教授
       「演題 応用生物化学の新展開:KIS-BIOTECHNOLOGY」

    桐村光太郎教授

    2017年度総会 先進講演会Gallery

 

3. 交流会(懇親会)

3時間の講演会の後、場所を56号館の理工カフェテリアへ移し、下村新基盤委員長の司会で、三浦会長の開会挨拶、そして西出教授(応化会副会長)からは応用化学会の益々の発展を願って乾杯のご発声を頂き、交流会(懇親会)がスタートした。  

下村啓交流委員長の司会で懇親会は開幕

今年の交流会は卒業生・教員・学生合わせ95名の会員の皆さんで和気あいあいとした雰囲気で進み、松方副会長と田中学生交流委員長の二人によるに中締めにて散会となった。

2017年度総会 懇親会Gallery

(文責:広報委員会・応化会事務局)

過去の定期総会報告

2016年度定期総会

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開催日時:2016年5月28日(土)13:00~14:15
開催場所:西早稲田キャンパス (57号館2階201教室)
出席者:104名(昨年130名)
議  長:三浦会長
司  会:和田庶務理事

 会長挨拶:

会の運営に現体制メンバーと共に懸命に取り組んできたが、今まで活性化の原動力であったボランティアメンバーの世代交代期と重なり、十分な新体制の作り込みが出来ないまま、早2年が経過したという実感と、本総会で引き続き会長継続のご承認をいただければ、後ほどご紹介する理事および委員とともに、応用化学科そして応用化学会の活力強化のために内部体制の充実そして魅力ある新しい試みに挑戦していくという所信を述べた。

miuras三浦会長の挨拶

一昨年から逢坂、西出そして黒田お三方の高名な教授の主導のもと、3回の講演を実施し、約70社から合計約300名の参加者が集まり、成功裡に実施することが出来た「タスクフォース・未来社会創成の会」をOB・OG会員そして学生諸君にも参加出来るよう発展させ、今年度から応用化学会の正式な活動として取り込み、引き続き教授の皆さんから社会に発信をして頂く場を新規フォーラムとして設けることを報告した。

次いで、学生部会の活発な活動について報告した。

  1.  学生の自主による新しい試みである「新入生歓迎会」を昨年度からスタートさせ4月に新入生100〜120名に対して65名の在学生から応化会活動の啓蒙をしたこと。
  2. 学生の自主企画による講演会も昨年の12月19日に開催し、学生82名、参加総数114名の大盛況であったこと。
  3. 応化会委員会活動への学生参加も、広報委員会の16名をはじめとして多くの学生諸君が委員会に参加し、活躍を始めたこと。

これらの学生による様々な自主活動が盛んになっていくことは応化会活性化のためにも大変喜ばしいことと期待しており、支援を続けていくことを約束した。

応用化学会での2期目の取り組み課題は「改革」の推進にあるが、改革の成果として持続可能な体制整備だけではなく「応化会2011ビジョン」以来営々と取り組んでいるテーマ「現役OB・OG世代の帰属意識の高まり」に繋げていかなければならないと考えていること。そのためにも「魅力ある応用化学会」を進める施策のテーマアップと実施が必要で、先に述べた「新規フォーラム」の再構築と具現化もその一つで、応用化学科の教授を軸として、来年の応用化学科100周年記念を念頭に産学連携そして異業種交流など現役世代に魅力のある場として提供していければ、と考えていることを述べた。

チェック&レビューにより抽出された課題は、評議員制度の検討、従来の印刷による名簿の廃止そしてそれに代わる新名簿システムの開発、学生参加によって新しく加わったホームページの新展開、そしてホームページ上に魅力あるデータ・記事の掲載、既刊会報のアーカイブ化などがテーマアップされ、一部は事業計画にも織り込まれ実現の方向で進み始めていることから、今年度も引き続き、学生や若手現役OB・OGを巻き込んで継続的にチェック&レビューを進めていくことを述べた。

もう一つのテーマであった、「持続性のある体制の構築」は想定通りベテランOBを中心に退任の動きが進んできたが、その後任の勧誘を進めてきた結果、強力な現役OG・OBによる理事陣容が整ってきたこと、各委員会においても委員総数45名中現役が12名、学生18名と現役及び学生比率が7割近くと大変高くなって、世代交代は着実に進んだことを報告した。

さりながらベテラン・ボランティア委員の労務提供によって成り立っていた多くの行事を現業に多忙な現役世代や学生諸君に委ねることには限界があるので、ボランティアの新規参加によるワークシェアが課題となっていると述べた。

2期目を迎え、魅力ある応化会、持続性のある体制構築のための諸施策を強力に進めていくためには、それを支える会費納付率向上と活動に参画していただくボランティアの有志が一人でも増えることが必要なので、会員の皆さまに、ご理解、ご協力そして活動へのご参加をお願いした。

最後に、当会の副会長を始め要職を務めて頂き、会の発展のため多大な貢献をして頂いた逢坂教授、会長退任の後も務めて頂いた特別顧問を退任される河村先輩、河村時代を支えて副会長として会を牽引され、その後監事を努めて頂いた平林先輩に深く感謝申し上げた。

(三浦会長挨拶の全文掲載 ⇒ こちら

 議案:

  • 2015年度事業報告案及び決算案の審議

和田庶務理事及び廣谷会計理事より各々「2015年度事業報告案」及び「決算案」の説明がなされた。特に、収支決算書では、正有志会員会費610万円の予算に対して70万円の未達の影響で収入が510万円未達の1,070万円に終わったが、一方で支出減に努めたため56万円を収支準備補填金に繰り入れすることが出来たことを説明した。

DSC04485和田庶務理事からの説明

引き続き、河野監事より、5月10日に監査を行い、会計部門においては領収書、通帳等の各種帳票を確認した結果、適正に処理されており決算書、貸借対照表は正当であると報告された。また、業務部門においても議事録を精査した結果、三委員会とも、計画通り概ね順調に運営されたと判断したと報告された。

DSC04480河野監事からの報告

以上により、2015年度事業報告案及び決算案が承認された。

 2016年度事業計画案及び予算案の審議

 和田庶務理事より、事業計画(案)について説明がなされ、引き続き廣谷会計理事より、それに伴う予算(案)について説明がなされた。

DSC04490廣谷会計理事からの説明

2016年度は特に、会員のデーターベースの変更・改善を学生部会、若手OB交流会支援を充実させることと、会員と応用化学会との繋がりを維持することと応用化学科100周年に向けそれを周知させるため会報の送付範囲を拡大する。そのために2015年度実績と比較して200万円支出が増加するが、その分は収支準備補填金の取り崩しで手当てすることを説明した。

本内容で2016年事業計画案、予算案は承認された。 

  • 名誉会員推挙の件

倉持副会長より、会則に則り、新制9回の河村宏氏と新制19回の逢坂哲彌氏を名誉会員に推挙したいと提案し、拍手により承認された。

DSC04492倉持副会長からの提案

名誉会員になられた河村宏氏と功労者である平林浩介氏が挨拶に立たれた。

 追加議案:会長の継続承認

 三浦会長より議案より漏れていたことのお詫びがあり、あらためて承認依頼が出され、拍手により承認された。

 報告

  •   2016年役員の体制について

倉持副会長から、2015年総会時から改選された点につき資料に基づき説明した。

新任が窪田信行監事(新制15回)、濱逸夫理事(新制27回)、佐々木一彰理事(新制31回)、斉藤ひとみ理事(新制58回)

退任が河村宏特別顧問(新制9回)、平林浩介監事(新制10回)、逢坂哲彌理事(新制19回)、河野善行理事(新制25回)、藤城光一理事(新制31回)、波多野吾紅(新制35回)、笹目由紀子理事(新制39回)、山田賀子理事(新制44回)。

DSC04506濱新理事の挨拶

代表して濱新理事が挨拶をした。

 給付奨学金受給者の紹介

 奨学生の紹介に先立って三浦奨学生推薦委員長より2016年度より給付を開始する里見奨学金についての説明を行った。

DSC05762橋本副会長からの紹介

引き続き、橋本副会長(奨学生推薦委員)より2016年度応用化学会給付奨学金受給学生と里見奨学金受給学生の紹介がされた。

syo手前:小栗輔矩さん 奥:池勇樹さん

応用化学会給付奨学金受給学生:池勇樹さん(平沢・小堀研)
里見奨学金受給学生:小栗輔矩さん(関根研)、池勇樹さん(平沢・小堀研)

 副会長挨拶:

松方副会長より、応用化学科・応用化学専攻の現状が報告された。

DSC04514松方副会長からの報告

  1. 教室は新任の若手の先生2名を迎えて、新しい体制で動き出したこと、また、ここ2年程あった種々の問題も収束に向かっていることを報告した。
  2. 来年応用化学科は100周年を迎えるので、2017年10月7日リーガロイヤルホテルでOB.OG、学生とみんなで喜び合う会を催すこと。また、その他に西出先生を委員長として種々の記念事業を企画していることを報告するとともに会員の皆様の協力をお願いした。

最後に新任の山口潤一郎准教授と須賀健雄専任講師を紹介して閉会した。

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(文責;早稲田応化会事務局)

過去の会長挨拶  過去の定期総会議事録

 

 

2016 先進研究講演会

総会Top

「応用化学最前線―教員からのメッセージ」

先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」(応用化学科と共催)は、応用化学科の各研究室の教員が、企業の研究者・技術者や学生に、自らの研究分野を紹介し、その先進性、先導性を熱く語りかけるもので、 引き続き開催される交流会(懇親会)で、教員、社会人および学生との交流や懇談をさらに深め、早稲田応用化学科の研究に関する理解を深めていただく企画です。
今年は、講演順に、化学工学分野 野田優教授、無機化学分野 黒田一幸教授、応用物理化学分野 門間聰之教授、高分子化学分野 須賀健雄専任講師の各分野の先生方に語っていただき、OB・OGも学生も理解を深めることが出来たものと確信しています。

15:00-15:30  化学工学部門 野田優 教授

nodas「演題 簡易に速く無駄なくつくる:ナノチューブと各種薄膜」

ナノテクノロジーは広範な技術革新が可能と十数年来期待されてきたが、一方で実用は未だ限定的とされる。素晴らしい材料・デバイスが沢山生み出されており、それら良いモノを上手くつくるのが化学工学の役割である。カーボンナノチューブやシリコン・金属薄膜の高速・高収率合成技術と、蓄電デバイスなどへの応用を紹介する。

15:30-16:00  無機化学部門 黒田一幸 教授

kuros「演題 ケイ酸塩の化学 ~層状ケイ酸塩からメソポーラスシリカまで~」

層状ケイ酸塩の研究は長い歴史があるが、無機化学的観点からも関連研究は大きく発展し、様々な分野に貢献するメソポーラスシリカも得られている。
講演では最近の成果をいくつか紹介し、層状ケイ酸塩とその関連物質の魅力を紹介したい。

16:00-16:30  応用物理化学部門 門間聰之 教授

 mons「演題 電気化学反応場を診る、そして造る ~リチウム電池の診断と高性能化~」

電気化学デバイスの反応場の状態の評価・把握は、デバイスの状態把握、また反応の進行状況を知るうえで重要である。反応系を乱さず、デバイスとしてリチウム電池を非破壊で解析する評価解析手法開発を紹介するとともに、そこで得た知見をもとにした新たな材料の設計開発を紹介する。

16:30-17:00  高分子化学部門 須賀健雄 専任講師

sugas  「演題 精密重合が拓く機能性コーティングの新展開」

光開始ラジカル重合に代表されるUV硬化反応は極めて迅速で(数秒以下で固化)、コーティング、フォトレジストなどに汎用される実用技術である。我々は、迅速なUV硬化反応に敢えて「光駆動型」の精密ラジカル重合機構を組み込み、時間軸を制御することで、硬化と同時に類例のない傾斜ナノ構造の形成を見出した。光重合の精密制御が拓く高分子合成化学の展望・新素材の創出について紹介する。

 

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定期総会・先進研究講演会ご案内

応化会旗

早稲田応用化学会会員の皆様へ
 

2016年4月

早稲田応用化学会 会長 三浦 千太郎

今年も初夏の土曜日開催といたします。又昨年に引き続き先進研究講演会を応用化学科と共催で開催します。応用化学科の研究に関する理解を深めて頂くために企画いたしました。万障お繰り合わせの上、ご出席いただきますようお願い致します。
出席申込は、ご指定の住所へ応用化学会会報と共に送付されております 「返信 用記入用紙」で返信頂くか、”こちら”からお申込下さい。
尚、個人情報に変更のある方は、必ず 会報同封の「返信用記入用紙」の個人情報を修正頂 き返送下さい。

日 時: 2016年5月28日(土)13:00-19:00
場 所: 早稲田大学西早稲田キャンパス
57号館201教室(受付・会場)
63号館1階カフェテリア旧馬車道(交流会)
※定期総会        13時00分~14時45分
※先進研究講演会  15時00分~17時00分
「応用化学最前線-教員からのメッセージ」 プログラム

  1. 化学工学分野 野田 優 教授
    演題 「簡易に速く無駄なくつくる:ナノチューブと各種薄膜」
  2. 無機化学分野 黒田一幸 教授
    演題 「ケイ酸塩の化学 ~層状ケイ酸塩からメソポーラスシリカまで~」
  3. 応用物理化学分野 門間聰之 教授
    演題 「電気化学反応場を診る、そして造る~リチウム電池の診断と高性能化~」
  4. 高分子化学分野 須賀健雄 専任講師
    演題 「精密重合が拓く機能性コーティングの新展開」

※交流会(懇親会)17時30分~19時00分
懇親会費 3,000円(夫婦同伴の場合 5,000円)

総会会場、懇親会場では応化会ホームページ掲載用の写真を撮影いたしますのでご了承願います。

 

以上