学生委員会HPに掲載されました
2022年8月27日(土)に行われました学生向けキャリアデザインセミナーについて学生委員会HPに記事がアップされましたのでご報告いたします。 続きはこちら
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受賞・褒章ページを勲章・褒章ページとしてリニューアル致しましたので、ご覧ください。
(現在、2000年以降の受章を掲載しています)
ご本人のみならず、応用化学科の同門、同期、先輩後輩が受章したことを知った場合、
勲章褒章受章連絡フォームにて応用化学会に連絡をお願いします。
対象受章者: 早稲田応用化学会会員
対象となる章:政府が与える勲章・褒章、位階、大臣表彰および大隈記念学術褒賞記念賞
<ご注意:Zoomによるリモート開催に変更します!>
対面方式と遠隔方式を併用したハイブリッド開催を計画しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大状況を鑑み、対面による講演は取り止め、全てZoomによるリモート開催に変更いたします。
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2022年9月10日(土)15:00~17:10 <リモート方式で開催>
講演テーマ;『カーボンニュートラルについて』
講演者;
【講演第一部】宍戸圭介氏 デロイト トーマツ グループ マネジャー
演題;『サステナビリティとは何か』
副題;「日本のカーボンニュートラル」
【講演第二部】望月浩二氏 ドイツ(欧州)環境規制調査
演題;『サステーナブルな世界に向けて』
副題;「ドイツのカーボンニュートラル」
今回は、Zoomによるリモート開催と致します。
本講演会は交流会講演会として初めて、講演者をお二人お招きしての開催となります。また、第二部の講演者である望月浩二氏はドイツのケルン市在住で、交流会講演会の講演者として初めて海外から遠隔で参加されます。
講演のテーマについてですが、これまでの講演会参加者からのアンケートでは、環境、SDGs、カーボンニュートラルに関する講演企画依頼が複数ありました。環境、及びSDGsは対象範囲が広いため、応化会会員がシニアから現役世代、学生に到るまで専門性が多様化する中で多くの参加者に知識を得て頂くために、環境、SDGsの中でも化学系に馴染みの深いカーボンニュートラルにフォーカスし、一般知識から海外での規制や最近の話題まで分かりやすい説明を上記のお二人にお願いしたところ、快諾を頂きました。ご期待下さい。
【講演第一部】
デロイト トーマツ グループについて
デロイト トーマツ グループは、日本で最大級のビジネスプロフェッショナルグループのひとつであり、各法人がそれぞれの適用法令に従い、監査・保証業務、リスクアドバイザリー、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、税務、法務等を提供しています。また、国内約30都市以上に1万名を超える専門家を擁し、多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています。
本講演の概要
①サステナビリティ入門
・サステナビリティとは?(SDGs, ESG, CSR/CSV等の用語解説を含む)
・サステナビリティの潮流
②気候変動問題、カーボンニュートラルについて
・気候変動がなぜ問題になっているのか?
・カーボンニュートラルが求められる背景
③日本のカーボンニュートラルに向けた取り組みの現状
・国の動き
・産業界・企業の取り組み
④コンサルタントとして関与しているプロジェクト例
・【産官学連携】カーボンニュートラル技術の社会実装に向けた取り組み
・【企業様支援】私が展開しているサービス事例(ネットゼロのロードマップ作成支援、情報開示支援)
講演者略歴
2007年 早稲田大学 理工学部 応用化学科 卒業(新制57回、酒井・小堀研究室)
2009年 早稲田大学 大学院 先進理工学研究科 応用化学専攻 修了(酒井・小堀研究室)
2009年 サントリーホールディングス(株)入社
・国内外の環境戦略立案、再生可能エネルギー導入,オペレーション改善等のプロジェクトマネジメントに従事
2018年 米州立ノースカロライナ大学チャペルヒル校 フルタイムMBA 入学
・コペンハーゲンビジネススクールに交換留学(半年)
・マッキンゼー・アンド・カンパニー、ヤンセンファーマにてインターン実施
2020年 米州立ノースカロライナ大学チャペルヒル校 フルタイムMBA 卒業
2020年 監査法人トーマツ ESG・統合報告グループに入所
<業務内容>
・主に国内外のコンシューマー、パブリックセクター分野において、環境・戦略分野を中心としたESGに関するアドバイザリー業務を実施
・社内ベンチャーのコアメンバーとして、カーボンニュートラルに向けた技術の社会実装を目指すための技術リスト作成や関連プロジェクトの組成、執筆・講演活動を兼務
【講演第二部】
講演者の業務内容
ドイツおよび欧州の環境規制の調査・コンサルティング業に30年以上従事
毎年一時帰国して企業、大学、学会、市民団体などのために報告講演を実施
本講演の概要
①ドイツ人の環境意識
②ドイツのカーボンニュートラル制度、政策
・再生エネルギーの取り組み
・産業界、企業の取り組み事例など
講演者略歴
1969年 早稲田大学 理工学部 応用物理学科 卒業
卒業後、企業内でエンジニアとして品質管理および研究・開発の業務に8年間、従事した後、退職してドイツに移住。1991年以来、ドイツおよび欧州の環境規制の調査・コンサルティング業に従事。毎年一時帰国して企業、大学、学会、市民団体などのために報告講演を実施。ドイツのケルン市在住。
《講演の日時、形式、場所、スケジュール、等》
開催期日;2022年9月10日(土)
講演形式;遠隔会議用ソフト Zoomを使用した遠隔方式
Zoomによる聴講者への案内
開会宣言、開会挨拶、講師紹介
講演第一部(遠隔)
第二部の講師紹介
講演第二部(遠隔)
質疑応答(遠隔)
閉会挨拶、終了宣言
;14:50~15:00
;15:00~15:10
;15:10~15:50
;15:50~16:00
;16:00~16:40
;16:40~16:55
;16:55~17:10
《申し込み方法について》
応用化学科の学生、及び早稲田応用化学会会員であるOB/OGの皆様は、別途送付されるメルマガか下記のリンク先から申し込みをお願いします。
上記以外で、本学の学生、卒業生・修了生、教職員の方は下記のリンク先から申し込みをお願いします。
申し込み先 ⇒ https://forms.gle/57S8ne113YAYrcrK8
申し込みをされた方には、講演会聴講に必要なZoom情報(URL, Meeting ID, Pass Code)等を、9月6日頃にメールで配信致します。
皆様、是非奮ってご参加下さい。
宜しくお願い致します。
――― 以上 ―――
(文責;交流委員会)
サーバーメンテナンスにより、以下の期間、るホームページへのアクセスができませんので、
ご注意ください。
——————————————————————————————–
新サーバーへの移設及び、OSアップデートメンテナンスのお知らせ
——————————————————————————————–
さくらインターネット株式会社
平素はさくらインターネットをご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客さまにご利用いただいておりますさくらのレンタルサーバにおきまして
サーバー停止を伴う、新サーバーへの移設及び、OS等のアップデートメンテ
ナンスを行いますのでご案内申し上げます。
期間中、ご利用のお客さまには大変ご不便をおかけいたしますが
ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
< 記 >
■メンテナンス日時
2022年9月7日(水) AM2:00 – AM8:00
※ メンテナンス時間は作業進捗により、前後する場合がございます。
■影響内容
対象日時内でサービス停止が発生します。
主催: 早稲田大学理工学術院総合研究所
協賛: バイオインダストリー協会(JBA)
新化学技術推進協会(JACI)
開催日時:2022年8月26日(金) 14:00~16:00
開催方法:Zoomウェビナー
参加登録:早稲田地球再生塾 第5回勉強会「食と社会受容」申請フォーム
(参加登録いただいた方にZoomの接続先をご連絡します)
申し込み期限:2022年8月26日(金) 12:00
詳細は、以下をご覧ください。
https://www.waseda.jp/fsci/wise/news/2022/07/24/7939/
【開催趣旨】世界的な食料不足の解消や持続的な食料供給に加え、社会からは安全かつ健康的で豊かな食材の供給が求められており、それら解決策としてフードテックに大きな期待が寄せられている。代替肉や昆虫食のような新たな食品開発や植物工場や陸上養殖による付加価値の高い食材の増産など多面的に検討がなされている。その中で、培養肉技術は動物福祉を実現する食肉生産方法であり、世界的な食料需要に応える重要な技術でもある。しかし、こうした技術が社会実装されるには、それらを受容する人や社会の理解に加え、いくつかの規制や法的課題がある。本勉強会では、フードテックの現状や課題について紹介し、文と理の垣根を超えた議論の場を提供したい。
14:00-14:05 開会挨拶 木野 邦器 早稲田大学理工学術院総合研究所・所長
14:05-14:15 趣旨説明 坂口勝久 WERS第5回勉強会コーディネーター
14:15-14:40 講演Ⅰ 坂口勝久 早稲田大学先進理工学研究科生命理工学専攻 ・准教授
『藻類・動物細胞を用いたバイオエコノミカルな培養肉生産システムの開発』
14:40-15:05 講演Ⅱ 大野次郎 ティシューバイネット株式会社・CEO
『ネットモールド法による本物の食肉に近い培養肉の製造』
15:05-15:30 講演Ⅲ 片岡孝介 早稲田大学総合研究機構・次席研究員(研究院講師)
『昆虫を起点とした循環型食料生産の実現に向けた学際研究の最前線』
15:30-15:55 講演Ⅳ 下川 哲 早稲田大学政治経済学部・准教授
『持続可能な「食」を取り巻く世界的動向』
15:55-16:00 閉会挨拶 高橋大輔 早稲田大学理工学術院総合研究所・副所長
問い合わせ:早稲田大学総合研究所・地球再生塾(WERS)事務局 E-mail :wers@list.waseda.jp
日本学術会議シンポジウム「みんなで考えるカーボンニュートラルと化学」が以下の要領で開催されます。
Zoomとのハイブリッド形式で開催されす。
開催日時 | 令和 4年 7月30日(土)13:00~17:10 |
---|---|
開催地 | 早稲田大学・西早稲田キャンパス63号館2階 01・02教室(ハイブリッド開催) |
定員 | 現地会場先着300名 オンライン先着500名 |
関根先生のご講演や野田先生が司会をされる全員参加型のディスカッションといった新しい試みもあります。
日本学術会議の主催であり、国民との双方向の対話に主眼を置いているとのことですので、
是非ご参加ください。
宜しければご家族・ご友人も一緒に参加できるとのことです。参加は無料です。
2022年5月28日(土)15:00~16:00 (対面と遠隔方式を併用して開催)
講演者 杉村 純子氏 日本弁理士会 会長
演題 『ワセジョが語る知的財産世界の魅力』
副題 「~グローバル経営資源に知財を活かそう!~」
講演者 杉村 純子氏
講演者略歴
1984年 早稲田大学 理工学部 応用化学科 卒業 (森田・菊地研究室 新制34回)
石油会社研究部門に所属後、弁理士登録
特許事務所勤務後、プロメテ国際特許事務所設立(2001年度)~現在に至る
裁判所調査官(2003年度~2005年度)・現在 裁判所調停委員・専門委員(知的財産)
日本弁理士会 副会長(2011年度)
内閣府 知的財産による競争力強化・国際標準化専門調査会委員、評価・検証・企画委員会委員、
知財教育タスクフォース委員、等
講演者の現役職(日本弁理士会 会長 以外)
プロメテ国際特許事務所 共同代表 弁理士
早稲田大学ビジネススクール 非常勤講師
内閣府 知的財産戦略本部 本部員(同 構想委員会 委員)
裁判所調停委員・専門委員(知的財産)
Licensing Executive Society International Vice President(Licensing Executive
Society Japan 元会長)
アジア弁理士協会 日本部会 理事
産業構造審議会 知的財産分科会 委員(同 特許制度小委員会 委員、不正競争防止
小委員会 委員)
日本工業標準調査会総会委員・ISO知財マネジメント策定委員
はじめに
今回は、交流会講演会として初めて対面と遠隔方式を併用して開催致しました。
対面方式で使用した会場;西早稲田キャンパス 57号館 201教室
遠隔方式で使用したソフト;遠隔会議用ソフト Zoom
参加者:対面方式;28名(卒業生24名[講演者、先生を含む]、在校生4名)
遠隔方式;58名(卒業生55名[先生を含む]、 在校生3名)
合計 ;86名(卒業生79名[講演者、先生を含む]、在校生7名)
まず椎名交流委員長による開会宣言、視聴に当たっての依頼事項、及び早稲田応用化学会100周年記念事業が来年予定されており、本講演はそれに向かって応化会活動を盛り上げていくための第一弾としたいとのお話がありました。次に講演者の紹介が行われた後、講演に先立って早稲田応用化学会の濱会長からご挨拶を頂きました。
濱会長 椎名交流委員長
濱会長の開会のご挨拶
杉村先生、今回の講演を引き受けて頂き、有難う御座います。知的財産の世界で活躍されている「ワセジョ」の講演を是非お聞きしたいと思っております。
企業経営の中で、以前は売上とか利益といった財務的指標がメインでしたが、最近は特許、商標、意匠、あるいは著作権といった知的財産や社内ノウハウ等の無形資産に対して興味が持たれています。担当部門としてこれまでは特許は研究開発技術部門、商標や意匠についてはマーケティング部門というように明確に分かれていましたが、今では取締役会とかグローバル会議の中で戦略的な議論をするような時代になっています。これは大企業だけではなく、中小企業やスタートアップ企業においても生き残りのために不可欠な戦略となっています。先日、特許庁の森長官とこのようなことに関してディスカッションする機会がありました。
今日は専門的なお話以外に、知的財産の魅力について分かり易い事例を交えてお話頂けるとのことですので、知的財産に対する興味を高めて頂きたいと思います。
杉村先生、宜しくお願い致します。
続いて椎名交流委員長から講演者の略歴が紹介された後、講演が始まりました。
講演の概要
以下の各項目等について、講演者ご自身の経験や経歴、日本弁理士会でのお仕事、最近の話題を含む豊富なプレゼンテーション資料等を基に、魅力溢れるお話が展開されました。
弁理士になるまで
知的財産世界の魅力
弁理士の役割
弁理士の状況
日本弁理士会について
知的財産について
知的財産を取り巻く環境の変化
最近のトピック1 経済安全保障
最近のトピック2 IoT時代の特許紛争
最近のトピック3 コーポレートガバナンスコード改訂
最近のトピック4 特許をめぐるトラブルの裁定
最近のトピック5 農林水産物
戦略的に知的財産をマネジメントする
技術の保護戦略(オープン・クローズ)
秘匿化(不正競争防止法の「営業秘密」)
終わりに
今回は最近の半年間で新聞報道された話題を取り上げてお話しをさせて頂きました。応用化学科で講演出来たことを有難く思っております。是非知的財産の魅力に触れて頂いて、この世界に入ってきて頂きたいと思います。本日はご清聴、誠に有難う御座いました。
質疑応答
講演内容について、参加者から日本とアメリカの企業の、投資に対する取り組みの違いに関する質問や、弁理士の醍醐味などに関する質問などに対して、杉村先生からこれまでの経験を元にわかりやすい説明をいただきました。
この後、桐村教授からご挨拶を頂きました。
桐村教授のご挨拶
本日は大変分かり易く楽しくお話を伺うことが出来、貴重な時間を過ごすことが出来ました。
私は1999年から3年間、弁理士の方々のためにバイオ特許を出す時の基礎講座の依頼を受け、担当した経験があります。弁理士会にも少しは貢献したことを自慢させていただきます。
杉村さんは私の1年後輩でして、学生時代(卒業論文研究の頃)は我々の研究室に杉村さんの友人がいたので時々寄って下さいました。本日久し振りにお会いしたのですが、応用化学会の交流会講演会ならではの、こういった奇跡的な出会いもあるのだなと思いました。
ところで、我々が社会に出た頃は知的財産という言葉はありませんでした。そして、米国が特許の申請の仕方をがらりと変えて来たのですが、その時の日本の対応において、かなり苦労されたのではないかと思います。今はグローバル化の新しい波があり、世界標準(制度)をどう作っていくかが重要だと思います。その点において、杉村さんは明るく先導的に道を拓かれていると感じました。大変なことですが、これからも良い世界を作るために貢献して頂ければと思います。本日は良いご講演を有難う御座いました。
桐村教授 下村副会長
次に早稲田応用化学会の下村副会長から閉会のご挨拶を頂きました。
下村副会長の閉会のご挨拶
杉村先生、面白い講演を有難う御座いました。
杉村先生とは同じ研究室、同じ部屋で一緒に実験をしており、とても楽しい方でしたが、それが何年経っても変わらないと感じました。
先程の桐村先生のお話しにもありましたように、早稲田応用化学会は素晴らしい再会の場を提供してくれる会です。来年5月20日には早稲田応用化学会100周年の記念講演会と祝賀会がありますが、ここではもっと色々な出会いがあると思います。今日の杉村先生のお話のような、素晴らしく、また楽しいお話を聞くためにはそこに集まるのが良いのではないか、と思いまして私のお礼と挨拶に代えさせて頂きます。有難う御座いました。
最後に椎名交流委員長から下記の2点についてお願いがあった後、閉会となりました。
1.メール配信されるアンケートへの回答のお願い
2.2023年5月20日(土)に開催される早稲田応用化学会100周年の記念講演会と祝賀会への参加のお願い
当日の参加者の写真
対面での参加者
遠隔での参加者
(文責;交流委員会)
2022年度早桜会総会を2022年4月16日(土)にWEB形式(Zoom)にて開催し、その後講演会を実施いたしました。今回の講師には関根泰先生(早稲田大学理工学術院応用化学科教授)をお迎えし、「環境とエネルギーの現状と今後?早稲田からの発信?」という演題でご講演して頂きました。
【講師】関根泰氏 (早稲田大学理工学術院応用化学科教授)
【概要】
脱炭素社会実現に向けて政府が方針を打ち出していく中で、企業・大学等での研究開発が今後求められていく方向性について、ご講演いただきました。
水素・アンモニア・合成燃料の活用可能性、CO2回収技術、EVの今後の展望など、様々な場面で見聞きすることが増えた内容について、政策面や技術革新の観点からご見解を伺うことができ、ケミストとしての使命を考えさせられる内容でした。
関根先生のグループのご研究については、触媒化学における新たな反応メカニズム(※表面プロトニクスによる活性向上など)に関する内容や、ニューラルネットワークを活用した検討など、最先端の研究に触れることができました。
講演終了後は、「水素・電化はどの程度社会に浸透するのか?」、「3000ページ以上のIPCCレポートをどのように読破されたか?」等々、多数の質問が出ましたが、一つ一つ丁寧にお答えいただき、関根先生の幅広い知識に参加者一同、終始圧倒されていました。
最後に、政府のグリーンイノベーション戦略推進会議をはじめ、非常にご多忙の中、2時間以上にわたりご講演いただいた関根先生に改めて御礼を申し上げ、本報告の結びとさせていただきます。(文責:服部)
【出席者(21名)】
津田實(新7),井上征四郎(新12),市橋宏(新17),田中航次(新17),斎藤幸一(新33),和田昭英(新34),脇田克也(新36),高田隆裕(新37),中野哲也(新37),澤村健一(新53),陳鴻(新59),三品建吾(新59),古田武史(新61), 服部沙織(新64), 柘植知彦(新),御手洗健太(新65),滝瀬賢人(新64),遠藤文子(新50),浜名良三(新29),津田佑介(新),大山永展(新64),福田誠(新41)
第40回早桜会懇話会を2022年6月4日(土)にWEB形式(ZOOM)にて開催いたしました。今回の講師にはJAXAの桜井誠人氏(新41回,平田研)をお迎えし、-宇宙で生きる化学工学、ECLSS:環境制御生命維持技術と物質循環-という演題でご講演頂きました。
桜井様は月面や火星での有人探査を目的とした宇宙空間での生命維持技術についてご研究されています。月面探査という点で、NASAのアルテミス計画にJAXAも参画しています。アポロを超える成果を挙げることを目的として、月面の探査の先に火星を見据えた形で計画を進めています。まずは、月面をテストベッドとして循環型生命維持システムを確立するべくプロジェクトが進行しています。国際宇宙ステーション(ISS)における生命維持環境としては、水の電気分解による酸素発生装置、アルカリ金属での吸収による二酸化炭素除去装置、シリカゲルとゼオライト粒の組み合わせによる二酸化炭素除去装置、二酸化炭素を還元して水を得る装置などがあります。人間が生きていくには1日当たり0.8kgの酸素と2.5kgの水が必要であり、一方で1日当たり1.0kgの二酸化炭素を排出しています。如何にして二酸化炭素を除去し、酸素と水を得るかが大切になります。
宇宙空間での例ではないですが、地球上の閉鎖空間での居住実験は1970年代からロシアやアメリカで進められており、日本にも青森県六ヶ所村に閉鎖型生態系実験施設があります。
宇宙で生きる為には物質循環のループを人工的に創造する必要があります。その為に桜井様は学生時代からのご専門である化学工学を活用していらっしゃいます。人類の生存圏は地球の周回軌道上から月軌道へと拡大しつつあります。人類が当たり前のように月面で活動する未来の到来が50年先なのか、100年先なのか誰にも分かりませんが非常に楽しみです。
ご講演後は活発な質疑応答が交わされました。宇宙空間での活動、居住という非常に興味深いテーマであると同時に、人類や地球の持続可能性を考えた時に避けて通る事は出来ないテーマでもあると改めて実感致しました。お忙しい所、お時間を割いて頂いた桜井様に改めて感謝の意を示したく思います。
(文責:三品)
【出席者(16名)】
井上征四郎(新12),津田實(新7),市橋宏(新17),田中航次(新17),岡野泰則(新33)斎藤幸一(新33), 和田昭英(新34),脇田克也(新36), 中野哲也(新37), 高田隆裕(新37), 澤村健一(新53),陳鴻(新59),古田武史(新61), 桜井沙織(新64),三品建吾(新59)井上昭夫(新17)
講師:桜井誠人氏
2022年5月17日
100周年記念事業担当 下村 啓(新34)
(応化会100周年まで「あと一年!」)
早稲田応用化学会100周年記念事業
今から一年後、2023年5月に早稲田応用化学会は100周年を迎えます。
100周年に向けて色々なイベント、取組を行って参ります。是非、会員の皆様にはご参加とご協力をお願いいたします。なお、準備の状況、イベントの詳細については逐次ご報告をさせていただきます。
講演会場:検討中(200名程度を想定)
祝賀会場:リーガロイヤルホテル東京 3Fロイヤルホール
・奨学金原資の充実⇒1000万円を目標として寄付を開始しました(2021年10月~)
・給付対象を学部生に拡大(早期から博士人材を支援する視点)
・博士後期課程進学への意識を高めるイベント開催(先輩博士からのメッセージ等)
(早稲田応用化学会給付奨学金への寄付のお願い)
100周年に向け、多くの会員へのご連絡、会員情報の把握のご協力をお願いいたします。
⇒各種応化会イベントの情報共有を機会に広めて頂けると幸いです。
(交流講演会、関西支部・中部支部、若手・学生部会の講演会等)