パネルディスカッション

「競争・協奏・共創」~多様な繋がりを創造し、次世代に向けて共に輝こう!」

 田中総長のご講演に続きまして、未来の応化会を担う若手・学生の代表にご登壇いただき、「『競争、協奏、共創』~多様な繋がりを創造し、次世代に向けて共に輝こう!」というテーマでパネルディスカッションを行いました(写真1)。ファシリテーターは、梅澤宏明基盤委員長(新36回、写真2)です。

写真1 パネルディスカッション壇上

写真2 ファシリテーター 梅澤宏明基盤委員長

 100周年を迎えての感想をお聞きしながらパネリストを紹介していきました。パネリストはこちらの方々です。B3・北村悠真さん(写真3)、B4・輿石優奈さん(写真4)、M1・佐々木淳さん(写真5)、社会人3年目・神守広一郎さん(新69回、写真6)、社会人8年目・大山永展さん(新64回、写真7)、社会人16年目・劉雲龍さん(新56回、写真8)。

写真3 北村悠真さん

写真4 輿石優奈さん

写真5 佐々木淳さん

写真6 神守広一郎さん

写真7 大山永展さん

写真8 劉雲龍さん

【広い世代がつながること】
 100周年という重みを皆さん感じている中で、応化会の会員は、先生方、ご両親世代の方、また祖父祖母の世代の方、会社の上司の方など、ほんとうに幅広い方々がいらっしゃいます。この方々とつながることができるメリットをお聞きしました。自分のまだ知らない話や実体験を聞くことができるので、新たな価値観の形成や将来設計の参考となる、将来歩んでいく道をイメージできる、背中を見て学べる、といった意見が多数ありました。また、ネット環境では入手できないその人の生き様を感じることができる、会社組織の壁を超えたつながりができるという意見も出てきました。いいことばかり・・・でしたので、ちょっとこの辺はどうかな?というのも聞いてみましたところ、会合で集まると知り合い同士や同じ世代で固まってしまって初対面の方と話しづらいとか、いろんな方が集まっているので組織的な動きやまとめるのが難しいといった意見がありました。せっかく広い世代が集まっているので、世代を超えた交流ができるといいですね。

【つながる企画に関して】
 次に、広い世代がつながれる企画、特に若手が参加したいと思う企画について聞いてみました。いろいろな人材が集まっているので業種や世代を超えた交流会、キャリアデザインに関する企画、ミドルの今後を考える経営塾といったアイデアが出ました。学生からは、気軽にOB・OGと話せる企画や、ここで出会った方との関係性が継続していくような企画、体験談をいろいろ聞ける機会が増えるとよいといった意見が出ました。「気軽に」というところがポイントのようで、年齢が離れるとなかなか近づきにくいところがあるので、話すきっかけを持てるような運営が必要ですね。また先ほど、経営のお話が出ましたが、会場の方で経営者あるいは経営されていた方の挙手を求めたところ、複数人から手が挙がりました。ぜひ講師として参画していただければありがたいですね。
いまは世代を超えてのお話しでしたが、一方で、同世代でつながりを深めるということもあるかと思います。この点についての意見は、企画とか構えないで形式ばらない感じがいいとの意見がありました。学生が何かやりたいことに対して、OB・OG側から資金提供があると助かりますね。

【知恵の結集】
 つながりをキーにして話題を広げていくと、ビジネスコンテストとかで横でつながるとか、ベンチャーキャピタルを立ち上げて大学から資金が入るとか、そんな可能性もあるという意見が出ました。応用化学を学んだ我々として、先生方も会員ですし、企業で活躍されている方も多数いらっしゃいますし、応化会としての知恵の結集で、新技術・新事業が生まれる可能性は大いにあると思います。インスパイアードラボという例もあるので、早稲田の一室で事業や技術を語り合う場があるといいという意見や、企業の上層部の方々が集まって事業を語り合うコンソーシアムのような運用ができるといい、若手の縦割り交流会でもこんな事業ができたらいいなという話も出たこともあり、気軽に話せる空間、意見を吸い上げられる場があるといい、という内容に発展していきました。

【交流の場・ネットワーク】
 つながる場所としては、応化会の部室があるといい、早稲田に近いところで、気軽に来れるたまり場、行きつけのお店とかのアイデアも出ました。学生からも、いま運営している交流企画にこだわらずに、どんな人がいるのかが分かって交流できる場所、SNSとかのコミュニティでもいいという意見が出ました。若者がよく使うツールとしては、InstagramやTwitterが挙げられ、それは使う言葉が少ないという特徴があるため端的に情報が伝わるメリットがあるそうです。メールよりはSNSで情報を取る方が早いという意見もあり、いろいろなコミュニティが充実できればつながりが深められそうです。

【日本中でつながる・世界とつながる】
 応化会の会員は、日本全国にいらっしゃいますし、世界で活躍されている方も多数いらっしゃいます。デジタルの力も使ってこれらの方々とつながるには、どうしたらいいかを聞いてみました。クローズドのSNSを作って気軽に参加できる、ゆるくつながっておくことが大事、定期的に各地で同窓会が開ければいい、応化会報に掲載されている会員の近況をクローズドなSNSで知ることができれば、リアルで会う時のきっかけになる、といった意見がありました。クローズドとオープンの使い分けを考えての情報発信、関西・中部以外の支部拠点を増やす、海外にも行って交流するという方向に発展していきました。

【クロージング】
 将来の応化会を背負っていく若い方々から、応化会の価値の話、こうやってつながっていったらいい、こんなことも出来るのではないか、という様々な考えを聞くことができました。企画の具体化、コミュニティの形成など、会員の皆さんのご協力をいただきながら、進めていきたいと思います。最後に、学生代表の佐々木さんから、「3年ぶりにコロナが開けて対面で活動ができるようになり、会って話してつながることの大事さがわかりました。縦・横・先生方とのつながりを深めて活性化していきたい」、若手代表の劉さんからは、「フラットな関係として進めていきたい、なつかしい早稲田・新しいWASEDAのバランスを考え、将来につながる気軽につながることを両立していきたい、第2・第3の居場所として応化会を活用していただきたい」と今後の意気込みをお伺いして締めさせていただきました。

写真9 会場風景

【感想・コメント】
 田中総長からは、以下のご感想をいただきました。
「応化会が100年続いていることはすごいことで、これだけ広い世代が一堂に会している、まさに継続は力なりだと思います。イベントでないと集まれないという意見もありましたが、なんらかの形でなにげなく集まって会話したところからビジネスとか気づきとかが生まれると思うので、縦と横をうまくつなげていくことを望みます。もうひとつ、早稲田大学ではスタ-トアップの支援として、若手の院生・ポスドクの育成を行っていることもあり、ぜひ応化会でも若手の育成をお願いします。」(写真10)

写真10 田中総長

また、濱会長からは、以下のご感想をいただきました。
 「正にこれからの100年をけん引する若手メンバーに本音で話をしてもらいました。ミドルメンバーもいましたが、ミドルの存在、活躍は応化会にとっても大変重要です。期待していた以上に面白かったです。
 もっとディスカッションに時間がほしかったと言うのが本音ですが、一つのキーワードは”多様な繋がりの重要性”であったと思います。
ビジネスの社会であれ、アカデミアの社会であれ、以前のように、最初から明確な道が見えている時代ではありません。如何に様々なチャンスを活かしながら、自分を磨き、自ら”やりたいこと”を見つけ出し、実現の為に、更に新しい繋がりを広げていくか、これこそが夫々が世界で存在価値がある人材になる試金石であると思います。
 早稲田大学と共に、応化会も、この多様な繋がりのチャンスを提供する魅力的な組織にして行きたいと思います。今日もたくさんのアイデアがありましたが、今後も意見交換を繰り返し、具体化して行きます。経営者の1人としてメンバー達の要望にも応えていきたいと思います。」(写真11)

写真11 濱会長 (一番右)

集合写真 写真12 集合写真

(文責:基盤委員長 新36 梅澤宏明)