2024年11月16日,11月のレク企画で新宿御苑でピクニックをしました。B1:3名, B2:2名, B3:2名の計7名が参加しました。
詳しくは、学生委員会HPをご覧ください→こちら
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2024年度早桜会講演会を2024年10月19日(土)に実施いたしました。今回の講師には多田博之氏(サステイナブル経営総合研究所所長)をお迎えし、「持続可能な社会とは何か ―サステイナブル経営の本質を探る―」という演題でご講演して頂きました。
【講師】多田博之氏 (サステイナブル経営総合研究所所長)
【概要】
日本の食料自給率はカロリーベースで38%と非常に低い。これは日本と同じ島国のイギリスや山間部の多いスイスと比較しても低い値である。また肥料や種子はそのほとんどを輸入に頼っており、エネルギー自給率も12.6%しかない。自殺者は政府発表では年間2万人だが、不審死者が年間15万人に登る。WHOの勧告では不審死者数の半分を自殺とするようなっており、その基準に当てはめると日本の自殺者数は年間9万人となる。
これらの数値を踏まえると現状の日本はおよそ持続可能な状態(=サステイナブル)であるとは言えない。サステイナブル経営とは持続可能な社会の実現の為、自社の持続可能性だけでなく社会の持続可能性も考えたものでなくてはならない。また経営とは時代認識であるから、かつての認識のままでは駄目であり、時代によって大きく変化するものである。またSDGsと合わせてCSRという言葉もよく聞くが、これは企業が社会とどのように信頼を構築していくか、ということである。本来はビジネスを通して社会的な諸課題を解決することが必要であるからCSRは投資として内在化すべきであるが、現状はどうしてもコストとして外在しがちである。その点で日本はCSR先進国とは言えない。それは政策やビジョンの貧困さが原因である。個々の技術は高いが将来ビジョンを描く能力が決定的に欠如してしまっている。ここを改善しなければ何も変わらない。
持続可能性とは最近急に聞くようになった言葉と思われがちだが、実は古くからあった言葉であり、ネイティブアメリカンやアボリジニも自然と持っていた考え方である。それは縄文人やその後の日本の古代人も同じであろう。人間は自然に生かされているのだ。
持続可能な社会の実現の為には現在を起点とする”フォアキャスティング”から未来の社会を起点にするバックキャスティングへと考え方を変える必要がある。あるべき姿から逆算していって、このタイミングにここまで到達している為には今ここまで出来ていなくてはならない、と考えていく。また持続可能な社会を実現するにはそもそもの持続可能性の指標が無ければ議論出来ない。この時の指標は厳密性、網羅性よりも象徴性や理解可能性を重視すべきである。日本に関してみると、技術力が牽引する分野や金融の分野では持続可能性が向上しているが、社会基盤をなす経済の分野で不安材料が残る。全体的にみると持続可能な社会に近づいているとは言い難い状況である。これを打開するには産業においてはビジネスモデルを作り変え、個人においてはライフスタイルを変える、即ちイノベーションが不可欠である。
【全体を通して】
日本がある意味危機的な状況にあるということがよく理解出来ました。少なくともこのままでは持続出来ない状況にあります。とはいえ暗い話題ばかりでもなく、日本にも素晴らしい面はたくさんあります。質疑応答の中では日本の優れている面についても議論が深まり、今後我々がどうしていくべきか、各自考えるうえで非常に良い機会になったと思います。
(文責:三品)
【出席者(9名)】
田中航次(新17回),市橋宏(新17回),和田昭英(新34回),脇田克也(新36回),髙田隆裕(新37回),澤村健一(新53回),三品建吾(新59回),古田武史(新61回),津高絵美 (新57回)
2024年10月10日、PRONTO 高田馬場店にて、第3回女子会を開催しました。B1 : 3名、B2 : 4名、B3 : 1名の計8名が参加しました。
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2024年10月1日、西早稲田キャンパス前の新宿コズミックセンターにてスポーツ大会が行われました。B1からB3までの27名の方に参加していただき、他学年間でも仲を深めつつ、体を動かすことができました。
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2024年9月17日、東京都あきる野市の秋川ふれあいランドでBBQを行いました。学部1年生から学部3年生までの25名が参加し、企画を通して互いに親睦を深め楽しい時間を過ごしました。
午前11時に集合してスタートしました。近くに川が流れる自然豊かな場所で、天気も良くBBQ日和でした。
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下記の要領で学内講演会が開催されます。
演 題 |
Biomedical Polymer Materials: Its Future and Perspectives |
講 師 | 陳 学思 |
所属・資格 | 中国科学院長春応用化学研究所・院士・教授 |
日 時 | 2024年10月26日(土) 15:00-16: 40 |
場 所 | 西早稲田キャンパス 55号館N棟第一会議室 |
参加方法 | 入場無料、直接会場へお越しください。 |
対 象 | 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方 |
主 催 | 早稲田大学先進理工学部 応用化学科 |
問合せ先 | 早稲田大学 理工センター 総務課 TEL:03-5286-3000 |
下記の要領で学内講演会が開催されます。
演 題 |
Tumor-targeted Drug Delivery Based on Vascular-disrupting Agents |
講 師 | Zhaohui Tang |
所属・資格 | 中国科学院長春応用化学研究所・教授 |
日 時 | 2024年10月26日(土) 16:40-17: 50 |
場 所 | 西早稲田キャンパス 55号館N棟第一会議室 |
参加方法 | 入場無料、直接会場へお越しください。 |
対 象 | 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方 |
主 催 | 早稲田大学先進理工学部 応用化学科 |
問合せ先 | 早稲田大学 理工センター 総務課 TEL:03-5286-3000 |
早稲田応用化学会中部支部の2024年度活動としまして、野田 優 教授を名古屋にお迎えしての講演会を計画しました。野田先生のご講演は会員皆様にとって大変参考になるお話を聞くことができる貴重な機会です。
是非ご参加頂きますようご案内致します。
なお、今回の講演会は対面形式とオンライン形式のハイブリッドで開催します。また対面形式では親睦会も予定しております。会員の皆様の活発な交流の場になることを期待しておりますので、ご参加頂ければ幸いです。
早稲田応用化学会中部支部
支部長 上宮 成之
1.日時: 2024年11月30日(土) 15:30-19:00 (親睦会含む) (受付開始15:00)
2.場所: ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 1309号室
https://www.winc-aichi.jp/access/
3.講演会:15:30~17:00(質疑応答含む) (対面形式とオンライン形式のハイブリッド)
(1)講師: 野田 優 教授
(2)演題: 「化学工学者の効率性から充足性への展開:ナノチューブ、電池、持続可能性」
4.写真撮影、親睦会: 17:00~19:00 (対面形式)
(1)場所: 講演会と同じ1309号室
(2)親睦会会費: 3,000円/人
(親睦会にご参加頂ける方は当日に現金にてお支払いをお願いします。)
5.参加申し込みはこちらから ➡ https://forms.gle/NCuPVW2gTkZjWFt2A
・準備の都合上 11月23日(土)までにお申し込みをお願いします。
・講演会へオンライン形式でご参加頂ける方には別途招待URLをご連絡いたします。
・お問い合わせ先:応用化学会中部支部 担当 植村裕司
<E-mail; yujiuemura.7112@outlook.jp
6.講演概要:
化学工学は「良いもの」を「上手く作る」学問である。
カーボンナノチューブ(CNT)は特異な一次元ナノ構造と特徴的な物性により多様な応用が期待されるが、上手く作ることが実用上の課題であった。当研究室でのCNT実用合成技術およびCNTベースの新構造リチウムイオン電池の開発を紹介する。
ただ「良いもの」とは何であろうか?2050年にカーボンニュートラル(CN)を達成するのは我々の責務だが、CNを達成できれば充分だろうか?他の環境影響、資源、経済など2100年にありたい社会に繋がるか、地域社会はどうなるか、途上国はと、時間と空間の領域を広げてヒトの充足性の視点で目標を設定し、効率性の視点で計画を具体化すべきでないか。
化学工学会SDGs検討委員会での議論の内容も紹介し、ご意見をいただきたい。
7.野田 優 教授のご略歴:
・氏名(ふりがな) 野田 優(のだ すぐる)
・所属機関 早稲田大学
・所属部署 理工学術院 先進理工学部 応用化学科 教授
・研究分野 ナノバイオサイエンス/反応工学、プロセスシステム工学
・略歴 https://noda.w.waseda.jp/noda-j.html
1994.03 東京大学 工学部 化学工学科 卒業
1999.03 東京大学 大学院工学系研究科 化学システム工学専攻 博士課程修了・博士(工学)取得
1999.04 東京大学 大学院工学系研究科 助手(化学システム工学専攻)
2007.06 〃 准教授
2012.09 早稲田大学 理工学術院 教授、現在に至る
併任 2009.10-2013.03 JST さきがけ研究員
社団法人 化学工学会 会員
2021年5月~ SDGs検討委員会 委員長
2023年6月~ SDGs検討委員会 副委員長
フラーレン・ナノチューブ・グラフェン学会 会員
2015年2月~ 副会長
日本学術会議 連携会員 (2017.10-2029.09)
など
・受賞歴
2015.02 早稲田大学ティーチングアワード(2014年度春学期)
2017.06 早稲田大学ティーチングアワード(2016年度春学期)
2020.04 早稲田大学・次代の中核研究者
2020.11 2020年度 早稲田大学 大隈記念学術褒賞 奨励賞
など
以上