学内講演会のお知らせ
「Necessity is the Mother of Invention: Natural Products and the Chemistry They Inspire」

下記の要領で学内講演会が開催されます。

演 題 Necessity is the Mother of Invention: Natural Products and the Chemistry They Inspire
講 師 Sarah E. Reisman
所属・資格 カリフォルニア工科大学・教授
日 時 2023年9月15日(金)16:30-18:10
場 所 西早稲田キャンパス 62号館森村記念ラウンジ (62号館1階)
参加方法 入場無料、直接会場へお越しください。
対 象 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方
主 催 早稲田大学先進理工学研究科 応用化学専攻
問合せ先 早稲田大学 理工センター 総務課
TEL:03-5286-3000

参考:「Necessity is the Mother of Invention: Natural Products and the Chemistry They Inspire」(2023/9/15) – 早稲田大学 理工学術院 (waseda.jp)

学内講演会のお知らせ
「Breakthroughs in Solid Sorbents for CO2 Capture」

下記の要領で学内講演会が開催されます。

演 題 Breakthroughs in Solid Sorbents for CO2 Capture
講 師 Jeong Gil Seo
所属・資格 Associate Professor, Hanyang Univ.
日 時 2023年7月18日(火)10:00-12:00
場 所 西早稲田キャンパス 55館S棟610ゼミ室
参加方法 入場無料、直接会場へお越しください。
対 象 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方
主 催 早稲田大学先進理工学研究科 応用化学専攻
問合せ先 早稲田大学 理工センター 総務課
TEL:03-5286-3000

参考:「Breakthroughs in Solid Sorbents for CO2 Capture」(2023/7/18) – 早稲田大学 理工学術院 (waseda.jp)

新17回同期会開催報告:2023年5月20日 於 金城庵

コロナ禍の影響で長らく開催できなかった新17回同期会を12名が参加して4年ぶりに開催しました。今回は参加者の都合も考え、応用化学会設立100周年記念講演会・祝賀会と開催日を合わせ、正午から2時までの昼会として開催しました。

金子君の司会で、先ず前回開催以降にご逝去された内田健君、加賀山正己君、川崎勝敏君、桑原豊君、見並勝佳君、杢嘉雄君、横山功夫君(五十音順)のご冥福をお祈りし、一分間の黙祷をさせて頂きました。

コロナ禍をはじめ多難・激動する社会の中で、元気に集うことができたことを喜ぶ開会挨拶に続いて、全員で乾杯して会が始まりました。
次に、各自により順次近況報告や最近の関心事項などについての紹介がありました。
現役時代から続く月例麻雀会が生活リズムになっている人、海外勤務時代からの付き合いが今も続く人、老人ケア施設に入居し日々カラオケやゲームを楽しむ人、健康維持のため毎朝90分のジョギングが日課の人、元気にゴルフを頑張っている人、野鳥写真に興じる人など、夫々に充実した生活を楽しんでいる様子が分かりました。中でも西海君の名誉ある瑞宝中綬章受章の紹介、坪田君の声量を押さえた詩吟披露、三島君の足腰がちょっと不自由な人が靴下を楽にはけるように工夫した自作プラスティック治具の紹介等が印象的でした。質問やコメントも交えての和気あいあいとした楽しい時間でした。

会の冒頭には「これが最後の同期会かな」との声もありましたが、やはりリアルの会は楽しく印象的だったものと見え、2回/年の開催提案もあったほどの盛り上がりでした。
卒業後56年経っていますが、改めて「学生時代の仲間はいいものだ、技術屋魂は健在だ。」ということを感じるひとときでした。

会の終りは校歌斉唱と記念撮影が定番。今回は会場が本部キャンパスに近かったので、私達が学部時代に学んだ旧9号館の「応用化学実験室」の掲額を背景にしての記念撮影を行い応用化学会100周年にあやかる会のシメとし、元気での再会を約して散会いたしました。出席者の半数は100周年記念行事にも出席、充実した一日でした。

出席者:石井利典、大林秀仁*、金子四郎*,高橋志郎、高畑忠雄、高安正躬、塚原雅人、
経沢実、坪田正行、西海英雄*、三島邦男、室賀五郎。(五十音順。(*:幹事))。

(文責:大林秀仁)

2023年度定期総会・先進研究講演会・交流会開催のお知らせ

早稲田応用化学会 会員の皆様

早稲田応用化学会 会長 濱 逸夫

 平素は早稲田応用化学会の活動にご支援・ご尽力を賜り、誠にありがとうございます。
さて、2023年度定期総会、および同時に開催される先進研究講演会についてご連絡申し上げます。

 応用化学会100周年記念イベントを終えて間もない時期ですが、久しぶりに交流会も予定しておりますので、出来るだけ多くの方にご出席頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。尚、出席申込は、下記URLからお願いします。

   https://forms.gle/ofMTfqBu6kTUU5Kb9

<スケジュール>
日時:2023年6月17日(土) 13:30 ~ 18:30

13:30~14:30 定期総会      (会場:57号館201教室 )

14:45~16:15 先進研究講演会  (      同上     )

16:45~18:30 交流会<懇親会>(会場:63号館1階 ロームスクエア)

懇親会費:3000円

■定期総会 議題

<会長挨拶>
  応化会活動の現状と課題  会長 濱 逸夫

 

<決議事項>
 議案1 2022年度事業及び会計報告   庶務理事 梅澤 宏明、会計理事 井村 正寿
 議案2 2023年度事業計画及び予算案

<報告事項>
 報告1 執行部体制          会長  濱 逸夫
 報告2 応用化学会百周年行事概況報告 副会長 下村 啓
 報告3 応化会給付奨学生紹介     副会長 橋本 正明

 

■先進研究講演会「応用化学最前線 ? 教員からのメッセージ」プログラム

  1)応用生物化学部門 木野 邦器 教授
   演題 「生物のシステムに学ぶ新たなモノづくり研究」

 

  2)触媒化学部門    松方 正彦 教授
   演題 「カーボンニュートラルな日本の化学産業を構想する」

 

  3)有機合成化学部門 山口 潤一郎 教授
   演題 「有機合成化学の新潮流をつくる」

 

以上

学内講演会のお知らせ
「エネルギーと物質と情報を通して,生命を知る(仮題)」

下記の要領で学内講演会が開催されます。

演 題 エネルギーと物質と情報を通して,生命を知る(仮題)
講 師 伏見 譲
所属・資格 埼玉大学(名誉教授)
日 時 2023年6月29日(木)15:05-16:45
場 所 西早稲田キャンパス 52号館 3階302教室
参加方法 入場無料、直接会場へお越しください。
対 象 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方
主 催 早稲田大学先進理工学研究科 応用化学専攻
問合せ先 早稲田大学 理工センター 総務課
TEL:03-5286-3000

参考:「エネルギーと物質と情報を通して,生命を知る(仮題)」(2023/6/29) – 早稲田大学 理工学術院 (waseda.jp)

学内講演会のお知らせ
「Translational Chemical Biology」

下記の要領で学内講演会が開催されます。

演 題 Translational Chemical Biology
講 師 Xiaoguang Lei
所属・資格 北京大学 教授
日 時 2023年6月6日(火)16:30-18:10
場 所 西早稲田キャンパス 62号館森村記念ラウンジ (62号館1階)
参加方法 入場無料、直接会場へお越しください。
対 象 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方
主 催 早稲田大学先進理工学研究科 応用化学専攻
問合せ先 早稲田大学 理工センター 総務課
TEL:03-5286-3000

参考:「Translational Chemical Biology」(2023/6/6) – 早稲田大学 理工学術院 (waseda.jp)

もうすぐ応化会100周年⑩

記念講演会・祝賀会まであと1週間を切りました。

早稲田応用化学会100周年記念講演会・祝賀会(5月20日(土))の最終申込〆切は5月15日(月)です。
これまで様々な事情で申込が出来なかった方は是非この機に申込ください。
※WEB申込が困難な方へ配慮し「2023年応化会報春号」に講演会・祝賀会への申込用紙を同封して発送いたしました。もちろん、WEBでの申込も可能です。
講演会は大隈小講堂で15時開始、祝賀会はリーガロイヤルホテル東京ロイヤルホールで18時からです。
多くの方に記念講演会・祝賀会でお会いできることを楽しみにいたしております。
申込は以下のサイトから。

https://waseda-oukakai.gr.jp/newhome/2023/02/19/100nenjigyo_applications/

早稲田応用化学会 100周年記念事業担当 下村 啓(1984年卒 新34回)

100周年記念事業ポータルサイトもご覧ください。

 

学内講演会のお知らせ
「有機薄膜太陽電池の高効率化に向けた材料設計」

下記の要領で学内講演会が開催されます。

演 題 有機薄膜太陽電池の高効率化に向けた材料設計
講 師 尾坂 格 教授
所属・資格 広島大学大学院 先進理工系科学研究科 応用化学専攻
日 時 2023年5月16日(火) 16時00分~17時40分
場 所 西早稲田キャンパス 65号館214室(応化会議室)
参加方法 入場無料、直接会場へお越しください。
対 象 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方
主 催 早稲田大学先進理工学研究科 応用化学専攻
問合せ先 早稲田大学 理工センター 総務課
TEL:03-5286-3000

参考:「有機薄膜太陽電池の高効率化に向けた材料設計」(2023/5/16) – 早稲田大学 理工学術院 (waseda.jp)

早稲田応用化学会中部支部活動報告
(第19回山口先生交流講演会)

【第19回中部支部交流講演会(山口先生講演会)開催報告】

1. 開催日時; 4月8日(土)15:30~17:00
2. 開催場所; ウインクあいち1008号室
3. 出席者;  16名
4. 講師;   山口潤一郎教授
5. 議題;   『応用化学科の現状と分子レベルのものづくり研究』
6. 講演要旨の報告;

山口潤一郎教授のご講演
「応用化学科の現状と分子レベルのものづくり研究」の要旨

●応用化学科の現状
 初めにご自身/研究室/応用化学科の状況について触れられていました。日本最大の化学ウェブサイトChem-Stationについてご説明があり、2000年設立以来、23年間運営されているライフワークで、日本化学会化学教育賞等を受賞されていることが紹介された。
 2016年のご着任時には助教1名、学部生3名からスタートした研究室は現在、准教授1名、講師2名、博士課程8名、修士課程14名、学部生8名の34名で運営されている。博士課程への進学率も高い。
 応用化学科はモットー「役立つ化学」「役立てる化学」のもと、7つの研究部門「無機化学、触媒化学、応用物理化学、化学工学、応用生物化学、高分子化学、有機合成化学」があり、それぞれに社会課題の解決に向けて、研究活動されていることが紹介された。新任のご先生等の2016年以降の教室の変化、121号館(早実跡地)での研究活動開始、52,53,54,59号館での増築計画、学科独自の奨学金等が充実してきている事もご紹介されて、応用化学科が進化し続けていることが実感された。

●分子レベルのものづくり研究
 初めに、ものづくりとしての有機合成化学のイロハを「分子をつなぐ」「分子をぶっ壊す」「革新的な分子を創る」というキーワードで分かり易く教えて頂きました。具体的事例として芳香環同士が直接連結した分子を取り上げて、医薬品成分としても多数存在していることが紹介された。如何に作るか、芳香環同士をどうつなぐかは昔から研究されているが、難しい課題であると述べられた。芳香環同士を連結する方法の一つはクロスカップリング反応で、その中の一つで2010年に鈴木章教授がノーベル化学賞を受賞している。この反応は芳香族ハロゲン化物と芳香族ボロン化合物を原料としてパラジウム(Pd)触媒/アルカリ存在下で行う。この反応は安定で収率も高く取り扱いやすいが、原材料には難点がある。原料は共に高価、製造は多ステップで廃棄物多、パラジウムは高騰中である。

 次世代型のクロスカップリング反応を開発することで、医農薬等の有用化合物を製造できるようにすることは、有機合成化学者の仕事の一つである。具体的な研究としては、製造難の芳香族ボロン化合物代替として粗原料の芳香環のC-H結合を直接活性化・切断すること、触媒として安価なニッケル(Ni)化合物を使用することを検討している。適用例として、痛風治療薬フェブキソスタットや複雑な天然有機化合物が紹介された。
 また、エステル化合物適用の研究内容も紹介された。山本明夫教授が錯体レベルで反応機構を解明していた脱エステル型変換反応については、多種の求核剤を発見し、各種の新規合成法を開発していった。不活性なエステル化合物を反応させるためには、金属触媒(Pd,Ni)の機能UPが必要で、独自開発の新規な配位子を開発したことが重要であった。この配位子はDCYPTといい、現在では関東化学より全世界で発売されている。
 開発された反応、各種の研究内容が紹介された。エステルからの脱カルボニル型エーテル合成、エステルダンス、光触媒による安定結合の切断、結合交換反応、ヘキサアリールベンゼン(置換基の芳香環が全て異なる)、植物の生物時計制御分子(AMI-331という名で東京化成より発売中)、パーキンソン病早期診断ツール、たんぱく質を固定する分子、・・・・・・

 最後に一期生からの博士課程卒業生の業績、受賞歴、海外留学等について紹介があり、学生と共に研究室が育まれ、大きく成長してきていることが伺われた。「根本的に研究が好きであるが、教育が中心にして、化学の面白さと可能性について学生に伝えていきたい、いい学生を輩出したい」とのお言葉で締めくくられていた。
 学生時代の有機化学講義以来、有機化学構造式、反応式にあまり縁のなかった多くの中部支部諸氏に対して、研究成果を平易に説明頂きました。ご講演後、質疑も行われ、博士課程比率の高さ、構造同定について、学生の教育、ケムステーション、山口研のディスカッション文化、海外アクセスの多さ等について活発に議論された。

*尚、講演終了後、集合写真の撮影と懇親会が行われた。

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