2018年4月14日(土)「北京料理百楽名古屋店」にて、第11回中部支部総会と交流会を開催しました。東北大学名誉教授有山達郎氏をお招きし、関西支部よりは市橋宏副支部長と前田泰昭理事に参加して頂きました。
三島支部長の開会挨拶に引き続き。堤幹事より、2017年度の中部支部の活動および経費実績と来年度の活動計画の報告があり、参加者の賛同を頂いた。
報告内容の抜粋を別紙-1に添付する。(別紙-1はこちらから)
日本鋼管(株)からJFEスチール(株)を経て、その後 東北大学で高炉など鉄鋼の上工程プロセスの研究開発、 加えてエネルギー、Co2削減、廃棄物リサイクルなど 環境技術の研究に携わって来られた有山達郎氏に講演 を頂いた。
講演は、製鉄技術の開発史、世界の製鉄産業の変遷、環境問題(CO2削減)の各国の取組み状況および素材 産業の将来について、多くのデータや写真・イラスト や映像を用い、種々のエピソードを含めた解り易く興 味尽きないものであった。
最後に大学の研究環境や海外との交流を含めた活動内 容と氏が新しく開発した溶鉱炉のシミュレーション モデルの動画による紹介があった。
基幹素材産業である製鉄業に関する講演は、今回初めての事であり、参加会員の関心は高く大変満足した様子であった。 講演の要点の纏めを、別紙-2に添付する。(こちらから→)(別紙-2)講演の要点のまとめ(PDF)
近藤顧問の挨拶と乾杯の音頭で懇談会に入った。関西支部の市橋宏副支部長と海外プロジェクトに取り組んでいる前田理事、シンガポールで事業展開されている伊藤理氏および台湾で仕事をされていた友野博美理事より海外事情や外から見た日本観等のスピーチを頂いた。テーブル毎の懇談が盛んで、2時間があっという間に過ぎてしまいました。
全員写真を撮った後、フィナーレは木内幹事の「1本締め」で、母校および早化会の発展と各位のご活躍を期し散会しました。
(講 師)有山達郎(新23回)
(関西支部会員)市橋宏(新17回)、前田泰昭(新14回)
(中部支部会員)近藤昌浩(新9回)、三島邦彦(新17回)、堤正之(新17回)、後藤栄三(新19回)、小林俊夫(新19回)、柿野滋(新19回)、秋山健(新19回)、谷口至(新22回)、須藤雅夫(新22回)、友野博美(新22回)、木内一壽(新24回)、山崎隆史(新25回)、名塚達男(新26回)、伊藤理(新26回)、服部雅幸(新32回)、金原和秀(新32回)、大高康裕(新41回)、植村裕司(新44回)
(文責:大高、堤)
新制8回 同期会報告(2018年4月18日)
我々新制8回は、1958年(昭和33年)卒業したので、今年はその60年目に当る。
今回、在籍者42名中、出席者は15名、欠席の返事15通であった。
欠席者は、腰痛や病中の人もあるが、所用の為という人もかなり有り、平均83歳にしては、元気の良いクラスであると思う。 60年前の在学中や卒業後の交友関係など、色々な話が(安倍君他)出て、高橋君のハーモニカ演奏もあり、楽しい一時を過ごした。
83歳らしい話としては、田村君から補聴器は片耳を日本製の普通のもの(数万円)もう片方は、単なる拡声器(耳の中に入る中国製で5000円位)を使うと安く上がるというアイデアや、猪俣君はかつて、ロンドンで飛行場へのTAXIの中に、ポシェットを落し、パスポートも航空券も失って、困り果て、兎に角ホテルに戻ろうと、TAXIに乗ったら、そこに在ったというアッと驚く僥倖の話。
又川柳のクラブに入っている中野君から「3時間 待って病名 『加齢』です」というの が紹介されたりした。
出席者:安倍、猪俣、大野、大矢、関口、高橋、田村 平、永井、中野 平子、平山、藤城、藤山、余語( は本年幹事、 は来年幹事)(文 余語盛男)(写真 高橋信男)
昨年4月の同期会報告は、こちら。
西出 宏之(応用化学科 教授)
ガイダンスの利用に際しては、次の留意事項を読んでから閲覧してください
4月14日(土) 16:00~20:00 有山名誉教授は企業、大学を通じて高炉など鉄鋼の上工程のプロセスの研究開発、加えてエネルギー、CO2削減、廃棄物リサイクルなど環境技術の研究をして来られました。 早稲田応化会中部支部 ************************************************************* 第13回評議員会が2017年11月11日(土)14時より理工学部55号館1階第2会議室で開催されました。評議員34名、関係者含め総勢47名の出席をいただきました。本年は昨年よりは若干多い出席者でした。 初めに、三浦会長から「本年度は応用化学科創設100周年になり、10月7日記念式典に300名以上の参加を頂き盛大に開催され、成功して終了することができた。 『人』のリソース欠如については、シニアOB・OGの参加は高齢者就労環境の大幅な変化で厳しい環境にあり、主要メンバーの現役シフトをおこなった。現役・シニアOB及び学生委 員とのコラボによる運営への転換は喫緊の課題である。現役およびシニアの両輪によるワークシェアリングへの思い切った挑戦をするのは、まさに今、是非本方針を理解の上、皆様のご支援を引き続きお願いしたい。『金』のリソース欠如については、会費納付は長期的に漸減傾向になっており、イベント収入に依存する状況は、財務的には不都合な状況になっている。この漸減傾向は、特に現役若手の無関心化に起因している。まずは現役若手の所在確定し、接触することから始めたい。同門会や同期或いは企業の中からの信頼関係の下の情報が頼りになります。引き続き皆様からの情報提供をお願いする。現役若手、学生にも魅力ある企画とその遂行を推進してきた結果、学生委員会卒業の若手現役は応用化学会への帰属意識が高くなっている。本年度は、学生委員会および教室側の協力を得てこの世代のオルグ化を進めて行く。今後の応化会の改革のため、評議員の皆様の活発な議論をお願いしたい」と挨拶がありました。 続いて応用化学科100周年記念事業について和田先生より報告がありました。早稲田応用化学科の100年の歴史を見事にまとめた資料で説明頂き、多くの方より是非これを活用したいとの要望がだされました。 ***************************** 懇親会は16時30分から56号館カフェテリアで松方先生(副会長)、濱副会長のご挨拶、乾杯で始まり、ここでも活発な意見交換が行われました。 最後に橋本副会長の中締めでお開きとなりました。(文責基盤委員会) ガイダンスの利用に際しては、次の留意事項を読んでから閲覧してください 平成29年10月14日(土)に、現在、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構特任研究教授・名誉機構長、早稲田大学理工学術院名誉教授を務めておられる逢坂哲彌名誉教授をお迎えして、ご講演して頂きました。 演題は“エネルギー・蓄電池の将来展望-特に自動車 EV化に伴って-”であり、誰にとっても大変興味ある 内容を説明して頂きました。 東京から参加頂いた方も含め、多数の逢坂研OBの 方に参集いただき、総勢26名の盛会となりました。 蓄電池はエネルギーを発生するもではなく、ためるものであり、容量の増加に伴って、その開発も盛んになっている。携帯電話(Wh)→車(kWh)→系統電源(MWh)と容量増加に伴い、生活に必須のものとなっており、CO2削減等の環境問題も背景となって、その重要性が更に増している。 トヨタは2020年に本格的にEVを投入する。その背景は、カリフォルニア州のZEV法、中国のNEV法がある。英仏の2040年、エンジン車禁止もある。フォルクワーゲン(VW)は本格的なEV開発に舵を切り、中国メーカーはまだ技術レベルは低いが、国策に従って、EV化を進めている。2015年のEV, PHEV販売量は①テスラ、②日産リーフ、③三菱となっているが、今後順位が大きく変動する。CO2排出量比率の高い自動車は環境対策の面でもEV化を強く求められる。 電池は他の部材と異なり、材料費比率が高い。事業として利益を出すには工夫が必要で、川下のアプリケーションとの連携が欠かせない。エネルギー密度をいかに上げていくかがkeyになるが、正極はCo-Ni-Mnの3元系、負極はカーボンからSi系への移行が図られている。次世代は硫黄系の正極に特徴が見出されている。 榊原彰良氏以下若手7名と東京より臼田雅彦氏と渡辺佳織氏の逢坂研OBの参加および関西より御手洗健太氏と、多くの若手会員の参加を頂いた盛大な懇談会となりました。逢坂先生との旧交を温めると同時に、新婚の渡辺ご夫妻のスピーチを頂くなど和やかなや雰囲気で、活発な会員間の交流が図られ瞬く間に懇談時間が過ぎてしまいました。小林幹事の若手へのエールを以って閉会とし、全員写真と逢坂研OB写真を撮り散会致しました。 逢坂哲彌名誉教授、(愛知県)近藤昌浩(9回)、三島邦男(17回)、後藤栄三(19回)、小林俊夫(19回)、山崎隆史(25回)、服部雅幸(32回)、加藤啓(38回)、榊原彰良(46回)、角友秀(53回)木藤広樹(54回)、小幡裕之(55回)、秋山直久(56回)、工藤聡(56回)、渡辺優太(65回)、(三重県)堤正之(17回)、秋山健(19回)、友野博美(22回)、櫛谷文彦(39回)、新村多加也(39回)、大高康裕(41回)、(岐阜県)白川浩(18回)、木内一壽(24回)、(滋賀県)御手洗健太(65回)、(東京)臼田雅彦(36回)、渡辺佳織(65回)
中部支部第11回定期総会と交流会のご案内
第11回定期総会と交流会には、東北大学名誉教授有山達郎氏(新23回平田研卒)をお招きし講演して頂きます。
東北大学名誉教授 有山達郎氏
“鉄の生い立ちと歴史との関わり、そしてこれからの鉄鋼業の将来“
~わかりやすい鉄の話とエネルギー、資源、地球環境からの視点~
鉄は産業革命以降、文明の発展に大きく貢献、「鉄は国家なり」といわれ歴史をも左右して来ました。現在も世界では年間16億トンの鉄製品が製造されています。一方、製造時にはエネルギーを大量消費し、地球環境問題に関しては、他産業に比べて影響度が極めて大きく、環境サステナビリテイと素材産業成長の整合性をどうするかは、今後の大きな課題となっております。
講演では、鉄の生い立ちから、エネルギー、資源との関わり、至近の環境問題、将来展望まで、いくつかのエピソード、また研究も交えながら解り易く概説して頂きます。
大変関心の高いテーマですので、ぜひご出席頂きます様ご案内いたします。
支部長 三島 邦男
・2017年度事業実績報告および2018年度事業計画について
・題目:「鉄の生い立ちと歴史との関わり、そしてこれからの鉄鋼業の将来」
・講師:東北大学名誉教授 有山達郎氏
(略歴) 1975年4月 日本鋼管(NKK)入社、
2006年4月 東北大学多元物質科学研究所教授 2013年4月 東北大学名誉教授
2015年4月~2016年3月 秋田大学客員教授
こちらから
教室会員受賞
2018-02-01掲載
第37回大会 学生優秀発表賞
2017年度
第42回化学教育賞(The Chemical Society of Japan Award for Merits for Chemical Education for 2017)
2018年3月2018-01-29掲載
第34回井上研究奨励賞
2018年2月
優秀ポスター発表賞
平成29年度
優秀ポスター発表賞
平成29年度
優秀ポスター発表賞
平成29年度
第7回CSJ化学フェスタ2017優秀ポスター発表賞(CSJ Poster Presentation Award2017 for Excellent Research)
2017年度
第30会秋期シンポジウム。特定セッション「元素ブロック:セラミックス科学と合成化学のクロスロード」 学生優秀講演賞
2017年度
2016 EDS Paul Rappaport Award
2017年12月
第33回ゼオライト研究発表会・若手優秀講演賞
2017年11月2017-11-15掲載
Outstanding Poster Presentation Award
平成29年度
Best Poster Presentation Award
平成29年度2017-10-06掲載
天然ガスセッション学生最優秀講演賞
2017年9月
天然ガスセッション学生優秀講演賞
2017年9月
日本ゾル-ゲル学会第15回討論会ベストポスター賞
2017年2017-09-23掲載
学生奨励賞
2017年8月
優秀賞
2017年8月
優秀賞
2017年度2017-09-05掲載
化学工学会 東京大会 学生賞・奨励賞
2017年度
化学工学会 東京大会 学生賞・奨励賞
2017年度
平成29年度学術振興賞
2017年度2017-08-21掲載
化学工学会 東京大会2017 優秀学生賞
2017年8月
化学工学会 東京大会2017 学生特別賞
2017年8月
化学工学会東京大会2017 学生奨励賞
2017年8月2017-08-12掲載
Best Proposal Award2017-07-01掲載
学生賞
JSポスター最優秀賞
Oral Presentation Award2017-05-23掲載
若手科学者賞
2017年度2017-05-10掲載
学生ポスター発表賞
2017年度
学生ポスター発表賞
2017年度2016年度
2017-05-10掲載
JXエネルギー優秀研究賞
2016
学生奨励賞
2016
優秀学生賞
2016
優秀学生賞
2016
最優秀学生賞
2016
優秀学生賞
2016
優秀学生賞
2016
Best Presentation Award
2016
Best Presentation Award
20162017-02-08掲載
優秀ポスター発表賞
2016
優秀ポスター発表賞
2016
優秀ポスター発表賞
2016
優秀ポスター発表賞
2016
優秀ポスター発表賞
2016
優秀ポスター発表賞
2016
優秀ポスター発表賞
2016
優秀ポスター発表賞
20162017-01-27掲載
学生賞銅賞
2016
学生賞銅賞
2016
学生賞銅賞
2016
学生賞
20162016-12-04掲載
分科会・学生奨励賞
2016
分科会・学生奨励賞
2016
学生優秀講演賞
2016
学生優秀講演賞
20162016-11-11掲載
第51回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウム若手奨励賞
2016
優秀賞
2016/9/212016年9月掲載分
BIWIC2016 ポスター
2016年9月
日本学術振興会
平成27年度特別研究員審査会専門委員表彰
2016年度
The 10th Conference of Aseanian Member Society(AMS10)
Student Poster Award
2016年度
The 10th Conference of Aseanian Member Society(AMS10)
Student Poster Award
2016年度
日本生物工学会 第24回生物工学論文賞
2016年5月
日本生物工学会 第24回生物工学論文賞
2016年5月
Pure and Applied Chemistry International Conference Best Poster Presentaion Award
2016年2月(2015年度分)
繊維学会 平成28年度繊維学会年次大会 若手優秀発表賞
2016年5月
紛体粉末冶金協会 平成28年度春季大会 優秀講演発表賞
2016年5月
紛体粉末冶金協会 平成28年度春季大会 優秀講演発表賞
2016年5月
(公)長瀬科学技術振興財団 長瀬研究振興賞
2016年4月
石油学会 第5回ポスターセッション
2016年5月
第13回評議員会報告(2017年11月11日開催)
『運用の円滑化と体制改革について』の方針を示し、今年で3年になる、現役OB・OGの委員会への参加、学生委員会の自主企画運営による活性化、ホームページの大幅刷新、産学連携推進のための4回に亘る『未来社会創成フォーラム』の実施など、現役若手、学生にも魅力ある企画とその遂行を推進してきた。活動を通じての課題はリソースの欠如、すなわち『人、金』の不足であり、これは未改善。
次に、各委員会の活動状況について下村基盤委員長、町野交流委員長、新谷広報副委員長より報告がありました。その後、5つのグループ(年代別)に分かれて「同期会を通じて応化会を活性化するために」と題して意見交換を行い、最後に各グループから発表をしていただきました。
企業ガイダンスの更新
下記の企業ガイダンスを更新しました。(HP上で更新した日付順に掲載しています)
2017年度のパスワードを入手していない方は応化会事務局までお問い合わせください。
中部支部第14回交流会報告
早稲田大学応用化学会中部支部第14回交流会報告
逢坂名誉教授によるご講演
講演の要旨
①蓄電池1
電池の発展にはその開発だけではなく、コントロール技術(評価・診断)も重要になる。HV車に使われて戻ってきたニッケル水素電池が診断方法によっては、3割ぐらい再生可能であることが分かる。直近はリチウムイオン二次電池(LIB)の比重が高まっているが、安定性があり、実績のあるニッケル水素電池はHV車用で一定の地位を占めている。
LIBは他の先進部材と同じ問題を抱えている。日本企業の携帯用LIBはある一定の事業規模になったところで、DRAM,LCD等と同様に世界でのシェアが急低下している。車載用LIBはまだ高シェアであるが、中国のEV大増産が始まれば、シェアは低下していく。技術で先行して、ビジネスで負けるのは構造的な問題が潜んでいる。②EV化
③蓄電池2
トヨタは2020年に全固体電池EV車の実用化を発表している。固体電解質では安全性が焦点になる。硫化物の電解質が検討されている。
早稲田は材料開発だけでなく、電池を試作して評価までできる施設を構築している。インピーダンス法の適用により、電池の非破壊検査ができるようになっており、電池内部評価への需要は非常に強い。電池はどうすれば壊れるかは分かってきているが、どうすれば壊れないかは不明な部分も多い。評価技術の進展は重要である。
懇談会
中部支部交流会として、久しぶりに多くの若い会員に集まって頂いた有意義な時間でした。
参加者
スナップ写真集