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第1回 先輩博士からのメッセージ

【開催日時】 2021年8月21日(土) 13:30-16:00
【参加者】:50名 (B1; 8名、B2; 5名、B3; 18名、B4; 9名、M1; 10名)

 Zoomにて開催

開会の挨拶:下村 啓 副会長

2023年の5月に早稲田応用化学会は100周年を迎えます。この応化会が次の世紀に向かうにあたり大切な取り組みとして「博士課程」に進む人材を増やしていくことに取り組んでいきたいということになりました。
全国的に修士から博士課程への進学率は低下する中でこれからの社会の変化に対応し、日本が世界の中で主要な役割を果たすために、早稲田大学の応用化学科においても博士課程に進む人材を増やしていくことで、より良い社会を作り出す力になるのではとの思いに至りました。
応化会では「先輩からのメッセージ」を企画し、多くの先輩方から様々な企業での働き方を紹介してもらっていますが、一方、博士課程に進む人たちがどの様なキャリアを積み、どの様な活躍をされているか、これを知る機会が少なかったと思います。そこで今回、「先輩博士からのメッセージ」と題して、博士課程の進んだ方々の話を聞き、交流する企画を立ち上げることと致しました。学部生の頃から博士課程、そしてその先のキャリアを身近に感じてもらうイベントにしたいと思っています。

講演会

講演者;加藤 弘基さん(D1 山口研究室)
演題;『有機化学に魅せられて』

加藤さんの現在の研究テーマは安定な芳香環を触媒的に脱芳香族的官能基化する手法の開発であり、インフルエンザ治療薬である「タミフル」や古くから鎮痛剤として使われているモルヒネなどの骨格を形成するシクロヘキセンといった化合物を芳香環から合成する手法であり、過剰量の芳香族や毒性を有する化合物を使用することなく複雑な三次元骨格分子の単工程合成への応用を可能にしています。

加藤さんが博士課程進学を意識するようになったのは研究室配属後、研究に没頭する中で結果が出た時の楽しさや達成感、また、研究室内での切磋琢磨といった環境因子もあり、有機化学を究めて人のためになる仕事をしたいという将来の目的がはっきりしてきた修士1年の5月頃に決意したとのこと。
とはいえ、研究室配属前から有機化学が勉強していて楽しく、勉強していく中で有機化学反応を徐々に理解していく様なった素地もあった様です。
研究室生活は教授・講師と学生との距離感が近く学年間や研究テーマに関わらず仕事のオンオフともに仲が良く、博士課程進学にあったては研究室としても背中を押してくれたとのことです。

博士課程においては自身で実験計画を立て、前日に設定した実験系の確認を午前中に実施、共同研究先とのオンライン会議に参加するなども合わせ、夕方に翌日に向けた実験系を組むなどしている。

博士課程に進学して感じたことは、奨学金制度が充実し、学費も自身で負担できるほどで研究に集中するバックグラウンドが出来上がっているほか、留学制度についても充実している様に思う。将来に対しては学位取得後に周囲から即戦力として見られるなど進路に関する部分や、研究成果を重ねていくことが求められる博士号取得への不安もあるが、周囲と議論していく中で解決策や新たな発見が得られることも楽しみであり、博士課程は遠い存在ではないことをこれから進路を模索する学部・修士の学生には理解頂ければよいと考えている。

講演者;疋野 拓也さん(LD2* 下嶋研究室)*LD:5年一貫制博士課程
演題;『無機合成って面白い』

疋野さんの研究テーマは精密に制御された無機骨格を組み上げて新たな機能を創出するもので、無機ナノ構造体の精密合成に特化した研究を行っている。ケイ素酸塩の層を有機あるいは無機化合物によるリンカーで結合することにより多孔質のサイズを調整、気体保持、光触媒、吸着剤、バイオメディカルへの応用など多岐に渡る用途に対応する素材を開発する研究であり、現在、シロキサン分子によるこれまでにない籠形の分子を合成し、リンカーには従来使用されている有機化合物ではなく金属分子を使用しているのが特徴である。

研究生は論文化まですべての過程を一人で対応することで様々な経験が出来るのも自分自身の力になっていることを実感している。分子をデザインする有機化学も面白いが一方で多様な機能を創出する分子設計を無機化合物で達成するのも強いインパクトを感じている。

疋野さんが在籍している一貫性博士課程は修士号を取得しない代わりに5年間掛けて博士号を取得するコースで進学に際しては試験もあるため、博士課程進学を決めたのは学部4年の5月頃で、進学にあたっては無機合成への好奇心、博士号取得による将来性(応化会活動の中で博士課程を取得している先輩から話を聞く機会などあり)、また研究を継続していく上で重要な環境など考慮して判断、また、博士課程進学を一つの精神的な障壁と考えた際に、そこを突破していく勢いのようなものもあったそうです。
博士号は専門性を高めたことを担保していく資格だけではなく国際性、リーダーシップ、問題解決能力なども身に着けるような訓練をされ世界で活躍する人材としてのスキルを自身の武器と出来る魅力もあると考えている。

2年間で修士号を取得して、その後の3年間で博士号を取得する区分制とは異なり、5年間で博士号を取得する一貫性博士課程は最初の2年間で通常のラボワークに加えて専門科目や俯瞰科目など受講し、資格試験(Qualifying Exam)をパスしたのちの複数指導体制下でのラボワークなどに従事し学位審査を受けるプロセスである。一貫性の先進理工学専攻のメリットとして区分制と比較しても経済的支援に恵まれているほか、インターンシップや研究留学、指導教員に加えて副指導教員からのナレッジにも触れることが出来るなどあると考えている。
学部生には研究が面白いと感じるなら博士課程進学を選択肢として考えてほしいこと、使える奨学金制度など経済的支援は活用すること、先進理工学専攻や卓越大学院プログラムに興味があれば積極的に説明会などに足を運んでほしいことなどメッセージとして伝えられた。

座談会

講演会のあと、講演者2名に加えて博士号を取得している卒業生と現在博士課程に在籍している在校生計12名を交えてブレークアウトルーム7室に参加者を分けて、博士課程や関連する質問事項を取り上げ自由闊達な議論を実施した(20分間のブレークルームセッションを3回実施、参加者がなるべく多くの博士課程経験者から話を聞ける様に配慮した)。

座談会参加者は以下の通り(敬称略)

金子 健太郎       (野田・花田研究室)
齊藤 杏実          (山口研究室)
女部田 勇介       (本間・福永研究室)
中村 夏希          (門間研究室)
林 泰毅             (下嶋研究室)
渡辺 清瑚          (小柳津・須賀研究室)
渡邊 太郎          (木野・梅野研究室)
曹 偉                (桐村研究室)
中軽米 純          (細川研究室)
松田 卓             (関根研究室)
加藤 遼             (西出・小柳津・須賀研究室 修了)
堀 圭佑             (野田・花田研究室 修了)

博士後期課程学生への支援体制:基盤委員 奨学生推薦委員 斎藤ひとみ委員

2010年以降の博士後期課程修了者は約90名に達し、進学者の内訳は内部進学が85%、他大学からの編入が6%、社会人が9%であり、ほとんどが修士課程からそのまま博士後期課程に進学している。学位取得後の進路としては過半数の約60%が企業に就職している。早稲田応用化学会では、早期から博士人材との交流機会を増やし、博士後期課程に関する真の情報を共有することで、様々なキャリアパスを示す体制を構築している。
博士課程学生の支援体制としての奨学金制度は学外のプログラムとして貸与型、給付型などあり、学科内の奨学金制度は全て給付型で応用化学会の奨学金制度は充実している。世界的にも博士人材の需要は高くなっており、日本でも博士人材への需要は増加傾向にあることの説明があった。

閉会挨拶:橋本 正明 副会長

本日のイベントを通して、博士課程についての具体的なイメージが、ある程度得られたのではないかと思います。今日の世界の情勢においては、Doctorレベルの研究者の活躍が国際競争力のキーとなっています。従来、日本で得意であった効率化や改善の積み重ねによる競争力は、IT技術や自動化の進展、そしてISOなどの標準化されたマネージメントシステムの普及によって以前ほどは大きな差を生まなくなりました。一方で技術的なブレークスルーを追求して大きな障壁を乗り越えていく力が今日の競争力の重要な基盤になっています。こうした状況からも、その技術力をベースに、世界において競合する技術分野の俯瞰的な視野を踏まえて活躍できるDoctorに対して、社会的な評価や期待は非常に高くなっています。特に日本だけではなくGlobalで活躍するためには、Doctorであることによってその活躍のポテンシャルは格段に高くなります。多くの人材が博士課程に興味を持って進学し実力をつけて、Globalのレベルで活躍していくことを期待しています。

講演や座談会を通じて参加者からは次のような意見があった。

博士人材交流会

講演や座談会にご参加いただいた博士人材の皆様にお集まりいただき、今後の開催に向けたご意見を収集する目的と、博士課程の皆様や博士号取得後社会で活躍されているOB/OGの皆さまとのコミュニケーションの場として交流会を開催した。ブレークアウトルームをいくつか設定し、自由に懇談していただいた。参加者からは良い刺激になったとのご意見を頂き、今後も皆様から頂いたご意見を参考に博士人材の交流の場として展開して参ります。

博士課程進学に対するハードル:

  • 能力の高い人物が進学すべきと考えていたが、研究が好きになれるかどうかが重要であるのではないかと思い、博士進学に対する精神的なハードルが下がったように感じた。
  • 博士課程は修士課程よりもハードルの高いイメージがあったけれど先輩方の話を聞いてイメージが変わった。博士課程進学の背中を押してもらえた気がした。
  • 博士は修士からさらに専門的になったものだろうと単純に考えていた。実際にはそれだけでなく企画する力や国際的な能力など、研究する専門分野の知識、能力以外にも様々な力を養う機会になることを講演を通して知ることができた。

博士課程進学におけるサポート体制

  • 博士における奨学金などの制度について詳細に知ることができてよかった。
  • 博士課程に進む上で経済的な不安があったが、話を聞いて和らいだ。
  • 企業就職後にアカデミアに戻られた方や社会人ドクター博士課程で研究されている方に対する奨学金制度に興味がある。

その他

  • 博士課程に進学後の生活が修士課程と大きくは変わらないと聞いて安心した。
  • 一貫性博士課程や卓越大学院プログラムなどを知ることができてとても勉強になった。
  • 博士課程に進学した後の進路選択や就活などにも興味がある。進路選択の理由や就職活動の流れについて社会人博士人材からも話が聞きたい。

次回開催は2021年12月18日予定

以上

(早稲田応用化学会 基盤委員会、交流委員会、広報委員会、奨学生推薦委員会)

 

 

 

2021年度 第2回若手会員定期交流会

8月7日(土)に第2回若手会員定期交流会をオンライン会議ツールZoomにて開催さされました。この会は第1回(5月15日開催)に引き続き主にB1~B3までの学生と若手OB・OGの交流を深める目的で行われました。初めに早稲田応用化学会の副会長も務められている平沢先生よりご挨拶をいただき、その後OBのお三方のご講演、テーマごとに分かれての懇談会という順で実施されました。
学生委員会のHPに報告が掲載されました。 ⇒ こちら

学生委員会

第1回 先輩博士からのメッセージのご案内

2021年8月21日(土)13:30~16:00 (Zoomによるリモート開催)

このたび早稲田応用化学会主催の新しい試みとして、学部生及び修士課程学生の皆様と、先輩博士と交流する会を開催することといたしました。

第一回は、8月21日午後に開催し、博士後期課程学生2名による講演と、その他の研究室先輩博士を交えた座談会を行います。
次回以降は博士号を取得した先輩博士も講演予定です。
普段はなかなか接する機会のない先輩博士と直接話すことができる機会ですので、奮ってご参加くださいますよう、お願い申し上げます。
また応化会より博士後期課程学生への支援体制についても説明させていただきます。

講演者①;加藤 弘基さん(D1 山口研究室)
演題;『有機化学に魅せられて』

加藤 弘基さん

講演者②;疋野 拓也さん(LD2* 下嶋研究室)*LD:5年一貫制博士課程
演題;『無機合成って面白い』

疋野 拓也さん

 

 

 

 

 

座談会参加予定者リスト

    • 金子 健太郎さん D2  野田・花田研究室
    • 齊藤 杏実さん  D2  山口研究室
    • 女部田 勇介さん D2  本間・福永研究室
    • 中村 夏希さん  D2  門間研究室
    • 林 泰毅さん   D1  下嶋研究室
    • 渡辺 清瑚さん  D1  小柳津・須賀研究室
    • 渡邊 太郎さん  D1  木野・梅野研究室
    • 曹 偉さん    D1  桐村研究室
    • 中軽米 純さん  M2  細川研究室
    • 松田 卓さん   LD2   関根研究室
    • 加藤 遼さん    中央大学助教、2017 西出・小柳津・須賀研究室 博士修了
    • 堀 圭佑さん         住友化学、2020 野田・花田研究室 博士修了

 講演の日時、形式等

開催期日;2021年8月21日(土)
講演形式;遠隔会議用ソフト Zoomを使用したリモート講演
講演会; 13:30~14:20 (Zoom利用)
座談会; 14:30~15:40 (Zoom Breakout Room利用)
博士後期課程学生への支援体制説明;15:40~15:50
質疑応答;15:50~15:55
閉会挨拶;15:55~16:00

その他 ;参加費無料.要事前申し込み(7月31日締め切り)

申し込み方法について 

出席申し込みは、下記URLから7月31日までにお願いします。
 ※申し込みの際は、wasedaメールのアドレスをご入力ください。
※今回のイベントは早稲田大学応用化学科学部1年~修士課程1年に在籍されている方が参加申し込みの対象となります。

  ⇒     https://forms.gle/6TkwE5jDAhXuecJ96

参加申し込みをされた方には、ご入力いただいたwasedaメールアドレス宛に、参加のためのZoom情報 (URL、ミーティングID、パスコード)を8月18日頃に配信いたしますので、そちらからご参加をお願いします。

皆様、是非奮ってご参加下さい。宜しくお願い致します。

――― 以上 ―――
(文責;交流委員会)

企業ガイダンス更新

下記の企業ガイダンスを更新しました。

HPへの掲載日順です。

   2021-06-15

     富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 (更新掲載:社名変更)

         2021-03-11

     株式会社 日立ハイテク (更新掲載)

           2021-03-06

     株式会社 日立製作所 (更新掲載)

           2021-01-13

     AGC株式会社 (更新掲載)

           2021-01-07

     大日本印刷株式会社 (更新掲載)

     住友化学株式会社 (更新掲載)

            2021-01-05

     共同印刷株式会社(更新掲載)     

            2020-12-22

     日本製鉄株式会社(更新掲載)     

           2020-12-16

     藤森工業株式会社(更新掲載)

            長瀬産業株式会社(更新掲載)

          2020-12-09

    王子ホールディングス株式会社(更新掲載)

          2020-12-08

    株式会社クレハ(更新掲載)

         2020-12-03

    凸版印刷株式会社(更新掲載)

         2020-12-01

    昭和電工株式会社(更新掲載)

           LIXIL株式会社(新規掲載)

          トヨタ自動車株式会社(更新掲載)

         2020-11-30

    ENEOS株式会社(旧 JXTG株式会社)(更新掲載) 

        2020-11-23

    サカタインクス株式会社(新規掲載)

  2020-11-21

    ダウ・ケミカル日本株式会社(更新掲載)

  2020-11-19

    NOK株式会社(更新掲載)

   三菱ケミカル株式会社(更新掲載)

2020-11-17
トッパン・フォームズ株式会社(更新掲載)
富士フィルム株式会社(更新掲載)
2020-11-15
株式会社 東芝(更新掲載)
2020-11-12
三菱マテリアル株式会社(更新掲載)
住友電気工業株式会社(更新掲載)
古河電気工業株式会社(更新掲載)
昭和電工株式会社(更新掲載)
2020-11-05
三菱ガス化学株式会社(更新掲載)
DIC株式会社(更新掲載)
2020-11-01
旭化成株式会社(更新掲載)
信越化学工業株式会社(更新掲載)
オージー株式会社(更新掲載)
2020-10-26
東ソー株式会社(更新掲載)
古河電気工業株式会社(更新掲載)
エリーパワー株式会社(更新掲載)
JFEエンジニアリング株式会社(更新掲載)
2020-10-23
スズキ株式会社(更新掲載)
2020-10-17
テルモ株式会社(更新掲載)
2020-10-13
蝶理株式会社(更新掲載)
デンカ株式会社(更新掲載)
2020-10-12
日本シーエムケイ株式会社(更新掲載)

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2020年度 応用化学専攻褒賞・奨学金授与式

3月4日木曜日、コロナ禍の続く情勢の中、応用化学専攻褒賞・奨学金授与式がzoomを用いたオンライン形式で須賀健雄専任講師の司会により挙行された。鹿又宣弘先進理工学研究科長の祝辞で始まり、水野賞・水野敏行奨学金、応用化学会給付奨学金、中曽根荘三奨学金、里見奨学金、森村豊明会奨励賞の5つの褒賞・奨学金授与式が行われた。画面上で賞状を表示しながら22名の受賞者が表彰された。

 

左:司会 須賀 健雄 専任講師
右:先進理工学部/研究科長 鹿又 宣弘 教授

左:応用化学科/専攻 主任 小柳津 研一 教授
右:水野家代表, 元応用化学会会長 河村 宏様

左:応化会 橋本正明副会長
右:里見奨学会 田部 修士 様

左:森村豊明会 森村 潔 様
右:オンライン授与式の様子

 

水野家代表、元応用化学会会長の河村宏様をはじめ、応用化学会橋本正明副会長、里見奨学会事務局長の田部修士様、森村豊明会の森村潔理事より受賞者を鼓舞する大変ありがたい祝辞を頂いた。

 

最後に、水野賞受賞者の池 勇樹君が、受賞者代表として御礼と今後の抱負を述べ約35分の式は閉会となった。

受賞者代表挨拶 池 勇樹君

 記念講演会では、九州大学応用力学研究所 西澤伸一教授から「これからの社会をけん引する皆様へ」と題し、大学院時代の無重力実験や恩師(平田彰教授)とのエピソード、産総研時代に産官学連携で取り組んだパワーエレクトロニクス用装置の開発、電力のグリーン化に向けた今後の課題、挑戦など、「ものづくり」に関する熱い想いを講演された。西澤先生は26年前に水野賞を受賞された我々の先輩でもある。次の世代に「バトンを渡す」と繰り返されていたのも印象的で、30年後の社会に向けた貢献が求められる受賞者世代への想いと激励は受賞者に響いたのではないかと思う。

 その後のオンラインで実施した受賞者の研究発表会では、1分で各自の研究を紹介し、その後ブレイクアウトルームを利用して参加者の活発な議論、懇親会を兼ねた交流が展開された。受賞者同士がお互いの研究について熱く語り合い、今後の進路について忌憚のない意見交換がなされ、対面実施はできなかったが密度の濃い時間を過ごすことができた。

 受賞者の益々の発展を期待すると同時に、これだけ多くの褒賞・奨学金を独自に持つ応用化学専攻・応用化学科の力強さを改めて感じた一日であった。

(文責:広報委員会)

企業ガイダンス更新

下記の企業ガイダンスを更新しました。

HPへの掲載日順です。

           2021-03-11

     株式会社 日立ハイテク (更新掲載)

           2021-03-06

     株式会社 日立製作所 (更新掲載)

           2021-01-13

     AGC株式会社 (更新掲載)

           2021-01-07

     大日本印刷株式会社 (更新掲載)

     住友化学株式会社 (更新掲載)

            2021-01-05

     共同印刷株式会社(更新掲載)     

            2020-12-22

     日本製鉄株式会社(更新掲載)     

           2020-12-16

     藤森工業株式会社(更新掲載)

            長瀬産業株式会社(更新掲載)

          2020-12-09

    王子ホールディングス株式会社(更新掲載)

          2020-12-08

    株式会社クレハ(更新掲載)

         2020-12-03

    凸版印刷株式会社(更新掲載)

         2020-12-01

    昭和電工株式会社(更新掲載)

           LIXIL株式会社(新規掲載)

          トヨタ自動車株式会社(更新掲載)

         2020-11-30

    ENEOS株式会社(旧 JXTG株式会社)(更新掲載) 

        2020-11-23

    サカタインクス株式会社(新規掲載)

  2020-11-21

    ダウ・ケミカル日本株式会社(更新掲載)

  2020-11-19

    NOK株式会社(更新掲載)

   三菱ケミカル株式会社(更新掲載)

2020-11-17
トッパン・フォームズ株式会社(更新掲載)
富士フィルム株式会社(更新掲載)
2020-11-15
株式会社 東芝(更新掲載)
2020-11-12
三菱マテリアル株式会社(更新掲載)
住友電気工業株式会社(更新掲載)
古河電気工業株式会社(更新掲載)
昭和電工株式会社(更新掲載)
2020-11-05
三菱ガス化学株式会社(更新掲載)
DIC株式会社(更新掲載)
2020-11-01
旭化成株式会社(更新掲載)
信越化学工業株式会社(更新掲載)
オージー株式会社(更新掲載)
2020-10-26
東ソー株式会社(更新掲載)
古河電気工業株式会社(更新掲載)
エリーパワー株式会社(更新掲載)
JFEエンジニアリング株式会社(更新掲載)
2020-10-23
スズキ株式会社(更新掲載)
2020-10-17
テルモ株式会社(更新掲載)
2020-10-13
蝶理株式会社(更新掲載)
デンカ株式会社(更新掲載)
2020-10-12
日本シーエムケイ株式会社(更新掲載)

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企業ガイダンス更新

下記の企業ガイダンスを更新しました。

HPへの掲載日順です。

           2021-01-13

     AGC株式会社 (更新掲載)

           2021-01-07

     大日本印刷株式会社 (更新掲載)

     住友化学株式会社 (更新掲載)

            2021-01-05

     共同印刷株式会社(更新掲載)     

            2020-12-22

     日本製鉄株式会社(更新掲載)     

           2020-12-16

     藤森工業株式会社(更新掲載)

            長瀬産業株式会社(更新掲載)

          2020-12-09

    王子ホールディングス株式会社(更新掲載)

          2020-12-08

    株式会社クレハ(更新掲載)

         2020-12-03

    凸版印刷株式会社(更新掲載)

         2020-12-01

    昭和電工株式会社(更新掲載)

           LIXIL株式会社(新規掲載)

          トヨタ自動車株式会社(更新掲載)

         2020-11-30

    ENEOS株式会社(旧 JXTG株式会社)(更新掲載) 

        2020-11-23

    サカタインクス株式会社(新規掲載)

  2020-11-21

    ダウ・ケミカル日本株式会社(更新掲載)

  2020-11-19

    NOK株式会社(更新掲載)

   三菱ケミカル株式会社(更新掲載)

2020-11-17
トッパン・フォームズ株式会社(更新掲載)
富士フィルム株式会社(更新掲載)
2020-11-15
株式会社 東芝(更新掲載)
2020-11-12
三菱マテリアル株式会社(更新掲載)
住友電気工業株式会社(更新掲載)
古河電気工業株式会社(更新掲載)
昭和電工株式会社(更新掲載)
2020-11-05
三菱ガス化学株式会社(更新掲載)
DIC株式会社(更新掲載)
2020-11-01
旭化成株式会社(更新掲載)
信越化学工業株式会社(更新掲載)
オージー株式会社(更新掲載)
2020-10-26
東ソー株式会社(更新掲載)
古河電気工業株式会社(更新掲載)
エリーパワー株式会社(更新掲載)
JFEエンジニアリング株式会社(更新掲載)
2020-10-23
スズキ株式会社(更新掲載)
2020-10-17
テルモ株式会社(更新掲載)
2020-10-13
蝶理株式会社(更新掲載)
デンカ株式会社(更新掲載)
2020-10-12
日本シーエムケイ株式会社(更新掲載)

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「先輩からのメッセージ2021」事前配信動画URL掲載

                        早稲田応用化学会 交流委員会

 

「先輩からのメッセージ」は、新型コロナウィルス対策としてリモートによる懇談会を中心とすることでご案内しておりましたが、参加申込者にURL、ID、PWが通知された懇談会タイムスケジュールに、企業からの事前配信動画のURLが掲載されましたのでお知らせします。懇談会の実施要領は下記の通りです。

1.日 時 2021年1月16日(土) 9時~19時10分

2.実施方法

本年度はZoomによるリモート懇談会といたします。

「先輩からのメッセージ」は、一般の企業説明会と異なり、企業概要、仕事の紹介にとどまらず、応化OB/OGより直接に、会社生活や日常、普段考えていることや雰囲気などを親しく聞けることを特色としています。

 リモート開催においてもこの特色を活かす懇談会を中心にすべく、企業により下記のような方式から選択し、実施していただきます。

 ①開催日の10日前から事前のプレゼン動画を配信、当日のリモート懇談会はOB/OGとの懇談を中心とします。

 ②開催日の10日前から事前のプレゼン動画を配信、当日のリモート懇談会で更にプレゼン、続いて懇談を実施します。

 ③事前のプレゼン動画はなしで、当日懇談会にてプレゼンと引き続き懇談を実施します。

    当日の懇談会は企業ごとにZoomによる懇談会とし、下記タイムスケジュールにより開催されます。Zoomへの参加URL、ID、PW等は参加申込者に配信されます。

3.参加企業、タイムスケジュール → こちらから

   申し込みをされると折り返しZoomの参加方法が返信されます。

4.申し込み方法

   申し込み⇒こちらから

  応化生諸君はメルマガからの申し込みをお願いします。

5.対象学生

 学部生、大学院生(修士、博士、一貫制博士)およびポスドク

   (進路決定を間近に控えた学部3年、修士1年、博士、一貫制博士課程修了予定者およびポスドクを主体としていますが、将来へ備えての学部1・2・4年生、修士2年生の参加も大歓迎です。)

6.対象学科 応用化学科および応用化学専攻、化学・生命化学科および専攻、生命医科学科および専攻、ナノ理工学専攻、生命理工学専攻等

  (その他学部・研究科・学科・専攻を問いません。)

7.お問合せ 本件に関する問い合わせ・要望等は下記の専用アドレスまでお願いいたします。

       guidance_2020@waseda-oukakai.gr.jp

 

 

 

2020年度 企業が求める人材像

11月14日(土)に「企業が求める人材像」が開催されました。本企画は、学生の役にすぐに立つような就職活動セミナーや企業説明会とは異なり、テーマに沿って会全体で活発に意見交換と議論をして、将来どこかで役に立てるように見識を広げることを目的としています。

本年度のテーマは「アントレプレナーシップに学ぶ」となりました。「アントレプレナーシップ」は初めて聞く言葉であったためすぐに調べ、起業を指す言葉だと分かった際は、「起業について学ぶことが将来の役に立つことはないだろう」と思いました。結論として、この考えは間違っていました。

実際に本企画では、アントレプレナーシップを専攻して日本人で初めて博士号を取得された、早稲田大学商学学術院の東出浩教教授をお招きし、二部構成で会を進めました。

第一部は東出教授によるアントレプレナーシップについての講義でした。起業を行う目的とは「お金を稼ぐこと」のみならず、自らのアイデアをベースとして、何かに没頭できたりその行動に意味を見出せるような環境を自ら構築し、自分の理想とする形を作り上げることであると学びました。また東出教授は起業のための必要条件が「失敗を恐れずに行動してみること」であることも強調されていました。

第二部ではアントレプレナーシップについての海外の動画(アイデオ社のショッピングカートを5日間で作る)を鑑賞した後、東出教授と学生間で円滑な討論を行いました。動画はすべて英語であったものの、参加者たちが自由な発想のもと討論したり実際にカートを試作してみて、和気あいあいと何日間も改善を何度も繰り返し、その中で利便性も追求した独自のカートを完成させる様子が映っておりました。またその後の討論では、学部1年から修士2年の学生および参加されたOBの方まで、日本や諸外国の文化の違いにも踏み込みアントレプレナーシップにも着眼点をおきながら、今後の社会についても深く議論を行いました。

私はこの企業が求める人材像に参加して、応用化学科の学生はただ研究を行うだけでなく、アントレプレナーシップを持つことで、世界全体を大きく動かす可能性があるのだと学びました。和田先生が会の途中で「iPhoneをただ買う人間であってはいけないよ」とご発言された通り、「今後の社会を良くしていくのは自分たちだ」という意識のもと、主体的に行動することが大切であることに気づきました。

そして最後に、新型コロナウイルス感染症下においても感染対策を徹底することで、対面での開催を実現でき、学生たちの視野を広げる貴重な会となりました。講義をされた東出教授、企画構成の主導をされた和田先生および運営にご協力頂きました皆様に厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

文責: M1 藤田聖也