2021年度 応用化学専攻褒賞・奨学金授与式

3月3日木曜日、コロナ禍の続く情勢の中、応用化学専攻褒賞・奨学金授与式がzoomを用いたオンライン形式で細川誠二郎准教授の司会により挙行された。鹿又宣弘先進理工学研究科長の祝辞で始まり、水野賞・水野敏行奨学金、中曽根荘三奨学金、里見奨学金森村豊明会奨励賞の4つの褒賞・奨学金授与式が行われた。なお、応用化学会給付奨学金は学部生まで対象を拡充し、4月選考予定のため、本授与式ではなく、応化会総会での表彰を予定。画面上で賞状を表示しながら33名の受賞者が表彰された。

 

 水野家代表、元応用化学会会長の河村宏様をはじめ、応用化学会副会長の橋本正明様、里見奨学会事務局長の田部修士様、森村豊明会理事の森村潔様より受賞者にご祝辞と励ましのお言葉を頂いた。 

 

最後に、水野賞受賞者の浅子 貴士君が、受賞者代表として御礼と今後の抱負を述べ約40分の式は閉会となった。

 続けて開催された記念講演会では、東京理科大学 佐竹彰治教授から「現代昔ばなし わらしべ長者」と題し、応化入学のきっかけから応化学生委員時代の故・清水先生とのエピソード、清水研時代のアルカロイド類の合成研究、学位取得後の理研および奈良先端大での有機合成を武器としたポルフィリン構造体の合成と光捕集アンテナへの展開など、盛りだくさんの内容をご紹介いただいた。新たな分野へと研究を展開された経験をユーモラスに語られ、率直な語り口の中に先生のお人柄が伝わる講演であった。短期的な視点での役立つ、役立たないだけではなく、誰もやっていないと自信を持って言えるやりたい研究に是非取り組んでほしい、という先生の想いと激励は受賞者に響いたのではないかと思う。

 その後のオンラインで実施した受賞者の研究発表会では、水野賞受賞者が2分、奨学金採用者が1分で各自の研究を紹介し、その後ブレイクアウトルームを利用して参加者の活発な議論、懇親会を兼ねた交流が展開された。受賞者同士がお互いの研究について熱く語り合い、今後の進路について忌憚のない意見交換がなされ、対面実施はできなかったが密度の濃い時間を過ごすことができた。

 受賞者の益々の発展を期待すると同時に、これだけ多くの褒賞・奨学金を独自に持つ応用化学専攻・応用化学科の力強さを改めて感じた一日であった。

(文責:広報委員会)