応化会活動」カテゴリーアーカイブ

応用化学会中部支部第12回定期総会と交流会のご案内

2019年2月15日

4月6日(土) 16:00~20:00

河合塾講師  大宮 理氏

“化学教育と大学入試の化学

~高校の化学の今、大学入試の化学の今~

第12回定期総会と交流会は、応用化学会会長の西出宏之教授にご参加頂き開催いたします。

交流会では河合塾中部地区化学科講師大宮理氏(新制46回)より、『化学教育と大学入試の化学』と題し、現在の高校の化学と大学入試の化学およびこれからの入試の変革などについて、また最新の化学の話題などについても触れてご講演頂きます。

大宮理氏は長年塾講師として多くの若者を一流大学へ進学させ、その教育内容と成果は受験生とそのご家族より高く評価されており、『化学の大宮』で受験生には有名です。皆様、取り分け受験生を持っておられる会員の方々には、大変関心の高いテーマですので、講演会には受験生ご本人のご参加も歓迎いたします。

講演終了後には、西出会長と大宮氏を囲んで懇談の機会を持ちますので、会員の皆様方の積極的なご参加をお願い致します。又、西出研卒業生の皆様には、絶好の懇親の機会ですので奮ってご参加頂ければ幸いです。

                                  早稲田応化会中部支部支部長 三島 邦男

                           記

1.開催日時: 2019年4月6日(土) 受付15:30より

2.場所: 北京料理「百楽」名古屋店14階会議室(JR名古屋駅桜通口より徒歩3分)

3.支部総会: 16:00~16:30  

・2018年度事業実績報告および2019年度事業計画について

4.講演会: 16:30~18:00

・題目:「化学教育と大学入試の化学」

・講師:大宮 理氏  

      (略歴)1996年 早稲田大学理工学部応用化学科 土田・西出・武岡研究室卒。

                                   1997年 代々木ゼミナール化学科講師

                                  2007年 河合塾中部地区化学科講師~現在に至る

5.懇談会: 18:00~20:00 「百楽」15階ホールにて開催 (会費5,000円)

6.お申し込み先 → こちらから

        ・勝手ながら、来る 4月3日(水)までに申し込みをお願いします。

       ・問合せ先 中部支部代表幹事 堤 正之 m.tsutsumi@fuga.ocn.ne.jp

                                                     以上

第10回早桜会講演会の報告

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  第10回早桜会講演会を2018年9月22日(土)に大阪・中央電気倶楽部で開催しました。

  演者は、古川直樹氏(新36回 城塚研 ㈱カネカ 常務理事R&D企画部長)にお願いし、企業の中での研究者・技術者のあるべき姿、心構え、考え方について、特に若手研究者・技術者向けにお話しいただきました。

   

  演者は、若い新入社員時代からいくつもの社内プロジェクトに参加する機会があり、特に社を挙げての大きなプロジェクトに参加できたときは、自らの成長を確信できるような感動があったそうです。

 企業研究者・技術者は、できれば学位を取得し、学会等で大学の先生や社外の研究者・技術者と交流し、人脈と知識の幅を広めていってほしい。 語学、特に英語については、ある程度堪能であることはこれからの時代は必須であり、自分なりの努力を続けて欲しい。

 会議等の場で、自分が正しいと考えている事象については、たとえ言いにくいことであっても勇気をもって主張しなければならない。 他にも多数参加してくれた若手からいろいろな質問が出され、一つ一つ丁寧に答えていただきました。

 講演会には、来阪中の応化会西出会長にもご出席いただきました。

講演終了後は、いつもの特別食堂に席を移し、和やかな歓談の場が持たれました。西出会長には、エールの音頭もとっていただき、フレーフレー応化会の叫びが大阪でこだましました。

出席者

古川直樹(新36回)、西出宏之(新20回)、津田實(新7回)、井上征四郎(新12回)、市橋宏(新17回)、井上昭夫(新17回)、田中航次(新17回)、岡野泰則(新33回)、斎藤幸一(新33回)、牧芳彦(新34回)、和田昭英(新34回)、原敬(新36回)、高田隆裕(新37回)、中野哲也(新37回)、髙島圭介(新48回)、荒井直樹(新50回)、遠藤文子(新50回)、數田昭典(新51回)、澤村健一(新53回)、吉原秀輔(新55回)、陳鴻(新59回)、猪村直子(新60回)、古山大貴(新65回)、前田傑(新65回)、御手洗健太(新65回)

以上 25名

   (文責 田中)

「先輩からのメッセージ2019」開催報告

 

 2019年1月19日(土)第11回フォーラム「先輩からのメッセージ2019」を開催しました。その概要をここに報告いたします。

 本年の経団連の「採用選考に関する指針」は昨年と変わらず、会社説明会等の広報活動開始時期は3月とされましたが、本フォーラムは、採用に向けた会社説明会とは異なり、先輩の眼を通じた各企業のアクティヴィティ、社会人としての過ごし方や後輩への期待等を話していただく、学生の進路選定の一助、キャリア教育の一環であることから、大学側と慎重に協議いたしました結果、開催日を1月19日(土)といたしました。これに基づき、後述の「企業ガイダンス」掲載企業に「先輩からのメッセージ2019」への参加をお願いしたところ、59社からご賛同をいただき第11回の開催の運びとなりました。早稲田応用化学会のホームページには学生向けのコンテンツの一つとして「企業ガイダンス」掲載欄を設けており72社に参加いただいています。
 ビジネス現場の第一線で活躍中の身近な世代の先輩がそれぞれの企業の特徴、ビジネスモデル、講演者自身のビジネスライフの様態、キャリア開発の実績、求められる人材像など、限られた時間内でコンパクトにまとめて講演いただきました。企業からは講演者、同行者を合わせて約140名に参加いただきました。内OB/OGの参加は講演者を含めて90名となりました。学生の参加数は総数192名で、内応用化学科及び専攻が約75%、その他化学・生命化学、生命医科学、電気・情報生命工学等からも広く参加を得ました。また参加学生の84%が10社以上の講演を聴講したと回答しており、企業や先輩の動向への関心の高さがうかがわれます。 

和田教授によるオリエンテーション

 フォーラム開始前のオリエンテーションでは、和田教授からご挨拶と特別講演のご案内、保谷交流副委員長から講演についての注意・お願い事項の説明がありました。その後、12:30より一斉に講演がスタートしました。会場は6教室で、これまでと同様に前半と後半の2部制として各社2回の講演を行っていただき、参加学生が希望する企業の講演をできる限り聴講できるようにいたしました。全講演の学生延べ聴講数は約2,400名となり、積極的に講演会場の教室を回ったことがうかがわれます。会場の各社講演風景は下記ボタンをクリックしてご参照下さい。

201・202教室   203・301教室   302・303教室

また、企業控室として使用の教室では、特別講演として菅原教授による「最近の早稲田大学応用化学科について」と和田教授による「早稲田大学応用化学科の就職活動概要」をそれぞれ30分で2回講演いただきました。

 本年は学生受付教室に企業からの配布資料置き場を設置し、35社がパンフレット等をおいていただきました。受付終了後の学生が、各社の配布資料を閲覧し、持ち帰っていました。

 講演会終了後は参加いただきました企業在籍のOB/OGおよび同行者を囲んで懇談会を催しました。企業側、学生出席者多数で大盛況の懇談会となりました。町野交流委員長の司会のもと、主催者を代表して西出会長から参加企業への御礼と挨拶、教室を代表して門間主任教授の乾杯発声をかわきりに懇親を深め、フォーラムの延長となる学生と企業との質疑応答を含めて話が弾み、会場は熱気にあふれました。学生にとっては昼間のフォーラム、夕刻からの懇談会を通して、日常の学習、研究に加えて、将来の進路選定への貴重なアドバイスを先輩諸兄から頂戴し、学んだことも多かったものと確信しています。橋本副会長の中締めの挨拶、神守学生委員長の一本締めをもって全プログラムを盛況のうちに終了いたしました。懇親会風景は下記のボタンをクリックしてご参照ください。

懇親会

 今回のフォーラムにご賛同、ご支援いただきました企業、および熱気溢れる講演、懇談会における後輩を思いやる親身なアドバイスをいただきました先輩と、同行された関係者の皆様にはこの場をお借りしてあらためて厚く御礼申し上げます。

(文責 交流委員会 写真 広報委員会)

Ⅰ プログラム概要

  1. 日 時  2019年1月19日(土)
  2. 会 場  西早稲田キャンパス 54号館2F~3F教室
  3. 受 付  企業関係者は講演会場にて11:00から、学生は54号館101教室で12:00から
  4. 内 容 
      講 演 会  :12:30~15:13 【第一回】
      【休憩】   :15:15~15:30
      講 演 会  :15:30~18:13 【第二回】
      懇 談 会  :18:30~20:00 【63号館1Fロームスクエア】
  5. 対象学生  学部生、大学院生(修士、博士、一貫性博士)およびポスドク(進路決定を間近に控えた学部3年、修士1年、博士課程、一貫性博士課程修了予定者およびポスドクを主体としていますが、将来へ備えての学部1・2・4年生、修士2年生の参加も歓迎します。)
  6. 対象学科   応用化学科および応用化学専攻、化学・生命化学科および専攻、生命医化学科および専攻、ナノ理工学専攻、生命理工学専攻等(その他学部・研究科・学科・専攻を問いません。)

Ⅱ 「先輩からのメッセージ2017」教室番号、タイムスケジュール(54号館)

Ⅲ 「先輩からのメッセージ2017」特別講演スケジュール

  1. 「最近の早稲田大学応用化学科について」   講師:菅原義之        
      13:30~13:58 @54号館204号室   17:15~17:43 @54号館304号室      
  2. 「早稲田大学応用化学科の就職活動概要」   講師:和田宏明        
           14:30~14:58 @54号館304号室   16:15~16:43 @54号館204号室

Ⅳ 参加した学生(フォーラム参加学生の詳細)

*それ以外の学生は化学・生命化学専攻、生命医科学専攻、ナノ理工学専攻、電気・情報生命専攻、物理学及応用物理学専攻、創造理工研究科経営デザイン専攻

Ⅴ アンケートを踏まえての総括

1.今回のフォーラムの全体的な評価

アンケート回答者では、参加企業、学生ともほぼ全員が、「満足」「ほぼ満足」と回答しており、フォーラムは評価されていると考えられます。

質問に対し多岐にわたる回答がありましたが多かったものをまとめると次の通りです。

1)学生からの回答

 ①いろいろな企業が一堂に会していて、業界を知ることができてよかった。
 ②OB・OGからは、仕事や生活の具体的な話が聞けて参考になった。就活のアドバイスをもらうこともできた。

2)企業参加者からの回答

 ①学生の熱心さ

  • 特別講演
  • 他社聴講やスケジュール通りの進行などの運営
  • 他社講演の聴講が可能

が評価されました。

 

2.運営について

1)講演時間の13分/社については企業の81%、学生の80%が適当と回答しました。但し学生の入れ替え時間が短いとの意見も多くみられます。参加企業数も増えてきており、施設規模、運営陣容を含め今後の課題です。

2)会場について本年度は学生の7%が企業によっては狭いと回答したものの、講演企業では98%が適当と回答されており、部屋割りはおおむね順調にいったと考えられます。

3)開催時期は、学生の69%が1月開催で良かったと回答、29%が前年12月を希望しています。企業からも、絞り込む前に幅広く知ってもらうということを評価する声も多く聞かれます。 本フォーラムは、経団連指針による会社説明会と趣旨を分けていることもあり、来年の開催時期については教室側のご理解をいただき、1月開催で考えていきたいと思います。

4)懇談会は年々参加者が増え、会場が狭いという意見が多くありますが、適当な代案も難しく、大きな課題になります。

 

3.まとめと次回開催に向けた課題

  本年は59社に参加いただき、また、学生参加数192名でそのうち84%が10社以上を聴講し延べ聴講数2,400名という熱気にあふれたフォーラムとなりました。学生は優良企業からの具体的な情報が得られ、企業側も自社に対する理解を深めてもらうという状況が、両者にとって本フォーラムの高い評価につながっていると思われます。

  学生側からは講演時間が短い、会場移動があわただしい、企業側からは講演時間が短い、同一時間帯での企業割り振りなど改善希望点も指摘されています。今後とも参加企業を増やしていくことと、日程を含めた運営方法との調整が課題となります。

  今後の参加企業として、食品・飲料、医薬などが希望されており、また電機やIT、自動車、精密機器など現在参加が少ない業種へのアプローチも課題です。一方、講演時間の要望も考慮しますと、施設面、運営人員面での課題も大きく、教室側と連携をとって次年度の運営を早めに議論していくことが求められています。

なお、「先輩からのメッセージ」及び「企業ガイダンス」に関するお問い合わせならびにご要望等は下記メールアドレスの交流委員会または事務局宛お願いいたします。

  E-Mail :guidance@waseda-oukakai.gr.jp
      〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1
  早稲田大学 先進理工学部応用化学科内 早稲田応用化学会 事務局長 寺嶋正夫
  TEL 03-3209-3211 内線 5253
  FAX 03-5286-3892
  E-Mail: oukakai@kurenai.waseda.jp
     URL :  http://www.waseda-oukakai.gr.jp

応化給付奨学金受給者の集い(第一回)

西出会長 開会の挨拶

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平成30年11月10日(土)午後、応用化学科給付の奨学金を受け博士号を授与されて、社会の様々な方面で奮闘されている面々が西早稲田キャンパスに集まって参りました。遡ること夏の盛りに、西出 宏之会長の声掛けを受け、河村 宏氏(元会長)、平林 浩介氏(元副会長)、下井 將惟氏(元副会長)ら有志が西早稲田キャンパスで、応化会として何か新しい企画が出来ないか検討を始め、それが応化会の将来を支える一つになればとの想いも交えて生まれたのが「応化給付奨学金受給者の集い」でした。

大学院で博士を目指して5年間に亘り修学、研究に没頭する応化学生を支援し、顕彰するため、応化会皆様の志をあつめて原資とした応化給付奨学金、および同じく水野 敏行、平田 彰、中曽根 荘三、里見奨学会奨学金受給者、古賀 憲司褒賞受賞者に呼びかけました。母校に参集し、近況を披露しあい、親交をあらためるホームカミングデーであり、奨学生選考に携わってきた方々も支援の思いを秘めてホストとして参加して、交流することを目的とした企画で、第一回は新51回生~新57回生(2001年~2007年学部卒相当)の博士修了者に声を掛けさせて頂きました。 ( 案内状 → こちら 

当日参集された奨学金受給者の皆さん

当日は、地方からの参加者も含め11名のかつての受給者が参加、平林 浩介氏(新10)の司会で、西出 宏之会長(新20)の挨拶でスタート致しました。会長からは、応化の博士奨学金の経緯を再度紹介、交流とネットワークに期待しているメッセージをいただきました。

続いて、黒田 一幸副会長(新24)のご挨拶では、以下のメッセージが伝えられた。ご自身が受けられた日本証券奨学財団の奨学金では、奨学生の同友会の会合が毎年あり、会報も発行している。台湾へ留学している人向けの台湾の団体からの奨学金では、台湾の人が日本留学時の日本ロータリークラブ会員からの支援への恩返しだそうである。応化会ではシニアの方々がお金のみならず貴重な時間も提供して下さっている。ご挨拶の最後は、貧しい家から托鉢に回るべきと諭した釈迦の話と「世の中のために喜ばれるようにお金を使っている人にお金を使う」という言葉を紹介されて締めくくられた。

黒田一幸副会長のご挨拶

続いて、奨学金受給者11名が自己紹介をしました。 最近の研究内容であったり、会社のことであったり、中には、同じ会社で働く応化OB/OGのメッセージを加えて紹介する人もあり、皆さんからわかりやすく紹介頂きました。  (参加奨学金受給者のリストは → こちら、 各奨学金受給者の自己紹介写真は → Galleryへ

奨学生からの近況報告

ここで司会を下井 將惟氏(新13)にバトンタッチし、今日の場のメインである交流の時間がスタートしました。河村 宏氏(新09)に乾杯をお願いしたが、まず乾杯をした上で、応化奨学金との関わり合いを紐解きながら、熱い想いを語られました。

河村元会長 乾杯

水野賞は 兄が管理していたが、2003年に応化との再会をした際に 自らの身体で体感しようと、博士課程の皆さんと関わり合いを持ったこと。水野賞の後を担うように2007年に応化会奨学金を創ったこと。就職談話室(今の先輩からのメッセージの前身)を立ち上げ、会社に入ってからも 配属先を報告してもらい、年末に「しのぶ」を借り切って、色々なフィールドの人に会う場を提供する「再会」をいう催しをしてきたこと。
大学に恩返しをしたいという父の想いを引き継いだが、応化会は、若い人は去り、年輩者は歳を取り、空洞化して来ている。中堅の皆さんにリターンしてもらい 同窓の良さを伝えたいという西出先生のアイデアに諸手を上げて賛成した。
今日参加出来ない博士からも連絡を受けて、是非来年は参加したいとも言われている。皆さんのような若い人に囲まれて酒をのんでいる人は仲間には居ない。皆さんとの関係は財産となっている。 横のネットワーク構築はやってきたが、縦の関係は出来ていない。研究室を超えて、ネットワークの再構築をしてほしい。これが応化会の理想形と思う。今日はキックオフ。来年は20~30人でやれるようにならないかと思う。」と締めくくられました。

河村 宏元会長の乾杯の挨拶の後を受け、懇親会の場で、まさに縦の会話が始まりました。
今日、集まった博士の皆さんからは 来年は誰を連れてこようとか コアの拡大の話が聞こえてきましたが、あっという間に時間が経ち 橋本 正明副会長(新21)の中締めの挨拶を頂き、受給者の田原 聖一氏(新51)の一本絞めでお開きとなりました。 その後、早稲田の街へ場を変えて、交流の続きをされたと聞いております。 来年、またお会いしましょう。 

懇親会

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(文責 事務局 高橋 宏)

広報委員会 北京訪問

広報委員会では昨年8月に急遽、佐々木委員長が北京勤務となったため、応用化学会報のデジタルアーカイブ化等の様々な課題についてメールを活用して協議を重ね、委員会を運営。転勤がある『現役世代』も参加出来る新たな委員会運営の形を模索しています。
委員会終了後の懇親会の際、夏休みを利用して広報委員会の有志で佐々木委員長を訪ねようという話で盛り上がり、佐々木委員長に相談したところ、快諾して戴いたため、9/1~6日で井上 健(前広報委員長 新19)と新谷(広報副委員長 新34)を含め4名で北京を訪問。委員長自らスケジュールを組んで戴き、北京で人気の料理やツアーでは行く事の出来ない観光地などをご案内戴き、改めて親交を深めました。
 9月3日は中国アフリカ協力フォーラムの首脳会議 (習近平ら国家主席が3年間で600億ドルの経済支援を発表)開催があり、北京市内では厳重な警戒体制の状況でしたが、この開催に向けて北京近郊の工場の操業を約1週間停止したため、PM2.5などの影響が全くなく、幸運にも雲一つない青空の北京を堪能しました。

広報委員会IN北京開催

 日本に留学経験があり、流暢な関西弁を話す王さん(佐々木委員長の部下)も参加して戴き、北京で人気の新鮮なマトン料理とアルコール度数50度超の白酒で懇親会をスタート。佐々木委員長は北京と上海に拠点を構えているため、中国の事業環境、キャッシュレスのスマホ(QRコード)やカードによる決済環境など、国家主導によるスピードで日本の先を行く中国の姿を垣間見ることが出来ました。


北京郊外観光(金山嶺長城)

 『金山嶺長城』は万里の長城の代表的な場所で、北京から約130km離れた場所にあり、全長10.5km、建築様式が異なる望楼が67、燈火台が2つある明代の長城です。中国の大型連休・国慶節では一日8万人訪れる『八達嶺長城』が有名ですが、金山嶺長城は観光地として現在整備中で、ツアー観光客が気軽に訪問出来ない場所です。見渡す限り人の姿が見えない絵葉書のような素晴らしい景観で、貴重な場所でした。

 全員揃っての最後の夕食では、北京ダック(北京では砂糖をつけて食べるのが流行だそうです)・蛙料理や最新のデザートなど雲南料理を含め、各地の色々な料理を楽しめました。

北京は日本に比べてセキュリティ(X線検査や手荷物検査など)が厳しいですが、地下鉄網が整備され、北京市内(紫禁城・頤和園・天壇公園など)は気軽に観光出来ます。
今回は初めての企画のため少人数での訪問となりましたが、学生たちが世界を身近に感じる機会提供として、海外で活躍するOBとの交流企画も面白いと思いました。
夏季休暇を調整して戴き、ご対応戴いた佐々木委員長、部下の王さん、林さんに改めて御礼申し上げると共に、益々の中国での事業ご隆盛を祈念しております。

(文責:広報委員会 新谷)

第15回応化会中部支部交流会報告書

平成30年11月10日(土)16時30分~19時30分、名古屋駅前ダイヤビル1号館会議室にて、会員17名参加の下、交流会(含懇親会)が執り行われた。

 まず山崎副支部長から今回の講演者である早稲田大学先進理工学部応用化学科松方正彦教授の略歴等の紹介があった。その後、三島支部長から参加者へのお礼と、8月3日の役員会(応用化学創立100年の歴史と経緯についての興味深いお話が合った)のお礼があり、以降、松方教授の講演に移った。演題「2050年を目指した炭素循環型産業について」の講演を頂いた。

 

講演の要旨

 近年、COP-21パリ協定のCO2排出量80%削減を目標として、自然エネルギー導入の他に、石炭・石油の時代を経て2010年頃からガスの時代に入っているが、これも50年程度とみられておるところから、ダイナミックな技術と社会システムの転換が急速に進むと思われる。

講演する松方教授

 未来型技術開発を考察する際の基準として、ビジョンを示す国連の合意を得たSDGS、Tokyo GSC Statement2015、COP-21があり、開発目標を提示するICEF21、NESTI2050がある。
 2050年に向け化学産業は国際競争力強化のため、国内コンビナートでは過剰設備の解消、統合運営等を行うこと、エクスポートパリティの確保、海外に売れる技術の確保、オープンイノベーションによる次世代の人材育成が必要となる。国内コンビナート事業の縮小・均衡は最先端技術の開発実現による国際競争力があってこそ可能となる。
 2050年にCO2削減80%を達成する技術を想定しバックキャストして、前述のフォアキャストした技術とすりあわせた開発の動向を定めていくことが重要である。
 NESTI2050では省エネルギー、畜エネルギー、創エネルギー、CO2固定化・有効利用のテーマを設けている。この中の省エネルギーでのテーマとなっている膜分離について、米国ジョージア大学での省エネ検討例、大型の産業・学会連携が推進されていることや、天然ガス中のCO2分離回収コストの試算例、膜利用によるCO2除去にかかる省エネ効果、各種分離膜のCO2/CH4分離性能についての紹介があった。
 併せて原油から高付加価値の化学品を作る革新的技術開発の潮流として、水蒸気分解、直接分解(RFCCなど)の他に、膜分離による原油からの炭化水素製造も検討されているらしいとのことである。
 炭素循環型化学産業とは、CO2の回収⇒CO2の水素化⇒基礎化学品の分離精製⇒ポリマー、エンプラ、ファインケミカルズの製造など高付加価値製品へと展開することである。膜材料としてのゼオライトに関しては、種々のゼオライトと分離対象物質の分子径の比較や蒸留塔が不要となるAg⁺イオン交換型のゼオライト膜のメカニズムが調査されている。
 CO2からのメタノール生産はすでにアイスランドで事業化されている。CO2分離技術は石油精製石油化学、ファインケミカルズ、製薬・溶剤リサイクル分野全体で行うことが必要である。

続いて、三井化学人事における女性活用の話をベースにした講演に移った。

人口減少が続く昨今、このままでいくと2100年には人口が2,500万人にまで減少する。仮に出生率が2,07になったとしても6,000万人程度にしかおよばず、労働力不足は明白である。
そこで、米国に比べ女性の労働人口が少ない日本では、女性だけでなく高齢者、障害者、LGBTの人、外国人等が働ける職場の構築が必要となる。
その状況下、発生してくる体力的・精神的諸問題についてはAI利用等のプロセス改善や設備改善などにより安全性を確保することになる。例えば、工場で働く人の半数を女性にすると決め、年齢構成、子供の数、学童保育など、何が必要になるかを抽出すれば、それを実現するための設備対応技術がみえ、女性の活用と技術開発が繋がってくる。

講演終了後は、松方教授との懇談や会員間の親睦を図った。  

全員写真

出席者(敬称略)

講師:松方正彦(34回生)
三島邦男(17回生)、堤正之(17回生)、後藤栄三(19回生)、小林俊夫(19回生)、秋山健(19回生)、柿野滋(19回生)、谷口至(22回生)、木内一壽(24回生)、山崎隆史(25回生)、浜名良三(29回生)、服部雅幸(32回生)、上宮成之(35回生)、櫛谷文彦(39回生)、大高康祐(41回生)、植村裕司(44回生)、若林隆太郎(57回)、以上17名

 

(文責:谷口)

 

 

「先輩からのメッセージ2019」タイムスケジュール

早稲田応用化学会 交流委員会

 先にご案内いたしました標記のタイムスケジュールならびに部屋割りが決定いたしましたので、お知らせいたします。

1.日 時  2019年1月19日(土)
2.会 場  西早稲田キャンパス 54号館2F~3F教室
3.受 付  

学生諸君の受付は54号館101教室にて12:00から
同室に会社案内等企業からの配布資料が置いてありますのでお持ちください


4.内 容  

講 演 会  :12:30~15:13 【第一回】
【休憩】   :15:15~15:30
講 演 会  :15:30~18:13 【第二回】
懇 談 会  :18:30~20:00 【63号館1Fロームスクエア】

5.対象学生

学部生、大学院生(修士、博士、一貫性博士)およびポスドク(進路決定を間近に控えた学部3年、修士1年、博士課程、一貫性博士課程修了予定者およびポスドクを主体としていますが、将来へ備えての学部1・2・4年生、修士2年生の参加も歓迎します。)

6.対象学科 

応用化学科および応用化学専攻、化学・生命化学科および専攻、生命医化学科および専攻、ナノ理工学専攻、生命理工学専攻等(その他学部・研究科・学科・専攻を問いません。)

7.申込方法 

当日の受付混乱を回避するため、参加希望の学生は事前登録にご協力をお願いいたします。
           申し込み⇒こちらから

8.事前確認 

聴講を希望する企業および懇談会で個別対話を希望する企業については、
事前にHP掲載の「企業ガイダンス」にて情報の確認をお願いします。
IDおよびPW不明の場合は応化会事務局まで問い合わせてください。
【新規企業を含め
77社が掲載】
          E-mail:oukakai@kurenai.waseda.jp
          TEL 03-3209-3211(内)5253

9.タイムスケジュール

タイムスケジュールおよび部屋割りは下記の通りです。(詳細は→こちら

入場は自由、無料ですので、奮ってのご参加をお待ちしています。
なお、服装はリクルートスーツ厳禁としていますのでご協力ください。

 

第30回早桜会懇話会の報告

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 第30回早桜会懇話会を11月17日(土)、神戸大学理学研究科化学専攻の見学ツアーという形で開催いたしました。講師には神戸大学大学院理学研究科教授の和田昭英氏にお願いいたしました。

 和田研究室では、超短パルスレーザーを用いて分子の励起状態を観測し、化学反応の状態理解を中心とした研究を行っています。今回ご紹介いただいたのは、フェムト秒(1000兆分の1秒)の光パルスを与えることで、素反応レベルで反応を制御し、目的反応をより選択的に進めるための観測・制御を行う新しい光化学に関するご研究です。

 和田研究室では学生自らが観測装置を組み立てており、実際の装置を見学させていただきました。レンズ・レーザー等が複雑に入り組んだ職人技に、参加者一同、興味津々で予定時間をおすなど質問が絶えませんでした。

 続いて、分子の励起状態について研究されている各先生方にご協力いただき、分子フォトサイエンス研究センター准教授(理学研究科化学専攻兼担)の笠原先生、分子フォトサイエンス研究センター教授(理学研究科化学専攻兼担)の小堀先生にご研究内容をご紹介頂きました。笠原研究室では、高分解能のレーザー光を作り出すため、部屋一室をレーザー発生室とし、穴を開けた壁からレーザーを照射して別室で測定するなど、大掛かりな測定をしながら励起状態の分子を観測することで、分子構造の決定をしておられます。小堀研究室では、反応の初期状態の観測を中心にご研究されており、今回は光合成の初期状態を世界で初めて観測した内容をご紹介いただきました。

 最後に化学専攻准教授の高橋先生より、XRD測定による分子構造解析についてご紹介いただきました。サンプルを測定するだけで、分子構造を自動で解析してくれるという目から鱗の高度な技術でありました。

 見学の途中では、大学構内から神戸市内を見渡せる場所へ寄り道をするなど、外部会場ならではの雰囲気を感じることが出来ました。

 今回の懇話会では約2時間半のスケジュールで進み、量子力学の奥深さを感じつつも、非常に高度な内容が盛りだくさんで、多くの刺激を受ける1日となりました。

 見学会終了後は、JR六甲道駅付近での懇親会に移りました。今回は忘年会もかねて開催し、大変賑やかな会となりました。

(文責 桜井)

出席者

津田實(新7回)、井上征四郎(新12回)、前田泰昭(新14回)、田中航次(新17回)、市橋宏(新17回)、和田昭英(新34回)脇田克也(新36回)、中野哲也(新37回)、數田昭典(新51回)、澤村健一(新53回)、陳鴻(新59回)、桜井沙織(新64回)

第14回評議員会報告

司会 下村基盤委員長

 

第14回評議員会が2018年10月20日(土)14時より理工学部61号館104教室で基盤委員長の司会で開催されました。評議員37名、関係者含め総勢51名の出席をいただきました。本年は一昨年、昨年より若干出席者は増加しております。特に学生委員の評議員の参加が多く若い方々の意見が多くでました。

  西出会長挨拶

早稲田応用化学会西出会長

・就任の経緯
 学外会長が同窓会としての姿であるが、次期会長候補が直ちに就任できない状況であり拝命した。
・最近の応化会活動
 学生委員が精力的に活動しており、9月には学生工場見学を実施、12月には学生企画フォーラムを予定している。
 河村元会長、三浦前会長の熱い想いにより、応用化学会は活性化し、「一つの成功した同窓会モデル」として学内で認知されている。この流れを引き継いでいきたい。
・会費の納入
 卒業後10年程度の若手OB/OGの応化会離れ対策を迅速に行いたいが、現役OB/OGのボランティアによる運営ではマンパワーが不足している。積立金の活用等により各委員の負担を増やさずに行いたい。
・応用化学会100周年に向けて
 同窓会としての仕組みを上手く活用し、会員数の維持、会費納入率向上だけでなく、評議員の皆さんと夢を語り合いたい。今回の議論の場もベテランから若手、学生まで広く闊達に語らう場として大いに活用してほしい。

  応用化学科百周年記念事業(和田先生より)

 昨年より新たな情報が加えられた早稲田応用化学科百年の歴史をまとめられた資料で説明頂いた。大変すばらしく興味深いものでした。

和田庶務理事

  委員会活動報告

下村基盤委員長、町野交流委員長、新谷広報副委員長より報告がありました。

  意見交換会

 年代別に4グループに分かれて「応化会の継続的な活動と百周年に向けて」というテーマで意見交換を行いました。

グループで意見交換

 

最後に各グループの代表から意見交換のまとめを発表をしていただきました。

  懇親会

懇親会は16時30分から56号館カフェテリアで門間先生(学科主任)のご挨拶、橋本副会長の乾杯で始まり、ここでも活発な意見交換が行われました。最後に黒田先生(副会長)のご挨拶があり、学生委員の神守さんの一本締めでお開きとなりました。

懇親会

第13回評議員会報告 ⇒ こちら
第12回評議員会報告 ⇒ こちら
第11回以前の評議員会報告は、こちら

(文責 基盤委員会 下村 啓、写真 広報委員会 相馬威宣、橋本正明、新谷幸司)

 

応用化学会による学生企画フォーラム2018のご案内(第二報)

早稲田大学応用化学会 学生委員会代表 政本浩幸(修士1年)
学生委員会学部生部会部会長 田中亮祐(学部3年)

昨年、ブリヂストン様をお招きし催した第三回学生企画フォーラムに引き続き、今年も学生委員会が企画し、運営するフォーラムを開催することとなりました。その第四回目として、JXTGエネルギー様の絶大なるご協力のもと、下記の通り開催いたしますので、多数ご参加をお願いいたします。

<正会員の皆様へ>

学生企画というイベントではありますが、是非昨年度同様多くのOB、OGの方々に参加していただきたいと思っております。

<学生会員の皆様へ>

 本講演会は、応用化学科が標榜する「役立つ化学、役立てる化学」を、身近な企業から学んでいただけると思います。また、現役で働いている社会人の方の生の声を聞くことができますので、今後の学習のモチベーションの向上や将来の進路の助けになることを期待しております。是非、ご参加ください!

1.講師

 講師1:小堀 史門 氏

    演題「若手社員が日米の現場で見た、グローバルに役立つ応用化学」

              2011年  早稲田大学大学院 応用化学専攻修了(黒田研究室)
              2011年  JX日鉱日石エネルギー株式会社入社
              2011年  川崎製造所 計画グループ
              2013年 製造技術本部 技術部 技術企画2グループ
              2015年  JX Nippon Chemical Texas Inc. Engineering and Technical Group
              2018年  JXTGエネルギー株式会社 製造本部 技術計画部 技術企画グループ
                   現在に至る

 講師2:高橋 麻登香 氏

    演題「子育て研究者のワーク&ライフ」

              2009年 早稲田大学大学院 応用化学専攻修了(黒田研究室)
              2009年 新日本石油株式会社入社
              2009年 中央技術研究所 化学研究所 情報化学材料グループ
              2017年 JXTGエネルギー株式会社 機能材カンパニー 機能材研究開発部 機能材料グ
        ループ
         現在に至る

2. 日程・開催場所

  2018年12月8日(土) 早稲田大学西早稲田キャンパス 52号館 52-102

3. 時間

 15:00-15:30     受付
 15:30-15:40     会社概要説明
 15:45-16:25     第一講演者講演

 16:25-16:35     休憩

 16:35-17:15     第二講演者講演
 17:30-19:00     懇親会

4.懇親会

・会場:63号館1階ロームスクウェア
・会費:3000円、学生会員は無料

準備の都合上、来る11月30日(金)までに申し込み願います。
上記期日以降の申し込みですと名札を準備できない可能性もございますので、ご了承ください。

以上