会員」カテゴリーアーカイブ

新18回(昭和43年卒)応化同期会開催報告

2025年10月15日

2025年10月15日(水)、大隈会館N201号室で同期会を1年ぶりに開催しました。出席者は昨年同様20名でした。ご本人やご家族の健康上の理由等でやむなく欠席された方も複数おられました。

保坂君の司会と挨拶につづいて、弁当形式の会食の後、参加者全員の近況報告(研究室単位で欠席者の近況を含む)、大学関連の活動紹介、会計報告と続きました。和気藹々の楽しい時間が流れ、来年の再会を誓って、15時に記念写真(中井君担当)を撮ってお開きになりました。

・今回も昨年に続き着席での会食でしたが、テーブルを5ブロックに分け、メンバー同士の懇親を昨年以上に楽しめる形式にしました。

・参加者の近況報告(4分/人)ではほぼ全員が傘寿以上になったこともあり、体調管理・認知機能維持・終活に関するお話が多かったように思います。一方で相変わらず写真・楽器演奏・旅行等の趣味やボランティア活動での社会貢献に元気に頑張っているお話も多々ありました。

(注)次回は2026年10月~11月頃を予定しています。詳細は各研究室の幹事から後日、ご連絡致します。同期の皆さん楽しく情報交換をしませんか、 是非ご参加下さい。 (幹事:杉本、進、品田、永田、関谷、曽根、鶴岡、小久保、渡辺(壮太郎)、渡部、中井、山形、金山、保坂、竹下)。

(文責 竹下哲生)

以上

新18応化同期会集合写真2025.10.15

2025年度早桜会秋季講演会(報告)

2025年度早桜会秋季講演会を2025年9月20日(土)に中央電気倶楽部にて実施いたしました。今回の講師には岡義久様(日本触媒 顧問)をお招きし、「計算機の進歩と私…そして、次の世代へ」という演題でご講演して頂きました。

【講師】岡義久氏 (日本触媒 顧問, 新33回)

【概要】

高校生の時に関数電卓を色々と使っていく中で数学の面白さを感じると共に、計算機のスピードの限界も感じていた。大学時代に一気にPCが進歩していく中で、研究室でも本格的にNECのPCが導入され、関数フィッテイングに勤しんでいた。PC-9801という複雑なプログラムが組めるPCを使用していた。しかし関数フィッティングはあくまで関数フィッティングであり、物事の本質は何か、どういう現象が起こっているのかを理解することが大切だということも大学時代の恩師から厳しく指導して頂いた。

日本触媒に入社するとプラント設計の部署に配属された。当時は電卓と24色の色鉛筆を使ってプラント設計を行うという非常にアナログな方式であった。入社2年目にプラント設計のプログラムを作成した。色鉛筆で2日かかっていた設計が数秒で出来るようになり、これまで1か月かかっていたプラントの性能解析がボタン1つで出来るようになった。一気にデジタル化が進んだ時代だった。1990年代前半にはプロセスシミュレーターが導入された。これは非常に難しい計算が出来るため、様々なことに利用できる非常に便利な物だった。計算速度も上がり、少ない改造投資で増産することが可能となった反面、基礎知識が無くても設計できてしまうことからブラックボックス化が進むという負の側面もあった。

その後2010年までは技術部長を務めていた。そこで過去の知識が消失の危機にあるという事実に直面した。というのも、紙の資料は字が消えかかっている物もあり、現場では都度変更が繰り返される中で資料がそれに追従していっていないケースも多く、情報の質も判別出来なかった。

その後は工場長や教育センター長を歴任。その中で若手の基礎知識の欠如や係長クラスの経験不足など、色々な課題に直面した。教育の仕組みを見直す必要に迫られ、昔は行わなかったような教育も随分やるようになった。女子の受け入れ体制も整えたが肝心の応募が無く、その点は課題である。継続的に教育をし、会社が粘り強く指導を続けることで、従業員は着実に成長しているという事例もあり、大事なことはしつこく言い続けることが大切である。

今後の展望としては、少数精鋭での運転マネジメントということになると考えられる。優秀な少数の人間で重要な部分をこなし、そうでない人は指示されたことを着実にこなす、という役割分担になるであろう。またDXによるサポートも期待される。将来展望としては無人で稼働し、遠隔で監視して、異常時は安全に自動停止という所を目指したい。AIブームの時代であるが最終的には人が判断しなければならない。AIには課題も多く、どこまで信頼性が持てるのかは人間が見定めるしかない。

講演後は質疑応答の時間も設けて頂きました。若手教育や女子雇用など、今日的話題も多かったため、参加者の皆様にて活発な議論が行われました。最後になってしまいましたが中部支部よりご参加頂いた北岡様もどうもありがとうございました。

ご多忙の折、今回のご講演を快諾して頂き遠方よりお越しくださった岡様に改めて感謝の意を示し、今回の報告を締め括らせて頂きます。

(文責:三品)

【出席者(13名)】

井上征四郎(新12回),前田泰昭(新14回),市橋宏(新17回),岡野泰則(新33回),斉藤幸一(新33回),和田昭英(新34回),脇田克也(新36回),髙田隆裕(新37回),澤村健一(新53回),陳鴻(新59回), 三品建吾(新59回),古田武史(新61回), 北岡諭(新36回)

早稲田応用化学会主催 「2025年度第1回先輩博士からのメッセージ」開催報告

【イベント名】

2025年度第1回先輩博士からのメッセージ

【イベント詳細】

開催期日;2025年7月26日(土)

会場:西早稲田キャンパス63号館202室+63号館ロームスクエア

講演形式;対面

14:00~14:05;開会挨拶

14:05~14:45;先輩博士・博士学生による講演(20分×2件、質疑込)

15:00~16:00;座談会(20分×3セット)

16:05~16:15;応化及び応化会関連の奨学金説明

16:35~17:55;懇親会

17:55~18:00;閉会挨拶

応化会会長による開会挨拶後、企業で活躍されている博士OG、および現役の博士後期課程に在籍している学生から、博士後期課程に進んだ動機、留学経験、企業と大学の研究の違いなどについて講演いただいた。座談会では参加者を学部~修士学生、および現役博士学生〜先輩博士を交えた少人数のグループに分け、講演に関わる質疑応答や博士後期課程での生活などに関して活発な意見交換が行われた。加えて、懇親会では様々な立場の学生·先輩博士の間で交流が深まった。様々な場所で本イベントに対して早めにアナウンスいただいたことで、幅広く各学年からの学生参加に繋がり、学生·先輩博士·応化会関係者合わせて70名程度が出席し、盛会に終わった。

開会挨拶: 下村 会長

下村 会長

夏季休暇中ながら、多くの学生さんに参加いただき大変うれしく思っている。今年も猛暑が続いているが、温暖化については同期の松方教授と話すことが多く、色々なデータを踏まえた話になる。一方で最近の世の中を見ていると、データに基づいて説明する人が少ないように感じる(米騒動の話題にも触れつつ)。皆さんは化学に携わる以上、データに基づいて議論することの大切さを認識して欲しい。また、そのような人が上に立ち、今後の日本を引っ張っていくことを期待している。今回は博士学生·博士人材の方々から博士について、色々な話を聞くことができるのではないかと思う。自分自身は、博士号を取得していないが、社会人を40年続けてその重要性を実感してきた。特に、博士人材にはクリエイティブに物事を創造して欲しい。皆さんを応援していきたいので、この会がその第一歩となることを願っている。

先輩博士·博士学生による講演:

企業で働く博士OGと現役の博士学生の2名に、学部·修士課程での過ごし方や研究室の選び方、研究室生活、博士進学の動機、博士研究を通じて得た経験、アカデミックと企業の研究方法の違いなどについてご講演いただいた。

講演者①;中原 輝さん(博士後期課程3年,山口研究室(有機合成化学部門))
題目:「チャンスの神様は前髪しかない」

中原 輝さん

中原 輝さんは、有機合成化学研究室の博士学生及び日本学術振興会特別研究員(DC2)として研究に従事されている。国内外の学会参加やアメリカへの研究留学など、幅広い経験をされている。また、国内最大の化学ポータルサイトであるChem-Station内のYouTube動画も作成されているとのこと。題目は、チャンスの神様であるカイロスは前髪しかないことから、チャンスは一瞬で訪れ、逃さず掴む必要があるという意味。

研究室での研究内容、及び大学·研究室を選んだ動機

山口研究室の研究方針「分子をつなぐ、分子をぶっ壊す、革新的な分子をつくる」の中で、「芳香族化合物における置換基の位置を制御する新規変換反応の開発」の研究に従事している。化学に携わりたいと考えた発端には、祖父の難病があり、「難病治療薬を創りたい」という強い想いがあった。本学応用化学科を選んだのは、見学した時や受験の会場に、面白そうな人が多かったため。山口研究室に惹かれた決め手は、応用化学科が主催するオリエンテーション(グループミーティング)で、山口教授の第一声が「好きなラーメンは何?」だったから。フレンドリーに接してくれる教授から色々学べると期待して山口研究室を選択した。山口研究室は研究の進展スピードが非常に速く、一見大変に思われるかもしれないが、まだ見ぬ反応設計·分子合成の追求に面白さを感じている。研究に打ち込める時間は今しかなく、大事にしたいと考えている。

博士進学を選んだ動機、博士後期課程に進んで実感していること

博士進学を選んだのは、自身の難病治療薬創薬の夢を達成するうえで、製薬業界で活躍するために学位取得が必須と考えたから。山口研究室は研究活動と研究室生活の両面で充実した環境が整っており、博士号取得への支援が豊富であったことも進学を後押しした。博士後期課程では、8時半に研究室に到着してから食事以外はほぼ実験という日々が続いているものの、応化会および応用化学科の奨学金制度が充実しており、手厚い支援を受けているため経済的な不安はほとんどない。

博士進学後の実感として、自身の研究の深化や、専門的な知識や実験技術の習得等がよく話題にあがるが、自身が最も実感したのは「人から頼られる場面が増えた」ことである。研究室内では最高学年となるため、後輩や他の学生の面倒を見る場面が非常に増えたと感じている。また、博士後期課程までにため込んできた研究成果を、国際学会·留学等で自信をもって発表できるという経験も博士後期課程でしか得られないと考えている。(日本化学会年会でも学生優秀講演賞を受賞)

留学経験

博士後期課程2年の10月に、米シカゴ大のM. Levin研究室に日本学術振興会(JSPS)の制度を活用して、3か月間の短期留学を経験した。JSPSや里見奨学会からの支援を受けたことで、資金面も工面できた(本制度はすでに終了しており、前髪(チャンス)を掴んでおいて良かったエピソードの1つ)。英語はもともと苦手であり、院試合格に必要なTOEICも締め切り間際にボーダーラインに到達した経験がある。研究室配属後は、英語の習得に継続して取り組み、学会等での発表経験や、海外研究者の方とのコミュニケーションを通じて習得した。

実際に留学してみて、研究室では最高学年としての自負があったが、夕方に研究室に来て実験するだけでハイレベルな研究成果を生み出す研究者が何人もいて、米国研究者の思考能力の高さや教育の成熟度の違いを感じる等、海外での経験を通じて、「逆立ちしても敵わないレベルの研究者」と出会い、価値観の違いや、日本の外から見る日本の魅力に気づくことができた。

将来のキャリアと学生へのメッセージ

将来は製薬企業への就職を予定している。応用化学科に所属する私たちの環境は本当にチャンスに恵まれている。未来はどうなるかわからないが、題目にも示した通り、後悔のないように今目の前にある“前髪”を掴んでみて欲しい。

講演者②;斉藤 ひとみさん(株式会社 東芝, 菅原研究室(無機化学部門), 2013年修了)
題目:「人生の岐路での巡り合わせ」

斉藤 ひとみさん

斉藤ひとみさんは、無機化学部門(ゾル-ゲル反応を用いた多孔質無機-有機ハイブリッド材料)が専門で、博士後期課程後半は早稲田大学 理工学術院 助手も兼任されていた。在学中は文部科学省グローバルCOEプログラムに参加され、海外インターンも経験。学位取得後は株式会社東芝の研究開発センターで長年研究開発に従事され、現在は東芝エネルギーシステムズ株式会社にて研究企画·管理に従事されている。

研究室での研究内容、及び研究室·博士進学を選んだ動機(一つ目の岐路)

学部では様々な化学の存在を知り、毎日新しいことを学べてワクワクしていた。特に無機化合物の結晶構造の美しさに惹かれ、3年の研究室配属では無機化学研究室を志望した。配属後のアンケートで結晶性層状化合物を希望したにも拘わらず、アモルファス(非晶質)の多孔質ハイブリッド材料が研究テーマとなった。当時は修士課程までは進学を決めていたが、博士進学は考えていなかった。

ゾル-ゲル反応を用いた無機-有機ハイブリッド材料は、組み合わせ次第で無機と有機双方のメリットを生かした材料となり得ることに無限の可能性を感じ、段々アモルファス材料が面白くなり、博士進学に興味を持ち始めた。当時の研究テーマで用いる予定だった原料が諸事情により中々入手できなかったため、入手までの期間は原料を模擬した架橋型モノマーが重合していく時に形成されるSi–O–Si (シロキサン) 結合の素反応を核磁気共鳴(NMR)法により追跡することになった。様々な条件を試したものの、上手く反応課程を分離できず、なかなか成果に結び付かなかった。

微妙な結果のまま臨んだ学会発表では他大の先生から的確かつ厳しい指摘を受け、挫折を味わった。しかし、この時の挫折から一念発起し、博士進学を決心することになった。当時は、経済的な理由から就職後の学位取得を考えていたが、就職活動直前に発生したリーマンショックで各社の採用活動が急激に鈍化·停止し、悩みに悩んだ末に就職せずに博士後期課程に進学することに決めた。この時、博士キャリアセンター(当時)や応化会のイベントに直接足を運んで、積極的に情報収集したおかげで、経済的な不安が解消され、安心して進学を決断することができた。

博士後期課程での経験(海外インターン)、学位取得後の進路(二つ目の岐路)

博士後期課程では、大学や応化会の奨学金を受けつつ、文部科学省のグローバルCOEプログラムを通して、フランス国立科学研究センター(CNRS)のDr. P. Hubert. Mutin及びモンペリエ第二大学のProf. B. Bouryの元で海外インターン(約3ヶ月)を経験した。(CNRSはモンペリエ第二大学内に設置され、同じ建物内に大学教員とCNRS研究者、ベンチャー企業の経営者が同居する不思議な環境だった。) 語学学習も間に合わないまま初めての海外滞在で、最初は意思疎通が難しかったが、ボディランゲージを駆使しつつ、自ら教員や現地の先生、CNRSの研究員、大学スタッフと積極的にコミュニケーションをはかった。 研究では、「徹底的なディスカッションありき」のフランスの研究方針と、「まずはやってみる」方式の日本との違いに大きな衝撃を受けた。徹底的に議論を尽くしてから実験を開始することで、短時間でより大きな成果をあげ、時間のメリハリを大切にする考えにも感銘を受けた。また、多国籍のスタッフ·研究員との交流を通じて、日本人を自覚するとともに、語学スキルよりも「自分は何を考え、何をしたいか」を明確にすることが何より大切であることを学んだ。

学位取得後の進路としてアカデミックと企業を考えた。助手業務を通じてアカデミックは僅かながら体験できたので、全く異分野の人々と仕事ができ、かつ、化学が少数派の企業で活躍したいと考え、たまたま応化会イベントで自社の面白さを熱弁した先輩OGと巡り合ったことで東芝への入社を決めた。入社後は無機材料系のラボラトリーで太陽電池の開発からスタートし、その後、多孔質材を用いた分離技術開発を一貫して行ってきた。現在は事業部に出向し、水素事業の研究企画·管理を行なっている。

企業と大学との研究の違い

企業では社員の安全·健康管理等の観点から、徹夜を含む長時間の残業は推奨されていない。従って標準勤務時間内で効率よく研究業務を行い、目標を達成する必要がある。そのためには、電気や物理、機械といった専門分野が全く異なるだけでなく、国籍も異なる仲間をいかに多く集め、上手くコミュニケーションとっていくかが重要となる。また、企業での研究は「いつまでに、どのような性能で、何を、いくらで作るか」を常に考えて動く必要があるが、世の中の潜在的なニーズをいち早く察知し、製品化やサービス提供までのプロセスに直接関与できることは企業研究の醍醐味の一つと感じている。

学生へのメッセージ

博士学生だった当時、何を考えてどんな行動をとったのか時系列に沿って説明したが、学生の方には、下記のアドバイスをしたい。

(1)今(幅広く)学んでいることを好き嫌いせずに確実に習得して欲しい、(2)SNS等の二次情報に惑わされることなく、自分自身で直接情報収集を行って欲しい、(3)真贋を見極める目を養って欲しい、(4)なるべく多く自分で体験してほしい。自分が経験できない部分は経験者の話を聞くようにして欲しい(応化会イベントは最適)

座談会

学部1年生~修士2年生と博士学生と先輩博士がそれぞれ5~6名程度の小グループに分かれて座談会を20分ずつ3セット実施した。講演会を踏まえて気になったことや、研究生活や博士進学のきっかけなど、各自が疑問に思ったことを博士人材に直接聞く良い機会となった。

応用化学科及び応化会関連の奨学金説明:須賀 先生

須賀 先生

最新の博士後期課程への進学率とその後の進路先の割合、及び博士進学を目指す学生に向けた応用化学科及び応化会の奨学金を含む支援制度について紹介があった。現在、博士後期課程への進学率は1割弱であり、進学率の向上は本学としても注力していきたい課題と考えている。博士号取得者のおよそ6割は企業で活躍しており、次いで国内大学、省庁·研究機関、海外大学となっている。就職先の企業としては化学·材料分野への就職が多い。博士後期課程に進むと将来の進路の幅が狭まるわけではなく、むしろ博士後期課程でのキャリア·経験を積極的に活かすことで活躍している。博士後期課程の支援体制として、学外では日本学生支援機構(JASSO)、日本学術振興会特別研究員、学内では早稲田オープンイノベーションエコシステム挑戦的研究プログラム(W-SPRING)、大学院博士後期課程養成奨学金がある。W-SPRINGは応用化学科のかなりの分野で毎年採択されている。応用化学科および応化会独自の奨学制度は早稲田大学の中でも群を抜いて充実しており、全て給付型となっている。水野敏行奨学金、里見奨学金、中曽根荘三奨学金、森村豊明会奨励賞(成績優秀者対象、定員増)などの支援制度に加え、応化会給付奨学金がある。また最近では、応化会100周年に伴う多大な寄付を受け、「応用化学科卒業生による優秀な人材の発掘と育成の支援」のために、応化会給付奨学金は給付対象を学部生まで拡大しており、博士進学を決心した学生だけではなく、優秀な学生を早期支援するためにも充実させている。以上の通り、博士進学への支援は充実しており、経済的な面での不安は少ないはずである。学部生の方もぜひ今一度博士後期課程への進学を検討してみて欲しい。

乾杯の挨拶(懇親会):米久田 奨学生推薦委員会副委員長

米久田 奨学生推薦委員会副委員長

本日の講演であったように、生のリアルな情報を自分自身の手で積極的に取得するようにして欲しい。本日の講演会や座談会で聞けた情報は、ネットやSNSから得ることは非常に難しく、貴重であり、皆さんの成長にもつながると思う。懇親会でも、横と縦の交流を深めて生の情報を見聞きして欲しい。また、今秋11月29日にパネルディスカッションを含めた第2回博士イベントがあるので積極的な参加を期待している。

閉会挨拶:臼田 基盤委員長

臼田 基盤委員長

博士後期課程への進学に関して、多くの方が興味を持っているということは何よりも重要なことと思う。本イベントの冒頭にもあった通り、多くの情報に惑わされることなく、本イベントのようなリアルな場で先輩方·経験者に聞いて判断するのが良い。その上で皆さんが今後何をしてどのような人生を切り開いていきたいのか考えて欲しい。中原さんの講演にあったように、本イベントに来た皆さんはチャンスを掴んでいると思う。加えて同講演では、やりたいことをしっかりやり遂げることが大事であること、また、博士後期課程に行って人に頼られることが増えたと述べられていた。博士学生や博士人材となってからは、いかに人望を集めてリーダーシップを発揮できるかが大事である。斉藤さんの講演では、人生の岐路としてのフランス留学の際に、まず話したいことがなければ英会話の技能は発揮されないこと、そして異文化を体験することが大切と述べられていた。これは博士後期課程に進学しなければなかなか経験できない貴重な体験である。

講演にはなかったが、名刺にPhDが入るか入らないかで相手からの印象が全然異なる。これも、学位取得のメリットの一つと思う。学生の皆さんには、やりたい研究を見つけて(斉藤さんのように学部4年生の時に研究成果が芳しくなくとも逆転の道はある)、面白いと思ったら博士後期課程進学を考えてみて欲しい。

懇親会の様子

懇親会での集合写真

 

以上

「先輩からのメッセージ2025」タイムスケジュール(一部修正)

早稲田応用化学会 交流委員会

先にご案内いたしました「先輩からのメッセージ2025」は、対面で実施することとし、タイムスケジュールを下記の通りご案内します。
(修正内容は、「5.対象学生:対象学生範囲の明確化、8.事前確認:参加企業・先輩情報の事前確認についての趣旨説明追加」です)

1.
日 時
2025年9月27日(土)
2.
会 場
西早稲田キャンパス
講演会 52号館2F~3F教室
 
 
 
懇談会 63号館1Fロームスクエア
3.
受 付

学生の受付は52号館102教室にて12:00から

4.
内 容
講 演 会
:12:30~14:43
【第一回】
 
 
【休憩】
:14:43~15:15
 
 
 
講 演 会
:15:15~17:28
【第二回】
 
 
懇 談 会
:17:45~20:00
【63号館1Fロームスクエア】
5.
対象学生

学部(1~4年)生、大学院生(修士・博士)

6.
対象学科

応用化学科および応用化学専攻、化学・生命化学科および専攻、生命医科学科および専攻、ナノ理工学専攻、生命理工学専攻等(その他学部・研究科・学科・専攻を問いません。)

7.
申込方法

準備の都合上、事前申し込みが必須です。
申し込み⇒こちらから

8.
事前確認

講演や懇談会では、参加企業に所属する先輩方からキャリアに関する体験談を伺えます。事前にHP掲載の参加企業・先輩情報をご覧いただくと理解が深まり、会話のきっかけにもつながります。先輩から学び、交流する貴重な機会として、ぜひ事前にご確認ください。

参加企業・先輩情報 ⇒こちらから

パスワード不明の場合は応化会事務局まで問い合わせてください。【新規企業を含め56社が掲載】

E-mail: oukakai@list.waseda.jp
TEL 03-3209-3211(内)5253

9.
タイムスケジュール
 
 

タイムスケジュールおよび部屋割りは下記の通りです。
画像をクリックしてください

 
 

入場は自由、無料ですので、奮ってのご参加をお待ちしています。
なお、服装はリクルートスーツ厳禁としていますのでご協力ください。

若手会(NACs)活動報告【25年度 BBQ】

8月30日に学生と社会人の定期交流会として飯能河原でBBQを実施しました。学生社会人合わせて42名が参加して盛り上がりました。

暑い日が続いておりましたが、熱中症には充分気を付けながら社会人も学生もお互いに貴重な交流機会を楽しみました。

若手の会では今後も定期的に交流会を開催していきます。

10月4日には社会人同士の交流をメインとした以下の交流会を企画中です。興味のある方はぜひ、記事内のアンケートリンクより参加登録をお願いいたします。

【若手会(NACs)】業界を超えた対話と発見の場へ — 参加者募集! | 早稲田応用化学会

(文責:大山)

教室会員受賞

2025年度

2025-09-19掲載

木野 邦器(木野研究室 教授)
公益社団法人 日本生物工学会
名誉会員推戴
2025年度

大賀 一輝(桐村研究室 M2)
第93回 日本マイコトキシン学会
ベストプレゼンテーション賞
講演タイトル:
ゲノム編集法によって作製したクエン酸高生産糸状菌Aspergillus lacticoffeatus WU-2020 由来マイコトキシン生合成遺伝子クラスター欠失株Shin1 におけるマイコトキシン非産生の確認
2025年度

2025-09-04掲載

伊藤 萌々花(下嶋研 M2)
日本ゾル-ゲル学会第23回討論会
ベストポスター賞
講演タイトル:
細孔径の異なるナノ多孔質ニオブ酸リチウムの合成と圧電触媒性能の比較
2025年度

沖田 知弘(下嶋研 M2)
日本ゾル-ゲル学会第23回討論会
ベストポスター賞
講演タイトル:
金属塩化物を前駆体に用いた酸化インジウムスズナノ多孔体の細孔径および組成の制御
2025年度

筒井 瑶子(下嶋研 M1)
日本ゾル-ゲル学会第23回討論会
ベストポスター賞
講演タイトル:
ゲルマニウム置換かご型シリケートの形成過程の追跡とその有機シリル化
2025年度

2025-08-28掲載

2025-08-19掲載の秋山 広夢さんおよび林 美桜さんの講演タイトルおよび写真が追加されました
2025-07-10掲載の店網 隆之介さん、武井 千夏さんおよびWilliam Alexander Budimanさんの写真が追加されました

島 謙斗(関根研 M1)
アジア太平洋国際触媒会議(APCAT10)
ベストポスター賞
講演タイトル:
Divergent evolution of specificity in the ligand recognition of transcription factor on the basis of binding-induced folding
2025年度

矢内祐希(梅野研 D1)
The Protein Society annual symposium 2025
Travel Awards
講演タイトル:
Peptide-Embedded Protein Modulation for Conferring Input-Output Dynamics
2025年度

佐藤晴香(梅野研 M1)
The Protein Society annual symposium 2025
Travel Awards
講演タイトル:
Divergent evolution of specificity in the ligand recognition of transcription factor on the basis of binding-induced folding
2025年度

2025-08-19掲載

秋山 広夢(関根研究室 D1)
第45回触媒学会夏の研修会
優秀ポスター発表賞
講演タイトル:
SMSIを利用した選択的な4-クロロニトロベンゼンの水素化
2025年度

林 美桜(関根研究室 M2)
第15回次世代天然ガス研究会
優秀学生発表賞
講演タイトル:
アンモニア分解による水素製造への電場触媒反応の適用
2025年度

佐久間 洸(木野研究室 M2)
第35回新薬創製談話会
研究奨励賞
講演タイトル:
AIを利用した形態変化スクリーニングによる新規抗真菌化合物の発見
2025年度

吉本 陽菜(木野研究室 M2)
第35回新薬創製談話会
研究奨励賞
講演タイトル:
二形性を指標とするCandida albicansの病原性関連因子の探索
2025年度

中村 勇渡(小柳津研究室 M2)
The 19th Pacific Polymer Conference (PPC19)
PPC19 Poster Award sponsored by Materials Horizons
講演タイトル:
Benzocyclobutene Cross-linked Poly(phenylene sulfide)s with Low Dielectric Properties and Enhanced Thermostability
2025年度

横尾 拓哉(小柳津研究室 M2)
The 19th Pacific Polymer Conference (PPC19)
PPC19 POSTER AWARD
講演タイトル:
Prediction of Ionic Conductivities of Sulfur-Containing Polymer Electrolyte from Limited Experimental Data
2025年度

北島 大樹(野田研究室 M1)
(Daiki KITAJIMA)
アジア太平洋化学工学連合・化学工学会
(Asian Pacific Confederation of Chemical Engineering and The Society of Chemical Engineers, Japan)
Best Proposal Award – Gold Prize
(SDGs Special Symposium, 12th World Congress of Chemical Engineering and
21st Asian Pacific Confederation of Chemical Engineering Congress)
講演タイトル:
Cocoa Pod Husk (CPH) Biomass for Rural Sustainability in Ghana
2025年度

2025-07-10掲載

店網 隆之介(須賀研 D1)
The 19th Pacific Polymer Conference (PPC19)
PPC19 Poster Award sponsored by ACS Publications
講演タイトル:
Crosslinked but Reprocessable Polymers via Diels-Alder Chemistry: Rheological Properties in View of Material Recycling
2025年度

武井 千夏(須賀研 M1)
The 19th Pacific Polymer Conference (PPC19)
PPC19 POSTER AWARD
講演タイトル:
Hierarchical Macro/microphase-Segragated Domain Formation in Cntrolled UV-curing for Functional Coatings
2025年度

William Alexander Budiman(須賀研 M1)
The 19th Pacific Polymer Conference (PPC19)
PPC19 Poster Award sponsored by Polymer Journal
講演タイトル:
Gradient Distribution of Zirconia Nanoparticles in Polymer Nanodomains Induced by Controlled UV-curing
2025年度

内田 直希(須賀研 M1)
日本接着学会
若手交流シンポジウム2025
優秀学生発表者
講演タイトル:
ボロン酸含有高分子ドーマントを用いた精密UV硬化膜の作成と接着特性
2025年度

寺尾 好弘(小柳津・須賀研 M1)
精密ネットワークポリマー研究会
第18回若手シンポジウム
優秀ポスター発表賞受賞
講演タイトル:
末端変換によるテレケリックポリマーの合成とDiels-Alder連結反応に基づくレオロジー特性
2025年度

2025-07-10掲載

豊田 冴英(山口研 M2)
第57回有機金属若手の会
BCSJ賞
講演タイトル:
PA63: Thiomethylation of Aromatic Electrophiles Using Anion-Translocating Reagents

2025-05-29掲載

渡辺 光亮(関根研 D3)
第20回 日韓触媒シンポジウム
The 20th Japan-Korea Symposium on Catalysis
Young Presentation Award
講演タイトル:
Utilization of In2O3 Bulk Redox for Ethylene Formation Combined with CO2 Splitting via Chemical Looping
2025年度

千島 健伸(関根研 D2)
第20回 日韓触媒シンポジウム
The 20th Japan-Korea Symposium on Catalysis
Young Presentation Award
講演タイトル:
Efficient Acetic Acid Synthesis Pathway Exploration on Rh Surface and Rh/Metal Oxide Interface
2025年度

増田 拓海(関根研 D1)
第20回 日韓触媒シンポジウム
The 20th Japan-Korea Symposium on Catalysis
Young Presentation Award
講演タイトル:
Confinement of Au Nanoparticles in Cage-Siloxane-based Porous Materials via Onsite Reduction
2025年度

趙 帝(山口研 D2)
Symposium on Molecular Chirality 2025
優秀ポスター賞
講演タイトル:
Asymmetric Deoxygenative Amination of Diarylketones
2025年度

2025-04-04掲載

松本 さくら(関根研究室 B4)
第14回 次世代天然ガス利用を考える若手勉強会
学生発表賞
講演タイトル:
Ni-Cu合金修飾In2O3によるケミカルループ型酸化的エタン脱水素
2024年度

沖田 知弘(下嶋研究室 M1)
第14回CSJ化学フェスタ
優秀ポスター発表賞
講演タイトル:
3次元規則性ナノ細孔を有する酸化インジウムスズの合成および細孔径の制御
2024年度

伊藤 萌々花(下嶋研究室 M1)
第14回CSJ化学フェスタ
優秀ポスター発表賞
講演タイトル:
ナノ多孔質ニオブ酸リチウムの細孔径制御と圧電触媒への応用
2024年度

松方正彦(松方研究室 教授)
(Masahiko Matsukata)
石油学会
(Japan Petrolum Institute)
2024年度石油学会賞
(The Japan Petroleum Institute Award)
講演タイトル:
ゼオライト分離膜の合成技術と応用に関する研究
2024年度

剣持薫(松方研究室 M2)
(Kaori Kenmochi)
化学工学会
(The Society of Chemical Engineers, Japan)
第90年会優秀学生賞
(Outstanding Student Award, 90th Annual Meeting)
講演タイトル:
直接転換法における合成条件がMIL-96膜の性能に与える影響
2024年度

久米絋平(松方研究室 D3)
(Kohei Kume)
自動車用内燃機関技術研究組合
(AICE)
2024年度優秀学生表彰
(Outstanding Student Award,2024)
講演タイトル:
水共存下における低温プロピレン吸着材料としてのカチオン担持ゼオライトの検討
2024年度

立花 桜子(野田・花田研究室 B4)
(Sakurako TACHIBANA)”
化学工学会
(The Society of Chemical Engineers, Japan)
第89年会 優秀学生賞
(Excellent Student Award, 89th Annual Meeting)
講演タイトル:
攪拌によるカーボンナノチューブの低損傷分散と透明導電膜への応用
(Low-damage dispersion of carbon nanotubes via stirring for transparent conductive films)
2024年度

澤木 昴(本間研究室 LD2)
トライボロジー会議2024 秋 名護
学生奨励賞
講演タイトル:
荷重が鉄摩擦界面における基油と油性剤の分子構造変化に与える影響のin-situ表面増強ラマン分光解析
2024年度

鈴木 律兵(本間研究室 M1)
表面技術協会
第26回優秀講演賞
講演タイトル:
CoPt極薄電析薄膜の磁気特性と表面形態に対する添加剤効果の解析
2024年度

2024-12-16掲載

鵜飼 千尋(関根研究室 M2)
日本化学会第14回CSJ化学フェスタ
優秀ポスター発表賞
講演タイトル:
電場触媒プロセスを適用した酸素過剰下におけるN2O直接分解
2024年度

横尾 拓哉(小柳津・須賀研究室 M1)
日本化学会秋季事業 第14回 CSJ化学フェスタ2024
最優秀ポスター発表賞(CSJ 化学フェスタ賞)
講演タイトル:
可溶性ポリチオエーテルの合成と固体電解質としての性質
2024年度

大淵 ゆきの(関根研究室 M2)
第44回水素エネルギー協会(HESS)大会
学生優秀発表賞
講演タイトル:
電場印加反応場における低温域アンモニア分解のメカニズム解明
2024年度

2024-12-02掲載

佐藤 翔太(野田・花田研究室・学部4年)
第2回金属学会 水素が関わる材料科学の課題共有研究会
(The Japan Institute of Metals and Materials The 2nd Meeting on Material Science Related to Hydrogen)
優秀若手表彰(ポスターの部)
(Excellent Poster Award for Young Researcher)
講演タイトル:
アーク放電によるMg 微粒子のフロー合成と水素吸蔵特性の評価
2024年度

2024-11-24掲載

野田 優(野田・花田研究室 教授)
早稲田大学ティーチングアワード
総長賞(2023年度開講科目)
2024年度
https://www.waseda.jp/inst/ches/news/2024/11/05/6135/

花田 信子(野田・花田研究室 准教授)
早稲田大学ティーチングアワード
総長賞(2023年度開講科目)
2024年度
https://www.waseda.jp/inst/ches/news/2024/11/05/6135/

2024-11-09掲載

白井 亮太朗(山口研究室 M1)
第14回サブウェイセミナー
優秀ポスター賞
講演タイトル:
パラジウム触媒によるC=C開裂型二官能基化反応
2024年度

増田 拓海(関根研究室 M2)
第11回ZAIKEN Festa
奨励賞
講演タイトル:
ビルディングブロック法による多孔質担体の合成とon-site還元によるAuの担持
2024年度

瓜生 遥希(梅野研究室 M2)
第76回日本生物工学会大会
学生優秀発表賞
講演タイトル:
基質結合安定化を指標としたベタイン合成酵素の基質特異性リデザイン
2024年度

本橋 大輔(野田・花田研究室 M1)
Daisuke MOTOHASHI
化学工学会
The Society of Chemical Engineers, Japan
化学工学会宇都宮大会2024
学生奨励賞
Student Incentive Award, SCEJ Kanto Branch Regional Meeting
講演タイトル:
流通式反応器によるCO2吸収型コンクリートの炭酸化速度測定と水分量に着目した解析
Measurement and analysis of carbonation rate of CO2-absorbing concrete using a flow reactor with a focus on water content
2024年度

2024-10-05掲載

中原 輝(山口研究室 D2)
第40回有機合成化学セミナー
優秀ポスター賞
講演タイトル:
ヘテロ芳香族エステルを用いたケトンとエステルの結合交換反応
Bond Exchange Reaction between Ketones and Esters using Heteroaromatic Esters
2024年度

2024-10-01掲載

並木 克也(野田・花田研究室 研究助手 )
Katsuya NAMIKI
化学工学会
The Society of Chemical Engineers, Japan
化学工学会第55回秋季大会 CCUS検討委員会奨励賞
Encouragement Award, CCUS committee, 55th SCEJ Fall Meeting
講演タイトル:
CO2吸収型コンクリートの炭酸化速度の添加率依存性と速度解析
Conversion dependence and rate analysis of carbonation rate of CO2 absorbing concrete
2024年度

並木 克也(野田・花田研究室・研究助手)
Katsuya NAMIKI
化学工学会
The Society of Chemical Engineers, Japan
化学工学会第55回秋季大会 CCUS検討委員会企業賞(東レ株式会社)
Company Award (Toray), CCUS committee, 55th SCEJ Fall Meeting
講演タイトル:
CO2吸収型コンクリートの炭酸化速度の添加率依存性と速度解析
Conversion dependence and rate analysis of carbonation rate of CO2 absorbing concrete
2024年度

2024-09-24掲載

佐藤 翔太(野田・花田研究室 B4)
第18回水素若手研究会
(The 18th Meeting of hydrogen for Young Researchers)
ポスター優秀賞
(Excellent Poster Award)
講演タイトル:
アーク放電によるMg 微粒子のフロー合成と水素吸蔵特性の評価
2024年度

2024-09-09掲載

重本 彩香(関根研究室 D3)
触媒学会 夏の研修会
優秀口頭講演賞
講演タイトル:
電場アシストによる低温でのNSR プロセス
2024年度

2024-09-02掲載

鈴木 七奈(小柳津・須賀研究室 M2)
The 5th International Symposium on Polymer Ecomaterials
Best Poster Award
講演タイトル:
Synthesis of Polymer RAFT Agents and Improved Adhesion to Copper Interfaces via Controlled UV-curing Process
2024年度

桒原 誉(小柳津・須賀研究室 M1)
The 5th International Symposium on Polymer Ecomaterials
Best Poster Award
講演タイトル:
Hydrophilic, Self-Cleaning Surface Based on Surface-Segregation of Anionic Polymers
2024年度

2024-08-22掲載

吉本 陽菜(木野研究室 M1)
第34回新薬創製談話会
研究奨励賞
講演タイトル:
AIを用いた形態変化データベースの構築とその活用:キノメチオナートの作用機序解析
2024年度

丸山 慶一郎(梅野研究室 M2)
The Protein Society annual symposium 2024
Travel Awards
講演タイトル:
Rapid Search for Functional Protein Sequences by Introducing InDels
2024年度

2024-07-23掲載

石神 航平(小柳津・須賀研究室 M2)
第73回 高分子学会年次大会
高分子学会優秀ポスター賞
講演タイトル:
溶解度とエネルギー密度を両立したポリマー活物質の合成とレドックスフロー電池への適用
2024年度

石神 航平(小柳津・須賀研究室 M2)
Organic Battery Days 2024
Best Poster Award
講演タイトル:
Synthesis of TEMPO-Substituted Polymers with Ammonium Pendant Group and Their Application to Aqueous Redox Flow Batteries
2024年度

小瀧 寛之(小柳津・須賀研究室 M2)
第73回 高分子学会年次大会
高分子学会優秀ポスター賞
講演タイトル:
窒素を水素貯蔵席に含むポリマーの可逆的水素化
2024年度

千葉 秋宜(小柳津・須賀研究室 M2)
Organic Battery Days 2024
Best Poster Award
講演タイトル:
Soft Lewis Base-Containing Aliphatic Polymers for Highly Ionic Conductive Solid Polymer Electrolyte under Polymer-in-Salt Conditions
2024年度

2024-07-16掲載

小野澤 優奈(山口研究室 M1)
第56回有機金属若手の会 夏の学校
BCSJポスター賞
講演タイトル:
触媒的o-キノジメタン生成法を用いた多環式化合物の迅速合成と天然物合成への応用
2024年度

2024-07-06掲載

岡田 篤門(松方研究室 M1)
石油学会(Japan Petroleum Institute)
第66年会JPIJSポスターセッション 優秀ポスター賞
(Outstanding Student Poster Award, JPIJS Poster Session, JPI 66th Annual Meeting)
講演タイトル:
Co 系触媒を用いた CO2 からの Fischer-Tropsch合成における脱水膜反応器の効果の検討
2024年度

岡田 篤門(松方研究室 M1)
日本膜学会(The Membrane Society of Japan)
第46年会学生賞(Outstanding Student Award, 46th Annual Meeting)
講演タイトル:
Co触媒を用いたCO2からのFischer-Tropsch合成におけるゼオライト膜による脱水の効果
2024年度

輿石 優奈(松方研究室 M1)
日本膜学会(The Membrane Society of Japan)
第46年会学生賞(Outstanding Student Award, 46th Annual Meeting)
講演タイトル:
Ag-Beta膜におけるエチレン/エタン透過分離挙動
2024年度

2024-06-28掲載

鈴木 麻由(下嶋研究室 M1)
The 20th International Symposium on Silicon Chemistry (ISOS-20)
THE POSTER-PRESENTATION AWARD (Nanoscale Horizons Poster Prize)
講演タイトル:Synthesis of organically bridged siloxane oligomers with controlled structures by hydrolysis and condensation of bis(triethoxysilyl)benzene
2024年度

白井 亮太朗(山口研究室 M1)
第58回有機反応若手の会
Chemistry Letters Young Researcher Award
講演タイトル:遷移金属触媒によるC=C開裂型二官能基化反応
2024年度

2024-04-29掲載

中原 輝(山口研究室 D2)
日本化学会 第104春季年会
学生優秀講演賞
講演タイトル:Bond Exchange Reaction between Ketones and Esters Using Heteroaromatic Esters
2023年度

山口 潤一郎(山口研究室 教授)
日本植物生理学会
PCP Best Paper award
講演タイトル:Phosphorylation of RNA Polymerase II by CDKC;2 Maintains the Arabidopsis Circadian Clock Period
2023年度

山口 潤一郎(山口研究室 教授)
日本化学連合
化学コミュニケーション賞2023
業績の表題:化学系バーチャルシンポジウムの開拓と実践
2023年度

2024-04-29掲載

渡辺 光亮(関根研究室 D2)
NGCS13 (Natural Gas Conversion Symposium 13rd)
The best poster award
講演タイトル:In2O3-based oxygen carrier materials for chemical-looping oxidative dehydrogenation of ethane with CO2 decomposition at low temperatures
2024年度

七種 紘規(関根研究室 D2)
NGCS13 (Natural Gas Conversion Symposium 13rd)
The best oral presentation award
講演タイトル:Theoretical Study of the Control of CO2 Capture by the Application of an Electric Field
2024年度

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

早稲田応用化学会給付奨学金へのご支援のお願い

「早稲田応用化学会給付奨学金」に関する支援依頼の記事が更新されましたので、お知らせします。
以下のurlをクリックして記事を開くか、

https://waseda-oukakai.gr.jp/newhome/req_for_scholarship_support/

応用化学会ホームページのフロントページにある以下のバナーをクリックすることでも閲覧することができます。

2025年度定期総会、先進研究講演会、交流会の報告

Ⅰ.定期総会(議長:濱会長(会則第11条による)、司会:町野庶務理事)

2025年5月24日(土)13時30分~14時30分

会 場:早稲田大学西早稲田キャンパス 57号館201教室

参加者:87名(卒業生・教員67名、学生20名)

本総会決議に際しては、会則第12条の定めに従い出席者の過半数によって決し、可否同数の場合は議長の決によること,および議長は、会則第11条の定めに従い会長が務めることが司会の町野庶務理事から宣言され開会した。

総会議事アジェンダ→こちらから

濱会長

1.濱会長挨拶

応化会100周年記念行事から約2年が経過し、これまで議論を進めてきた「これからの応化会の在り方」の方針策定に目途が立ったことを機に、本総会の承認をもって会長を交代される旨のご挨拶がありました。

 

2.総会議事

 

1)第1号議案:2024年度事業報告・会計報告・監査報告について (⇒資料庫注):②事業報告 説明資料と決算案

町野庶務理事より2024年度の活動報告、井村会計理事より会計報告がなされました。

<監査報告:1号議案に対して>

スクリーンに映し出されたパワーポイント資料を基に、事業報告を町野庶務理事、決算報告を井村会計理事がおこなった後、橋本監事より、5月1日に監査を行い、会計部門については領収書、通帳等の各種帳票確認した結果、適正に処理されており決算書は正当であると報告されました。業務部門についても議事録等を精査した結果、基盤、交流、広報の三委員会とも会議のオンライン/ハイブリッド化等の工夫を重ねながら、当初計画に基づき業務を遂行されていると判断したと報告がありました。補足意見として、情報基盤構築と共に会費納入率の改善と効率的な運用、若手会員の応化会活動への参画促進、対面とハイブリッド方式活用による活動の参加者数向上などの取り組みが強化されることを期待する旨が併せて報告されました。その後、議長から出席者に質問・意見を求めたがなかったため承認の審議をお願いし、第1号議案は出席者の満場一致で承認されました

 町野庶務理事

 井村会計理事

橋本監事

 

2)第2号議案:2025年度事業計画と予算案について (⇒資料庫注):③事業計画 説明資料と予算案)

2025年度の事業計画について町野庶務理事より報告があり、それに伴う予算案を井村会計理事が報告したのち、出席者の満場一致で承認されました

3)第3号議案:会則の変更の承認(会則第41条(決算、予算の承認)の改定) (⇒資料庫注):④審議事項)

下村基盤委員長

会員専用ページの設定に伴う会則改定について、下村基盤委員長より説明がありました。応化会報は春、秋の年2回の発行から、秋号がオンライン版のみに移行されたことを受け、例年秋号で実施されていた決算書及び予算書の公開方法を『応用化学会の公式ウェブサイトに掲示する』と変更するものです。出席者の満場一致で承認されました

 

4)第4号議案:会長の選任

濱会長より、下村副会長を新会長として推挙し役員会において選出(新任)したのでこれを承認いただきたいとの提案がなされ、出席者の満場一致で承認されました

下村新会長は新任の挨拶として、これまでの応化会活動の方針である「全世代にとって魅力ある応化会活動への進化」を踏襲し、若手を含む幅広い世代の会員ができるだけ参加しやすいような応化会活動の在り方を継続的に検討していきたい、というお話をされました。

下村 啓 新会長 略歴

1984年卒(新制34回)

1986年 修士修了

1986年 日本石油株式会社(現ENEOS株式会社)入社

2018年 ENEOS(株)常務執行役員

2020年 大阪国際石油精製株式会社代表取締役社長

現在ENEOS(株)非常勤アドバイザー

 

3.報告事項

 

1)2025年度役員体制について (⇒2025年度役員体制)

下村会長より2025年度の役員体制と新任役員(理事)及び退任役員について報告されました。その後、新役員(杉村副会長,常見監事)、退任される旧役員(下嶋前副会長,津田前監事)からお一人ずつ挨拶があり、参加者全員により退任される役員のお二人に盛大な拍手が送られた。

2)奨学生の紹介

米久田奨学生推薦副委員長より、今年度の奨学生5名、北村さん(M1)、佐藤さん(M1)、筒井さん(M1)、吉野さん(B4)、三村さん(B3)、が紹介されました。奨学生は揃って登壇し、それぞれ選出への謝辞と今後の抱負などの挨拶をされました。

 米久田奨学生推薦副委員長


5年度奨学生(5名)

野田副会長

4.新副会長挨拶

野田副会長による新任の挨拶と閉会宣言により総会は終了しました。

Ⅱ.先進研究講演会:「応用化学最前線-教員からのメッセージ」

(早稲田大学先進理工学部応用化学科、早稲田応用化学会の共催(司会: 松方庶務理事))

先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」は、応用化学科の各研究室の教員が、企業の研究者・技術者や学生に、自らの研究分野を紹介し、その先進性、先導性を熱く語りかける企画です。その後の交流会(懇親会)で、教員、社会人および学生の間の交流を深め、応用化学科の研究についてより一層理解を深めていただく狙いもあり、毎年総会とあわせて企画されています。本年も3名の先生方にご講演いただきました。本間先生は本学常任理事のお立場から、全学の取り組みについてお話くださいました。

1)応用生物化学部門 桐村 光太郎 教授
演題 「応用生物化学の新展開~クエン酸発酵機構の全容解明への取り組み」

2)応用物理化学部門 本間 敬之教授
演題 「創立150周年に向けて ~早稲田大学の研究教育体制の今とこれから~」

3)化学工学部門 花田 信子 准教授
演題「材料とプロセスの両面からの水素貯蔵技術の開拓」

松方庶務理事

桐村光太郎教授

本間敬之教授

花田信子准教授

講演は早稲田応用化学会ホームページの資料庫に格納されております。⇒こちらから

Ⅲ.交流会(懇親会)

場所を63号館1階ロームスクエアへ移し、井村会計理事の司会、下村新会長、杉村新副会長の開会挨拶と乾杯のご発声で交流会(懇親会)がスタートしました。
 懇親会会場では終始和気あいあいとした雰囲気が漂い、卒業生・教員・学生会員の皆さんの間で様々な交流が行われました。中盤には25年度新基盤委員長の臼田理事、中部支部長の上宮理事、梅澤新事務局長と奨学生の皆様のご挨拶がありました。

盛り上がりが続く中、最後は原副会長のご挨拶と井村理事による一丁締めにてお開きとなりました。

下村新会長

杉村新副会長

臼田新基盤委員長

梅澤新事務局長

注) 資料庫に入るためには、ID、パスワードが必要です。ID、パスワードを持っていない方は資料庫入室入り口、もしくは、資料庫入室問い合わせより、ID、パスワードを取得してください。

宮崎研同門会開催のご案内

宮崎研同門会皆様へ

拝啓 盛夏の候、同門の皆様におかれましてはお元気でお過ごしのことと思います。
さて、二年ぶりになりますが下記の通り開催したいと思います。よろしくお願いします。

敬具

  1. 日時 :令和7年11月22日(土)18:00開始     20:00終了
  2. 場所 :日立目白クラブ
    住所 東京都新宿区下落合2-13-28
    電話番号 03-3951-6304 
  3. 会費 :9,000円
  4. 出欠ご意向 10月4日(金)までに下記住所に芥川立夫宛にご連絡お願いします。
    メールの場合はtmoaku@hotmail.co.jp
    封書の場合は 郵便番号270-1425 千葉県白井市池の上2-24-2

宮崎研同門会では個人情報は同門会にて管理し、同門会の行事等の直接の連絡できる方々の拡大を目指しております。今回も登録いただいた方には同門会の直接のご案内できております。

まだご登録されていない皆様のご登録をお願いします。ご登録は下記の項目について、開示可能な範囲でご記載いただき、その個人情報を同門会の開催および連絡のみに使用することへのご同意をお願いしたく存じます。

    1. 住所
    2. 電話番号
    3. メールアドレス
    4. 近況報告
      近況報告を開示可能な範囲でよろしくお願いします。
      近況報告はまとめて、メールで登録の方々にお送りします。

なお メールアドレスを登録されない場合はご案内の郵送費のご負担を別途お願いしたいと思っております。

以上

【若手会(NACs)】業界を超えた対話と発見の場へ — 参加者募集!

若手OB/OGの皆さま

応化会を通じてあなたのネットワークを最大化しませんか?

卒業して社会人になり、皆さまはこれまで会社内を中心としたネットワークを構築してきたことと思います。

今度は、同じ応化のルーツを持つ卒業生との対話を通じて、会社・業界を超えたネットワークを構築していくのはいかがでしょうか?

上記を実現するために、若手会(NACs)より、同業種×異業種交流会を企画いたしました。

日程:10月4日(土)

交流会:14:00-17:00

懇親会:18:00-20:00(任意)

※時間は変更となる可能性があります。

※場所は回答締め切り後、参加予定者に連絡いたします。

(早稲田大学 西早稲田キャンパス内予定)

本会は、以下の流れで進行予定です。

■前半:同業種での課題分析&共有

PEST、SWOT、3Cなどのフレームワークを用いて、各業界・企業の外部/内部環境を分析します。

個人ワークとグループディスカッションを通し、業界理解を深めながら課題を共有します。

■後半:異業種でのブレインストーミング&提案セッション

前半で出た課題に対し、異業種の視点から自由にアイデアを出し合い、提案・評価します。

業界を越えた視点・切り口で議論してみましょう。

普段はなかなか得られない、会社・業界の枠を越えたつながりや気づきを得られることと思います。

学生も一部参加してもらいますので皆様の議論する姿は後輩にも刺激となります。

ぜひ、お気軽にご参加ください!!

参加申込は下記より(※締切:9月14日)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfGSc8BqV224m3ixAaeb-SXxyfMTrNJvoGoQNMw0yod1znIsQ/viewform?usp=header

皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

若手会(NACs) 事務局