8月7日(土)に第2回若手会員定期交流会をオンライン会議ツールZoomにて開催さされました。この会は第1回(5月15日開催)に引き続き主にB1~B3までの学生と若手OB・OGの交流を深める目的で行われました。初めに早稲田応用化学会の副会長も務められている平沢先生よりご挨拶をいただき、その後OBのお三方のご講演、テーマごとに分かれての懇談会という順で実施されました。
学生委員会のHPに報告が掲載されました。 ⇒ こちら
学生委員会
8月7日(土)に第2回若手会員定期交流会をオンライン会議ツールZoomにて開催さされました。この会は第1回(5月15日開催)に引き続き主にB1~B3までの学生と若手OB・OGの交流を深める目的で行われました。初めに早稲田応用化学会の副会長も務められている平沢先生よりご挨拶をいただき、その後OBのお三方のご講演、テーマごとに分かれての懇談会という順で実施されました。
学生委員会のHPに報告が掲載されました。 ⇒ こちら
学生委員会
これまで、“バスツアー”で関東近郊の企業の工場を見学する企画で運営してきましたが、コロナ禍の環境で、大学サイド/企業サイドいずれも団体での行動が制限されており、今回は新たな試みとして、大学と企業をリモートで結んだ “企業訪問” を行いました。
以下文中では リモートにおける行動、役割であることを明確にする場合に“ ” を付しています。
リモートの利点を活用し参加者は約50名、また、OB、OG懇談会ではDNP各サイトからの参加がありました。
1.概要
【日程】 2021年6月10日(木) 16時40分~18時40分
【”訪問”先】大日本印刷株式会社:DNP
1) パート1;P&Iラボテクノロジー
P&I:Printing Technology & Information Technology
参加学生の個々のデバイス(ノートPC、スマホなど)とDNP五反田をリモート接続ツール:Teamsで接続
2) パート2:OB、OG懇談会
【参加学生】対象:学部1年生、2年生の希望者
(3,4年生、修士学生からも希望者の参加がありました)
参加者:約50名
【”引率”】山口潤一郎教授、須賀健雄准教授
【DNP】ファインオプトロニクス事業部 鈴木智之@五反田 新31 1981年 加藤・黒田研
研究開発センター 那須慎太郎@つくば 新52 2002年 黒田研
高機能マテリアル事業部 住田裕代@北九州戸畑 新68 2018年 小柳津・須賀研
2.詳細
1) パート1;P&Iラボテクノロジーの説明(DNP ホームページより)
DNPの技術は、モノづくりの基礎となる「微細加工」「精密塗工」「後加工」と、それを支える「企画・設計」「情報処理」「材料開発」「評価・解析」に大きく分かれ、それぞれの技術が拡がり、高度化することで、さまざまな技術に発展しています。印刷から発展したDNPの技術は、現在も進化を続けています。
しかし、DNPの強みは多くの技術を持っていることだけではありません。これらの複数の技術を掛け合わせ、新しい価値を持つ製品やサービスを生み出せることが特長です。
例えば「本」をつくる際は、基礎となる印刷技術や製本技術を掛け合わせ、さらに素材となる紙を掛け合わせて作られています。その後、素材となる紙をフィルムや金属に置き換え、さらに高度化した技術を掛け合わせることで、パッケージ、建材、エレクトロニクス部材などの製品やサービスを生み出してきました。
◎技術の樹
◎DNPの製品例
◎参加学生の感想(代表的なものをピックアップ)
2) パート2:OB、OG懇談会
参加学生からの下記の質問を中心に、OB、OG懇談会を実施しました。
また、山口先生から下記の質問があり、OB、OGの経験の中から具体的な回答・説明がありました。
◎ 参加学生の印象に残ったこと(代表的なものをピックアップ)
最後に応化会の活動として
の案内を行いました。
以上
2021年7月3日(土)15:00~16:30 (Zoomによるリモート開催)
講演者 上沼敏彦氏 ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
NA事業部 カスタムバイオテック部 部長
演題 『COVID-19の現状と対策』
副題 「COVID-19にいかに立ち向かうか」
講演者略歴
1986年3月 早稲田大学 大学院 理工学研究科 応用化学専攻(宇佐美研究室)修了
1986年4月 株式会社 資生堂 基礎科学研究所
1989年1月 同社 ライフサイエンス研究所
1990-91年 東北大学 大学院 医学研究科 脳疾患研究施設 脳神経外科 留学
1996年 同社 スキンケア研究所
1997年 博士(工学)早稲田大学
1998年6月 旭硝子(現 AGC)株式会社 機能性商品開発研究所
2006年5月 ロシュ・ダイアグノスティックス(現在に至る)
2007年 ロンドンビジネススクール エグゼクティブプログラム
2015年 慶應義塾大学 理工学部 生命情報学科 非常勤講師
はじめに
今回も前回と同様、リモート方式による交流会講演会として開催致しました。
参加者:134名(卒業生115名[講演者、先生を含む]、在校生19名)
本講演会には早稲田応用化学会の橋本副会長にもご参加頂き、ご挨拶を頂きました。
その内容については、本講演会の進行に合わせまして本文の最後のところに掲載させて頂きました。
まず椎名交流委員長による開会宣言、視聴に当たっての依頼事項、及び講演者の略歴紹介が行われた後、講演が始まりました。
なお、本講演会におきまして講演者が作成し、説明のために使用されましたプレゼンテーションファイルが応化会HP内の資料庫に格納されています。こちらのファイルも是非ご覧下さい。
講演会
ロシュグループについて
ロシュはスイス・バーゼルに本拠を置き、医療に関する早期発見から予防、診断、治療、さらにはQuality of Life(QOL)向上まで、患者と社会のための医療を体現している。
ウィルスについて
細菌や真菌の1/10~1/100ほどの大きさしか持たないウィルスは宿主に感染することで増殖し、COVID-19については、ウィルス膜タンパク上のスパイクが気道の感受性細胞のレセプター(アンジオテンシン変換酵素Ⅱ:ACE2)に結合することで細胞内に侵入することが知られている。このACE2は高血圧発症にも関与するレセプターであり、基礎疾患を有する患者へのリスク検討でも議論の対象となっている。
ウィルス感染から抗体獲得までの流れ
ワクチンの効能効果の基礎的な知識としてマクロファージやナチュラルキラー(NK)細胞による自然免疫と樹状細胞が認識した情報をもとにリンパ球で産生されるB細胞、T細胞による獲得免疫により浸入したウィルスは不活化されるが、mRNAしか有さないCOVID-19は遺伝情報の転写エラーにより変異を生じやすく、スパイクを形成する遺伝情報を持つアミノ酸配列の変異によりスパイクの形状が変化する(アミノ酸の変異個所と変異前後で入れ替わるアミノ酸の種類により変異株は命名されている:452番目のアミノ酸がロイシン(L)からアルギニン(R) に置換された場合L452R、など)。
感染・伝播性の懸念がある変異型ウィルス(VOC)はウィルスの変異株に国名を提示しないルールにより、確認されたイギリス、南アフリカ、ブラジル、インドそれぞれの変異種にα株、β株、γ株、δ株とそれぞれ命名され、感染伝播の懸念は確認されていないが直近で報告された変異株には注目すべき変異株(VOI)としてラムダ株が加えられた。
COVID-19の検査法
検査方法 |
PCR |
抗原検査(定性) |
抗原検査(定量) |
抗体検査 |
検体採取 |
鼻腔・唾液 |
鼻腔 |
鼻腔 |
血液 |
検出対象 |
RNA |
ウィルスタンパク |
ウィルスタンパク |
血中タンパク |
精度・特徴 |
精度は高いがPCR走査に時間を要する |
迅速で簡便だが精度が低く陰性判定のリスク |
定性型抗原検査より精度は高いがPCRに及ばない |
特異性低く、WHOも推奨なし |
検出場所 |
検査機関・PCR導入機関であれば採取場所 |
採取場所 |
空港検疫など(採取場所) |
検査機関 |
このほかにも新たな検査方法が各種研究機関により進められている。
ワクチンの種類と特長
ワクチンには弱毒化した生ワクチンや細菌毒素を取り出して無毒化したトキソイド、ウィルス遺伝子を除去し無毒化した膜タンパク(外殻部)のみで構成されるウィルス様粒子などもあるが、COVID-19に関しては不活化ワクチン、mRNAワクチン、ウィルスベクターワクチンが実用化されている。
不活化ワクチンは有精鶏卵にウィルスを接種増殖させたのちに回収してエーテルで不活化したものが使われ、mRNAワクチンはスパイクタンパクを標的としてその遺伝情報を持つmRNAをリポソーム内に封入しており、ウィルス遺伝子の本体は使用しないためウィルスによる感染リスクがない。ウィルスベクターワクチンはアデノウィルスの外殻部にCOVID-19ウィルスの遺伝情報の一部を封入することで抗原となるCOVID-19タンパクを創製し抗原抗体反応を惹起する。
世界のワクチン開発状況と接種効果
ファイザーやモデルナが開発したワクチンはmRNAによるもので、アストラゼネカ社やジョンソン・エンド・ジョンソンが開発したワクチンはアデノウィルスベクターを利用したウィルスベクターワクチンになる。
スパイクタンパクの結合部位に対する中和抗体(抗RBD抗体)の産生はファイザーのmRNAワクチン接種後1週間ではベースラインからほぼ変動しないが、3週目に掛けて個人差のバラツキの大きな産生を示し、ここで2回目の接種をすることで4週目以降ほぼ定常状態に達する。モデルナ製のmRNAワクチンは4週目で2回目の接種を実施している。
また、一度COVID-19に感染した患者については既に体内で抗体が作られていることから、ファイザー製のワクチンを1回接種した段階(接種後7日)でほぼ定常状態に近い抗体値が得られていることも明らかになった。
ワクチン接種後の副反応についてもデータが集まりつつある。国内においては定期的に厚生労働省が副反応の発現状況について公開しているが、現時点(2021年6月13日時点)でmRNAに接種による集積データでは重大な懸念は認められないとの評価が下されている。
mRNAワクチンの製造
ロシュはファイザー製ワクチンの生産受注をしているため、ここではファイザー製mRNAワクチン製造に関して説明された。まず、mRNAを作成するために必要なコロナスパイクタンパク産生情報を持つ遺伝子をプラスミドに組み込み、E.coli(大腸菌)へ組み入れる。E.coliは20分ほどで倍増するため、7時間ほど培養を繰り返したのちに、E.coliを後処理しプラスミドを回収、この時点で品質管理を実施してプラスミドから制限酵素を用いてコロナスパイク遺伝子を切り出す。その後切り出したDNAからmRNAへの転写により作製したmRNAを精製、その後リポソームにmRNAを組み込んでワクチン原液となるが、300Lの培養で75万回分接種相当のmRNAが製造できるとのこと。
日本でのワクチン開発状況について
国内でもmRNA、組み換えタンパク、不活化ワクチンなどワクチンの開発が進んでいる。ただし、ワクチン開発費用に関して、米国で開発補助金として国家がサポートする金額は、日本における開発補助金の10倍程度もある。
また、欧米ではリスクベネフィットを考慮してベネフィットがリスクを上回ると判断された場合には積極的治療が実施されるが、日本はゼロリスク志向の国民性ということも、早期承認への障壁の一つになっている。
ワクチンと臨床状況
ワクチン接種による副反応について懸念する声が聞かれるが、糖尿病や高血圧といった基礎疾患がある場合の接種は可能、またワクチンやワクチンの添加剤(ポリエチレングリコールなど)に対するアレルギーやその他食物アレルギーの既往がある場合でも接種は可能とされている。ただし、アレルギーの既往に対しては接種後30分の経過観察が求められている。手術や臓器移植などで免疫抑制剤を使用している場合や免疫不全の既往がある場合も接種は可能だが、免疫抑制剤の影響は注意すべきとの指摘もある。
妊産婦、授乳婦については接種可能で、小児に関しては12歳以上の接種は承認されているが12歳未満の被験者については臨床試験が開始されたところである。
仮にCOVID-19に罹患してしまった場合、国内においては抗ウィルス治療薬が承認されているほかサイトカインストーム抑制などの対症療法として2剤が承認されており、コロナ抗体カクテル治療など国内で承認申請段階にある薬剤が控えている。
ある疫学調査の結果からはCOVID-19に罹患した患者の87.5%に何らかの後遺症が認められたとの報告もあり、感染症症状の寛解後も疲労が抜けない(ウィルス後疲労症候群)や、感染時に誘発された肺や心臓への臓器損傷や呼吸困難など、感染時の症状の持続といったものが複合的に持続した事例が紹介されている。
Global企業に思うこと
特に学生諸君に訴えたいのは、辛いことがあっても頑張って究めていけば色々新しいものを掴むことが出来る、ということです。そのための手段の一つとしてお勧めするのがPh.D.を持つことです。これにより私の場合はロシュの中で幹部となり、幹部でなければ得られない経験が得られたと思っています。またPh.D.を持つことにより世界中の色々な場所でどんな人とも対等に話が出来て、経営にも入っていくことが出来ると思います。これから社会に飛び立っていく皆さんの活躍を楽しみにしております。
私は今年60歳になりますが、ここで立ち止まることなく別の仕事に打ち込んでいこうと思っています。またいつかどこかでお会いしましょう。
FAQ、質疑応答
COVID-19の変異株との同時感染の事例はあるが、科学的な根拠はないとのこと。
より長時間浮遊しているというデータもある。接触感染という観点からの注意は必要ではあるが、種々の環境因子なども考慮すべきで何とも言えない。
いくつかの地域においてそのような報告があるのは承知している。ただ、収集された情報を検討するに症例数が十分ではなく、それがエビデンスのあるデータとして見るべきかの検討には早計であると言われている。
日本国内における集積データ(疫学調査)が蓄積されてきている。現時点で発現率にそれぞれ差はあるようだが2回目接種における副反応発現は認められている。
質疑応答後、早稲田応用化学会の橋本副会長から閉会のご挨拶を頂きました。
橋本副会長からのご挨拶
色々興味深いお話を有難う御座いました。
これまで1年半に亘り世界中がこの感染症に振り回されており、何が信頼出来て何がPriorityの高い情報なのか分からない状況下の中、今日のお話を伺って今後色々なことを判断する上での明確な基準が持てたように思います。また、今回のように参加者全員が自分自身に関わる問題としてまさに直面しているテーマを対象として説明を頂いた講演会は前例が無いように思います。皆さんが本日得られた知識等を元に適切な判断をして無事にこの状況を乗り切り、早い機会にこの感染症を抑え込める日が来ることを期待しております。
お忙しい中時間を取ってご講演して頂きました上沼さんに心からお礼申し上げます。有難う御座いました。
――― 以上 ―――
(文責;交流委員会)
2021年5月29日(土)13時30分
方 式: オンライン開催
本年度は、コロナ感染拡大の影響を受け、定期総会と先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」は早稲田応用化学会のオンラインで開催した。
定期総会(司会:井村庶務理事)
1.濱会長挨拶( ⇒ 挨拶全文 )
2020年度はコロナ感染拡大の影響で活動に制限がかかる中でやり方を工夫しながらの2020年度の主な活動状況と応用化学会の現状を報告するとともに、2021年度の活動方針を述べた。
2.総会議事
1)第1号議案:2020年度事業報告と2021年度事業計画( ⇒ 説明資料 )
井村庶務理事よりコロナ禍の中で止む無く中止したもの、オンラインで実施したもの、従前どおり実施したものに分け2020年度の活動報告がなされた。続いて2021年度のイベント計画について報告した。
2)第2号議案:2020年度決算と2021年度と予算案( ⇒ 2020年度決算案と2021年度予算案 )
津田会計理事よりコロナ禍で活動規模が縮小したにも関わらず、少額ではあるが収支補填準備金を切り崩さざるを得なかったのは正有志会員の会費納入減少に歯止めがかかっていないのが原因であること、また、2020年度予算に関してはコロナ禍の影響が読み切れないものの例年並みの予算案を計上したことを報告した。
<監査報告:1号及び2号議案に対して> ( ⇒ 監査報告全文 )
中井監事より、4月27日に監査を行い、会計部門においては領収書、通帳等の各種帳票確認した結果、適正に処理されており決算書、貸借対照表は正当であると報告された。また、業務部門においても議事録を精査した結果、三委員会とも、計画通り概ね順調に運営されたと判断したと報告された。
3)第3号議案:名誉会員の推挙
濱会長より西出宏之氏(新制20回)と黒田一幸氏(新制24回)を名誉会員として推挙した。
名誉会員承認後、西出先生と黒田先生からご挨拶があった。
4)報告事項
①2021年度役員体制について( ⇒ 2021年度組織表 )
濱会長が2021年度の役員体制と新任役員(理事)及び退任役員について報告したあと、学外の新任理事と退任される田中氏が挨拶をした。
②早稲田応用化学会百周年事業について( ⇒ 全文 )
下村副会長が2023年5月の早稲田応用化学会100周年にむけた取り組み以下の4項目を報告し会員の皆様のご協力、ご支援をお願いした。
a)記念式典・記念講演会
b)記念誌発行
c)応化会給付奨学金の次世代展開
d)応化会次世代情報基盤の確立
5)教室情報:新任教員の紹介
小柳津学科主任が千葉大より着任した梅野太輔教授を紹介し、本人が挨拶した。
6)奨学生の紹介( ⇒ 奨学生一覧表 )
門間副会長が2月13日に選考した奨学生を紹介した。
先進研究講演会:「応用化学最前線-教員からのメッセージ」(司会: 井村庶務理事)
⇒ 講演は早稲田応用化学会ホームページの資料庫に格納されております。
1)応用物理化学部門 福永 明彦 教授
「演題 エネルギー問題と材料開発」
2)無機合成化学部門 ゲガン・レジス 准教授
「演題 自己組織化物質の界面や構造の理解とその応用」
3)化学工学部門 小堀 深 専任講師
「演題 いかに結晶をつくるか、いかに結晶をつくらせないか」
<お詫び>
この度は、事務局の不手際で大変なご迷惑おかけしてしまい誠に申し訳ございませんでした。原因は大規模ミーティングの設定を間違えてしまったことにあります。そのため、定員オーバーとなり総会に入場できない等の大変不快な思いをおかけしてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。
これに懲りず、応化会を引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
会長の濱でございます。総会開催に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
本日はお忙しい中、2021 年度の早稲田応用化学会総会にたくさんの方にご出席頂き、誠にありがとうごいざます。昨年の会長就任以来、中々リアルで顔を合わせた応化会活動が実現できず、歯痒い思いではありますが、会長就任時に掲げました3つの基本方針は確実に推進されています。
先ず『全世代にとって魅力ある応化会活動への進化』については、コロナ禍においても各委員会、支部、部会が様々な工夫を凝らしながら、実にアクティブに活動しています。
今日のような ZOOM でのオンライオン会議やリアルを併用したハイブリッド会議等を活用することによって、懇親会等はできないのが残念ですが、遠方からの参加者も増え、危機を新たなチャンスにした応化会活動の進化が実現しています。
また今後の応化会活動の活性化に不可欠な『次世代情報基盤の構築』も、次世代情報基盤WG が動き出し、デジタルメディアに詳しい若手部会との連携体制を作り、具体的な情報基盤の検討を開始しています。どんなデザイン案が出てくるか楽しみにしています。
また応化会 100 周年記念事業については、下村副会長に担当頂き、検討を進めており、その進捗状況については、後程下村さんからご報告願います。
先日発刊された応化会報の巻頭言にも書きましたが、コロナ禍という環境変化をひとつの契機にして、正に“応化会新時代へのスタート”、次世代に向けた新しい応化会活動への変革が動き出しています。本日はその一端をご説明致しますので、会員の皆様からの忌憚のないご意見、ご質問を頂ければと思います。宜しくお願い致します
2021年5月25日 中部支部支部 友野博美
21年度中部支部総会議決結果について(報告)
会員の皆様におかれましては、新型コロナウイルスのまん延状況に収束の兆しが見えない中ではありますが、お元気でお過ごしのことと念じております。
さて、本年度の総会に関し先にホームページ上での書面評決をお願い致しておりましたが、結果を下記の通り報告致します。
1.審議議案
第1号議案: 2020年度事業報告
第2号議案: 2021年度事業計画
第3号議案: 2020年度会計報告と2021年度予算案
第4号議案: 中部支部会則の改訂
第5号議案: “若手部会(仮称)”の立ち上げについて
2.審議の評決結果
所定審議期日内での審議結果は、すべての議案に対する反対意見や提案は一件もなく各議案とも可決されました。
3.今後の活動
上記議案可決の結果を踏まえ、今年度の活動計画を推進致します。
以上
2021年度早桜会総会議事録
日時:2021年4月10日(土)14:30~15:00
会場:オンライン(ZOOM)にて実施
出席者:20名
関西支部:
津田實(新7回), 島雄(新7回),井上征四郎(新12回),前田泰昭(新14回),市橋宏(新17回),田中航次(新17回),井上昭夫(新17回),岡野泰則(新33回),斎藤幸一(新33回),和田昭英(新34回),脇田克也(新36回),高田隆裕(新37回),中野哲也(新37回),髙島圭介(新48回),數田昭典(新51回),澤村健一(新53回),陳鴻(新59回),三品建吾(新59回),古田武史(新61回),桜井沙織(新64回) 議長:
議案の前半(3)まで田中2020年度支部長、後半(4)以降斎藤2021年度支部長
議案
(1)2019,2020年度事業活動実績報告
[2019年総会及び特別講演会]:
2019年3月16日実施(神戸大学六甲)
講師:早稲田大学応用化学科 松方正彦教授、和田宏明教授
演題:早稲田応用化学科100年史
[2020年度総会]:
2020年9月26日実施(第1回役員会にて代替しZOOMにて実施) [2019年度講演会]:
2019年9月28日実施(中央電気倶楽部)
講師:JXTGエネルギー 原敬氏(新36回)
演題:石油精製技術の歴史と今後の展望
[2020年度講演会]:未実施
[2019年度懇話会3回] (中央電気倶楽部)
2019年6月1日
講師:高田隆裕氏(新37回 村田製作所)
演題:(株)村田製作所の電子部品とそれを支える材料技術
2019年12月7日
講師:前田泰昭氏(新14回 大阪府立大学)
演題:原料をカスケード利用して軽油より安価なBDF (バイオディーゼル燃料)とバイオマス化成品を製造するプロセスの開発
2020年2月15日
講師:市橋宏氏(新17回 元住友化学)
演題:小学校理科教育の現状と課題
[2020年度懇話会2回] (ZOOM)
2020年10月31日
講師:岡野泰則氏(新33回 大阪大学)
演題:当世学生気質
2021年2月6日
講師:野田優氏(早稲田大学)
演題:持続可能なモノづくりとヒトづくり -化学工学者の試み-
→2019年第1回以外は役員会も同時実施
[中部支部との交流] :
2019年3月26日 支部幹部意見交換会実施
2019年4月6日 中部支部総会出席
(2)2019, 2020年度予算実行報告
2019年・・・予算:198,000円,決算:88,025円
2020年・・・通信費で460円
(3)関西支部(早桜会)役員改選
2020年度役員は本日をもって任期満了になることから、田中支部長より新役員候補として下記各位の推薦があった。
支部長:斎藤幸一(新33回)
副支部長:和田昭英(新34回)
監事:中野哲也(新37回)
事務局長:澤村健一(新53回)
理事:脇田克也(新36回),高田隆裕(新37回),數田昭典(新51回),陳鴻(新59回), 三品建吾(新59回),古田武文(新61回),桜井沙織(新64回)田中現支部長、市橋現副支部長は2021年度より顧問に就任
(4)2021年度事業計画
2021.4.10 総会, 特別講演会(本日開催)
2021.9~10 講演会(講師:新46回 大宮氏)
2021.6, 2021.12, 2022.2の計3回懇話会及び役員会を実施予定
※2021年6月の中野氏の懇話会では哲学をテーマにした懇話を予定(6/26を候補日)
※中部支部会、懇親会に支部を代表して2名派遣予定
(5)2021年度予算(案)
2020年度予算案と同様に198,000円にて申請
議案はすべて承認された。
以上
総会終了後に支部長の斎藤幸一氏より、「新型コロナウイルス感染症(Covid 19)を正しく理解するための基礎知識」が早桜会勉強会としてオンライン講演が行われた。要旨を以下に示します。
コロナ基礎(早桜会)サマリー3月4日木曜日、コロナ禍の続く情勢の中、応用化学専攻褒賞・奨学金授与式がzoomを用いたオンライン形式で須賀健雄専任講師の司会により挙行された。鹿又宣弘先進理工学研究科長の祝辞で始まり、水野賞・水野敏行奨学金、応用化学会給付奨学金、中曽根荘三奨学金、里見奨学金、森村豊明会奨励賞の5つの褒賞・奨学金授与式が行われた。画面上で賞状を表示しながら22名の受賞者が表彰された。
左:司会 須賀 健雄 専任講師
右:先進理工学部/研究科長 鹿又 宣弘 教授
水野家代表、元応用化学会会長の河村宏様をはじめ、応用化学会橋本正明副会長、里見奨学会事務局長の田部修士様、森村豊明会の森村潔理事より受賞者を鼓舞する大変ありがたい祝辞を頂いた。
最後に、水野賞受賞者の池 勇樹君が、受賞者代表として御礼と今後の抱負を述べ約35分の式は閉会となった。
記念講演会では、九州大学応用力学研究所 西澤伸一教授から「これからの社会をけん引する皆様へ」と題し、大学院時代の無重力実験や恩師(平田彰教授)とのエピソード、産総研時代に産官学連携で取り組んだパワーエレクトロニクス用装置の開発、電力のグリーン化に向けた今後の課題、挑戦など、「ものづくり」に関する熱い想いを講演された。西澤先生は26年前に水野賞を受賞された我々の先輩でもある。次の世代に「バトンを渡す」と繰り返されていたのも印象的で、30年後の社会に向けた貢献が求められる受賞者世代への想いと激励は受賞者に響いたのではないかと思う。
その後のオンラインで実施した受賞者の研究発表会では、1分で各自の研究を紹介し、その後ブレイクアウトルームを利用して参加者の活発な議論、懇親会を兼ねた交流が展開された。受賞者同士がお互いの研究について熱く語り合い、今後の進路について忌憚のない意見交換がなされ、対面実施はできなかったが密度の濃い時間を過ごすことができた。
受賞者の益々の発展を期待すると同時に、これだけ多くの褒賞・奨学金を独自に持つ応用化学専攻・応用化学科の力強さを改めて感じた一日であった。
(文責:広報委員会)
第36回早桜会懇話会を2021年2月6日(土)にWEB形式(ZOOM)にて開催いたしました。今回の講師には野田優先生(早稲田大学大学院先進理工学研究科 応用化学専攻 教授)をお迎えし、持続可能なモノづくりとヒトづくりというテーマでご講演頂きました。
昨今のコロナ禍の影響でのオンライン講義、オンデマンド講義の取り組みのお話をして頂き、良い面もあったことなどをご説明して頂きました。2021年度は対面を増やしていく予定である中、このコロナ禍での教育の取り組みを今後どう活かしていくかについては質疑応答の時間でも活発に議論が行われました。
また野田先生の現在の研究テーマであるカーボンナノチューブについてご説明して頂きました。豊富な資源から高機能なナノ材料を実用的に創り社会を支えたいという先生の研究理念は持続可能な社会の実現に向けて重要なまさにタイムリーな内容でした。自分で考えて道具・装置から作るものづくりの研究を推進されており、普段我々が仕事を進めていくうえでも参考になる内容でした。また、具体的な応用事例として高エネルギー密度と高耐熱性を両立した電池の話をして頂きました。
持続可能な社会の実現にむけては低環境負荷合成が重要であり、LCAによる定量的な評価が必要となります。現在、開発に成功しても社会実装されない技術もある中で萌芽技術の開発と評価の両輪が必要であるというお話は、SDGsという国際社会が共有すべきビジョンに研究開発で貢献するための根幹となる部分だと改めて実感致しました。
化学工学は実学であり、社会実装されてこそ役割を果たしているといえる中、現在は研究開発と実用化にギャップが生じているというお話がありました。オリジナリティーが強調されすぎているために社会の要請とずれてしまっていることや論文の引用回数で研究業績が評価されるために論文を書くことに終始して社会実装が疎かになっている現状について、質疑応答の時間でも活発な議論が交わされました。
そのような背景もあり、先端化学知の社会実装研究所(所長:松方先生、副所長:野田先生)のご紹介もありました。多様な考えを持つ人との真剣な議論と協働を行い、大事だが誰にも行われていないことに取り組むことが大切ではないかというお話は流行に流されがちな現代社会に私達全員が心に留め置くべきことだと強く感じました。あらゆる分野で米中が先行し、人口や市場規模では日本に勝機は無いであろう昨今、日本が国際社会で生き残るにはそれが1番ではないかと思います。持続可能な社会の実現にむけて微力ながら私も精進していきたいと改めて感じました。(文責:三品)
【出席者(18名)】
津田實(新7),井上征四郎(新12),前田泰昭(新14),市橋宏(新17),田中航次(新17),岡野泰則(新33),斎藤幸一(新33),和田昭英(新34),原敬(新36),脇田克也(新36),高田隆裕氏(新37),中野哲也(新37),數田昭典(新51),澤村健一(新53),陳鴻(新59),三品建吾(新59),古田武史(新61),桜井沙織(新64)
【講演スライドの一部】
応用化学科学位記授与式
応用化学科および応用化学専攻研究科の2020年度学位記・褒賞授与式は、2021年3月26日(金)10時より、西早稲田キャンパス57号館202教室にて式次第に従い須賀 健雄専任講師の司会で執り行なわれました。なお、昨今の新型コロナウィルスによる感染拡大に伴い本会は教職員、主賓及び学部卒業生、修士課程修了生のみ対面での出席とし、父兄、関係者はオンラインでの参加となりました。
黒田・下嶋・和田研究室(片山 穂南以下11名)、菅原研究室(江波戸 直也以下10名)、小柳津・須賀研究室(相田 郁馬以下14名)、松方研究室(稲村 翔以下8名)、関根研究室(七種 紘規以下8名)、木野研究室(卯野 宏幸以下9名)、桐村研究室(新井 菜月以下9名)、細川研究室(井田 友里花以下9名)、山口研究室(上部 耀大以下8名)、本間・福永研究室(高橋 士以下11名)、門間研究室(伊藤 陸哉以下8名)、平沢・小堀研究室(青木 優真以下14名)、野田・花田研究室(蛭子 蒼太以下11名)、社会文化領域(笹谷 実夢以下3名)以上133名
黒田・下嶋・和田研究室(岡 洋介以下12名)、菅原研究室(伊東 泰河以下5名)、小柳津・須賀研究室(⼤和⽥ 毬加以下10名)、松方研究室(五⼗嵐 怜以下11名)、関根研究室(伊東 ⼀陽以下7名)、木野研究室(荻野 綾花以下6名)、桐村研究室(飯塚 恭平以下8名)、細川研究室(キム ジェヒョン以下8名)、山口研究室(稲⼭ 奈保実以下9名)、本間・福永研究室(⼯藤 亮介以下7名)、門間研究室(榎本 拓⺒以下9名)、平沢・小堀研究室(太⽥ 俊平以下7名)、野田・花田研究室(⾚⽊ 夏帆以下13名)、以上107名 (+ナノ理工学専攻 応化教員が指導6名)
応用化学科主任・小柳津研一教授
「応用化学科褒賞は、2013年に設定されて今年が第8回になり、卒業生の中で功績のあったと考えられるものに授与される」との説明があったあとで、授与式が行われました。
応用化学科4年:鈴木舞
化学の尊さを熱心に指導して下さった先生方への感謝、実験では講義で教えて頂いた知識の反映、実験操作に加えて事前講義や安全性講義などで多くを学び、レポート作成には多くの工数を割いたものの事前課題や考察のために文献を調べることで未知の科学知識に触れることも出来ました。研究室では研究の難しさに直面することもあったが先生方や諸先輩方のアドバイスで困難を乗り越え、自ら考えることで研究の本質を学びました。今後も一層の努力を重ねて社会に貢献できる人材へ成長したいと考えていますとの言葉を頂きました。 (詳細 ⇒ こちら)
応用化学科主任・小柳津研一教授
応用化学科、学科主任として皆さんに心よりお祝いを申し上げます。
皆さんが入学された時には、応用化学科の歴史を述べ、また将来を担う人材となって頂きたいとの希望を述べさせて頂いたが、本日を迎えて皆さんが期待した通りの「研究者としての顔」に成長されていることが伺え、教員の立場として頼もしさと満足感を得ています。昨今の技術革新を考えると、少し前までは想定していなかったAI等の進化を目の当たりにし、今後も技術の変革の時代が来ることが予見されます。しかしリアルな世界における化学の重要性に関しては不変であり、卒業される皆さんが様々な分野で自分の実力を如何なく発揮されることを確信しています。一方で変革に対する柔軟性も持ち合わせる必要があり、リーダーシップを発揮して率先して成果を出していく人材になってほしい。研究の推進にあたっては強靭な意思と、周囲を同じベクトルに導き成果を出していく人材に育って有意義な日々を送られることを願っています。
早稲田応用化学会副会長 ENEOS株式会社常務執行役員 川崎製油所 下村啓所長
応用化学科を卒業して35年になります。会社に入ると文化の違いに驚き、改めて勉強することの大切さを痛感しました。実社会においては想定外の事態や段取りが悪くて失敗する様なことも経験しましたが、早稲田で学んだ6年間の経験が生かされていたように思います。現在の私たちを取り巻く環境が大きな転換期に差し掛かっているのを私自身も感じ、これから新たなガス・エネルギーの時代に入る実感がします。
皆さんには、早稲田の応用化学科の卒業生として、変化の時代に中でこれから実現されるであろう素晴らしい世界を作り上げながら頑張って頂きたいと思います。
応用化学会はユニークな組織で、応用化学科の発展に寄与する役割を担っています。既に学生時代から応用化学会の活動に従事されていた方もおり、諸先輩方との繋がりを作って頂きました。卒業生は企業においてもリーダーシップを発揮していただいております。物事を正しく見極めて判断していく訓練を積み重ねて社会において活躍して頂くとともに応用化学会のこれからの発展にも寄与していただければと思います。
今日を迎えることが出来たのには、周りの方々の熱いサポートがあったということを忘れずに、これからも頑張って下さい。
応用化学科3年 岡順也
応用化学科でのこれまでの勉学やプライベートでの多くの経験を振り返り、後輩として送る立場から指導や相談に適切なアドバイスのフィードバックを頂いたことへの感謝、今後自分たちが後輩を引っ張って行く抱負、また、今年一年が新型コロナ禍という特殊な環境の下で、通常の状況とは異なる大変さを経験しながら、役立つ化学を実践出来た卒業生の未来は明るいものと確信していること、卒業後も自分たち後輩の目標であり続けてほしいことをエールに込めて挨拶されました。( 送辞詳細 ⇒ こちら )
応用化学科4年 新井菜月
今般の新型コロナ禍の中、授与式を開催頂いたことへの感謝を申し上げます。
この4年間で先生方からのハイレベルな講義や数多くの実験、レポート作成を通じ様々な視点から化学を学ぶことが出来ました。研究室に配属された後は様々な専門的な研究分野において先生方や諸先輩方の指導のもと、今の自分に何が出来るかということを考えながら研究に取り組むことの重要性を認識しました。4月からの針路は皆それぞれになりますが、社会発展への貢献を信念として持ちつつ頑張る所存との力強い所信表明を頂きました。 (答辞詳細 ⇒ こちら )
大学院修士課程2年 田中雄太
濃密で瞬く間に過ぎた6年間でした。入学当初は新たなる学問の世界への期待と膨大な量の実験やレポートへの戸惑いも感じることもあったが先生方の専門性高い授業などを通じて化学の楽しさや奥深さも同時に学ぶことが出来ました。能動的に実験に臨むことを通して人間的成長にもなったこと、研究室に配属になり、現代社会への寄与を志し未知なる挑戦の連続でしたが、先生方や先輩方からの指導、仲間たちと切磋琢磨することで無事にここまでやって来れたように思います。国際学会を含めて対外的な発表の場を経験したことも新たな刺激になりました。自分自身で実験を組み立て多くの方との議論を深めて知識を深化させていくことにより研究成果を社会へ還元することも出来たように思います。
今後博士後期課程に進学するものや企業に就職するものなど方向性は様々ですが応用化学専攻で得た知識や知恵を活かし経験を糧として修了生としての誇りをもって生きていきたいと思います、との力強い宣言を頂きました。 (答辞詳細 ⇒ こちら )
黒田一幸教授
応用化学科での50年間を振り返り、大学キャンパスの変遷、当時植樹された中庭の木が成長する様を見てきたことと合わせ、それ以前からの変遷を今後の50年に重ね合わせ想定出来ない様な未来を思い卒業生にはポジティブなマインドで向かってほしいとのエールを頂きました。
和田宏明教授
大隈重信が私学で初めて応用化学科を設立して100年目の入学生が今日の卒業生であること、今後100年の礎になってほしいこと、自分自身もオンライン授業など想定外の経験もしたが卒業生の皆さんには想定外のことがあってものそれを乗り越えていく人材であることを信じており、人々より先に憂い最後に皆で喜ぶという「先憂後楽」のリーダーシップを発揮してほしいとのエールを頂きました。
花束贈呈のあと、黒田先生御発声による乾杯(密集密接をさけるためにジェスチャーだけの乾杯となりました)があり、応用化学科4年鷹尾一成さん主導で校歌斉唱を行い閉式となりました。