学内講演会のお知らせ
「Singlet Oxygen: Formation, Properties and Applications」

下記の要領で学内講演会が開催されます。

演 題 Singlet Oxygen: Formation, Properties and Applications
講 師 Kamil Lang
所属・資格 Institute of Inorganic Chemistry, The Czech Academy of Science, Director
日 時 2024年4月24日(水) 10:00-11:00
場 所 西早稲田キャンパス 62号館 1階 大会議室B(西側)
参加方法 入場無料、直接会場へお越しください。
対 象 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方
主 催 早稲田大学先進理工学部 応用化学科
問合せ先 早稲田大学 理工センター 総務課
TEL:03-5286-3000

参考:https://www.waseda.jp/fsci/news/2024/04/05/30155/

学内講演会のお知らせ
「有機ナノ粒子のワールド ~最新ナノ薬剤の開発まで~」

下記の要領で学内講演会が開催されます。

演 題 有機ナノ粒子のワールド ~最新ナノ薬剤の開発まで~
講 師 笠井 均
所属・資格 東北大学教授
日 時 2024年4月12日(金) 16:00-17:40
場 所 西早稲田キャンパス 55号館 N棟 1F第一会議室
参加方法 入場無料、直接会場へお越しください。
対 象 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方
主 催 早稲田大学先進理工学部 応用化学科
問合せ先 早稲田大学 理工センター 総務課
TEL:03-5286-3000

参考:https://www.waseda.jp/fsci/news/2024/03/26/29991/

第45回早桜会懇話会(報告)

第45回早桜会懇話会を2024年3月2日(土)zoomにて開催しました。
今回は関西支部事務局長である澤村健一様(新53)に司会をして頂きました。
普段は講師の先生があるテーマについて話をする、というのが通例ですが今回は’’応用化学会関西支部の今後のあり方’’というテーマで参加者同士活発に議論を交わしました。

年代の違いによって様々な意見が挙がる一方、各年代に共通する意見もありました。年代別の意見としては、下記のようになります。

30代・・・同年代の近況を知る場として活用したい、会社外の人とのつながりの場として活用したい、20代の頃と比較して仕事にも慣れ活動に参加する余裕も出来てきた。

40代・・・家事・育児なども忙しくなり活動に参加する時間が取りにくくなる、現地参加が難しいことが多い。

→そういった状況を加味し、参加する人を集めるには、懇話会だけでなく趣味の会などがあっても良い。関西支部として活動していることを知ってもらい、その上で活動に参加するハードルを下げる必要がある。

50代・・・男女や組織所属有無の違いによりキャリアも多様化してくる、組織に属していないから自由に動ける一方、組織を通して情報を得ることもある。

60代・・・子供が手を離れて自由が効くようになったから参加するようになった、1回参加してもらうことが大事、過去に参加していたがしばらく活動から離れている人を再び呼び戻す取り組みも必要、学識的な話だけでなく懇親を主とした行事があっても良い(→各自の得意分野や関西各地域の特色を活かす、家族も参加できるイベント)。

70代・・・会発足時の目的は’’応化出身の人のつながりを大切にする’’ことだった、講演のような堅い話でなく雑談のような物で良い、会員同士の親睦を深めることが何より大切である、webには良い面も悪い面もある(→結果として相互の親睦の機会は減った)、ざっくばらんに話し合う場が必要である。

年代の違いによって活動への参加のし易さに違いはあるものの全体としては、

・会員相互の親睦を深める

・堅いテーマだけでなく、レクリエーション的なイベントがあった方が良い

・会員の家族も参加できるイベントがあると良い

という方向で議論は進行しました。

また、若手会員の獲得も大切であり、就職したタイミングで応化会とのつながりが途切れないようにする必要がある、という意見も挙がりました。それを踏まえて2024年度は、
‘’若手会員の歓迎会及び関西支部15周年記念のイベント’’を開催する運びとなりました。開催時期は6月を予定しています。

今回このようなテーマで会員同士議論を交わすことで、関西支部として今後どうしていくべきか、各々どうしていきたいと思っているのかを共有でき非常に有意義な時間となりました。年度末という節目、15周年という節目にふさわしい会になったと思います。

(文責:三品)

【出席者(10名):敬称略】

市橋宏(新17), 斎藤幸一(新33),和田昭英(新34), 脇田克也(新36),高田隆裕(新37), 髙島 圭介(新48), 澤村健一(新53), 陳鴻(新59),三品建吾(新59),古田武史(新61)

2023年度 応用化学専攻褒賞・奨学金授与式

2023年度の応用化学専攻褒賞・奨学金授与式が2024年3月7日木曜日に、西早稲田キャンパス63号館2F04室にて開催されました。

 

山口潤一郎先生の開会の辞・司会で開会し、鹿又宣弘大学院先進理工学研究科長のご祝辞があり、引き続いて水野賞、水野敏行奨学金、応用化学会給付奨学金、中曽根荘三奨学金、里見奨学金、森村豊明会奨励賞の6つの褒賞・奨学金授与式が行われた。 各褒賞・奨学金の受賞者は、賞状を鹿又先生より直接手渡され、自分たちへかけられた期待と、その使命を強く感じて受領した。
応用化学会給付奨学金については、博士進学者へのサポートを強化するために早期に学部生からの支援を行うことが2022年度定期総会で承認されたが、今回の受給者6名のうち学部奨学生4名が含まれている。

お祝辞 鹿又宣弘大学院先進理工学研究科長

各賞の授与

引き続いて、応用化学専攻主任の下嶋敦先生よりご祝辞を戴いた。

応用化学選考主任下嶋 敦先生のご祝辞

来賓の方からのご祝辞として、水野家代表(元応用化学会会長)の河村宏様より、ご父君の水野敏行様の熱い志によるご遺言により始められたこの奨学金についての説明とともに奨学生に対する期待とお祝いのお言葉があった。引き続いて応用化学会の橋本正明副会長、里見奨学会常務理事の辻正太郎様、森村豊明会代表理事種村均様よりご祝辞を戴いた。

水野家代表(元応用化学会会長)河村宏様のご祝辞

橋本応化会副会長・奨学生選考委員長より祝辞

 応用化学会橋本副会長の祝辞

里見奨学会常務理事の辻正太郎様よりご祝辞

森村豊明会代表理事種村均様のお祝辞

受賞者の代表として水野賞受賞者の加藤弘基君より御礼と今後の決意を述べる挨拶があり、授与式は閉会となった。

水野賞受賞者の加藤弘基君の謝辞

閉会後には、応用化学科逢坂教授のもとで研究を進められた高井まどか先生(現在 東京大学大学院工学系研究科教授)により「表面界面を駆使したバイオデバイス開発」と題する記念講演会があった。大学時代の経験をご紹介され、バイオインターフェースの設計・制御による高機能医療デバイスの研究・開発にいたる各ステップのお話は学生諸君はじめ出席者にとって大変刺激的であり、興味深い内容だった。

高井まどか教授によるご講演

 

応用化学会橋本副会長の祝辞

橋本副会長の祝辞

本日応用化学専攻褒賞・奨学金を授与された皆様、誠におめでとうございます。このように授与される褒賞・奨学金は、個々の先輩諸氏や高い志による財団からの寄付によって成り立っています。どうか受賞された皆様は、こうした先輩や財団の思いをしっかりと受け止め、その期待実現に向けて大きく飛躍前進されることを心より期待いたします。

皆様もやがて社会に出て活躍されることとなると思います。大学や研究機関で研究を続ける場合には博士であることは当然大事です。ただ企業に勤める場合、私の時代には博士になると狭い領域の専門家になって企業では使いにくいと言われることがありました。その時代は現状の企業の操業を広くよく理解して継続的な効率の改善を追求することが競争力の源泉だったからです。しかし、ISOをはじめ各種のManagement Systemが適用されるようになってより、継続的改善が組織的に広く行われるようになりました。その結果、日本型のボトムアップの効率改善だけでは競争力の維持は難しくなっております。むしろ近年の企業の競争力は、次元の違うステップにジャンプアップする技術の力に移っていると思えます。

一方、従来は博士というと狭い領域だけの専門家というイメージがありましたが、それは正しくありません。博士になるには自分自身の専門領域だけではなく、関連する研究領域全体の展望が必要になります。その領域の展望を自分なりの総説(Review Article)として更新し続け、経営資源を投入すべき領域を的確に議論できる博士レベルの人材は企業にとっても極めて重要になっています。

私は海外の企業で2年と1年の計3年仕事をした経験がありますが、海外においては博士に対する期待や要求、そして待遇は当時においても日本に比べて格段に大きく高いものがありました。例えば競合他社が新技術を発表した場合、関連する博士を中心として検討対策会議が開かれます。博士たちは自分の専門性に加えて、その技術領域の総説的な展望にも基づいて、現実的で有効な競争力維持の対抗策が議論できるからです。

特に日本ではこれから少子化の問題が顕在化してくると思われます。今すぐ少子化対策に取り組んだとしても一定期間少子化により日本が創出できる価値の総量は相対的に低いレベルになる懸念が有ります。そうした中で日本において個々の人が単なる効率化を超えてより高く大きい価値を創出することへの要請は非常に大きく、現実的な課題でもあります。皆さんのこれからの活躍に大いに期待しております。本日は誠におめでとうございました。

戻る

 

 

 

早稲田応用化学会中部支部総会及び第21回交流講演会のご連絡

早稲田応用化学会中部支部の2024年度活動としまして、総会および関根 泰 教授を名古屋にお迎えしての講演会を計画しました。関根先生のご講演は会員皆様にとって大変参考になるお話を聞くことができる貴重な機会です。是非ご参加頂きますようご案内致します。
なお、今回の講演会は対面形式とオンライン形式のハイブリッドで開催します。また対面形式では親睦会も予定しております。会員の皆様の活発な交流の場になることを期待しておりますので、ご参加頂ければ幸いです。

早稲田応用化学会中部支部
支部長  友野 博美

1.日時: 2024年4月13日(土) 14:30-19:30 (親睦会含む) (受付開始14:00)

2.場所: ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 1309号室 

https://www.winc-aichi.jp/access/

3.中部支部総会: 14:30~ (対面形式)

(1)議事内容

・23年度活動報告及び24年度活動計画案協議

・23年度決算報告及び24年度予算案協議

・2024年度中部支部役員会のメンバー構成

・若手部会活動方針、講演会のハイブリッド化の考え方

4.講演会: 15:30~17:00(質疑応答含む) (対面形式とオンライン形式のハイブリッド)

(1)講師: 関根 泰 教授

(2)演題: 「カーボンニュートラルに向けたトランジション・GXとエネルギー・化学分野の今後」

5.写真撮影、親睦会: 17:00~19:30 (対面形式)

(1)場所: 講演会と同じ1309号室

(2)親睦会会費: 3,000円/人 

(親睦会にご参加頂ける方は当日に現金にてお支払いをお願いします。)

6.参加申し込みはこちらから ➡ https://forms.gle/KEXd8Wey91Ffh1TLA

・準備の都合上 4月6日(土)までにお申し込みをお願いします。

・講演会へオンライン形式でご参加頂ける方には別途招待URLをご連絡いたします。

・お問い合わせ先: 応用化学会中部支部 担当  植村裕司 

E-mail; yujiuemura.7112@outlook.jp

7.講演内容:

地球は物質として見ると閉鎖系で、現在の我々の暮らしは3億年の地球の遺産である化石燃料に依存しており、再生可能エネルギー導入はまだ全エネルギーの1割に満たない。PV、風力、バイオマスは主要な再生可能エネルギー源であるが、天候変動や地域による制約がある。蓄電池や水素、アンモニア、有機ハイドライド、合成炭化水素などをうまく組み合わせて適材適所で利用し、カーボンニュートラルを実現していくことが肝要である。カーボンニュートラルを見据えて、これから我々が考えていく必要のあるエネルギー・化学について整理したい。

8.関根 泰 教授のご略歴:

・氏名(ふりがな) 関根 泰(せきね やすし)

・所属機関 早稲田大学 

・所属部署 先進理工学研究科応用化学専攻 教授・研究戦略センター所長

・専門研究分野 触媒化学

・略歴

・1993年 東京大学工学部応用化学科卒業

・1998年 同 博士修了  学位:博士(工学)

・1998-2001 同 助手

・2001年より 早大助手・講師・准教授を経て2012年より教授 現在に至る。

・2022年より 早稲田大学研究戦略センター センター長

・2011年より 現在まで JSTフェロー

・2018年以降現在まで JST「さきがけ」研究総括、文部科学省環境エネルギー委員、NEDO未踏チャレンジプログラムオフィサー、日本政府グリーンイノベーション関連の審議会の全委員、Elsevier Fuel誌プリンシパルエディター

・2020年より イギリス王立化学会フェロー(FRSC)

・受賞歴

2019年日本化学会学術賞、2020年文部科学大臣表彰科学技術賞、

2023年早稲田リサーチアワード 他多数

学内講演会のお知らせ
「A Journey in Late-Stage Functionalization Towards Isotope Labeling」

下記の要領で学内講演会が開催されます。

演 題 A Journey in Late-Stage Functionalization Towards Isotope Labeling
講 師 Gregory P J Perry
所属・資格 サウサンプトン大学・講師
日 時 2024年3月28日(木) 16:30-18:10
場 所 早稲田大学 121号館 コマツ100周年記念ホール
参加方法 入場無料、直接会場へお越しください。
対 象 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方
主 催 早稲田大学先進理工学部 応用化学科
問合せ先 早稲田大学 理工センター 総務課
TEL:03-5286-3000

参考:https://www.waseda.jp/fsci/news/2024/02/09/29416/

学内講演会のお知らせ
「表面界面を駆使したバイオデバイス開発」

下記の要領で学内講演会が開催されます。

演 題 表面界面を駆使したバイオデバイス開発
講 師 高井 まどか
所属・資格 東京大学 大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻 教授
日 時 2024年3月7日(木) 16:00-18:30
場 所 西早稲田キャンパス 63号館2階04、05会議室
参加方法 入場無料、直接会場へお越しください。
対 象 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方
主 催 早稲田大学先進理工学部 応用化学科
問合せ先 早稲田大学 理工センター 総務課
TEL:03-5286-3000

参考:https://www.waseda.jp/fsci/news/2024/02/08/29403/

宮崎研同門会の報告

■日時 :2023年12月9日(土)12:00~14:00

■場所 :日立目白クラブ

■参加者:19名(先生のご長男にもご出席いただきました。)

■内容:
会食では、2003年に亡くなられました先生および2022年に亡くなられました奥様を偲びながら卒業後の振り返り、今後の抱負など、和気あいあいとした雰囲気で、楽しいひとときを過ごすことができました。
この会を通して、同門諸氏の交流を深めることができました。
ご参加いただいた皆様並びに近況報告を寄せていただいた皆様に心より御礼申し上げます。
特に近況報告をいただいた方は宮崎研以前の武富研の先輩、外出が不自由になられた先輩、ご親族よりお亡くなりになられた先輩(青柳 栄三郎氏、荻 啓二氏、高氏久雄氏、坪井 彦忠氏、久枝 信一氏、杢 嘉雄氏、篠田 裕之氏、三矢 宗久氏、山田 宣久氏、大見 真也氏)のご連絡をいただきました。一方現役の方々は会社経営、教授、農業と多方面で活躍されておられます。

会は井上征四郎(62年卒)の開会の言葉を受け、増子豊忠先輩(62年卒)井上征四郎先輩(62年卒)の乾杯の音頭で始まった。出席の方の近況報告をいただき、柳原白蓮(悲劇の歌人)のお子様である宮崎先生の奥様のお話、学習院の華族子弟の寮(平成天皇もおられた)であった昭和寮、日立目白クラブにもおよんだ。大林秀仁先輩(67年卒)の締めで閉会した。

同門会の案内を会報に乗せていただいた応化会事務局の皆さんに御礼申し上げます

追伸 メールアドレスご連絡のお願い
同門会には通信費がかなりかかります。さらに来年からは封書が110円になります。さらに個人情報保護の関係から応化会に登録されていても同門会には情報開示できない状況です。つきましては宮崎研の皆様メールアドレスご登録いただけていない方はtmoaku@hotmail.co.jpまでメールいただければありがたいです。

以上

文責:芥川 立夫

学内講演会のお知らせ
「Playing with Ring Strain, Unconventional Chemistry of 4-membered Heterocycles.」

下記の要領で学内講演会が開催されます。

演 題 Playing with Ring Strain, Unconventional Chemistry of 4-membered Heterocycles.
講 師 Tibor Sóos
所属・資格 Research Centre for Natural Sciences・Head of Organocatalysis Research Group
日 時 2024年3月8日(金) 16:20-18:00
場 所 西早稲田キャンパス 63号館2階05会議室(原富太郎記念会議室)
参加方法 入場無料、直接会場へお越しください。
対 象 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方
主 催 先進理工学部 応用化学科
問合せ先 早稲田大学 理工センター 総務課
TEL:03-5286-3000

参考:https://www.waseda.jp/fsci/news/2024/01/31/29308/