2023年12月13日付で「応用化学会報 No.108 December 2023(早稲田大学応用化学会100周年記念誌)」を会報アーカイブスに収納しました。
入室はこちらから ⇒ 会報アーカイブス
早稲田応用化学会事務局/広報委員会
2023年12月13日付で「応用化学会報 No.108 December 2023(早稲田大学応用化学会100周年記念誌)」を会報アーカイブスに収納しました。
入室はこちらから ⇒ 会報アーカイブス
早稲田応用化学会事務局/広報委員会
現在早稲田応用化学会シニア会は、早稲田応用化学会活動に参加してきたシニアの対象を(70歳以上)として開催致しております。第10回シニア会は新宿中村屋Grannaで11月25日(土)、29名が参加して開催されました。
本年は中村屋の予約スペースをほぼ満席とする29名が参集し開催することが出来ました。大学関係者としては、竜田邦明栄誉フェロー及び応用化学会元会長の西出宏之特任研究教授(新20)がお忙しい中駆けつけて下さいました。
今回初めての試みとして、去る8月26日に開催された「里帰り企画;給付奨学金受給者の集い(新51~新60回生・博士号取得者)」で参加者の中からめざましい活躍されたお二方が選出されましたのでご招待いたし、お話を伺う機会も持ちました。本年のシニア会懇親会では、世話人である下井将惟氏(新13)が司会を勤めました。
最初に河村宏氏(新9)の乾杯ご発声で懇親会は開始されました。
食事やお酒を楽しみながら会員同士の会話が各テーブルで盛り上がりました。応化会役員として注力を傾けた当時の活性化活動や当時の思いまた現在のそれぞれのアクティビティが各テーブルで盛んに会話が交わされていました。
ここで当日の参加者のなかから、現役として活量を落とさず活躍を続けておられる3名の近況をお聞きしました。
大矢毅一郎氏(新14)からは、海外2社と独占契約を結びペプチド医薬の開発に携わっておられること、中谷一泰氏(新13)からは、現在も講演活動を行っておられることやパーキンソン病やアルツハイマー病を防いでいる可能性のあるタンパク質シヌクレインを発見、シヌクレインの医薬品開発にも携わっておられること、宮坂勇一郎氏(新26)からは、社長として醸造業に注力されており、来週より真澄「あらばしり」が発売されること、等々お話いただき参加者の関心を呼んでおりました。
各テーブルでは歓談が盛んに継続され席も移動して久し振りの再開を喜びまた新たな話題で歓談が続きました。
引き続き里帰り企画で選出された米久田康智氏(新51)、澤村健一氏(新53)に今後よりいっそうのご活躍を祈念しての褒賞が行われました
西出先生よりその意義を簡潔にご説明頂いた後、河村さんより奨励賞が授与されました。今回の褒賞者はそれぞれコメントを求められ、米久田さんは今までの有機ELおよび半導体レジスト等の研究開発のご経験を紹介された後、研究マネージャーとして今後有機光電変換材料等の社会課題へのチャレンジをしていくことを力強く語られました。澤村さんはネットワークを広げることは応化会活動でも学んできたこと、またそれを活用して現在エネルギー分野のスタートアップを立ち上げ現在40名を率いていることを語られました。
その後も歓談が尽きることは有りませんでしたが、里見多一氏(新22)に中締めのご挨拶を頂き、井上健氏(新19)の会場にとどろくエールもいただきあっという間にお開きの時間を迎えてしまいました。記念の総合写真を撮影し今後のシニア会での再会を約して散会となりました。
シニア会は早稲田応用化学会に関与してきたシニア同士の懇親をあたためる場となっております。新たな会員もお迎えしたいと考えております。応用化学会の発展をあたたかく見守り、影ながら支援するコミュニティとして今後とも存続できればと考えております。
世話人:下井將惟(新13)、河野恭一(新14)、河野善行(新25)
文責:世話役一同、写真:相馬威宣(新13)、平中勇三郎(新14)
2023年度早桜会講演会を2023年11月11日(土)にWEB形式(Zoom)にて実施いたしました。今回の講師には松田謙次郎先生(神戸松蔭女子学院大学文学部教授)をお迎えし、「社会言語学は越境する」という演題でご講演して頂きました。
【講師】松田謙次郎氏 (神戸松蔭女子学院大学文学部教授)
【概要】
松田先生は社会言語学を御研究されています。社会言語学とは、言語を社会という枠組みの中で捉える学問です。社会との関わりの中で考えるので、この世にある言語データほぼ全てがデータ対象となります。
その中で特に国会会議録に着目してお話して頂きました。講演の中で特に取り上げて頂いたのが集団語と当用漢字、法令の言葉になります。
集団語とは特定グループのメンバーのみが理解できる表現であり、国会会議録においては国会議員のみが理解できる表現、ということになります。集団語がどのようにして用いられ始め、それがどのようにしてより広い意味を持って使われるようになっていったのか、ビッグデータを用いて解析されており非常に興味深く感じました。
当用漢字についてもビッグデータを用いた解析が為されており、速記者の癖が反映されていると思われるデータもあり興味深かったです。実際にどの会議をどの速記者が担当したか分かれば、出身地や年齢等が癖に与える影響も分かってくるのではないかと思います。
法令の言葉のようにブレはほぼ無いだろう、と我々が考えている物でさえ、有さない→有しない、命ずる→命じる等の変化があることが分かりました。このように言葉は絶えず変化してきているものなのだということがよく分かりました。
今回社会言語学に初めて触れました。言語を社会との繋がりで考えることで分かることもあり、特に科学技術の進歩によりビッグデータが活用できるようになったというのは非常に大きな意味を持つと思います。言語は人間が扱うものであり、人間は社会的動物ですので言語を社会との繋がりで捉え、それがどのようにして変遷してきたか考えるのは自然なことだと改めて認識しました。そして様々な学問がそれ単体ではなく、学際的・越境的になってきているのだということも再認識できました。
お忙しいところ、快くご講演をお引き受けくださった松田先生に改めて感謝の意を表し、報告書を締め括らせて頂きます。
(文責:三品)
【出席者(7名)】
井上征四郎(新12回),田中航次(新17回),和田昭英(新34回),高田隆裕(新37回), 陳鴻(新59回),三品建吾(新59回),古田武史(新61回)
11月4日および5日の土日に渡って理工展が開催され、応化会学生委員会は展示や演示実験、屋台の出店を行う 応化展 として出展しました。
その記事が学生委員会HPに記事がアップされましたのでご報告いたします。 続きはこちら
1.開催趣旨
本年5月に開催した早稲田応用化学会100周年記念講演・祝賀会には270名ほどご参加いただき盛会となりましたが、参加者アンケートで今後の応化会活動に対する多くのご提案を頂きました。
その中でも地方でご活躍される皆さんから、交流の場を企画して欲しいとのご要望を頂き、第一弾としてまずは九州の地、大分にて交流会を開催することとなりました。
2.概要
【開催日時】2023年11月2日(木) 14時10分開始
【 開催場所】(株)レゾナック大分石油化学コンビナート 大会議室
3.参加者
【大分大学:1名】平田 誠 先生( 新37回 平田研)
【ENEOS:5名】 風間 洋佑 (新66回 松方研) 、滝渕 亮太 (新66回 門間研)、奥野 雄太郎 (新67回 関根研)、野上 寛人 (新67回 細川研)、小長谷 優祐 (新68回 野田研)
【旭化成:3名】 助川 敬 (日本エラストマー:新59回高分子研)、田中 亮祐 (新70回 下嶋研)、西尾 博道 (新71回 高分子研)
【レゾナック(旧昭和電工):5名】海寳 益典 (鶴崎共同動力:新31回 平田研)、杉本 哲人 (サンアロマー:新40回 平田研)、小寺 研太 (新50回 平田研)、生嶋 麻衣子 (新60回 松方研)、小谷野 雅史 (新61回 高分子研)
【応化会:3名】 関谷 紘一 (新18回 城塚研)、梅澤 宏明 (新36回 平田研)、椎名 聡 (新36回 宇佐美研)
4.交流会内容:
① 14:10~14:15 開会挨拶 (椎名交流委員長)
② 14:15~14:35 大分コンビナート紹介ビデオ上映
③ 14:40~15:30 大分コンビナート構内見学 (バスで移動)
~約10分間の休憩~
④ 15:40~16:40 講演会
講師:平田 誠 先生 大分大学理工学部理工学科准教授
演題:「早大~大分大学での研究内容を中心に、大分の食の話や最近の話題」
⑤ 16:40~17:25 各社の近況報告
15分程度/各社、ENEOS→旭化成→レゾナックの順
5.懇親会 18:00~20:00
場所:レゾナック社員倶楽部 (松原荘)
6.詳細
爽やかな秋晴れの11月2日、株式会社レゾナック大分コンビナートに於いて、第一回早稲田応用化学会 大分・延岡地区交流会が開催されました。
ENEOS大分製油所、旭化成(延岡地区)、レゾナック大分コンビナート及びコンビナート構成企業に勤務する者、東京から参加の応化会役員メンバーに加えて、大分大学の平田 誠 先生をお招きし、総勢17名の応化卒業生が参加しました。なんと新18回卒の大先輩から今年入社したばかりの新71回卒までの50年以上にわたるメンバーです。
交流会では、司会のレゾナック杉本による開会宣言の後、椎名交流委員長による開会挨拶が行われ、今回の開催趣旨についてのご説明とこの様な交流の場を各地で開催する事で会員の皆さんのネットワークを広げていきたいとのお話がありました。
続きましてレゾナック大分コンビナートのビデオ紹介とマイクロバスでの工場見学を行いました。エチレンプラントや、原料のナフサを受け入れるシーバース、酢酸エチルなどのプラントを間近に見ていただき、化学プラントの臨場感を体感してもらいました。
その後、平田 誠 先生から早稲田大学応用化学科での研究生活やUC Davisでの留学時代の話、そして大分大学での「未利用物質の有効活用」をコンセプトとして、「環境」をテーマとした様々な研究や技術の開発について、食に関わる研究を中心に大分愛溢れる熱のこもったご講演をいただきました。
また各社の代表者から会社概要の説明、各自の業務への取り組みなどを紹介し合いました。
その後は、レゾナックの社員倶楽部である松原荘にて懇親会を行い、大学時代のこと、仕事のこと、大分・延岡での過ごし方などを酒の肴に大変盛り上がり、最後は恒例の「都の西北」を合唱してお開きとなりました。
普段は会社の中で、同窓生と会うことも少なく、このような企画のおかげで早稲田から離れた地で同窓生と集まることができて大変良かったとの声が挙がりました。
翌日は、参加者の有志7人で臼杵カントリークラブでのゴルフコンペを行い、楽しい時間を過ごしました。
今回来られなかったメンバーや他の会社にいる卒業生も含めて、是非第二回を計画し、継続して交流したいと思える会となりました。
7.参加者アンケートまとめ ⇒ こちら
交流委員会では参加者にアンケート調査を行い、継続的な交流会の開催と他地域で開催する場合のヒントを頂きました。
今回の交流会について皆さん大変ご満足いただき、次回の参加も希望され、他の地域でもこのような開催についてお勧めしたいとのご感想でした。
交流会に参加して良かった点については、「普段顔を合わせる機会のなかった近隣の同窓生と交流を深める良い機会となった。」とのご意見が大変でした。
今回の交流会は講演会・工場見学・懇親会・ゴルフコンペと盛りだくさんの素晴らしい会でした。今後についても地域特性を生かしたBBQ会、ウォーキング、登山、温泉巡りなどの懇親イベント開催のご要望もありました。一方で次回以降の幹事役にとってハードルが高くなった感があり、企画側の負担や参加者側の時間の制約や参加費用などを考慮した、無理のない範囲でOB/OGが気軽に参加出来る懇親会を中心とした企画が望ましいとの意見も頂きました。
近隣で働く会員の情報収集や講演会の企画等を企画する為に各地域の大学等、公的研究機関等に奉職している応化OB/OGの教職員の紹介など応化会にも協力いただき、今後も継続して開催して行きたいとのご要望も頂いております。
今後も応化会として各地でこのような交流会開催のご要望があれば、ご協力して参りたいと思います。
<問い合わせメール> 早稲田応用化学会oukakai@list.waseda.jp
以上
(報告:新40回 杉本哲人、交流委員会 新36回 椎名 聡)
下記の要領で学内講演会が開催されます。
演 題 |
Microplasma Engineering of Nanomaterials Synthesis and Applications |
講 師 | Wei-Hung CHIANG |
所属・資格 | Professor National Taiwan University of Science and Technology |
日 時 | 2023年12月12日(火)10:30-12:00 |
場 所 | 西早稲田キャンパス54号館403教室 |
参加方法 | 入場無料、直接会場へお越しください。 |
対 象 | 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方 |
主 催 | 早稲田大学先進理工学研究科 応用化学専攻 |
問合せ先 | 早稲田大学 理工センター 総務課 TEL:03-5286-3000 |
下記の要領で学内講演会が開催されます。
演 題 | Polymer-based batteries: Thin-film printable batteries and scalable, polymer-based redox-flow batteries |
講 師 | Ulrich S. Schubert |
所属・資格 | (フリードリヒ・シラー大学イェーナ教授) |
日 時 | 2023年11月21日(火)15:00-16:40 |
場 所 | 西早稲田キャンパス 55号館N棟1階第二会議室 |
参加方法 | 入場無料、直接会場へお越しください。 |
対 象 | 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方 |
主 催 | 先進理工学研究科 応用化学専攻 |
問合せ先 | 早稲田大学 理工センター 総務課 TEL:03-5286-3000 |
2023年度第70回理工展が以下の期間、開催されます!
2023年11月4日(土)10:00~17:00
5日(日)10:00~16:00
今年も応化会は出展しますので是非お越しください、皆様のご参加お待ちしてます!!
↓企画展示場所一覧↓
実験班🧪:56号館-502(5階)
展示班🗒️:61号館-413室(4階)
屋台班🏬:51号館北門付近
https://twitter.com/waseda_appchem/status/1720377212313231440
理工展公式ホームページ→こちら
応用化学会学生委員会ホームページ→こちら
https://www.instagram.com/waseda_rikoten/
【入場門について】
今年度の理工展はキャンパス内の工事に伴い、キャンパス内の一部の入場及び移動が制限されています。
詳しくはこちら公式ホームページまたは、以下のリンクをご覧ください!
https://twitter.com/rikoten_waseda/status/1720244405486178493
下記の要領で学内講演会が開催されます。
演 題 | 「Redox-Active Conjugated Microporous Polymers for Ultra-High Areal Capacity Organic Batteries」 |
講 師 | Rebeca Marcilla García |
所属・資格 | IMDEA Energy主任研究員 |
日 時 | 2023年11月9日(木) 10:00-11:40 |
場 所 | 西早稲田キャンパス 55号館S棟510室 |
参加方法 | 入場無料、直接会場へお越しください。 |
対 象 | 学部生・大学院生、教職員、学外者、一般の方 |
主 催 | 先進理工学部 応用化学科 |
問合せ先 | 早稲田大学 理工センター 総務課 TEL:03-5286-3000 |