会員」カテゴリーアーカイブ

百目鬼清様のご逝去のお知らせ

早稲田応用化学会において副会長、庶務理事などを歴任され、応化会の活性化に多大な貢献をされた百目鬼清先輩(新制1回)がご逝去されました。ここに、ご冥福をお祈り申し上げます。

百目鬼先輩と深いご縁があった河村元会長より、追悼文を賜りましたので、ご紹介させていただきます。

追悼文(百目鬼清 先輩)

河村 宏(新制9回)

謹んで今年7月19日ご逝去された百目鬼清先輩に対して感謝と哀悼の意を表します。同氏は新制1期の卒業で戦後の応化会の再生に一方ならぬご尽力を遂げられました。

最初にお会いしたのは、私がニューヨーク駐在を終えて帰国して、森田義郎先生(山本研一研究室)の退任慰労パーテイに出席した時でした。祝宴の最後に校歌を斉唱していたところ、突然貧血を起こして倒れた先輩がいて、偶々同期の名手孝之君が居合わせ、彼は救急処置の経験があり、救急車を呼んで病院に搬送されました。大過なく帰宅されましたが、この方が百目鬼さんでした。

その後はお元気で山本研のOBを中心するゴルフ会を纏めておられ、よく誘われました。これには新制1期の先輩を筆頭に20名余りの方々が参加した賑やかな会でした。優勝カップ、レプリカは百目鬼さんの寄贈でした。年2回の開催で10数年續きました。

ある日応化会の仲間と新富町の松志満という小料理屋で会合をしていたとき、父(水野敏行)が応化会の8代目の会長を務めていた際に、献身的に補佐された百目鬼さんへの感謝の意を込めた毛筆の礼状を表装した額を見せられました。これを宝物と思って保管していることを伺い感激しました。また松志満は応化会の役員会の2次会の定宿だったようでした。そのことがあってから事あるごとにいろいろご相談してご指導を頂きました。

応化会の活性化についても絶大のご指導、ご支援をいただきました。又私が里見会長の後任会長を委嘱された際も激励と協力を頂きました。今日の応化会の発展は、百目鬼さんのご支援なくしてはありえないことでした。

応化会のサポートグループとしてグランドシニアー会があって、百目鬼さんが立ち上げ加藤忠蔵先生、中曾根荘三先輩、小林禮次郎氏(元応化会会長)等を中心に開いていました。

私が応化会の会長を退いたのちは世話役をお引き受けして現在のシニアー会百目鬼さんのご意思を引継ぎました。

百歳を目前にして他界されましたが、ご指導いただいた山ほどのご教訓を肝に銘じ、私も命ある限り応化会のサポートを続け百目鬼清先輩のご意思を後世に引き継ぎたいと思いますし、これをもってご恩に報いたいと思います。

ご冥福を心からお祈り申し上げます。

「早稲田大学名誉教授 宇佐美昭次先生 ご逝去のお知らせ」に関して

宇佐美昭次先生は、8月14日に老衰にて92歳でご逝去されました。
ご家族のご意向により、葬儀はすでに近親者のみで執り行われましたことをご報告申し上げます。お心を寄せてくださっている皆様方には、故人をお心の中で静かにお偲び頂ければと存じます。

※葬儀は家族葬にて8月18日(日)に執り行われました。
※香料・供花・供物・弔問はご辞退されております。

1992.9.16 ~ 2000.9.15   理工学部長
2002.3.31              定年退職
2002.4. 1              名誉教授

豊倉先生のご逝去について

豊倉先生は、ながらくご入院されていましたが、9月8日にご逝去されました。

謹んでお悔やみ申し上げます。

通夜等は行わず、下記の通り、葬儀を執り行いますので、ご参列いただきたく存じます。

 

日時:9月16日 月曜日 11:30から

場所:湘和会堂町田

https://syouwa-kaidou.co.jp/kaido/machida/

「先輩からのメッセージ2024」の開催日程

早稲田応用化学会 交流委員会

本年度の「先輩からのメッセージ」は、学生の皆様の企業への理解を深める時期が余裕をもって確保できるよう、開催日を2024年12月7日(土)とし、準備を進めています。

学生の皆様には参加へ向けてのスケジュール確保をお願いいたします。

当日は、日本を代表する企業に在籍されているOB・OGの方々から直接、皆様の疑問や不安について適切なアドバイスがいただけますので、将来の進路決定にも必ず役立つものと確信しております。

本年度の実施形態は、講演、懇談会とも対面での実施を予定しています。

詳細な内容ならびに参加の申し込みは、改めて10月下旬にホームページおよびメールマガジンにてご案内いたします。

  1. 日 時
    2024年12月7日(土)
    時間 12時30分ころ~(詳細は10月中旬に決定)

  2. 会 場
    早稲田大学西早稲田キャンパス
    講演会  52号館2F、3F教室
    懇談会  63号館ロームスクエア

  3. 実施方法
    実施方法詳細は10月下旬にご案内いたします。 
    「先輩からのメッセージ」は、一般の企業説明会と異なり、企業概要、仕事の紹介にとどまらず、応化OB・OGより直接、会社生活や日常、普段考えていることや雰囲気などを親しく聞けることを特色としています。

  4. 対象学生
    学部生、大学院生(修士、博士、一貫制博士)
     進路決定を間近に控えた学部3年、修士1年、博士、一貫制博士課程修了予定者を主体としていますが、将来へ備えての学部1,2,4年生、修士2年生の参加も大歓迎です。

  5. お問い合わせ

    本件に関するお問い合わせ・要望等は下記の専用アドレスまでお願いいたします。
    guidance_2024@waseda-oukakai.gr.jp

「2024年度第1回先輩博士からのメッセージ」開催報告

【イベント名】

2024年度第1回先輩博士からのメッセージ

【イベント詳細】

開催日時:2024年7月27日(土)

開催場所:西早稲田キャンパス54号館101~104室+63号館ロームスクエア

開催形式:対面開催

14:00~14:05;開会挨拶

14:05~15:05;博士OB及び博士後期課程学生による講演(2件)

15:15~15:55;座談会(20分×2セット)

16:00~16:10;応化及び応化会関連の奨学金説明

16:30~17:55;懇親会

17:55~18:00;閉会挨拶

昨年12月に実施した「第2回 応化卒の多様なキャリア形成」に引き続き、対面開催となった。今回は学位取得後、企業にて活躍されているOBおよび博士後期課程学生による博士課程での研究や博士取得後の企業研究に関する講演を実施した。また、座談会では、学部1年~修士2年生と博士学生〜博士OBOGを少人数のグループに分かれ、研究生活など様々な疑問に答えた。これらを通じて、博士課程進学というキャリアパスに対する理解度を上げてもらった。加えて、懇親会では様々な立場の学生・OBOGが交流する場を得ることができた。参加者は、学部~博士学生、OB/OG、応化会関係者合わせて50名程度の参加となり、盛会に終わった。

開会挨拶: 下村副会長:

下村副委員長

2024年はパリオリンピックの開催年であり、その開会式を見ても世界には多種多様な人がいると感じられる。また、日本においては高齢化が進み、人生100年時代が到来すると言われている。そのため、働く期間は今後伸びていくのではないか。したがって、若いうちに博士過程に進学することで、勉強する期間を長く取ることも、これから来る時代を乗り切るのに重要なことかもしれない。特に博士人材は、緊急時などに臨機応変に考えて行動できる力を得ていることが多く、今後の日本に求められる人材となり得るのではないかと思われる。また、高齢になっても長く仕事を続けることができる。これはこれからの時代に優位であろうと考えている。「先輩博士からのメッセージ」という本イベントで、皆さんの未来に繋がるきっかけになることを願っている。

OB・博士学生による講演:
今回、企業で働く博士OBと現役の博士学生の2名に、これまでの自身の博士研究での経験・博士進学の動機などについてご講演いただいた。尚、司会進行は、応用化学科 林宏樹講師が行った。

講演者①;会田 和広さん(博士後期課程3年,山口研究室(有機合成化学部門))

題目:「研究人生のはじまり」

会田 和広さん

会田和広さんは、有機化学研究室の博士学生として研究に従事されている。学会参加やアメリカへの研究留学など、幅広い経験をされている。

学生実験と研究の違い・博士進学での動機について
学生実験は実験項目が皆同じで、答えが決まっているものを再現することがほとんどであり、実験操作や考え方の基礎を学ぶものである。一方で、研究室での研究は、答えがわからないものから答えを見つけ出すための実験を繰り返すものである。答えがないからこそ、思った通りの結果が出ないことが長く続くことがあるが、答えを見つけたいという思いが強くなることもある。会田さんは、学部1年生の時に卒業後の進路を考えた際に、薬を作って多くの人を救いたいと思い、有機化学の研究者になろうと決めた。製薬会社の研究所では、博士人材の需要が高まっていることから、博士進学も視野に学部生活を送ってきた。そして、博士進学を決めた動機は、研究室に入って有機合成方法の研究を初めた当初、200通りの実験を行ったが、その収率はほぼ0%であった。その後もなかなか収率が増えずに15%程度までにしかならなかった。就職活動をするかどうかを決断する時期が近づき、このまま卒業してしまったら、自分のテーマを後輩に託すことになるが、それならば自分でやり遂げたいと思い、博士後期課程進学を決めた。

研究室での研究について
有機研究室では、分子を作る新たな有機合成方法論の開発を行っている。実験には時間がかかることから、朝から晩まで実験室にいることが多いが、その中でも実験室のメンバーと食事休憩を取って、メリハリを付けた生活を送っている。その他にも、研究室のイベントや運動などもしてリフレッシュもしている。
また、実験以外の研究室の活動としては、学会発表や研究留学がある。研究室を進めていくに連れて成果が出てきたので、学会にも参加するようになった。学会では、自身の研究を国内外の研究を発表するだけでなく、他大学の同期や有名な先生、企業の人など多くの人と交流している。また、博士後期課程では、アメリカのUCバークレー大学へ留学する機会を得ることができた。現在の研究テーマは分子を作る新たな方法論を開発しているが、天然物合成をする技術を学ぶことが企業での研究に活きてくると考えて、全合成を行う研究所を選択した。アメリカで感じたことは、トップレベルの大学であっても、研究レベルに大きな差はないことだった。英語はあまり得意ではなかったが、有機化学は構造式や反応機構を手書きで表せば議論できた。また、漫画や音楽など日本のカルチャーを好きな海外の人も多いので、日々色々なことに興味を持っておくと会話が弾むことを実感した。

学生へのメッセージ
学部、修士、博士さまざまな選択肢がある中で自分に何が必要か、将来何をしたいのかよく考えて選択し、自分が後悔しない道へ進んで欲しい。

講演者②;女部田 勇介さん(AGC株式会社,本間・福永研究室(応用物理化学部門), 2022年修了)

題目:「博士までの経験と企業での研究生活」

女部田勇介さん

女部田勇介さんは、応用物理化学研究室に所属され、日本学術振興会特別研究員(DC1)として博士研究をされていた。現在は、AGC株式会社 材料融合研究所 無機材料部にて研究に従事されている。

博士進学を決めたきっかけ
初めに、博士学位取得者の基礎情報を紹介いただいた。全人口のうち、50%が大学進学、6%が修士、0.6%が博士ということで、ごく少数である博士はそれだけ価値が高い肩書きかもしれない。収入面では、統計データから学位取得者は30代後半くらいからの収入の伸びが大きく、60代以降も比較的高い水準で働けることを紹介された。また、博士後期過程への進学の利点として、国際学会への参加や留学など貴重な経験ができることや、自分のやりたい研究が思い切りできるようになること、学位を取得すれば、研究者として一目置かれるようになることが挙げられる。これらの基礎情報を踏まえて、博士進学を決めたきっかけは、第一に将来長く働きたいこと、そして第二に学会で海外に行くことを挙げていた。さらに、修士課程時代に、理系に限らない企業インターンシップに参加してみて、自分が研究を好きなことを再認識したことも進学理由になった。加えて、指導教員や研究室の先輩を尊敬できたことも、博士課程を過ごす上での環境面として重要な点であると卒業後に感じた。

企業での研究について
博士進学を決める前からビジネスの場に近い研究をしたいと思い、学位取得後は企業に就職した。大学での研究は自分の実験は自分でやり、基本的に1人でテーマを進めていく。コアタイムだけでなく自分の裁量で実験ができ、自由度も高く細かなコストなどを気にせずに10年先の課題などに向き合える。一方、企業での研究は、市場規模などをもとにビジネスに繋がる研究を、作業員に実験内容を指示して協力して進めていくことになる。そして、定時にやりきる必要があるため、実験計画をしっかりと立てることが重要である。また、企業で働いてみて特に驚いたのは安全やセキュリティの高さだった。たくさんのチェックすべき項目があり、安全性に配慮して作業を行っている。また、博士号を取得したことで、就職後も専門性に合った研究に従事できているように感じる。

学生へのメッセージ
博士進学を少しでも考えたら、まずは親に相談すること、そして指導教員にも相談することが大事である。博士課程に進学すると同年代の多くが働いている中、学生を続けることになり、不安もあるかもしれないが、勇気を持って研究の世界に飛び込んで欲しい。

座談会
学部1年生~修士2年生と博士学生と博士OBOGがそれぞれ2〜3名程度の小グループに分かれて座談会を実施した。講演会を踏まえて気になったことや、研究生活や博士進学のきっかけなど、各自が疑問に思ったことを博士人材に直接聞く良い機会となった。

応用化学科及び応化会関連の奨学金説明:須賀先生

須賀 先生

早稲田応用化学会は1923年5月に設立された会員数11000人超えの組織であり、卒業生との太いパイプがある。博士後期課程の進学に対して経済面がひとつの問題になり得ることから、応用化学科及び応用化学会の充実した奨学金制度について紹介があった。また、最近の博士後期課程への進学率とその後の進路先の割合について紹介があった。博士後期課程修了者は、2010年以降2022年までの間で約90名である。博士号取得者のおよそ6割は企業で活躍している。次いで国内大学、海外大学、省庁・研究機関となっている。
博士後期課程の支援体制として、学内外の奨学金制度は、貸与型と給付型がある。学外では日本学生支援機構(JASSO)、学内では早稲田オープンイノベーションエコシステム挑戦的研究プログラム(W-SPRING)がある。応用化学科および応化会独自の奨学制度は早稲田大学の中でも郡を抜いて充実しており、全て給付型となっている。また、最近では「応用化学科卒業生による優秀な人材の発掘と育成の支援」のために、応用化学会給付奨学金は対象を学部生まで拡充している。早期から優秀な人材を発掘・支援したいという目的から、すそ野を広げる形となった。このような支援の存在を早い段階から知ってもらい、各自の必要に応じて応募して欲しい。

乾杯の挨拶(懇親会):原副会長

原 副会長

今回のイベントは今後のキャリア選択の参考になったと思う。特に低学年の学生の方々は、まだまだ先の将来を考える時間はあると思うが、博士進学がとても魅力的に感じたと思う。ぜひ先輩たちと懇親会で交流をして、今後のキャリアを考える良い機会にしてもらえればと思う。

閉会挨拶:橋本監事

橋本 監事

海外では、日本とは異なってドクターを持っているかどうかでの待遇が大きく違うことを自分の経験上でも大きく感じたことがある。博士は面白いチャンスを得られると思うし、自分の興味のある研究に関わることができる。少しでも興味を持ったら博士進学を検討して欲しい。

懇親会の様子

 

(早稲田応用化学会 基盤委員会、交流委員会、広報委員会)
以上

2024/6/22-23新入生オリエンテーション合宿

2024年7月31日、五反田のレンタルスペースにてレクリエーションが行われました。学部1年生から3年生までが参加し、レクリエーションの企画を進めながら、学年関係なく仲を深めました。

詳しくは、学生委員会HPをご覧ください→こちら

2024年度定期総会、先進研究講演会、交流会の報告

Ⅰ.定期総会(議長:濱会長、司会:梅澤庶務理事)

2024年5月25日(土)13時30分~

会 場: 早稲田大学西早稲田キャンパス 52号館304教室

参加者:87名(卒業生・教員67名、学生20名)

総会議事アジェンダ→こちらから

1.濱会長挨拶

濱会長

応化会100周年記念行事から約1年が経過する中で議論を進めてきた「これからの100年の応化会の在り方」について方針をお聞きいただき、忌憚のないご意見をいただきたいとのご挨拶がありました。

2.総会議事

 

1)第1号議案:2023年度事業報告と会計報告について (⇒資料庫注):②事業報告 説明資料と決算案

梅澤庶務理事より100周年記念事業を含めた2023年度の活動が報告され、井村会計理事より会計報告がなされました。会計報告の中では、2022年度会計報告中の誤記載についても報告され、発生原因及び再発防止策について説明がなされました。

<監査報告:1号議案に対して>

津田監事より、4月30日に監査を行い、会計部門については領収書、通帳等の各種帳票確認した結果、適正に処理されており決算書は正当であると報告されました。業務部門についても議事録等を精査した結果、基盤、交流、広報の三委員会とも会議のオンライン/ハイブリッド化等の工夫を重ねながら順調に運営されていると判断したと報告がありました。また、各委員会において情報基盤構築を中心に世代間・世代内および各地域での連携強化に向けた取り組みが始まるなど、応化会活動の益々の発展が期待される運営状況であった旨が併せて報告されました。第1号議案は出席者の満場一致で承認されました

梅澤庶務理事

井村会計理事

津田監事

 

2)第2号議案:2024年度事業計画と予算案について (⇒資料庫注):③事業計画 説明資料と予算案)

2024年度の事業計画について梅澤庶務理事より報告があり、それに伴う予算案を井村会計理事が報告したのち、出席者の満場一致で承認されました

3)第3号議案:名誉会員の承認 (⇒資料庫注):④審議事項)

本年3月に定年退職された平沢泉先生が名誉会員に推挙され、出席者の満場一致で承認されました

下村副会長

4)第4号議案:会長の選任 (⇒資料庫注):④審議事項)

下村副会長をより役員会において濱逸夫氏を会長として選出(再任)したのでこれを承認いただきたいとの提案がなされ、出席者の満場一致で承認されました

濱会長からは再任挨拶として、「全世代にとって魅力ある応化会活動への進化」を目指していく活動方針の説明がなされました。
実現のための2つの柱

① Innovation in Technology & Business (Innovativeな発想を習慣とする人材育成)

② Diverse Ecosystem (多様なる人材プラットフォームの醸成)

3.報告事項

 

1)2024年度役員体制について (⇒2024年度役員体制)

濱会長より2024年度の役員体制と新任役員(理事)及び退任役員について報告されました。

2)奨学生の紹介 (⇒資料庫注):⑤報告事項 応化会奨学金 奨学生一覧表)

橋本副会長(奨学生推薦委員長)より、今年度の奨学生8名が紹介されました。奨学生の店網さん(M2)、田島さん(LD2)、市村さん(B4)、佐藤さん(B4)、筒井さん(B4)、杉本さん(B4)、水谷さん(B3)、大山さん(B2)が揃って登壇し、代表して店網さん、田島さんから挨拶がありました。

その後、梅澤庶務理事(選考委員)より今年度選考した里見奨学金、水野奨学金、中曽根奨学金の奨学生、森村豊明会奨励賞の受賞者が紹介されました。

24年度奨学生(8名)

奨学金目録授与(濱会長)

橋本副会長

下嶋副会長

4.閉会の挨拶

下嶋副会長による閉会のご挨拶により総会は終了しました。

 

 

 

Ⅱ.先進研究講演会:「応用化学最前線-教員からのメッセージ」

(早稲田大学先進理工学部応用化学科、早稲田応用化学会の共催(司会: 松方庶務理事))

先進研究講演会「応用化学最前線-教員からのメッセージ」は、応用化学科の各研究室の教員が、企業の研究者・技術者や学生に、自らの研究分野を紹介し、その先進性、先導性を熱く語りかける企画です。その後の交流会(懇親会)で、教員、社会人および学生の間の交流を深め、応用化学科の研究についてより一層理解を深めていただく狙いもあり、毎年総会とあわせて企画されています。本年も3名の先生方にご講演いただきました。

1)有機合成化学部門 細川 誠二郎 准教授
演題 「太古の化合物の化学合成」

2)ものづくり工学部門 江口 美陽 准教授
演題 「電荷分布制御によるものづくり」

3)無機合成化学部門 菅原 義之 教授
演題「ユニークな構造をもつナノシートの作製と機能」

松方庶務理事

細川准教授

江口准教授

菅原教授

講演は早稲田応用化学会ホームページの資料庫に格納されております。⇒こちらから

Ⅲ.交流会(懇親会)

場所を63号館1階ロームスクエアへ移し、原・新副会長による乾杯のご発声で交流会(懇親会)がスタートしました。
 懇親会会場では終始和気あいあいとした雰囲気が漂い、卒業生・教員・学生会員の皆さんの間で様々な交流が行われました。中盤には23年度をもって退任される河野委員(監事)、平中委員(広報委員)からのご挨拶があり、拍手の中、記念品が贈呈されました。続けて24年度応化会新任理事ご挨拶、奨学生挨拶が行われました。

盛り上がりが続く中、最後は下村副会長のご挨拶と井村理事による一丁締めにて閉会となりました。

原副会長(新)

          退任記念品贈呈

交流会風景

 

注) 資料庫に入るためには、ID、パスワードが必要です。ID、パスワードを持っていない方は資料庫入室入り口、もしくは、資料庫入室問い合わせより、ID、パスワードを取得してください。

石川研究室同門懇談会2024開催報告

第20回石川研究室同門懇談会が6月8日ニュートーキョー数寄屋橋本店で開催されました。冒頭大根田代表幹事(44年卒)の開会宣言に続き、出席最年長野際幹事(39年卒)より乾杯の発声が行われ暫し歓談となりました。

懇談会には毎回講師をお招きしており、今回は斎藤恭一先生(1952年平田研卒、1994年2月まで東大、2019年3月まで千葉大、2024年3月まで早大)、ご専門は放射線グラフト重合法による高分子吸着剤の開発、演題は「40年間水からモノを採るぞ!除くぞ!の話」。
ハイライトは、2011年東日本大震災発生後3ヶ月で水中の放射性セシウムを吸着除去出来る繊維の製法を確立した経緯についての講話。この吸着繊維は鮮やかな緑色を呈し、その色が震災後日本を訪れ支援を続けていたレディー・ガガさんの当時の髪色に似ていたことから、謝意を込めて吸着繊維“ガガ”と名付けたと。詳細については化学工学2020年9月出典記事をご参照。

1時間を超える熱演でしたが、「ダジャレ王」「BTS(ベストティーチャー斎藤)」と自称されるだけあって爆笑の連続。近著「大学教授が研究だけしていると思ったら大間違いだ!」の紹介もあり一同拍手をもって感謝の気持ちを伝えました。

最後に全員で高々と校歌斉唱、今回の参加者は総勢20名、年を追うごとに減少しつつありますが、1年後の再会を誓ってお開きとなりました。

文責:堀江 芳文