発言された方々の画像
- 菊地英一先生(新14)
- 田嶋喜助氏(新9)
- 中嶋宏元氏(新12)
- 石橋暉彦氏(新12)
- 速水清之進氏(新9)
- 冨井 達氏(新3)
- 田中照浩氏(新5)
- 上田忠雄氏(旧32)
- 東野博樹氏(新1)
- 平中勇三郎氏(新14)
発言された方々の画像
早稲田大学先進理工学部 応用化学科
早稲田応用化学会
平成25年度より「未来社会創成の会」(早稲田応用化学会の有志メンバーで構成されたタスクフォース)が主催して、昨年までに下記3回のフォーラムを開催いたしました。
第1回: 蓄電池はこれからの日本産業を救えるか?
第2回: 未来社会のエネルギー、環境、医療に貢献する多孔質材料
第3回: 新しい価値を生み出す化学と材料・技術)
当初は3回で一応の完結を考えておりましたが、このフォーラムには、多くの企業の方々のご参加を戴き、非常に好意的なご評価と、本企画に対する熱いご支持を戴きました。
そこで、来る平成29年度に創立100周年という一つの節目を迎える早稲田大学先進理工学部 応用化学科の将来への更なる発展を見据えながら、新らたに早稲田応用化学科と早稲田応用化学会の共催としての未来社会創成フォーラムを、継続開催することといたしました。
このフォーラムの目的は、特定のテーマごとに、大学、各研究機関、企業の応用化学の研究活動の現状と成果、未来社会に対するその可能性を理解して戴き、またその結果として企業やさまざまな機関の方々と相互の興味や情報、意見の交換を建設的に加速させる場を用意することによって、研究活動のより価値ある展開と研究成果の迅速な社会への還元を期待するものです。そのために、講演の部のあとに、懇親交流の場を設け、新たな繋がりや相互刺激、情報共有の生まれる場とするとともに、新たな共創(Co-creation)の端緒を生み出し、その具現化を効果的に推進する場としたいと考えています。
「知の世紀」といわれる21世紀においては、大学に要求される使命として「教育」「研究」に加えて「研究成果の社会還元」の比重が高まりつつあります。これは学科設立100周年を迎える早稲田大学先進理工学部応用化学科が、一貫して掲げた「役立つ化学」、「役立てる化学」という理念を、一層大きく期待される時代に至ったということを意味しています。 大学や各機関で研究され創出された新しい知識や技術は、産業界と連携を取って、迅速にかつ発展性のある形をとって未来社会で活用されていくことが必要であり、本フォーラムはそのための出会いと対話を生み出す機会になると考えています。 これは未来社会創成のDriving Forceを生み出す場とするとともに、早稲田大学先進理工学部 応用化学科がNext Centuryに歩みだすために、我々の立ち位置を企業やさまざまな機関の方々とともに確認し、拡大させていく場にもさせて戴きたいと考えています。 皆様におかれましては本会の理念にご理解を賜り、ご参集の上活発な意見交換・討議により交流を深め、理念実現の場として本会を育てていただきますようお願い申し上げます。
早稲田大学先進理工学部 応用化学科 主任 松方 正彦
早稲田応用化学会 会長 三浦千太郎
早稲田応用化学科設立100周年記念事業
「未来社会創成フォーラム」
―ライフサイエンス・バイオが拓く未来社会―
本フォーラムは、応用化学が扱う分野・領域をテーマごとに切り出し、その研究活動の現状と可能性を広く理解・議論し、我々が望む未来社会の実現に向け、今後の研究の方向性や産学官連携の可能性を探ることを目的にしています。
今回のフォーラムは、「ライフサイエンス・バイオが拓く未来社会」をテーマとして実施することとなりました。周知の通り、今世紀人類に課せられた課題は多く、持続的な社会の構築に向けバイオテクノロジーに大きな期待が寄せられています。とくに昨今のバイオ関連技術の進展には目を見張るものが多く、我々の夢を実現するための革新的ツールが数多く開発され、新たな研究領域も立ち上がっています。 こうした背景において世界各国は、OECDが予測するBioeconomy(バイオテクノロジーが経済生産に大きく貢献し、2030年にはその市場はOECD加盟国のGDPの2.7%=約200兆円規模に成長する)の実現に向けて、バイオ関連の研究展開や産業支援に関わる国家戦略を策定するなど、新たな目標に向けて動き出しています。 我が国でも、関係省庁はそれぞれにグリーンバイオイノベーションの実現に向けた検討を開始しており、広範囲に及ぶバイオ産業の活性化に向けた戦略を打ち出しています。
早稲田応用化学科の応用生物化学部門では、多様な微生物機能を活用した有用物質生産プロセスの開発を軸に研究を推進していますが、幅広い分野を扱うバイオ研究の現状と効果を俯瞰的な立場から総括し、その可能性を議論したいと考え、本フォーラムを企画致しました。
また、この企画を効果的に推進するために、講演終了後交流の場を設け、相互刺激や情報共有によって新たなつながりの生まれる場にしたいと考えております。多くの皆さまのご参加をお待ち申し上げています。
(早稲田大学応用化学科教授 木野邦器)