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2024年度学生工場・施設見学報告(2024年9月25日(水)開催)

1. 見学趣旨

・大学側の教育行事として、応化学生に対し原則学部1、2年生を対象に、工場・施設見学を催行し、企業の製造、生産管理、研究開発等の実態を学び、今後の勉学への動機付をしてもらうことを目的とします。開催時期は夏休み中の後半の平日とし、西早稲田キャンパスから日帰りで往復可能な地区の企業事業所・工場・研究所等を対象とします。
本年度は三菱ケミカル株式会社・横浜研究所 (横浜市青葉台) 及び第一三共株式会社・平塚工場(第一三共プロファーマ株式会社)を選定しました。
本企画の主管は教室側、交流委員は支援とし、見学は教員が引率、交流委員は同伴致します。

2. 開催日時

・9月25日(金)

07:45
西早稲田、理工キャンパス63号館ロームスクエア前集合
08:00
バスに乗車・出発
18:30
理工キャンパス帰着・解散(バス内でアンケート記入、下車時回収)

3.参加者:

・応用化学科B2学生12名、B1学生21名、合計33名
応募学生は合計42名(B3:4,B2:14、B1:24)、欠席9名
引率・同伴者5名、総合計38名
(バスの最大定員は正席49、補助席7、合計56名)

・引率教員 下記担任教員が引率
B1担任:花田信子准教授、
B2担任:小堀深専任講師 計2名

・同伴交流委員 金利龍志郎(新56回)(担当見学先で参加)
加来恭彦(新39回)(担当見学先で参加)
関谷紘一(新18回)、計3名

4.見学先 (青葉台・平塚地区)

AM 三菱ケミカル株式会社・横浜研究所(横浜市青葉台)

(担当・金利委員)

・住所 〒227-8502神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000  電話: 045-963-3011

・事業所内容: Science & Innovation Center
インフォメーション&エレクトロニクステクノロジーセンター(横浜)
ライフソリューションズテクノロジーセンター(横浜)
基礎化学品研究室(横浜)

PM 第一三共株式会社・平塚工場(第一三共プロファーマ株式会社) (平塚市)

(担当・加来委員)

・住所 〒254-0014 神奈川県平塚市四之宮1-12-1  電話: 0463-31-6111

・事業紹介:

(1)生産技術について
医薬品は人体に影響を与えるものであることから、「製造管理及び品質管理に関する基準(GMP)」で定められた基準や制約のもとで生産体制を整えており、その製造には高度な技術が必要です。高い品質の医薬品を安定的に製造するため、生産技術部門ではよりよい原材料の選択、製法や試験法の改良に取り組んでいます。近年「抗体薬物複合体(ADC)」製品の開発が進められており、それに伴い新技術の導入も積極的に行っています。

(2)治験薬製造について
「治験薬」とは、新しい医薬品の研究開発の最終段階である臨床試験(治験)に使用する医薬品です。該社は画期的な新薬が少しでも早く患者さんに届けられることを願いながら治験薬の製造を行っています。治験薬の製造は、市販されている医薬品の製造に比べると小規模ですが、未知の課題に果敢に挑戦しながら、高品質で安定的な生産が可能な製法や試験法の確立に取り組んでいます。

(3)医薬品製造について
「医薬品製造」は、医薬品の有効主成分である原薬を製造する「原薬工程」、患者さんが服用しやすくかつ有効性を保つために加工する「製剤工程」、製剤化された医薬品を製品に仕上げる「包装工程」に区分されます。該社の工場では主に「製剤工程」と「包装工程」を担っています。
「製剤」には、経口で服用する錠剤や散剤のような固形製剤と、注射により投与されるアンプル、バイアルなどの注射製剤があります。また、包装工程では、これらの製剤に品質を維持するための包装を施し、表示を加え、「製品」として出荷できる形に仕上げる作業を行っています。

5.見学スケジュール

9:30
三菱ケミカル株式会社・横浜研究所(横浜市青葉台)到着。指定の門から入場・降車、バスは指定場所に駐車
9:30~9:40
入場・会場誘導、入場手続き等
9:40~10:00
オープニング、会社・OB/OG紹介
10:00~10:15
Science & Innovation Center (SIC)紹介映像
10:15~10:20
休憩
10:20~11:40
KAITEKI PALETTE/ラボ見学、及びOB・OG懇談会

*「志(し)」,「学(がく)」,「力(リキ)」,「友(ユウ)」の4チームに分けて実施
チーム構成:おおよそ学生11名、引率教員1名、同伴交流委員1名、
MCC OB・OG1~2名、合計14~15名/T程度/チーム
尚、当日見学対応された応化卒OB・OG社員の方は以下の通り。

 
現所属
入社年
出身研究室
・金利 龍志郎
水・環境事業本部クリンスイ事業部 インダストリアルソリューション部 兼 同事業部 海外営業部 兼 同本部 インキュベーション部
2006年学士
酒井・小堀研
・渡部 昌大
SIC Food Technology laboratory
2010年修士
木野・桐村研
・垣谷 啓太
水・環境事業本部クリンスイ事業部 インダストリアルソリューション部
2016年修士
西出・小柳津・須賀研
・小池 正和
SIC・分析物性研究所先端解析研究室
2021年修士
黒田・下嶋・和田研
・山口 真悠
ウエルネス技術部・フード&ヘルスケアグループ
2019年修士
西出・小柳津・須賀研
(昼食時だけの出席)    
・西尾 逸美
情報技術部・有機エレクトロニクス
2010年修士
西出・小柳津研
11:40~11:45
質疑応答等
11:45~11:50
集合写真撮影後食堂へ移動
11:50~12:35
昼食
食堂内懇親スペースにて上記先輩を交えての懇談・会食を実施。
12:35~12:40
クロージング
12:40
バスに乗車、第一三共株式会社・平塚工場(第一三共プロファーマ株式会社)へ向け出発
13:20
第一三共株式会社・平塚工場(第一三共プロファーマ株式会社) 到着
【主管】:第一三共プロファーマ(DSPP)、第一三共(株)(DS)
13:20頃
バス到着、案内:会場:B地区第一試験棟会議室A,B
13:30~
ご挨拶 総務課長
13:35~
平塚地区全体の紹介(ビデオ視聴①)
14:00~
第1班は固形製剤棟(錠剤製造)見学へ移動、第2班は注射製造工程等紹介(ビデオ視聴②)
14:15~
第2班は固形製剤棟(錠剤製造)へ移動
15:00~
第1班の工場見学終了、会議室到着後ビデオ視聴②
15:15~
第2班の工場見学終了
15:15~
工場見学に関する質疑等
【主管】:第一三共(株)(DS)
15:30~16:50
以下の応化OB・OG社員らによる講話、質疑応答等(テクノロジー本部)
 
現所属
入社年
出身研究室
・加来 恭彦
安全管理企画部
新39 PhD
高分子(西出)研
・池 勇樹
テクノロジー開発統括部エンジニアリング技術研究所
新66 Dr.
平沢・小堀研
・春原 晴香
テクノロジー開発統括部エンジニアリング技術研究所
新67 Dr.
黒田・菅原・和田研

16:50~17:00
クロージング、退出時にA地区事務所前で集合写真撮影
17:00
バスに乗車・出発、車中でアンケート作成
18:30
西早稲田キャンパスに帰着、解散

(三菱ケミカル株式会社・横浜研究所見学写真)(横浜市青葉台) 見学写真

(第一三共株式会社・平塚工場(第一三共プロファーマ株式会社) (平塚市)見学写真

 

    6.見学後の学生アンケート結果を含む見学後記

6-1.三菱ケミカル株式会社 横浜研究所(横浜市青葉台)

結果は総じて好評で、事業所が広く、清潔で、働きやすい環境にあるとの印象を受けた様です。開発製品の展示箇所では会社の製品の機能、製造プロセス等が分りやすく説明されており、企業で研究開発に携わる事に関し意欲が高まった等の感想が多かった。又食事中も含め応化OB・OGの就職活動中の考え方、就職後の業務内容、会社の雰囲気、私的な生活等についても具体的なお話があり、就職後の公的・私的な生活のイメージ学べたのは良かったとの事。又昼食時でご準備された当該研究所の食堂で作成された弁当は、大変野菜が多く、バランスが取れていて、美味しく好評でした。有り難うございました。 又、学生等の質疑応答に参加していただいた応化OB・OGの渡部 昌大 様、垣谷 啓太 様、小池 正和 様、山口 真悠 様、昼食時だけ出席された西尾 逸美 様はじめ、今回の見学を応化会交流委員・三菱ケミカル社員として具体的に推進頂いた金利 龍志郎 様及び関係された皆様に感謝申し上げます。

6-2.第一三共株式会社・平塚工場(第一三共プロファーマ株式会社) (平塚市)

殆どの学生は医薬品の製造工程を見学した経験が無かったので、殆どの設備が機械化され、自動化されている衛生的なプロセスを見学でき、感銘を受けた学生が多かった。又上階に原料投入設備を設置し、下階に錠剤包装系の設備を設置する等、化学工学的な視点でプロセスが構築されている事が分かり、製薬業界で現在勉強している化学工学が貢献出来ると考え、更に製薬業界について深く知りたいとの意見がありました。又今回見学できなかった液体の注射製剤についてはビデオで製剤工程を見学出来、イメージがつかめた。又見学後の応化OB・OGとの懇談会では、先輩からどの様な経緯で製薬分野を選定したのか、製薬分野の仕事をどの様に捉えておられるのか、研究分野・内容等具体的なお話があり、有意義であったとの感想がありました。
見学後の懇談会で講演頂いた、応化OB・OGの、今回の見学を具体的に推進頂いた加来 恭彦 様、池 勇樹 様、春原 晴香 様はじめ、関係された皆様に感謝申し上げます。

以上
文責 応用化学会交流委員 関谷 紘一

工場・施設見2024年度 学生学 事後アンケート結果 (2024年9月25日開催)

早稲田応用化学会 第2回大分・延岡地区交流会開催報告

  1. 開催趣旨

    昨年、早稲田応用化学会は創立100周年を迎え、次なる100年に向けた活動の一環として、地方で活躍している卒業生間の交流活性化・促進を目指しております。
    そこで今回、昨年の第1回に引き続き、大分・延岡地区でご活躍されている方々を対象とし、会社の垣根及び世代を超えて、同じ学び舎で育った応化出身者で交流が出来ればという想いのもと、応化会交流委員会メンバーも交えての本企画開催に至りました。

  2. 概要

    【開催日時】2024年11月8日(金) 13時40分開始

    【開催場所】ENEOS㈱ 大分製油所 ホール1

  3. 参加者

    【大分大学:1名】平田 誠 先生( 新37回 平田研)

    【旭化成:4名】助川 敬 (日本エラストマー:新59回高分子研)、田中 亮祐 (新70回 下嶋研)、白川 寛人(新70回 野田・花田研)、西尾 博道 (新71回 高分子研)

    【RESONAC:3名】海寳 益典 (鶴崎共同動力:新31回 平田研)、杉本 哲人 (サンアロマー:新40回 平田研)、小谷野 雅史 (新61回 高分子研)

    【ENEOS:3名】風間 洋佑 (新66回 松方研) 、小長谷 優祐 (新68回 野田・花田研)、野々山 慶一 (新72回 平沢・小堀研)

    【応化会:2名】下村 啓(新34回 森田・菊地研)、椎名 聡 (新36回 宇佐美研)

  4. 交流会内容:

    ① 13:40~13:50 開会挨拶、応化会近況報告 (椎名交流委員長)

    ② 13:50~14:45 各社近況報告 (ENEOS➡旭化成➡RESONAC)

    ~約15分間の休憩~

    ③ 15:00~15:40 ENEOS㈱ 大分製油所 構内見学

    ④ 15:40~16:40 講演会

    講師:平田 誠 先生 大分大学理工学部理工学科准教授

    演題:「~日本の食 大分の食~」

    ⑤ 16:40~16:50 閉会挨拶 (下村応化会副会長/基盤委員会委員長)

  5. 懇親会 18:30~21:00

    場所;酒肴美味 六根 (大分駅周辺)

  6. 詳細

    11月8日金曜日、応用化学科卒業生で構成される応化会交流委員会の第2回大分・延岡地区交流会がENEOS㈱大分製油所で開催されました。
    参加者は九州に拠点を置く旭化成、RESONAC、ENEOSの3社に勤務している方々、大分大学にて教鞭を執る平田 誠先生、そして東京から参加した応化会役員を含む総勢13名となりました。
    交流会は、椎名交流委員長による開会の挨拶から始まりました。椎名委員長からは、昨年に引き続き地方との交流を活性化させていくことの重要性についてのお話があり、本会議の開催意義について大いに期待されている旨のお言葉をいただきました。
    その後、ENEOS、旭化成、RESONACの順に、各会社や拠点の事業内容の説明や、参加者の業務からプライベートにわたる近況についての紹介が行われ、大いに盛り上がりました。各メンバーの直近の仕事ぶりについて紹介された場面では、特に若手の社員が日々の業務で直面する様々な課題や成功体験が共有されたことが非常に印象的であり、交流会ならではの貴重な情報交換の場となりました。

    次に行われたのは、会場となったENEOS大分製油所の構内見学です。バスツアー形式で行われたこの見学では、ENEOSメンバーの素晴らしいガイドとともに、石油精製のプラントエリアから貯蔵・出荷タンク・設備などを巡回しました。迫力ある大型の装置群を間近で目にし、プラントスケールを体感できる大変貴重な機会となりました。
    その後、大分大学理工学部理工学科の准教授平田 誠先生による講演会が行われました。「~日本の食 大分の食~」という演題で行われたこの講演では、大分の食文化とその歴史、そして日本の食文化がいかに多様性に富んでおり、いかに我々の生活文化に紐づいているかが、写真や資料を添えながら分かりやすく紹介され、参加者は普段触れることのない多くの知見を得る素晴らしい時間となりました。
    交流会の最後に、下村応化会副会長から閉会の挨拶を賜り、交流会全体が有意義なものであったこと、次回の開催に向けた期待感などについてお話しいただきました。

    交流会終了後は大分駅近くで懇親会が開催されました。この場では、昼間の交流会に参加できなかったメンバーも合流し、交流会では話しきれなかった話題で大いに盛り上がり、参加者同士の親睦がさらに深まりました。

    翌日には、有志6名により大分カントリークラブ吉野コースでゴルフコンペが開催されました。ゴルフを通してリラックスしながら交流を図ることで、さらに絆を深める良い機会となりました。

  7. 今後の計画と参加者アンケートまとめ ⇒ こちら
    事後に参加者へのアンケート調査を行い、今回の会に関する率直な感想や、継続や発展へ向けた様々なアイデアを頂きました。
    今回も前回同様、交流会全体の内容については大変満足頂いたという声が多く、「次回の参加も前向きに検討したい」という意見が大多数を占めました。
    参加したメンバーからは、「2回目ですが、昨年よりも近い距離間で皆さんと交流できたように感じました。」「職場外の方と接する機会はなかなか無いため、交流を通じて非常にいい刺激を受けています。応化という同じ学び舎の下で過ごした同窓との繋がりは、今後の社会人人生においても大切な財産になると感じており、是非とも今後も継続して本交流会に参加していきたいです。」といった非常に前向きな感想を頂きました。
    時期等についても、「忘年会シーズンや気温の低下を避けられる意味でも、今回のように11月ごろの開催がぴったりだった。」といった意見を頂きました。
    最後に、本交流会の継続、さらなる発展に向けて「後輩が続かないと継続は厳しくなるので、現役の学生などにもご参加いただき会社の良さを知ってもらえたら」といった学生も巻き込んだ取り組みに関するご意見や、「各地方支部などとの地方開催における継続的な取り組みに関する意見交換や、連携も一つの手になるのでは」といったようなご意見も頂きました。

「先輩からのメッセージ2023/12月」開催報告

 「先輩からのメッセージ2023/12月」開催報告は、会報誌秋号掲載時に内容が一部修正しましたので、再掲載します。

 本フォーラムの趣旨は、応用化学科OB/OGを中心とする先輩が各企業での日々の活動を具体的に話していただく、キャリア教育の一環です。これに基づき、後述の「企業ガイダンス」掲載企業に参加をお願いいたしましたところ43社からご賛同をいただき開催の運びとなりました。早稲田応用化学会のホームページには、学生向けコンテンツのひとつとして「企業ガイダンス」のページを設けており59社に参加いただいております。
 フォーラム開始前のオリエンテーションでは、椎名交流委員長の司会のもと、下嶋主任教授からご挨拶いただきました。続いて、保谷交流副委員長からプレゼンについての注意、お願い事項の説明をいたしました。その後、12 : 30より一斉にプレゼンがスタートいたしました。会場は5 教室で、これまでと同様に前半と後半の2 部制として、各社2 回のプレゼンを行っていただき、参加学生が希望する企業のプレゼンをできる限り聴講できるようにいたしました。
各企業のプレゼンでは、第一線で活躍中の身近な世代の先輩が、発表者自身の日常生活や学生生活へのアドバイス、自らのキャリアパスなど、限られた時間でコンパクトにまとめて発表いただきました。企業からは、発表者、同行者を含めて99名にご参加いただきました。内OB/OGの参加者は発表者を含めて59名となりました。学生の参加総数は109名でしたが、各社プレゼンの延聴講数は843人となり、学生たちが一人平均8 社を聴講していました。

301・302会場    303・201会場     202会場・会場風景

プレゼン終了後はロームスクエアに場所を移し、参加いただいた企業在籍者と参加学生の懇談会を催しました。椎名交流委員長の司会のもと、主催者を代表して応化会副会長の下嶋教授から参加企業への御礼と挨拶があり開会となりました。各社のテーブルを囲んで、プレゼンの延長となる先輩、企業同行者と学生の活発な質疑応答が行われ、活気にあふれた会場となりました。
 参加した学生にとっては昼間のフォーラム、夕刻からの懇談会を通して、日常の学習、研究に加えて、将来に向けての貴重な情報と日々の過ごし方へのアドバイスを先輩方から頂戴し、学んだことも多かったことと確信いたしております。下村副会長の中締めの挨拶、佐々木学生委員長の一丁締めをもって全プログラムを盛況のうちに終了いたしました。

懇談会の模様(懇談会のスナップ写真はこちらから)

 今回のフォーラムにご賛同、ご支援いただきました企業、及び熱気溢れるプレゼンを行なっていただき、また懇談会でも後輩からの質問に親身になってお答えいただき、また貴重なアドバイスをいただきました先輩と、同行された関係者の皆様にはこの場をお借りしてあらためて厚く御礼申し上げます。
 なお、2024年度の「先輩からのメッセージ」は、12月7 日(土)の開催予定です。

(文責 交流委員会 写真 広報委員会)

Ⅰ.プログラム概要

1.
日時
2023年12月2日(土)   12:30~
2.
会場
早稲田大学西早稲田キャンパス52号館
3.
内容
オリエンテーション
12:00~12:20(企業関係者)
 
 
講演会(第1部)
12:30~14:43
 
 
講演会(第2部)
15:15~17:28
 
 
懇談会
17:45~20:00(63号館ロームスクエア)

Ⅱ.講演会タイムスケジュール    

Ⅲ.特別講演スケジュール

Ⅳ.参加した学生

  D M2 M1 B4 B3 B2 B1
  3 5 65 10 5 12 9 109

Ⅴ.アンケートをふまえての総括

1. 今回のフォーラムの全体的な評価
 アンケート回答者では、学生の100%、企業の80%が、「満足」「ほぼ満足」と回答しており、フォーラムは評価されていると考えられます。企業側の「やや不満」の回答は、コロナ前に比した参加学生の減少と思われます。学生へのPR方法を含めて改善の工夫が必要かと思われます。
質問に対し、多岐にわたる回答がありましたが、多かったものをまとめると次の通りです。

 1)学生からの回答

  ①いろいろな企業の話が聞けた。知らなかった会社の話も聞けた。

  ②懇談会で親しくいろいろな話が聞けてよかった。

 2)企業からの回答

  ①親密に話ができた、学生から熱心さが伝わった。

2. 運営について
 講演時間の13分/社については、学生の80%、企業の90%が適当と回答しました。
学生の移動時間を含めて、もう少し長くという希望もありますが、本イベントの特長であります懇談会の時間の確保との両立が難しいところです。

3.まとめと次回開催に向けた課題
 本年は早目の12月開催とし、43社の企業にご参加いただきました。学生も一人平均8社を聴講し、懇談会でも先輩方、同行された企業の方と親密に、活発な懇談をさせていただく姿がみられ、盛況のうちに終わることができました。学生は優良企業からの具体的な情報が得られ、企業側も自社に対する理解を深めてもらうという状況が、両者にとって本フォーラムの高い評価になっていると思われます。
 一方、コロナ前に比べ、参加学生が少なかったという指摘も相当数ありました。採用活動が早くなっている企業も増えてきており、アンケートでも企業、学生とも13%が開催時期を早くすることが好ましいとしています。また、今回不参加企業の中で数社が、理由として開催が遅いことを挙げています。学生へのPR方法への工夫、開催時期の更なる検討等次回に向けた検討を続けることといたします。

なお、「先輩からのメッセージ」及び「企業ガイダンス」に関するお問い合わせならびにご要望等は下記早稲田応用化学会事務局へお願いいたします。

〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1
早稲田大学 先進理工学部応用化学科内 早稲田応用化学会
TEL 03-3209-3211 内線 5253
FAX 03-5286-3892
E-Mail: oukakai@list.waseda.jp
URL: http://www.waseda-oukakai.gr.jp

以上

「先輩からのメッセージ2024」タイムスケジュール

早稲田応用化学会 交流委員会

先にご案内いたしました「先輩からのメッセージ2024」は、対面で実施することとし、タイムスケジュールを下記の通りご案内します。

1.
日 時
2024年12月7日(土)
2.
会 場
西早稲田キャンパス
講演会 52号館2F~3F教室
 
 
 
懇談会 63号館1Fロームスクエア
3.
受 付

学生の受付は52号館102教室にて12:00から
同室に会社案内等企業からの配布資料が置いてありますのでお持ちください。

4.
内 容
講 演 会
:12:30~14:43
【第一回】
 
 
【休憩】
:14:43~15:15
 
 
 
講 演 会
:15:15~17:28
【第二回】
 
 
懇 談 会
:17:45~20:00
【63号館1Fロームスクエア】
5.
対象学生

学部生、大学院生(修士、博士、一貫制博士)およびポスドク(進路決定を間近に控えた学部3年、修士1年、博士課程、一貫制博士課程修了予定者およびポスドクを主体としていますが、将来へ備えての学部1・2・4年生、修士2年生の参加も歓迎します。)

6.
対象学科

応用化学科および応用化学専攻、化学・生命化学科および専攻、生命医科学科および専攻、ナノ理工学専攻、生命理工学専攻等(その他学部・研究科・学科・専攻を問いません。)

7.
申込方法

準備の都合上、事前申し込みが必須です。
申し込み⇒こちらから

8.
事前確認

聴講を希望する企業および懇談会で個別対話を希望する企業については、事前にHP掲載の「企業ガイダンス」にて情報の確認をお願いします。PW不明の場合は応化会事務局まで問い合わせてください。【新規企業を含め56社が掲載】
E-mail: oukakai@list.waseda.jp
TEL 03-3209-3211(内)5253

9.
タイムスケジュール
 
 

タイムスケジュールおよび部屋割りは下記の通りです。
画像をクリックしてください

 
 

入場は自由、無料ですので、奮ってのご参加をお待ちしています。
なお、服装はリクルートスーツ厳禁としていますのでご協力ください。

「先輩からのメッセージ2024」の開催日程

早稲田応用化学会 交流委員会

本年度の「先輩からのメッセージ」は、学生の皆様の企業への理解を深める時期が余裕をもって確保できるよう、開催日を2024年12月7日(土)とし、準備を進めています。

学生の皆様には参加へ向けてのスケジュール確保をお願いいたします。

当日は、日本を代表する企業に在籍されているOB・OGの方々から直接、皆様の疑問や不安について適切なアドバイスがいただけますので、将来の進路決定にも必ず役立つものと確信しております。

本年度の実施形態は、講演、懇談会とも対面での実施を予定しています。

詳細な内容ならびに参加の申し込みは、改めて10月下旬にホームページおよびメールマガジンにてご案内いたします。

  1. 日 時
    2024年12月7日(土)
    時間 12時30分ころ~(詳細は10月中旬に決定)

  2. 会 場
    早稲田大学西早稲田キャンパス
    講演会  52号館2F、3F教室
    懇談会  63号館ロームスクエア

  3. 実施方法
    実施方法詳細は10月下旬にご案内いたします。 
    「先輩からのメッセージ」は、一般の企業説明会と異なり、企業概要、仕事の紹介にとどまらず、応化OB・OGより直接、会社生活や日常、普段考えていることや雰囲気などを親しく聞けることを特色としています。

  4. 対象学生
    学部生、大学院生(修士、博士、一貫制博士)
     進路決定を間近に控えた学部3年、修士1年、博士、一貫制博士課程修了予定者を主体としていますが、将来へ備えての学部1,2,4年生、修士2年生の参加も大歓迎です。

  5. お問い合わせ

    本件に関するお問い合わせ・要望等は下記の専用アドレスまでお願いいたします。
    guidance_2024@waseda-oukakai.gr.jp

早稲田応用化学会主催 第39回交流会講演会

2024年6月15日(土)15:00~16:30 (対面と遠隔方式を併用して開催)

講演者;小岩一郎先生
関東学院大学 理工学部 理工学科 表面工学学系 特約教授

演題;『ドイツ、シリコンバレー、シンガポールでの産業創成方法の比較』

副題;「ドイツで2018年度1年間研究して、以前訪問した地域についても感じたこと」

                         
小岩一郎先生

講演者略歴

1982年3月早稲田大学 理工学部 応用化学科 卒業 (逢坂研究室 新制32回)

1984年3月早稲田大学 大学院 理工学研究科 博士前期課程 応用化学専攻工業物理化学 修了

1986年4月~1988年3月 早稲田大学 理工学部 助手

1987年3月早稲田大学 大学院 理工学研究科 博士後期課程 応用化学専攻工業物理化学 修了

1988年4月~2005年3月 沖電気工業株式会社 研究開発本部、研究本部 研究員、管理職

2005年4月~2013年3月 関東学院大学 理工学部 工業化学科 教授

2013年4月~2023年3月 関東学院大学 理工学部 理工学科 化学学系 教授

2023年4月~2024年3月 関東学院大学 理工学部 理工学科 表面工学学系 教授

2024年4月~関東学院大学 理工学部 理工学科 表面工学学系 特約教授

はじめに

今回は、対面と遠隔方式を併用して開催致しました。

対面方式で使用した会場;西早稲田キャンパス 57号館 201教室

遠隔方式で使用したソフト;遠隔会議用ソフト Zoom

参加者:対面方式;50名(卒業生35名[講演者、先生を含む]、在校生15名)

遠隔方式;22名(卒業生18名[先生を含む]、在校生 4名)

合計  ;72名(卒業生53名[講演者、先生を含む]、在校生 19名)

まず椎名交流委員長による開会宣言と自己紹介、及び視聴に当たっての依頼事項の説明があった後、早稲田応用化学会の濱会長から開会のご挨拶を頂きました。

濱会長
椎名交流委員長

濱会長の開会のご挨拶
椎名さん、ご紹介有難うございます。
この交流会講演会、1年半振りとなります。昨年は応化会100周年記念イベントがありまして、その後初めての交流会講演会となります。そういう意味では応化会の次なる100年のスタートとなる記念すべき交流会講演会になると思います。その記念すべき講演会に、本日はお忙しい中小岩先生に来て頂き、様々な海外での色々な経験をベースに、外から見た日本の今の状況を、厳しいご意見もあると思いますがざっくばらんにお伺いしたいと思います。私も非常に楽しみにしております。
今日はリアルとオンラインで多くの方が聴講されているそうです。是非お話を聞くだけでなくて、今日の先生のお話を起点に、自ら何を考え、どう行動するか、そして今の日本をどうやって立て直していくか、というところにうまく繋げていって欲しいと思います。
小岩先生、是非宜しくお願いします。

続いて椎名交流委員長から講演者の略歴が紹介された後、講演が始まりました。
講演の概要 ==⇒ こちら【新しいタブで開きます】

講演終了後、対面で参加された松方先生、及び学部4年 北村悠真さんと質疑応答が行われました。

松方先生
B4 北村さん

質疑応答の概要 ==⇒ こちら【新しいタブで開きます】

最後に、早稲田応用化学会の原副会長から閉会のご挨拶を頂きました。

   
  原副会長  

原副会長の閉会のご挨拶
小岩先生、本日は貴重なお話し、有難うございました。
私も過去にアメリカとイギリスに住んだことがありまして、ドイツのお話しをお聞きしますとやはり日本とは違うということで、外を見ることが大事だと思います。1つの会社とか1つの研究所にいると外を見る目が失われていくと思います。外の世界はすごく刺激になるんですね。小岩先生は日本に対する期待がすごく高いので、日本の出来ていないところを色々仰って頂きましたが、私が日本に帰ると必ず思うのは日本の良さです。海外に住めば日本の良さを認識することがありまして、こんな良い日本が世界の中で経済でも負けて、皆さんがすごく勉強しているのに活躍出来ない、そして色々な製品において負けてしまう、ということについて悔しい思いがあります。日本が世界に向けてしっかりポジションを取れるのが、私としては良いことだと思います。これから社会に出る人、出て間もない人も色々なところを見て、自分の力を培って成果を出してくれたら、と思います。先生の仰って頂いた、目標を持つ、Visionを持つというところで、やはり自分の中で目標を持つと色々な事で努力出来ることがあるな、と思います。
私は会社へ入って37年も経ってしまいました。途中で目標が変わったりしますが、目標があったからこそ出来たこともありました。これから社会に出られる方も若い方も色々な事にチャレンジして、目指すものを持ったらすごくいいなと感じました。
今日はどうも有難うございました。

この後、椎名交流委員長からアンケート回答についてお願いがあった後、閉会となりました。

当日の参加者の写真
対面での参加者

遠隔での参加者

対面での参加者は講演会場での写真撮影後、63号館1階ロームスクエアに場所を移し、懇親会を行いました。

懇親会

鈴木交流委員 関谷交流副委員長

鈴木交流委員の司会により、まず関谷交流副委員長の開会のご挨拶と乾杯のご発声の後、懇親会が始まりました。

小岩先生を囲んだ人たちの輪とか、旧交を温めるOB/OGの人たちの輪が会場のあちこちに出来て、大いに盛り上がりました。

応援部学生のパフォーマンス

懇親会の終盤には早稲田大学応援部の学生によるパフォーマンスが披露されました。校歌、エールで参加者が声を合わせ、応化会の団結を確認し今後益々の発展を誓いました。

下村副会長 石崎学生委員長

最後に、早稲田応用化学会の下村副会長からいつもの力強い中締めのご挨拶を頂き、石崎学生委員長の一丁締めにて散会となりました。

講演会・懇親会のスナップ写真は下のボタンをクリックしてご覧ください。

 

(文責;交流委員会)

交流委員会レクリエーション活動 春の早慶戦(第2戦)観戦報告

開催日時:2024年6月2日(日)
開催場所:明治神宮野球場

 

日頃、学業や研究活動で忙しい中、交流委員会のお手伝いをしてくれている学生委員の皆さんが、コロナ禍もあって早慶戦を観戦した事がないと言う話を聞き、交流委員会のレクリエーション活動を兼ねてOB 4人、学生7人、合わせて11名で観戦した。
昼過ぎから雨予報だったため、雨具を用意し昼食に崎陽軒シウマイ弁当を食べて準備万端、優勝を信じて応援開始。
初回裏、慶應に1点先制されたが、最終的には早稲田が打ちまくって19安打12得点。早稲田12-2慶應の圧勝で完全優勝。
5回途中から雨も大降りになり、びしょびしょになりながら紺碧の空や校歌を歌いまくり、優勝の瞬間に立ち会えた事は最高の思い出となった。

 

試合後、OB 4人で春秋連覇を達成した2015(平成27)年以来、約9年ぶりに開催された恒例行事の優勝パレード「ちょうちん行列」に参加。
雨が降り続く中、応援部が先導し17時15分ごろ聖徳記念絵画館前から大学に向けて出発。沿道の多くの方から祝福を受けながら応援歌を歌って練り歩く。気分爽快だ。我々はお互いの体調を考慮して途中で行列を離れ.大久保界隈で祝杯をあげて今回の観戦イベントを振り返り大いに盛り上がった。

 

今回、交流委員会レクとして早慶戦観戦を企画しましたが、会員の皆さんからの希望があれば応化会としての観戦を検討しても良いと思っています。
これからも応化会は会員の皆さまにとって参加し易いコミュニケーションの場を企画して参ります。
是非、お気軽にご参加ください!

参加者:
OB: 関谷さん(新18) 、保谷さん(新19)、重谷さん(新19)、椎名(新36)
学生委員: M1:石﨑さん、輿石さん、内藤さん、B4:筒井さん、B3:水垣さん、B2:大澤さん、大山さん

(文責:交流委員会 新制36回 椎名)

リマインド-早稲田応用化学会 交流委員会主催 第39回交流会講演会のご案内

2024年6月15日(土)15:00~16:30 (対面と遠隔方式を併用して開催)

講演者;小岩一郎先生

関東学院大学 理工学部 理工学科 表面工学学系 特約教授

演題;『ドイツ、シリコンバレー、シンガポールでの産業創成方法の比較』

副題;「ドイツで2018年度1年間研究して、以前訪問した地域についても感じたこと」

今回は、対面方式と遠隔方式を併用したハイブリッド開催と致します。関東学院大学 特約教授の小岩一郎先生をお迎えし、上記のテーマにてご講演をして頂きます。
ご期待下さい。
なお小岩先生は、Waseda Electrochemical Society(略称 WECS、すなわち応用化学科 応用物理化学研究室の吉田研究室・逢坂研究室・本間研究室・門間研究室のOB・OG会)の会長をされております。

本講演の概要

近年、ドイツに興味を持っていた。労働時間が短く、それでいてGDPは日本を超えている。人口が日本の7割程度と考えると、3割も高いことになる。また、労働時間を加味すると生産性は、日本より7割も高いと言われている。特に、フラウンホーファーの名前をいたるところで聞く。さらに、過去、複数回訪問した2019年に工業競争力世界一位を獲得したシンガポールと急激に発展しているシリコンバレーの状況も加えて、日本が置かれている状況、世界が日本をどう見ているかについて、私の意見を加えて、お話しする。また、私が経験した、日本的な失敗例についてもお話しする。

(講演者から寄せられた紹介文より)

講演者略歴

1982年3月早稲田大学 理工学部 応用化学科 卒業 (逢坂研究室 新制32回)

1984年3月早稲田大学 大学院 理工学研究科 博士前期課程 応用化学専攻 工業物理化学 修了

1986年4月~1988年3月早稲田大学 理工学部 助手

1987年3月早稲田大学 大学院 理工学研究科 博士後期課程 応用化学専攻 工業物理化学 修了

1988年4月~2005年3月沖電気工業株式会社 研究開発本部、研究本部 研究員、管理職

2005年4月~2013年3月関東学院大学 理工学部 工業化学科 教授

2013年4月~2023年3月関東学院大学 理工学部 理工学科 化学学系 教授

2023年4月~2024年3月関東学院大学 理工学部 理工学科 表面工学学系 教授

2024年4月~関東学院大学 理工学部 理工学科 表面工学学系 特約教授

講演者のご趣味、等

読書、囲碁、旅行

講演の日時、場所、形式等

開催期日;2024年6月15日(土)

講演時間;15:00~16:30(応化会役員挨拶、講師紹介、及び質疑応答等を含む。
講演会場での受付開始14:30、講演聴講は無料)

講演形式;対面方式、及び遠隔会議用ソフト Zoomを使用したリモート方式を併用.

対面方式での開催場所;西早稲田キャンパス 57号館 201教室

懇親会 ;16:45~18:15[対面参加者のみ]

懇親会場;63号館1階ロームスクエア(懇親会費:3,000円、学生無料)

その他 ;要事前申し込み.

申し込み方法について

応用化学科の学生、早稲田応用化学会会員であるOB・OGの皆様、及び同会会員以外で本学の学生、卒業生・修了生、教職員の方は下記のURLまたはQRコードから申し込みをお願いします。

申し込み先URL ⇒ https://forms.gle/jNXaK61JCZDAkSSD9

 

申し込み先 QRコード⇒

申し込み締め切り;6月6日(木)

参加申し込みをされた方には、6月11日(火)頃、申し込みの際にご入力いただいたメールアドレス宛にZoomによる参加方法、また対面参加の方への依頼事項等が配信されます。

なお、講演会場、及び懇親会場では応化会ホームページ掲載用の写真を撮影致しますのでご了承願います。

皆様、是非奮ってご参加下さい。宜しくお願い致します。

――― 以上 ―――

(文責;交流委員会)

大分・延岡地区交流会(定例ゴルフコンペ)のご報告

1. 開催趣旨
応化会地方活性化活動の一環として2023年11月より始動した大分・延岡地区交流会活動(早稲田応用化学会 大分・延岡地区交流会開催報告 | 早稲田応用化学会 (waseda-oukakai.gr.jp))。
新たに築いた結びつきを絶やすことなく、さらなる親交の輪を広げる目的とし四半期毎の定例コンペ開催を目指しております。今回は記念すべき第一回目の定例コンペ内容につきまして、この場をお借りしてご報告申し上げます。

2. 概要
日時:2024年3月2日(土)
場所:三重カントリークラブ(大分県)

3. 詳細
爽やかな季節の訪れと共に、大分・延岡地区の同窓の絆を深めるひとときを設けました。非常に恵まれた晴天の下に定例コンペは開催され、互いの勇姿を目に焼き付ける場となりました。

それぞれのティーショットは、かつての校舎を飛び出した時の勢いを思わせ(中には迷える人生を歩む!?かのように右へ左へ飛ばす者も。。。)、新たな挑戦への意気込みを象徴しているようでした。コンペでは、スキルはもちろん、スポーツマンシップとコミュニケーションが重視されます。我々は一打ごとに互いを称え合い、ともに成長していく喜びを共有していました。


参加者(敬称略) 左より堤克一路(環境資源工学科ご出身)、野々山慶一(新71回)、石川賢(総合機械学科ご出身)、滝渕亮太(新66回)、小長谷優祐(新68回)、風間洋佑(新66回)、杉本哲人(新40回)、海寳益典(新31回)、田中亮祐(新70回)

さて、スコアカードにスコア以上に価値があるのが、コンペ終了後の反省会です。プレーに関する具体的なテクニックやコースマネジメントなど、専門的な情報交換はもちろん、励まし合う言葉も飛び交います。そして、時折語られる学生時代の思い出話は、束の間の懐古に浸る貴重な時間となりました。

反省会後、有志で二次会を開催。旧交を温めながら、時には仕事の悩みまでもが打ち明けられるオープンな雰囲気の中、心地よい談笑が続きました。そして、盛り上がりの頂点には、我らが校歌(そして第二の国歌)「都の西北」を一同に唱和。”集まり参じて人は変われど、仰ぐは同じき理想の光”、母校を離れ各地方へ羽ばたいた大分・延岡地区の同窓も、「役立つ化学、役立てる化学」の精神のもとにさらなる活躍を誓いあいました。

コンペがもたらした達成感、反省会で開かれた心の通じ合い、そして二次会の温かな笑顔と共有された校歌。これらは私たち同窓会の根幹をなす活動であり、お互いが持つ人生の豊かさを再確認するための潤滑油のようなものです。
今後もこの素晴らしい伝統を守り続け、私たちの絆と母校への深い尊敬の気持ちを象徴するイベントとして、さらに明るい未来へと繋げてまいりたいと思います。

・・・さて、いかがだったでしょうか?流行から少し過ぎましたが、上記は生成AIの一つであるChatGPT4.0にて出力された文章です(過度に違和感ある表現は修正済み)。
所用時間はなんと30秒!出力条件や文章中に盛り込んで欲しい内容等、ChatGPTに6つほど指示を行ない、何回かの壁打ちによって3分ほどで上記の文章を作成しております。
少々ChatGPTの宣伝が入ってしまいましたが、今後とも大分・延岡地区からも応化会活動を盛り上げて参りますので、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

文責:新制70回 田中亮祐

 

2023年度学生工場・施設見学報告(2023年9月15日開催)

1.見学趣旨
大学側の教育行事として、応用化学科の学部1、2年生を対象に、工場・施設見学を催行し、企業の製造、生産管理、研究開発等の実態を学び、今後の勉学への動機付をしてもらうことを目的とします。開催時期は夏休み中の後半の平日とし、西早稲田キャンパスから日帰りで往復可能な地区の企業事業所・工場・研究所を対象とします。2019年は川崎(エリーパワー株式会社)・足柄(テルモ株式会社)地区でしたが、コロナ禍で3年間リアル開催を休止し、2021年のリモート見学会(DNP)を経て、今年は新型コロナ感染症が5類に移行されたことから再開し、川崎(株式会社レゾナック)・綾瀬(東ソー株式会社)地区を選定しました。本企画の主管は教室でありますが、交流委員が支援にあたり、見学は教員が引率、交流委員は同伴いたします。

2.開催日時

・9月15日(金)

07:45 西早稲田、理工キャンパス63号館ロームスクエア前集合

08:00 バスに乗車・出発

19:15 理工キャンパス帰着・解散(バス内でアンケートフォームに入力。交通渋滞により予定より遅れて帰着)

3.参加者

・応用化学科 B2学生25名、B1学生13名、合計38名、引率・同伴者4名、合計42名
(バスの最大定員は正席49、補助席7、合計56名)

・引率教員 下記担任教員及び指導教員が引率
B2副担任 野田優教授
B1主担任 小堀深専任講師 計2名

・同伴担当交流委員 関谷紘一(新18回)、辻浦久子(新36回)、以上2名

(工場見学にあたっての注意事項)

1.服装:長袖、長ズボン(スラックスやパンツスーツ)の着用(Gパン、スカート不可)など歩きやすい服装。

靴:滑りにくい靴着用(ヒール、サンダル、パンプスは不可)

2.研究施設・工場内でのカメラ・ビデオ撮影禁止、携帯電話の使用禁止。
(見学時は、貴重品・筆記用具以外は、原則、バスに置いていく)

3.見学時は、研究施設設備、プラントエリア・計器室内の機器、計器類等には手を触れないこと。

4.場内は見学先指定の保護具着用。見学時は社員の指示に従い、列を乱さず移動。

4.見学先 (川崎・綾瀬地区)

AM 株式会社レゾナック 川崎事業所(川崎区扇町)(担当・関谷委員)

・住所 〒210-0867 神奈川県川崎市川崎区扇町5-1  電話: 044-322-6813

・事業内容: 無機工業薬品、産業ガス製品、AN・有機工業製品、VC製品、グリシン、クロルプレンゴム、塩素化ポリエチレン製品、半導体様エッチング・クリーニングガス製品、ショウデックス製品、VGCF、及びプラスチック廃棄物のケミカルリサイクルによるアンモニアの製造(KPRプラント)、他、(太字が見学対象プラント)

PM 東ソー株式会社 東京研究センター (綾瀬)(担当・辻浦委員)

・住所 〒252-1123 神奈川県綾瀬市早川2473-1 電話: 0467-77-2211

・事業内容:

① ライフサイエンス(LS)研究所
新たな検査技術や医薬精製用分離技術など健康・医療分野の新材料・技術の創出

② アドバンストマテリアル(AM)研究所
有機・無機融合技術、MI技術をベースとした電子材料及びエネルギー関連の先端材料の研究開発

③ バイオサイエンス(BS)事業部開発部門
計測・診断事業の製品開発及び顧客サポート

(太字が見学対象施設) 

5.見学スケジュール

09:30株式会社レゾナック 川崎事業所(川崎区扇町)到着

09:40〜10:00見学オリエンテーション(スケジュール/会社説明/工程説明)

10:00〜11:15事業所見学
数班に分かれて、KPRプラント(前工程・破砕設備、後工程・ガス化設備)見学
KPRプラント・ガス化設備前で集合写真撮影。

KPRプラント・ガス化設備前で集合写真撮影

11:15〜11:45早稲田応化OB・OGのご挨拶と業務説明、質疑応答

川本 健様 (2010年入社)
西出研究室(高分子化学研究室)
高分子研究所 機能分子化学研究部 クロスファンクショナルグループ川崎チーム

戸田 亜水香様 (2012年入社)
黒田研究室(無機合成化学研究室)
高分子研究所 機能共創化学研究部分 離精製機材グループ

11:45〜12:20昼食(教室形式で着席、弁当による食事)

12:30バスに乗車、東ソー・東京研究所(綾瀬)へ向け出発

14:20~16:20オリエンテーション(企業及び東研紹介、見学スケジュール、注意事項等)

・4班に班分け:1A,1B,2A,2B 4班に分かれて見学と座談会を実施(各班10~11人)
引率教員、同伴交流委員4名も4班に分かれて同行

・全員で記念撮影

東研事務所で集合写真撮影

<座談会に参加いただけた応化OB>

佐々木 勇輔様 (2018年入社)
西出・小柳津・須賀研究室(高分子化学研究室)
バイオサイエンス事業部 第二開発部 臨床液クロG

菅井 啓介様 (2020年入社)
小柳津・須賀研究室(高分子化学研究室)
アドバンストマテリアル研究所 機能複合材G

・見学先 AM研 無機電子材料G
LS研 バイオプロセスG
BS事業部 CSセンター
BS事業部 クロマト分離ゲルの製造工程

16:30東研事務所で集合写真撮影後バスに乗車・出発

6.見学後の学生アンケート結果(自由記述)を含む見学後記

6-1株式会社レゾナック 川崎事業所(川崎区扇町)

結果は総じて好評で、学生は廃プラのケミカルリサイクルの意義を理解出来、その現場を直接確認出来たことに満足していました。廃プラスチックのケミカルリサイクルの仕組み、前工程で原料廃棄プラスチックを金属の分離以外は基本的に混載の状態で破砕/溶融成形して、後工程の還元ガス化工程で水素回収してアンモニアの原料とし、同時に回収される炭酸ガスはコカコーラの原料として消費されるとの説明に、いたく感激した感想を述べており、ケミカルリサイクルの実態が分かり、今後環境対策について興味を持って学べる自信が出来たとのコメントが多くありました。
また、川本先輩、戸田先輩と忌憚なく話し合え、有意義な話を聞けたことに満足していた様子でした。今後の勉学を進める上で大変参考になったことと思います。質疑応答の時間がもう少し欲しかったとのコメントがかなりありましたたが、これはスケジュールの都合で仕方なかったと思います。このほか、昼食の弁当が好評で美味しかったとのコメントが多く、好評でした。
今回の見学を調整頂いた総務G鈴木様、KPRの安部様、OGの戸田様、OBの川本様はじめ、関係された皆様に感謝申しあげます。

6-2 東ソー株式会社 東京研究センター (綾瀬)
B1、B2学生なので、分析化学実験等で使用している器具や種々の検査機と同様な装置が並んでおり、実際に企業で使用されている実態が見えて、親近感と今後の勉学のモチベーションが上がったとの感想や、4班に分かれて見学・懇談出来たので、返って見やすく・分かりやすく、質疑応答もしやすかったとの感想、また、OBとの懇談時間も比較的長く取れたので、公私にわたる質問が出来、丁寧に答えて貰ったので良かったとの感想が多く、好評でした。
さらに、バイオケミストリーの発酵法で創られる酵素や蛋白質等のジャーファーメンターで創られる現場、精製工程で使われるクロマトゲル分離装置の現場を見て、授業では未習のバイオ製品の開発状況が見学でき、今後のバイオケミカル勉学のモチベーションが上がったとの回答もありました。このほか、成分分析技術で多用されている液体クロマトグラフィーゲル・装置開発・使用実態の現場を見学出来、この装置が実際の種々製品評価分析に重要な位置を占めていることが理解できたという感想も多く寄せられました。
見学の際、各現場で親身に懇切ご丁寧にご説明頂いた関係者の皆様に感謝申しあげます。
また、本見学でご対応・ご協力頂いた原様、桐谷様、佐々木様、菅井様に感謝申しあげます。
短い時間の中で充実した見学会、懇談会を行っていただき、本当に有り難うございました。

7. 見学後の学生アンケート結果 (円グラフ) より抜粋

以上

文責 応用化学会交流委員 関谷 紘一