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「先輩からのメッセージ2017」開催報告

フォーラム 第9回「先輩からのメッセージ2017」 を2017年1月21日(土)に開催致しました。
その概要をここに報告いたします。
 

 早稲田応用化学会のホームページには学生向けのコンテンツの一つとして「企業ガイダンス」掲載欄を設けており、新規企業7社が加わって76社に参加いただいている。本年の経団連の「採用選考に関する指針(2016.9.20改訂)」は昨年と変わらず、会社説明会等の広報活動開始時期は3月とされましたが、本セミナーは、採用に向けた会社説明会とは異なり、先輩の眼を通じた各企業のアクティヴィティ、社会人としての過ごし方や後輩への期待等を話していただく、学生の進路選定の一助、キャリア教育の一環であることから、大学側と慎重に協議いたしました結果、開催日を1月21日(土)といたしました。これに基づき、掲載企業に「先輩からのメッセージ2017」への参加をお願いしたところ、64社からご賛同をいただき第9回の開催の運びとなりました。

挨拶 魚森交流委員長

ビジネス現場の第一線で活躍中の身近な世代の先輩がそれぞれの企業の特徴、ビジネスモデル、講演者自身のビジネスライフの様態、キャリア開発の実績、求められる人材像など、限られた時間内でコンパクトにまとめて講演いただきました。企業からの参加者は講演者、同行者を合わせて約130名に参加いただきました。学生の参加数は年度ごとの修士人数変動もあり総数は209名と昨年比92%となりましたが、昨年に比し早目の1月の開催ということもあり、10社以上の講演を聴講した学生比率が増え、1社あたりの講演聴講者数は昨年の120%と大盛会となりました。この中には学部1、2、3年生および他学部・他学科の参加も多く見られました。  

オリエンテーション 和田宏明教授

 

フォーラム開始前のオリエンテーションで主催者を代表して魚森交流委員長の開会挨拶、教室を代表して和田宏明教授から参加企業への感謝とご挨拶、保谷交流副委員長から講演についての注意・お願い事項の説明後、12:30より一斉に講演のスタートが切られました。会場は6教室で、これまでと同様に前半と後半の2部制として各社2回の講演を行っていただき、参加学生が希望する企業の講演をできる限り聴講できるようにしております。また、企業控室として使用の教室では、特別講演として桐村光太郎教授による「応用化学科・応用化学専攻の現状とこれから(創立100周年を迎えて)」と和田宏明教授による「応用化学科の就職関連活動および早稲田応用化学会の活動」をそれぞれ30分で2回講演いただきました。

特別講演 桐村光太郎教授

特別講演 和田宏明教授

(各企業のショートトークのGalleryは下のボタンから)

201、202教室 203、301教室  302、303教室

 講演会終了後は参加いただきました企業在籍のOB・OGおよび同行者を囲んで懇談会を催しました。企業側、学生出席者多数で大盛況の懇談会となりました。主催者を代表して三浦会長から参加企業への御礼挨拶、西出教授の乾杯発声をかわきりに懇親を深め、フォーラムの延長となる学生と企業との質疑応答を含めて話が弾み、会場は熱気にあふれました。学生にとっては昼間のフォーラム、夕刻からの懇談会を通して、日常の学習、研究に加えて、将来の進路選定への貴重なアドバイスを先輩諸兄から頂戴し、学んだことも多かったものと確信しています。橋本副会長の中締めの挨拶、田中学生交流委員長の一本締めをもって全プログラムを盛況のうちに終了いたしました。

懇談会の模様(懇談会のスナップ写真は下のボタンから)

  懇談会場 

今回のフォーラムにご賛同、ご支援いただきました企業、および熱気溢れる講演、懇談会における後輩を思いやる親身なアドバイスをいただきました先輩と、同行された関係者の皆様にはこの場をお借りしてあらためて厚く御礼申し上げます。

(文責 交流委員会 写真 広報委員会)

 

 

Ⅰ プログラム概要

  1. 日時  2017年1月21日(土) 
  2. 会場  西早稲田キャンパス54号館2F、3F、4F教室
  3. 受付  企業関係者は講演会場にて11:00から、学生は54号館101教室で12:00から
  4. 内容  オリエンテーション    12:00~12:20(企業関係者)
          講演会(第1部)     12:30~15:13
          講演会(第2部)     15:30~18:13
          懇談会          18:30~20;00(63号館)
  5. 対象学生 学部生、大学院生(修士、博士)およびポスドク
    (進路選定を間近に控えた学部3年、修士1年、博士課程修了予定者およびポスドクを参加の主体とし、将来へ備えての学部1,2,4年、修士2年の参加も歓迎)
  6. 対象学科 応用化学科、応用化学専攻、化学・生命科学科および専攻、生命医科学科および専攻、ナノ理工学専攻、生命理工学専攻等(学部、研究科、学科、専攻を問いません)

Ⅱ 「先輩からのメッセージ2017」教室番号、タイムスケジュール(54号館)

Ⅲ 「先輩からのメッセージ2017」特別講演スケジュール

Ⅳ 参加した学生(フォーラム参加学生の詳細)

それ以外の学生は化学・生命化学専攻、生命医科学専攻、ナノ理工学専攻、先進理工学部研究科、地球・環境資源理工学専攻、電気・情報生命工学科、人間科学研究科、理学科

Ⅴ アンケート」を踏まえての総括

1.今回のフォーラムの全体的な評価

学生は満足とほぼ満足を合計すると98%、企業参加者の回答では満足とほぼ満足の合計で97%と 参加者はほぼ満足との評価であった。
質問に対し多岐にわたる回答があったが多かったものをまとめると次の通りである。

1) 学生からの回答

  1. いろいろな企業が一堂に会していて業界を知ることができてよかった。  また知らなかった企業、化学系以外の企業も知ることができた。
  2. OB・OGから仕事や生活の具体的な話が聞けて参考になった。

2) 企業参加者からの回答

  1. 1月開催で、学生が就職先を絞り込む前に聞いてもらえて良かった。学生にとっても業界研究の時間が確保されると思う。
  2. 学生が積極的に話しかけてきたこと、志望度の高い学生と話せたことなどが好印象であった。

2.運営について

  1. 講演時間の13分/社については企業の76%、学生の72%が適当と答えたものの、短いとの回答が1/4程度ある。また、学生の入れ替え時間が短いとの意見も多い。参加企業数も増えてきており、施設規模、運営陣容を含め今後の課題となる。
  2. 会場については学生の26%が講演企業によるが狭いと回答しており、オリエンテーション会場も含めて改善が必要と思われる。
  3. 開催時期は、学生の70%が1月開催で良かったと回答。企業からも、絞り込む前に幅広く知ってもらうということを評価する声も多い。 本フォーラムは、経団連指針による会社説明会と趣旨を分けていることもあり、来年の開催時期については教室側と充分協議のうえ早めに情報発信したい。
  4. 懇談会は年々参加者が増え、会場が狭いという意見が多いが、学校側の方針でロームスクエア全部を懇談会に使えないことで今後の課題となる。

3.まとめと次回開催に向けた課題

  本年は教室からの積極的な紹介もあり新規参加7社を加え64社と最大の参加となった。学生も200名を超え、1月開催ということもあり、83%が10社以上を聴講するという熱気にあふれたフォーラムとなった。学生は優良企業からの具体的な情報が得られ、企業側も自社に対する理解を深めてもらうという状況が、両者にとって本フォーラムの高い評価につながったものと思われる。

  学生側からは講演時間が短い、会場移動があわただしい、企業によっては会場が狭い、企業側からは講演時間が短い、待機時間が長いといった相反する改善希望点も指摘されている。

  今後の参加企業として、食品・飲料、医薬・化粧品、自動車などが希望されており、また電機やITなど現在参加が少ない業種へのアプローチも課題となる。一方、今回のオブザーバ参加会社を含め、次年度の参加を検討いただいている企業もあり、講演時間の要望も考慮すると、施設面、運営人員面での課題も大きく、複数日開催も視野に、教室側と連携をとって次年度の運営を早めに議論していくことが求められている。

なお、「先輩からのメッセージ」及び「企業ガイダンス」に関するお問い合わせならびにご要望等は下記メールアドレスに交流委員会または事務局宛お願いいたします。

  E-Mail :guidance@waseda-oukakai.gr.jp
    〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1
  早稲田大学 先進理工学部応用化学科内 早稲田応用化学会 事務局長 寺嶋正夫
  TEL 03-3209-3211 内線 5253
  FAX 03-5286-3892
  E-Mail: oukakai@kurenai.waseda.jp
     URL  http://www.waseda-oukakai.gr.jp

(文責 交流委員会)

2017先輩からのメッセージ:203、301教室

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201、202教室  302、303教室  懇談会場

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2017先輩からのメッセージ:302、303教室

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201、202教室  203、301教室  懇談会場

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2017先輩からのメッセージ:201、202教室

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203、301教室  302、303教室  懇談会場

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2017 新21回、22回城塚研同門会開催報告

城塚先生がお亡くなりになって以来、城塚研の集まりはほとんど定期的に行われなくなりました。昨年、一昨年は新20回、21回の有志であつまり、世代を跨いでの集まりもなかなか良いなということがわかりました。なにしろ大学院時代も含めれば同じ研究室で一年以上は共に研究生活を送ったのですから。
そこで今度は21回の長瀬君が声をかけてくれて新21回、22回の同門の集まりを日比谷の「うすけぼー」で行いました(平成29年1月19日)。集まったのは5名と少なかったですが、これがきっかけでまた盛大になりそうな気がしました。
21回:長瀬穂積、上野裕人、橋本正明、22回:辻傑、倉地京平、40年ぶりに会った仲間も居りました。まだ元の会社に縛られているもの、乞われて安全操業の指導をしているもの、ビルマやベトナムで操業のアドバイスをしているもの、悠々自適で高尾山や小仏などの山歩きを楽しんでいるもの、それぞれが充実した生活をEnjoy しているようでした。
今年秋は応用化学科創設100周年でもありますし、来年はもっと大規模に集まりたいと話しました。

 

 

 

 

 

 

(文責:橋本正明)

2017年度総会日程変更のお知らせ

  応用化学会会員の皆様

明けましてお目出度う御座います。

今年の年明けは快晴の天候にも恵まれ、会員の皆さまにおかれましても良いお正月を迎えられたこととお喜び申し上げます。

また、平素は早稲田応用化学会の活動にご理解を賜り、ご支援・ご尽力を頂き誠に有り難う御座います。厚くお礼申し上げます。 

さて、来年度の総会の日程変更につきましてご案内申し上げます。

当会の会計年度は会則第40条の規定のように4月1日〜翌年3月31日になっておりますが、新年度の事業計画および予算につきましては例年5月末に開催される総会でご承認を頂いておりましたので2ヶ月近くの事前執行が必要で「会の運営上支障が出るものの支出に限り実施しても良い」という細則を作り運用して参りました。しかし、今までも会計年度のスタート後事前執行期間をより短くしたいという会の運営上の要請があり、また学内理事側から学会等のスケジュールで5月よりも4月中旬以降の方が総会に参加しやすいとの提案もあることなどを勘案して本年の総会は4月22日(土)に開催することと致しました。

一方、応化会給付奨学金の給付については、経団連の新卒者就職希望者の面接解禁日程が5月になったことから、学生の進路方針がはっきりする6月以降に行う必要があり、審査日を6月10日と致しました。それに合わせて総会では前年受給者を紹介させて戴くように変更させていただきます。 

総会出席のご予定をされていた会員の皆さまに日程調整をお願いすべく新年早々のご案内にさせて頂きました。

何とぞ、ご了承の上ご予定に入れて頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

応用化学会会長 三浦千太郎

「先輩からのメッセージ2017」 事前参加登録

昨年12月22日に掲載した『「先輩からのメッセージ2017」タイムスケジュール』に事前参加登録へのリンクボタンをつけてありますが、タイトルがタイムスケジュールとなっているため、事前登録へのHPサイトをあらためて探しに行く場合に見つけにくく、事前登録へたどり着けない人がかなりいるという情報がはいりました。
下記に再度登録サイトへのリンクをつけますので、参加される人はこのリンク先で登録してください。

先輩からのメッセージ2017の事前登録はこちら

(交流委員会)

第8回フォーラム「企業が求める人材像」 2016年11月26日(土)

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今回は、応化会学生会員と若手OB・OGを主体とする「縦割り交流会」に参加されるメンバーにも呼びかけ、学生会員と若手からシニアまでのOB・OGらが一堂に会し、第8回フォーラム「企業が求める人材像」を開催した。
三浦会長の挨拶、魚森交流委員会委員長の主旨説明の後、応用化学科の和田教授を司会としてフォーラムが開始された。
wadaフォーラムの方式は、「今語るべきテーマとは」と題し、例年とは異なりパネリストを置かず、今後取り上げてみたいテーマ候補群の中から興味あるテーマを学生がピックアップし、社会人側が意見を述べる形を採った。そのやりとりを通じ、今後本フォーラムにて深く討議すべきテーマを浮き彫りにするという試みである。
特に「学生が自ら発信をする」場とするため、学生自ら開発した「ランダム指名ソフトウェア」も活用し、学生らに疑問に思うことや討議したいテーマの提案を促したが、当初は戸惑っていた学生たちもすぐに慣れ、挙手する姿が多く見られたのは頼もしい限りである。学生にも社会人にとっても「発信をする」形のイベントは初めてであり、当意即妙にとはいかず、まだまだ互いにぎこちないところも多々あったが、参加者が自ら意見を述べ合うイベントは珍しいものであり、時間が短く感じられる楽しいイベントであった。
討議では、英語を巡る実情、リーダーシップとフォロワーシップ、個の力と組織の力、企画力と実行力(イノベーションについて)、人脈作り、失敗から学ぶ事、学士・修士・博士のこと、大学の研究と企業の研究、人間力を磨く、ワークライフバランス、早稲田らしさとは、など幅広く多岐に渡ったテーマに関して学生たちから具体的かつ的確な質問が提示された。本フォーラムの内容を吟味検討し、今後のテーマを策定していく糧としたい。
今回は時間も限られており、浅く広くという当初の目的があるため、深い討論を繰り広げる訳にはいかなかったし、すべての質問と回答が噛み合っていたとは言えないが、今回のようなチャレンジを通じ、将来はさらに活発な双方向型の討論会が実現できればと願う次第である。尚、引き続き学生部会主催の「縦割り交流会」(⇒ こちら)が行われ、「企業が求める人材像」で論議されたテーマについて意見交換がなされた。
その後合同の懇親会が開かれ、学生とOB・OGとの和やかな交流会となった。年末の多忙な時期に参集下さった多くの学生諸君並びに諸先輩方に厚く御礼を申し上げる次第です。

 

(文責:交流委員 神崎恭一)

未来社会創成フォーラム (平成28年11月29日)  

-ライフサイエンス・バイオが拓く未来社会ー

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未来社会創成フォーラムが下記の通り開催された。

日時: 2016年11月29日(火)14:00~19:45
場所: 早稲田大学 西早稲田キャンパス63号館2F-03, -04, -05教室、及び1F-Rohm Square
共催: 早稲田大学 先進理工学部 応用化学科
      早稲田応用化学会

参加数:  参加企業/団体/組織等総数=60、
              フォーラム参加者(講演者は除く)=88名(内応用化学科OB/OGは15名・17%)、
              加えて応用化学科研究室の学生参加も有り。

1. 本フォーラムの趣旨

昨年までに3回実施した「未来社会創成の会」フォーラムの成果を継承しつつ、早稲田大学応用化学科からその研究活動と実績を社会に向けて発信する新規フォーラムとして、早稲田応用化学科と応用化学会共催の新たな活動として企画した。 

2. 本フォーラムの目的

早稲田応用化学会のStakeholders(企業、OB/OG、学生、教員等)が、応用化学科の個々の研究活動のStatusや成果、未来社会に対するそのPotentialを理解し、またその結果として生じる相互の興味や情報、意見の交換を建設的に加速させる場を用意することによって、研究活動の価値ある展開と研究成果の社会への還元が推進されることを目的とする。

更には若手教員の社会に対するExposureや、大学と企業との相互刺激的かつ持続可能な関係の創出を期待し、2017に迎える「応用化学科100周年」、2022年に迎える「応用化学会100周年」を大きなステップとして、応用化学科が新らたな世紀に船出するための一つの基盤を整える。

 3.  今回のテーマ「ライフサイエンス・バイオが拓く未来社会」について

今回のフォーラムは応用化学科木野邦器教授の企画によって応用生物化学を中心とするテーマを取り上げた。

今世紀人類に課せられた課題は多く、持続的な社会の構築に向けバイオテクノロジーに大きな期待が寄せられている。とくに昨今のバイオ関連技術の進展には目を見張るものが多く、我々の夢を実現するための革新的ツールが数多く開発され、新たな研究領域も立ち上がっている。

こうした背景において世界各国は、OECDが予測するBioeconomyの実現に向けて、バイオ関連の研究展開や産業支援に関わる国家戦略を策定するなど、新たな目標に向けて動き出している。

我が国でも、関係省庁はそれぞれにグリーンバイオイノベーションの実現に向けた検討を開始しており、広範囲に及ぶバイオ産業の活性化に向けた戦略を打ち出している。

早稲田大学応用化学科の応用生物化学部門では、多様な微生物機能を活用した有用物質生産プロセスの開発を軸に研究を推進しているが、幅広い分野を扱うバイオ研究の現状と効果を俯瞰的な立場から総括し、その可能性を議論したいと考え、今回のフォーラムのテーマとして設定した。

4. 今回のフォーラムのプログラム

1) 14:00-14:30 「未来社会を拓くバイオテクノロジー」
    01
    木野邦器(早稲田大学 教授)

2) 14:30 -15:10 「低炭素から新炭素社会へ:バイオテクノロジーの展開」

水無渉(三菱化学 科学技術研究センター バイオ技術研究所長)

3) 15:10-15:50 「生物機能を活用したものづくり」
           ~社会価値と経済価値を共創する味の素グループの取り組み~

松井和彦(味の素株式会社 上席理事)

**15:50-16:00 休憩

会場風景

会場風景

4) 16:00-16:40 「未知未培養微生物の培養限界を超える挑戦」

鎌形洋一(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 生命工学領域研究戦略部長、北海道大学 教授)

5) 16:40-17:20 「バイオ産業の近未来」

宮田満(日経BP社 特命編集委員)

6) 17:20-18:00 「セルフメディケーションのための機能性食品開発」

山本(前田)万里(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 食品健康機能研究領域長、筑波大学 教授)

7) 18:00-18:05 おわりに

桐村光太郎(早稲田大学 教授)

8) 18:10-19:45 交流会(名刺交換および質問・懇談):63号館1F-Rohm Square

(割り当て時刻は当初の予定で、実際には各講演の盛り上がり等で後半の交流会が終了したのは20:00となった。)

5. 講演後の交流会について

各テーマの講演の後、63号館1F-Rohm Squareに場所を移して名刺交換・質問・懇談等による活発な交流会が行われた。講演会では得られなかった細かい情報交換や、新しい人と人との繋がりが得られたと考えられる。

6.  総括

各講演者の講演はともに本フォーラムの趣旨に沿った広範囲のもので、且つ最新の情報をも含んでおり、参加者に対して強く訴える講演会であったと考える。
従って前述の「2.本フォーラムの目的」で述べた「研究活動の価値ある展開と研究成果の社会への還元」に、今後大いに貢献することを期待したい。

<アンケート結果の概要>

本フォーラムの参加者にはアンケートの記入をお願いした。主なコメントの幾つかを下記する。

  • 最前線の情報が入手でき、大変勉強になった。
  • 一つの分野を長く研究されている研究者の言葉の重み、内容の深さが印象に残った。
  • 日本のモノづくりバイオの将来に向けた産官学の方向性の一端を知る事ができた。
  • サイエンスだけでなく、事業価値・経済価値が合わせて論じられた点が良かった。
  • 業界は異なっても、課題点に関する考え方、アプローチについて参考になった。
      ~~等々

その他の多くの参加者から、本フォーラムに対して好意的なコメントや、こうした企画を支持する言葉をいただいた。

 

(未来社会創成フォーラム実行委員会)