月別アーカイブ: 2017年3月

2016年度 学位記・褒賞授与式

応用化学科学位記授与式

応用化学科および応用科学専攻研究科の2016年度学位記・褒賞授与式は、2017年3 月24 日(金) 13時半より、西早稲田キャンパス 63号館2F大教室にて式次第に従い野田優教授の司会で執り行なわれました。

写真: 式次第(左:応用化学科褒賞授与式  右:学位記・褒賞授与式)

今年も学部卒業生、修士修了生の研究室代表者に学位記が授与されました。

 

応用化学科褒賞授与式

引き続き、応用化学科褒賞の授与式が行われました。松方正彦主任教授から以下のような本賞設立の経緯、主旨等の説明があり、本賞および副賞が江戸倫子さんよりに授与されました。
「優れた業績をあげた学生を表彰して更に人間的な成長を促すことを主旨として設定した褒賞で、学業成績と人物の総合的評価で一人ということになりました。この褒賞は、OBの皆さんと我々教員および教員OBの寄付によって成り立っているもので、私達教員の気持ちを込めて対象の方に授与するものです。おめでとうございます。副賞を用意させていただきました。江戸さんの名前と先進理工学部応用化学科の名前を刻んだバカラのグラスです。」

褒賞の授与の後、受賞者の江戸倫子さんより受賞の挨拶がありました。

褒賞受賞挨拶 江戸倫子

 

祝辞:松方正彦主任教授

祝辞 応用化学科主任

松方正彦主任教授から祝辞がありました。

 

祝辞:三浦 千太郎早稲田応用化学会長

祝辞 応用化学会会長

ついで、早稲田応用化学会 三浦千太郎会長から祝辞がありました。

 

在校生代表からの送辞

送辞 政本浩幸

今年の送辞は 在校生を代表して、学部3年生 政本浩幸君が、卒業生に向かって感謝の気持ちを伝える送辞を述べました。

 

学部卒業生の答辞

卒業生答辞 春原晴香

これに答えて、学部卒業生を代表して春原晴香さんが答辞を述べました。

 

修了生からの答辞

修了生答辞 大谷貴洋

引き続き、修了生を代表して大谷貴洋君から在校生に向けて答辞がありました。

 

乾杯

乾杯の言葉 西出宏之教授

応用化学科褒賞授与式及び受賞挨拶を終え、恒例の乾杯へと式が進みました。

校歌斉唱

校歌斉唱 指揮:飯島啓太

卒業生を代表して飯島啓太君の指揮による校歌斉唱、と応援部員を彷彿とさせる大声によるエール「フレー、フレー応化」、「フレー、フレー早稲田」でお開きとなりました。

 

 

(文責:広報委員会)

2016年度 褒賞授与式Gallery (2)

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2016年度 学位記・褒賞授与式Gallery (1)

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2016年度学位記授与式 応用化学科主任祝辞

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応用科学科主任 松方正彦教授祝辞

学部を卒業された皆さん、修士課程を修了された皆さん、おめでとうございます。

応用化学科、応用化学専攻は、「役に立つ化学、役立てる化学」を標榜しております。そして、化学は、物質を司る学問でありますからその応用範囲はとても広く、皆さんの旅立って行く先も様々な分野に広く展開されています。産業界は、皆さんの夢と希望に満ちた世界を提供してくれることを期待したいと思いが、それほど甘いものでもないとことを申し上げておきたいと思います。今から15年後、皆さんは40歳、世の中のことも解り、会社のことも理解し、最前線で責任のある立場で働いていらっしゃる時代かと思います。この2030年頃に化学を取り巻く日本の社会はどうなっているのかというと、例えば2030年には石油精製から製造されるガソリンと軽油との燃料は、凡そ半分になる。また、基礎化学品と呼ばれるエチレンとかプロピレンというような製品群は2030年には日本では生産量がやはりこれも凡そ半分位になるだろうと予測されています。全体の規模がその程度に縮小していく頃に皆さんは社会人としての、企業人としての最前線、責任のある立場に立つということになります。

早稲田大学の教旨には、学の独立、学問の活用、等々が書かれています。我々教員は、ことあるごとに皆さんの自立的な成長を促し、自己実現をするということを講義の合間など様々な機会に申し上げてきました。学問の活用というのは新しい社会を創り、新しいシステムを創り、健康で幸福な社会の実現に向かって皆さんが寄与すること、即ち、他者のために学問を活用するということだろうと思います。自ら研鑚して能力を磨き、役に立つ化学、役立てる化学を皆さん自らの力で創り出していく。そしてそれを他者のために活用する、他者が幸せになるために活用する。このことが皆さん自身の未来を、我国の未来を、化学に携わる者として切り拓くことになるのだと信じております。
また本年は、応用化学科が創設されて100周年にあたります。この100周年を迎えた応用化学科を卒業された皆さんは、是非次の100年を支えるように頑張って頂きたいと思います。そして、この早稲田の杜に輝かしい姿になって戻ってきていただくことを期待してお祝いの言葉にさせていただきたいと思います。
 

平成29年3月24日
応用化学科主任 松方正彦

 

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2016年度学位記授与式 応用化学会会長祝辞

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応用化学会 三浦千太郎会長祝辞

まずは皆さん、ご卒業まことにおめでとうございます。
ご家族の皆様も本日の我が子の晴れ姿をご覧になり、感無量のことと存じます。誠におめでとうございます。
また教職員の皆さまにはこれまで指導され、育て上げられてきたご労苦に対しまして敬意と感謝を申し上げたいと思います。

卒業生諸君は本日を以てそれぞれの道に希望に満ちて旅立っていくことになる訳でありますが、このところの私たちを取り巻く環境の変化はどう考えたら良いのでしょうか?折角のハレの門出ではありますが、決して平坦な道が続いているようには思えません。

卒業してから半世紀近く経つ私たちの世代にとっても、ここ数年のそれまでと隔絶した新しい潮流や変化に直面して、驚きを隠すことが出来ません。

私たち戦争直後に生まれたものは高度成長と共に育ち、そして日本の繁栄を支えてきたと言う自負を持って胸を張って生きて参りました。しかし、冷戦の終了とともに旧世界システムの崩壊、そして相次ぐ途上国の急速な発展、私たちにとってはカオスとしか言いようの無い世界が出来上がりつつあるように思えます。

私たちの子供の時、戦後間もない時には明治、大正はおろか江戸時代の風習が、まだまだ町並みや生活のそこかしこに色濃く残っていたように記憶しています。
そしてその古い日本の風習からの離脱を図り、欧米の生活様式にあこがれ、或いは反発して新しい社会秩序を作ろうとしたのは、他でもない私たち団塊の世代だったと思っています。

その私たちが理解できない大きな変化が起こり始めているのが今の状況だと考えています。まさに諸君はそのまっただ中に乗り出していくことになる訳であります。

わたしは諸君のような若者たちの役割は、旧世代のものたちが対応出来ない混沌とした現在のような状況を、自分たちの時代、自分たちのものとして捉え、そこに自らの手で新しい秩序や社会を作りあげていくことだと信じております。

過去のサクセスを引きずっている私から多くを言うことは出来ませんが、何時の時代でも、環境変化が手に余る難しい状況に見える時、それを負担であるとは考えずに、むしろ大きなチャンスが自分に与えられたのだと積極的に取り組んでいくことが大切である、ということだけは皆さんに伝えたい。

かつての高度成長期、秩序が安定していた時代には社会に出たばかりの若造の意見が採り上げられるチャンスはまずありませんでした。すでに巨大で確固たるヒエラルキーが構築されてしまっているからであります。

しかし、幕末や戦後の荒廃期のような混乱期には驚くほど若い世代が主導的に活躍して、新しい社会システムを作ってきました。今のこの混乱期も同様に多くのチャンスが諸君を待っていると考えて欲しいのです。

早稲田の自主独立の精神は学のみではなく、すべての行動に及ぶものであると考えています。この早稲田精神を身につけた諸君が社会で自らの力を試し、新しい社会の構築に貢献してくれることを私たちは先輩として大いに期待しており、そしてそれを応援していく積もりです。

社会に出るといろいろな壁にぶつかることになると思います。その時に様々なフィールドで活躍している社会人先輩が数多く集っているのが応化会であり、諸君を力強く支援する場であることを思い起こして下さい。ここにくれば必ず有益な相談相手を探すことが出来るでしょう。あるいは直接支援者になってくれる人や戦友になってくれる人を見つけることも出来るでしょう。もちろん、ここにおられる恩師達も控えています。

大学には卒業はあっても、応化会には卒業はありません。むしろ、今日から会員としての活動が始まると言っても過言では無いのです。
この素晴らしい応用化学会というバックグラウンドを持っている幸運を肝に銘じて、荒波に向かって新しい船出をして下さい。諸君の社会での健闘を心から祈念申し上げてお祝いの挨拶とさせていただきます。

平成29年3月24日
応用化学会会長 三浦千太郎

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2016年度修了生代表 答辞

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修了生代表答辞 大谷貴洋

本日は我々卒業生のために先生方やご来賓の皆様の御臨席を賜りこのような盛大な式典を催していただきましたこと修了生を代表して心より御礼申し上げます。

思い起こせば6年前東日本大震災の直後でまだ混乱が残る中、希望と不安を胸に私は早稲田大学に入学しました。無事に今日という日を迎えることができたのはひとえに早稲田大学で出会えた大切な方々のおかげであると強く感じております。伝統ある早稲田の学び舎で諸先生のご指導のもと、そして友と過ごした6年間は何事にも変えられない大変貴重な時間でした。応用化学科では幅広い分野にまたがる数々の講義を受け、化学の基礎を学びました。ときには襲い来る課題の波に挫けそうになる時もありましたが、妥協せず取り組んでいくことで、私の中にある化学の知識の幅が広がっていくことに充実感を覚えました。研究室配属後は今までの学生実験とは異なり答えが見えないものへと挑戦していきました。自らの手と頭を使い、道を切り開いていく面白さを感じる一方、思った通りの結果が出ず思い悩む日々が続くこともありました。

しかしいつも近くには共に悩み議論を交わし合う先輩、後輩、そして同輩がいました。そして粘り強く研究に取り組んでいくことで100の失敗の中から1つの成功を掴み取ることが出来た、あの瞬間は今でも鮮明に覚えています。昼夜を分かたず実験活動に励んだこと、研究発表会において先生方から鋭いご指摘をいただいたこと、海外での学会において不慣れな英語で発表したこと、そして友と酒を酌み交わし夢を語り合ったこと、研究室での3年間で語り尽くせぬほど多くのことを経験しました。これらの経験はかけがえのないものであり、今後の人生において大きな助けになると確信しております。

これから先、私たちはそれぞれ新たな道を歩みはじめます。その道のりは長く険しいものとなるでしょう。しかし私たちは早稲田大学で学問と真摯に向き合った経験を誇りに、これまで身に付けてきた様々な力を発揮し、希望を持って立ち向かってまいります。「役立つ化学、役立てる化学」と言う応用化学科の精神を胸に社会に貢献していくことが、私たちのこれからの使命であり、同時に私たちを導いて下さった方々への恩返しになると考えています。

最後になりますが、未熟な私たちを温かく見守り厚くご指導していただきました先生方、学生生活の様々な場面で支えてくださいました職員の皆様、ならびに応用化学会の皆様に心より感謝申し上げます。そして苦楽を共にし笑あい助けあってきた友人、今日まで私たち子の成長を見守り常に支え続けてくれた家族に改めて深く感謝し、厚く御礼申し上げます。

後輩たちのさらなるご活躍と歴史ある応用化学科、応用化学専攻ならびに応用化学会の今後のますますのご発展と皆様のご多幸を心から祈念いたしまして答辞とさせていただきます。

平成二十九年三月二十四日
早稲田大学大学院先進理工学研究科 応用化学専攻
大谷貴洋

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2016年度卒業生代表 答辞

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卒業生答辞 春原晴香

 本日は、私たち卒業生のためにこのような盛大な式典をご用意くださり、誠にありがとうございます。ご臨席を賜りましたご来賓の皆様、先生方、ご父兄の皆様に、卒業生一同心より御礼申し上げます。
応用化学科での四年間を振り返りますと、様々な出会逢いや経験がありました。ハイレベルで個性的な先生方の講義、そして絶え間なく課される実験レポートには、苦しいと感じたこともありました。しかし、同輩達と助け合いながら乗り越えてきたことは、今となっては懐かしい思い出であり、自身の糧となったことに疑いの余地はありません。四年生になると、研究室に配属され、新しい生活が始まりました。毎日朝から、夜まで研究室で過ごした一年間は、大学四年間の中でも最も濃い一年間であったように思います。先生方、先輩方から学んだ研究に対する姿勢や考え方、志の高い同輩達と刺激しあいをがら過ごした時間は、私にとってかけがえのない財産です。 
大学の志望学科を選ぶ際、悩んだ末に応用化学科を選択したものの、入学当初はこの選択で本当に良かったのかと自信が持てずにいました。しかし、今では、応用化学科を選んで良かったと心から思っています。
 四月から私達は、早稲田大学の大学院に進学する者、他大学の大学院に進学する者、就職する者とそれぞれ異なる道を進むごとになりますが、今年創設百周年を迎える、歴史ある学科で学べたことに誇りを持ち、それぞれの道で精進してまいります。新たな環境で、困難に直面することもあると思いますが、大学四年間で得たものを糧とし、一つずつ乗り越えていく決意です。そして、今日までに受けた恩恵を周囲や社会に還元していけるよう努力してまいります。
 最後になりましたが、ご指導、ご助言を賜りました先生方、様々な面でお世話になりました事務所、ならびに応用化学会の方々、いつも支えてくださった先輩方、同輩達、そして私達の成長を温かく見守ってくれた家族に心から感謝申し上げます。後輩の皆様のご活躍と応用化学科の益々の発展を願いまして、答辞とさせていただきます

平成二十九年三月二十四日
早稲田大学先進理工学部応用化学科 卒業生代表
                  春原晴香

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2016年度学位記授与式送辞

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在校生代表 政本浩幸

寒さも日一日と和らぎ、桜のほころびに、春の訪れを感じる今日この頃です。

このよき日に、早稲田大学を卒業された皆様、並びに、大学院を修了された皆様、本日は、誠におめでとうございます。

今、先輩方の脳裏には、早稲田大学で月日を過ごされた数々の思い出が、次々と浮かんでくることでしょう。それは勉強や研究に励んだこと、部活動、サークル活動やアルバイトに打ち込まれたことなど、皆様それぞれで異なるとは思いますが、それらの経験は先輩方の大切な思い出となっていることと思います。

先輩方は、私たち在校生にとって最も身近であり、大きな存在でした。実験の時には、TAとして親身になってご指導下さり、研究室では研究のいろはを教えて下さり、部活動やサークル活動では苦楽を共にし、私達在校生にとってかけがえのない思い出ができました。 今後は先輩方を見習い、私たちが後輩の目標になれるよう、努力してまいります。

日本を取り巻く社会情勢はますます厳しさを増しております。さらに、世界を相手に戦っていくためには、知識や技術だけではなく、決断力、そして情熱が必要であると感じます。この先も困難が待ち受けているかもしれません。しかし、応用化学科で培われた論理的思考などが、解決へと導く武器となることでしょう。

早稲田大学の校歌には、「早稲田」以外に1,2,3番に共通して存在する言葉が一つだけあります。それは「理想」という言葉です。常に高い「理想」をもつこと、つまり、「久遠の理想」を持つことにより、「理想の光」が先輩方の将来を照らしてくれると思います。

卒業後も、時には「心のふるさと」である母校を訪ね、元気な姿を見せて下さるとともに、私達を励まして下さい。

皆様方の輝かしい未来と、ご健康をお祈りし私達の感謝とお礼の言葉とさせていただきます。本日はご卒業おめでとうございます。

平成二十九年三月二十四日
在校生代表  政本浩幸

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2016年度褒章受賞者挨拶

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受賞者挨拶 江戸倫子

この度、応用化学科褒賞をいただき、誠にありがとうございます。創立100年目の今年にこのような賞をいただくことができまして大変光栄に思います。このような賞を頂くことができたのも4年間に渡り講義や実験を通してご指導下さいました先生方、いつも的確なアドバイスをくださった先輩方のおかげです。そして明るい雰囲気の中で研究を深め合った同期にも心から感謝しています。
忙しいといわれる応用化学科ですが、なんといっても実験とそのレポートが特色だと思います。週一をこえるペースでレポート提出があり、応化ノートを常に持ち歩いていました。
化学の授業はもちろんのこと、数学や物理の授業も非常にレベルが高く、はじめのころは板書するだけで精いっぱいでした。しかし、個性的な先生方から聞く授業はおもしろく、ルビーが赤く光る理由、酢豚にパイナップルを入れている理由、ゴキブリホイホイの正しい使い方、など、たくさんのことを教えてもらいました。基礎知識がこのような身近な役立つ知識につながっていくたびに、授業がおもしろいと感じるようになりました。

そんな授業の中で私が印象に残っている言葉があります。それは野田先生の「カーボンナノチューブは果たして使えるようになるのかわからない」という言葉です。これを聞いたときとても驚きました。しかし、そのあとに、「使えるかわからないけど、使えるように工夫するのが研究」と続きました。これはとても応用化学科らしい言葉だなと思います。
一般に「必要は発明の母」と言われますが、必要に迫られて役立つものができるのか、それとも材料を発展させた先に利用先が見つかるのか、どちらが多いのか疑問に思ったことがありました。野田先生の言葉を聞いたとさに、ものがあって、それを役立たつものに変えていくのが化学の力なのかな、と感じました。応用化学科の「役立つ化学・役立てる化学」の言葉どおり、価値のないものから価値を見出すような、そんな研究をしていけたらなと思います。
最後に、4年間ご指導くださった先生方並びに支えてくださった校友会の方々に重ねてお礼申し上げます。「人間的な成長を促す」という本賞のご期待に副えるよう、今後も多くの経験を積んでいけるよう努力します。
楽しい大学生活を共にした友達、これまで支えてくれた家族にも改めて感謝します。
本日は本当にありがとうございました。

平成二十九年三月二十四日
早稲田大学先進理工学部応用化学科
              江戸倫子

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第10回「στの会」開催報告3月18日(土)

 第10回の開催を記念する「στの会」を3月18日(土)に大隈会館教職員食堂「楠亭」で開催しました。早稲田ゆかりの地で気軽に参加できるようにと、立食パーティ形式をとっていますが、今回は初めて楠亭を使用する運びとなり、参加者は30名超となりました。

 多田先生、佐藤先生のご家族をはじめ、幅広い年代層の集いとなりました。佐藤研と多田研は純正有機化学をメインにしていたことから、実験器具や薬品の相互融通、ゼミや卒業旅行の共同開催など、親密な交流と相互啓発が続いた研究室同士であり、出席者はその繋がりを再確認しました。

 会は10回目を数える事となりましたので、従来の話題提供を止め、参加者の近況報告の時間を多くとることで相互の親睦を図ると同時に10回と会を重ねて来られたことを記念しようということにしました。冒頭には多田先生からご挨拶を頂きましたが、先生のご配慮から乾杯を先にし、飲みながらご挨拶を聞くという進行となりました。全員によるスピーチでは、近況報告を含め、趣味や社会貢献、本の出版や、健康維持方法など話題も多彩で、相互刺激にも一役買った時間となりました。この会は新入会員が入らない平行移動で年を重ねる会ですが、社会参加への意欲が強く、そして相変わらず笑顔の多い会で3時間の会食時間もあっという間に過ぎ、集合写真を撮った後、名残惜しげに散会となりました。

 今後も、毎年3月の第3土曜日を開催候補日としますので、是非、会員の皆様におかれましてはスケジュール調整にお含みください。

 末尾になりますが、今回のこの同門会便りで開催を知った方も居られると思いますが、メールアドレスの判明している方々への呼びかけで開催に漕ぎ着けていますので、ご理解を頂きたいと同時に、不備のあったことはお詫びしたいと思います。次回以降に向けてメール連絡網を整備するためにも、会員の方々のアドレス登録を幹事役の井上まで(下記アドレス)お願いいたします。

(文責:幹事役、新制19回井上健:takeshi.inoue@akane.waseda.jp
集合写真

集合写真

笑顔の多い会

多田先生と佐藤先生のご家族