卒業生会員」カテゴリーアーカイブ

新18回(昭和43年卒)応化同期会開催報告

2025年10月15日

2025年10月15日(水)、大隈会館N201号室で同期会を1年ぶりに開催しました。出席者は昨年同様20名でした。ご本人やご家族の健康上の理由等でやむなく欠席された方も複数おられました。

保坂君の司会と挨拶につづいて、弁当形式の会食の後、参加者全員の近況報告(研究室単位で欠席者の近況を含む)、大学関連の活動紹介、会計報告と続きました。和気藹々の楽しい時間が流れ、来年の再会を誓って、15時に記念写真(中井君担当)を撮ってお開きになりました。

・今回も昨年に続き着席での会食でしたが、テーブルを5ブロックに分け、メンバー同士の懇親を昨年以上に楽しめる形式にしました。

・参加者の近況報告(4分/人)ではほぼ全員が傘寿以上になったこともあり、体調管理・認知機能維持・終活に関するお話が多かったように思います。一方で相変わらず写真・楽器演奏・旅行等の趣味やボランティア活動での社会貢献に元気に頑張っているお話も多々ありました。

(注)次回は2026年10月~11月頃を予定しています。詳細は各研究室の幹事から後日、ご連絡致します。同期の皆さん楽しく情報交換をしませんか、 是非ご参加下さい。 (幹事:杉本、進、品田、永田、関谷、曽根、鶴岡、小久保、渡辺(壮太郎)、渡部、中井、山形、金山、保坂、竹下)。

(文責 竹下哲生)

以上

新18応化同期会集合写真2025.10.15

2025年度早桜会秋季講演会(報告)

2025年度早桜会秋季講演会を2025年9月20日(土)に中央電気倶楽部にて実施いたしました。今回の講師には岡義久様(日本触媒 顧問)をお招きし、「計算機の進歩と私…そして、次の世代へ」という演題でご講演して頂きました。

【講師】岡義久氏 (日本触媒 顧問, 新33回)

【概要】

高校生の時に関数電卓を色々と使っていく中で数学の面白さを感じると共に、計算機のスピードの限界も感じていた。大学時代に一気にPCが進歩していく中で、研究室でも本格的にNECのPCが導入され、関数フィッテイングに勤しんでいた。PC-9801という複雑なプログラムが組めるPCを使用していた。しかし関数フィッティングはあくまで関数フィッティングであり、物事の本質は何か、どういう現象が起こっているのかを理解することが大切だということも大学時代の恩師から厳しく指導して頂いた。

日本触媒に入社するとプラント設計の部署に配属された。当時は電卓と24色の色鉛筆を使ってプラント設計を行うという非常にアナログな方式であった。入社2年目にプラント設計のプログラムを作成した。色鉛筆で2日かかっていた設計が数秒で出来るようになり、これまで1か月かかっていたプラントの性能解析がボタン1つで出来るようになった。一気にデジタル化が進んだ時代だった。1990年代前半にはプロセスシミュレーターが導入された。これは非常に難しい計算が出来るため、様々なことに利用できる非常に便利な物だった。計算速度も上がり、少ない改造投資で増産することが可能となった反面、基礎知識が無くても設計できてしまうことからブラックボックス化が進むという負の側面もあった。

その後2010年までは技術部長を務めていた。そこで過去の知識が消失の危機にあるという事実に直面した。というのも、紙の資料は字が消えかかっている物もあり、現場では都度変更が繰り返される中で資料がそれに追従していっていないケースも多く、情報の質も判別出来なかった。

その後は工場長や教育センター長を歴任。その中で若手の基礎知識の欠如や係長クラスの経験不足など、色々な課題に直面した。教育の仕組みを見直す必要に迫られ、昔は行わなかったような教育も随分やるようになった。女子の受け入れ体制も整えたが肝心の応募が無く、その点は課題である。継続的に教育をし、会社が粘り強く指導を続けることで、従業員は着実に成長しているという事例もあり、大事なことはしつこく言い続けることが大切である。

今後の展望としては、少数精鋭での運転マネジメントということになると考えられる。優秀な少数の人間で重要な部分をこなし、そうでない人は指示されたことを着実にこなす、という役割分担になるであろう。またDXによるサポートも期待される。将来展望としては無人で稼働し、遠隔で監視して、異常時は安全に自動停止という所を目指したい。AIブームの時代であるが最終的には人が判断しなければならない。AIには課題も多く、どこまで信頼性が持てるのかは人間が見定めるしかない。

講演後は質疑応答の時間も設けて頂きました。若手教育や女子雇用など、今日的話題も多かったため、参加者の皆様にて活発な議論が行われました。最後になってしまいましたが中部支部よりご参加頂いた北岡様もどうもありがとうございました。

ご多忙の折、今回のご講演を快諾して頂き遠方よりお越しくださった岡様に改めて感謝の意を示し、今回の報告を締め括らせて頂きます。

(文責:三品)

【出席者(13名)】

井上征四郎(新12回),前田泰昭(新14回),市橋宏(新17回),岡野泰則(新33回),斉藤幸一(新33回),和田昭英(新34回),脇田克也(新36回),髙田隆裕(新37回),澤村健一(新53回),陳鴻(新59回), 三品建吾(新59回),古田武史(新61回), 北岡諭(新36回)

若手会(NACs)活動報告【25年度 BBQ】

8月30日に学生と社会人の定期交流会として飯能河原でBBQを実施しました。学生社会人合わせて42名が参加して盛り上がりました。

暑い日が続いておりましたが、熱中症には充分気を付けながら社会人も学生もお互いに貴重な交流機会を楽しみました。

若手の会では今後も定期的に交流会を開催していきます。

10月4日には社会人同士の交流をメインとした以下の交流会を企画中です。興味のある方はぜひ、記事内のアンケートリンクより参加登録をお願いいたします。

【若手会(NACs)】業界を超えた対話と発見の場へ — 参加者募集! | 早稲田応用化学会

(文責:大山)

宮崎研同門会開催のご案内

宮崎研同門会皆様へ

拝啓 盛夏の候、同門の皆様におかれましてはお元気でお過ごしのことと思います。
さて、二年ぶりになりますが下記の通り開催したいと思います。よろしくお願いします。

敬具

  1. 日時 :令和7年11月22日(土)18:00開始     20:00終了
  2. 場所 :日立目白クラブ
    住所 東京都新宿区下落合2-13-28
    電話番号 03-3951-6304 
  3. 会費 :9,000円
  4. 出欠ご意向 10月4日(金)までに下記住所に芥川立夫宛にご連絡お願いします。
    メールの場合はtmoaku@hotmail.co.jp
    封書の場合は 郵便番号270-1425 千葉県白井市池の上2-24-2

宮崎研同門会では個人情報は同門会にて管理し、同門会の行事等の直接の連絡できる方々の拡大を目指しております。今回も登録いただいた方には同門会の直接のご案内できております。

まだご登録されていない皆様のご登録をお願いします。ご登録は下記の項目について、開示可能な範囲でご記載いただき、その個人情報を同門会の開催および連絡のみに使用することへのご同意をお願いしたく存じます。

    1. 住所
    2. 電話番号
    3. メールアドレス
    4. 近況報告
      近況報告を開示可能な範囲でよろしくお願いします。
      近況報告はまとめて、メールで登録の方々にお送りします。

なお メールアドレスを登録されない場合はご案内の郵送費のご負担を別途お願いしたいと思っております。

以上

2025年度早稲田応用化学会 関西支部(早桜会)新人歓迎会のご案内

早稲田大学応用化学科をご卒業され新たに関西に来られた皆様、関西ご在住の皆様へ
〜新人歓迎会(Welcome party)のお知らせ~

早稲田応用化学会 関西支部(早桜会)では、下記の日時にて新たに関西に来られた方を中心に関西ご在住の方も含めまして、交流会を再度になりますが開催を予定しております。

特に若手会員(35歳未満)につきましては、有志会員より会費補助を頂き、会費は半額以下とさせて頂きました。この春関西に来られた皆様、関西在住であってもまだ早桜会イベントに未参加な方は、これを機にぜひご参加頂き、お互いの交流を深められればと思います。

開催日時:2025年9月20日(土)17時〜19時

場所:中央電気倶楽部 大食堂(立食形式でのパーティーとなります。)

〒530-0004 大阪市北区堂島浜2丁目1番25
アクセス:
https://www.chuodenki-club.or.jp/about/access/

会費:

・一般(35歳以上): 6,000円

・若手①(30歳以上35歳未満): 2,000円 (初回参加):1,000円

・若手②(30歳未満): 500円 (初回参加):無料

人数制限:最大30名程度まで
申込期日:2025年9月14日(日)

出席をご検討、ご希望の際は
下記連絡先アドレスまでメールにてご連絡宜しくお願い致します。
また、ご不明な点がございましたら同様にご連絡宜しくお願い致します。

<出欠等に関する連絡先>

office@waseda-saoukai.org

また、当日参加ができなくなった等、問題が発生した場合には下記緊急連絡先までご連絡宜しくお願い致します。

<当日の緊急連連絡先>
090-1816-7935

早稲田大学応用化学会関西支部事務局 三品

2025年度早稲田応用化学会関西支部 welcome partyの御案内

関西支部では来る7/19に大阪の中央電気倶楽部にて、2025年度welcome partyを開催致します。
詳細は下記のリンクをご確認下さい。

日時:2025年7月19日(土) 16時〜18時

場所:中央電気倶楽部 大食堂

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSegliTOoS4J3C5FkG6QQVnhCFbJxTlLTbEkxyaco8SC9dlxvg/viewform?usp=header

・早稲田の応用化学科を卒業して、現在或いは過去に関西にお住まい、職場、何らかの活動拠点がある(あった)方

・上記の方のご家族

はご参加頂けますので、ご無理の無い範囲で周囲の方にお声掛け頂けますと幸いです。

こちらのサイトでも確認できます。→早桜会(関西支部)

新制12回 同期会(3305クラス会)の報告

私達、昭和33年応用化学科入学のクラス会を、学籍番号6桁の内の上4桁を使って「3305クラス会」と呼んでいます。在籍者70名のうち健在者40名で、全員85歳以上になりました。

コロナ肺炎の蔓延時期を除いて、ほぼ毎年実施していますが、今回は久し振りに大学キャンパス内の26号館「森の風」で、2025年5月22日(木)13時30分に開催致しました。参加者は18名です。

久しぶりの大学に、会場の窓から眺めて各々が、懐かしがったり、変貌ぶりに驚いたり、感心したりしていろいろと話し合いました。

志村幹事の司会で会が始まり、昨年亡くなった友人への黙禱、中嶋氏の乾杯音頭の後、各人の近況報告になりましたが、皆さん、話すことが多くて延々と続き、終了の時刻が迫って来ました。
15時30分となり、会場は私達のみとなりましたので、皆で校歌を歌いました。

閉会後、大隈講堂前で記念撮影をしました。
その後解散して、各自キャンパス内を散策したり、帰宅したりと別れました。

懐かしの9号館が未だ現役で、63年前の姿を留めて立派に活躍しているのを見て、大変嬉しく感じました。

[文責:関口、写真:大島]

2025年度早桜会講演会(報告)

2025年度早桜会総会を2025年4月26日(土)にWEB形式(Zoom)にて開催し、その後講演会を中央電気倶楽部にて実施いたしました。今回の講師には岡野泰則先生による、「ロートル教授の世界漫遊記-やっぱり日本がサイコーだったー」という演題でご講演して頂きました。

【講師】岡野泰則氏 (大阪大学名誉教授、新33回)

【概要】

2020年以降コロナの影響で様々な活動が制限されていました。その反動で2023年以降、怒涛の国際学会ラッシュとなり、2023年-2024年の2年間で岡野先生が多くの国を学会でご訪問されたので、その時に体験されたことや所感等を色々とお話しして頂きました。

2023年はアルゼンチン、イタリア、南アフリカ共和国、ベトナム、韓国にご出張されました。アルゼンチン、南アフリカ共和国は通常なかなか訪れない国ですが、実際に訪れてみるとやはり日本と比べて安全に気を配る必要があったそうで、街中の移動には基本的にUberで移動されていたようです。しかし良い面も多く、アルゼンチンは食事も美味しく南米のパリと呼ばれるほど街並みが綺麗であり、南アフリカ共和国は喜望峰やテーブルマウンテンなどの観光地はとても良い所だったようです。イタリアは学会の開催地がナポリであり、大変綺麗な港町で食事も美味しく、人々は親切だったようです。スリに注意は必要なものの、さほど治安は悪くなかったようですが、円安による物価高であり、またあまりにも観光地化され過ぎてしまって何かとチップを要求される、といった負の側面もあったようです。ベトナムはホーチミン、韓国はソウルを訪れており、どちらも大都市なので英語も通じるし、日本からのアクセスも良く、あまり不自由は無かったようです。ホーチミンは物価も安く食事も美味しい一方で、バイク(3人乗りが当たり前!!)が多く、大渋滞で空気も悪いといった面もあったようです。これは私の私見ですが、良くも悪くも活気に溢れた都市、ということなのかと思います。ソウルでは高麗大学の学生と会い、色々とお話をされたようですが、韓国では博士課程の学生は学生というより研究者であり、30歳以上が当たり前で家庭持ちも普通、と日本とは大きく異なるとのことです。韓国では博士を取得しているか否かでその後の待遇も大きく異なり、苦労をしてでも博士を取得する価値があるし、採用する側もそれだけの給料を払ってでも雇うだけの価値を博士号取得者が持っている、とのことです。

2024年はポルトガル、シンガポール、ポーランド、ドイツ、インドネシアにご出張されました。ポルトガルではポルトという都市が学会の場所だったとのことで、正直私は初めて聞く都市でした。魔女の宅急便のモデルになるような綺麗な街並みであり、治安も良かったようです。比較的地方である為ヨーロッパの中では物価も安く、食べ物も美味しく、とても楽しい場所で是非また訪れたいとのことでした。シンガポールは安全で衛生的で日本からも近いし、MRSやバスでどこでも行けて利便性が良かったようです。そして、シンガポールの空港は国際的なハブ空港として発達しており、非常に機能的に街が設計されているようです。食事も美味しく、3つの異なる文化(中国系、アラブ系、インド系)が混在する興味深い街とのことでした。ただし物価は高く、とにかく暑いとのことで、必ずしも暮らしやすくはないのかもしれません。ポーランドではワルシャワが学会の場所で、美しい街並みで安全な場所だったようです。というのも、様々な歴史的な背景から移民を徹底的に排除していることが治安が良い要因の1つとのことです。また物価は安いけれども食事は美味しくなかったようです。宿泊したホテルが16世紀のお城でエアコンも冷蔵庫も無かったようで、中々日本では考えられないなと個人的には思いました。ある意味ポーランドと対照的なのが、次にご出張されたドイツ(ミュンヘン、ベルリン)のようです。25年前に岡野先生がご訪問された時は、ベルリンは未だに東西格差が残り、ミュンヘンは日本でいう京都のような伝統的な街だったようですが、現在は東ベルリンは大都市へと変貌を遂げ、一方で西ベルリンは25年前とあまり変わっていなかったようです。ベルリン市内に広大な移民街があり、リトルイスタンブールと呼ばれ、名物はケバブ。ベルリン空港では荷物の受け取りに2時間待たされ、新幹線は30分遅れ。我々のイメージする厳格なドイツとはだいぶ実態は異なるようです。ミュンヘンも市街地は昔と変わらず安全な街並みですが、シラー通りと呼ばれる移民街は英語すら通じず、治安も良くなかったようです。移民問題はキレイごとでは片付けられないというのが実際に現地を訪れた岡野先生の所感とのことで、日本も他人事では済まされないと私も思います。最後にご出張されたのがインドネシアのバリ島で、いつもより多数の日本人が参加しており、比較的日本語も通じる環境で、日本がまだ元気だった頃の海外の感じが残っていたようです。海は綺麗で物価も安く、比較的日本からも行きやすい、というように良い所ですが、学会では日本勢は苦戦していたようです。日本からは比較的多くの人が参加していたものの、賞を獲ったのは北海道大学のみで発表者はベトナム人、というように日本にいる日本人の受賞者は0人。近年はASEANのレベルが向上し、特にエネルギーや環境の分野に力を入れていて、発表のレベルも高いようです。

というように様々な国を訪れた結果、安全で経済も安定しており、サービスの質が高く、公共交通の時間が正確で、多種多様な食事が食べられて、清潔で無料のトイレがどこにでもある日本、というのはやはり素晴らしいと実感されたとのことです。一方で課題もあります。当日の質疑応答の中でも議論が盛り上がった内容ですが、若者が効率化ばかりを求め、とにかくリスクや未知のことを恐れる傾向にある、ということです。もちろん全員ではないですし、チャレンジ精神に溢れた若者もいます。しかし、昔はある一定以上のレベルを目指す若者は、ほぼ100%の人がチャレンジ精神旺盛な人達だったのに対して現在はだいぶ様子が変わってきているようです。

しかし私は思います。子供や若者が失敗するのは当たり前です。だからどんどん失敗して、そこから学べば良いだけです。岡野先生が多くの国を訪れて感じられたことからも分かるように、どの国もみな違いますし、考え方もバラバラです。しかしどこの国も国として成り立っており、学会を誘致出来ている訳です。そう考えると別に正解は1つではなく、それぞれの価値観の数だけ正解があるとも思います。もちろん誰がどう考えても失敗だ、というケースもありますが、若いうちならばいくらでもやり直しはききます。私自身たいそうなことを言えるような身分でもないですが、個人的に思うことは、’’正解することばかりにとらわれなくても良いのではないか’’ということです。

長くなってしまいましたが、通常ではなかなか出来ない貴重な経験についてご講演して下さった岡野先生に改めて感謝の意を示し、報告を締め括りたいと思います。

(文責:三品)

【出席者(13名)】

井上征四郎(新12回),前田泰昭(新14回),市橋宏(新17回),田中航次(新17回),岡野泰則(新33回),斉藤幸一(新33回),和田昭英(新34回),中野哲也(新37回),髙田隆裕(新37回),澤村健一(新53回),三品建吾(新59回),古田武史(新61回),岡義久(新33回)

卒業生近況:新17回中部関西在住者同期生の集まり

高畑さんの呼びかけで連絡のついた中部関西在住者が3月18日に名古屋に集まり近況交歓会をしました。みな80歳を過ぎたが、集まれば気持ちは若返って、学生時代の思い出、同級生の消息、卒業後の各自の足跡、現在の状況、将来のことなど話題は尽きない。応化会報に寄稿するにあたり各自200字程度で思うところを以下に記します。

高畑忠雄:傘寿の歳を超え、間が空いた応化同期の顔合わせを思い立ち、有志に声掛けした処七名の参加者を得た。近況報告方、多種の情報交換が出来、新たな活力、刺激を受けて楽しいひと時を過ごす事が出来ました。ありがとう。

三島邦男:久しぶりに同窓生との親睦を楽しむことが出来ました。後期高齢者になっても自分の目的を持ち活躍されている皆さんの状況をお聞きして、自分も頑張る勇気をもらう事が出来ました。又の再会を楽しみしています。

堤 正之: 昨今、同期OBと顔を合わせる事は殆ど無く、健康維持とテレビに釘付けの生活に明け暮れている私にとって大変有意義な会合でした。皆様の長い人生でのトピックスや、現在の挑戦テーマに係るお話を聞き、今後80歳代を生き抜く勇気と、応用化学科卒業生の矜持みたいなものを呼び起こして頂いた会でした。皆様に感謝です。四日市市在住

井上昭夫:長年従事した仕事(ER流体開発)を元の会社の正式許可を得て起業化し早や21年、企業や大学の若い研究者達と開発の仕事を楽しんでいます。郷里に戻ったこともあり、中学時代の同期男女約20名と毎月近くの野山や名所を歩いたり、自治会(所帯数1,100、HP:桜ヶ丘会)役員として長年、祭りや講演会の開催、防犯灯・防犯カメラ管理などで責任者を務めています。断捨離とは思いつつ、元の会社や学生寮(和敬塾)時代の仲間などとも楽しく交流しています。

辻 秀興:小生も含めて皆80歳前後の後期高齢者となり、最初は誰か判らなかった人もいたのですが話が進むにつれて、昔の面影があり、応化出身の方は考え方に共通点がある様に感じられ懐かしく思いました。皆さん、これからも健康に注意して長生きしましょう。

田中航次:よんどころない事情で、昨年の1月から独り暮らしをしている。家事全般、なんとかこなしているが、特に料理は化学の実験をしているようで、楽しいことも多い。人としゃべる機会を持つように、早桜会(応化会関西支部)の集まりのほか、2つのグループの仲間と月に一度くらい会って、飲んだりしゃべったりしている。京都が好きで、時々ぶらぶらしている。今年は、京都検定に挑戦しようと計画している。

市橋 宏:私は滋賀県大津市で妻と二人田舎生活を楽しんでいる。野菜作りが面白く、年間40種類を連作や植物の相性、日当たりなどを考えて栽培している。脳トレに有用だろうか。卒業後は長らく触媒の開発に携わり気相ベックマン転位と呼ばれる新技術の完成を間近に見たのは幸運であったが、今思うに私の貢献など微々たるもの、恥ずかしく思う。小学校理科授業の手伝いを始めて18年、今年も継続しようと考えている。

2024年第20回評議員会報告(2024年10月19日開催)

日時:2024年10月19日(土)会議14:00~16:00、懇親会16:30~18:00

会場:西早稲田キャンパス52号館304教室+zoomオンライン、理工カフェテリア早稲田

2024年10月19日、西早稲田キャンパスにて第20回評議員会が開催されました。
濱会長が本年度より評議員会の進行役を務めることになったことを報告。各委員会、部会、支部からの活動報告後、現状の問題のブレークスルーを目指して、グループごとに議論を展開すること、各委員の意見を期待しているとの挨拶をいただきました。その後、宇佐美先生、豊倉先生、百目鬼さんの逝去を悼み、黙祷を捧げました。

 

(濱会長 開会ご挨拶)

はじめに、野田先生から最近の学内の研究動向、学生の活動状況、新しいプロジェクトの進捗等について報告されました。

 

(野田先生)

続いて、各支部の活動状況が共有されました。 関西支部(澤村事務局長)では、和田さんが新支部長となり、異なる世代間の連携を強化していること、中部支部では、上宮支部長のもと若手役員が積極的に新たな役割を担い、技術サポートを強化する取り組みが進んでいることが報告されました。

 

(上宮中部支部長)

部会からは、若手の会が花見やバーベキュー大会などを通じて会員の士気を高め、新しいアイデアの導入に努めているとのこと。学生委員会はインスタグラムを活用した情報共有を進めており、縦割り交流会を通じて学生間の交流を促進しているとのことが報告されました。

 
 
 

(若手会員の会 劉さん)

 

(若手会員の会 北村学生委員長)

シニア会(70歳以上)では春秋2回の会員の懇親会に加え、奨学金受給者との交流会、奨励賞の授与を通じて、若手人材に積極的に関与する場を積極的に設けていることが報告されました。

 

(シニア会 河野さん)

次に、委員会活動について報告がなされました。広報委員会は、SNSを駆使した情報発信を強化しており、ホームページの変更などに取り組んでいること。交流委員会では交流会講演会、学生工場・施設見学や学生との六大学野球観戦を実施しているほか、大分・延岡地区での交流会や先輩からのメッセージが今年も計画されています。一方、基盤委員会は、会の課題解決のための意見集約を行い、企画の調整を進めていること等を報告されました。

 

(椎名交流委員長)

その後、グループ討議が行われ、6つの主要テーマが議論されました。①人員の確保と体制の強化、②若手会員の活動参加推進、③広報活動の強化、④学生育成とキャリア支援の充実、⑤博士課程進学の促進、⑥会員交流会の強化が取り上げられました。特に、若手会員の参加推進においては、情報発信を通じた参画しやすい環境づくりが重要性を増しています。

最後に、濱会長より閉会挨拶とて、応化会全体のメンバー拡充、多分野交流イベントの活性化、そして博士人材の育成強化の重要性についての言及があり、今後の活動方針が示されました。これらの提言が基に、来る11月9日の役員会でさらなる議論が行われる予定です。これを契機に応化会の活動も一層活性化させるべく取り組んでいくことが示されました。

その後、理工カフェテリアに場所を移して、懇親会を行いました。

 

早稲田大学応援部リードによる校歌斉唱、エールで締めました。

 

(応援部ではありませんが、井上さんのエール)