会員」カテゴリーアーカイブ

2024年度早桜会総会後講演会(報告)

2024年度早桜会総会を2024年4月27日(土)にWEB形式(Zoom)にて開催し、その後講演会を実施いたしました。今回の講師には髙田隆裕先生(京都工芸繊維大学特任教授)をお迎えし、「博士学生のキャリア支援 ~産学連携・実践知を活かして~」という演題でご講演して頂きました。

【講師】髙田隆裕氏 (京都工芸繊維大学特任教授、新37回)

【概要】

話の大きなテーマは“キャリア”についてです。髙田先生は学内、学外にて博士後期課程学生のキャリア支援と教育を行っています。学内では博士学生のキャリアメンター、プログラムコーディネーターやリカレント教育推進室長、学外では京都クオリアフォーラム人材育成Gのトータルコーディネーター(産学連携)等を担っておられます。京都工芸繊維大学では、テクノロジーと人間性の結びつきに留意して、多様な学問分野をまとめて“工芸科学部”の1学部制としています。留学生を含む多様な学生が勉学に励んでおり、約80%と多くの学生が大学院へ進学し、さらに博士後期課程に進学する学生も多いようです。

一方、日本ではこの20年で博士後期課程への進学者が4割程度減少しており、他の先進国で増加傾向にあるのとは対照的です。原因は1つではないと考えられます。例えば経済的な理由も考えられますし、欧米と比較して日本の企業や団体では経営者をはじめ大学院卒や博士号取得者が少ないなどキャリアパスの問題も考えられます。技術系職種の博士は仕事と学びとの関連度や働きがい、年収レベルが高いというポジティブなデータもありますが、あまり知られていません。博士学生を増やすことは科学技術立国を標榜する日本の喫緊の課題となっています。

京都工芸繊維大学では、“大学・個人・環境”の観点から学生のキャリア支援を行っているとのことです。“大学”では社会でテックリーダーとして活躍できる人材育成の為、専門力に加えてトランスファラブルスキル向上にも力を入れています。これは研究だけでなく、職業人生全般に役立つスキルになります。“個人”の観点では学生がしっくりとくるような人生を歩むために、内面的な成長を自律的にできるように支援をされています。キャリアメンターとして横や斜めの関係で対人支援を行っておられます。“環境”の観点では、京都クオリアフォーラムの場を活用した様々な実践知に基づく教育機会を提供されています。先輩博士である社会人の話がモデル学習となり、交流の場がトランスファルブルスキル獲得のきっかけの場となり、学生の主体的な行動につながることを期待した取り組みをされています。

キャリア支援という仕事は正解が1つでは無く、新しいことにも積極的に取り組んでいく必要がありますが、“失敗を許容して挑戦する”、“小さく失敗もして、その失敗が良い失敗か悪い失敗か、どのように取り戻していくか考え、学んでいく”、ということが大事であるというお話は私自身にも非常に参考になりました。従来、キャリアというと仕事のことを指し、仕事が上手く行けば順調なキャリアを歩んでいるという価値観が主流だったと思いますが、それは狭義な意味でのキャリアであり、より広義に考えるならばキャリアとは人生全般になります。仕事だけに限らず、個人としての価値観や何を大切にするか、自分に何が出来るか、何がしたいかという視点も大切です。今回のテーマは博士学生のキャリア支援でしたが、キャリアとは人生全般であるならば、就職した後もリタイアした後もずっと各個人のキャリア形成は続いていく訳であり、当然私自身も今後のキャリア形成について考えていく必要があります。今回のテーマは今後の自分自身について考える上でも非常に有意義なものとなりました。加えて今後若い世代を育成していく上でも今回の講演の内容を活かしていければと思います。

(文責:三品)
【出席者(10名)】
井上征四郎(新12回),田中航次(新17回),和田昭英(新34回),脇田克也(新36回),原敬(新36回),澤村健一(新53回),陳鴻(新59回),三品建吾(新59回),古田武史(新61回),服部沙織(新64回)

2023年度 学位記・褒賞授与式

応用化学科学位記授与式

応用化学科および応用科学専攻研究科の2023年度学位記・褒賞授与式は、2024年3月26日(火)16時30分より、西早稲田キャンパス63号館202教室にて、式次第に従い、花田 信子専任講師の司会で執り行なわれました。新型コロナウイルス感染症の取り扱いが5類への移行後、学位記として初の開催になりました。当式は大雨の中ではありましたが、コロナ下にて大学への入学となった学部卒業生、貴重な学生時代の多くを費やした修士課程修了生にとっては、正に晴れ晴れしい式となりました。教職員、主賓及び、保護者の方々にも会場にてご参加をいただきました。

続き、学部卒業生、修士修了生へ学位記が授与されました。今年も研究室ごとの代表者が前に出て授与されました。

 

応用化学科褒賞授与式

引き続き、応用化学科褒賞の授与式が行われました。下嶋 敦教授から以下のような本賞設立の経緯、主旨等の説明があり、本賞および副賞が長島さんに授与されました。
応用化学科褒賞は、優れた業績をあげた学生を表彰して更に人間的な成長を促すことを主旨として設定した褒賞で、学業成績と人物の総合的評価で毎年学部卒業生一名に授与されます。この褒賞は、OBの皆さんと教員および教員OBの寄付によって成り立っているもので、皆さんの気持ちを込めて対象の方に授与するものです。副賞は先進理工学部応用化学科とお名前を刻んだバカラの置き時計です。おめでとうございます。

    褒賞授与:受賞者 長島さん

褒賞の授与の後、受賞者の長島さんより受賞の挨拶がありました。

2023gakuikijuyo_reward_Ack_fr_nagashima

ブラウザー表示はこちらから

 

祝辞:下嶋 敦 学科・専攻主任教授

応用化学科主任 下嶋 敦教授から祝辞がありました。

祝辞:下嶋 敦 教授

 

祝辞:濱 逸夫早稲田応用化学会会長

ついで、早稲田応用化学会 濱逸夫会長から祝辞がありました。

   祝辞:早稲田応用化学会 濱逸夫会長

 

在校生代表からの送辞

在校生を代表して、学部3年生 北村さんが、卒業生に感謝の気持ちを伝える送辞を述べました。

    送辞:在校生代表 北村さん

2023gakuikijuyo_souji

ブラウザー表示はこちらから

 

学部卒業生の答辞

これに答えて、学部卒業生を代表して庄子さんが答辞を述べました。

学部卒業生 答辞: 庄子さん

2023gakuikijuyo_touji_FK

ブラウザー表示はこちらから

 

大学院修了生からの答辞

引き続き、修了生を代表して菊地さんから答辞がありました。

大学院修了生 答辞: 菊地さん

2023gakuikijuyo_touji2b

ブラウザー表示はこちらから

退職教員挨拶

応用化学科褒賞授与式及び受賞挨拶を終え、この3月にご定年を迎えられた平沢 泉教授が退職のご挨拶を述べられました。「周りの方々に常に挨拶や感謝の言葉を欠かさず、コミュニケーションを大事にしていただきたい」と、卒業生の皆さんへ平沢先生のお人柄がにじみ出る贈る言葉を残されました。
その後、卒業生の庄子さんより花束が贈呈されました。

乾杯

応用化学科褒賞授与式及び受賞挨拶を終え、木野 邦器教授の発声による恒例の乾杯へと式が進みました。なお、乾杯の缶ビールは応化会から皆さんに進呈されました。

   乾杯の言葉: 木野 邦器 教授

校歌斉唱

   校歌斉唱 指揮:伊野田さん

卒業生を代表して、伊野田さんの指揮によって校歌を斉唱しました。声出しが可能となった2回目の学位記授与式でありこれまで校歌を歌う数少ない機会であったものの、全員がそれぞれの想いを乗せて「都の西北」を斉唱することができました。
閉会の辞を経て、授与式はお開きとなり、その後は卒業・修了生は各研究室、また仲間同士の記念撮影にてひとときを過ごしていました。

アルバム1:2023年度 学位記・褒賞授与式へ 

アルバム2:2023年度 学位記・褒賞授与式 会場の風景へ 

※学生の氏名は苗字のみの記載とさせていただきました。
(文責:広報委員会)

応化三九会(新14 昭和39年卒)60周年記念会報告

 応化三九会は、本年は卒業後60年目にあたり、60周年記念会を令和6年4月26日(金)に、懐かしの早稲田の杜、大隈会館会議室で開催しました。

 今回も、応化会の同期会支援プログラムにより、案内状の印刷・発送・回収を応化会事務局にお手伝いをしてもらいました。卒業時は76名で、55周年の前回は21名の参加でしたが、その後鬼籍に入り、又、体調不良、介護などの理由により15名の参加になり一寸寂しい結果となりましたが、参加者はそれぞれ仕事に、ボランティアに、趣味にと大活躍しており、皆82歳を超え益々元気で、会場は盛り上がりました。

 記念会は、世話人の大矢君の司会で始まり、冒頭、河野君から、応用化学会の近況の報告がありました。今回は、あらかじめ会費に応用化学会奨学金として1,000円を含め、15,000円を寄付することにしました。

 懇親は、菊地君の乾杯の音頭で始まり、各自の近況のスピーチがあって、5年ぶりの再会に旧交を温めあいました。2時間はあっという間に過ぎ、野際君の指揮により校歌斉唱で記念会を締めました。

以上
(世話人 大矢毅一郎、菊地英一、河野恭一、渋谷武文、野際基実、萬肇、平中勇三郎(文責))

 

平沢泉先生 最終講義および記念会の報告

平沢泉先生におかれましては、本年3月にめでたく古希をお迎えになり、本年度をもって応用化学科を定年退職されました。ご退職にあたり、記念行事として去る3月16日土曜日に最終講義および記念会が開催されました。

最終講義は西早稲田キャンパス57号館201教室で開催されました。雲一つない快晴の中、250名を超す参加者が集まり大盛況でした。14時に開会され、まず応用化学科主任の下嶋敦教授より平沢先生の履歴および業績紹介がありました。また永年にわたる大学および教室運営へのご尽力に感謝の意が述べられました。

平沢先生最終講義

続いて平沢先生の最終講義「先進晶析工学の実践」が始まりました。はじめに、平沢先生の主査で学位を取られた方22名の紹介がありました。感謝の意を表され、平沢先生の学生思いの一端が冒頭より感じられました。晶析工学とは何かから、化学工学的視点からの晶析工学、また、平沢先生が大事にされていた、企業、独立行政法人との共同研究が紹介され、豊倉賢名誉教授から続く、早稲田晶析工学の流れがはっきりしました。

司会 小堀先生

下嶋応用化学科主任

つづく研究紹介では、蓄熱技術(潜熱蓄熱)、環境分野における反応晶析による未利用成分の選択的除去、医薬品食品分野での有機物結晶の品質制御、高分子添加剤による晶癖制御粒径制御、原子力分野におけるスケーリング防止技術などの説明が続きました。特に平沢先生が得意とされていた超音波による核化成長制御のお話は、我々にも分かりやすく説明をしてくださり、その有用性をよく理解することができました。講義の最後にも学生への感謝で締めくくられ、会場全体が温かく一体感のある最終講義となりました。

野田先生 花束贈呈

その後、化学工学部門の代表として野田優教授が感謝の言葉を述べられ、花束贈呈が行われました。

引き続き、記念会がリーガロイヤルホテルのダイヤモンドにて開催されました。18時よりはじまった記念会は、研究室OB・OG会の岸本信一会長の挨拶で始まりました。ご来賓の中井浩巳化学・生命化学科主任、河村宏元応用化学会会長から挨拶を頂いたあと、早稲田応用化学会の濱逸夫会長よりご祝辞ならびに乾杯のご発声を頂き、歓談に移りました。

岸本 OB・OG会会長

中井 化学・生命化学科主任

途中、研究室OB・OGを代表して2007年に学位を取得された宮坂悦子さんに挨拶をお願いし、平沢先生との共著がある久保田徳昭岩手大学名誉教授よりご祝辞を頂きました。最後に、平沢先生にご登壇いただき、挨拶を頂きました。早稲田大学応援部リーダーとチアリーダーによる演目と校歌斉唱が続き、記念撮影を行った後にお開きとなりました。記念会には200名を大幅に超える参加者があり大盛況でした。

河村 元応化会会長

濱 応化会会長

会場のあちこちで旧交を温める話の輪が広がり、平沢先生を囲む方たちも途切れることなく続きました。あっという間の2時間でしたが、平沢先生のお人柄が十分反映されたとても華やかで温かな会となりました。

最後になりましたが、最終講義および記念会にお越し頂きました皆様方、そして多くの温かいお言葉をくださいました皆様方に心から感謝申し上げます。
(文責:小堀 深)

宮坂悦子さん

久保田 岩手大学名誉教授

最終講義・記念祝賀会ギャラリーはこちらから



 

 

 平沢 泉 教授 ご略歴

1976年3月早稲田大学理工学部応用化学科 卒業

1978年3月早稲田大学理工学研究科応用化学 修了

1978年~1989年荏原インフィルコ、荏原総研 主任研究員

1988年10月工学博士授与 (早稲田大学)

1990年4月早稲田大学 助教授

1995年4月早稲田大学 教授 現在に至る

この間

1995年―1996年中央環境対策審議会 委員

2004年―2006年中央環境対策審議会 委員

2008年―2010年化学工学会 関東支部長

2006年―2012年人材育成センター 理科教育委員会 委員長

2006年―2024年国際交流センター 中国委員会 委員長

2009年―2010年化学工学会 材料界面部会 晶析技術分科会 代表

2009年―2011年中央環境対策審議会 委員

2010年―2023年EFCE WPC Scientific Committee member

2014年―2020年早稲田大学環境保全センター 所長

2015年―2020年私立大学環境保全協議会 理事

2021年―2024年早稲田大学 応用化学会 副会長

賞罰:

1982年 下水道協会 優秀論文賞

2000年 化学工学会 技術賞

2000年 分離技術会 ポスター賞

2005年 分離技術会 技術賞

2005年 化学工学会 功労賞

2012年 化学工学会 功労賞

2014年 インド化学工学会 優秀発表賞

2017年 化学工学会 2016年度論文審査貢献賞

2018年 化学工学会 JSCEJ 優秀論文賞

2019年 化学工学会 フェロー

所属学協会:

化学工学会、分離技術会、アメリカ化学工学会、日本化学会、水環境学会、日本結晶成長学会、海水学会、ヨーロッパ化学工学連合、日本原子力学会

2024年度定期総会・先進研究講演会・交流会(懇親会)のご案内 続報

早稲田応用化学会会員の皆様へ

2024年4月

早稲田応用化学会 会長 濱 逸夫

今年は5月25日(土)の開催といたします。応用化学科の研究に関する理解を深めて頂くために、昨年に引き続き応用化学科と共催で先進研究講演会を企画いたしました。万障お繰り合わせの上、ご出席いただきますようお願い致します。
出席申込は、ご指定の住所へ4月末に応用化学会会報109号と共に送付いたします 「返信 用記入用紙」で返信頂くか、下記URLからお申込下さい。

https://forms.gle/KTxx4TCCuiEiCJpX8

尚、個人情報に変更のある方は、必ず 会報同封の「返信用記入用紙」の個人情報を修正頂き返送下さい。

日 時: 2024年5月25日(土)13:30-18:30
場 所: 早稲田大学西早稲田キャンパス
総会先進研究講演会会場:52号館304教室
交流会(懇親会)会場:63号館1階ロームスクエア

※定期総会    13時30分~14時30分 

※先進研究講演会 14時45分~16時45分 

「応用化学最前線-教員からのメッセージ」 プログラム

1. 有機合成化学部門       細川 誠二郎 准教授

演題「太古の化合物の化学合成」

2. ものづくり工学部門 江口 美陽 准教授

演題「電荷分布制御によるものづくり」

3. 無機合成化学部門  菅原 義之 教授

演題「ユニークな構造をもつナノシートの作製と機能」

※交流会(懇親会)  17時00分~18時30分 
懇親会費 3,000円(夫婦同伴の場合 5,000円)

総会会場、懇親会場では応化会ホームページ掲載用の写真を撮影いたしますのでご了承願います。

以上

大分・延岡地区交流会(定例ゴルフコンペ)のご報告

1. 開催趣旨
応化会地方活性化活動の一環として2023年11月より始動した大分・延岡地区交流会活動(早稲田応用化学会 大分・延岡地区交流会開催報告 | 早稲田応用化学会 (waseda-oukakai.gr.jp))。
新たに築いた結びつきを絶やすことなく、さらなる親交の輪を広げる目的とし四半期毎の定例コンペ開催を目指しております。今回は記念すべき第一回目の定例コンペ内容につきまして、この場をお借りしてご報告申し上げます。

2. 概要
日時:2024年3月2日(土)
場所:三重カントリークラブ(大分県)

3. 詳細
爽やかな季節の訪れと共に、大分・延岡地区の同窓の絆を深めるひとときを設けました。非常に恵まれた晴天の下に定例コンペは開催され、互いの勇姿を目に焼き付ける場となりました。

それぞれのティーショットは、かつての校舎を飛び出した時の勢いを思わせ(中には迷える人生を歩む!?かのように右へ左へ飛ばす者も。。。)、新たな挑戦への意気込みを象徴しているようでした。コンペでは、スキルはもちろん、スポーツマンシップとコミュニケーションが重視されます。我々は一打ごとに互いを称え合い、ともに成長していく喜びを共有していました。


参加者(敬称略) 左より堤克一路(環境資源工学科ご出身)、野々山慶一(新71回)、石川賢(総合機械学科ご出身)、滝渕亮太(新66回)、小長谷優祐(新68回)、風間洋佑(新66回)、杉本哲人(新40回)、海寳益典(新31回)、田中亮祐(新70回)

さて、スコアカードにスコア以上に価値があるのが、コンペ終了後の反省会です。プレーに関する具体的なテクニックやコースマネジメントなど、専門的な情報交換はもちろん、励まし合う言葉も飛び交います。そして、時折語られる学生時代の思い出話は、束の間の懐古に浸る貴重な時間となりました。

反省会後、有志で二次会を開催。旧交を温めながら、時には仕事の悩みまでもが打ち明けられるオープンな雰囲気の中、心地よい談笑が続きました。そして、盛り上がりの頂点には、我らが校歌(そして第二の国歌)「都の西北」を一同に唱和。”集まり参じて人は変われど、仰ぐは同じき理想の光”、母校を離れ各地方へ羽ばたいた大分・延岡地区の同窓も、「役立つ化学、役立てる化学」の精神のもとにさらなる活躍を誓いあいました。

コンペがもたらした達成感、反省会で開かれた心の通じ合い、そして二次会の温かな笑顔と共有された校歌。これらは私たち同窓会の根幹をなす活動であり、お互いが持つ人生の豊かさを再確認するための潤滑油のようなものです。
今後もこの素晴らしい伝統を守り続け、私たちの絆と母校への深い尊敬の気持ちを象徴するイベントとして、さらに明るい未来へと繋げてまいりたいと思います。

・・・さて、いかがだったでしょうか?流行から少し過ぎましたが、上記は生成AIの一つであるChatGPT4.0にて出力された文章です(過度に違和感ある表現は修正済み)。
所用時間はなんと30秒!出力条件や文章中に盛り込んで欲しい内容等、ChatGPTに6つほど指示を行ない、何回かの壁打ちによって3分ほどで上記の文章を作成しております。
少々ChatGPTの宣伝が入ってしまいましたが、今後とも大分・延岡地区からも応化会活動を盛り上げて参りますので、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

文責:新制70回 田中亮祐

 

第45回早桜会懇話会(報告)

第45回早桜会懇話会を2024年3月2日(土)zoomにて開催しました。
今回は関西支部事務局長である澤村健一様(新53)に司会をして頂きました。
普段は講師の先生があるテーマについて話をする、というのが通例ですが今回は’’応用化学会関西支部の今後のあり方’’というテーマで参加者同士活発に議論を交わしました。

年代の違いによって様々な意見が挙がる一方、各年代に共通する意見もありました。年代別の意見としては、下記のようになります。

30代・・・同年代の近況を知る場として活用したい、会社外の人とのつながりの場として活用したい、20代の頃と比較して仕事にも慣れ活動に参加する余裕も出来てきた。

40代・・・家事・育児なども忙しくなり活動に参加する時間が取りにくくなる、現地参加が難しいことが多い。

→そういった状況を加味し、参加する人を集めるには、懇話会だけでなく趣味の会などがあっても良い。関西支部として活動していることを知ってもらい、その上で活動に参加するハードルを下げる必要がある。

50代・・・男女や組織所属有無の違いによりキャリアも多様化してくる、組織に属していないから自由に動ける一方、組織を通して情報を得ることもある。

60代・・・子供が手を離れて自由が効くようになったから参加するようになった、1回参加してもらうことが大事、過去に参加していたがしばらく活動から離れている人を再び呼び戻す取り組みも必要、学識的な話だけでなく懇親を主とした行事があっても良い(→各自の得意分野や関西各地域の特色を活かす、家族も参加できるイベント)。

70代・・・会発足時の目的は’’応化出身の人のつながりを大切にする’’ことだった、講演のような堅い話でなく雑談のような物で良い、会員同士の親睦を深めることが何より大切である、webには良い面も悪い面もある(→結果として相互の親睦の機会は減った)、ざっくばらんに話し合う場が必要である。

年代の違いによって活動への参加のし易さに違いはあるものの全体としては、

・会員相互の親睦を深める

・堅いテーマだけでなく、レクリエーション的なイベントがあった方が良い

・会員の家族も参加できるイベントがあると良い

という方向で議論は進行しました。

また、若手会員の獲得も大切であり、就職したタイミングで応化会とのつながりが途切れないようにする必要がある、という意見も挙がりました。それを踏まえて2024年度は、
‘’若手会員の歓迎会及び関西支部15周年記念のイベント’’を開催する運びとなりました。開催時期は6月を予定しています。

今回このようなテーマで会員同士議論を交わすことで、関西支部として今後どうしていくべきか、各々どうしていきたいと思っているのかを共有でき非常に有意義な時間となりました。年度末という節目、15周年という節目にふさわしい会になったと思います。

(文責:三品)

【出席者(10名):敬称略】

市橋宏(新17), 斎藤幸一(新33),和田昭英(新34), 脇田克也(新36),高田隆裕(新37), 髙島 圭介(新48), 澤村健一(新53), 陳鴻(新59),三品建吾(新59),古田武史(新61)

2023年度 応用化学専攻褒賞・奨学金授与式

2023年度の応用化学専攻褒賞・奨学金授与式が2024年3月7日木曜日に、西早稲田キャンパス63号館2F04室にて開催されました。

 

山口潤一郎先生の開会の辞・司会で開会し、鹿又宣弘大学院先進理工学研究科長のご祝辞があり、引き続いて水野賞、水野敏行奨学金、応用化学会給付奨学金、中曽根荘三奨学金、里見奨学金、森村豊明会奨励賞の6つの褒賞・奨学金授与式が行われた。 各褒賞・奨学金の受賞者は、賞状を鹿又先生より直接手渡され、自分たちへかけられた期待と、その使命を強く感じて受領した。
応用化学会給付奨学金については、博士進学者へのサポートを強化するために早期に学部生からの支援を行うことが2022年度定期総会で承認されたが、今回の受給者6名のうち学部奨学生4名が含まれている。

お祝辞 鹿又宣弘大学院先進理工学研究科長

各賞の授与

引き続いて、応用化学専攻主任の下嶋敦先生よりご祝辞を戴いた。

応用化学選考主任下嶋 敦先生のご祝辞

来賓の方からのご祝辞として、水野家代表(元応用化学会会長)の河村宏様より、ご父君の水野敏行様の熱い志によるご遺言により始められたこの奨学金についての説明とともに奨学生に対する期待とお祝いのお言葉があった。引き続いて応用化学会の橋本正明副会長、里見奨学会常務理事の辻正太郎様、森村豊明会代表理事種村均様よりご祝辞を戴いた。

水野家代表(元応用化学会会長)河村宏様のご祝辞

橋本応化会副会長・奨学生選考委員長より祝辞

 応用化学会橋本副会長の祝辞

里見奨学会常務理事の辻正太郎様よりご祝辞

森村豊明会代表理事種村均様のお祝辞

受賞者の代表として水野賞受賞者の加藤弘基君より御礼と今後の決意を述べる挨拶があり、授与式は閉会となった。

水野賞受賞者の加藤弘基君の謝辞

閉会後には、応用化学科逢坂教授のもとで研究を進められた高井まどか先生(現在 東京大学大学院工学系研究科教授)により「表面界面を駆使したバイオデバイス開発」と題する記念講演会があった。大学時代の経験をご紹介され、バイオインターフェースの設計・制御による高機能医療デバイスの研究・開発にいたる各ステップのお話は学生諸君はじめ出席者にとって大変刺激的であり、興味深い内容だった。

高井まどか教授によるご講演

 

宮崎研同門会の報告

■日時 :2023年12月9日(土)12:00~14:00

■場所 :日立目白クラブ

■参加者:19名(先生のご長男にもご出席いただきました。)

■内容:
会食では、2003年に亡くなられました先生および2022年に亡くなられました奥様を偲びながら卒業後の振り返り、今後の抱負など、和気あいあいとした雰囲気で、楽しいひとときを過ごすことができました。
この会を通して、同門諸氏の交流を深めることができました。
ご参加いただいた皆様並びに近況報告を寄せていただいた皆様に心より御礼申し上げます。
特に近況報告をいただいた方は宮崎研以前の武富研の先輩、外出が不自由になられた先輩、ご親族よりお亡くなりになられた先輩(青柳 栄三郎氏、荻 啓二氏、高氏久雄氏、坪井 彦忠氏、久枝 信一氏、杢 嘉雄氏、篠田 裕之氏、三矢 宗久氏、山田 宣久氏、大見 真也氏)のご連絡をいただきました。一方現役の方々は会社経営、教授、農業と多方面で活躍されておられます。

会は井上征四郎(62年卒)の開会の言葉を受け、増子豊忠先輩(62年卒)井上征四郎先輩(62年卒)の乾杯の音頭で始まった。出席の方の近況報告をいただき、柳原白蓮(悲劇の歌人)のお子様である宮崎先生の奥様のお話、学習院の華族子弟の寮(平成天皇もおられた)であった昭和寮、日立目白クラブにもおよんだ。大林秀仁先輩(67年卒)の締めで閉会した。

同門会の案内を会報に乗せていただいた応化会事務局の皆さんに御礼申し上げます

追伸 メールアドレスご連絡のお願い
同門会には通信費がかなりかかります。さらに来年からは封書が110円になります。さらに個人情報保護の関係から応化会に登録されていても同門会には情報開示できない状況です。つきましては宮崎研の皆様メールアドレスご登録いただけていない方はtmoaku@hotmail.co.jpまでメールいただければありがたいです。

以上

文責:芥川 立夫