中部支部」カテゴリーアーカイブ

早稲田応用化学会中部支部第24回交流講演会開催のご連絡

早稲田応用化学会中部支部の2025年度活動としまして、細川 誠二郎 准教授を名古屋にお迎えしての講演会を計画しました。細川先生のご講演は会員皆様にとって大変参考になるお話を聞くことができる貴重な機会です。
是非ご参加頂きますようご案内致します。

なお、講演会は対面形式とオンライン形式のハイブリッドで開催します。また対面形式では親睦会も予定しております。会員の皆様の活発な交流の場になることを期待しておりますので、ご参加頂ければ幸いです。

早稲田応用化学会中部支部
支部長  上宮 成之

1.日時: 2025年11月29日(土) 15:30-19:00 (親睦会含む) (受付開始15:00)

2.場所: ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 1309号室

https://www.winc-aichi.jp/access/

3.講演会:15:30~17:00(質疑応答含む) (対面形式とオンライン形式のハイブリッド)

(1)講師: 細川 誠二郎 准教授

(2)演題: 「天然有機化合物と向き合う:ある合成化学者の思索と挑戦」

4.写真撮影、親睦会: 17:00~19:00 (対面形式)

(1)場所: 講演会と同じ1309号室

(2)親睦会会費: 3,000円/人

(*親睦会にご参加頂ける方は当日に現金にてお支払いをお願いします。)

5.参加申し込みはこちらから ➡ https://forms.gle/yXcMkvnDy3vh9rEbA

・準備の都合上 11月21日(金)までにお申し込みをお願いします。

・講演会へオンライン形式でご参加頂ける方には別途招待URLをご連絡いたします。

6.講演概要:

天然有機化合物(天然物)はユニークな構造と特異な物性・生物活性で化学者を魅了し続ける。学生の頃より天然物合成に携わり、「有機化学は人類が手にした最高で最強の科学技術の一つ」との信念を持つ筆者が、天然物を見て何を考えて合成研究に着手するのか、また研究途上で出くわす思いがけない結果とどのように向き合っているのか、を実例を示して紹介する。

7.細川 誠二郎 准教授のご略歴:

・氏名(ふりがな) 細川 誠二郎(ほそかわ せいじろう)

・所属機関    早稲田大学

・所属部署    理工学術院 先進理工学部 応用化学科 准教授

・略歴

1991年03月 北海道大学理学部化学科 卒業

1993年03月 北海道大学大学院理学研究科化学専攻修士課程 修了

1996年03月 名古屋大学大学院農学研究科食品工業化学専攻博士後期課程 修了・博士(農学)取得

1996年01月~1997年03月 日本学術振興会特別研究員(PD)名古屋大学

1997年04月~1998年03月 日本学術振興会特別研究員(PD)米国スクリプス研究所

1998年04月 東京理科大学 薬学部 助手

2003年04月 早稲田大学 理工学部 専任講師

2007年04月 早稲田大学 先進理工学部 准教授

2011年04月 早稲田大学 先進理工学部 准教授(細川誠二郎 研究室主宰)

現在に至る

・受賞歴

2010年 Thieme Journal Award 2010

2007年 有機合成化学奨励賞

2003年 有機合成協会企画賞

以上

2025年度早稲田応用化学会中部支部総会実施報告

【中部支部2025年度総会 実施報告】

1.開催日時:2025年4月12日(土)14:30~15:10

2.開催場所:ウインクあいち1307号室

3.出席者: 15名(現地会場)

4.議題:

第1号議案:2024年度事業報告

第2号議案:2025年度事業計画

第3号議案:2024年度会計報告および2025年度予算案

第4号議案:2025年度中部支部役員会構成

第5号議案:IT化の進捗状況と若手部会の活動方針

5.議事内容;

添付の資料に基づき、第1号議案と第2号議案については支部長 上宮が説明した。第3号議案については加藤会計担当理事が、第4号議案については上宮が説明した。第1号議案~第4号議案は総会承認事項であり、拍手をもって満場一致で承認された。
また第5号議案については山本若手部会・IT化担当理事が説明した。

卒業生近況:新17回中部関西在住者同期生の集まり

高畑さんの呼びかけで連絡のついた中部関西在住者が3月18日に名古屋に集まり近況交歓会をしました。みな80歳を過ぎたが、集まれば気持ちは若返って、学生時代の思い出、同級生の消息、卒業後の各自の足跡、現在の状況、将来のことなど話題は尽きない。応化会報に寄稿するにあたり各自200字程度で思うところを以下に記します。

高畑忠雄:傘寿の歳を超え、間が空いた応化同期の顔合わせを思い立ち、有志に声掛けした処七名の参加者を得た。近況報告方、多種の情報交換が出来、新たな活力、刺激を受けて楽しいひと時を過ごす事が出来ました。ありがとう。

三島邦男:久しぶりに同窓生との親睦を楽しむことが出来ました。後期高齢者になっても自分の目的を持ち活躍されている皆さんの状況をお聞きして、自分も頑張る勇気をもらう事が出来ました。又の再会を楽しみしています。

堤 正之: 昨今、同期OBと顔を合わせる事は殆ど無く、健康維持とテレビに釘付けの生活に明け暮れている私にとって大変有意義な会合でした。皆様の長い人生でのトピックスや、現在の挑戦テーマに係るお話を聞き、今後80歳代を生き抜く勇気と、応用化学科卒業生の矜持みたいなものを呼び起こして頂いた会でした。皆様に感謝です。四日市市在住

井上昭夫:長年従事した仕事(ER流体開発)を元の会社の正式許可を得て起業化し早や21年、企業や大学の若い研究者達と開発の仕事を楽しんでいます。郷里に戻ったこともあり、中学時代の同期男女約20名と毎月近くの野山や名所を歩いたり、自治会(所帯数1,100、HP:桜ヶ丘会)役員として長年、祭りや講演会の開催、防犯灯・防犯カメラ管理などで責任者を務めています。断捨離とは思いつつ、元の会社や学生寮(和敬塾)時代の仲間などとも楽しく交流しています。

辻 秀興:小生も含めて皆80歳前後の後期高齢者となり、最初は誰か判らなかった人もいたのですが話が進むにつれて、昔の面影があり、応化出身の方は考え方に共通点がある様に感じられ懐かしく思いました。皆さん、これからも健康に注意して長生きしましょう。

田中航次:よんどころない事情で、昨年の1月から独り暮らしをしている。家事全般、なんとかこなしているが、特に料理は化学の実験をしているようで、楽しいことも多い。人としゃべる機会を持つように、早桜会(応化会関西支部)の集まりのほか、2つのグループの仲間と月に一度くらい会って、飲んだりしゃべったりしている。京都が好きで、時々ぶらぶらしている。今年は、京都検定に挑戦しようと計画している。

市橋 宏:私は滋賀県大津市で妻と二人田舎生活を楽しんでいる。野菜作りが面白く、年間40種類を連作や植物の相性、日当たりなどを考えて栽培している。脳トレに有用だろうか。卒業後は長らく触媒の開発に携わり気相ベックマン転位と呼ばれる新技術の完成を間近に見たのは幸運であったが、今思うに私の貢献など微々たるもの、恥ずかしく思う。小学校理科授業の手伝いを始めて18年、今年も継続しようと考えている。

早稲田応用化学会中部支部総会及び第23回交流講演会のご連絡

早稲田応用化学会中部支部の2025年度活動としまして、総会および門間 聰之 教授を名古屋にお迎えしての講演会を計画しました。門間先生のご講演は会員皆様にとって大変参考になるお話を聞くことができる貴重な機会です。是非ご参加頂きますようご案内致します。

なお、講演会は対面形式とオンライン形式のハイブリッドで開催します。また対面形式では親睦会も予定しております。会員の皆様の活発な交流の場になることを期待しておりますので、ご参加頂ければ幸いです。

早稲田応用化学会中部支部
支部長  上宮 成之

1.日時: 2024年4月12日(土)14:30-19:30 (親睦会含む) (受付開始14:00)

2.場所: ウインクあいち(愛知県産業労働センター)1307号室

https://www.winc-aichi.jp/access/

3.中部支部総会: 14:30~ (対面形式)

(1)議事内容

・24年度活動報告及び25年度活動計画案協議

・24年度決算報告及び25年度予算案協議

・2025年度中部支部役員会のメンバー構成

・若手部会活動方針

4.講演会: 15:30~17:00(質疑応答含む) (対面形式とオンライン形式のハイブリッド)

(1)講師: 門間 聰之 教授

(2)演題: 「大学での研究から社会に貢献するには -電気化学編-」

5.写真撮影、親睦会: 17:00~19:00 (対面形式)

(1)場所: 講演会と同じ1307号室

(2)親睦会会費: 3,000円/人 

(親睦会にご参加頂ける方は当日に現金にてお支払いをお願いします。)

6.参加申し込みはこちらから ➡ https://forms.gle/Rt3KnasMJ3qmdQBZ6

・準備の都合上 4月5日(土)までにお申し込みをお願いします。

・講演会へオンライン形式でご参加頂ける方には別途招待URLをご連絡いたします。

・お問い合わせ先:応用化学会中部支部 担当 植村裕司、E-mail; yujiuemura.7112@outlook.jp

7.講演概要:

電気化学は、社会実装という観点から、非常に身近な化学です。近年では電気自動車やドローンに蓄電池が用いられていますし、古くから、めっき、乾電池、あるいはトタンといった電気化学を利用して作られた部材や電気化学を利用したデバイスが身近にありました。

私の研究室では、電気化学センサーや蓄電デバイスなどの応用を目的とした材料やデバイスの研究、またその評価のための測定法の開発を行ってきています。本日の講演では、その一端を紹介したいと思います。
将来の電池用の電極を改良するためには、その反応場の評価が重要です。このために、(当時としては)新しい測定技術を開発し、それを用いて電極反応の評価を行ってきています。その際に知った、よりよい反応場の知見を基に、理想的な材料に思いを巡らし、新しい材料の設計から合成へと展開しました。頭で想像していた特性以上のデータが出てきて、楽しい研究となりました。しかし、その後、その材料の研究は止めております。

 

8.門間 聰之 教授のご略歴:

・氏名(ふりがな) 門間 聰之(もんま としゆき)

・所属機関    早稲田大学 

・所属部署    理工学術院 先進理工学部 応用化学科 教授

・略歴

1990年3月 早稲田大学理工学部応用化学科卒

1995年3月 早稲田大学大学院理工学研究科博士後期課程修了

1996-1997 ミネソタ大博士研究員

1997-    早稲田大学各務記念材料技術研究所、理工学部、高等研究所にて任期付講師、准教授(任期付)を経て

2010年4月 早稲田大学理工学術院准教授

2014年4月 早稲田大学理工学術院教授

・受賞歴

電気化学会 進歩賞・佐野賞など

以上

早稲田応化会中部支部 第22回交流講演会(野田優先生講演会)のご報告

1. 開催日時:2024年11月30日(土)15:30~17:00

2. 開催場所:ウインクあいち1309号室

3. 出席者: 28名(オンラインでの出席者15名を含む)

4. 講師:  野田 優 教授

5. 演題:      「化学工学者の効率性から充足性への展開: ナノチューブ、電池、持続可能性」

6. 要旨:
カーボンナノチューブ(CNT)の合成技術とその応用、特にエネルギーデバイスへの展開についてご紹介いただきました。CNTは強固かつ柔軟な特性を持ち、持続可能な社会への貢献が期待されていますが、実用化には適切な合成技術の確立が不可欠です。CNTの合成には物理蒸着(PVD)法や化学蒸着(CVD)法が用いられ、触媒供給方法の最適化が重要であることが指摘されました。
野田先生の研究では、CNTが触媒から剥離しやすい特性に着目し、流動層反応器を活用することで、CNTの効率的な成長とスケールアップを実現されています。さらに、炭素収率を向上させつつ、環境負荷を評価し、持続可能な製造方法の確立を目指しているとのことです。
また、CNTを活用した高エネルギー密度の二次電池開発にも取り組まれ、軽量化・高性能化を図るとともに、リチウム-硫黄電池の可能性についても検討されています。LCA(ライフサイクルアセスメント)分析に基づき、リサイクル技術の重要性を強調されていました。
さらに、持続可能な社会の実現には「効率性」に加えて「充足性」の視点が必要であることを指摘されました。技術開発だけでなく、社会全体の未来ビジョンを議論し、長期的な視点で環境・資源問題を考えることが求められます。研究者として、2050年以降を見据えた社会像を描き、持続可能な技術の開発に取り組むべきであるとの見解を示されました。

7. 講演内容:詳細はこちらからご覧ください

●記念写真等

ご講演中の野田教授

Online出席者と

ご講演後に、会場出席者と

懇親会で、上宮支部長と

以上

早稲田応用化学会中部支部第22回交流講演会のご連絡

早稲田応用化学会中部支部の2024年度活動としまして、野田 優 教授を名古屋にお迎えしての講演会を計画しました。野田先生のご講演は会員皆様にとって大変参考になるお話を聞くことができる貴重な機会です。
是非ご参加頂きますようご案内致します。

なお、今回の講演会は対面形式とオンライン形式のハイブリッドで開催します。また対面形式では親睦会も予定しております。会員の皆様の活発な交流の場になることを期待しておりますので、ご参加頂ければ幸いです。

早稲田応用化学会中部支部
支部長  上宮 成之

1.日時: 2024年11月30日(土) 15:30-19:00 (親睦会含む) (受付開始15:00)

2.場所: ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 1309号室

https://www.winc-aichi.jp/access/

3.講演会:15:30~17:00(質疑応答含む) (対面形式とオンライン形式のハイブリッド)

(1)講師: 野田 優 教授

(2)演題: 「化学工学者の効率性から充足性への展開:ナノチューブ、電池、持続可能性」

4.写真撮影、親睦会: 17:00~19:00 (対面形式)

(1)場所: 講演会と同じ1309号室

(2)親睦会会費: 3,000円/人

(親睦会にご参加頂ける方は当日に現金にてお支払いをお願いします。)

5.参加申し込みはこちらから ➡ https://forms.gle/NCuPVW2gTkZjWFt2A

・準備の都合上 11月23日(土)までにお申し込みをお願いします。

・講演会へオンライン形式でご参加頂ける方には別途招待URLをご連絡いたします。

・お問い合わせ先:応用化学会中部支部 担当  植村裕司
<E-mail; yujiuemura.7112@outlook.jp

6.講演概要:

化学工学は「良いもの」を「上手く作る」学問である。

カーボンナノチューブ(CNT)は特異な一次元ナノ構造と特徴的な物性により多様な応用が期待されるが、上手く作ることが実用上の課題であった。当研究室でのCNT実用合成技術およびCNTベースの新構造リチウムイオン電池の開発を紹介する。

ただ「良いもの」とは何であろうか?2050年にカーボンニュートラル(CN)を達成するのは我々の責務だが、CNを達成できれば充分だろうか?他の環境影響、資源、経済など2100年にありたい社会に繋がるか、地域社会はどうなるか、途上国はと、時間と空間の領域を広げてヒトの充足性の視点で目標を設定し、効率性の視点で計画を具体化すべきでないか。

化学工学会SDGs検討委員会での議論の内容も紹介し、ご意見をいただきたい。

7.野田 優 教授のご略歴:

・氏名(ふりがな) 野田 優(のだ すぐる)

・所属機関    早稲田大学

・所属部署    理工学術院 先進理工学部 応用化学科 教授

・研究分野    ナノバイオサイエンス/反応工学、プロセスシステム工学

・略歴      https://noda.w.waseda.jp/noda-j.html

1994.03 東京大学 工学部 化学工学科 卒業

1999.03 東京大学 大学院工学系研究科 化学システム工学専攻 博士課程修了・博士(工学)取得

1999.04 東京大学 大学院工学系研究科 助手(化学システム工学専攻)

2007.06 〃 准教授

2012.09 早稲田大学 理工学術院 教授、現在に至る

併任  2009.10-2013.03 JST さきがけ研究員
社団法人 化学工学会 会員

2021年5月~ SDGs検討委員会 委員長

2023年6月~ SDGs検討委員会 副委員長

フラーレン・ナノチューブ・グラフェン学会 会員

2015年2月~ 副会長

日本学術会議 連携会員 (2017.10-2029.09)
など

・受賞歴

2015.02 早稲田大学ティーチングアワード(2014年度春学期)

2017.06 早稲田大学ティーチングアワード(2016年度春学期)

2020.04 早稲田大学・次代の中核研究者

2020.11 2020年度 早稲田大学 大隈記念学術褒賞 奨励賞

など

以上

早稲田応化会中部支部 第21回交流講演会(関根泰先生講演会)のご報告

開催日時:2024年4月13日(土) 15:30~17:00

開催場所;“ウインクあいち”1309号室

出席者; 30名(オンラインでの出席者11名を含む)

講師;      関根 泰 教授

演題;      「カーボンニュートラルに向けたトランジション・GXとエネルギー・化学分野の今後」

要旨;
●初めに、司会の渡部幹事より関根先生のご略歴が紹介されました。続けて、関根先生より最近の研究例を含めて、関根研究室の概況についてご説明がありました。具体的には、研究の「場・環境」を作って応援し、化学反応の司令塔である「触媒」を利用して、『啼かぬなら啼かせてみよう』の世界を実現されています。より具体的には、「非在来型触媒の理論と実験で環境・エネルギーの未来を拓く」をテーマに、これまでにない触媒プロセスで地球の環境とエネルギーを切り拓く研究を進めておられます。

●カーボンニュートラル(CN)をどう考えるか:
現状を整理すると、地球を宇宙から見たら物質としては「閉鎖系」です。地球には限度・限界があります。これをPlanetary Boundary[自然環境の許容範囲(限界値)内に納まるか、逸脱するか]と呼びます。何が限界か? というと、生物多様性・窒素循環・気候変動はすでに限度を超えていると言われています。その他には、海洋酸性化、オゾン層破壊、リン循環、淡水利用、土地利用、エアロゾル(未評価)、化学汚染(未評価)があります。ただし、「限界」の定量的評価の根拠は、あまり明確ではありません。
この概念はVersion upされてきており、2023年の最新情報がScience 誌に掲載されています。
2021/8/9 IPCC 第6次報告のメッセージによると、CO2排出量の1トンずつが、一歩ずつ地球温暖化につながります。大気中のCO2, CH4, N2O濃度は、1980年代までと最近の動きで異なります。
気温はどうでしょうか? NASAのデータによると、1980年から高温な頻度が明らかに増えています。このまま温暖化が進むと、地球はどうなるでしょうか? 2050年には平均温度が、1.5-2.0℃は上昇すると考えられます。
ここで、地球上の緯度が異なると太陽の入射角度が全く異なります。斜めに入れば光は弱くなり、起こることは全く違います。紫外線が弱いと、どうなるでしょうか? 殺菌ができにくくなるので、温度が高ければ良いというわけではありません。すなわち、日照が弱いと病害虫の世界となり、何も育たない となると、食物の争いが起こる、食が脅かされることが予想されます。
ドイツはコロナを機に「Greenディール」を開始しましたが、ウクライナの影響によりガス価格が高騰し今は大変な状況です。このような事象は、世界中で起こっていくでしょう。
「International Collaboration Network 2020」という研究報告がありますが、世界各国の協業・連携において『日本の存在感が薄い』という結果です。では、どうしましょう・・外を見る、出ていく、技術を売っていく等が考えられていますが、実際は日本にコネクションが乏しく、実は孤立しています。
一方、争っているように思われる米国と中国は台湾利権に関する協議を続けています。何故でしょうか?答えは国内外で大競争時代となっている半導体技術であり、機械よりMan Power、技術の塊、すなわち化学の力が裏に付いています。

●グリーントランスフォーメーション(GX)とエネルギー:
統計ベースで物事を考えると答えが見えてくることがあります。毎年11月に発行される「エネルギー統計」を私自身で図表化・解析しています。日本は毎年、膨大な量の化石資源を輸入し、エネルギーと物質として利用しています。物質自体は熱になっていないので、エネルギーは残っています。燃焼することによりエネルギーが得られますが、一番問題なのは家庭です。40℃という「熱」が欲しいのに、給湯器と室外機でエネルギーを捨てているという効率の悪さを認識すべきです。国の動きとしては、経産省の産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会でも検討されています。
EUの動きは「グリーンか、そうでないかという『タクソノミー(二元論)』」の論理ですが、日本は「緩やかに遷移するという『トランジション』の必要性』を謳っています。石炭をまずガスにすることで二酸化炭素排出を大幅に減らし、そして段階的にカーボンニュートラルガスにすることで二酸化炭素排出がゼロになります。他にはコークスをブラックペレット(バイオの炭)にすることなどもトランジションになります。
一旦まとめますと、冒頭にも申し上げた「物質閉鎖系」の地球においては、カーボンニュートラル実現のため、地球温暖化による気候変動や異常気象の加速を抑えることを目的とする取り組みとして、GXとエネルギーの関係を理解して行動する必要があります。

●GXを実現する未来のエネルギーと触媒反応:
これまでは、化石資源が1次エネルギーとして使われてきましたが、地球の遺産である資源に手を付けてはSustainabilityではありません。これからは、再エネ(≒再エネ電力)が1次エネルギーとなるべきで、電化・電池が適用できれば最適です。
コストの課題という観点では、短時間や半日ならば、電池や水素、燃料電池、水素エンジンで平滑化するのが良いでしょう。次にコストが安いのはアンモニアで、燃えるのが遅いので石炭代替になり得ます。長時間の備蓄は有機ハイドライド一択で、重い物体を動かすには、NEO石油化学などの「合成炭化水素燃料」と考えられます。
GXを実現するためには、地球の遺産である化石資源から得られる燃料群のエネルギーを何で置き換えるべきでしょうか? CO2を再資源化するための回収方法には、物理的手法、化学的手法、固体表面利用等がありますが、発想の転換が必要です。例えば空気で燃やすのは止めて、純酸素利用です。

・酸素燃焼は高濃度CO2を容易に得る、一つの切り札

・酸素分離は深冷分離[大型]やPSA[中型]で可能。酸素透過膜は実用例なし

・コンビナートにおいては、酸素は余っており、10円/Kg程度で入手可能

・分離された窒素は搬送や封入で用途が多い

・セクター間でカップリングが肝要となるか? ・・アンモニア合成→肥料でも使える

ここで、金属の酸化還元を利用した新しい概念である「化学ループ燃焼」が期待されています。

・2つの燃焼器の中を金属粒子が行ったり来たりさせることで、酸素を輸送し燃料を燃やす

・純酸素を作るコストが不要

・排気ガスはCO2と水のみ

・酸素輸送キャリアとしてOSC[Oxygen Storage Capacity]材が用いられる(格子酸素の酸化還元)

・\1,500/t-CO2 という試算も出ているが実用はまだ

また、閉じた物質系である地球において、未来の化学とエネルギーは、

・太陽エネルギー由来の電力・熱・光を駆動源とし、

・バイオマスや水、CO2、バイオメタン、廃棄物を原料とし、

・欲しいときに欲しいだけ駆動できるオンデマンド・分散型の

・電化できない7つの産業に向けたプロセス

が期待されます。
熱力学の第1法則で「エネルギーは保存」され、第2法則で「乱雑さは増大」します。これらを併せて考えると、閉鎖系の地球において今ある物質やエネルギーは有限で、化石資源は使うと最後は熱になり廃棄されます。月給と遺産で考えると太陽は月給、化石資源・ウランは遺産です。ヒトが生きている限り乱雑さは増大し、全ては熱になるので、外力で修復するには月給を使う以外にありません。
電化だけでは乗り切れない6つの産業には「CO2の回収利用+バイオマス利用」からの物質・燃料合成が解決策となります。ここに、非在来型触媒の活用が必要となるわけです。

●質疑応答:

Q:日本は人口が減少しています。エネルギーとの関りはどのように考えるべきでしょうか?

A:CO2排出量は2013年から比べると年間で3億トンは減っており、エネルギー消費は減っています。世の中の活動・人間の行動を30年前と比較すると、全て「スマホ」に集約されており、スマート化されたことでエネルギー効率は向上しています。

Q:大都市圏に比べると、地方は革新されにくいのでは? どうやって解決していくべきですか?

A:地域循環共生圏における地域での農業や林業、廃棄物などとエネルギー物質生産の連携、が地方では重要です。一方で大都市では国外の大規模再生可能エネルギーの輸入が必要でしょう。

Q:日本だけゴミ分別しているのは何故でしょうか?

A:環境問題への捉え方が異なると思います。日本は分別に対する意識が高いですが、自治体によって考え方が異なります。処理費をどこが負担するか、行政が処理プロセスを持つか持たないか、また焼却炉のSpecが異なるので、具体的な方法は様々です。一方で、海外は考えていないこと自体が問題です。環境に対する危機感を持っていないというか、まだまだ意識が低いのが実状でしょう。

Q:液体炭化水素燃料(E-Fuel)について、蓄電池と戦えるのでしょうか?

A:車載体積6LのLiB[重さ16Kg]に貯められるエネルギーと、体積300㏄のE-Fuelが持つエネルギーが等しくなるので可能性は大ですが、何で貯めるのが良いかということでは、現状のコストと安全性のバランスでしょう。1日の使用を考えるなら電池ですが、空を飛ぶとなると課題があります。

まだまだ質問が続きましたが、懇親会の場でお願いすることとなりました。
なお、今回の交流講演会には、関西支部から前回に引き続き和田支部長と三品幹事、また新たに澤村幹事が出席されました。
また、中部支部としては初めて「会場とNet配信のハイブリッド形式」で開催しました。

参考資料(ご略歴等): The SEKINE Group@Waseda Univ.
(文責 浜名)

●記念写真等

ご講演中の関根教授

ご講演後に、出席者と記念撮影

懇親会で、新婚の山本理事と

以上

2024年度早稲田応用化学会中部支部総会実施報告

【中部支部2024年度総会 実施報告】

1.開催日時:2024年4月11日(土)14:30~15:30

2.開催場所:ウインクあいち1309号室

3.出席者: 19名(現地会場)

4.議題:

第1号議案:2023年度事業報告

第2号議案:2023年度事業計画

第3号議案:2023年度会計報告および2024年度予算案

第4号議案:2024年度中部支部役員会構成

第5号議案:IT化の進捗状況と若手部会の活動方針

5.議事内容;

添付の資料に基づき、第1号議案については友野支部長が、第2号議案については上宮次期支部長が説明した。第3号議案については加藤会計担当理事が、第4号議案については上宮次期支部長が説明した。第1号議案~第4号議案は総会承認事項であり、拍手をもって満場一致で承認された。
また第5号議案については山本若手部会・IT化担当理事が説明した。

早稲田応用化学会中部支部総会及び第21回交流講演会のご連絡

早稲田応用化学会中部支部の2024年度活動としまして、総会および関根 泰 教授を名古屋にお迎えしての講演会を計画しました。関根先生のご講演は会員皆様にとって大変参考になるお話を聞くことができる貴重な機会です。是非ご参加頂きますようご案内致します。
なお、今回の講演会は対面形式とオンライン形式のハイブリッドで開催します。また対面形式では親睦会も予定しております。会員の皆様の活発な交流の場になることを期待しておりますので、ご参加頂ければ幸いです。

早稲田応用化学会中部支部
支部長  友野 博美

1.日時: 2024年4月13日(土) 14:30-19:30 (親睦会含む) (受付開始14:00)

2.場所: ウインクあいち(愛知県産業労働センター) 1309号室 

https://www.winc-aichi.jp/access/

3.中部支部総会: 14:30~ (対面形式)

(1)議事内容

・23年度活動報告及び24年度活動計画案協議

・23年度決算報告及び24年度予算案協議

・2024年度中部支部役員会のメンバー構成

・若手部会活動方針、講演会のハイブリッド化の考え方

4.講演会: 15:30~17:00(質疑応答含む) (対面形式とオンライン形式のハイブリッド)

(1)講師: 関根 泰 教授

(2)演題: 「カーボンニュートラルに向けたトランジション・GXとエネルギー・化学分野の今後」

5.写真撮影、親睦会: 17:00~19:30 (対面形式)

(1)場所: 講演会と同じ1309号室

(2)親睦会会費: 3,000円/人 

(親睦会にご参加頂ける方は当日に現金にてお支払いをお願いします。)

6.参加申し込みはこちらから ➡ https://forms.gle/KEXd8Wey91Ffh1TLA

・準備の都合上 4月6日(土)までにお申し込みをお願いします。

・講演会へオンライン形式でご参加頂ける方には別途招待URLをご連絡いたします。

・お問い合わせ先: 応用化学会中部支部 担当  植村裕司 

E-mail; yujiuemura.7112@outlook.jp

7.講演内容:

地球は物質として見ると閉鎖系で、現在の我々の暮らしは3億年の地球の遺産である化石燃料に依存しており、再生可能エネルギー導入はまだ全エネルギーの1割に満たない。PV、風力、バイオマスは主要な再生可能エネルギー源であるが、天候変動や地域による制約がある。蓄電池や水素、アンモニア、有機ハイドライド、合成炭化水素などをうまく組み合わせて適材適所で利用し、カーボンニュートラルを実現していくことが肝要である。カーボンニュートラルを見据えて、これから我々が考えていく必要のあるエネルギー・化学について整理したい。

8.関根 泰 教授のご略歴:

・氏名(ふりがな) 関根 泰(せきね やすし)

・所属機関 早稲田大学 

・所属部署 先進理工学研究科応用化学専攻 教授・研究戦略センター所長

・専門研究分野 触媒化学

・略歴

・1993年 東京大学工学部応用化学科卒業

・1998年 同 博士修了  学位:博士(工学)

・1998-2001 同 助手

・2001年より 早大助手・講師・准教授を経て2012年より教授 現在に至る。

・2022年より 早稲田大学研究戦略センター センター長

・2011年より 現在まで JSTフェロー

・2018年以降現在まで JST「さきがけ」研究総括、文部科学省環境エネルギー委員、NEDO未踏チャレンジプログラムオフィサー、日本政府グリーンイノベーション関連の審議会の全委員、Elsevier Fuel誌プリンシパルエディター

・2020年より イギリス王立化学会フェロー(FRSC)

・受賞歴

2019年日本化学会学術賞、2020年文部科学大臣表彰科学技術賞、

2023年早稲田リサーチアワード 他多数

早稲田応化会中部支部 第20回交流講演会のご報告

開催日時;2023年11月18日(土) 15:00~17:00
開催場所;“ウインクあいち”1207号室
出席者; 21名(オンライン・トライアルでの出席者3名を含む)
講師;小柳津研一教授
ご略歴;

1990.3早稲田大学 理工学部 応用化学科 卒業

1995.3早稲田大学大学院 理工学研究科 応用化学専攻 博士後期課程 終了

1995.4-1997.3早稲田大学 理工学部 助手

1997.4-2003.9早稲田大学 理工学総合研究センター 講師

2003.10-2007.3東京理科大学 総合研究機構 助教授

2007.4-2012.3早稲田大学 理工学術院 准教授

2012.4-現在早稲田大学 理工学術院 教授

主な研究テーマ:
機能性高分子、特に高密度レドックス高分子を用いた有機電池、水素キャリア高分子、高屈折率高分子、低誘電損失高分子など

受賞

1995.3水野学術賞(早稲田大学)

2002.3日本化学会進歩賞

2013.4科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞

2022.5高分子学会賞

演題;「エネルギー貯蔵機能性高分子、および早稲田のエネルギー・ナノマテリアル研究」
要旨;

●初めに早稲田大学の現在、キャンパスの変化など、ご自身/研究室/応用化学科の状況を含めて、
ユーモアを交えながらご紹介がありました。

トピックスとしては、西早稲田キャンパスに加えて早稲田キャンパスの研究開発センターエリアに2020年に竣工した新研究開発棟「リサーチイノベーションセンター(121号館)」があり、小柳津先生の研究室も機能高分子実験を行なっておられるとのこと。
早稲田大学としては、カーボンニュートラル「Waseda Carbon Net Zero Challenge」1)を2021年11月1日に宣言し、文理融合の研究推進体制によりカーボンニュートラルの実現を目指して2022年12月1日には「カーボンニュートラル社会教育研究センター」2)が設立されました。
1) https://www.waseda.jp/netzero/
2) https://www.waseda.jp/inst/wcans/research/realize

●Storing Energy in Organic Material:

1.有機電極活物質の設計・合成と有機電池の研究動向

エネルギー貯蔵機能を有する有機・高分子材料の科学とそのデバイス技術についての研究の基本として、高分子はレドックス部位の結晶化を防ぎ、多くの量を溶かすことができるので、材料として有用です。電荷蓄積のためのレドックス高分子として、密度が高く反応性を高く保つことができるのも大切な点です。電極の反応過程は、単分子吸着のような挙動から厚みのある高分子層の拡散過程まで多様です。

エネルギー貯蔵のための高分子研究のレビューとしては、1997年2月に発刊されたPetr Novákらの “Electrochemically Active Polymers for Rechargeable Batteries” [Chem. Rev. 1997, 97, 1, 207–282] が例に挙げられます。また、西出先生や小柳津先生も中心となったドーハでのセッション “Polymers in Energy” をきっかけとして、早稲田大学での国際会議 ”Organic Battery Days 2021”3) 等でコミュニティが広がってきており、論文も急増しています。
3) https://w3.waseda.jp/assoc-obd2021/ ・・実際は、オンライン形式

近年注目されている有機空気二次電池は、ラジカルではなくキノン体が電荷を担います。有機物は分子設計が容易であり、性能も多様性があり予測もできます。また、伸縮性・柔軟性・屈曲性にも優れています。エネルギー貯蔵機能には双安定性(Bistability)が必要で、蓄電特性を示す高分子の性能指針の一つになっています。

一方、リチウムイオン電池の充電速度を短縮するために、高分子物質による「電池触媒」が有効であることが分かってきました。少量のレドックス高分子を含む酸化物ハイブリッド電極の構成で、電子移動メディエーション効果による高速充放電が可能となります。

2.水素キャリア高分子の展開

既に見出していた水素を可逆的に貯蔵する水素キャリア高分子をアノードに適用し、プロトン導電膜との組み合わせにより、充電可能な燃料電池を山梨大学との共同研究で開発しました。通常の燃料電池では電解膜でのO2/H2分離が必要ですが、高分子によるGreen水素製造では蒸気圧の無い物体から水素をガス状態で取り出せるので膜が不要です。種々の利点があり、将来は家庭への展開も目指しています。

3.実践的MIによるLiイオン電池の新しい固体電解質

イオン伝導度が高く、安定性、強度、合成難易度、コストの点で優位な物質を作成するために、オリジナルのデータベース(DB)を作成しました。材料実験のデータは104のオーダーで保有しており、また数百件の文献も含めて、繰り返し単位の化学構造/分子量/共重合比/共重合の構造など、選定したパラメータを記録しました。AIシステムを使用して実験結果や文献データを自動解析することで、新材料の製造を想定しうる重要な構造や実験因子を抽出できました。

このMIにより導出したLiイオン高伝導性高分子は、芳香族系高分子の電荷移動錯体からなるこれまでに無い材料となりました。

4.早稲田のエネルギーナノマテリアル研究4)

早稲田大学のスーパーグローバル大学(SGU)創成支援「Waseda Ocean 構想」における7つのモデル拠点の1つである「エネルギー・ナノマテリアル拠点」では、応用化学の多くの先生方が参加されカーボンニュートラル社会の実現を目指した様々なエネルギー・マテリアル関連の研究が行われています。当研究室での有機電池や水素を安定かつ可逆的に貯蔵できる高分子もその例です。また、国際化を推進するために、Joint Appointment Professor 制度を採り入れ、海外教員が長期間早稲田に滞在して教育・研究を行っています。最近はその流れで「高屈折率高分子に関する共同研究」をドイツのミュンヘン工科大学と進めています。機能性高分子の可能性を見出すことにより、革新的科学技術を応用し、地球規模の課題解決に向けて、これからも挑戦していきたいと思います。
4) https://www.waseda.jp/inst/sgu/unit/

●質疑応答(Q&A)

Q:水素貯蔵について、吸脱着の繰り返しは?

A:実験上は50回。材料として具体的にはこれから詰めていく必要があります。家庭用へ展開する目安としては1000回は必要でしょう。値段や経済性も検討しなければなりません。

Q:触媒開発について、水素は固体高分子とどのように反応しますか?

A:高分子はGel(ゲル)状で、触媒は溶媒に可溶性です。

Q:電池のなかで高分子はどのように分散していますか?

A:元素マッピングで解析すると、顕微鏡レベルでは充分に分散しています。実験室では乳鉢で粉砕し、溶媒を投入します。分散している固体に溶存する高分子という状態でしょう。形態を問わず、繰り返し特性もOKです。

Q:Gel状の固体に水素を吹き付けて、どのように内部に溶解させますか?

A:実際は架橋体なので細孔があります。表面拡散律速状態だと思います。

Q:セラミックス系では固いですが、高分子系は耐久性が高いのが利点ですね。有機・無機材料へのアプローチも検討されていますか?

A:ソフトマテリアルとしての特徴を活かして,様々な材料・デバイスとの界面形成が容易である点は高分子の良さです。構造の詳細はこれからです。

まだまだ質問が続きましたが、懇親会の場でお願いすることとなりました。
なお、今回の交流講演会には、関西支部より和田支部長および三品幹事が出席されました。
また、中部支部としては初めて「ZoomによるNet配信」を試験的に行ないました。次回、2024年4月の交流講演会から、会場とNet配信のハイブリッド形式での開催となります。 (文責 浜名)

ご講演中の小柳津教授

ご講演後に、出席者と記念撮影

懇親会で談笑。 和田_関西支部長と友野_中部支部長

以上