- 開催趣旨
次なる100年に向けた活動の一環として、地方で活躍している卒業生間の交流活性化・促進を目的とした交流会を開催しております。2023年に第一回目の開催を行なった本会ですが、月日の経過は早いもので第三回目の開催を迎えることとなりました。従来は大分・延岡地区の企業に在籍する卒業生のみでの交流ではありましたが、今年度は新たに福岡地区そしてアカデミアからもご参加賜り、一層の拡がりを感じる今日のこの頃でございます。
- 概要
【開催日時】2025年10月31日(金) 10時00分より
【開催場所】旭化成株式会社 恒富工場・向陽倶楽部にて
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参加者
【九州工業大学:1名】
中戸 晃之 先生 (新37回 黒田研)
【大分大学:1名】
平田 誠 先生 (新37回 平田研)
【旭化成:5名】
助川 敬 (日本エラストマー:新59回高分子研)、田中 亮祐 (新70回 下嶋研)、白川 寛人(新70回 野田・花田研)、西尾 博道 (新71回 高分子研)、阿部修平 (新73回 高分子研)
【クラサスケミカル:5名】
海寳 益典 (鶴崎共同動力:新31回 平田研)、
杉本 哲人 (サンアロマー:新40回 平田研)、生嶋 麻衣子 (新60回 松方研)、
小谷野 雅史 (新61回 高分子研)、一色 遼大 (新67回 山口研)【ENEOS:3名】
風間 洋佑 (新66回 松方研) 、小長谷 優祐 (新68回 野田・花田研)、野々山 慶一 (新71回 平沢・小堀研)
【住友化学:1名】
石飛 耕太 (新68回 山口研)
【応化会:2名】下村 啓(新34回 森田・菊地研)、室園 康博 (中央化学:新34回城塚研)
計18名
- 交流会内容:
① 10:15~10:30 開会挨拶、応化会近況報告 (新34回 下村応化会会長)
② 10:30~11:40 向陽倶楽部 延岡展示センター見学
~昼休憩~
③ 12:40~14:00 各社近況報告(ENEOS, クラサスケミカル, 旭化成, 住友化学)
④ 14:10~15:00 中戸先生ご講演
⑤ 15:10~16:00 平田先生ご講演
⑥ 16:10~16:40 今後の運営に関するディスカッション
⑦ 16:40~16:45 閉会挨拶(新31回 海寳様)
- 懇親会 18:30~20:30
場所;ダイニングやま浦 (延岡駅周辺)
- 詳細
10月31日(金)第3回大分・延岡地区交流会を旭化成株式会社(延岡地区)にて開催いたしました。第1回から継続参加頂いている旭化成、ENEOS、クラサスケミカル(レゾナックより社名変更)の社員をはじめ、今年度から新たに住友化学が加わり、計4社に跨る繋がりを有す会となってまいりました。さらに、アカデミアから九州工業大学の中戸 晃之先生、大分大学の平田 誠先生がご参加頂いたことに加え、東京からのゲストとして下村 応化会会長、旭化成OBの室園様を含む、総勢18名での会となりました。
会の開催挨拶に先立ち、下村応化会会長からは、(1)地方で活躍する同窓生のネットワーク強化は、応化会の未来を支える重要な活動であること、(2)大分・延岡地区交流会は全国に先駆けたモデルケースであり、今後も無理のない範囲で活動を継続して欲しいこと、(3)応化会活動の原資は卒業生からの会費であり、ぜひ継続的なご協力をお願いしたいこと、といった力強いお言葉と激励のメッセージを賜りました。


各社からの近況報告では、ENEOS、クラサスケミカル、住友化学、旭化成の順に、研究開発や事業戦略に関する各社の最新トピックや社会情勢を踏まえた動き等、興味深い話題が紹介されました。また、参加者各々が担当している業務の近況や個人的な取り組み、私生活(ライフスタイル)の変化等についても共有され、特に、若手社員が現場で感じている課題や、最近の成果を語る場面では、各社のリアルな現状や努力が垣間見え、企業間交流ならではの学びの多い情報交換の時間となりました。
加えて今回注目を集めたのは、クラサスケミカルによるMOF(Metal-Organic Framework)研究でした。ノーベル化学賞受賞者・北川進先生との共同研究を通じ、ガス分離や蓄電材料など、民生用途への応用が加速していることが紹介され、ちょうどノーベル化学賞の発表が近かったこともあり、タイムリーな話題かつ最先端な技術の話題に参加者は胸を躍らせました。



続いて、会場となった旭化成恒富工場に隣接し、旭化成の創業から現在に至るまでの過程や製品群の紹介が為されている「向陽倶楽部展示センター」を見学しました。旭化成のメンバーおよび総務部の案内のもと、同社の歩みや現在展開している多様な事業領域について理解を深めました。展示では、私たちの身近なところで活躍する旭化成製品が数多く紹介され、その高い機能性を実際に体感できる大変貴重な機会となりました。
講演パートでは、九州工業大学工学 中戸先生の豊富な研究歴から現在取り組まれている無機ナノシートの最先端研究、さらに教育に関する考え方まで、幅広いテーマについてお話しいただきました。参加者は、中戸先生が進められている興味深い研究内容から新たな視点を得る貴重な機会となり、また日々の業務に活かせる多くの示唆や教訓を学ぶことができる非常に有意義な時間となりました。特に、先生からご紹介頂いた「記号接地」という概念が話題に。これは、抽象的な知識を現場での具体的な経験に結びつけることで、学びを定着させる考え方です。マネジメント経験者からは「現場での実践を伴わない教育は意味をなさない」という共感の声が多く寄せられ、今後の育成方針に示唆を与える議論となりました(気になる方は 今井むつみ著「学力喪失」 でご検索ください)。

その後、大分大学 平田 誠先生によるご講演を賜りました。「~日本の食 大分の食~」という演題で行われたこの講演では、大分の食文化とその歴史、そして日本の食文化がいかに多様性に富んでおり、いかに我々の生活文化に紐づいているかが、写真や資料を添えながら分かりやすく紹介され、参加者は普段触れることのない多くの知見を得る素晴らしい時間となりました。

続いて、今年度からの取り組みとして、今後の継続的な交流会の開催に向けたディスカッションの時間を設けました。概ね、現在のプログラム内容に肯定的な意見であったものの、より深みのある会の実現に向けて、大別して下記のようなアイデアを頂きましたので、この場をお借りして少し紹介させて頂きます。
・テーマ別ディスカッションの導入(ex. 後輩・部下の育成方法、高いモチベーションを維持するには)
・工場見学の継続
・交流の幅を広げる工夫(ex. ゴルフ以外の企画、チーム戦でのゲーム、野外活動等)
・学生や外部講師の招待(ex. 現役学生との交流、九州地区の化学者や外部講師を招くことでマンネリ化を防ぐ等)
・キャリア紹介や採用活動との連携(ex. 中堅以上の方からのキャリア紹介、企業の採用活動や地域貢献と結びつける仕組み等)
交流会の最後は、海寳様(新31回)から閉会の挨拶を賜り、交流会全体が有意義なもの であったこと、次回の開催に向けた期待感などについてお話しいただきました。
会の締めくくりは、地元食材をふんだんに使った懇親会。乾杯の音頭とともに、交流会では話しきれなかった会社での業務やキャリアの相談、業界の未来や地域の課題について熱く語り合う姿が印象的でした。若手からベテランまで、肩書きを超えたフラットな交流が実現し、「会社の垣根を越え、同じ学び舎で育った繋がりゆえの深い絆」を感じる時間となりました。

翌日には、延岡ゴルフクラブにてゴルフコンペが開催され、有志8名にて晴天の下に日頃の成果を出すべく、意気揚々と繰り出してまいりました。。。が、幹事の不手際で、(1)極狭≒ドライバーをまともに振れない、(2)アンジュレーションが大きい≒ショットが安定しない、(3)グリーンが超絶早い≒パット数が嵩むという、延岡きっての難関コースをアテンドしてしまい、みんなでヒーヒー言いながらハーフを何とか回ってランチに。とは言いつつも、お互いを励ますべくトークも盛り上がり、リラックスした雰囲気にて更なる親睦を深めることが出来ました。冬の寒さが厳しい時期を越えたら、有志で温泉旅館宿泊を兼ねたコンペもまた一興、、、ですね!

地方から広がる応化会の絆。この交流が次の100年を支える力になることを確信しつつ、次回の開催に向けてさらなる盛り上がりを期待しています。この記事をご覧になった九州地方へお住まいの方がいらっしゃいましたら、是非気兼ねなくご連絡を頂けますと幸甚です。
- 今後の計画と参加者アンケートまとめ ⇒ こちら
事後に参加者へのアンケート調査を行い、今回の会に関する率直な感想や、継続や発展へ向けた様々なアイデアを頂きました。
今回もこれまで同様、交流会全体の内容については大変満足頂いたという声が多く、「次回の参加も前向きに検討したい」という意見が大多数を占めました。
参加したメンバーからは、「アカデミックな講演を聞く機会は少ないので興味深かったです。」「同門の先輩・後輩が色々な場所・仕事で活躍されていることを身近でお聞きすることができ、毎度非常に刺激になっております。」といった非常に前向きな感想を頂きました。
最後に、本交流会の継続、さらなる発展に向けて「応化委員学生へ九州企業のアピールにつながることを期待したい。」といったリクルート活動に結びつけた取り組みに関するご意見や、「参加企業を増やすことは継続的に狙っていきたい。熊本や福岡方面含め、同期つながりでもあれば積極的にお声掛け頂きたいです。」といったようなご意見も頂きました。





















