投稿者「野際基実」のアーカイブ

早桜会第28回(今年度第3回)懇話会の案内

  第28回(今年度第3回)懇話会を下記要領で開催します。
懇話会終了後、簡単な懇親会も予定しております。

  応用化学科卒業生による卒業生のための会です。気楽に参加いただける会ですので、まだ参加されたことのない方も是非ご参加ください。

 講演終了後、簡単な懇親会を予定しています。

日時 平成30年2月3日(土) 15時~17時
場所 中央電気倶楽部(大阪・堂島浜)  210号室
  http://www.chuodenki-club.or.jp/
演者 櫻井秀彦氏 (新35回 酒井研) 東洋紡株式会社
 演題 正浸透(FO)膜とその応用
内容

正浸透(FO)は、浸透圧差を駆動力とした膜システムで、海水淡水化、発電、排水処理などへの応用が期待されている技術です。
今回は、FO膜とそれを用いたアプリケーションを紹介されます。

参加のご連絡は、早桜会事務局 田中まで
kouji_t@mwd.biglobe.ne.jp

新13回同期会開催報告(平成29年10月25日開催)

  卒業後、時折思い出したように開かれていたクラス会も皆さん歳を重ね、喜寿、傘寿のお祝いを受けるようになり、ここ数年は毎年開催されるようになり、今年も有楽町の日本放送ビルB1の「綴」で開催しました。
永瀬孝男さんの開会宣言、戸上貴司さんの司会でスタート。始めにこの一年のうちに亡くなった斎藤栄輔さんと飯塚晃市さんに黙祷をささげ、学生時代に釣り仲間であった武笠英彦さんから丁寧な弔辞をいただいた。

  次いで戸上さんの発声で乾杯後、各自会食、卒業時に80名を超える同期生のうち既に22名が物故会員となり、お互いいつまで会えるかわからないと想いつつ、今回は四国の高知市から参加された米津潔さんは旧友との写真撮影に励んでおりました。集まった26名の仲間は皆元気で和やかな雰囲気でいたるところで昔話に花が咲いている様子が懐かしかった。

  予め近況報告を附した参加申し込みを送ってもらっていたので個人の近況報告はやめました。それでもまだ続けている仕事のはなし、趣味(詩吟、川柳、古文書、古代史、短歌、連歌)や農作業に励んでいる話、病気との格闘記など話しは尽きませんでした。

  下井將惟さんから10月に行われた応用化学科創立百周年記念行事の詳しい説明を頂戴した後、藤崎章男さんのリードで久し振りに校歌を斉唱、全員集合写真を撮影してお開きとなりました。

   

 次回予約(2018年10月24日12:00~)をとり、後日、次回幹事は、下井、相馬、高瀬、吉野(栄)を決定した。

 参加者は、市川、木村、岡本、国分、小林、佐野、重村、下井、相馬、高瀬、戸上、豊田、永瀬,籏野、林、福田、藤崎、堀井、丸山、峯岸、武笠、山口、吉池、吉野(栄)、米津、渡辺の諸氏です。

幹事:戸上貴司、永瀬孝雄、藤崎章男、渡辺治道 (文責:渡辺治道、写真:相馬威宣)

第9回早桜会講演会の報告

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岡野支部長の講演者紹介

  第9回早桜会講演会は9月9日(土)、講師に岐阜大学名誉教授 木内一壽先生をお迎えし、開催いたしました。木内先生は平田研究室にて「活性汚泥法による廃水処理」についてご研究される中で、酵素を中心とする生化学の研究に進まれたのち、神経化学分野で長年に渡りご研究をされています。今回は、“ヒト脳の特性”と題し、神経細胞や脳に関する基本的な知識から、脳機能の解明に至るまで幅広くご講演いただきました。

 

   皆さまは脳の存在を意識して過ごされていますか?日本人にとって脳を身近に感じる機会は滅多にありませんが、アメリカではなんと小学校教育の中で、神経信号の伝搬の仕方や、前頭葉の機能など“brain power 脳力”に関する授業が行われているそうです。

  人間は他の動物よりも脳が非常に発達していますが、チンパンジーと我々ホモ・サピエンスの遺伝子はわずか1.23%しか変わらないと言われています。霊長類の進化とともに、脳は非常に大きく進化し、20万年前からホモ・サピエンスは約1350mLサイズの脳を持っていると解説いただきました。

  ではヒトの脳はなぜここまで成長しているか、それは他の動物よりも未熟な状態で生まれてくるからこそ、学習することで脳を鍛え、成長できるのだそうです。人間の脳は遺伝子の影響50%、外部環境の影響50%で決まり、脳のネットワーク形成が人類の進化の始まりにつながっていると解説いただきました。さらに大脳皮質前頭葉の働きが人間の脳の発達につながっていると述べられました。

  最後に、脳神経細胞に関する最新の研究動向もご紹介いただきました。f MRIによる脳の位置ごとの機能の解明、脳内の信号のやりとりの可視化など大変刺激的な内容でした。

  “研究は気力、体力、知力だ”という木内先生の研究スタイルを象徴するような大変広く深い内容で、質疑の時間が予定をオーバーするなど参加者一同、探究心を刺激されるご講演でした。

 

  講演終了後は、集合写真を撮り、特別食堂での懇親会に移りました。初めてご参加の方、お久しぶりの方のスピーチを挟み、大変賑やかな会となりました。筋肉と同じように脳も鍛え続けるべし、との木内先生のお言葉を持ち、大盛況の中閉会いたしました。

(文責 桜井)

 

 

出席者:

木内一壽(新24回)、津田實(新7回)、井上征四郎(新12回)、市橋宏(新17回)、田中航次(新17回)、岡野泰則(新33回)、和田昭英(新34回)、原敬(新36回)、中野哲也(新37回)、柘植知彦(新41回)、髙島圭介(新48回)、數田昭典(新51回)、陳鴻(新59回)、桜井沙織(新64回)、御手洗健太(新65回)

第9回早桜会講演会・懇親会のお知らせ


 早桜会(早稲田応用化学会関西支部)では、第9回講演会を下記要領で開催します。今回の講師には、岐阜大学特任教授の木内一壽先生(新24回 平田研究室)にお願いしています。どなたにとっても大変興味深い講演内容と思います。講演後は、同倶楽部で懇親会も予定しています。初めての方もぜひ奮ってご参加ください。

演題

ヒト脳の特性

講師

木内一壽先生
(岐阜大学生命科学総合研究支援センター 放射性同位元素実験分野 特任教授)

日時

2017年9月9日(土)
    講演会  15:00 ~ 17:00
    懇親会  17:00 ~ 19:00

場所

中央電気倶楽部(大阪・堂島浜)
大阪市北区堂島浜2-1-25  06‐6345‐6351
    講演会  215号室
    懇親会  特別食堂

会費

講演会  無料
懇親会  5,000円
(ただし、学部卒業後または大学院修了後2年間は、2,000円)

講演要旨:
この講演では、最初に、脳を構成する神経細胞について簡単に説明します。次に、ヒト脳の進化に影響を及ぼした遺伝子について例を挙げ、分かり易く解説します。最後に、ヒトで発達した前頭葉について、エピソードを交え、その機能について話していきたいと思います。

第26回早桜会懇話会(今年度第1回)の開催報告

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 第26回懇話会を、6月24日(土)15時~17時、中央電気倶楽部(大阪堂島浜)で開催しました。

 今回の講師は、株式会社オー・ジー(新59回平沢研)の陳鴻氏で「台湾海峡西岸経済区」(以下海西経済区)と題して、急速に経済発展を遂げている該地区の様子について、その地理的、歴史的な観点も取り入れて解説されました。

 

 海西経済区は主体地位を有する福建省と周辺の広東、浙江、江西3省の一部から構成されており、その人口は約6,500万人で、東は台湾と海を隔てて向き合っていて、北は長江デルタ、南は珠江デルタに隣接している。中国沿海の経済帯を構成する重要な地域であるとともに、科挙の制度があった時代には最も多くの進士を産み、現代では、学者、専門家を輩出する教育レベルの高い地域である。また客家人、華僑の故郷で億万長者が多く商売に長けた人の多い地域でもある。

 かつては経済的に遅れていたが、台湾と向き合う地域で戦略的にも重要視されて2009年5月に中国国家レベルの事業として戦略的に経済を発展させる決定がなされました。その狙いは 「海西経済区」の開発を加速させて、珠江デルタ、長江デルタと一体化し、太平洋西岸最大経済地帯を形成させることにある。発展は驚くほど急速で、決定から10年足らずで既に長江デルタ、珠江デルタと台湾海峡西岸地域を結ぶ高速鉄道、高速道路を完成させ、主体の福建省の2016年のGDPは、2009年より倍増、人当たりGDPは1万ドルを突破している。

 講師の陳鴻氏は海西経済区の中心部に位置する福州の出身で、豊富な経験に裏付けられた語りに引き込まれました。ことに「華僑が成功している要因として、ネットワークの活用と共に、功夫茶と言って商売を焦らずお茶を飲みながらゆっくり話し、情報交換して新しい商機につなげるのが彼らのスタイルである」との言葉が印象に残りました。

 講演の後は、今年卒業して関西に着任した4名の新人の歓迎会を兼ねて、いつもの居酒屋で懇親を深めました。

出席者

津田實(新7回)、前田泰昭(新14回)、市橋宏(新17回)、岡野泰則(新33回)、斉藤幸一(新33回)、斉藤広美(新35回)、脇田克也(新36回)、中野哲也(新37回)、髙島圭介(新48回)、澤村健一(新53回)、陳鴻(新59回)、桜井沙織(新64回)、前田駿(新65回)、御手洗健太(新65回)、古山大貴(新65回)、前田傑(新65回)

第72回早稲田応用化学会ゴルフ会

 

 4月13日に開催されました72回早稲田応化会のゴルフ会の報告です。東京よりかなり遅く満開を迎えた桜が迎えてくれた千葉県立野クラシックゴルフ倶楽部で、華麗な(加齢な?)プレーが展開されました。

桜をバックにスタート前の参加者

 直前の事情により何人かの不参加がでて総勢9人というやや寂しい陣容でしたが、天候に恵まれたこともあり皆さん好スコアーを残しました。グロスでは9人中6人が92から95打の間にひしめき合うという大混戦になりました。その中で、やや不本意なスコアー(本人の感想)ながら、新々ペリアという今回のハンデ付けの妙もあり、中井基盤委員長が優勝し百目鬼杯を獲得しました。

百目鬼杯は中井さんの手に

 懇親会では、大病を克服しゴルフに復帰できるようになった方々の成功譚や毎年参加者が減少傾向にある本会を今後どうするか等話し合いました。 来年春のゴルフ会は豊田さん中井さんの幹事のもと、4月12日(水)同じ立野クラシックゴルフ倶楽部で開催することとしました。なお、今年秋のゴルフ会は若手も参加しやすくするよう9月9日の土曜日に行うことに決まっております。

(野際 記)

 

2017年度の関西支部(早桜会)総会のご案内


 2017年度の関西支部(早桜会)総会を下記要領で開催します。 ぜひご出席のほど、よろしくお願いいたします。

日時 2017年4月1日(土)
17:00 総会
18:00 懇親会
場所 中央電気倶楽部(大阪・堂島浜) http://www.chuodenki-club.or.jp/
大阪市北区堂島浜 2-1-25  06‐6345‐6351
総会  : 213号室
懇親会 : 特別食堂

 

「朋有会:清水先生の思い出を語る会」開催報告

朋有会幹事 末木 俊輔 (新56回卒)

 「朋有会」は2010年に開催された清水研究室25周年記念パーティーの場にて、清水功雄先生により考案・命名されました、清水研究室卒業生並びに関係者から構成される同窓会の名称です。朋有会の由来につきましては、2014年開催の朋有会開催報告をご参照いただけると幸いでございます。以前より本会は定期開催しておりましたが、2014年に清水先生がご逝去され、開催を延期されましたが、昨年12月17日に2年振りに「朋有会:清水先生の思い出を語る会」をリーガロイヤルホテル東京にて開催致し、慌しい年末にも関わらず卒業生・関係者、また清水先生の奥様の清水信子様と清水先生のご子息ご家族の方々にもご参加いただき、総勢約90名の出席者となりました。

 開会に際して、佐竹彰治様(新40回卒)より開会のご挨拶を頂戴し、相田冬樹様(新37回卒)より、湿っぽいことがお嫌いだった清水先生のご意向に従って「献杯ではなく乾杯」のご発声により、会がスタート致しました。しばらくの歓談の後、各代の卒業生の方から研究室や清水先生との思い出について、スピーチをいただきました。石井宏寿様(新38回卒)からは、若くして早稲田大学に赴任された清水先生は、研究室では厳しくも熱のこもった研究指導をされていた一方で、学生とともにスキー旅行に行かれたというエピソードを拝聴し、この頃から積極的に学生との交流を持たれる先生のご様子を伺うことができました。鳴海哲夫様(新52回卒)からは、清水先生に教えていただいたことが大学教員としての現在の自分を形作っているとのスピーチをいただき、また大学院を修了された比較的若い世代の方である水戸部博和様(新59回卒)からも、研究室時代に清水先生より「どういうミッションで研究をしているのか、良い研究をするとはどういうことなのか」という研究者としての哲学・姿勢を叩き込まれ、教育者としての清水先生を思い出すことが出来ました。最後に現役の学生である芝山啓允様(新65回卒)からは、清水先生の難解な講義に苦戦したという学生らしいエピソードを伺うことができ、一方で研究室では自由に研究をさせていただいたことから、清水先生が大学教員として一貫として大事にされていた、学生の自主性を重んじられるご様子が思い起こされました。

 最後に清水信子様よりご挨拶を頂戴し、このような会を開いていただき、感謝しているとのお礼の言葉を述べられました。清水先生が研究室の学生や卒業生たちのことを片時も忘れず、親身に考えておられたことをお話し下さり、病床で口にされた「ありがとう」というお言葉でご挨拶を締めくくられました。清水先生より教えをいただいた者として、胸が熱くなりました。また本会の開催に際し、幹事団が中心となって清水先生のご略歴、図・アブストラクト付にてまとめた研究業績集を作成し、長澤和夫様(新39回卒)より清水信子様に贈呈されました。この業績集は参加者全員にも配布され、それを眺めて研究室時代を懐かしく思い返す一幕もありました。さらに清水信子様からも心のこもった記念品を参加者全員にご用意いただき、参加者一同、とても感動致しました。最後に全員で校歌斉唱を行い、記念写真撮影後に閉会となり、その後は第2、第3の同窓会に三々五々繰り出しました。

 本会の開催にあたっては、学内には既に研究室はないために当日準備などに苦労することも多々ありました。しかしながら卒業生の皆様にも旧交を温めていただき、また清水先生の奥様・ご家族の方々にも喜んでいただけましたことは、幹事団としては望外の喜びでありました。おそらく清水先生も会場のどこかにいらして、懐かしい顔ぶれと卒業生が楽しく過ごしている様子をご覧になり、喜んでおられたのではと想像しております。最後になりましたが、本会を盛会のうちに終えることができましたのも、ご参加いただきました卒業生の皆様と、当日受付などをお手伝いいただいた現役の学生たちのおかげだと思っております。幹事を代表致しまして、厚く御礼申し上げます。今後もぜひ清水先生が遺してくださったこの会を、大切にしていきたいと考えております。

早桜会の第25回(今年度第3回)懇話会のご案内


 早桜会第25回(今年度第3回)懇話会を下記要領で開催します。まだ参加したことがない方も、奮ってご参加ください。  終了後、簡単な懇親会を予定しています。

日時 2017年2月18日(土) 15時~17時
場所 中央電気倶楽部(大阪・堂島浜)
  http://www.chuodenki-club.or.jp/
演者 中野哲也(新37回 豊倉研)
  三井化学(株)
演題・内容 「ポリオレフィン触媒の開発の歴史と現状」

 ポリオレフィンの生産量と性能は、1953年のチーグラー触媒の開発と共に劇的に変わった。  現在は、これまでの汎用性ポリマーから機能性ポリマーへの移行時期を迎えている。

 今回は、触媒開発の経緯を基にポリオレフィンの歴史について講演したい。

ご参加の方は、事務局田中までご連絡ください。
kouji_t@mwd.biglobe.ne.jp

新19回・同期会報告(平成28年11月25日)

(写真は、クリックすると拡大表示されます)

  1. 集合写真

 11月25日(金)に卒業後第2回目の同期会を早稲田リサーチパークでの見学会と大隈タワーでの懇親会として開催し、参加者は約20名となりました。
 同期で大学に残られた逢坂特任研究教授のスマートエナジーシステム・イノベーションセンターの研究室などを見学し、最先端の研究内容の一端に触れると同時に、年月を経た大学の姿に、それぞれが隔世の感を禁じ得ませんでした。
 会食は昔の学生会館跡の大隈タワー内にあるレストラン「森の風」で和気藹々と楽しく賑やかに行われました。前回と同様に、各人の1分間スピーチで近況などを報告しあいました。遠方から駆け付けた旧友もいて、久方ぶりの再会に、熱の入った議論や旧交を温めるシーンがあちこちで飛び交っていました。
 名残惜しい気持ちが多くの人にあり、2次会には殆どの出席者が残り、高田牧舎で更に盛り上がりました。参会者の多くから、是非とも継続したいとの声が上がっていましたので今後も企画をしたいと考えています。この報告で開催を知った方もいると思いますが、是非とも連絡先の整備をしたいのでメールアドレスを下記の井上までご連絡いただくか、応化会事務局にご一報ください。同期会、及び応用化学会を今後とも宜しく応援ください。

(文責・井上 健) 
takeshi.inoue@akane.waseda.jp