新18回城塚研・石川研有志「越前加賀の旅」報告

2023年11月14日~16日

われわれ城塚研・石川研同期の有志が、連れだって旅をするということを始めたのは、みんなが古稀を過ぎて2~3年経った2018年のことでした。幹事役曽根の企画・旅行案内のもと、佐賀・長崎の旅を8人の参加を得て楽しむことが出来ました。とても楽しい旅だったので、翌年にもどこかに行こうという話になり、2019年には地元出身の池上の企画・案内で、金沢旅行を7人の参加を得て挙行し、これもよい旅ができたのでした。ひきつづき2020年には「越前加賀の旅」を企画したのですが、コロナ禍のせいで延期を繰り返し、2023年7人の同期生の賛同を得て、3年越しでようやく実現できた企画が今回の旅行というわけです。

当初のオリジナル・プランは永平寺を中心にして、朝倉一乗谷・北ノ庄を巡るシンプルな1泊2日の日程で計画しましたが、有志の強い要望により越前がに(ずわいがに)を堪能する機会を加え、2泊3日の旅へと企画を拡張・充実致しました。しかしコロナ禍のため3年の延期を余儀なくされ、その間に2泊目の夕餐・宿泊を予定していた、三国湊の著名なかに料理旅館が経営破綻してしまい、そこで2泊目の場所を全国区とはいえないけれど、地元では有名な加賀の橋立港に移し、割烹料亭「司」でかに料理をいただくことにしました。近隣には安宅の関をはじめ源平時代の史跡が残っており、これら安宅界隈(南加賀)の名所・旧跡を旅程に組み入れ、越前加賀の旅と称することにしました。

1日目(11/14)は勝山市を訪ね、福井県立恐竜博物館と神仏習合・幻の宗教都市として有名な白山神社平泉寺を見学しました。

2日目(11/15)は曹洞宗大本山永平寺と足利大名の雄朝倉一族の館跡一乗谷、そして柴田勝家・お市の方が落城・落命した北之庄城址資料館を訪ねました。

3日目(11/16)は源平時代の美談が今に遺る安宅の関址(弁慶・義経)、小松多太神社(芭蕉と木曾義仲)、篠原首洗い池(斎藤実盛)の3史跡の歴史探訪を試みました。

旅の印象は、宿と夕餐によって決まってしまいます。われわれの企画はこの点に配慮し、十分吟味致しました。
宿泊の1泊目は「永平寺柏樹関」です。宿坊旅館でありながら、素晴らしい宿泊設備と本邦最高峰と賞賛される精進料理が楽しめました。
2泊目の夕餐は、ずわいがにの水揚げ港でもある橋立港の割烹料亭「司」です。夕餐には、「司」自慢のずわいがに(加能がに)づくし料理が供され、北陸の極めつきのグルメ「ずわいがに」を満腹になるまで堪能しました。宿泊+朝食は「司」提携のホテル「アローレ」(片山津温泉)でした。
2023年11月中旬のこの旅は、天気こそ雨模様でしたが、越前と南加賀の観光とグルメを満喫できた、楽しい親睦旅行となったのです。

この旅の参加者は、池上弥、加島公次、関谷紘一、曽根勇、鶴岡洋幸、又木登司、山内謙三の7人でした。

文責:新18回 池上 弥