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「先輩からのメッセージ2021」開催報告

 

2021116日(土)第13回フォーラム「先輩からのメッセージ2021」を開催しました。その概要をここに報告いたします。

  文部科学省の「採用選考に関する指針」において会社説明会等の広報活動開始時期は本年も3月とされていますが、本フォーラムは、採用に向けた会社説明会とは異なり、先輩の眼を通じた各企業のアクティヴィティ、社会人としての過ごし方や後輩への期待等を話していただく、学生の進路選定の一助、キャリア教育の一環であることから、大学側と慎重に協議いたしました結果、開催日を1月16日(土)とすることで予定しました。しかしながら、コロナ禍のなか、例年通りの対面での開催は難しく、ZOOMによりますリモート開催といたしました。これに基づき、「企業ガイダンス」掲載企業に「先輩からのメッセージ2021」への参加をお願いしたところ、51社からご賛同をいただき第13回の開催の運びとなりました。早稲田応用化学会のホームページには学生向けのコンテンツの一つとして「企業ガイダンス」掲載欄を設けており69社に参加いただいています。

 本イベントの特色は就職活動に向けた企業説明会とは異なり、企業様概要、仕事のご紹介にとどまらず、OB/OGの皆様から直接に、会社生活、日常や、普段感じていること、職場の雰囲気から余暇の過ごし方、配属や休暇・福利厚生に至るまで身近な事柄を含めて親しくお話が聞けることと理解しております。

 そのため、例年は、各社には13分/回の講演を2回実施して頂き、全社の講演終了後、ロームスクエアで一堂に会し、企業名の表示柱の下、学生たちが思い思いの先輩や企業参加者からお話を聞かせて頂く懇談会を実施しています。本年はこの懇談会が実施できませんので、講演の時に質疑応答などの懇談時間が十分とれるように、講演時間を40分/回としました。更に、学生との直接のやりとりの時間を増やすため、必要に応じ事前に動画を配信し講演時間を懇談に回すことができるよう、次の3形式から選んでいただき実施しました。

形式① 事前動画を配信 当日は懇談に直接入る。
形式② 事前動画を配信し、当日は追加講演、続いて懇談にはいる。
形式③ 事前動画は配信せず、当日講演と引き続き懇談を実施する。

形式① 1社、形式② 16社、形式③ 34社となりました。

 各社の講演時間を40分、2回としたことで、全体のタイムスケジュールは、後述の通り6時間枠を2回、各時間枠における同時開催数は9Roomとなりました。

 講演では、ビジネス現場の第一線で活躍中の身近な世代の先輩が、それぞれの企業の特徴、ビジネスモデル、講演者自身のビジネスライフの様態、キャリア開発実績、求められる人材像などを講演いただきました。講演に引き続き、学生からの多岐にわたる質問に丁寧にご対応いただきました。企業からは講演者、同時参加者を合わせて約110名に参加いただきました。内OB/OGの参加は講演者を含めて67名でした。学生の参加数は総数140名で、平均一人当たり5社の講演を聴講しました。積極的な質疑応答がなされ、企業や、将来のイメージなど理解を深めることができたと思います。

オンラインでの開催となり、講演から懇談会まで学校に詰めている例年と異なり、自宅からの参加で、一人当たりの聴講社数が少なくなったこと、また、講演時間を長くしたことにより同一時間枠でのRoom数が9となったことで同一講演の聴講者数が減ったのは課題となりました。

 初めてのオンラインでの大規模な講演会の開催となり、また例年と異なり講演と懇談を続けて行うことになったこともあり、ZOOMの運営、懇談のファシリテーション等について種々準備をしてきました。応化会シニア委員、学生委員、応援学生が一体となりテスト会議も4回実施し、改善をしてきました。当日は、ZOOM運営とトラブルに備えたバックアップ部隊を52号館302教室に十分な距離をとって設営し、自宅での運営参加者と連携して対応に当たりました。お陰様で大きなトラブルもなく、時間通りに実施完了することができました。詳細準備にあたった委員、参加申込システムなどで広報委員、当日の運営に奮闘した学生委員、応援学生に感謝します。

今回のフォーラムにご賛同、ご支援いただきました企業様、および熱気溢れる講演、懇談において後輩を思いやる親身なアドバイスをいただきました先輩と、同時参加された関係者の皆様にはこの場をお借りしてあらためて厚く御礼申し上げます。

                             (文責 交流委員会)

                

Ⅰ プログラム概要

1.日時  2021年1月16日(土) 9時~19時10分
2.実施内容

本年はZOOMによるリモート会議となりました。
下記タイムスケジュール通り、9Roomで実施、各社40分の講演、懇談を2回実施して頂きました。

3.対象学生 学部生、大学院生(修士、博士、一貫制博士)およびポスドク

(進路選定を間近に控えた学部3年、修士1年、博士課程、一貫制博士課程修了予定者およびポスドクを参加の主体とし、将来へ備えての学部1,2,4年、修士2年の参加を呼びかけました)

4.対象学科 応用化学科、応用化学専攻、化学・生命化学科および専攻、生命医科学科および専攻、電気・情報生命専攻、ナノ理工学専攻、生命理工学専攻

Ⅱ 「2021」タイムスケジュール

図をクリックで拡大表示

 Ⅲ 参加した学生

他学科は生命医科学専攻

Ⅳ アンケートを踏まえての総括

1.今回のフォーラムの全体的な評価

アンケート回答者では、参加企業の88%、学生の98%が、「満足」「ほぼ満足」と回答しており、フォーラムは評価されていると考えられます。
質問に対し多岐にわたる回答がありましたが多かったものは次の通りです。

1)学生からの回答

 ①いろいろな企業が一堂に会していて、多くの企業を知ることができてよかった。
 ②OB・OGからは、仕事や生活の具体的な話が聞けて参考になった。

2)企業参加者からの回答

 ①学生の熱心な質問等積極的な姿勢を評価。
  (一方、オンラインに伴い、踏み込んだ話ができなかったとの感想もあった)
 ②会社の理解を深めてもらえた。

2.運営について

 今回はリモート会議とならざるをえませんでしたが、参加企業の85%、学生の70%が参加し易かったと回答されました。一方、例年のような全体の懇談会の要望も企業、学生共にあり、ブレークアウトルームの要望もありました。また、企業側からは例年通り講演部分の他社聴講を望まれた意見もありました。
 今回は講演と懇談を一体化したため、応化会としてファシリテーターを設けましたが、質問がスムースだった等、概ね好評でした。

3.まとめと次回開催に向けた課題

  本年はリモート開催のなか、51社にご参加いただき、学生も140名が参加しました。学生にとっては優良企業からの具体的な情報が得られ、企業側も自社に対する理解を深めてもらうという状況が、両者にとって本フォーラムの高い評価につながっていると思われます。
  同一時間帯での企業割り振りなど改善希望点も指摘されています。今後とも参加企業を増やしていくことと、日程を含めた運営方法との調整が課題となります。
  今後の参加企業として、医薬、化粧品などが希望されており、また電機やIT、自動車、精密機器など現在参加が少ない業種へのアプローチも課題です。一方、施設面、運営人員面での課題も大きく、教室側と連携をとって次年度の運営を早めに議論していくことが求められています。

なお、「先輩からのメッセージ」及び「企業ガイダンス」に関するお問い合わせならびにご要望等は下記メールアドレスの交流委員会または事務局宛お願いいたします。

  E-Mail :guidance_2020@waseda-oukakai.gr.jp
      〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1
  早稲田大学 先進理工学部応用化学科内 早稲田応用化学会 事務局長 寺嶋正夫
  TEL 03-3209-3211 内線 5253
  FAX 03-5286-3892
  E-Mail: oukakai@list.waseda.jp
      URL  http://www.waseda-oukakai.gr.jp

教室会員受賞

 

 

2020年度

2021-02-03掲載

上宇宿雄哉(応用化学専攻 黒田・下嶋・和田研究室 M2)
第49回結晶成長国内会議
学生ポスター賞
2020年度

2021-01-20掲載

野田 優(応用化学科 教授)
2020年度大隈記念学術褒賞(奨励賞)
表彰データベース – 早稲田大学 (waseda.jp) 

2020-12-22掲載

加藤弘基  (応用化学専攻  山口研究室 M2)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

会田和広  (応用化学専攻  山口研究室 M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

加藤弘基  (応用化学専攻  山口研究室 M2)
第11回サブウェイセミナー
優秀ポスター賞
2020年度

2020-12-18掲載

梅木桃花  (応用化学専攻  小柳津・須賀研究室  M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
最優秀ポスター発表賞
2020年度

中村大智  (応用化学専攻  小柳津・須賀研究室  M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

2020-12-15掲載

神場未菜  (応用化学専攻  黒田・下嶋・和田研究室  M1)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

2020-12-12掲載

桐田奏  (応用化学専攻 細川研究室  M2)
第10回CSJ化学フェスタ2020
優秀ポスター発表賞
2020年度

宇田川裕多郎  (応用化学専攻 細川研究室  D1)
日本農芸化学会関東支部2020年度大会
優秀発表賞
2020年度

2020-11-13掲載

工藤亮介 (応用化学専攻 黒田・本間研究室  M2)
表面技術協会 第142回講演大会
第9回学生優秀講演賞
2020年度

2020-11-05掲載

神場未菜 (応用化学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 M1)
日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウム
Presentation Incentive Award
2020年度

村瀬菜々子 (応用化学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 M1)
日本セラミックス協会 第33回秋季シンポジウム
学生優秀講演賞
2020年度

2020-10-10掲載

関根泰 (応用化学科 教授)
Innovation for Cool Earth Forum
ICEF Top 10 Innovations
2020年度

2020-09-05掲載

木野 邦器 (応用化学科 教授)
公益社団法人 日本生物工学会
第39回 生物工学賞
2020年度

2020-07-24掲載

松方正彦 (応用化学科 教授)
日本工学会
フェロー
2020年度

2020-06-29掲載

菅原 義之 (応用化学科 教授)
公益社団法人日本セラミックス協会
第5回日本セラミックス協会フェロー
2019年度

村松 佳祐 (先進理工学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 一貫制博士課程5年)
The 4 th Asian Clay Conference (ACC 2020)
Student Award
2020年度

小池 正和 (応用科学専攻 黒田・下嶋・和田 研究室 D3)
The 4 th Asian Clay Conference (ACC 2020)
Student Award
2020年度

2020-04-08掲載

関根 泰 (応用化学科 教授)
文部科学大臣表彰 科学技術賞 研究部門
2020年度


 

 

 

 

 

応化会元会長の里見多一氏 テレビ出演

応化会元会長の里見多一氏(新22回)が代表取締役会長を務める日本パーカライジング株式会社が、今週土曜日のテレビ東京「知られざるガリバー ~エクセレントカンパニーファイル~」で放映されます。
本番組は、世界に誇れる優れた”知る人ぞ知る”日本の企業の姿にスポットを当て、その魅力を伝えるドキュメンタリー番組です。番組中に代表取締役会長として里見多一氏の登場もあります。

放映時間 2021年2月6日(土)18:00〜18:30

放送局  テレビ東京系列 TXNネットワーク(6局)
     テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、 TVQ九州放送 
     https://www.parker.co.jp/news/20210130.html