2016年度定期総会

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開催日時:2016年5月28日(土)13:00~14:15
開催場所:西早稲田キャンパス (57号館2階201教室)
出席者:104名(昨年130名)
議  長:三浦会長
司  会:和田庶務理事

 会長挨拶:

会の運営に現体制メンバーと共に懸命に取り組んできたが、今まで活性化の原動力であったボランティアメンバーの世代交代期と重なり、十分な新体制の作り込みが出来ないまま、早2年が経過したという実感と、本総会で引き続き会長継続のご承認をいただければ、後ほどご紹介する理事および委員とともに、応用化学科そして応用化学会の活力強化のために内部体制の充実そして魅力ある新しい試みに挑戦していくという所信を述べた。

miuras三浦会長の挨拶

一昨年から逢坂、西出そして黒田お三方の高名な教授の主導のもと、3回の講演を実施し、約70社から合計約300名の参加者が集まり、成功裡に実施することが出来た「タスクフォース・未来社会創成の会」をOB・OG会員そして学生諸君にも参加出来るよう発展させ、今年度から応用化学会の正式な活動として取り込み、引き続き教授の皆さんから社会に発信をして頂く場を新規フォーラムとして設けることを報告した。

次いで、学生部会の活発な活動について報告した。

  1.  学生の自主による新しい試みである「新入生歓迎会」を昨年度からスタートさせ4月に新入生100〜120名に対して65名の在学生から応化会活動の啓蒙をしたこと。
  2. 学生の自主企画による講演会も昨年の12月19日に開催し、学生82名、参加総数114名の大盛況であったこと。
  3. 応化会委員会活動への学生参加も、広報委員会の16名をはじめとして多くの学生諸君が委員会に参加し、活躍を始めたこと。

これらの学生による様々な自主活動が盛んになっていくことは応化会活性化のためにも大変喜ばしいことと期待しており、支援を続けていくことを約束した。

応用化学会での2期目の取り組み課題は「改革」の推進にあるが、改革の成果として持続可能な体制整備だけではなく「応化会2011ビジョン」以来営々と取り組んでいるテーマ「現役OB・OG世代の帰属意識の高まり」に繋げていかなければならないと考えていること。そのためにも「魅力ある応用化学会」を進める施策のテーマアップと実施が必要で、先に述べた「新規フォーラム」の再構築と具現化もその一つで、応用化学科の教授を軸として、来年の応用化学科100周年記念を念頭に産学連携そして異業種交流など現役世代に魅力のある場として提供していければ、と考えていることを述べた。

チェック&レビューにより抽出された課題は、評議員制度の検討、従来の印刷による名簿の廃止そしてそれに代わる新名簿システムの開発、学生参加によって新しく加わったホームページの新展開、そしてホームページ上に魅力あるデータ・記事の掲載、既刊会報のアーカイブ化などがテーマアップされ、一部は事業計画にも織り込まれ実現の方向で進み始めていることから、今年度も引き続き、学生や若手現役OB・OGを巻き込んで継続的にチェック&レビューを進めていくことを述べた。

もう一つのテーマであった、「持続性のある体制の構築」は想定通りベテランOBを中心に退任の動きが進んできたが、その後任の勧誘を進めてきた結果、強力な現役OG・OBによる理事陣容が整ってきたこと、各委員会においても委員総数45名中現役が12名、学生18名と現役及び学生比率が7割近くと大変高くなって、世代交代は着実に進んだことを報告した。

さりながらベテラン・ボランティア委員の労務提供によって成り立っていた多くの行事を現業に多忙な現役世代や学生諸君に委ねることには限界があるので、ボランティアの新規参加によるワークシェアが課題となっていると述べた。

2期目を迎え、魅力ある応化会、持続性のある体制構築のための諸施策を強力に進めていくためには、それを支える会費納付率向上と活動に参画していただくボランティアの有志が一人でも増えることが必要なので、会員の皆さまに、ご理解、ご協力そして活動へのご参加をお願いした。

最後に、当会の副会長を始め要職を務めて頂き、会の発展のため多大な貢献をして頂いた逢坂教授、会長退任の後も務めて頂いた特別顧問を退任される河村先輩、河村時代を支えて副会長として会を牽引され、その後監事を努めて頂いた平林先輩に深く感謝申し上げた。

(三浦会長挨拶の全文掲載 ⇒ こちら

 議案:

  • 2015年度事業報告案及び決算案の審議

和田庶務理事及び廣谷会計理事より各々「2015年度事業報告案」及び「決算案」の説明がなされた。特に、収支決算書では、正有志会員会費610万円の予算に対して70万円の未達の影響で収入が510万円未達の1,070万円に終わったが、一方で支出減に努めたため56万円を収支準備補填金に繰り入れすることが出来たことを説明した。

DSC04485和田庶務理事からの説明

引き続き、河野監事より、5月10日に監査を行い、会計部門においては領収書、通帳等の各種帳票を確認した結果、適正に処理されており決算書、貸借対照表は正当であると報告された。また、業務部門においても議事録を精査した結果、三委員会とも、計画通り概ね順調に運営されたと判断したと報告された。

DSC04480河野監事からの報告

以上により、2015年度事業報告案及び決算案が承認された。

 2016年度事業計画案及び予算案の審議

 和田庶務理事より、事業計画(案)について説明がなされ、引き続き廣谷会計理事より、それに伴う予算(案)について説明がなされた。

DSC04490廣谷会計理事からの説明

2016年度は特に、会員のデーターベースの変更・改善を学生部会、若手OB交流会支援を充実させることと、会員と応用化学会との繋がりを維持することと応用化学科100周年に向けそれを周知させるため会報の送付範囲を拡大する。そのために2015年度実績と比較して200万円支出が増加するが、その分は収支準備補填金の取り崩しで手当てすることを説明した。

本内容で2016年事業計画案、予算案は承認された。 

  • 名誉会員推挙の件

倉持副会長より、会則に則り、新制9回の河村宏氏と新制19回の逢坂哲彌氏を名誉会員に推挙したいと提案し、拍手により承認された。

DSC04492倉持副会長からの提案

名誉会員になられた河村宏氏と功労者である平林浩介氏が挨拶に立たれた。

 追加議案:会長の継続承認

 三浦会長より議案より漏れていたことのお詫びがあり、あらためて承認依頼が出され、拍手により承認された。

 報告

  •   2016年役員の体制について

倉持副会長から、2015年総会時から改選された点につき資料に基づき説明した。

新任が窪田信行監事(新制15回)、濱逸夫理事(新制27回)、佐々木一彰理事(新制31回)、斉藤ひとみ理事(新制58回)

退任が河村宏特別顧問(新制9回)、平林浩介監事(新制10回)、逢坂哲彌理事(新制19回)、河野善行理事(新制25回)、藤城光一理事(新制31回)、波多野吾紅(新制35回)、笹目由紀子理事(新制39回)、山田賀子理事(新制44回)。

DSC04506濱新理事の挨拶

代表して濱新理事が挨拶をした。

 給付奨学金受給者の紹介

 奨学生の紹介に先立って三浦奨学生推薦委員長より2016年度より給付を開始する里見奨学金についての説明を行った。

DSC05762橋本副会長からの紹介

引き続き、橋本副会長(奨学生推薦委員)より2016年度応用化学会給付奨学金受給学生と里見奨学金受給学生の紹介がされた。

syo手前:小栗輔矩さん 奥:池勇樹さん

応用化学会給付奨学金受給学生:池勇樹さん(平沢・小堀研)
里見奨学金受給学生:小栗輔矩さん(関根研)、池勇樹さん(平沢・小堀研)

 副会長挨拶:

松方副会長より、応用化学科・応用化学専攻の現状が報告された。

DSC04514松方副会長からの報告

  1. 教室は新任の若手の先生2名を迎えて、新しい体制で動き出したこと、また、ここ2年程あった種々の問題も収束に向かっていることを報告した。
  2. 来年応用化学科は100周年を迎えるので、2017年10月7日リーガロイヤルホテルでOB.OG、学生とみんなで喜び合う会を催すこと。また、その他に西出先生を委員長として種々の記念事業を企画していることを報告するとともに会員の皆様の協力をお願いした。

最後に新任の山口潤一郎准教授と須賀健雄専任講師を紹介して閉会した。

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(文責;早稲田応化会事務局)

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