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「2024年度第2回先輩博士からのメッセージ」開催報告

【イベント名】

2024年度第2回先輩博士からのメッセージ

【イベント詳細】

開催日時:2024年12月14日(土)

開催場所:西早稲田キャンパス63号館202室+63号館ロームスクエア

開催形式:対面開催

14:00~14:05;開会挨拶

14:05~15:05;パネルディスカッション

15:15~15:55;座談会(20分×2セット)

16:00~16:10;応化及び応化会関連の奨学金説明

16:30~17:55;懇親会(飲食あり)

17:55~18:00;閉会挨拶

本年度7月に実施した「2024年度第1回先輩博士からのメッセージ」に引き続き、対面開催となった。今回は学位取得後、企業やアカデミアにて活躍されている博士OBOGから博士後期課程学生までの幅広い年代層の方々にパネリストとして参加いただき、アカデミアと企業の違い、博士号取得後のキャリア、博士後期課程での生活などに関するパネルディスカッションを実施した。特に、博士取得後10年程度の博士OBOGにもパネリストを依頼し、博士号取得により得られた経験を語っていただいた。

また、座談会では、参加者を学部~修士学生、及び現役博士学生〜博士OBOGを交えた少人数のグループに分け、パネルディスカッションに関わる質疑応答や意見交換の場として各グループで交流を深めた。加えて、懇親会では様々な立場の学生・博士OBOG間の交流をさらに深め、自由に懇談いただいた。参加者は、学生・博士OBOG・応化会関係者合わせて60名程度の参加となり、盛会に終わった。

開会挨拶: 原 副会長:

原 副会長

応化会の役割として、OBOG間の親睦の深化と、学生や若手OBOGのキャリア形成の支援がある。今回は学生の皆さんのキャリア形成の支援を目的として企画した。先週のイベント(先輩からのメッセージ2024)では、そのキャリアパスの一つとして企業に就職したOBOGに発表頂いたが、今回は博士進学の実際を知ってもらうために博士OBOG及び現役博士学生を交えたパネルディスカッションとなっている。積極的な参加を通じて、今後のキャリア形成の参考にしてほしい。

パネルディスカッション:

今回、企業・アカデミアからの博士OBOG及び現役博士学生を含めた6名のパネリストの方々に自己紹介いただいた後、事前アンケートで挙がったテーマを中心にファシリテーター(米久田康智 応化会給付奨学金推薦委員会副委員長)から質問する形式でパネルディスカッションを行った。

米久田 応化会給付奨学金推薦委員会副委員長

パネリスト:

田中 学さん
西出研究室(高分子化学部門)博士修了
東京都立大学 都市環境学部 環境応用化学科 准教授

宮坂(柘植)悦子さん
平沢研究室(化学工学部門)博士修了
三菱ケミカル株式会社

渡辺 光亮さん
関根研究室(触媒化学部門)
博士後期課程2年

吉岡 育哲さん
桐村研究室(応用生物化学部門)博士修了
千葉大学 真菌医学研究センター 特任研究員

佐藤 陽日さん
細川研究室(有機合成化学部門)博士修了
三井化学株式会社

久保 真之さん
山口研究室(有機合成化学部門)
博士後期課程2年

アカデミアと企業の違い:

田中さん: (企業は経験していないが)アカデミアと企業を二分しがちな人が多いように思う。しかし、両者の違いは小さいのではないかと感じることが多い。教え子の一人は博士から化学系企業、その後ベンチャーキャピタル、そして金融機関へと転職した学生もいる。柔軟に進路の転換ができるという印象。

宮坂さん: (アカデミアは経験していないが)違いは主に2つあると考えている。

1) 企業はデータの秘匿性が高いため、企業に入らないと実際の現場を見ることができない

2) 企業では様々な役割を持つことになるため、専門以外の分野を広げていくことになる ということがアカデミアと違った企業での博士の働き方である。

渡辺さん: (修士2年のタイミングでは)もともと企業に就職しようとしていたが、卒業直前に成果を残すには時間が足りない、もっと自身の研究を突き詰めたい、と思い博士進学した。現在は自分が得たものがどのように生かされるのかを見るために企業に進もうと考えている。

博士取得後のキャリアについて:

佐藤さん: 企業に入った後は、専門に近いところから遠いところまで様々なことを経験し、現在は希望したテーマに関わる事業の立ち上げを行っている。希望した仕事にアサインしてもらえたのは博士号があったからこそ。即戦力としてみなされているためだと思う。新たな事業にアサインをもらえているのは、多くが博士卒の社員と思う。

吉岡さん: (出身研究室である)桐村研では、カビの遺伝子を組み替えて機能を付与する研究をしていた。現在の研究室にはカビの取り扱いに習熟していることに加え、持っているスキルの珍しさもあって採用された。現在も国内外問わず、多くの先生と知り合うことで、やること·できることがどんどん増えていっている。

久保さん: 海外留学先の研究室では博士号取得が前提であった。アメリカではアカデミアか企業かといった、二分化されたキャリアだけではなく、ベンチャーキャピタルへの就職も選択肢としてあり、進路は多様である。そのような経験から、博士後期課程で選択に時間を掛けられ、キャリアパスが広がることを、留学を通し実感した。

博士後期課程での生活:

田中さん: 自身の学生時代もかなりみっちりと研究をしていた。ただ、現在指導している博士学生の2/3はライフワークバランスを考えた研究生活を送っている。全員が朝から晩まで実験をしているわけではない。

宮坂さん: 朝早くから夕食まで後輩とともに実験·ディスカッションを行い、夕食後は中央図書館にて夜12時までデータ整理や論文執筆を行っていた。

久保さん: 研究へのモチベーションは3つある。まずは学部時代、修士時代には気づかなかったが、研究室で自由に実験できるということのありがたさを感じている。また、有機合成化学特有の予想外が起こる部分を面白く感じている。さらに、留学·学会などにおける他の研究者との交流を通して研究の学術的意義を感じるようになった。現在は研究内容で自分を知ってもらえるようになりたいと思い研究している。

渡辺さん: 朝10時から10~12時間ほどはラボにいる。これを週6日行っている。実験をしてから、結果を資料にまとめ今後の計画を立てる。他の博士学生及び講師と得られたデータについて毎日ディスカッションしている。このディスカッションのおかげで広い視野で客観的にデータを評価できていると感じている。

学費や生活費:

田中さん: 日本学術振興会特別研究員であり、自分ですべて賄えていた。今は奨学金が充実しており、取得率が高くなってきている印象。

久保さん: 現在W-SPRINGと里見奨学金を受給しており、一人暮らしをしつつ、不自由なく研究もできている。

渡辺さん: 現在一人暮らしをしているが、アルバイトなしでも不自由ない生活が送れている。

海外での活動について(留学や国際学会):

田中さん: 博士後期課程に進んだ最大のモチベーションは海外に行けるということ。留学はポスドクで1年半、研究休暇期間で半年渡米した。教え子の一人は3ヶ月間海外に留学した。海外からの訪問者と食事などの機会も多い。

佐藤さん: (海外での国際学会は経験ないが、)日本の国際学会では英語でのポスター発表を経験した。論文を英語で読む·書く機会はあっても、研究室以外で英語を話す機会は少ないため、こうした学会で英語を話す経験をできたのは貴重だと感じた。

吉岡さん: 研究柄、アフリカの研究機関との共同研究をしている。博士号を持っていると丁重に扱われる。実際に相手方の国の研究機関の上の役職の方とも話す機会をいただけるなど、海外で職に就きたいなら、特に博士号の取得は重要。

女性博士の活躍:

佐藤さん: 女性博士のキャリアは2パターンあると思う。まずは、研究一本でやっていく専門家として働くパターンである。もう一方は、ジェネラリスト·マネージャーとして働くパターンである。色々なライフイベント(妊娠、出産など)では、特に化学品を扱う業務には携わることはできないため、身体に配慮した別の仕事に従事して見識を広める期間とできる。

宮坂さん: 博士号を持っていると、早めに全体をマネジメントしていく職につくことができる。同期入社の女性博士の例でいうと、研究所でキャリアを研鑽する方が多い印象を受ける。

進路を考えている後輩学生へのエール:

田中さん: 好きなことができることは幸せなこと。好きなことができるなら是非やってほしい。社会に対して自身の能力がどのように貢献ができるかを考えて進路を決めるとよい。

宮坂さん: 社会人15年目の今、学生時代を振り返り、博士号は取得して良かったと思う。当時は博士後期課程に進むか悩んでいた。博士号を持つことで、キャリアに関する選択肢の幅は広がる。女性だと年齢的なことで子供の心配などあるかもしれないが、ライフイベントも数年だと誤差範囲かと思う。

渡辺さん: 博士後期課程では後悔なく楽しくやれている。自分のやりたいことをやっていく中で、楽ではないが成長を感じられる日々である。興味があれば博士は良い選択だと思う。

吉岡さん: 学生時代は周りに博士進学者がおらず、博士進学は荊の道だと先輩に言われたが、無事にやり遂げることができた。楽ではないが、頑張ってほしい。

佐藤さん: 博士進学に際し、進路が狭まるのではないかと感じるかもしれないが、実際には博士号は未来のキャリアパスを広げてくれるものだと思う。大変なところもあるが、博士後期課程に進学して、仲間が増えるということもある。

久保さん: 修士で就職していたらと振り返ってみると、座学の知識は身についたものの、実際の化合物を合成する力は十分に身についていなかったと感じた。専門性を身に着けるという観点では、博士後期課程では力をつけることができていると感じている。手厚い奨学金の支援があることもあり、成長のために博士後期課程を選択するという考え方もあると思う。

座談会

パネルディスカッションに引き続き、パネリスト6名に博士号取得後の卒業生、現役博士学生を加えて、学部生との座談会を実施した(20分×2回)。8グループに参加者を分け(1グループ5~6人程度)、より率直に質疑応答や意見交換が出来る環境を提供することで、様々な博士後期課程での経験を共有した。

話題としては、なぜ博士後期課程進学を決めたのか、卒業後のキャリアとその選択理由、研究室生活と博士論文のテーマ決定、外国人学生との付き合い方、海外留学、修士と博士の違い、博士後期課程在学時の金銭面、など、学部·修士学生の興味に沿った内容が多かった。

座談会の様子

応用化学科及び応化会関連の奨学金説明:須賀 先生

須賀 先生

最新の博士後期課程への進学率とその後の進路先の割合について紹介があった。博士後期課程修了者は、2010年以降2022年までの間で約120名である。博士後期課程修了後の進路は、企業が57%、国内大学が24%、その他(省庁·研究機関、海外大学等)が19%である。就職先の企業としては、化学、材料そして製薬分野への就職が多い。また、研究職以外のキャリアパスを選択する学生も増加傾向にある。博士後期課程学生の支援体制として、学外では日本学生支援機構(JASSO)、日本学術振興会 特別研究員、化学人材育成プログラム、学内では早稲田オープン·イノベーション·エコシステム挑戦的研究プログラム(W-SPRING)、大学院博士後期課程研究者養成奨学金といった給付型奨学金が充実している。

さらに応用化学科及び応化会独自の奨学制度は早稲田大学の中でも群を抜いて充実しており、全て給付型となっている。水野敏行奨学金、里見奨学金、中曽根荘三奨学金、森村豊明会奨励賞などの支援制度に加え、応化会給付奨学金がある。

最近では応化会100周年に関連して、応化会給付奨学金は「応用化学科卒業生による優秀な人材の発掘と育成の支援」のために、対象を学部生まで拡張し、博士後期課程進学を決心した学生だけではなく、やる気のある学生にも支援を行なっている。このように学科内外の支援が充実しているため、博士後期課程では金銭的な不安は少ないはずである。ぜひ博士進学を検討してみてほしい。

乾杯の挨拶(懇親会):濱 会長

濱 会長

若い世代の話を聞いて素晴らしいと感じた。自分は研究者人生を突っ走る予定だったが、事業部に異動し、いつの間にか社長になっていた。博士号を持っている社長は多いとも感じており、ビジネス上でのメリットも多く存在する。また、博士号取得が自分のキャリアを面白くするチャンスにもなると思う。今回のイベントを通して、自分の選択肢を広げて活躍できる場を作るきっかけにしてほしい。

閉会挨拶:下村 副会長

下村 副会長

応用化学科の学生の皆さんにもっと博士号を取って頂きたい。日本の博士号取得数は諸外国に比べ少ない状況が続いている。まずは、早稲田応用化学科からこの数を増やしていきたい。応化会は博士進学に関するイベントや資金援助をはじめとして、皆さんのキャリアが明るくなるような支援を続けていくので、皆さんそれぞれが将来について主体的に考えていってほしい。

懇親会での集合写真

以上

2024年度学生工場・施設見学報告(2024年9月25日(水)開催)

1. 見学趣旨

・大学側の教育行事として、応化学生に対し原則学部1、2年生を対象に、工場・施設見学を催行し、企業の製造、生産管理、研究開発等の実態を学び、今後の勉学への動機付をしてもらうことを目的とします。開催時期は夏休み中の後半の平日とし、西早稲田キャンパスから日帰りで往復可能な地区の企業事業所・工場・研究所等を対象とします。
本年度は三菱ケミカル株式会社・横浜研究所 (横浜市青葉台) 及び第一三共株式会社・平塚工場(第一三共プロファーマ株式会社)を選定しました。
本企画の主管は教室側、交流委員は支援とし、見学は教員が引率、交流委員は同伴致します。

2. 開催日時

・9月25日(金)

07:45
西早稲田、理工キャンパス63号館ロームスクエア前集合
08:00
バスに乗車・出発
18:30
理工キャンパス帰着・解散(バス内でアンケート記入、下車時回収)

3.参加者:

・応用化学科B2学生12名、B1学生21名、合計33名
応募学生は合計42名(B3:4,B2:14、B1:24)、欠席9名
引率・同伴者5名、総合計38名
(バスの最大定員は正席49、補助席7、合計56名)

・引率教員 下記担任教員が引率
B1担任:花田信子准教授、
B2担任:小堀深専任講師 計2名

・同伴交流委員 金利龍志郎(新56回)(担当見学先で参加)
加来恭彦(新39回)(担当見学先で参加)
関谷紘一(新18回)、計3名

4.見学先 (青葉台・平塚地区)

AM 三菱ケミカル株式会社・横浜研究所(横浜市青葉台)

(担当・金利委員)

・住所 〒227-8502神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000  電話: 045-963-3011

・事業所内容: Science & Innovation Center
インフォメーション&エレクトロニクステクノロジーセンター(横浜)
ライフソリューションズテクノロジーセンター(横浜)
基礎化学品研究室(横浜)

PM 第一三共株式会社・平塚工場(第一三共プロファーマ株式会社) (平塚市)

(担当・加来委員)

・住所 〒254-0014 神奈川県平塚市四之宮1-12-1  電話: 0463-31-6111

・事業紹介:

(1)生産技術について
医薬品は人体に影響を与えるものであることから、「製造管理及び品質管理に関する基準(GMP)」で定められた基準や制約のもとで生産体制を整えており、その製造には高度な技術が必要です。高い品質の医薬品を安定的に製造するため、生産技術部門ではよりよい原材料の選択、製法や試験法の改良に取り組んでいます。近年「抗体薬物複合体(ADC)」製品の開発が進められており、それに伴い新技術の導入も積極的に行っています。

(2)治験薬製造について
「治験薬」とは、新しい医薬品の研究開発の最終段階である臨床試験(治験)に使用する医薬品です。該社は画期的な新薬が少しでも早く患者さんに届けられることを願いながら治験薬の製造を行っています。治験薬の製造は、市販されている医薬品の製造に比べると小規模ですが、未知の課題に果敢に挑戦しながら、高品質で安定的な生産が可能な製法や試験法の確立に取り組んでいます。

(3)医薬品製造について
「医薬品製造」は、医薬品の有効主成分である原薬を製造する「原薬工程」、患者さんが服用しやすくかつ有効性を保つために加工する「製剤工程」、製剤化された医薬品を製品に仕上げる「包装工程」に区分されます。該社の工場では主に「製剤工程」と「包装工程」を担っています。
「製剤」には、経口で服用する錠剤や散剤のような固形製剤と、注射により投与されるアンプル、バイアルなどの注射製剤があります。また、包装工程では、これらの製剤に品質を維持するための包装を施し、表示を加え、「製品」として出荷できる形に仕上げる作業を行っています。

5.見学スケジュール

9:30
三菱ケミカル株式会社・横浜研究所(横浜市青葉台)到着。指定の門から入場・降車、バスは指定場所に駐車
9:30~9:40
入場・会場誘導、入場手続き等
9:40~10:00
オープニング、会社・OB/OG紹介
10:00~10:15
Science & Innovation Center (SIC)紹介映像
10:15~10:20
休憩
10:20~11:40
KAITEKI PALETTE/ラボ見学、及びOB・OG懇談会

*「志(し)」,「学(がく)」,「力(リキ)」,「友(ユウ)」の4チームに分けて実施
チーム構成:おおよそ学生11名、引率教員1名、同伴交流委員1名、
MCC OB・OG1~2名、合計14~15名/T程度/チーム
尚、当日見学対応された応化卒OB・OG社員の方は以下の通り。

 
現所属
入社年
出身研究室
・金利 龍志郎
水・環境事業本部クリンスイ事業部 インダストリアルソリューション部 兼 同事業部 海外営業部 兼 同本部 インキュベーション部
2006年学士
酒井・小堀研
・渡部 昌大
SIC Food Technology laboratory
2010年修士
木野・桐村研
・垣谷 啓太
水・環境事業本部クリンスイ事業部 インダストリアルソリューション部
2016年修士
西出・小柳津・須賀研
・小池 正和
SIC・分析物性研究所先端解析研究室
2021年修士
黒田・下嶋・和田研
・山口 真悠
ウエルネス技術部・フード&ヘルスケアグループ
2019年修士
西出・小柳津・須賀研
(昼食時だけの出席)    
・西尾 逸美
情報技術部・有機エレクトロニクス
2010年修士
西出・小柳津研
11:40~11:45
質疑応答等
11:45~11:50
集合写真撮影後食堂へ移動
11:50~12:35
昼食
食堂内懇親スペースにて上記先輩を交えての懇談・会食を実施。
12:35~12:40
クロージング
12:40
バスに乗車、第一三共株式会社・平塚工場(第一三共プロファーマ株式会社)へ向け出発
13:20
第一三共株式会社・平塚工場(第一三共プロファーマ株式会社) 到着
【主管】:第一三共プロファーマ(DSPP)、第一三共(株)(DS)
13:20頃
バス到着、案内:会場:B地区第一試験棟会議室A,B
13:30~
ご挨拶 総務課長
13:35~
平塚地区全体の紹介(ビデオ視聴①)
14:00~
第1班は固形製剤棟(錠剤製造)見学へ移動、第2班は注射製造工程等紹介(ビデオ視聴②)
14:15~
第2班は固形製剤棟(錠剤製造)へ移動
15:00~
第1班の工場見学終了、会議室到着後ビデオ視聴②
15:15~
第2班の工場見学終了
15:15~
工場見学に関する質疑等
【主管】:第一三共(株)(DS)
15:30~16:50
以下の応化OB・OG社員らによる講話、質疑応答等(テクノロジー本部)
 
現所属
入社年
出身研究室
・加来 恭彦
安全管理企画部
新39 PhD
高分子(西出)研
・池 勇樹
テクノロジー開発統括部エンジニアリング技術研究所
新66 Dr.
平沢・小堀研
・春原 晴香
テクノロジー開発統括部エンジニアリング技術研究所
新67 Dr.
黒田・菅原・和田研

16:50~17:00
クロージング、退出時にA地区事務所前で集合写真撮影
17:00
バスに乗車・出発、車中でアンケート作成
18:30
西早稲田キャンパスに帰着、解散

(三菱ケミカル株式会社・横浜研究所見学写真)(横浜市青葉台) 見学写真

(第一三共株式会社・平塚工場(第一三共プロファーマ株式会社) (平塚市)見学写真

 

    6.見学後の学生アンケート結果を含む見学後記

6-1.三菱ケミカル株式会社 横浜研究所(横浜市青葉台)

結果は総じて好評で、事業所が広く、清潔で、働きやすい環境にあるとの印象を受けた様です。開発製品の展示箇所では会社の製品の機能、製造プロセス等が分りやすく説明されており、企業で研究開発に携わる事に関し意欲が高まった等の感想が多かった。又食事中も含め応化OB・OGの就職活動中の考え方、就職後の業務内容、会社の雰囲気、私的な生活等についても具体的なお話があり、就職後の公的・私的な生活のイメージ学べたのは良かったとの事。又昼食時でご準備された当該研究所の食堂で作成された弁当は、大変野菜が多く、バランスが取れていて、美味しく好評でした。有り難うございました。 又、学生等の質疑応答に参加していただいた応化OB・OGの渡部 昌大 様、垣谷 啓太 様、小池 正和 様、山口 真悠 様、昼食時だけ出席された西尾 逸美 様はじめ、今回の見学を応化会交流委員・三菱ケミカル社員として具体的に推進頂いた金利 龍志郎 様及び関係された皆様に感謝申し上げます。

6-2.第一三共株式会社・平塚工場(第一三共プロファーマ株式会社) (平塚市)

殆どの学生は医薬品の製造工程を見学した経験が無かったので、殆どの設備が機械化され、自動化されている衛生的なプロセスを見学でき、感銘を受けた学生が多かった。又上階に原料投入設備を設置し、下階に錠剤包装系の設備を設置する等、化学工学的な視点でプロセスが構築されている事が分かり、製薬業界で現在勉強している化学工学が貢献出来ると考え、更に製薬業界について深く知りたいとの意見がありました。又今回見学できなかった液体の注射製剤についてはビデオで製剤工程を見学出来、イメージがつかめた。又見学後の応化OB・OGとの懇談会では、先輩からどの様な経緯で製薬分野を選定したのか、製薬分野の仕事をどの様に捉えておられるのか、研究分野・内容等具体的なお話があり、有意義であったとの感想がありました。
見学後の懇談会で講演頂いた、応化OB・OGの、今回の見学を具体的に推進頂いた加来 恭彦 様、池 勇樹 様、春原 晴香 様はじめ、関係された皆様に感謝申し上げます。

以上
文責 応用化学会交流委員 関谷 紘一

工場・施設見2024年度 学生学 事後アンケート結果 (2024年9月25日開催)

2024/12/9 第二回応化ゼミ 学生委員会報告

寒さが一段と厳しくなり、2024年も残すところあと約1ヶ月となりました。そんな中、第二回応化ゼミが12月9日に行われました。今回は大学院進学に関してのお話で、優先配属で研究室に入り、推薦で早稲田大学院に進んだ方と、早稲田大学院試を受けて大学院に進んだ方、他大学院に進んだ方のお三方から貴重なお話を伺いました。
詳しくは、学生委員会HPをご覧ください→こちら

2024/11/2,3 理工展 学生委員会報告

11月2, 3日に理工展が開催され、応用化学科学生委員会は屋台班と実験班の二班に分かれて参加しました。屋台班ではフランクフルトを販売し、実験班ではケミカルライト・芳香剤・人工いくらの実験を行いました。在校生はもちろん、小さなお子様から保護者の方々など、幅広い年代の方にお越しいただきました。
詳しくは、学生委員会HPをご覧ください→こちら

早稲田応用化学会主催 「2024年度第2回先輩博士からのメッセージ」のご案内

2024年12月14日(土)14:00~18:00 @西早稲田キャンパス

これまでに応化会では、キャリア形成に関心のある学生を対象に「先輩からのメッセージ」や「応化卒の多様なキャリア形成」などのイベントを開催してきました。それらに参加されて、企業での働き方や博士後期課程を身近に感じ、今後のキャリア形成に興味を持たれた方もいらっしゃるかと思います。そこで、皆様が研究や博士課程を身近に感じ、博士後期課程学生(以下、博士学生)やOB/OG博士と交流する会として、今年度2回目の「先輩博士からのメッセージ」を開催いたします。

今回は、現役の博士学生から社会の一線でご活躍されているOB/OG博士まで幅広い年代層のパネリストをお招きし、博士後期課程での経験や、企業での研究生活、博士号が活かされた場面などをパネルディスカッションしていただきます。普段はなかなか接する機会のない方々の経験を聞くことができるだけでなく、座談会及び懇親会ではOB/OG博士や博士学生と直接話すことができる機会ですので、奮ってご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

【スケジュール】

開催期日;2024年12月14日(土)

会場;西早稲田キャンパス63号館202教室+63号館ロームスクエア

講演形式;対面

14:00~14:05;開会挨拶

14:05~15:05;パネルディスカッション

15:15~15:55;座談会(20分×2セット)

16:00~16:10;応化及び応化会関連の奨学金説明

16:30~17:55;懇親会(飲食あり)

17:55~18:00;閉会挨拶

※ 日本語で実施いたします。

【講演情報】

講演者①;田中 学さん(東京都立大学 都市環境学部 環境応用化学科, 西出研究室(高分子化学部門))

講演者②;柘植(宮坂) 悦子さん(三菱ケミカル株式会社, 平沢研究室(化学工学部門))

講演者③;佐藤 陽日さん(三井化学株式会社, 細川研究室(有機合成化学部門))

講演者④;吉岡 育哲さん(千葉大学 真菌医学研究センター,桐村研究室(応用生物化学部門))

講演者⑤;久保 真之さん(博士後期課程2年, 山口研究室(有機合成化学部門))

講演者⑥;渡辺 光亮さん(博士後期課程2年, 関根研究室(触媒化学部門))

【申込について】

参加費:無料

参加方法:下記URLより要事前申し込み

締切:12月1日(日)

※申し込みの際は、Wasedaメールのアドレスをご入力ください。

※集計の関係上、締切を設定していますが、当日の参加も可能です。(フォーム入力は前日まで可能)

※今回のイベントは早稲田大学応用化学科に所属する学部1~4年生および応用化学科の教員の指導を受ける大学院生が参加申し込みの対象となります。

https://forms.gle/VyZ9dYF74N8SVqTo9

※ 早稲田アドレスにて作成されたGoogleアカウントですとアクセスできません。

個人のGoogleアカウントにて上記URLを開いてください。

皆様、是非奮ってご参加下さい。宜しくお願い致します。

――― 以上 ―――
(文責;早稲田応用化学会給付奨学金 奨学生推薦委員会)

学生委員会 2024/10/1 10月レク企画

2024年10月1日、西早稲田キャンパス前の新宿コズミックセンターにてスポーツ大会が行われました。B1からB3までの27名の方に参加していただき、他学年間でも仲を深めつつ、体を動かすことができました。

詳しくは、学生委員会HPをご覧ください→こちら