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第2回「先輩博士からのメッセージ」

【開催日時】 2021年12月18日(土) 13:00-16:00

【参加者】:39名(B2:1名、B3:6名、B4:9名、M1:19名、M2:4名)

Zoomにて開催

第1回の「先輩博士からのメッセージ」が現役の博士課程に在籍している先輩博士から修士課程や学部学生に対するメッセージとして企画されたのに対し、第2回に当たる今回の「先輩博士からのメッセージ」は社会人ドクターからの講演を中心にグループディスカッションを交えて実施された。 

開会の挨拶:下村 啓 副会長

下村 啓 副会長

皆さん、こんにちは。
早稲田応用化学会で100周年事業担当をしております新制34回の下村でございます。早稲田応用化学会では博士人材を育成・支援していくことをこの100周年を機に進めることとしております。
博士人材を増していくことによって、より良い世界をつくることにつながると思っているからです。まず、そのためには多くの人達に博士課程をより身近なものとしてとらえて頂くことが必要だと考え、このような企画を行うことに致しました。この開催にあたっては交流委員会の皆さん、教室の先生方、学生の皆さん、そして多くのOB/OGのご努力とご協力とがありました。本当にありがとうございます。この企画はまだ始まったばかりです、これからより良い企画にしていきたいと思いますので、是非ご協力をお願いします。
さて、博士人材支援の面では応化会給付奨学金の取り組みもございます。奨学金については後ほど説明がありますが、その応化会給付奨学金の資金拡充のための募金を始めています。OB/OGの皆さんはよろしくお願いいたします。
本日の会は皆さまにとって意義ある会となることを願っております。それでは今日は皆さま、よろしくお願いいたします。

講演会

講演者①;加藤 遼さん(中央大学助教、2017 西出・小柳津・須賀研究室 博士修了)
演題;『博士号を“取るまで”と“取ってから”』

加藤 遼さん

加藤遼さんは高分子化学研究室に所属され、修士課程修了後に新設された先進理工専攻一環博士課程(リーディングプログラム)に編入学され一貫性博士課程を修了されたのちにシカゴ大学博士研究員を経て中央大学の助教として活躍されている。

博士課程への進学を決めた理由としては自身の生活環境において周囲に教育者がいたことから大学入学当初より研究者かつ教育者でもある大学教員へのあこがれがあり、学部学生の時点で博士課程への進学を既に決断し、また進学にあたっては同期2名が博士課程への進学を決めたことによる安心感もあったとのこと。
一貫性博士課程へ進学した後には必修単位の多さに研究活動も加わり多忙ではあったものの専門分野と異なる座学や異分野の学生との対話によるナレッジ構築が自身の研究のヒントになることもあったとのことで、さらには海外インターンシップと海外研究機関実習の経験もその後の進路に与えた影響は大きかったそうです。インターンシップで訪れたアメリカ・オハイオ州のアクロンにある日本企業の米国中央研究所では全従業員のおよそ9割が学位取得者で海外での生活が大きな自信につながったとのこと。
一方、博士課程の研究では修士課程から研究テーマを大きく変更し、当初は手探り状態で成果がなかなか上がらない時期もあったが、試行錯誤を重ねてメディアにも取り上げられてもらえるような水素貯蔵プラスチックの作製に成功した。このことから、博士課程においては自由に挑戦と失敗が出来る貴重な時間であったと思っており、自分の行動次第でいくらでも能力を磨き、自分自身のやりたい研究が出来ることを学ぶ貴重な機会になったとのこと。
学位取得後のキャリアとしては、入学当初からの目標でもあった研究者かつ教育者の道を進むことを決断し、またインターンシップなどでの経験から海外で長期の研究に携わりたいとの思いから博士研究員の道に進むことを決断した。在籍したシカゴ大学の研究室では学位取得者は一人で研究が進められる人材とみられることとも合わせ、最も研究に集中できる時間を得ることが出来たとのこと。
以上を踏まえて、修士課程及び学部学生には何となく周囲と同じような進路選択をする漠然とした意識ではなく、自分自身での進路選択を考えて頂ければとのメッセージを頂いた。

<質疑応答>

海外生活におけるメンタルについて:一般学生でも対等に議論する雰囲気があった。ディスカッションについては真っ向から否定されるような場面もあったが基本的には真面目な議論の中でのやり取りであり普段はとても仲のいい仲間たちでメンタルについて気になるポイントはなかった。
国内では研究班を構成して同じ目的に何人かが携わることも多いが、海外における個人ベースでの研究と違いについて:アメリカでも2,3人でチームを組んで1人当たりでは2~3テーマを持つ。テーマ切り替えの判断は早かった印象がある。全体としての研究のスピード感を認識したのはこのシステムにも理由があったように思う。

講演者②;堀 圭佑さん(住友化学、2020 野田・花田研究室 博士修了)
演題;『企業研究者という選択』

堀 圭佑さん

堀 圭佑さんは、早稲田大学では化学工学を専攻され、軽量、高導電性を達成し、自立膜の形成が可能なカーボンナノチューブの構造制御によるリチウム二次電池電極のエネルギー密度を向上させる研究に従事されたのちに学位取得後、国内化学企業へ進まれている。

博士課程への進学に関しては研究室配属当初はグローバルな企業研究者として早く活躍したいという希望が強かったものの、研究を進めていくうちに、研究そのものの面白さに加えて国際学会に参加することで学位を有する研究者からのインプットや自身の研究内容を世界に発信できる喜びを体験し、研究の継続を強く望み博士課程への進学を決意したとのこと。
一方で、博士課程進学に関して、金銭面、就職活動、国内企業における博士号の有用性について不安もあった。これら不安材料については実際に博士課程進学後および就職後で考え方が大きく変わった。

不安点

不安内容

実際の状況

進学後の印象

金銭面

学費や生活費の工面への不安

早稲田の奨学金制度の充実、また大学からのサポート

奨学金制度などで学費の免除と助手にも採用されたことで収入も安定した。

就職活動

博士卒の就職内定率や採用企業数

化学系企業の多くは博士人材を採用

研究を通じた縁もある。

研究発表会で自身の研究内容に興味を持って頂いた。ひたむきに研究に没頭出来たためかもしれない。

博士号の有用性

修士卒との差別化、学位取得者のプレゼンス

自身の研究能力を高める、研究そのものの楽しさはモチベーションに影響しない

企業に進んでも周囲に学位取得者が多く(3人に1名程度)、具体的な実験計画や実験指示、結果分析及び次のステップでの実験方針決定など自分の裁量で研究内容を決定できる範囲が広く、主体的に考えて挑戦できる環境を頂けた。

また、博士課程に進学した利点として、
在学生数が多い応用化学科において個人個人に研究テーマがありディスカッションを通じて様々な分野の知識が身に付くことで、社内外のスタッフとの交流においても内容が理解できずに話についていけないということがないこと、
1つの研究テーマについて熟考することで論理的思考力を身につけることが出来、企業においてスピード感ある研究が求められる場面でも地力をつけていることで効率よく研究していくことが可能になった
のポイントをあげておられた。
以上を踏まえて、どの様な人生を歩みたいのかを考えて、博士課程進学は一つの選択肢としてじっくり考えて自分自身の進む道を選択してほしいとのメッセージを頂いた。

<質疑応答>

自分で実験を組んでいくことで大変だったと思ったことは:思った時にすぐにやりたいという気持ちが強くワクワク感があった。思った時に直ぐに動き始めた時に結果が伴わないことも多々あると思うが結果には必ず理由があることを突き詰める面白さをまた感じた。

講演者③;中村 夏希さん(東芝、門間研究室D3)
演題;『社会人博士に至るまで』

中村夏希さんは早稲田大学では物理化学(電気化学)専攻で修士課程で国際論文誌に第一著者としての研究論文を2報公開、小野梓賞受賞後企業に進まれ、研究所移転に伴い東京近郊に職場が配置転換されたのを機に博士後期課程に入学され、現在学位論文を取りまとめられている。現在の研究はイオン選択制の高い高分子フィルムを用いた効率性の高いリチウム-硫黄電池の開発である。

中村夏希さんは、修士課程の学生時代に論文投稿を既に行っていたことにより、博士課程にそのまま進んで研究を継続するより企業での新しいキャリア形成を求めて企業に就職という選択をされたが、一方で博士課程での研究推進についても強い興味を持っており論文投稿について学生に分かりやすく説明をされた。
学生時代に論文投稿する意義として、論文化出来るほどの成果ではないと考えたり論文にまとめるのが大変ではないかと躊躇したりする点について、学生時代に授業料を納付して学べる機会が与えられていないのにチャレンジし経験を積まないのはもったいないとのポジティブ思考で、論文誌も種類が多く、研究成果の内容に応じた投稿先を選ぶことや、現時点では評価されないと思われがちな成果であっても将来の糧になる可能性があること、また論文投稿の取りまとめのプロセスにおいて自身の研究成果の発表や公開を通じた成果の開示能力が身に付くといった利点を説明された。
そのためには研究の流れをしっかり見極めて十分な調査に基づき仮説を立て検証実験を実施することが重要で、結果分析とその発表により次の課題の見極めを行いまた十分な調査を実施することで研究を発展させていくことが出来ることを示された。
一方で、日本でのジェンダーギャップレベルは2021年次の調査においても先進国中で下位にある現実もあり、ライフイベントで研究活動の中断が発生する場合で企業内評価で有利に働かないなどの課題は存在することも指摘された。ただ、社会変動の大きな時代でもあり、将来を見越して有力な資格取得を考えるのも必要で博士課程でのスキルアップも考慮する選択肢であることを特に女子学生に向けてエールも送られた。

 <質疑応答>

社会人としてのキャリアを継続しながら学位取得を目指す選択肢について質問があり、社会人ドクターに関しても会社から学位取得のために派遣されてくるケースや中村さんの様に自分で希望して博士課程に進学される方もいることを説明された。中村さん自身は入社当初から博士課程を視野に入れていたことから、入社時にキャリアパスを設定する時に会社にも希望を出し、希望が通り社会人ドクターとして進学出来たので早めに動くことも一つの方法だと思うと回答された。
また、女子学生へのメッセージとして研究者を続ける過程でジェンダーギャップを感じたことはないとのこと。研究分野にもよると思うが全体数としてまだまだ研究機関においては女性数が少ない現実はあるがその点はポジティブに捉えているとのこと。

 

座談会

講演会のあと、講演者3名に加えて博士号を取得している卒業生と現在博士課程に在籍している在校生を交えてブレークアウトルーム6室に参加者を分けて、博士課程や関連する質問事項を取り上げ自由闊達な議論を実施した(20分間のブレークルームセッションを3回実施、参加者がなるべく多くの博士課程経験者から話を聞ける様に配慮した)。

座談会参加者は以下の通り(敬称略)

加藤      遼        西出・小柳津・須賀研究室出身
堀        圭佑      野田・花田研究室出身
大島      一真      関根研究室出身
伊知地   真澄      平沢・小堀研究室出身
徳江      洋        西出・小柳津研究室出身
山本      瑛祐      黒田・下嶋・和田研究室出身
村越      爽人      細川研究室出身
佐藤      陽日      細川研究室出身
梅澤      覚        木野研究室出身
吉岡      育哲      桐村研究室出身
村上      洸太      関根研究室出身
林        宏樹      門間研究室出身
中村      夏希      門間研究室
金子      健太郎   野田・花田研究室
齋藤      杏実      山口研究室
女部田   勇介      本間・福永研究室
林        泰毅      下嶋研究室
渡辺      清瑚      小柳津・須賀研究室
渡邊      太郎      木野・梅野研究室
曹        偉        桐村研究室
中軽米   純        細川研究室
加藤      弘基      山口研究室
松田      卓        関根研究室
疋野      拓也      下嶋研究室
クラーク   ヒュー     細川研究室

博士後期課程学生への支援体制:基盤委員会 斎藤ひとみ委員

斎藤ひとみ委員

応用化学会のサポートの目的は、経済的支援に加えて博士課程に進学したネットワークの強化にもある。2010年以降の博士後期課程修了者は約90名に達し、進学者の内訳は内部進学が85%、他大学からの編入が6%、社会人が9%であり、ほとんどが修士課程からそのまま博士後期課程に進学している。学位取得後の進路としては過半数が企業に就職している。早稲田応用化学会では、早期から博士人材との交流機会を増やし、博士後期課程に関する真の情報を共有することで、様々なキャリアパスを示す体制を構築している。
博士課程学生の支援体制としての奨学金制度は学外のプログラムとして貸与型、給付型などあり、学科内の奨学金制度は全て給付型で応用化学会の奨学金制度は充実している。学内では早稲田オープンイノベーションエコシステム挑戦的研究プログラムも新設された。奨学金制度を有意に活用して研究室生活の充実を達成頂きたいと考えている。世界的にも博士人材の需要は高くなっており、日本でも博士人材への需要は増加傾向にあることの説明があった。また、応化会奨学金制度は充実してきているので、対象を学部学生にも広げて博士課程に進学する学生を主に審査、奨学金供与を実施していく。

閉会挨拶:橋本 正明 副会長

橋本正明副会長

本日は大変内容の充実した、また意味のある催しを開催できたと思います。この企画を推進し、ご協力いただいた方々、お話をしてくださった博士の皆様に心からお礼を申し上げます。
いくつかの座談会に加わって、印象に残った質問に、いつのタイミングで博士進学を決めたか、また親にその進学をどのように説得したかというものがありました。
確かに私の世代もそうですが、皆さんのご両親の世代には、世の中に早く出て現場を知ることが第一という考え方がありました。戦後のかなり長い期間、日本を支えてきたエンジニアに対しては、自分の働く現場の知識をはやく身に着けて、その知識をベースとして、その生産性(効率)や品質、安全を日々改善し、国際的な競争力を築くことが使命でした。トヨタはまず顧客のニーズをよく知ること、自分の工場の現場の状況をよく見ることから継続的な日々のカイゼンに取り組み、競争優位を築きました。
しかし今日では状況が全く変わってきています。生産現場の機械化や自動化も進み、またISOをはじめとする管理システムが普及定着してきた結果、一定のフェーズ内における新たな改善は限定的になってきました。改善だけで大きな競争優位を得ることは難しくなっています。
今日の競争優位は、従来の制約であったものを飛び越えていく、言い換えれば従来より更に上位のフェーズにステップアップする新しい発想や技術が必要になっています。そこに博士人材の活躍が期待されています。国際間において学術論文数や被引用論文数が競争力の一つの指標になっているのはこうした背景からです。
博士になるというのは、一つの領域で先端の研究に携わるということです。先端の経験、即ち一つの山の頂上から周囲を見渡す視点を持つという経験は非常に大切で、社会に出て何か仕事上のミッションを与えられた時に、目先の作業課題ではなく、高所から全体を俯瞰するという視点をもって、大きなブレークスルーやジャンプアップの可能性を追求できるからです。
現在はこうした能力が、国や企業の競争力の基盤になっています。
皆さんの将来の活躍の可能性を広げるためにも、博士進学を選択肢の一つとして是非お考えいただきたいと思います。

博士人材交流会

講演や座談会にご参加いただいた博士人材の皆様にお集まりいただき、今後の開催に向けたご意見を収集する目的と、博士課程の皆様や博士号取得後社会で活躍されているOB/OGの皆さまとのコミュニケーションの場として交流会を開催した。今回はSpatial Chatをコミュニケーションツールとして設定し、自由に懇談していただいた。

Spatial Chat

(早稲田応用化学会 基盤委員会、交流委員会、広報委員会)

以上

第7回学生企画フォーラム

12月4日(土)にオンラインにて第7回学生企画フォーラムが開催されました。本会は学生が学生のために企画・運営を行うフォーラムです。
今回は富士フイルム株式会社のご協力のもと3名の社員の方にご講演いただきました。

第7回学生企画フォーラム の学生HP ⇒ 詳細はこちら

 

2021年度 企業が求める人材像


開催日 : 2021年11月20日 15:00-17:15
会場  : 西早稲田キャンパス 52-302ほか(オンライン併用)

本年より企業が求める人材像については若手会員を中心とした企画に移行している。
今回は若手会員定期交流会とのジョイントイベントということで総勢50名の参加者となった。
(内訳:B1:8名、B2:6名、B3:9名、B4:2名、M1:5名、M2:3名、卒業生10名、応化会各委員会等によるオンライン参加7名)

なお学生ホームページには学生会員からの報告が掲載されている ⇒ こちら

開会の挨拶
開会に先立ち、下村啓副会長より下記の挨拶があった。

開会の挨拶 下村啓副会長

これまでに和田先生が中心になって進めてきましたこの「企業の求める人材像」の会ですが、今年は応化会の若手の皆様と学生の方々が新しい企画を考えてくれました。感謝申し上げます。
さて早稲田応用科学会は今から1年半後の2023年5月に100周年の節目を迎えます。私たちはこの100周年を機会に次世代に向けた応化会活動に多くの皆さんの力を結集させようとしています。
次の100年に向け応化会が早稲田大学はもとより、日本・世界の発展に貢献する活動を行い、その活動と共に会員の皆さんの参画が呼び起こさせるようにしたい。
この次世代に向けた応化会活動には今日ここに参加されている若手会員、学生の皆さんの行動が不可欠です。次世代のあるべき姿を指し示すのは皆さまであろう、又そうあるべきだと思います。本日の会もそのような趣旨に沿ったものと思います私たちは皆様の活動を支援しつつともに次の世代に進んでいきたいと考えています。今日の会の取り組みが次世代への第一歩となることを祈念して私の挨拶といたします。

テーマ:ストラテジー時代に求められる様々なリーダーシップの視点

イントロダクション

リーダーシップ論について劉 雲龍さん(新56、酒井・小堀研。三菱ケミカル株式会社、早稲田大学大学院商学研究科・博士後期課程商学専攻)より、説明があった.

今回のワークショップの前提としてリーダーシップとして持っているイメージをキーワードからピックアップしてディスカッションにつなげている。リーダーシップに関して画一的な正解は存在しないため、種々のリーダーシップについての考え方を共有、議論することで理解を深めることが出来るが、共通項として周囲との「関係性」重視であることがあげられる。

リーダーシップ論については、1940年代から米国などで論じられており、1990年代以降は、変化、影響、動機づけの3要素を兼ね備えるなどの提示もされているが、学術的な定義は未だに完全には定まっておらず、時代とともに変化し、進化していることをその研究の変遷とともに説明があった。

早稲田大学においても、卒業生が様々なリーダーシップモデルや、リーダーシップに関する持論等を提唱しているが、リーダーシップを発揮する行動規範として目標設定・共有、率先垂範、相互支援を通じたリーダーシップを発揮するための必要な要素についても言及された。

ワークショップ
今回のワークショップ参加者に対して事前に自己分析を実施した。コントローラー型、プロモーター型、アナライザー型、サポーター型にそれぞれカテゴリー分けし(以下参照)、以下のテーマについてOBチームも含めて5グループにてディスカッションを行った。

カテゴリー
コントローラー型:常に自分が判断する立場にいたいと望み、自分をコントロールする人に意識的、無意識的にかかわらず反発します。
プロモーター型:他者に影響することを大切にしています。
サポーター型:人の期待に応えようと行動し、対立を避ける傾向があります。
アナライザー型:自分の行っていることが「正しい」と実感できるとき、彼らの行動は促進されます。
課題:『早稲田応用化学会からの寄付講座を新たに作るとしたらどの様な講座(形式及び内容等)にするか』

グループ内での議論に際し、参加者それぞれに役割分担を設定しそれぞれのスタイルでのリーダーシップを体感できるように配慮されている:
リーダーシップスタイル:
先駆者スタイル:チームの成果を高めるために、他の人 に取ってほしい行動をまず自分が取る、また、まわりから批判されそうなアイディアでも提案してみる
司会者スタイル:チームメンバーに話しを振ることでチームメンバーのアイディアを引き出し、話してもらうことでメンバーの 魅力を引き出す
航海士スタイル:チームの議論の方向性を決め、議論が脱線した場合に話しを戻す
補強者スタイル:チームが必要とする支援を行い、地味ではあっても重要なサポート役を担う
応援者スタイル:チームメンバーを精神的に支援、そのたゆまぬ努力を積極的に応援する
提案者スタイル:議論に必要と思えるアイディアを積極的に出し、成果に近づくように様々な視点から提案を行う

議論した内容はパワーポイント(最大5枚)に纏め、各グループの持ち時間6分の中で3分説明、2分質疑応答、1分纏め・振り返りの役割分担を設定した上でプレゼンテーションするスタイルを取り参加者全員に対して共有を行った。

各グループのプレゼンテーション

参加者からは「環境問題について」応化会関係者に限定せず、環境省などのプロフェショナル領域から広く講師を招聘して充実した議論を実施する、「将来設計」としての社会保障や資産形成などについてのナレッジインプット、「就職活動に向けた講義」として進路決定の様々な選択肢に対して企業の取り組みや交渉術などそれぞれ有用な知見を共有して頂く、「化学業界におけるデータサイエンスの活用」としてあらゆる文化でDX活用の事例としてビッグデータの取り扱いと具体的な化学領域への反映について、など様々な検討内容が紹介された。

まとめ
劉さんから早稲田大学と東京工業大学におけるディプロマポリシーの紹介および実行軸・思考軸を基調とした将来設計(1枚の未来地図)をを作っていったらどうかとの提案があった。今回はSTEP1として目標設定をテーマとしてグループワークし、次はSTEP2としての自己認識について理解を深めていければよいと考えている。
また、戦略力についてもあわせて説明があり、方法論としての戦略力ではなく自己にその力を付けるために道筋として備えておくべき力について紹介があった。

今回のグループワークについて最後に北村さん(B1)より、自分の気がつかない能力の使い分けの必要性と経験知の必要性、自主性とメタ認知についても意識の重要性を認識したとの感想が述べられた。

開会の挨拶
橋本副会長より以下の閉会の挨拶があった。

充実したディスカッションが出来ていた様に思います。リーダーシップは必ずしもチームだけでなく自分自身のマネジメントにおいても重要です。自分の実現すべき姿(Vision)、使命(Mission)や大切にする事(Value)を設定して自分をリードすることがまず出発点です。自分自身に対する優れたリーダーは、チームや組織においても優れたリーダーになります。特に海外の人がメンバーのチームをリードするような場合には、日本人同士のような阿吽の呼吸が効かないので、初めにチームとしてのこの三つ(Vision,Mission,Value)をクリアにして明示的に共有し、問題が起こった時にはここに立ち帰ってすり合わせをして、メンバーの納得のもとでチームをリードすることが必要です。これから海外を含めリーダーシップを発揮して活躍する機会の多い若い人たちには是非これを意識して頑張っていただきたいと思います。この企画を計画し実現させて下さった学生委員会、若手部会の皆様に感謝致します。

Zoom参加者

今回の企画開催にあたり対応された事務局メンバー:
B1:磯貝、北村、B2:石崎、内藤、B3:近藤、高田、佐々木(淳)、B4:岡、M1:西尾、本村、LD2:疋野
卒業生:神守(新69)、政本(新68)、尾崎(新65)、大山(新64)、清川(新63)、守屋(新57)、劉(新56)
(報告:学生広報班、広報委員会 加来恭彦(新39))

2021年早稲田応化展

2021年11月16日から17日に掛けて対面式では2年ぶりになる早稲田理工展・応化展が開催されました。感染拡大防止の観点から入場制限を設定しながらの理工展・応化展になりましたが多くの来場者を得て盛況な理工展になっていました。

例年、応化展は実験班、展示班、屋台班の3本立てで活動しているそうですが、今年は屋台班の活動は取りやめになり実験実演と展示の2本立てで開催されました。

実験班

56号館502実験室にて以下の4タイプの実験実演を実施しました。

【1】ケミカルライト

市販のケミカルライトにも使用されている蛍光色素であるローダミンBとエオシンYを使った実演を行っていました。病理診断のための組織染色にも応用される色素ですが、視覚的には暗所における発光実験は来場者に対するインパクトがあったと思います。基底状態と励起状態の分かりにくい説明も丁寧に来場者に対してされていました。

【2】色付きクリスタルグラス

塩化コバルトや塩酸銅の結晶の色とクリスタルガラスに取り込んだ際の色の変化を含めた説明と実演と実施していました。来場者が直接加熱したガラスに触れることが出来ないため説明が多めの実演ではありますが色付きガラスの原理について来場者に分かりやすく説明をされていました。

【3】人工イクラでスノードームを作ろう

アルギン酸ナトリウム水溶液におけるカルシウムとのイオン交換によりアルギン酸が凝集する性質を使い、アルギン酸ナトリウム水溶液にあらかじめ加えてあった色素をゲルに着色させることで人工イクラを合成する実験、実演ですが用意されている色のバラエティが多く、見た目にも華やかな展示となっていました。

【4】芳香剤を作ろう

吸水性高分子であるポリアクリル酸に香料を添加した水溶液を加えることでゲルに香料を保持させる実験、展示では何種類もの香料が展示されており、水溶液を着色することで視覚にも嗅覚にも訴えることが出来るバラエティに富んだ実演が行われていました。生活用品を中心として幅広く使われている吸水性高分子について実験担当の学部生が実験書を読み込んで理解した内容の説明も熱量を感じました。 

初日は午前中に一日分の整理券を配布してしまったため、午前の遅くからゆっくり来場された方は既に一日分の整理券を配布し終えている状況でしたが2日目には午前の分と午後の分の切り分けを実施したため来場者の待ち時間の改善が見られました。理工展における実演展示の多くは応化会によるものだったため、来場者の注目度も高かったように思いました。

展示班

53-204教室にて応用化学科の紹介として実施されました。

実験展示の人気が高かったことから人数調整の関係で実演に参加出来なかった来場者に対して、展示班は有機溶媒を一切使わない水道水を使った実演が可能な界面活性剤の応用によるシャボン玉の展示及び実験班でも扱っていた吸水性高分子の実演を行い多くの小中学生を含む来場者が学部生の指導のもと実験器具に触れることが出来ていました。

その他に学科の紹介として研究室での研究テーマ、学部生が使用している物理化学や実験指導書、実験ノートの展示及び応用化学科のカリキュラムに周期律表に記載されている各元素の視覚的特徴や性質などが詳述されている資料の展示など盛りだくさんで、久々の応化展で活気がまた戻ってきた印象を受けました。

学生委員会からも報告も投稿されています。学生委員会からの記事も参照ください。

広報・加来恭彦(新39)

早稲田応用化学会主催 第2回 先輩博士からのメッセージのご案内

2021年12月18日(土)13:00~16:00 (Zoomによるリモート開催)

前回8月に開催した「第1回 先輩博士からのメッセージ」で博士後期課程を身近に感じ、進学にご興味を持たれた方もいらっしゃるかと思います。今回は社会でご活躍されている先輩博士に、在学中の様子から学位取得後のキャリアパスまで幅広くお話ししていただき、学部生及び修士課程学生の皆様と交流する会を開催することといたしました。

普段はなかなか接する機会のない先輩博士と直接話すことができる機会ですので、奮ってご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

講演者①;加藤 遼さん(中央大学助教、2017 西出・小柳津・須賀研究室 博士修了)
演題;『博士号を“取るまで”と“取ってから”』

加藤 遼さん

講演者②;堀 圭佑さん(住友化学、2020 野田・花田研究室 博士修了)
演題;『企業研究者という選択』

堀 圭佑さん

講演者③;中村 夏希さん(東芝、門間研究室D3)
演題;『社会人博士に至るまで』

中村 夏希さん

座談会参加予定者リスト
<講演者>
・加藤 遼さん    中央大学助教、2017 西出・小柳津・須賀研究室(高分子化学部門) 博士修了
・堀 圭佑さん    住友化学、2020 野田・花田研究室(化学工学部門) 博士修了
・中村 夏希さん   東芝、門間研究室(応用物理化学部門) D3
<OB/OG>
・大島 一真さん  九州大学助教、2015関根研究室(触媒化学部門) 博士修了
・伊知地 真澄さん 三菱マテリアル株式会社、2017平沢・小堀研究室(化学工学部門)、博士修了
・徳江 洋さん   三菱ケミカル株式会社、2017西出・小柳津須賀研究室(高分子化学部門)、博士修了
・山本 瑛祐さん  名古屋大学助教、2018黒田・下嶋・和田研究室(無機化学部門)、博士修了
・村越 爽人さん  塩野義製薬株式会社、2019細川研究室(有機合成化学部門)、博士修了
・佐藤 陽日さん  三井化学株式会社、2019細川研究室(有機合成化学部門)、博士修了
・梅澤 覚さん   長谷川香料株式会社、2020木野研究室(応用生物化学部門)、博士修了
・吉岡 育哲さん  学校法人早稲田大学 学振PD、2021桐村研究室(応用生物化学部門)、博士修了
・村上 洸太さん  三菱ケミカル株式会社、2021関根研究室(触媒化学部門)、博士修了
・林 宏樹さん   早稲田大学助教、2021門間研究室(応用物理化学部門)、博士修了
<博士後期課程>
・金子 健太郎さん D2  野田・花田研究室(化学工学部門)
・齊藤 杏実さん  D2  山口研究室(有機合成化学部門)
・女部田 勇介さん D2  本間・福永研究室(応用物理化学部門)
・林 泰毅さん   D1  下嶋研究室(無機化学部門)
・渡辺 清瑚さん  D1  小柳津・須賀研究室(高分子化学部門)
・渡邊 太郎さん  D1  木野・梅野研究室(応用生物化学部門)
・曹 偉さん    D1  桐村研究室(応用生物化学部門)
・中軽米 純さん  D1  細川研究室(有機合成化学部門)
・加藤 弘基さん       D1  山口研究室(有機合成化学部門)
・松田 卓さん   LD2   関根研究室(触媒化学部門)
・疋野 拓也さん  LD2  下嶋研究室(無機化学部門)

講演の日時、形式等

開催期日;     2021年12月18日(土)
講演形式;     遠隔会議用ソフト Zoomを使用したリモート講演
開会挨拶;     13:00~13:05
講演会・質疑応答; 13:05~14:35 (Zoom利用)
座談会;                   14:40~15:45 (Zoom Breakout Room利用)
応化奨学金の説明; 15:45~15:50
閉会挨拶;               15:50~16:00

その他 ;参加費無料.要事前申し込み(11月末締め切り)
     本講演ならびに座談会は日本語で実施いたします。

申し込み方法について

出席申し込みは、下記URLから11月末までにお願いします。
※申し込みの際は、wasedaメールのアドレスをご入力ください。
※今回のイベントは早稲田大学応用化学科学部1年~修士課程2年に在籍されている方が参加申し込みの対象となります。

    ⇒  https://forms.gle/BvkPS1jvfb6iUzCX9

参加申し込みをされた方には、ご入力いただいたwasedaメールアドレス宛に、参加のためのZoom情報 (URL、ミーティングID、パスコード)を12月15日頃に配信いたしますので、そちらからご参加をお願いします。

皆様、是非奮ってご参加下さい。
宜しくお願い致します。

――― 以上 ―――

(文責;交流委員会)

応化会学生委員会による学生企画フォーラム2021 

WEB開催のご案内

早稲田大学応用化学会 学生委員会委員長 西尾博道(修士1年)
学生委員会学部生部会部会長 髙田こはる(学部3年)

 旭化成株式会社様をお招きし催した第六回学生企画フォーラムに引き続き、今年も学生委員会が企画・運営するフォーラムを開催することとなりまし た。第七回目となる今回は、富士フイルム株式会社様の絶大なるご協力のもと、下記の通りWEB(ZOOM)で開催致しますので、多数ご参加をお願いいたします。

<正会員の皆様へ>

学生による企画・運営でございますが、日頃より学生委員会にご支援頂いております多くのOB・OGの皆様に参加して頂けますと幸甚です。

<学生会員の皆様へ>

本フォーラムは、応用化学の学び舎で培った「役立つ化学、役立てる化学」の理念のもと、社会でご活躍されている先輩の生の声を聞くことができますので、今後の学生生活のモチベーション向上や進路選択および将来設計の助けとなることを期待しております。是非、ご参加ください!

1.  講師

 講師1  (会社概要紹介): 澤田 真 様 

    • 2007年 早稲田大学大学院 応用化学専攻修了(黒田研究室)
    • 2007年 富士フイルム株式会社 入社
    • 2007年 富士フイルム株式会社 先端コア技術研究所
    • 2012年 富士フイルム株式会社 高機能材料研究所
    • 2016年 富士フイルム株式会社 人事部 技術系採用グループ
    • 現在に至る

 講師2 : 村上 達也 様

    • 2009年 早稲田大学大学院 生命理工学専攻修了(清水研究室)
    • 2009年 富士フイルム株式会社 入社
    • 2009年 富士フイルム株式会社 有機合成化学研究所
    • 2009年 富士フイルム株式会社 医薬品・ヘルスケア研究所
    • 2018年 富士フイルム株式会社    バイオサイエンス&エンジニアリング研究所
    • 現在に至る

 講師3 : 赤木 夏帆 様

    • 2021年 早稲田大学大学院 応用化学専攻修了(野田・花田研究室)
    • 2021年 富士フイルム株式会社 入社
    • 2021年 富士フイルム株式会社 精密プロセス技術センター
    • 現在に至る

2. 日時

2021年12月4日(土)15:00~17:30 (受付開始 14:45)

3. 当日のスケジュール

14:45-15:00      zoom受付 
15:00-15:15      開会の挨拶、注意事項説明、社員様紹介
15:15-15:25      会社概要説明
15:30-16:05      第一講演
16:10-16:45      第二講演
17:00-17:30      懇親会

 

参加申し込みはこちらから ⇒ https://forms.gle/LKNRxsfxpyTQDKnW8

来る 11月29日(月)までに申し込み願います。

 

2021年度 第2回若手会員定期交流会

8月7日(土)に第2回若手会員定期交流会をオンライン会議ツールZoomにて開催さされました。この会は第1回(5月15日開催)に引き続き主にB1~B3までの学生と若手OB・OGの交流を深める目的で行われました。初めに早稲田応用化学会の副会長も務められている平沢先生よりご挨拶をいただき、その後OBのお三方のご講演、テーマごとに分かれての懇談会という順で実施されました。
学生委員会のHPに報告が掲載されました。 ⇒ こちら

学生委員会

「リモート学生企業施設・工場見学(DNP)」レポート

これまで、“バスツアー”で関東近郊の企業の工場を見学する企画で運営してきましたが、コロナ禍の環境で、大学サイド/企業サイドいずれも団体での行動が制限されており、今回は新たな試みとして、大学と企業をリモートで結んだ “企業訪問” を行いました。

以下文中では リモートにおける行動、役割であることを明確にする場合に“ ” を付しています。

リモートの利点を活用し参加者は約50名、また、OB、OG懇談会ではDNP各サイトからの参加がありました。

1.概要

【日程】 2021年6月10日(木) 16時40分~18時40分

【”訪問”先】大日本印刷株式会社:DNP 

1)     パート1;P&Iラボテクノロジー

P&I:Printing Technology & Information Technology
参加学生の個々のデバイス(ノートPC、スマホなど)とDNP五反田をリモート接続ツール:Teamsで接続

2)     パート2:OB、OG懇談会

【参加学生】対象:学部1年生、2年生の希望者
                  (3,4年生、修士学生からも希望者の参加がありました)

参加者:約50名

【”引率”】山口潤一郎教授、須賀健雄准教授

【DNP】ファインオプトロニクス事業部 鈴木智之@五反田 新31 1981年 加藤・黒田研
    研究開発センター 那須慎太郎@つくば 新52 2002年 黒田研
    高機能マテリアル事業部 住田裕代@北九州戸畑 新68 2018年 小柳津・須賀研

2.詳細

1) パート1;P&Iラボテクノロジーの説明(DNP ホームページより)

DNPの技術は、モノづくりの基礎となる「微細加工」「精密塗工」「後加工」と、それを支える「企画・設計」「情報処理」「材料開発」「評価・解析」に大きく分かれ、それぞれの技術が拡がり、高度化することで、さまざまな技術に発展しています。印刷から発展したDNPの技術は、現在も進化を続けています。
しかし、DNPの強みは多くの技術を持っていることだけではありません。これらの複数の技術を掛け合わせ、新しい価値を持つ製品やサービスを生み出せることが特長です。
例えば「本」をつくる際は、基礎となる印刷技術や製本技術を掛け合わせ、さらに素材となる紙を掛け合わせて作られています。その後、素材となる紙をフィルムや金属に置き換え、さらに高度化した技術を掛け合わせることで、パッケージ、建材、エレクトロニクス部材などの製品やサービスを生み出してきました。

◎技術の樹

◎DNPの製品例

  • ICカード
  • フォトブース
  • 食品パッケージ
  • 生活空間関連
  • リチウム電池用バッテリーパウチ
  • 電子デバイス関連

◎参加学生の感想(代表的なものをピックアップ)

  • 印刷事業のみならず、幅広い分野にひろがっており、大日本印刷のイメージが変わった。
  • 印刷と化学との結びつきが想像以上に広範囲であることがわかった。
  • 印刷技術が細胞培養や毛細血管シートなど医療分野にも応用されており驚いた。

2)   パート2:OB、OG懇談会

 参加学生からの下記の質問を中心に、OB、OG懇談会を実施しました。

    • P&Iラボテクノロジーに関連したDNPのビジネス・技術に関するもの
    • 学生時代に取り組んだこと/学生時代にしておいた方が良いこと
    • 仕事の内容/就職の考え方

また、山口先生から下記の質問があり、OB、OGの経験の中から具体的な回答・説明がありました。

    • 海外駐在員の経験について
    • 博士の活躍の場について
    • DNPの魅力について

◎ 参加学生の印象に残ったこと(代表的なものをピックアップ)

    • 1、2年生の勉強が大事であること
    • 機器分析・分析実験を含め基礎的な積み重ねの重要性と、それらが将来に繋がっていくこと
    • 博士課程に進んだことで、研究の段取りやアプローチを決められる仕事についたこと

最後に応化会の活動として

  • 企業ガイダンス/先輩からのメッセージ
  • 交流会講演会

の案内を行いました。

 

以上

第1回 先輩博士からのメッセージのご案内

2021年8月21日(土)13:30~16:00 (Zoomによるリモート開催)

このたび早稲田応用化学会主催の新しい試みとして、学部生及び修士課程学生の皆様と、先輩博士と交流する会を開催することといたしました。

第一回は、8月21日午後に開催し、博士後期課程学生2名による講演と、その他の研究室先輩博士を交えた座談会を行います。
次回以降は博士号を取得した先輩博士も講演予定です。
普段はなかなか接する機会のない先輩博士と直接話すことができる機会ですので、奮ってご参加くださいますよう、お願い申し上げます。
また応化会より博士後期課程学生への支援体制についても説明させていただきます。

講演者①;加藤 弘基さん(D1 山口研究室)
演題;『有機化学に魅せられて』

加藤 弘基さん

講演者②;疋野 拓也さん(LD2* 下嶋研究室)*LD:5年一貫制博士課程
演題;『無機合成って面白い』

疋野 拓也さん

 

 

 

 

 

座談会参加予定者リスト

    • 金子 健太郎さん D2  野田・花田研究室
    • 齊藤 杏実さん  D2  山口研究室
    • 女部田 勇介さん D2  本間・福永研究室
    • 中村 夏希さん  D2  門間研究室
    • 林 泰毅さん   D1  下嶋研究室
    • 渡辺 清瑚さん  D1  小柳津・須賀研究室
    • 渡邊 太郎さん  D1  木野・梅野研究室
    • 曹 偉さん    D1  桐村研究室
    • 中軽米 純さん  M2  細川研究室
    • 松田 卓さん   LD2   関根研究室
    • 加藤 遼さん    中央大学助教、2017 西出・小柳津・須賀研究室 博士修了
    • 堀 圭佑さん         住友化学、2020 野田・花田研究室 博士修了

 講演の日時、形式等

開催期日;2021年8月21日(土)
講演形式;遠隔会議用ソフト Zoomを使用したリモート講演
講演会; 13:30~14:20 (Zoom利用)
座談会; 14:30~15:40 (Zoom Breakout Room利用)
博士後期課程学生への支援体制説明;15:40~15:50
質疑応答;15:50~15:55
閉会挨拶;15:55~16:00

その他 ;参加費無料.要事前申し込み(7月31日締め切り)

申し込み方法について 

出席申し込みは、下記URLから7月31日までにお願いします。
 ※申し込みの際は、wasedaメールのアドレスをご入力ください。
※今回のイベントは早稲田大学応用化学科学部1年~修士課程1年に在籍されている方が参加申し込みの対象となります。

  ⇒     https://forms.gle/6TkwE5jDAhXuecJ96

参加申し込みをされた方には、ご入力いただいたwasedaメールアドレス宛に、参加のためのZoom情報 (URL、ミーティングID、パスコード)を8月18日頃に配信いたしますので、そちらからご参加をお願いします。

皆様、是非奮ってご参加下さい。宜しくお願い致します。

――― 以上 ―――
(文責;交流委員会)

2020年度 企業が求める人材像

11月14日(土)に「企業が求める人材像」が開催されました。本企画は、学生の役にすぐに立つような就職活動セミナーや企業説明会とは異なり、テーマに沿って会全体で活発に意見交換と議論をして、将来どこかで役に立てるように見識を広げることを目的としています。

本年度のテーマは「アントレプレナーシップに学ぶ」となりました。「アントレプレナーシップ」は初めて聞く言葉であったためすぐに調べ、起業を指す言葉だと分かった際は、「起業について学ぶことが将来の役に立つことはないだろう」と思いました。結論として、この考えは間違っていました。

実際に本企画では、アントレプレナーシップを専攻して日本人で初めて博士号を取得された、早稲田大学商学学術院の東出浩教教授をお招きし、二部構成で会を進めました。

第一部は東出教授によるアントレプレナーシップについての講義でした。起業を行う目的とは「お金を稼ぐこと」のみならず、自らのアイデアをベースとして、何かに没頭できたりその行動に意味を見出せるような環境を自ら構築し、自分の理想とする形を作り上げることであると学びました。また東出教授は起業のための必要条件が「失敗を恐れずに行動してみること」であることも強調されていました。

第二部ではアントレプレナーシップについての海外の動画(アイデオ社のショッピングカートを5日間で作る)を鑑賞した後、東出教授と学生間で円滑な討論を行いました。動画はすべて英語であったものの、参加者たちが自由な発想のもと討論したり実際にカートを試作してみて、和気あいあいと何日間も改善を何度も繰り返し、その中で利便性も追求した独自のカートを完成させる様子が映っておりました。またその後の討論では、学部1年から修士2年の学生および参加されたOBの方まで、日本や諸外国の文化の違いにも踏み込みアントレプレナーシップにも着眼点をおきながら、今後の社会についても深く議論を行いました。

私はこの企業が求める人材像に参加して、応用化学科の学生はただ研究を行うだけでなく、アントレプレナーシップを持つことで、世界全体を大きく動かす可能性があるのだと学びました。和田先生が会の途中で「iPhoneをただ買う人間であってはいけないよ」とご発言された通り、「今後の社会を良くしていくのは自分たちだ」という意識のもと、主体的に行動することが大切であることに気づきました。

そして最後に、新型コロナウイルス感染症下においても感染対策を徹底することで、対面での開催を実現でき、学生たちの視野を広げる貴重な会となりました。講義をされた東出教授、企画構成の主導をされた和田先生および運営にご協力頂きました皆様に厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

文責: M1 藤田聖也