若手会(NACs)活動報告【2025 同業種・異業種交流会】

2025年10月4日に「業界を超えた対話と発見の場へ」という題目で同業種・異業種交流会が開催されました。

当日の参加者は交流会と懇親会、合わせて延べ人数で13名でした。社会人が7名、学生が6名参加していました。


当日はまず参加者同士の自己紹介を行いました。その後、主催者の私がファシリテートしながら全体ワークとしてPEST(Politics,Economy,Society,Technology)のフレームワークを活用してマクロ環境分析を行いました。トランプ政権の動きや石破総理辞任後の日本の首相を気にする意見もあれば、少子高齢化やAI台頭など中長期的なトレンドに関する意見も挙がりました。各自が様々なメディアを通して得ている情報を改めて整理することで気づきや学びを得ている様子がうかがえました。

マクロ環境分析を行った後は事前のアンケート結果を基に、化学業界、印刷業界、ゲーム業界といった3つのグループに分かれました。分析対象の会社を各グループで決めたうえで3C(Costomer,Competitor,Company)のフレームワークに沿って分析をしてもらい結果を共有してもらいました。各グループ、真剣な話し合いがなされ、それぞれ気づきや学びを得ているようでした。

最後はメンバーを入れ替えて異業種同士の交流でアイデアを出し合い、各社が考える課題に対して共創で解決できることは無いかを議論して結果を共有してもらいました。その場で画期的なアイデアが出るところまではいきませんでしたが、同業種の交流とは違った視点での議論を楽しんでいたようでした。

交流会後はやきとり酒場で懇親会も行われました。懇親会から新たに加わったメンバーも含め、社会人と学生の交流が活発になされていました。

参加後のアンケートの平均満足度は4.7でした(有効回答数8名(社会人5名、学生3名))。交流会で印象に残ったこととして、学生からは「色々な企業の戦略が垣間見えて面白かった」、「就活をしていた身として普段の仕事内容の話や将来のキャリアの話が非常にためになった」、「働くことや職場についてより現実味を持って考えることができた」といった意見が挙がっていました。社会人からは「真面目に他社の分析をすることが無かったので良い時間になった」、「学生とも諸々交流ができて良かった」、「就活以来の業界・企業分析だったが、新たに知識を得ることができ楽しかった」などの意見が寄せられました。また、今後の企画案としては「入社して改めてキャリアデザインを考えたくなった」というコメントがありました。

今回は参加している社会人同士に得られるものがあり、かつ学生にとってもためになるような内容を企画しました。主催者がMBAを取得していることも活用し、基本的な環境分析のフレームワークに則って業界・企業分析をしてもらい、課題解決に向けたアイデアソン的な話し合いもしてもらいました。社会人・学生いずれにとっても有意義な時間を過ごしていただけたならば幸いです。

今後も社会人同士の交流の場を設けつつ、学生も一部交えることでより交流を促していきます。

若手会の活動に興味がある方はぜひ下記までご連絡ください。

naganobu.oyama@gmail.com

(文責:大山)