100周年記念式典は、大隈小講堂での講演会、パネルディスカッションから、場所をリーガロイヤルホテル東京に移し、18時から祝賀会が挙行されました(写真1)。
下村副会長実行委員長の開会宣言に続き、濱会長からご挨拶(写真2)があり、応化会は18歳から90歳代まで約1万人の会員がいるので、本会を次世代につながる時間として欲しい旨のお言葉をいただきました。次に田中総長から、早稲田大学は大学を挙げて産学の共同研究や人材交流、国際的な教育等に取り組む方針であり、日本を代表する大学として活動中であること並びに応化会の発展を祈念する旨の祝辞を頂戴致しました(写真3)。さらに早稲田ラベルのスパークリングワインを用いての平沢副会長応用化学科教授の乾杯の音頭(写真4)で祝賀会が始まりました。
盛り上がる歓談の中、下村副会長(写真5)から、応化会の100周年事業、今後の取り組みについての説明、会員各位から給付奨学金1261万円、応化会へ約500万円の寄付を頂戴したことの御礼とそれぞれ奨学金、情報基盤整備と記念誌発行等に充当するとの報告がありました。
また、来賓である河村宏(新9) (写真8)、三浦千太郎(新21) (写真6)、里見多一(新22) (写真6)各元会長、西出宏之(新20)前会長名誉教授(写真10)、酒井清孝(新15) (写真7)、竜田邦明各名誉教授(写真9)の7名の紹介も行われた。この中で、里見元会長からは河村元会長の思い出、河村元会長(写真8)からはOBOG、教職員、学生を含む組織として応化会を立ち上げた故小林久平初代応化会長、その発展に尽力された百目鬼清氏(新1)の思い出をお聞きすることができました。また西出前会長名誉教授(写真10)からも名誉会員となっても応化会にご協力いただける旨のご挨拶を頂戴致しました。
今回の祝賀会には、来賓の方々ほか教員19名、OBOG、学生約240名の合計約270名の参加があり、会場の大画面では応化会のスローガン等も投影される中、年代別、研究室別、企業別などいろいろなグループで集合して歓談され、旧交あるいは新たな出会いの場として大いに盛り上がりました。
最後に橋本副会長の閉会のご挨拶(写真11)、応援部の指揮による校歌斉唱(写真12)、全体集合写真撮影(写真13)で約2時間半の楽しい時間は幕を閉じました。
濱会長、田中総長からのお言葉にもあったように、応化会は年代、研究室を超えて交流できるコミュニティであり、今回の100周年記念祝賀会は交流のための格好の場となりました。応化会で新たに形成された人脈が、新たなビジネスになり得ます。今回は、産業界で活躍している方々はもちろん、本学の教職員および他大学、いろいろな研究機関でアカデミックポストにある会員諸氏の参加も多数あり、産学、産産交流の絶好の機会でした。本100周年記念行事が今後の応化会の発展に大いに寄与すると確信し、今後も応化会が産産、産学連携のプロモータとしてこのような機会を設け、会員がそれを活用するようになれば、応化会にとどまらず早稲田大学ひいては日本の発展に寄与することができると推察されました。
以上
(文責:交流委員 新31 常見宏一)