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総長招待とは

総長招待とは、毎年早稲田大学の学生として学術・芸術・スポーツなどの様々な分野で、特にめざましい活躍、すばらしい体験などをした学生の皆さんを総長が招いて、さらなる飛躍を願って、食事をとりながら親しく懇談する会です。

本年度、応用科学科から招待された3名とその功績は下記の通りです。

  • 早稲田応用化学会学生委員会
    安藤英悟君 修士1年  西出・小柳津・須賀研究室
    石原真由君 学部4年 菅原研究室
    福井宏佳君 学部4年 黒田・下嶋・和田研究室

  • 業績
    本年、創立百周年を迎える応用化学科のOB・OG会である早稲田応用化学会は、理工系で最もアクティブに各種イベントを開催し学科の発展にも貢献しており、中でも学生委員会は特に重要な役割を任され、数々の実績を示してきた。

各受賞者の研究テーマ

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水野賞受賞者

相田 冬樹 君

  • ジフェニルジスルフィドからのポリ(1,4-フェニレンスルフィド)合成とその酸化重合機構

松田 翔風 君

  • 磁気特性を制御したフェライトナノ粒子の磁気ハイパーサーミアおよびバイオテクノロジー応用

AHN, Seongki 君

  • Si-based anode on three-dimensional carbonaceous substrates for lithium batteries

伊知地 真澄 君

  • 反応晶析法による金および白金微粒子の粒径制御

ヴォダルツ ジギー 君

  • Fabrication of Ferromagnetic Nanostructures via Analysis and Control of Electrochemical Nucleation Process

加藤 遼 君

  • 高分子型水素キャリア:合成と電解水素化

佐川 直也 君

  • 新奇遠隔不斉誘導反応の開発と抗生物質coprophilinの合成への応用

佐々田 哲人 君

  • レドックス活性をもつ超分子とその電荷輸送・貯蔵能

孫 瑩瑩 君

  • In-situ analysis on interfacial nano-structures and reactions by using surface-enhanced Raman spectroscopy

徳江 洋 君

  • 電荷貯蔵材料としてのラジカルポリマーとそのレドックスメディエーションに基づく電荷輸送

矢部 智宏 君

  • Low-Temperature Catalytic Methane Conversion Using Carbon Dioxide in an Electric Field

 

水野敏行奨学金受給者

牛木 涼友 君

  • Pt,Feイオンを交換したゼオライトを用いた低級炭化水素の転換反応

王 宇 君

  • アイソタクチックポリアクリロニトリルの精密合成およびその誘電特性

佐藤 尚人 君

  • シラノール基の水素結合を利用したシロキサン系結晶性多孔体の精密合成

堀 圭佑 君

  • カーボンナノチューブスポンジ膜への硫黄包含によるリチウム硫黄電池正極の開発

 

里見奨学金受給者

池 勇樹 君

  • 超音波照射によるL-アルギニン塩酸塩の核化誘導および多形制御

小栗 輔矩 君

  • 低温での電場印加反応場におけるメタンのTri-reforming

 

中曽根荘三奨学金受給者

川井 拓真 君

  • 優れた電荷貯蔵能を有するアントラキノンポリマーの合成と電気化学特性

丸尾 浩史 君

  • 電気化学反応におけるポリビオロゲン/酸化亜鉛複合体の形成と電荷貯蔵能

 

応用化学会給付奨学金受給者

池 勇樹 君

  • 超音波照射によるL-アルギニン塩酸塩の核化誘導および多形制御

 

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2016年度 応用化学専攻 褒賞・奨学金授与式 Gallery

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酒井先生 講演趣意 (2017年3月9日)

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備蓄·緊急投与が可能な人工赤血球製剤の実用化を目指す研究 

酒井宏水 教授

血液中に存在するタンパク質のうち、最も沢山あるのが酸素を結合するヘムタンパク質のヘモグロビン(Hb)で、その濃度は12 – 15 g/dLである。血液のもつ機能のうち、酸素の輸送が生命の維持にとって如何に重要であるかを示している。このHbは赤血球内に高濃度(35 g/dL)に封じ込められている。最も沢山あるタンパク質であるにも拘らず、赤血球から一旦漏出すると、様々な副作用(毒性)を示す。赤血球は進化の過程で酸素輸送に専念するために核を捨ててきた細胞と言われている。赤血球は球形ではなく両凹円板型(満たされない袋)のため変形能があり、自身の長径(8 µm)よりも細い毛細血管 (〜 4 µm)でも変形して通過できる。酸素のみならず二酸化炭素の運搬にも寄与し、また血液の全容積の50%近くを占有し、血液レオロジーの支配因子でもある。巧妙に設計され機能する本物の赤血球には及ばない点もあるが、我々は、赤血球と同等の酸素輸送機能をもつ微粒子:人工赤血球(ヘモグロビン ベシクル, Hb-V)の濃厚分散液をつくり、これを新しい医薬品として実用化を目指す研究を進めている。この人工赤血球は、早稲田大学で開発されたものである。 人工赤血球は本物の赤血球を凌ぐ性能もある。① 加熱処理(60℃)・ナノフィルトレーションを経た高純度Hbを用いるので、血液型がなく、病原体を含まず、② リポソーム粒子表面のPEG修飾と脱酸素化により2年間の備蓄が可能であり、いつでもどこでも必要時に投与できること、③ 小粒径(250 nm)で血漿層に均一に分散して流動し、赤血球が通過出来ない狭窄血管なども通過できること、などである。また、④ 赤血球と同じ細胞型(カプセル)構造と最適粒子径により、Hbと内因性NO, COとの反応を抑制すること、⑤ 優れた血液適合性を有し、老化赤血球と同様に最終的にRESに捕捉され分解・排泄されることが明らかになっている。人工赤血球の効能として、⑥ 出血性ショック、あるいは制御不能出血に対する投与では赤血球輸血と同等の蘇生効果を示すこと、⑦ 小粒径の特徴を活かすことにより、脳梗塞モデルにおいて梗塞巣を縮小すること、皮弁モデルの虚血領域の酸素化と創傷治癒効果が得られること、妊娠中毒症モデルにおいて胎盤の狭窄血管を経由し胎仔に酸素を供給すること、⑧ 摘出臓器の灌流液として有効であること、他方、⑨ 一酸化炭素(CO)を結合したHb-Vの投与では、COの徐放により虚血再灌流障害の低減や細胞保護効果を示す(毒をもって毒を制する)こと、などが明らかになってきた。

現在、本研究は日本医療研究開発機構(AMED)臨床研究・治験推進研究事業として推進され、アカデミアのコンソーシアムが主体となって研究を進め、治験に橋渡しすることを目指している。

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2017先輩からのメッセージ:203、301教室

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「先輩からのメッセージ2017」 事前参加登録

昨年12月22日に掲載した『「先輩からのメッセージ2017」タイムスケジュール』に事前参加登録へのリンクボタンをつけてありますが、タイトルがタイムスケジュールとなっているため、事前登録へのHPサイトをあらためて探しに行く場合に見つけにくく、事前登録へたどり着けない人がかなりいるという情報がはいりました。
下記に再度登録サイトへのリンクをつけますので、参加される人はこのリンク先で登録してください。

先輩からのメッセージ2017の事前登録はこちら

(交流委員会)

新制17回(昭和42年(1967))卒業同期会報告(10月23日)

 

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新17回卒同期会集合写真

2016年10月23日(日)に同期会を、今年が卒業50年目で、案内状が送られてくる最後のホームカミングデーに合わせて開催しました。
  大隈講堂での式典参加ができるようにと、高田馬場駅近くのBIG BOX 9F「わん」で13時から15時の昼食を摂りながらの集まりでした。参加者は17名とやや寂しい人数でしたが、中部支部からは3人が参加しました。司会は金子四郎が担当し、見並勝佳の開会挨拶と乾杯でスタートしました。
顔を合わせていると50年以上前の記憶がどんどん戻ってくる体験を全員がしたようで、各人の近況を報告するともに、色々な話題に花が咲きました。まあ、ご多分に漏れずに病気と健康の話題も飛び交いました。予定の時刻はあっという間に過ぎ、来年も開催するようにとの強い要望が出ました。
閉会の挨拶は石井利典が行いました。全員で集合写真を撮り、来年にもまた会おうと帰路につきました。

参加者:石井利典、大林秀仁、押田信昭、金子四郎、坂野泰明、曽根眞人、高橋志郎、高畑忠男、堤正之、経沢実、坪田正行、西海英雄、久枝信一、藤本隆之、三島邦男、安村弘之、見並勝佳

 (文責:見並勝佳)