会長挨拶

西出会長挨拶

それぞれの行事、交流、広報、基盤の活動、支部活動が概ね順調に推移していることを報告するとともに、推進力となっている理事、委員会、支部、会員の皆様に感謝を述べた。現役のOB・OGが活動に参画しスピード感のある企画・運営がなされ、学生はじめとする若手会員の活動も活発化してきている。その表裏で、事務量が増加してきており、この点をどのように補い、引き継いでいくかが課題となってきている。今年度は事務局を2人体制とし事務局長の引継ぎを円滑に行うと同時に、事務内容を精査・マニュアル化することとし、予算も計上しているので審議していただきたいとした。
応用化学会は、卒業生、教員、学生が一体となって学科の発展を盛り立てる組織であり、そのためのボランティア活動である性格上、ボランティアとして何ができるか、またボランティアとしてどこに満足な点を置いていただけるか、課題である。会として最も大事なことは会員の確保及び把握であること、そして会費収入も大事だが、世の中が変わっていく中で会費の問題をどのように考えていくか、基盤委員会中心に議論していくと述べた。
トピックスとして次の二点を挙げ、学生を含む若手からシニアまでの幅広い層に対応したプラットホーム作りが大切なことを強調した。(1)グランドシニアの発案により応用化学会給付奨学金受給者の近況を披露するホームカミングデーを昨年11月に開催し手ごたえを得た。(2)新たな冠奨学支援の形として「森村豊明会」による奨学金を発足させ、奨学制度の幅を広げた。

最後に今年度は(2019年度)は事務局体制を強化し継続していけるようにすることが急務と会長として考えていること、また2023年に応用化学会100周年を迎えるにあたり「昔を語り、夢を披露する」楽しく、気持ち良く過ごせるプラットホーム体制を整えながら、その実例を一つでも創っていきたいので、引き続きのご参画、ご支援をお願いして挨拶を終えた。