早稲田応用化学会 交流委員会主催 第32回交流会講演会案内

2018年6月30日(土)15:30~18:00
於:早稲田大学 西早稲田キャンパス 57号館201教室

講演者:小野崎正樹氏 一般財団法人 エネルギー総合工学研究所 研究顧問
演題 :『シンクタンクのお仕事』
副題 : -研究から政策立案まで-

小野崎正樹氏 (応化新23回城塚研)

今回は、政府系のシンクタンクである上記の研究所において、永年エネルギー関連の仕事をしてこられた小野崎正樹氏をお迎えし、『シンクタンクのお仕事』というテーマにてご講演をして頂きます。
参加申し込みは本ページ下段のボタンをクリックして申し込みページよりお願いいたします。

本講演の概要

エンジニアリング会社で、石油、化学の研究開発、プロセス設計、プロジェクトマネージメントに携わった後に、政府系のエネルギー技術を専門とするシンクタンクである本研究所に移って、18年。大学との研究開発、海外調査、プロジェクト立ち上げ、長期見通しの作成、など幅広い業務に携わってきた。特に、2100年に向けた超長期エネルギー技術戦略策定のように、企業ではできない長期の視点からの検討はシンクタンクならではの仕事であり、その目指すところと実像を紹介する。(講演者から寄せられた紹介文より)

講演者略歴

1975年3月  早稲田大学大学院 理工学研究科 応用化学専攻 化学工学専修 修了(城塚研究室出身)
1975年4月  千代田化工建設株式会社 入社
1980年6月~ 1981年8月 米国ウェストバージニア州立大学大学院留学
1989年5月~ 同11月 オランダ、Stamicarbon社駐在
1992年11月 同社 石油プロジェクト部エンジニアリングマネージャー
1996年8月  日本コールオイル株式会社 出向
2000年5月  九州大学大学院工学研究院材料物性工学専攻 博士(工学)授与
2000年6月  財団法人エネルギー総合工学研究所 入所 プロジェクト試験研究部専門役
2003年4月  同所 プロジェクト試験研究部部長(副主席研究員)
2013年6月  一般財団法人エネルギー総合工学研究所 理事兼プロジェクト試験研究部長(主席研究員)
2018年4月  同所 研究顧問 現在に至る。
 併せて、一般社団法人 火力原子力発電技術協会理事、経済産業省/NEDOの各種委員兼任。

一般財団法人 エネルギー総合工学研究所の概要

1)沿革

1978年4月1日 財団法人として通商産業省より設立許可を受ける
2008年4月1日 原子力工学センターを開設
2013年4月1日 一般財団法人へ移行
2015年4月1日 技術開発支援センターを開設

2)事業内容

総合工学の視点に立ち、産・学・官の連携の下、再生可能エネルギー、化石燃料、新エネルギー、電力システム、地球環境、原子力など、幅広いエネルギー分野について、技術面から下記の調査研究を実施している。

①エネルギー基本戦略に関する調査研究
②長期エネルギー技術ビジョンに関する調査研究
③エネルギーモデルに関する研究
④エネルギー技術開発動向及び将来性評価の調査研究

100名弱の専門分野の研究員を擁しており、経済産業省、環境省、NEDO、JST、エネルギー系民間企業を中心に年間70件程度を受託している。

講演者のこれまでの主な講演実績(2013年以降、共同講演を含む)

  • CO2分離型化学燃焼石炭利用技術(ケミカルルーピング燃焼技術)の開発 
    日本機械学会2017年度年次大会(埼玉大学) 2017年9月4日
  • Feasibility of Thar Coal Utilization for Fuels and Chemicals
    Symposium on “Innovative Thar Coal Value Chain”、Karachi、パキスタン 2017年2月4日
  • 火力発電におけるCO2削減の道筋
    日本化学会秋季事業-第6回CSJ化学フェスタ2016  2016年11月14日
  • Japanese Technologies on CTL
    Symposium on COAL TO LIQUIDS、Karachi、パキスタン 2016年1月30日
  • 新プロセス開発における物性の重要性
    -石炭液化プロセスの設計・運転の経験から-
    「化学工学物性定数の最近の動向」講演会 2015年3月13日
  • 非在来型エネルギーによって何が変わるか―至近のシェールガスなどエネルギー動向の変化と将来―
    日本鉄鋼協会、高温プロセス部会シンポジウム 2014年9月24日
  • 2050年に向けたエネルギー技術開発とそのあり方
    日本鉄鋼協会、グリーンマテリアルフォーラム:「エネルギーシフトと高効率転換に向けた鉄鋼材料研究の最前線」シンポジウム 2013年9月17日
  • 高効率石炭火力の将来動向
    JCOAL CCTワークショップ2013  2013年8月7日
  • 我が国の将来に向けたエネルギーとその技術開発
    三重県メタンハイドレート地域活性化研究会 2013年3月28日
  • Japanese Technologies on Coal Combustion
    Symposium on Coal Utilization in Kyrgyz、 Bishkek、キルギス 2013年3月12日

皆様お誘いの上、是非奮ってご参加下さい。

講演期日:2018年6月30日(土)
講演会場:早稲田大学 西早稲田キャンパス 57号館201教室
講演時間:15:30~17:00(受付開始 15:00、無料)
学生代表とのパネルディスカッション:17:15~18:00
懇親会:18:15~20:00(63号館1階ロームスクエア)

講演者を囲んで懇親会を開催します。(懇親会費:3千円、学生無料)

申込みはこちらから

事前登録を6月26日(火)までに頂いた方には、当日受付で名札をお渡し致します。
それ以降の登録の場合は、名札の準備が出来ませんので自筆でお書き頂く事になりますことをご了解下さい。
講演会場、懇親会場では応化会ホームページ掲載用の写真を撮影致しますのでご了承願います。また講演会場ではビデオ撮影も予定しております。

――― 以上 ―――