同門会便り

石川研究室同門懇親会2012の開催報告

毎年6月の第2土曜日に恒例となっている石川研究室同門の懇親会が、本年もここ有楽町ニュートーキョー本店で開催されました。同懇親会は翻れば平成13年に第1回目を開催して以来、10年余の長い間毎年開催され、現在に至っております。

そもそも本誌の読者の中で故石川先生をご存じない方々が大半と推測されますが、昭和48年にご逝去されるまで、早大の化学工学発展に多大な貢献をされ、加えて多くの優秀な技術者を世に送り出してくれた稀有の教授でありました。そのお人柄の良さも相まって、今でも多くの門下生がここに集まり先生を偲び、懐かしむのであります。また、この懇親会を良き学生時代を振り返る機会として沢山の門下生の賛同を得ております。

今年も最長齢の田原弘さん(S22年卒、89歳)を筆頭に39名の方々が集結し、お互いの再開を祝い、また石川先生の思い出話に花を咲かせる楽しいひとときを過ごしました。


酒井名誉教授のお話

今回の懇親会の特別ゲストとして、昭和40年応用化学科ご卒業の酒井清孝先生をお迎えして講演をしていただきました。先生はご案内の通り、化学工学並びに生物化学工学特に人口腎臓、透析工学の権威ですが、本年退官されて名誉教授に就任されております。内容は貴重な若き研究生時代の資料をご披露頂きながら、当時の石川先生の思い出や現在の学生堅気等々を、優しさとユーモアを織り込みながらの素敵なお話で、我々聴衆を魅了した事は言うまでもありません。

また恒例であるアトラクションですが、今回は「華やかに艶やかに」をテーマに、我々にとってあまり目にした事のない「べりーダンス」のショーを企画致しました。踊り手は銀座にあるトルコ料理レストランで定期的に踊っているガミーラさんをリーダーとしてモニカさん、ユミコさんの3人に無理をお願いして実現致しました。特にガミーラさんはベリーダンス教室や関連するイベント会社も経営されており、文字通り日本人ベリーダンサーの第一人者としてファンが非常に多いと聞いております。 さて、20分程の素晴らしい踊りに魅了された我々は、手招きに誘導されるようにダンスの輪の中に飛び込み、しばしオリエンタルな雰囲気に身を置き且つ、つかの間の若返りを経験したのでありました。


井上次期代表の閉会の辞

様々な講話や企画で大いに盛り上がった今回の懇親会もあっという間に閉幕の時刻となり、最後に早稲田大学校歌や「紺碧の空」を声高らかに合唱し閉幕となりました。 かくして加藤代表率いる幹事団が一段となって開催した「石川研究室同門懇親会」は 皆様のご協力の元成功裏に終演となりました。 2年間代表幹事を務められた加藤代表は任期満了を迎えられた為、新代表幹事にS40年 卒業の井上徹裕さんが選出されました。 来年も6月の第二土曜日に同じ場所で開催されますので、石川先生の門下生は元より先生と の絆を大切にされている方、是非足をお運びください。幹事一同心よりお待ちしております。


ゲストも一緒に集合写真


(記:相羽克昭 S45年卒)