同門会便り

石川研究室同門懇親の集い

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恒例となっている毎年6月の第2土曜日の石川研究室同門懇親会。本年も6月11日に46人の会員が有楽町のニュートーキョ―"ラ・ステラ"に参集しました。

最年長は昭和21年卒、最年少は先生が亡くなられた年の卒業生すなわち48年卒で、その年齢差は2回り以上です。我々若輩者を除き、諸先輩方は皆、日本の高度成長の担い手であり、それを支えたActive且つAggressiveな猛者連です。

石川研究室卒業という共通点のみで、これだけ多くの人たちが集まり、年齢差を越えて気兼ねなく懇談できるのは、石川先生の薫陶の賜物と思います。久しぶりに先輩や同僚と会ったその瞬間、思いは時空を超え、学生時代の当時に戻ってしまうのは、なんとも不可思議です。
スピーチをしていただいた野際陽子さんと梶原茂弘さん
スピーチをしていただいた
野際陽子さんと梶原茂弘さん
今回ゲストとして、39年卒の野際基実先輩の実姉で、女優の野際陽子様に、ご多忙中にもかかわらずお越し頂き、スピーチを頂戴しました。
彼女は弟さんからこの同門会のことを「アカデミックで素敵な会」と紹介されたとのことですが、アカデミックは疑問符ですが、素敵な会であることは確かです。ビールを片手に、軽妙且つユーモアたっぷりの彼女の話振りは、非常に生き生きとしており、さすが元NHKのアナウンサーと敬服しました。また、69歳という年齢を感じさせない若々しさの根源は、日々充実した仕事をされているからと思いました。
また、42年卒で1830年創業の有田焼の窯元「しん窯」社長、梶原茂弘先輩に佐賀よりわざわざご出席頂き、興味深いお話を聞かせて頂きました。このような先輩が各所にご健在であるのは、若輩者にとって、とても心強いことです。 石川研究室の諸先輩との歓談でいつも感じるのは、皆、酒を呑んで騒ぐのが好きなだけではなく常に多くの知己を得て世界を広げていこうとするその前向きな姿勢です。

野際陽子さんと楽しく歓談
野際陽子さんと楽しく歓談
この会のモットーは、「来るものは拒まず、去るものは追わず」であり、まさに石川先生の教えが踏襲されています。
今年は石川先生の33回忌。杉並区の清見寺にある先生の墓石には、「天徳院勤学是道居士」という戒名が刻まれています。「あまたに徳を敷き、勉学に励み、正しい道を歩まれた」、と拙者は解釈しています。

来年もまた諸先輩方や同期生に会うことを楽しみにしております。また、石川研出身者でなくても、石川先生にお世話になったとか、先生のお人柄に今も慕っているなどのよい思い出をお持ちの方であれば、この会に参加されること大歓迎致しますので、下記幹事にご一報頂けると幸甚です。

皆で元気に校歌を唄う
皆で元気に校歌を唄う




現在の幹事: 柳澤亘(33) 中西昭満(34) 奥川実(36) 加藤喜隆・神戸正樹・飯塚俊一(39) 比留間哲生・井上徹裕・窪田信行(40) 宮島 猛男(41) 室賀五郎(42)、佐藤文昭(47, 文責)
(カッコ内は学部卒業昭和年。)

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