応化会案内



2015年度先進研究講演会要旨

「応用化学最前線―教員からのメッセージ」

共催早稲田大学先進理工学部応用化学科
 早稲田応用化学会

     
14:30-15:00触媒化学部門 関根泰教授
  「演題 エネルギーと環境のいまと今後」

  閉じた殻である地球の中で、さらに資源をほとんど持たない我が国が、今後エネルギー・環境分野でどのように振る舞っていくべきか。演者が、国の科学技術政策づくりを考えてきた中で、エネルギーと環境分野の統計などを基に「かくあるべき」論について紹介し、今後の研究開発を考える一助にしたい。
15:00-15:30高分子化学部門 小柳津研一教授
  「演題 高純度エンプラPPSの新合成と物性開拓」

芳香族ポリ(チオ)エーテル類は、エンジニアリングプラスチックの代表格として広く用いられている。
中でもポリフェニレンスルフィド(PPS)は近年特に注目され、高純度化を目指した合成プロセスの検討が進んでいる。我々は最近、超高純度(完全ハロゲンフリー)のPPSを与える反応を見いだし、重合触媒の存在下でモノマーから高分子量体が定量的に生成する画期的な合成法として提案している。
15:30-16:00化学工学部門 平沢泉教授
  「演題 環境分野に貢献する先進晶析工学」

環境分野に晶析を適用する思想が、資源の枯渇や環境規制の強化に伴い世界的に注目されてきている。
講演者がこれまで先導してきた経緯および意義を述べた上で、排水中のフッ素、リン酸イオン除去・回収技術として構築したプロセス、また廃棄物中の目的成分を分離精製するプロセスの研究開発および実用化の成果などを紹介する。
<ミニブレイク>
16:15-16:45有機合成化学部門 細川誠二郎准教授
  「演題 短工程合成の探求」

望みの化合物を短工程でつくることは、合成化学の普遍的な課題である。多段階合成には、骨格構築、酸化還元段階の調整、官能基変換、立体化学の構築など、様々なステージが存在するが、これらを上手くまとめ、各ステージを最小限の工程数で乗り切ることが、短工程合成を確立する上で必要となる。
本講演では、我々の取り組みを紹介する。
16:45-17:15  無機合成化学部門 和田宏明教授br> 「演題 機能性高分子の新展開」
有機高分子は分子設計により新たな機能を発現する可能性秘めている。光電変換、電荷輸送、蓄電、表示などを例に、まだ世の中で形になっていな いモノを創り出す、世の中の潜在的ニーズを顕在化させる一つの手立てとしての機能性高分子を紹介する。
以上

↑TOPへ