2012年度「先進研究講演会」のお知らせ(第二報)
共催 | 早稲田大学先進理工学部応用化学科 |
早稲田応用化学会 |
応用化学科の教員は、21世紀COEプログラム「実践的ナノ化学教育拠点」や早稲田大学グローバルCOEプログラム「実践的化学知」教育研究拠点の中核になって、実践的化学知を探求してきております。本講演会では、応用化学科の教員が、企業の研究者・技術者や、学生諸君に、自らの研究分野を紹介し、その先進性、先導性を熱く語りかけます。合わせて、交流会の場をプラットフォームに、その研究分野のポスターを展示しながら、教員、社会人および学生との交流や懇談を深め、早稲田応用化学科の研究に関する理解を深めていただくために企画したものです。
日時:2012年5月26日(土)16:00−18:30
会場:早稲田大学西早稲田キャンパス 57号館 2階 201教室(階段教室)(5/23変更)
講演会
16:00−16:30 | 応用物理化学分野 本間敬之 教授 「演題 固液界面反応制御とナノファブリケーション」 電気化学系を中心とした固液界面反応プロセスを例に、反応機構の実験的・理論的解析およびそれに基づく反応制御、さらにナノ構造形成・機能特性発現とデバイス応用などについて、最近の成果をまとめて紹介する。 |
16:30−17:00 | 触媒化学分野 関根 泰 教授 「演題 非在来型触媒反応の学理と応用」 水素製造のための非在来型触媒プロセスの開発において、触媒の高性能化および電場などの外力を生かした低温化について詳細な検討を行なってきた。これらの基礎的学理からプロセスへの展開応用までを総括する。 |
17:00−17:30 | 高分子化学分野 小柳津研一 教授 「演題 蓄電機能高分子の合成・物性化学」 高分子は分子レベルの微細な性質を、手にとれる「モノ」のレベルまでスケールアップして発揮させることができる。有機太陽電池や光空気電池を例に、導電、蓄電および創電を担う高分子の設計とその合成化学を紹介する。 |
17:30−18:00 | 有機合成化学分野 細川誠二郎 准教授 「演題 天然物合成の世界」 天然有機化合物は生理活性のみならず、その構造自体魅力的なものが多く、デザイン性と非対称性が特徴である。これらの分子を人工的に組み立てる研究とはどのようなものかを、いくつかの成果と共に紹介する。 |
18:00−18:30 | 無機化学分野 黒田一幸 教授 「演題 無機合成化学の新展開」 有用な無機物質群の創製と、それらの組成構造制御をナノ・メソスケールレベルで達成することを目指している。無機あるいは無機有機複合系の物質化学・合成化学に関わる最近の研究成果からいくつかの話題を紹介する。 |