応化会便り

早稲田応用化学会前事務局長 高橋 宏氏の送別慰労会開催報告(平成26年12月10日)

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今年の定期総会(2014.5.24)において応用化学会会長の交代とともに役員の交代が承認され、事務局長を務められてきた高橋 宏氏は、4カ月の引継期間を経て寺嶋正夫氏に事務局業務をバトンタッチしました。応用化学会ではこれまでの献身的な彼の仕事ぶりに感謝する意味でコンタクトが強かった基盤委員会、交流委員会および広報委員会の各委員長が発起人となり事務局長退任送別慰労会を開くこととし、今までの庶務理事を務められた菅原義之教授のご尽力により、他の忘年会開催による混雑を避けて2014年12月10日、参集し易い「ウメ子の家 日本橋店」にて教室側から黒田一幸教授、平沢 泉教授、桐村光太郎教授、菅原義之教授、和田宏明教授の参加を得て会が執り行われました。
柴田 実前交流委員長の発声で乾杯の後、参加者は、来し方行く末について親しく歓談しながら、各自好みのお酒を飲み、そして年配者に気遣いの品々の鍋料理を賞味しつつ、下井副会長の以下の経緯説明に耳を傾けていました。

ここで高橋事務局長の活動の一端を振り返ってみたいと存じます。 遡ること6年4カ月の2008年5月27日に開催された定期総会において河村 宏新会長の就任に伴い、三菱商事を退職された高橋 宏氏(昭和52年資源工学科修了)が新事務局長に任命されました。

就任直後、勤務時間や応用化学科出身でないことなどから種々の困難があり、更に、この間、理工学部創立100周年記念会、応用化学科創立90周年および応化会創設85周年記念事業(詳しくはHPの当該ページをご覧ください)があり、各行事を成功裏に導くための様々な行事が山積している時期でしたので、勤務実態をみて今後のことを考えるということになりました。


新任事務局長は、会長発案の『仕事の選別と効率化を図る』ことに注力し、PCを駆使しつつ、関係業者を効率的に活用するとともに、広報委員会が進めていたHP作成を外部依頼から応化会ボランティアの協力支援への切り替えによる超経費削減も追い風にして業務を遂行していきました。その結果、業務遂行能力が高く評価されて事務局員の増員も可能になり、順調に事務局業務行遂行が可能となりました。

ITを活用してHPやメールマガジンを利用した各種行事案内や会費納入依頼の文書を適宜発信して若々しい事務局長は、得意の技術を如何なく発揮して会長から繰り出される要求をてきぱきとさばき、事務局業務、例えば、主なものでも日々のメールチェック、評議員会、定期総会、年3回の交流会講演会・懇親会の諸準備、年2回の会報発刊に関する業者との交渉、編集・校正と発送、及び会費の収納と予算執行状況の把握と役員への連絡などの応用化学会事務を各委員会とともに順調に遂行していったと認識しています。

2時間の飲み放題が終わる頃、デザートをいただいた後、下井副会長から全員の感謝のしるしとして記念品をお渡ししました。

次いで、河村前会長から「私が、6年間も会長を務められたのは、高橋がいたからで、彼があっての僕なんですよ。」と親身な温かい送る言葉があり、力強い握手とおまけの乾杯の後、本日の主賓 高橋前事務局長は、まず、「先程は、大好きなアルコールを入れる器をいただき誠に有難うございます。」と述べ、引き続き「この6年4カ月本当に充実した楽しい時を過ごすことができました。この期間は、自分の生活の中である意味では三菱商事の仕事より充実していたのではないかと感じられるほどで、特に、学生さんとの接点は、自分の子供が学生であってもその接点とは大違いで、利害関係のない学生さんとの接点は貴重な体験でした。

今までの事務局長は、学生部会の学部3年生との接点が中心でしたが、自分はそれではもったいないと考えて、応化会奨学金受給者、研究室連絡窓口を加えて修士〜学部生で構成される学生交流会の委員の方々など多くの接点を作り、事務局業務を進めてきました。ご参加の皆様も今後様々な応化会活動において学生さんとの接点を大切にしていただきたいと思います。自分は、資源工学科を卒業した人間で応化の卒業生ではないので応化の思いは入れられないので応化卒の皆さんにその思いを入れていただき、私は、6年間 皆さんが行いたいと思うことを端的に効率よく実施していくようにしてきました。どこまでできたか解りませんが、本日、このように沢山の皆さんにお集まりいただいて送り出していただけるので、勝手によかったのだと思っております。本当にいろいろと有難うございました。」と謝辞を述べられました。


これに対して参加者全員の大きな拍手でこれまでの素晴らしい実績に感謝の意を表し、菅原義之先生の「御手を拝借 よーい!」の一本締めでお開きとなりました。

今後、高橋 宏氏は、有志会員(会則第4条によれば 本会役員会の承認を得た、本会の目的に賛同する個人)として年会費を納入して応用化学会を支援する側に回りますが、今までの経験を生かして、ボランティアで会長兼基盤委員長の補佐業務を遂行いただける予定です。

当日のスナップ写真が沢山掲載されています。ご覧ください。 ⇒ こちら

以上

発起人:下井副会長、柴田前交流委員長、大矢前基盤委員長、橋本広報委員長
(文と写真:前広報委員長 相馬威宣)