この度の交流講演会は、1969年(昭和44年)応用化学科卒業の小林俊夫氏を迎えます。
小林氏は日本陶器(株)(現在の(株)ノリタケカンパニーリミテッド)に入社後、台湾に赴任した時に、中・台の政治、軍事の最前線における厳しい現実を見聞し、歴史を知ることの重要性を痛感、中国史の勉学に時間を割いて来られました。退職後も、早大探検部時代果たせなかったシルクロード探訪を具体化しようとの思いも相俟って、早速「中国歴史探訪会」に入会して、中国各地の歴史遺跡を訪問しながら中国史の探究に没頭しておられます。
戦後60年余が経ちますが、近代日本史に深く触れない戦後の学校教育の所為もあって、一般の日本人の中には、未だ日清戦争から日露戦争、太平洋戦争及び中国大陸での国共内戦についての歴史の詳細を知らない人が多く見受けられます。
今回は“満洲”という地域に絡んだ勢力(国家)間の争いの始まりから、現在に至る日中近代史について小林氏に冷静に振り返って頂きます。
隣国中国や韓国との歴史上の論点に関し、自らが「正・誤」の判断をする上で大変参考になりますので奮って参加頂きますようご案内致します。
略 歴 | 1969年(昭和44年) | 応用化学科卒業。在学時は「早大探検部」へ入部し各地を探訪。 |
同 年 | 日本陶器株式会社へ入社。 | |
1973年(昭和48年) | 現在広く普及している「スタテイックミキサー」の用途開発と事業化を推進。 | |
1985年(昭和60年) | 台湾に同ミキサー販売の合弁会社を設立し会社運営。 | |
1999年(平成11年) | (株)ノリタケセラミックスの取締役営業担当を歴任。 | |
2006年 (平成18年) | (株)ノリタケカンパニーリミテドを退職し現在に至る。 |
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